JP4220073B2

JP4220073B2 - Refillable pouch

Info

Publication number: JP4220073B2
Application number: JP22457199A
Authority: JP
Inventors: 敬隆青木; 將文清水; 奈々杉本; 康司大塚; 敬史大橋
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1999-08-06
Filing date: 1999-08-06
Publication date: 2009-02-04
Anticipated expiration: 2019-08-06
Also published as: JP2001048197A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体など流動性を有する内容物を密封包装し、使用時に内容物を他の容器に移し替えて使用する詰め替え用パウチに関し、更に詳しくは、内容物をボトルなど口径の小さな容器にも最後まで安全且つ容易に移し替えられるよう、パウチ上部の一部に狭い幅の注出口部を設けると共に、その注出口部が容易に開口し、また、注出の途中で閉塞しないよう、注出口部の開口性およびその保形性を改善した詰め替え用パウチに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、液状などの流動性を有する内容物を密封包装する詰め替え用パウチとしては、自立性があり立体容器としての特徴も一部備えているスタンディングパウチが主に採用され、且つ、開封時に内容物を外にこぼすことなく他の容器に安全に移し替えられるよう、開口部をパウチ上部全体ではなく、コーナー部など一部分を切り取って形成するとか、或いは、パウチ上部の一部に幅を狭くした注出口部を設ける方法、更には、プラスチック成形物などによる別体の注出口をパウチ上部の一部に熱接着して取り付ける方法などが採られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パウチの開口部をパウチ上部の全体ではなく、コーナー部など一部分を切り取って形成する方法は、簡便ではあるが、開口部に保形性がないため、注出の途中で開口部が閉塞しやすく、パウチを圧迫して無理に押し出すと、瞬間的に内容物が勢いよく飛び出して外にこぼすことがあり、移し替えの容易性、安全性の点で問題があった。
【０００４】
また、プラスチックの成形物による別体の注出口をパウチ上部の一部に取り付ける方法は、製造工程が増え、注出口自体にも費用がかかり、コストアップと工程及び作業の煩雑さが増す問題があった。
【０００５】
そして、パウチ上部の一部に幅を狭くした注出口部を設ける方法でも、内容物を他の容器に移し替える際の操作性、安全性は、ある程度改善されるが、内容物の注出に際して、注出口部の口が開きにくく、また、開口部の保形性も劣るため、注出の途中で開口部が閉塞しやすい問題があった。
このため、上記幅を狭くした注出口部のフィルムに、更にエンボス法などで膨らみ部を設ける方法が採られている。これにより、注出口部の開口性とその保形性は、かなり改善されるが、パウチのフィルム自体が、積層フィルムであっても柔軟性を有しており、パウチの取り扱いによっては、前記注出口部に設けた膨らみ部が、潰されることがあり、更に、膨らみ部の硬さ、乃至保形性を向上させる必要があった。
【０００６】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常のパウチと同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填も容易で、しかも使用時には、パウチ上部の一部を切り取ることにより、容易に注出口部の口が開き、その保形性も向上され、注出の途中で注出口部が閉塞するようなこともなく、口径の小さなボトルなどに対しても、最後まで安全且つ容易に内容物を移し替えることができるという安価で使用適性に優れた詰め替え用パウチを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項１に記載した発明は、積層フィルムからなり、周囲の端縁部が袋状にヒートシールされ、流動性を有する内容物が密封包装されるパウチであって、該パウチが上部の一部に注出口部を備え、少なくとも該注出口部の積層フィルムが、該積層フィルムの最内面に、該積層フィルムのシーラント層と同じ材質のフィルムを、押し出しラミネーション法でシーラント層の樹脂を押し出しながら、注出口部が形成されるパウチ上部の位置に帯状に連続的に積層する方法、または該積層フィルムのシーラント層と同じ材質のフィルムを、該積層フィルムの最内面の注出口部が形成される部分に供給し、ヒートシールして積層する方法で、他の部分よりも厚く形成されると共に、少なくとも該注出口部の積層フィルムに、注出口の開口性をよくするための膨らみ部が設けられ、且つ、該注出口部の開封位置に切り取り線が設けられていることを特徴とする詰め替え用パウチからなる。
【０００８】
上記切り取り線は、例えば、線、破線などを印刷して表示すればよく、パウチに絵柄などの印刷を行う際、同時に容易に設けることができる。また、実際に線ではなくても、その部分で切り取ることを消費者に察知させる記号や説明書きなどであってもよい。
そして、前記注出口部が形成される部分の積層フィルムを他の部分よりも厚く形成する方法は、特に限定はされず、下記のような種々の方法を採ることができる。
【０００９】
例えば、積層フィルムの最内面に、押し出しラミネーション法でシーラント層の樹脂を押し出しながら、その上にシーラント層と同じ材質のフィルムを、注出口部が形成されるパウチ上部の位置に、帯状に連続的に積層して厚くすることができる。
また、積層フィルムの最内面に、シーラント層と同じ材質のフィルムを、注出口部が形成される部分に供給し、ヒートシールして積層し、厚くすることもできる。
更に別の方法として、積層フィルムの中間層などに、比較的成形性のよいポリエステルフィルムなどを、注出口部が形成されるパウチ上部の位置に、帯状に連続的に、ドライラミネーション法、または押し出しラミネーション法で積層して厚くすることもできる。
【００１０】
また、前記膨らみ部は、熱エンボス法、その他の熱プレス成形法などにより、容易に設けることができる。
そして、このような膨らみ部は、パウチ両側の壁面の積層フィルムのうち、一方のみに設けてもよいが、両方に設けることにより、その効果を一層向上させることができる。
【００１１】
このような構成を採ることにより、注出口部が、パウチ上部の全体ではなく、一部に設けられており、その切り取り線により開口部を、内容物の粘度や移し替えを行う容器の口部の寸法に合わせて、適するように狭い幅に形成することができ、且つ、少なくとも該注出口部の積層フィルムに、注出口の開口性をよくするための膨らみ部が設けられ、しかも、少なくともその部分の積層フィルムが、他の部分よりも厚く形成されているので、該膨らみ部の硬さが増し、保形性が向上される。
従って、内容物を他の容器に移し替える際、パウチ上部の一部を、切り取り線に従って切り取ることにより、容易に狭い幅の注出口部が開口し、しかも開口された注出口部は保形性に優れているので、注出の途中で注出口部が閉塞することもなく、最後まで安全且つ容易に内容物を移し替えることができる。
【００１２】
また、パウチ壁面の積層フィルムの厚さを、全体に厚くするのではなく、少なくとも注出口部が設けられる部分に限定して厚くしているので、コストアップを少なくすることができる。
また、上記積層フィルムの厚さを厚くする部分を、注出口部を含むパウチ上部の領域とした場合には、その部分の積層フィルムの剛性が高くなるため、内容物充填の際、パウチ開口部（充填口）の形態が安定し、充填の作業性を向上させることができ、また、充填後のパウチ上部の形態を安定化させることができる。
【００１３】
請求項２に記載した発明は、前記注出口部が、パウチ上部の一部に、外周のヒートシール部により狭い幅に形成され、且つ、該注出口部の両側に切り欠き部が設けられ、突出する形状に形成されていることを特徴とする請求項１記載の詰め替え用パウチからなる。
【００１４】
このような構成を採ることにより、前記請求項１に記載した発明の作用、効果に加えて、パウチ上部の一部に設けられた狭い幅の注出口部が、両側の切り欠き部により、外側に突出する形状となっているため、内容物を他の容器に移し替える際、注出口部を容器の口部に差し込むようにして注出することができるので、その固定性もよく、一層安全に内容物を移し替えることができる。
【００１５】
請求項３に記載した発明は、前記注出口部に易開封性手段が設けられていることを特徴とする請求項１または２に記載の詰め替え用パウチである。
【００１６】
上記易開封性手段は、通常のパウチでも多用されるノッチのほか、レーザー光照射などによるハーフカット線、或いは、カットテープの貼着、パウチの積層フィルム中に一軸延伸フィルムを積層する方法（この場合、一軸延伸フィルムは、その延伸方向が注出口部の開封方向と一致するように用いる）などがあり、これらは単独で用いてもよく、また、例えば、ノッチとハーフカット線、またはノッチとカットテープの貼着、またはノッチと一軸延伸フィルムの積層などのように適宜組み合わせて用いることもできる。
【００１７】
ハーフカット線を設ける場合、直線状のハーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハーフカット線で設けることもできる。
また、このようなハーフカット線は、１本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に各１本、または各２本など複数のハーフカット線を平行、或いは中心のハーフカット線に収斂するように設けることもできる。
尚、前記ノッチは、通常、一字形やＶ字形のノッチが利用されているが、形状は特に限定されず、切り取り方向に尖った部分を有する形状であれば何でも使用することができる。
【００１８】
このような構成を採ることにより、前記請求項１または２に記載した発明の作用、効果に加えて、注出口部を開封する際、鋏などの道具を必要とせず、手だけで、所望の位置で容易に切り取って開封することができる。
【００１９】
請求項４に記載した発明は、前記パウチがスタンディングパウチ形式のパウチであることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の詰め替え用パウチからなる。
【００２０】
このような構成を採ることにより、前記請求項１乃至３のいずれかに記載した発明の作用、効果に加えて、パウチに自立性が備わり、特に、内容物が充填された後のパウチの取り扱いが容易になるほか、外観も優れたものとなり、また、内容物の移し替えの際、途中で止めて立てて置くこともできるので、移し替えの操作を一層容易に行えるようになる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の詰め替え用パウチに用いる積層フィルム、およびパウチの製造方法など発明の実施の形態について説明する。
本発明の詰め替え用パウチに用いる積層フィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、例えば、各種液体用パウチに用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用することができ、これらの中から、包装する内容物の種類や充填後の取り扱いなど使用条件に応じて、適するものを自由に選択して使用することができる。
【００２２】
好ましく使用できる積層フィルムの構成の代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。
(1) ＯＮフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(2) ＯＮフィルム／接着剤／一軸延伸または二軸延伸ＨＤＰＥフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(3) ＯＮフィルム／接着剤／一軸延伸または二軸延伸ＰＰフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(4) ＯＮフィルム／接着剤／一軸延伸または二軸延伸ＰＰフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(5) ＯＮフィルム（シリカまたはアルミナ蒸着層）／接着剤／一軸延伸または二軸延伸ＨＤＰＥフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(6) ＯＮフィルム／アンカーコート層／共押し出しコート層（ＨＤＰＥ層／Ｌ・ＬＤＰＥ層）（シーラント層はＬ・ＬＤＰＥ層）
(7) ＯＮフィルム／アンカーコート層／共押し出しコート層（ＨＤＰＥ層／ＬＤＰＥ層）／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(8) ＰＥＴフィルム／接着剤／（アルミニウム蒸着層）ＯＮフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(9) ＰＥＴフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(10)ＰＥＴフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／ＣＰＰフィルム（シーラント層）
(11)ＰＥＴフィルム／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(12)ＰＥＴフィルム／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／ＣＰＰフィルム（シーラント層）
(13)ＰＥＴフィルム／接着剤／ＥＶＯＨフィルム／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／ＣＰＰフィルム（シーラント層）
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。
尚、上記の各積層フィルムの構成では、少なくとも注出口部が形成される部分、即ち、注出口部で膨らみ部が形成される部分の積層フィルムを、他の部分よりも厚く形成する構成を省略して記載したが、部分的に厚さを増す方法自体は前述した通りであり、シーラント層のフィルムで厚さを増す場合は、例えば、上記の各積層フィルムのシーラント層の上に、更に、押し出しラミネーション法でシーラント層の樹脂を膜状に押し出しながら、その上にシーラント層のフィルムを帯状など部分的に重ねて圧着し、冷却することにより、目的とする積層フィルムを連続的に製造することができる。
【００２３】
上記において、ＯＮフィルムは二軸延伸ナイロンフィルム、Ｌ・ＬＤＰＥは直鎖状低密度ポリエチレン、ＨＤＰＥは高密度ポリエチレン、ＬＤＰＥは低密度ポリエチレン、ＰＰフィルムはポリプロピレンフィルム、ＰＥＴフィルムは二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ＥＶＯＨフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、ＣＰＰフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルムを指すものである。
また、アンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコートの一種である。
【００２４】
前記の積層フィルムの構成において、最外層のＯＮフィルム、ＰＥＴフィルムは、基材フィルムとしてパウチに機械的強度や印刷適性を付与し、中間層の一軸延伸ＨＤＰＥフィルム、一軸延伸ＰＰフィルムは、その延伸方向をパウチの注出口部を開封する際の引き裂き方向と一致するように用いることにより、易開封性手段の一つとして、引き裂きの方向性を安定化させることができる。また、切り取り線が斜め方向などの場合は、強度および透湿度向上層として二軸延伸ＨＤＰＥフィルムまたは二軸延伸ＰＰフィルムを用いることが好ましい。中間層に用いるＯＮフィルムは、強度を向上させるためのものである。
【００２５】
そして、シリカまたはアルミナ蒸着層、アルミニウム蒸着層、アルミニウム箔、ＥＶＯＨフィルムなどは、ガスバリヤー性を付与するために積層するものである。
また、シーラント層としては、Ｌ・ＬＤＰＥフィルムとＣＰＰフィルムの２種類の例を挙げたが、Ｌ・ＬＤＰＥフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング性などに優れ、ＣＰＰフィルムは、耐熱性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に適している。
【００２６】
シーラント層には上記のほか、充填される内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用することができる。
【００２７】
特に、エチレン・αオレフィン共重合体でメタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優れており、スタンディングパウチのようなヒートシール部にフィルムの重なりの差による段差のあるパウチのシーラント層には、シール抜けによるピンホールの発生を防止できる点で適している。
更に、前記共重合体にオレフィン系エラストマーをブレンドしたものを用いることにより、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差によるピンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
【００２８】
次に、以上のような積層フィルムを用いて製造する本発明の詰め替え用パウチの製造方法について説明する。
本発明の詰め替え用パウチは、その本体部分の形状は特に限定されず、例えば、三方シール形式、四方シール形式のパウチや、スタンディングパウチのほか、ガセットパウチなども使用することができ、採用するパウチ形式に応じて、それぞれに対応する製袋機を利用して、これに注出口部やその側部の切り欠き部、ノッチ、ハーフカット線などの易開封性手段、そして、パウチ壁面の積層フィルムに設ける膨らみ部など追加構成部分を加工するための加工装置、即ち、トリミング装置、打ち抜き装置、ヒートシール装置、レーザー光照射装置のほか、エンボス装置、或いは熱プレス成形装置などをインラインに組み込むか、或いは、オフラインとして別に用意することにより、容易にパウチを製造することができる。
【００２９】
また、前記壁面の積層フィルムに設けられる膨らみ部の形状は、特に限定はされず、その平面形状や高さ方向の断面形状など任意の形状に設けることができる。
即ち、注出口部における膨らみ部については、注出口部の開口を容易にし、且つその保形性をよくする形状であればよく、その主旨に合うかぎり任意の形状に設けることができる。
例えば、平面形状については、注出口部の形状に添う形状、或いは、注出口部の中心線に対して対称な形状、非対称な形状など任意に設けることができる。また、高さ方向の断面形状についても、台形、大小の台形を２段に重ねた形状、半円形、半楕円形、三角形など任意の形状に設けることができる。
【００３０】
このような膨らみ部は、注出口部のみに設けてもよいが、更に延長して、例えば注出口部からパウチの中心部、またはパウチの下部に至るように長く設けることもできる。只、長く設ける場合、注出口部以外の下部は、開口性にはあまり関係がなく、むしろ折り曲げ効果により、パウチを外側に広げ、内容物の注出口部への流動を容易にする効果が得られる。
【００３１】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に説明する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるものではない。
図１〜図７は、それぞれ本発明の詰め替え用パウチの一実施例の構成を示す平面図である。
そして、図８は、図１に示した詰め替え用パウチのＡ−Ａ線断面図であり、パウチの注出口部の積層フィルムに設けられた膨らみ部の断面形状の一例を示す図である。但し、膨らみ部を両側の積層フィルムの重なる位置に対称形に設けた場合の図である。
また、図９は、図６に示した詰め替え用パウチのＡ−Ａ線断面図であり、パウチの積層フィルムに設けられた膨らみ部の注出口部のやや下寄りの位置における断面形状の一例を示す図である。この場合も、膨らみ部を両側の積層フィルムの重なる位置に対称形に設けた場合の図である。
【００３２】
図１は、本発明の詰め替え用パウチの第１の実施例の構成を示す平面図である。また、図８は、図１に示した詰め替え用パウチ１００のＡ−Ａ線断面図であり、パウチの注出口部の積層フィルムに設けられた膨らみ部の断面形状の一例を示す図である。但し、膨らみ部を両側の積層フィルムの重なる位置に対称形に設けた場合の図である。
【００３３】
図１に示した詰め替え用パウチ１００は、その本体部分がスタンディングパウチ形式に製袋されている。即ち、底部が、両側の壁面の積層フィルム１の間に、底面フィルムを内側に折り込んでなるガセット形式に形成され、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍に、この場合半円形の底面フィルム切り欠き部５、５が設けられると共に、該ガセット部が、船底形の底部シール部２でヒートシールして形成され、また、胴部が、両側の壁面の積層フィルム１の両側端縁部を側部シール部３、３でヒートシールして形成されている。
【００３４】
また、上記両側の壁面の積層フィルム１のうち、上部の積層フィルムの厚さを厚くした部分６で示される部分には、例えば、シーラント層と同じ材質のフィルムが最内層に追加して積層され、他の部分、即ち、その下側の部分よりも厚く形成されている。
この場合、上記積層フィルムの厚さを厚くした部分６の領域は、更に、その上部の上部シール部４の部分を除いた形状に小さくすることができ、それにより、上部シール部４をヒートシールする際のシール条件を緩和することができる。
そして、パウチ１００の上部の一方のコーナー部には、注出口部１０を形成するための切り取り線７が印刷により設けられ、その両側の端部にノッチ８、８が設けられると共に、注出口の開口性をよくするための膨らみ部Ｓが、前記切り取り線７とその一部が交差するように注出口部に設けられて構成されている。
【００３５】
上記膨らみ部Ｓは、その高さ方向の断面が、図８のＡ−Ａ線断面図に示されるように、その上面および両側の側面の断面が直線状で、台形をなす形状に形成されている。このような形状を採ることにより、膨らみ部Ｓの圧縮に対する抵抗力を強くすることができ、また、膨らみ部Ｓが設けられた部分、即ち、注出口部が形成されるパウチ上部の積層フィルムが、他の部分よりも厚く形成されているので、この部分に形成された膨らみ部Ｓは、剛性が高くなり、圧縮に対する抵抗力、即ち、保形性を更に優れたものにすることができる。
このような膨らみ部Ｓは、片側の積層フィルムのみに設けることもできる。
【００３６】
また、切り取り線７は、印刷による表示のみでもよいが、ノッチ８、８と組み合わせて、この部分にレーザー光照射などによるハーフカット線などの易開封性手段を設けることができる。
尚、パウチ１００の上部を封止する上部シール部４は、内容物の充填前は未シールの開口部とし、この部分から内容物を充填した後、脱気シールなどによりヒートシールして密封するものである。この点は、以下の図２〜図７に示す詰め替え用パウチにおいても同様である。
【００３７】
このような構成を採ることにより、詰め替え用パウチ１００は、製袋、および内容物の充填が容易であり、また、内容物を充填したパウチ１００は、自立性を備えており、取り扱いが容易であるほか、外観にも優れている。
また、充填された内容物をボトルなど他の容器に移し替える際には、ノッチ８を利用して切り取り線７に沿って、パウチ上部のコーナー部を引き裂くことにより、自動的に注出口部１０が膨らみ部Ｓにより開口される。
そして、開口された注出口部１０は、その保形性に優れているため、注出の途中で注出口が閉塞することもなく、最後まで安全且つ容易に内容物を移し替えることができる。
【００３８】
図２は、本発明の詰め替え用パウチの第２の実施例の構成を示す平面図である。
図２に示した詰め替え用パウチ２００は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の構成において、パウチ壁面の積層フィルム１の構成のみを、積層フィルムの厚さを厚くした部分６が、パウチ上部の全体ではなく、注出口部、即ち、膨らみ部Ｓが設けられるパウチ上部のコーナー部のみに形成された構成に変更したほかは、総て図１に示した詰め替え用パウチ１００と同様に加工して構成したものである。
【００３９】
この場合も、上記積層フィルムの厚さを厚くした部分６の領域は、更に、その上部と左側部に含まれる上部シール部４と側部シール部３の部分を取り除いて小さくすることができ、それにより、側部シール部３と上部シール部４のヒートシールの際、シール部における積層フィルムの厚み差を無くすことができるので、シール条件の緩和とヒートシールの安定化が可能となる。
このような構成の積層フィルム１は、例えば、通常の積層フィルムの最内層のシーラント層の上に、更にそのシーラント層と同じ材質のフィルムを、所定の寸法にカットしながら所定の位置に熱接着させることにより容易に製造することができる。
【００４０】
このような構成を採った場合も、積層フィルム１の製造方法が変わるだけで、詰め替え用パウチ２００としては、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００４１】
図３は、本発明の詰め替え用パウチの第３の実施例の構成を示す平面図である。
図３に示した詰め替え用パウチ３００は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の構成において、注出口部１０の形状を、その外周のヒートシール部により、狭い幅で斜め上方に向く形状とすると共に、その両側に切り欠き部９a 、９b を設けて、斜め上方に突出する形状に変更し、また、該注出口部１０の先端部近傍に切り取り線７を設け、その両端にノッチ８、８を設け、更に、注出口部の積層フィルムに設けた膨らみ部Ｓの形状を、図示したように注出口部からパウチ中心部を通り、パウチの下部近傍に至る形状に変更して構成したものである。
【００４２】
このような構成を採ることにより、注出口部１０が、狭い幅で斜め上方に突出する形状であるため、充填された内容物をボトルなど他の容器に移し替える際、注出口部１０を容器の口部に差し込むようにして注出することができ、また、切り欠き部９a 、９b により、注出口部１０の容器の口部に対する固定性もよくなるので、一層安全に注出することができ、また、膨らみ部Ｓが、注出口部だけでなく、注出口部からパウチ中心部を通り、パウチの下部近傍に至るまで延長して設けられているので、単に注出口部の開口性と保形性だけでなく、注出口部の下に続く膨らみ部Ｓが外折れしてパウチが広がるため、内容物充填後のパウチの形態安定性、および内容物注出時の内容物の注出口部への流動性を向上させることができる。
そして、上記変更点以外の構成は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００と同じであるため、詰め替え用パウチ１００で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００４３】
図４は、本発明の詰め替え用パウチの第４の実施例の構成を示す平面図である。
図４に示した詰め替え用パウチ４００は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の構成において、注出口部１０の形状を、その外周のヒートシール部により、狭い幅で斜め上方に向く形状とし、その両側に切り欠き部９a 、９b を設けて、斜め上方に突出する形状に変更すると共に、該注出口部１０の外周のヒートシール部のうち、注出口部１０の先端右上部のヒートシール部の幅を広げて摘み部１１を設け、また、その内側に切り取り線７と、その上側端部にノッチ８を設けた形状に変更して構成したものである。
【００４４】
このような構成を採ることにより、注出口部１０が、狭い幅で斜め上方に突出する形状に形成されており、また、注出口部１０の先端右上部のヒートシール部に摘み部１１が設けられているので、先ず、注出口部１０を開封する際、注出口部の先端部を摘みやすくなり、ノッチ８を利用して切り取り線７に沿って容易に切り取ることができるようになる。そして、充填された内容物をボトルなど他の容器に移し替える際には、注出口部１０を容器の口部に差し込むようにして注出することができ、また、切り欠き部９a 、９b により、注出口部１０の容器の口部に対する固定性もよくなるので、一層安全に注出することができる。
そして、上記変更点以外の構成は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００と同じであるため、詰め替え用パウチ１００で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００４５】
図５は、本発明の詰め替え用パウチの第５の実施例の構成を示す平面図である。
図５に示した詰め替え用パウチ５００は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の構成において、注出口部１０の形状を、その外周のヒートシール部により、狭い幅で横方向に向く形状に変え、その両側に切り欠き部９a 、９b を設けて、横方向に突出する形状に変更すると共に、該注出口部１０の外周のヒートシール部のうち、注出口部１０の先端上部のヒートシール部の幅を広げて摘み部１１を設け、また、その内側に切り取り線７を略垂直方向に設け、その上側端部にノッチ８を設けた形状に変更し、これに伴って、注出口部に設けた膨らみ部Ｓも横向きに角度を変えて形成して構成したものである。
【００４６】
このような構成を採ることにより、注出口部１０が、狭い幅で横方向に突出する形状に形成され、これに対応して、注出口部の膨らみ部Ｓも横向きに形成され、また、注出口部１０の先端上部のヒートシール部に摘み部１１が設けられているので、先ず、注出口部１０を開封する際、注出口部の先端部を摘みやすくなり、ノッチ８を利用して切り取り線７に沿って容易に切り取ることができるようになる。そして、充填された内容物をボトルなど他の容器に移し替える際には、パウチ５００をその注出口部１０を容器の口部に向けて傾けることにより、内容物の流れが一旦パウチの上辺に当たった後、注出口部の開口部の方向に向きを変えて流出が開始される。
従って、内容物が注出される際、圧力損失を生じ、流出の勢いが弱められと同時に、流出の方向が略垂直方向に制御され、注出の速度と方向性を安定化させることができる。その上、注出口部１０を容器の口部に差し込むようにして注出することができ、また、切り欠き部９a 、９b により、注出口部１０の容器の口部への固定性もよくなるので、一層安全に注出することができる。
また、上記変更点以外の構成は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００と同じであるため、詰め替え用パウチ１００で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００４７】
図６は、本発明の詰め替え用パウチの第６の実施例の構成を示す平面図である。また、図９は、図６に示した詰め替え用パウチ６００のＡ−Ａ線断面図であり、パウチの積層フィルムに設けられた膨らみ部の断面形状の一例を示す図である。但し、膨らみ部を両側の積層フィルムの重なる位置に対称形に設けた場合の図である。
図６に示した詰め替え用パウチ６００は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の構成において、注出口部１０の形状を、その外周のヒートシール部により、狭い幅で横方向に向く形状に変え、その両側に切り欠き部９a 、９b を設けて、横方向に突出する形状に変更すると共に、該注出口部１０の先端のヒートシール部の内側に、切り取り線７を略垂直方向に設け、その上側端部にノッチ８を設けた形状に変更し、更に、注出口部に設けた膨らみ部Ｓを、図示したように、注出口部近辺では、注出口部に対応する横向きの形状で幅と高さが大きく、そこからパウチ中央部に向けて同角度で幅と高さを小さくしてつながり、更にパウチ中央部から斜め下方に角度を変えてパウチ中段部に至る形状に変更して構成したものである。
また、上記膨らみ部Ｓの高さ方向の断面形状は、図９のＡ−Ａ線断面図に示したように、台形を２段に積み重ねたような形状に形成されている。
【００４８】
このような構成を採ることにより、先ず、注出口部１０を狭い幅で横方向に突出する形状に設けた点については、前記図５に示した詰め替え用パウチ５００の注出口部と、摘み部を設けていない点以外は同様であり、図５で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
そして、膨らみ部Ｓを、上記のように注出口部１０からパウチ中央部を経由して、斜め下方にパウチの中段部に至る形状とし、且つ、その断面形状を台形を２段に積み重ねたような形状に設けることにより、膨らみ部Ｓが、段部の折れ曲がり線により、リブ効果に優れたものとなり、また、圧縮に対する抵抗力が増し、一旦潰されても復元しやすく、保形性に優れたものとなる。
従って、注出口部の膨らみ部Ｓは、注出口の開口性とその保形性を一層向上させ、注出口部に続く下部の膨らみ部Ｓは、そのリブ効果と折り曲げ効果により、内容物充填後のパウチの形態安定性を向上させ、また、内容物注出の際、内容物を注出口部へ容易に流動させる効果を奏する。
また、上記変更点以外の構成は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００と同じであるため、詰め替え用パウチ１００で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００４９】
図７は、本発明の詰め替え用パウチの第７の実施例の構成を示す平面図である。
図７に示した詰め替え用パウチ７００は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の構成において、パウチ本体の形式のみを、スタンディングパウチ形式から四方シール形式のパウチに変更して構成したものであり、その他の構成は、総て図１に示した詰め替え用パウチ１００と同様に構成したものである。
【００５０】
パウチ本体の形式を四方シール形式とすることにより、パウチに自立性が無くなり、内容物充填後のパウチの取り扱いやすさや外観などの点ではやや劣るようになるが、製袋が容易で生産性がよく、安価に製造できる利点が得られる。
そして、その他の構成は、図１に示した詰め替え用パウチ１００と同じであるため、図１に示した詰め替え用パウチ１００で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００５１】
以下、図２〜図６に示した詰め替え用パウチについても同様に、パウチ本体の形式のみを四方シール形式に変更して構成することができる。そして、それらの場合も、パウチ形式をスタンディングパウチ形式から四方シール形式に変更したことによる上記のような得失は生じるものの、その他の点では、それぞれ図２〜図６に示した詰め替え用パウチと同じ構成であり、それぞれで説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【００５２】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常のパウチと略同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填も容易で、且つ、パウチ本体の形態をスタンディングパウチ形式とした場合は、パウチに自立性が加わり、取り扱い易く、形態安定性、外観にも優れ、更に、使用時には、パウチ上部の一部に設けられた注出口部の先端部を容易に切り取って開封することができ、それにより自動的に保形性に優れた注出口が開口され、注出の途中で注出口が閉塞することもなく、口径の小さなボトルなどの容器に対しても、内容物を外にこぼすことなく安全且つ容易に最後まで移し替えることができるという、安価で使用適性に優れた詰め替え用パウチを生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の詰め替え用パウチの第１の実施例の構成を示す平面図である。
【図２】本発明の詰め替え用パウチの第２の実施例の構成を示す平面図である。
【図３】本発明の詰め替え用パウチの第３の実施例の構成を示す平面図である。
【図４】本発明の詰め替え用パウチの第４の実施例の構成を示す平面図である。
【図５】本発明の詰め替え用パウチの第５の実施例の構成を示す平面図である。
【図６】本発明の詰め替え用パウチの第６の実施例の構成を示す平面図である。
【図７】本発明の詰め替え用パウチの第７の実施例の構成を示す平面図である。
【図８】図１に示した詰め替え用パウチのＡ−Ａ線断面図であり、パウチの積層フィルムに設けられた膨らみ部の断面形状の一例を示す図である。但し、膨らみ部を両側の積層フィルムの重なる位置に対称形に設けた場合の図である。
【図９】図６に示した詰め替え用パウチのＡ−Ａ線断面図であり、パウチの積層フィルムに設けられた膨らみ部の断面形状の一例を示す図である。但し、膨らみ部を両側の積層フィルムの重なる位置に対称形に設けた場合の図である。
【符号の説明】
１積層フィルム
２底部シール部
３側部シール部
４上部シール部
５底面フィルム切り欠き部
６積層フィルムの厚さを厚くした部分
７切り取り線
８ノッチ
９a 、９b 切り欠き部
１０注出口部
１１摘み部
Ｓ膨らみ部
１００、２００、３００、４００、５００、６００、７００詰め替え用パウチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a refillable pouch that seals and wraps a fluid content such as a liquid and transfers the content to another container at the time of use, and more particularly, to a container having a small diameter such as a bottle. In order to ensure safe and easy transfer to the end, a narrow spout is provided in a part of the upper part of the pouch, and the spout is easily opened and is not blocked during pouring. The present invention relates to a refillable pouch that has improved outlet opening and shape retention.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a refillable pouch for hermetically wrapping liquid contents such as liquid, a standing pouch that is self-supporting and has some features as a three-dimensional container has been mainly adopted, and the contents when opened Note that the opening is formed by cutting a part of the corner, such as the corner, instead of the entire top of the pouch so that it can be safely transferred to another container without spilling outside. A method of providing an outlet portion, and a method of attaching a separate spout made of a plastic molding or the like to a part of the upper part of the pouch by heat bonding have been adopted.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of forming the opening part of the pouch by cutting out a part such as the corner part instead of the whole upper part of the pouch is simple, but the opening part is blocked during the pouring because the opening part does not have shape retention. If the pouch is pushed out by force, the contents may pop out momentarily and spill out, causing problems in terms of ease of transfer and safety.
[0004]
In addition, the method of attaching a separate spout made of a plastic molded product to a part of the upper part of the pouch increases the number of manufacturing processes and the spout itself, which increases the cost and complexity of the process and work. there were.
[0005]
Even with the method of providing a spout part with a narrow width at a part of the upper part of the pouch, the operability and safety when transferring the contents to another container are improved to some extent. In addition, since the mouth of the spout portion is difficult to open and the shape of the opening is poor, there is a problem that the opening tends to be blocked during the pouring.
For this reason, the method of providing a bulging part by the embossing method etc. further to the film of the spout part which narrowed the said width | variety is taken. As a result, the opening property of the spout portion and its shape retention are considerably improved. However, the pouch film itself is flexible even if it is a laminated film. The bulge part provided in the exit part may be crushed, and further, it is necessary to improve the hardness or shape retention of the bulge part.
[0006]
The present invention has been made in order to solve such problems, and the object of the present invention is to produce in the same process as a normal pouch without requiring a separate spout by a molded article or the like. The product can be easily manufactured and the contents can be filled easily.In addition, by cutting off the upper part of the pouch, the mouth of the spout part can be easily opened and its shape retention can be improved. To provide a refillable pouch that is inexpensive and has excellent suitability for use, such as a bottle that has a small diameter and that can be safely and easily transferred to the end, without blocking the spout. There is.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The above problems can be solved by the following present invention.
That is, the invention described in claim 1 is a pouch comprising a laminated film, the peripheral edge of which is heat sealed in a bag shape, and the contents having fluidity are hermetically packaged. A part is provided with a spout part, and at least the laminated film of the spout part is A film made of the same material as the sealant layer of the laminated film is formed on the innermost surface of the laminated film, while the resin of the sealant layer is extruded by an extrusion lamination method. A method of laminating, or a method of supplying a film of the same material as the sealant layer of the laminated film to a portion where the spout portion on the innermost surface of the laminated film is formed, and heat sealing and laminating. The bulging portion is provided at least in the laminated film of the spout port portion to improve the opening property of the spout port, and a tear line is formed at the opening position of the spout port portion. It consists of a refillable pouch characterized by being provided.
[0008]
The cut line may be displayed by printing, for example, a line or a broken line, and can be easily provided at the same time when printing a picture or the like on the pouch. Moreover, even if it is not actually a line, it may be a symbol or an explanatory note that makes the consumer sense that cutting is performed at that portion.
And the method of forming the laminated | multilayer film of the part in which the said spout part is formed thicker than another part is not specifically limited, The following various methods can be taken.
[0009]
For example, while extruding the resin of the sealant layer on the innermost surface of the laminated film by the extrusion lamination method, the film of the same material as the sealant layer is continuously formed in a strip shape on the pouch top where the spout is formed. It can be laminated and thickened.
Moreover, the film of the same material as the sealant layer can be supplied to the portion where the spout portion is formed on the innermost surface of the laminated film, heat sealed and laminated to increase the thickness.
As another method, an intermediate layer of the laminated film, a polyester film having a relatively good moldability, etc., is continuously formed in a strip shape at a position above the pouch where the spout part is formed, or a dry lamination method or extrusion. Lamination can be used to increase the thickness.
[0010]
Further, the bulging portion can be easily provided by a hot embossing method, other hot press molding methods, or the like.
And although such a bulging part may be provided only in one among the laminated films of the wall surface of both sides of a pouch, the effect can be improved further by providing in both.
[0011]
By adopting such a configuration, the spout part is provided not in the entire upper part of the pouch, but in a part thereof, and the opening part is opened by the cut line, and the mouth part of the container for changing the viscosity of the contents or transferring the contents. The swell portion for improving the opening property of the spout port is provided at least in the laminated film of the spout port portion, and at least the swell portion thereof is provided. Since the laminated film of the part is formed thicker than the other parts, the hardness of the bulging part increases and the shape retention is improved.
Therefore, when transferring the contents to another container, a part of the upper part of the pouch is cut off according to the cut line, so that the narrow outlet is easily opened, and the opened outlet is shaped retaining. Therefore, it is possible to safely and easily transfer the contents to the end without blocking the spout portion during the pouring.
[0012]
Moreover, since the thickness of the laminated film on the pouch wall is not thickened as a whole, but is limited to at least a portion where the spout portion is provided, the cost increase can be reduced.
In addition, when the portion where the thickness of the laminated film is increased is an area of the upper portion of the pouch including the spout portion, the rigidity of the laminated film of the portion is increased. The form of (filling port) is stabilized, workability of filling can be improved, and the form of the upper part of the pouch after filling can be stabilized.
[0013]
In the invention described in claim 2, the spout portion is formed in a part of the upper portion of the pouch with a narrow width by an outer peripheral heat seal portion, and notches are provided on both sides of the spout portion, The pouch for refill according to claim 1, wherein the pouch is formed in a protruding shape.
[0014]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention described in claim 1, the narrow-width spout portion provided in a part of the upper portion of the pouch is formed on the outside by the notch portions on both sides. Since the shape of the container is projected into the container, it can be poured out by inserting the spout into the mouth of the container when transferring the contents to another container. The contents can be transferred to.
[0015]
The invention described in claim 3 is the refillable pouch according to claim 1 or 2, wherein an easy-opening means is provided in the spout portion.
[0016]
The easy-opening means is a method of laminating a uniaxially stretched film in a laminated film of a pouch, in addition to a notch frequently used in ordinary pouches, a half-cut wire by laser light irradiation, etc. In this case, the uniaxially stretched film is used so that the stretching direction thereof coincides with the opening direction of the spout part, and these may be used alone, and for example, a notch and a half-cut line, or a notch It can also be used in combination as appropriate, such as sticking a cut tape or laminating notches and uniaxially stretched films.
[0017]
When providing a half cut line, not only a straight half cut line but also an intermittent half cut line such as a perforation can be provided.
In addition, the number of such half-cut lines may be one, but assuming that the tearing direction is deviated, a plurality of half-cut lines such as one or two on each side of the center half-cut line are provided. It can also be provided so as to converge on a parallel or central half-cut line.
In addition, although the notch of a 1 shape or a V shape is normally utilized for the said notch, a shape is not specifically limited, What is a shape which has the pointed part in the cutting direction can be used.
[0018]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention described in claim 1 or 2, when opening the spout portion, a tool such as a scissors is not required, and a desired one can be obtained by hand. Can be easily cut and opened at the location.
[0019]
The invention described in claim 4 is the refillable pouch according to any one of claims 1 to 3, wherein the pouch is a pouch of a standing pouch type.
[0020]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention according to any one of claims 1 to 3, the pouch is provided with self-supporting property, and in particular, the handling of the pouch after the contents are filled. In addition, the appearance is excellent, and the contents can be transferred while being stopped and can be placed upright so that the transfer operation can be performed more easily.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the invention such as a laminated film used in the refill pouch of the present invention and a method for producing the pouch will be described.
The laminated film used in the refill pouch of the present invention is mainly a laminated film mainly made of plastic, but is not particularly limited. For example, any known laminated film used in various liquid pouches Of these, suitable ones can be freely selected and used according to the use conditions such as the type of contents to be packaged and handling after filling.
[0022]
The following structures are mentioned as a typical example of the structure of the laminated | multilayer film which can be used preferably.
(1) ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(2) ON film / adhesive / uniaxially stretched or biaxially stretched HDPE film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(3) ON film / adhesive / uniaxially stretched or biaxially stretched PP film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(4) ON film / adhesive / uniaxially or biaxially stretched PP film / adhesive / aluminum foil / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(5) ON film (silica or alumina deposition layer) / adhesive / uniaxially stretched or biaxially stretched HDPE film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(6) ON film / anchor coat layer / co-extrusion coat layer (HDPE layer / L / LDPE layer) (sealant layer is L / LDPE layer)
(7) ON film / anchor coat layer / co-extrusion coat layer (HDPE layer / LDPE layer) / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(8) PET film / adhesive / (aluminum deposition layer) ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(9) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(10) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / CPP film (sealant layer)
(11) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(12) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / CPP film (sealant layer)
(13) PET film / adhesive / EVOH film / adhesive / ON film / adhesive / CPP film (sealant layer)
However, the present invention is not limited to these, and various combinations of laminated films can be used.
In the configuration of each laminated film described above, a configuration in which at least a portion where the spout portion is formed, that is, a portion of the laminated film where the bulging portion is formed at the spout portion is formed thicker than the other portions is omitted. However, the method of partially increasing the thickness itself is as described above, and when increasing the thickness of the sealant layer film, for example, on the sealant layer of each of the above laminated films, To continuously produce the desired laminated film by extruding the sealant layer resin into a film shape by extrusion lamination method, overlying the film of the sealant layer partially on top of it, etc., and then cooling. Can do.
[0023]
In the above, ON film is biaxially stretched nylon film, L / LDPE is linear low density polyethylene, HDPE is high density polyethylene, LDPE is low density polyethylene, PP film is polypropylene film, PET film is biaxially stretched polyethylene terephthalate film EVOH film refers to a saponified ethylene-vinyl acetate copolymer film, and CPP film refers to an unstretched polypropylene film.
The anchor coat is a kind of primer coat that is pre-coated on the base film side in order to improve the adhesiveness when the resin is laminated by extrusion coating.
[0024]
In the configuration of the laminated film described above, the outermost ON film and the PET film give the pouch mechanical strength and printability as a base film, and the uniaxially stretched HDPE film and uniaxially stretched PP film of the intermediate layer are stretched. By using the direction so as to coincide with the tearing direction when opening the spout of the pouch, the directionality of tearing can be stabilized as one of the easy-opening means. When the cut line is in an oblique direction, it is preferable to use a biaxially stretched HDPE film or a biaxially stretched PP film as the strength and moisture permeability improving layer. The ON film used for the intermediate layer is for improving the strength.
[0025]
And a silica or alumina vapor deposition layer, an aluminum vapor deposition layer, aluminum foil, an EVOH film, etc. are laminated | stacked in order to provide gas barrier property.
In addition, as an example of the sealant layer, two types of L / LDPE film and CPP film were given. However, the L / LDPE film has heat seal stability and content resistance, such as stress cracking resistance against a surfactant. The CPP film is excellent in heat resistance and low odor, and is suitable for packaging contents that require these performances.
[0026]
In addition to the above, the sealant layer has an ethylene / α-olefin copolymer, an ethylene / vinyl acetate copolymer, an ethylene / acrylic acid copolymer, an ethylene / acrylic acid ester copolymer, depending on the content to be filled. An ionomer, a polyester resin, or the like can be appropriately selected and used.
[0027]
In particular, an ethylene / α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst such as a metallocene catalyst has a narrow molecular weight distribution and a stable copolymerization ratio. It has excellent sealing properties, and is suitable for a sealant layer of a pouch having a level difference due to a difference in film overlap in a heat seal portion such as a standing pouch in that pinholes can be prevented from being generated due to omission of a seal.
Furthermore, by using a blend of an olefin elastomer with the copolymer, the heat fluidity of the sealant layer is improved, and the generation of pinholes due to the steps can be more effectively prevented.
[0028]
Next, the manufacturing method of the refillable pouch of the present invention manufactured using the above laminated film will be described.
The shape of the body portion of the refill pouch of the present invention is not particularly limited. For example, a pouch of a three-side seal type, a four-side seal type, a standing pouch, a gusset pouch, etc. can be used. Depending on the type, using the corresponding bag making machine, easy opening means such as spout part, notch part on its side, notch, half cut line, etc., and laminated film on pouch wall Incorporate a processing device for processing additional components such as a bulging portion provided in, i.e., a trimming device, a punching device, a heat seal device, a laser light irradiation device, an embossing device, or a heat press molding device in-line, Alternatively, the pouch can be easily manufactured by separately preparing it as an off-line.
[0029]
Moreover, the shape of the bulge part provided in the laminated film of the said wall surface is not specifically limited, It can provide in arbitrary shapes, such as the planar shape and the cross-sectional shape of a height direction.
In other words, the bulging portion in the spout portion may have any shape that facilitates opening of the spout portion and improves shape retention, and can be provided in any shape as long as it meets the purpose.
For example, the planar shape can be arbitrarily provided, such as a shape that follows the shape of the spout portion, a symmetric shape or an asymmetric shape with respect to the center line of the spout portion. Also, the cross-sectional shape in the height direction can be provided in any shape such as a trapezoid, a shape in which large and small trapezoids are stacked in two steps, a semicircular shape, a semielliptical shape, and a triangular shape.
[0030]
Although such a bulging part may be provided only in the spout part, it can be further extended so as to extend from the spout part to the center of the pouch or the lower part of the pouch, for example.設ける When long, the lower part other than the spout part is not much related to the opening, but rather the effect of folding the pouch outwards by the bending effect and facilitating the flow of the contents to the spout part. It is done.
[0031]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to these drawings.
FIGS. 1-7 is a top view which shows the structure of one Example of the refilling pouch of this invention, respectively.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line AA of the refillable pouch shown in FIG. 1, and is a diagram illustrating an example of a cross-sectional shape of a bulge portion provided in a laminated film of a spout portion of the pouch. However, it is a figure at the time of providing a bulging part symmetrically in the position which the laminated film of both sides overlaps.
FIG. 9 is a cross-sectional view taken along the line AA of the refillable pouch shown in FIG. 6, and an example of a cross-sectional shape at a slightly lower position of the spout portion of the bulge portion provided in the laminated film of the pouch. FIG. Also in this case, it is a figure at the time of providing a bulging part symmetrically in the position which the laminated film of both sides overlaps.
[0032]
FIG. 1 is a plan view showing a configuration of a first embodiment of a refillable pouch according to the present invention. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line AA of the refillable pouch 100 shown in FIG. 1, and is a diagram illustrating an example of a cross-sectional shape of a bulging portion provided in a laminated film of a spout portion of the pouch. However, it is a figure at the time of providing a bulging part symmetrically in the position which the laminated film of both sides overlaps.
[0033]
The refillable pouch 100 shown in FIG. 1 has a main body portion made in a standing pouch form. That is, the bottom part is formed in a gusset form in which the bottom film is folded inward between the laminated films 1 on the wall surfaces on both sides, and in this case a semicircular bottom film in the vicinity of both lower ends of the bottom film folded inward. Notch portions 5 and 5 are provided, and the gusset portion is formed by heat-sealing with a bottom-shaped bottom seal portion 2, and the body portions are formed on both side edge portions of the laminated film 1 on both wall surfaces. The side seal portions 3 and 3 are formed by heat sealing.
[0034]
Also, in the laminated film 1 on the wall surfaces on both sides, a film of the same material as that of the sealant layer is laminated on the innermost layer, for example, in the portion indicated by the thickened portion 6 of the upper laminated film. , It is formed thicker than the other part, that is, the lower part thereof.
In this case, the region of the portion 6 where the thickness of the laminated film is increased can be further reduced to a shape excluding the portion of the upper seal portion 4 on the upper portion thereof, whereby the upper seal portion 4 is heat sealed. The sealing conditions when doing so can be relaxed.
A cut line 7 for forming the spout portion 10 is provided by printing at one corner of the upper portion of the pouch 100, and notches 8 and 8 are provided at both end portions thereof. A bulging portion S for improving the openability is provided at the spout portion so that the cut line 7 and a part thereof intersect.
[0035]
The bulge portion S is formed in a trapezoidal shape with a cross-section in the height direction, as shown in the cross-sectional view along the line AA in FIG. Yes. By adopting such a shape, the resistance to the compression of the bulging portion S can be increased, and the portion where the bulging portion S is provided, that is, the laminated film on the upper part of the pouch where the spout portion is formed. Since the bulge portion S formed in this portion is thicker than the other portions, the rigidity is increased, and the resistance to compression, that is, the shape retention can be further improved.
Such a bulging part S can also be provided only in the laminated film on one side.
[0036]
Further, the cut line 7 may be displayed only by printing, but in combination with the notches 8 and 8, easy opening means such as a half cut line by laser light irradiation or the like can be provided in this portion.
The upper seal portion 4 that seals the upper portion of the pouch 100 is an unsealed opening before filling the contents, and after filling the contents from this portion, it is heat-sealed by a degassing seal or the like and sealed. Is. This also applies to the refillable pouch shown in FIGS.
[0037]
By adopting such a configuration, the refilling pouch 100 is easy to make a bag and filling the contents, and the pouch 100 filled with the contents is self-supporting and easy to handle. Besides, it has an excellent appearance.
Further, when the filled contents are transferred to another container such as a bottle, the spout portion 10 is automatically formed by tearing the corner portion at the top of the pouch along the cut line 7 using the notch 8. Is opened by the bulging portion S.
And since the opened spout part 10 is excellent in the shape retention property, the spout is not obstruct | occluded in the middle of pouring, and can transfer the contents safely and easily to the last.
[0038]
FIG. 2 is a plan view showing the configuration of the second embodiment of the refillable pouch according to the present invention.
The refilling pouch 200 shown in FIG. 2 is the same as the refilling pouch 100 shown in FIG. 1 except that only the structure of the laminated film 1 on the pouch wall surface is the portion 6 where the thickness of the laminated film is increased. The entire pouch is processed in the same manner as the pouch 100 for refilling shown in FIG. 1 except that it is changed to a configuration formed only at the corner of the upper portion of the pouch where the bulge portion S is provided. It is configured.
[0039]
Also in this case, the region of the portion 6 where the thickness of the laminated film is increased can be further reduced by removing the upper seal portion 4 and the side seal portion 3 included in the upper and left side portions, Thereby, when the side seal portion 3 and the upper seal portion 4 are heat-sealed, the thickness difference of the laminated film in the seal portion can be eliminated, so that the sealing conditions can be relaxed and the heat seal can be stabilized.
The laminated film 1 having such a structure is, for example, thermally bonded to a predetermined position while a film made of the same material as the sealant layer is cut into a predetermined dimension on the innermost sealant layer of a normal laminated film. Can be easily manufactured.
[0040]
Even when such a configuration is adopted, only the manufacturing method of the laminated film 1 is changed, and the refilling pouch 200 obtains the same functions and effects as those described in the refilling pouch 100 shown in FIG. be able to.
[0041]
FIG. 3 is a plan view showing the configuration of the third embodiment of the refillable pouch according to the present invention.
The refilling pouch 300 shown in FIG. 3 has the shape of the spout portion 10 that is inclined obliquely upward with a narrow width by the heat seal portion on the outer periphery in the configuration of the refilling pouch 100 shown in FIG. At the same time, notches 9a and 9b are provided on both sides to change the shape so as to project obliquely upward, and a cut line 7 is provided near the tip of the spout 10 and notches 8 are provided at both ends thereof. 8 and further, the shape of the bulging portion S provided in the laminated film of the spout portion is changed to a shape that passes from the spout portion to the vicinity of the pouch and reaches the vicinity of the lower portion of the pouch as illustrated. It is.
[0042]
By adopting such a configuration, the spout portion 10 has a shape that protrudes obliquely upward with a narrow width. Therefore, when transferring the filled contents to another container such as a bottle, the spout portion 10 is placed in the container. Since the notch portions 9a and 9b improve the fixation of the spout portion 10 to the mouth portion of the container, it can be poured out more safely. Further, since the bulging portion S is provided not only from the spout portion but also extending from the spout portion through the center of the pouch to the vicinity of the lower portion of the pouch, the swell portion and the opening of the spout portion are simply maintained. Not only the shape but also the bulging part S that extends below the spout part is bent outwards to expand the pouch, so that the form stability of the pouch after filling the contents and the spout part of the contents when the contents are poured out To improve fluidity.
Since the configuration other than the above changes is the same as that of the refill pouch 100 shown in FIG. 1, the same function and effect as those described for the refill pouch 100 can be obtained.
[0043]
FIG. 4 is a plan view showing the configuration of the fourth embodiment of the refillable pouch according to the present invention.
The refilling pouch 400 shown in FIG. 4 has the shape of the spout 10 that is inclined narrowly and upward by the heat seal part on the outer periphery in the configuration of the refilling pouch 100 shown in FIG. The cutout portions 9a and 9b are provided on both sides to change the shape so as to protrude obliquely upward, and among the heat seal portions on the outer periphery of the spout portion 10, the heat seal at the upper right end of the spout portion 10 is provided. The knob part 11 is provided with the width of the part widened, and the cut line 7 is provided on the inner side, and the notch 8 is provided on the upper end thereof.
[0044]
By adopting such a configuration, the spout portion 10 is formed in a shape that protrudes obliquely upward with a narrow width, and the knob portion 11 is provided in the heat seal portion at the upper right end of the spout portion 10. Therefore, first, when opening the spout part 10, it becomes easy to pick the tip part of the spout part and can be easily cut along the cut line 7 using the notch 8. When the filled contents are transferred to another container such as a bottle, the spout 10 can be poured out by inserting it into the mouth of the container, and the notches 9a and 9b Since the fixation of the spout port 10 to the mouth of the container is improved, it is possible to pour out more safely.
Since the configuration other than the above changes is the same as that of the refill pouch 100 shown in FIG. 1, the same function and effect as those described for the refill pouch 100 can be obtained.
[0045]
FIG. 5 is a plan view showing the configuration of the fifth embodiment of the refillable pouch of the present invention.
The refilling pouch 500 shown in FIG. 5 has the configuration of the refilling pouch 100 shown in FIG. In addition, notch portions 9a and 9b are provided on both sides to change the shape so as to project laterally, and among the heat seal portions on the outer periphery of the spout portion 10, the heat seal at the top end of the spout portion 10 The width of the part is widened to provide the knob part 11, the cut line 7 is provided in a substantially vertical direction inside thereof, and the upper end part is changed to a shape provided with the notch 8, and accordingly, the spout part The bulge portion S provided on the side is also formed by changing the angle horizontally.
[0046]
By adopting such a configuration, the spout portion 10 is formed in a shape that protrudes in the lateral direction with a narrow width, and the bulge portion S of the spout portion is also formed sideways correspondingly, and Since the knob 11 is provided in the heat seal part at the top end of the outlet part 10, first, when opening the outlet part 10, it becomes easier to pick the tip part of the outlet part and cut out using the notch 8. It can be easily cut along the line 7. When the filled contents are transferred to another container such as a bottle, the pouch 500 is tilted with the spout portion 10 directed toward the mouth of the container, so that the flow of the contents is once on the upper side of the pouch. After hitting, the direction is changed in the direction of the opening of the spout and the outflow is started.
Therefore, when the contents are poured out, a pressure loss is generated, the momentum of the outflow is reduced, and at the same time, the direction of the outflow is controlled in a substantially vertical direction, and the speed and directionality of the pouring can be stabilized. In addition, the spout 10 can be poured out by being inserted into the mouth of the container, and the fixing of the spout 10 to the mouth of the container is improved by the notches 9a and 9b. , Can be poured out more safely.
Further, since the configuration other than the above changes is the same as that of the refill pouch 100 shown in FIG. 1, the same function and effect as those described for the refill pouch 100 can be obtained.
[0047]
FIG. 6 is a plan view showing the configuration of the sixth embodiment of the refillable pouch according to the present invention. FIG. 9 is a cross-sectional view taken along the line AA of the refillable pouch 600 shown in FIG. 6, and is a diagram illustrating an example of a cross-sectional shape of a bulge portion provided in the laminated film of the pouch. However, it is a figure at the time of providing a bulging part symmetrically in the position which the laminated film of both sides overlaps.
The refilling pouch 600 shown in FIG. 6 has the shape of the spout portion 10 in the configuration of the refilling pouch 100 shown in FIG. In addition, notches 9a and 9b are provided on both sides to change the shape so as to protrude in the lateral direction, and a cut line 7 is provided in a substantially vertical direction inside the heat seal portion at the tip of the spout 10. Then, the shape is changed to a shape in which the notch 8 is provided at the upper end portion, and the bulging portion S provided in the spout portion is formed in a lateral shape corresponding to the spout portion in the vicinity of the spout portion as shown in the figure. The width and height are large, and the width and height are reduced at the same angle toward the center of the pouch from there, and the angle is changed from the center of the pouch diagonally downward to reach the middle part of the pouch. It is composed.
Moreover, the cross-sectional shape in the height direction of the bulge portion S is formed in a shape in which trapezoids are stacked in two stages as shown in the cross-sectional view along the line AA in FIG.
[0048]
By adopting such a configuration, the spout portion 10 of the refillable pouch 500 shown in FIG. This is the same except that no is provided, and the same effect as the effect described in FIG. 5 can be obtained.
And the bulging part S is made into the shape which goes to the middle step part of the pouch diagonally downward from the spout part 10 through the pouch center part as described above, and the cross-sectional shape seems to be stacked in two steps. By providing it in a simple shape, the bulging portion S has an excellent rib effect due to the bent line of the step portion, and the resistance to compression is increased, so that it can be easily restored even after being crushed, and has excellent shape retention. It will be.
Therefore, the swollen portion S of the spout portion further improves the opening property and shape retention of the spout, and the lower swollen portion S following the spout portion is filled with the contents by its rib effect and bending effect. The form stability of the pouch is improved, and the contents are easily flowed to the spout portion when the contents are poured out.
Further, since the configuration other than the above changes is the same as that of the refill pouch 100 shown in FIG. 1, the same function and effect as those described for the refill pouch 100 can be obtained.
[0049]
FIG. 7 is a plan view showing the configuration of the seventh embodiment of the refillable pouch of the present invention.
A refill pouch 700 shown in FIG. 7 is configured by changing only the type of the pouch body from the standing pouch type to the four-side seal type pouch in the configuration of the refill pouch 100 shown in FIG. The other configurations are all the same as those of the refilling pouch 100 shown in FIG.
[0050]
By making the pouch body a four-sided seal type, the pouch is no longer self-supporting, and the pouch is slightly inferior in terms of ease of handling and appearance after filling the contents. The advantage that it can be manufactured inexpensively is obtained.
Since the other configuration is the same as that of the refillable pouch 100 shown in FIG. 1, it is possible to obtain the same effects as the effects described in the refillable pouch 100 shown in FIG.
[0051]
Similarly, the refillable pouches shown in FIGS. 2 to 6 can be configured by changing only the type of the pouch body to the four-side seal type. In these cases, the above-mentioned advantages and disadvantages are caused by changing the pouch type from the standing pouch type to the four-sided seal type, but the other points are the same as the refilling pouches shown in FIGS. It is a structure and can obtain the effect similar to the effect demonstrated by each.
[0052]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to manufacture with good productivity in a process substantially the same as that of a normal pouch without the need for a separate spout by a molded article or the like, and the filling of the contents is easy. In addition, when the pouch body is in a standing pouch form, the pouch is self-supporting, easy to handle, excellent in form stability and appearance, and in use, is provided on a part of the top of the pouch. The tip of the outlet can be easily cut off and opened, which automatically opens a spout with excellent shape retention, and the spout is not blocked during pouring and has a small diameter. Even for a container such as a bottle, it is possible to safely and easily transfer the contents to the end without spilling the contents, and it is possible to provide an inexpensive and refillable pouch with excellent productivity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing the configuration of a first embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a configuration of a second embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing the configuration of a third embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing a configuration of a fourth embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing the configuration of a fifth embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a configuration of a sixth embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing a configuration of a seventh embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
8 is a cross-sectional view taken along line AA of the refillable pouch shown in FIG. 1, and is a view showing an example of a cross-sectional shape of a bulge portion provided in a laminated film of the pouch. However, it is a figure at the time of providing a bulging part symmetrically in the position which the laminated film of both sides overlaps.
9 is a cross-sectional view taken along line AA of the refillable pouch shown in FIG. 6, and is a view showing an example of a cross-sectional shape of a bulge portion provided in a laminated film of the pouch. However, it is a figure at the time of providing a bulging part symmetrically in the position which the laminated film of both sides overlaps.
[Explanation of symbols]
1 Laminated film
2 Bottom seal
3 Side seal
4 Upper seal part
5 Bottom film notch
6 Thickened part of the laminated film
7 Cut line
8 notches
9a, 9b Notch
10 Outlet part
11 Picking part
S bulge
100, 200, 300, 400, 500, 600, 700 Refillable pouch

Claims

A pouch comprising a laminated film, the peripheral edge of which is heat-sealed in a bag shape, and the contents having fluidity are hermetically packaged, wherein the pouch has a spout part at a part of the upper part, and at least the pouch The upper part of the pouch where the spout portion is formed while the laminated film of the spout portion is formed by extruding the same material as the sealant layer of the laminated film on the innermost surface of the laminated film and extruding the resin of the sealant layer by the extrusion lamination method A method of continuously laminating in the form of a band at the position of, or a film made of the same material as the sealant layer of the laminated film is supplied to the portion where the spout portion on the innermost surface of the laminated film is formed, and heat sealed and laminated in a manner that, while being thicker than the other portions, the laminate film of at least the infusion outlet portion, bulge for good opening of the spout is provided, One pouch refill, characterized in that cut lines open position of the infusion outlet portion.

The spout portion is formed in a part of the upper portion of the pouch so as to have a narrow width by an outer heat seal portion, and a cutout portion is provided on both sides of the spout portion so as to protrude. The refillable pouch according to claim 1.

The refillable pouch according to claim 1 or 2, wherein an easy-opening means is provided in the spout portion.

The refillable pouch according to any one of claims 1 to 3, wherein the pouch is a standing pouch type pouch.