JP3984375B2

JP3984375B2 - Refillable pouch

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Publication number: JP3984375B2
Application number: JP26444198A
Authority: JP
Inventors: 孝二清水; 田恵子金森; 敬隆青木; いずみ児嶋; 誠一郎菰田; 康司大塚
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1998-07-17
Filing date: 1998-09-18
Publication date: 2007-10-03
Anticipated expiration: 2018-09-18
Also published as: JP2000085801A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体など流動性を有する内容物を密封包装し、使用時に内容物を他の容器に移し替えて使用する詰め替え用パウチに関し、更に詳しくは、内容物をボトルなど口径の小さな容器にも最後まで安全且つ容易に移し替えられるよう、パウチ上部のコーナー部に幅の狭い注出口部を設けると共に、注出の途中で注出口部が閉塞しないようその開口性、保形性などを改善した詰め替え用パウチに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、液状などの流動性を有する内容物を密封包装する詰め替え用パウチとしては、自立性があり立体容器としての特徴も一部備えているスタンディングパウチが主に採用され、且つ、開封時に内容物を外にこぼすことなく他の容器に安全に移し替えられるよう、開口部をパウチ上部全体ではなく、コーナー部など一部分を切り取って形成するとか、或いは、パウチ上部の一部に幅を狭くした注出口部を設ける方法、更には、プラスチック成形物などによる別体の注出口をパウチ上部の一部に熱接着して取り付ける方法などが採られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パウチの開口部をパウチ上部の全体ではなく、コーナー部など一部分を切り取って形成する方法は、簡便ではあるが、内容物の注出方向が安定しにくく、特に、移し替える容器がボトルなど口径の小さな容器の場合は、注出の途中でパウチの開口部が容器の口部からずれ易く、内容物を外にこぼすことがあり、移し替えの容易性、安全性の点で問題があった。
【０００４】
また、プラスチック成形物による別体の注出口をパウチ上部の一部に取り付ける方法は、製造工程が増え、注出口自体にも費用がかかり、また、注出口を取り付けた空パウチは、厚さが増すため、保管や運搬の費用も割高となり、更に、内容物の充填の際にも、例えば充填機のフィーダー部への空パウチの積み込み数が大幅に減少するため、オペレーターが頻繁に空パウチの供給を行う必要を生じるなど、全体としてコストアップと工程及び作業の煩雑さが増す問題があった。
【０００５】
そして、パウチ上部の一部に幅を狭くした注出口部を設ける方法でも、内容物を他の容器に移し替える際の操作性、安全性は、ある程度は改善できるが、内容物の注出に際して、注出口部の口が開きにくく、また、注出中に流れが安定せず、特に残量が少なくなった場合、パウチの注出口部が閉じ易く、パウチを圧迫して押し出すと、内容物が勢いよく飛び出して外にこぼすことがあり、移し替えの容易性、安全性の点ではなお問題があった。
【０００６】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常のパウチと同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填も容易で、しかも使用時には、パウチ上部のコーナー部に設けられた注出口部の先端部を切り取るだけで、容易に注出口部の口が開き、その保形性もよく、注出の途中で注出口部が閉塞するようなことがなく、口径の小さなボトルなどに対しても、安全且つ容易に最後まで移し替えることができるという、安価で使用適性に優れた詰め替え用パウチを生産性よく提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項１に記載した発明は、内部に流動性を有する内容物が密封包装されるスタンディングパウチ形式のパウチであって、該パウチの上部のコーナー部に、外周、即ち、先端部、両側部、両肩部がヒートシールされてなる斜め上方に向く形状の注出口部が設けられると共に、該注出口部の両側に切り欠き部が設けられ、更に、該パウチの少なくとも一方の壁面フィルムに、該注出口部から注出口部の反対側のパウチ底部コーナー部寄りの位置にかけて、該注出口部では幅と高さが大きく、斜め下方に向かって徐々に幅と高さが小さくなり、下部では略一定の幅と高さとなる曲線状の膨らみ部が、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなす形状に設けられていることを特徴とする詰め替え用パウチからなる。
【０００８】
このような構成を採ることにより、（図１、図２参照）パウチはスタンディングパウチ形式であるため、自立性を備え、取り扱い易く、外観にも優れている。
そして、パウチ上部のコーナー部には、斜め上方に向く注出口部が設けられ、且つ、その両側の側部に切り欠き部が設けられているので、注出口部は斜め上方に突出する形状に形成されている。従って、パウチに充填された内容物をボトルなど他の容器に移し替える際、注出口部の先端部を切り取って開封し、注出口部を例えばボトルの口部に差し込み、注出口の側部の切り欠き部をボトルの口部にあてがいながら内容物を注出することができるので、注出中、注出口部がボトルの口部に安定して固定され、安全に内容物を移し替えることができる。
【０００９】
また、パウチの少なくとも一方の壁面フィルムには、注出口部から、該注出口部の反対側のパウチ底部コーナー部寄りの位置にかけて、該注出口部では幅と高さが大きく、斜め下方に向かって徐々に幅と高さが小さくなり、下部では略一定の幅と高さとなる曲線状の膨らみ部が、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、膨らみ部の各部の断面が台形をなす形状に設けられている。
従って、注出口部の先端部を切り取って開封するだけで、膨らみ部により自動的に保形性のよい注出口が開口し、更に、開封後は、中間部の膨らみ部が内容物の力で外折れしており、パウチの中心部近傍から注出口部にかけて、パウチ内部が外側に広げられた状態となっているため、内容物を注出口部へスムーズに流動させることができ、注出の途中で注出口部が閉じることもなく、最後まで安全且つ容易に内容物を移し替えることができる。
【００１０】
また、膨らみ部の下部は、その幅と高さが小さく略一定であり、また、垂直に近い形状であるため、リブ効果を有し、パウチの形態安定性および自立性が向上する。
更に、膨らみ部全体が、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなす形状に形成されているので、圧縮に対する抵抗力が強く、保形性に優れており、その作用、効果が一層効果的に発揮される。
このように、パウチの壁面フィルムに設けた膨らみ部は、その上部、即ち、注出口部近辺では、注出口部の自然開口性とその保形性を向上させ、中間部は、内容物を注出口部にスムーズに流動させる誘導部の作用をもち、下部は、パウチの形態安定性および自立性を向上させる作用、効果を有するものである。
【００１１】
また、請求項２に記載した発明は、内部に流動性を有する内容物が密封包装されるスタンディングパウチ形式のパウチであって、該パウチの上部のコーナー部に、外周、即ち、先端部、両側部、両肩部がヒートシールされてなる斜め上方に向く形状の注出口部が設けられると共に、該注出口部の両側に切り欠き部が設けられ、更に、該パウチの少なくとも一方の壁面フィルムに、該注出口部からパウチ中心部近傍の位置にかけて、または、該注出口部からパウチ中心部近傍でＶ字状に折れ曲がり、注出口部の反対側のパウチ上部のコーナー部近傍の位置にかけて、該注出口部では幅と高さが大きく、これに繋がる尻尾状の部分では幅と高さが小さくなる膨らみ部が、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなす形状に設けられていることを特徴とする詰め替え用パウチである。
【００１２】
この構成は、前記請求項１に記載した発明の詰め替え用パウチにおいて、その壁面フィルムに設けた膨らみ部の形状、特に注出口部の膨らみ部に繋がってパウチの本体部分に形成される膨らみ部の形状を変えたものであり、膨らみ部の形状のバリエーションを示すものである。
従って、パウチの壁面フィルムに設ける膨らみ部を、（図３参照）パウチの注出口部からパウチの中心部近傍の位置にかけて、該注出口部では幅と高さが大きく、これに繋がる尻尾状の部分では幅と高さが小さくなり、且つ、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなすように設けた場合は、注出口部近辺の膨らみ部が注出口部の自然開口性とその保形性を向上させ、これに繋がる尻尾状の部分が、内容物の注出時に、外折れしてパウチが外側に広げられるため、内容物を注出口部にスムーズに流動させる誘導部の作用を持つものである。
【００１３】
また、膨らみ部を、（図４参照）パウチの注出口部からパウチの中心部近傍でＶ字状に折れ曲がり、注出口部の反対側のパウチ上部のコーナー部近傍の位置にかけて、注出口部では幅と高さが大きく、これに繋がる尻尾状の部分では幅と高さが小さくなり、且つその上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなすように設けた場合は、注出口部近辺の膨らみ部は、前記と同様、注出口部の自然開口性とその保形性を向上させ、これに繋がるＶ字形の尻尾状の膨らみ部は、パウチの開封前においては、内容物充填の際の脱気シールにより、パウチ上部に発生する折れシワの形状と略一致するため、パウチの形態を安定化させ外観を向上させる作用効果を有するものである。また、Ｖ字形の場合、左右のバランスが採れ、膨らみ部による外観上の違和感を少なくできる点でも好ましい。
そして、注出口部を開封した後では、パウチ内に空気が入り、また、内容物の容積と重量によりＶ字形の膨らみ部が外折れして、パウチが外側に広げられるため、内容物を注出口部にスムーズに流動させる作用をもつものである。
尚、上記膨らみ部以外のパウチの構成は、前記請求項１に記載した発明の詰め替え用パウチと同一であり、その作用効果も同じであるため説明は省略する。
【００１４】
請求項３に記載した発明は、前記注出口部の両側の肩部と側部のヒートシール部の内側ラインが、注出口部の先端方向に向かってそれぞれ先細りとなる２段階の傾斜を有する形状に形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の詰め替え用パウチである。
【００１５】
このような構成を採ることにより、前記請求項１または２に記載した発明の作用、効果に加えて、注出口部を開封し、内容物を注出する際、注出口部の両側ヒートシール部の内側ラインを両側部だけでなく、両肩部も、注出口部の中心線に対して直角よりも小さい角度でハの字状に立ち上がらせることができるので、内圧により注出口部の両側に、その先端方向に向かって発生する折れしわの角度が小さくなり、より長い距離で開口できるようになり、注出口部の閉塞を一層効果的に防止することができる。
【００１６】
請求項４に記載した発明は、前記注出口部に易開封性手段が設けられていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の詰め替え用パウチからなる。
【００１７】
上記易開封性手段は、通常のパウチでも多用されるノッチのほか、レーザー光照射などによるハーフカット線、或いは、パウチの積層フィルム中に一軸延伸フィルムを積層する方法（この場合、一軸延伸フィルムは、その延伸方向が注出口部の開封方向と一致するように用いる）などがあり、これらは単独で用いてもよく、また、例えば、ノッチと、ハーフカット線または一軸延伸フィルムの積層などのように適宜組み合わせて用いることもできる。
ハーフカット線を設ける場合、直線状のハーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハーフカット線で設けることもできる。
また、このようなハーフカット線は、１本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に各１本、または各２本など複数本のハーフカット線を平行に設けることもできる。
【００１８】
特に、本発明の詰め替え用パウチは、注出口部の開封位置に膨らみ部が設けられているため、引き裂きの方向性が不安定になり易く、上記のように易開封性手段を組み合わせて用いることが一層好ましい。
尚、前記ノッチは、通常、一字形やＶ字形のノッチが利用されているが、形状は特に限定されず、切り取り方向に鋭角部分を有する形状であれば何でも使用することができる。
【００１９】
このような構成を採ることにより、前記請求項１乃至３のいずれかに記載した発明の作用、効果に加えて、注出口部を開封する際、鋏などの道具を用いなくても、手だけで、所望の位置で容易に注出口部の先端部を切り取って注出口部を開封することができ、それにより自動的に注出口部が保形性のよい状態で開口される。
【００２０】
請求項５に記載した発明は、前記易開封性手段が、ノッチとレーザー光照射によるハーフカット線の組み合わせで設けられていることを特徴とする請求項４に記載の詰め替え用パウチである。
【００２１】
このような構成を採ることにより、前記請求項４に記載した発明の作用、効果に加えて、前述したように、注出口部に膨らみ部が設けられていても、所望の位置、即ち、ハーフカット線の位置で確実に、且つ容易に注出口部の先端部を切り取って注出口を開口させることができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の詰め替え用パウチの製造に用いるフィルム、およびパウチの製造方法など実施の形態について説明する。
本発明の詰め替え用パウチの製造に用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、例えば、各種液体用パウチに用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用できる。
これらの中から、包装する内容物の種類や充填後の加熱処理の有無など使用条件に応じて適するものを自由に選択して使用することができる。
好ましく使用できる積層フィルムの構成の代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。
【００２３】
(1) ＯＮフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(2) ＯＮフィルム／接着剤／一軸延伸ＨＤＰＥフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(3) ＯＮフィルム／接着剤／一軸延伸ＰＰフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(4) ＯＮフィルム／接着剤／一軸延伸ＰＰフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(5) ＯＮフィルム（シリカ蒸着層）／接着剤／一軸延伸ＨＤＰＥフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(6) ＯＮフィルム／アンカーコート層／共押し出しコート層（ＨＤＰＥ層／Ｌ・ＬＤＰＥ層）（シーラント層はＬ・ＬＤＰＥ層）
(7) ＯＮフィルム／アンカーコート層／共押し出しコート層（ＨＤＰＥ層／ＬＤＰＥ層）／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(8) ＰＥＴフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(9) ＰＥＴフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／ＣＰＰフィルム（シーラント層）
(10)ＰＥＴフィルム／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／Ｌ・ＬＤＰＥフィルム（シーラント層）
(11)ＰＥＴフィルム／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／アルミニウム箔／接着剤／ＣＰＰフィルム（シーラント層）
(12)ＰＥＴフィルム／接着剤／ＥＶＯＨフィルム／接着剤／ＯＮフィルム／接着剤／ＣＰＰフィルム（シーラント層）
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。
【００２４】
上記において、ＯＮフィルムは２軸延伸ナイロンフィルム、Ｌ・ＬＤＰＥは直鎖状低密度ポリエチレン、ＨＤＰＥは高密度ポリエチレン、ＬＤＰＥは低密度ポリエチレン、ＰＰフィルムはポリプロピレンフィルム、ＰＥＴフィルムは２軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ＥＶＯＨフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、ＣＰＰフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルムを指すものである。
また、アンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコートの一種である。
【００２５】
前記の積層フィルムの構成において、ＯＮフィルム、ＰＥＴフィルムは、基材フィルムとしてパウチに機械的強度や印刷適性を付与し、一軸延伸ＨＤＰＥフィルム、一軸延伸ＰＰフィルムは、その延伸方向をパウチの注出口部を開封する際の引き裂き方向と一致、または、できるだけ一致するように用いることにより、引き裂きの方向性を一層安定化させることができる。
そして、アルミニウム箔、シリカ蒸着層、ＥＶＯＨフィルムなどは、ガスバリヤー性を付与するために積層するものである。
また、シーラント層としては、Ｌ・ＬＤＰＥフィルムとＣＰＰフィルムの２種類の例を挙げたが、Ｌ・ＬＤＰＥフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング性などに優れ、ＣＰＰフィルムは、耐熱性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に適している。
【００２６】
シーラント層には上記のほか、充填される内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用することができる。
【００２７】
特に、エチレン・αオレフィン共重合体でメタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優れており、スタンディングパウチのようなヒートシール部にフィルムの重なりの差による段差のあるパウチのシーラント層には、シール抜けによるピンホールの発生を防止できる点で適している。
更に、前記共重合体にオレフィン系エラストマーをブレンドしたものを用いることにより、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差によるピンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
【００２８】
次に、以上のような積層フィルムを用いて製造する本発明の詰め替え用パウチの製造方法について説明する。
本発明の詰め替え用パウチは、本体部分がスタンディングパウチ形式であるため、基本的には従来のスタンディングパウチ用の製袋機を利用して製造することができる。
【００２９】
只、通常のスタンディングパウチとは、下記の構成が追加されている点で異なっている。
▲１▼パウチ上部のコーナー部に注出口部が設けられている点。
▲２▼前記注出口部の両側に切り欠き部が設けられている点。
▲３▼更に必要に応じて、前記注出口部に易開封性手段が設けられている点。
▲４▼パウチの壁面フィルムに、前記注出口部からパウチの本体部分にかけて、各種の形状の膨らみ部が設けられている点である。
【００３０】
従って、上記▲１▼〜▲４▼に記載した追加構成部分を設けるための加工装置、即ち、注出口部、切り欠き部などを設けるためのトリミング装置、ヒートシール装置などの追加もしくは部分変更、そして、パウチ壁面フィルムに曲線状の膨らみ部を設けるための、例えばエンボス装置、更には、ハーフカット線を設けるためのレーザー光照射装置などをスタンディングパウチ用製袋機に組み込むか、或いは、一部を別ラインとして用意することにより、容易に製造することができる。
【００３１】
尚、前記壁面フィルムに設けられる膨らみ部の膨らみ高さは、特に限定するものではないが、その注出口部においては、１〜７ｍｍ程度が好ましく、２〜５ｍｍ程度が更に好ましい。高さが１ｍｍ未満の場合は、自然開口性に対する効果が薄くなり、また、７ｍｍを超える高さは、その必要性がなく、加工自体が難しくなると同時に、注出口部が嵩張るようになり、空袋の取り扱い性、充填シール機における積み込み適性などが低下するため好ましくない。
【００３２】
膨らみ部の注出口部以外の部分の高さは、例えば、請求項１に記載した発明の詰め替え用パウチの場合、注出口部から斜め下方に向かって幅が徐々に狭くなる中間部で傾斜を付けて、２〜０．８ｍｍ程度まで低くすることができる。
特に、膨らみ部の下部の形状は、立ち上がり部の幅が３〜４ｍｍ、上面の幅が１〜２．５ｍｍ、高さが１．５〜２ｍｍ程度の台形状が適当である。
また、請求項２に記載した発明の詰め替え用パウチの場合は、注出口部の膨らみ部については、前記と同様であるが、注出口部の膨らみ部に繋がる尻尾状の部分の膨らみ部は、前記下部と同様に、立ち上がり部の幅が３〜４ｍｍ、上面の幅が１〜２．５ｍｍ、高さが１．５〜２ｍｍ程度の台形状が適当である。
【００３３】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に説明する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるものではない。
図１は、本発明の詰め替え用パウチの第１の実施例の構成を示す正面図である。
そして、図２は、図１に示した詰め替え用パウチの壁面フィルムに設けた膨らみ部のＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線における断面形状を示す図であり、（１）の（イ）は、膨らみ部を一方の壁面フィルムに設けた場合のＡ−Ａ線における拡大断面図で、（１）の（ロ）は、膨らみ部を両面の壁面フィルムに、同位置に重なるように対称形に設けた場合のＡ−Ａ線における拡大断面図、また、（２）の（イ）は、膨らみ部を一方の壁面フィルムに設けた場合のＢ−Ｂ線における拡大断面図で、（２）の（ロ）は、膨らみ部を両面の壁面フィルムに設けた場合のＢ−Ｂ線における拡大断面図である。
【００３４】
図１において、詰め替え用パウチ１００は、その本体部分がスタンディングパウチ形式に製袋されており、底部１が常法に従って、フィルムを内側に折り返してなるガセット形式で形成され、内側に折り込まれたフィルムの両側下端近傍に、半円形状の切り欠き部が設けられ、舟底形の底部ヒートシール部２でヒートシールされて形成されている。
また、パウチ１００の胴部は、前後２面の壁面フィルム５の両側端縁部を胴部ヒートシール部３でヒートシールして形成されている。
【００３５】
そして、パウチ１００の上部のコーナー部には、斜め上方に向く注出口部６が、突出する形状に、両側の切り欠き部７a 、７b のトリミングにより設けられ、その外周、即ち、先端部１１、両側の側部１２、肩部１３が、ヒートシールされて形成されている。
また、注出口部６の先端部近傍の右側部には、切り欠き部７a のトリミングの際、摘み部８と、易開封性手段としてのＶ字形のノッチ９とが同時に設けられている。このような摘み部８とノッチ９とは、注出口部６の両側に設けることもできる。
【００３６】
尚、ノッチ９につながる切り取り線の位置には、更に、易開封性手段としてレーザー光照射によるハーフカット線１０が設けられている。このハーフカット線１０は、中心の１本でもよいが図に示した例では、中心のハーフカット線の両側に各２本、合計５本のハーフカット線を平行に且つ接近させた形状に設けて構成したものである。このようにハーフカット線１０を複数本で形成することにより、引き裂き方向が万一中心からずれた場合でも、隣接するハーフカット線で引き継がれるため、引き裂きの方向性を一層安定化させることができる。
【００３７】
そして、パウチ１００の壁面フィルム５には、注出口部６から、該注出口部６の反対側のパウチ底部コーナー部寄りの位置にかけて、注出口部６では幅と高さが大きく（Ｃ₁）、斜め下方に向かって徐々に幅と高さが小さくなり（Ｃ₂）、下部（Ｃ₃）では略一定となる曲線状の膨らみ部Ｃが、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、断面が台形をなすように設けられて構成されている。
このような膨らみ部Ｃは、前後２面の壁面フィルムのうち、一方の壁面フィルムのみに設けてもよいが、両面の壁面フィルムに、同位置に重なるように対称形に設けることにより、その効果を一層向上させることができる。
尚、図１において、上部ヒートシール部４は、内容物の充填口として利用する部分であり、そのヒートシールは、内容物の充填後に行うものである。
【００３８】
図２は、前記図１に示した詰め替え用パウチ１００の壁面フィルム５に設けた膨らみ部ＣのＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線における断面形状を示す図であり、（１）の（イ）は、膨らみ部を一方の壁面フィルムのみに設けた場合のＡ−Ａ線における拡大断面図で、（１）の（ロ）は、膨らみ部を両面の壁面フィルムに、同位置に重なるように対称形に設けた場合のＡ−Ａ線における拡大断面図、また、（２）の（イ）は、膨らみ部を一方の壁面フィルムに設けた場合のＢ−Ｂ線における拡大断面図で、（２）の（ロ）は、膨らみ部を両面の壁面フィルムに設けた場合のＢ−Ｂ線における拡大断面図である。
【００３９】
図２の各図に示されるように、膨らみ部Ｃは、その上面および両側面がそれぞれ面状をなし、断面が台形をなす形状に設けられているので、圧縮に対する抵抗力が強く、保形性に優れており、先に説明したように、注出口部近辺では、注出口部の自然開口性とその保形性を向上させ、内容物の注出を容易にし、中間部では、内容物の注出口部への流動を容易にし、下部では、パウチの形態安定性および自立性を一層効果的に向上させることができる。
また、このような膨らみ部は、エンボス方式により、生産性よく形成することができる。
【００４０】
以上のような構成を採ることにより、液状の内容物を充填し、上部ヒートシール部４を脱気シールして密封した詰め替え用パウチ１００は、自立性があり、取り扱い易く、外観に優れると共に、内容物を他の容器に移し替える際には、注出口部６の先端部を摘み片８で容易に指で摘んでハーフカット線１０の方向に引き裂くことにより、ノッチ９を始点としてハーフカット線１０に沿って容易に引き裂かれ、注出口部６を開封することができる。
【００４１】
開封されたパウチ１００は、その壁面フィルム５に、注出口部６からパウチ１００の中央部を通り、注出口部６と反対側のパウチ底部コーナー部寄りの位置にかけて、曲線状の膨らみ部Ｃが設けられているので、パウチ１００を平面上に置くだけで、注出口部６が膨らみ部Ｃ₁により、保形性のよい状態で自動的に開口し、また、膨らみ部Ｃ₁に繋がる中間部の膨らみ部Ｃ₂が、内容物の容積と重量で外側に広げられるため、内容物の注出口部への流動および注出口からの注出がスムーズに行われるようになる。
そして、下部の膨らみ部Ｃ₃は、幅と高さが略一定で垂直な形状であり、リブ効果を有するため、パウチ１００の形態安定性、自立性が向上される。
【００４２】
そして、パウチ１００に充填されている内容物をボトルなど他の容器に移し替える際は、パウチ１００の胴部を手で支えて、開封された注出口部を例えばボトルの口部に差し込み、切り欠き部７a または７b をボトルの口部にあてがいながら内容物の移し替えを行うことができるため、ボトルの口部への注出口部の固定性がよく、また、比較的粘度の高い内容物でも注出口部が途中で閉塞するようなこともなく、最後まで安全且つ容易に移し替えることができる。
【００４３】
図３は、本発明の詰め替え用パウチの第２の実施例の構成を示す正面図であり、また、図４は、本発明の詰め替え用パウチの第３の実施例の構成を示す正面図である。
図３において、詰め替え用パウチ２００は、その本体部分は図１に示した詰め替え用パウチ１００と同様に、スタンディングパウチ形式に製袋されており、また、パウチ２００の上部のコーナー部には、斜め上方に向く注出口部６が、両側の切り欠き部７a,７b のトリミングにより突出する形状に設けられ、その外周、即ち、先端部１１、両側の側部１２、肩部１３がヒートシールされて形成されている。
【００４４】
そして、注出口部６の両側の肩部１３と側部１２のヒートシール部の内側ラインは、注出口部の先端方向に向かってそれぞれ先細りとなる２段階の傾斜を有する形状に形成されている。
また、注出口部６の先端部近傍の右側部には切り欠き部７a のトリミングの際、摘み部８と、易開封性手段としてのＶ字形のノッチ９とが同時に設けられている。このような摘み部８とノッチ９とは、注出口部６の両側に設けることもできる。
【００４５】
ノッチ９に繋がる切り取り線の位置には、更に、易開封性手段としてのレーザー光照射によるハーフカット線１０が設けられている。このハーフカット線１０は、中心の１本でもよいが、図示したように中心のハーフカット線の両側に各１本、或いは、各２本のように複数本、平行に接近させて設けることができる。
ハーフカット線１０を３本、５本などのように複数本で設けることにより、開封の際、引き裂き方向が、万一中心のハーフカット線からずれた場合でも、隣接するハーフカット線で引き継がれるため、引き裂きの方向性を一層安定化させることができる。
【００４６】
そして、パウチ２００の壁面フィルム５には、注出口部６からパウチ中心部近傍の位置にかけて、パウチの外側に膨らむ膨らみ部Ｃが設けられている。この膨らみ部Ｃは、注出口部ではその幅と高さが大きく、これに繋がる尻尾状の部分では幅と高さが小さくなり、且つ、その上面および両側面が面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなす形状に設けられている。
尚、この膨らみ部Ｃの注出口部のハーフカット線１０の下側の位置には、必要に応じて、膨らみ部の保形性を一層高めるため、膨らみ部の補強リブ１４を設けるができる。
このような膨らみ部Ｃは、片側の壁面フィルムのみに設けてもよく、また、両側の壁面フィルムに対称形に設けることもできる。
上記のような形状の膨らみ部Ｃの作用効果については、先に説明しているのでここでは省略する。
【００４７】
次に、図４に示した詰め替え用パウチ３００は、前記図３に示した詰め替え用パウチ２００と同様、その本体部分の構成は図１に示した詰め替え用パウチ１００と同様であり、壁面フィルム５に設けた膨らみ部Ｃのパターンのみを変更して構成したものである。
この場合、膨らみ部Ｃは、図に示したように、注出口部６からパウチ中心部近傍を通り、ここからＶ字状に折れ曲がって注出口部の反対側のパウチ上部のコーナー部近傍の位置にかけて設けられており、注出口部ではその幅と高さが大きく、これに繋がるＶ字形の尻尾状の部分では幅と高さが小さくなり、且つ、その上面および両側面が面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなす形状に設けられている。
【００４８】
この膨らみ部Ｃにも、注出口部のハーフカット線１０の下側の位置に、必要に応じて膨らみ部の補強リブ１４を設けることができる。
この場合も、膨らみ部Ｃは、片側の壁面フィルムのみに設けてもよく、また、両側の壁面フィルムに対称形に設けてもよい。
上記のような形状の膨らみ部Ｃについても、その作用効果は、先に説明しているので省略する。
【００４９】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常のパウチと略同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填も容易で、しかも内容物の充填シール後のパウチの自立性、形態安定性、外観がよく、更に、使用時には、パウチ上部のコーナー部に設けられた注出口部の先端を容易に切り取って開封することができ、それにより自動的に保形性に優れた注出口が開口され、粘度の低い内容物はもとより、粘度の高い内容物でも注出口部への流動、および注出口からの注出を容易に行え、また、注出の途中で注出口部が閉塞することもなく、口径の小さなボトルなどに対しても、内容物を外にこぼすことなく安全且つ容易に最後まで移し替えることができるという安価で使用適性に優れた詰め替え用パウチを生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の詰め替え用パウチの第１の実施例の構成を示す正面図である。
【図２】図１に示した詰め替え用パウチの壁面フィルムに設けられた膨らみ部のＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線における断面形状を示す図であり、（１）の（イ）は、膨らみ部を一方の壁面フィルムに設けた場合のＡ−Ａ線における拡大断面図で、（１）の（ロ）は、膨らみ部を両面の壁面フィルムに、同位置に重なるように対称形に設けた場合のＡ−Ａ線における拡大断面図、また、（２）の（イ）は、膨らみ部を一方の壁面フィルムに設けた場合のＢ−Ｂ線における拡大断面図で、（２）の（ロ）は、膨らみ部を両面の壁面フィルムに設けた場合のＢ−Ｂ線における拡大断面図である。
【図３】本発明の詰め替え用パウチの第２の実施例の構成を示す正面図である。
【図４】本発明の詰め替え用パウチの第３の実施例の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
１底部
２底部ヒートシール部
３胴部ヒートシール部
４上部ヒートシール部
５壁面フィルム
６注出口部
７a 、７b 切り欠き部
８摘み部
９ノッチ
１０ハーフカット線
１１先端部
１２側部
１３肩部
１４膨らみ部の補強リブ
Ｃ膨らみ部
Ｃ₁ 注出口部の膨らみ部
Ｃ₂ 中間部の膨らみ部
Ｃ₃ 下部の膨らみ部
１００、２００、３００詰め替え用パウチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a refillable pouch that seals and wraps a fluid content such as a liquid and transfers the content to another container at the time of use, and more particularly, to a container having a small diameter such as a bottle. In addition, a narrow spout is provided at the corner of the upper part of the pouch so that it can be safely and easily transferred to the end, and its opening and shape retention properties are improved so that the spout is not blocked during pouring. Refillable pouch.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a refillable pouch for hermetically wrapping liquid contents such as liquid, a standing pouch that is self-supporting and has some features as a three-dimensional container has been mainly adopted, and the contents when opened Note that the opening is formed by cutting a part of the corner, such as the corner, instead of the entire top of the pouch so that it can be safely transferred to another container without spilling outside. A method of providing an outlet, and a method of attaching a separate spout made of a plastic molding or the like to a part of the upper part of the pouch by heat bonding have been adopted.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of forming the opening part of the pouch by cutting out a part such as a corner part instead of the whole upper part of the pouch is simple, but the dispensing direction of the contents is difficult to stabilize, and in particular, the container to be transferred is a bottle or the like In the case of a small-diameter container, the opening part of the pouch is likely to be displaced from the mouth part of the container during pouring, and the contents may be spilled outside, which is problematic in terms of ease of transfer and safety. It was.
[0004]
In addition, the method of attaching a separate spout made of plastic molding to a part of the upper part of the pouch increases the number of manufacturing processes and costs the spout itself, and the empty pouch with the spout attached has a thickness. This increases the cost of storage and transportation.Furthermore, when filling the contents, for example, the number of empty pouches loaded in the feeder section of the filling machine is greatly reduced, so that the operator frequently As a result, there is a problem that the cost is increased as a whole and the complexity of the process and work is increased.
[0005]
Even with the method of providing a spout portion with a narrow width at the top of the pouch, the operability and safety when transferring the contents to another container can be improved to some extent, but when pouring the contents The mouth of the spout part is difficult to open, and the flow is not stable during pouring, especially when the remaining amount is low, the spout part of the pouch is easy to close, and when the pouch is pressed and pushed out, the contents However, there were still problems in terms of ease of transfer and safety.
[0006]
The present invention has been made in order to solve such problems, and the object of the present invention is to produce in the same process as a normal pouch without requiring a separate spout by a molded article or the like. The product can be easily manufactured and filled with the contents.In use, the mouth of the spout can be easily opened by simply cutting off the tip of the spout provided at the corner of the top of the pouch. It is also inexpensive and has excellent suitability for use, such as a bottle with a small diameter that can be safely and easily transferred to the end. It is to provide a refillable pouch with high productivity.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The above problems can be solved by the following present invention.
That is, the invention described in claim 1 is a standing pouch type pouch in which a fluid content is sealed and packaged inside, and the outer corner, that is, the tip, both sides of the pouch at the upper corner. And a shoulder portion that is heat-sealed and is provided with a spout portion that is obliquely upward, and is provided with notches on both sides of the spout portion, and at least one wall film of the pouch. From the spout portion to the position near the corner of the pouch bottom on the opposite side of the spout portion, the spout portion has a large width and height, and gradually decreases in width and height toward the lower side. The curved bulging portion having a substantially constant width and height is characterized in that the upper surface and both side surfaces thereof are formed in a plane shape, that is, each section has a trapezoidal shape. Refillable pow Consisting of.
[0008]
By adopting such a configuration, since the pouch is a standing pouch type (see FIGS. 1 and 2), it is self-supporting, easy to handle, and excellent in appearance.
And since the spout part facing diagonally upward is provided in the corner part of the upper part of a pouch, and the notch part is provided in the side part of the both sides, the spout part has the shape which projects diagonally upward. Is formed. Therefore, when transferring the contents filled in the pouch to another container such as a bottle, the tip of the spout is cut off and opened, and the spout is inserted into the mouth of the bottle, for example, on the side of the spout. The contents can be poured out while the notch is placed on the mouth of the bottle, so the spout can be stably fixed to the mouth of the bottle during pouring and the contents can be transferred safely. it can.
[0009]
In addition, at least one wall film of the pouch has a large width and height at the spout portion from the spout portion to a position near the pouch bottom corner on the opposite side of the spout portion, and is directed obliquely downward. The curvilinear bulges that gradually become smaller in width and height and have a substantially constant width and height at the bottom, so that the upper surface and both side surfaces thereof are planar, that is, the cross section of each part of the bulges Is provided in a trapezoidal shape.
Therefore, by simply cutting off and opening the tip of the spout, the spout automatically opens the spout with good shape retention, and after opening, the swollen part of the middle part is driven by the contents. Since the pouch is folded outward and the inside of the pouch is spread outward from the vicinity of the center of the pouch to the spout, the contents can flow smoothly to the spout. The spout is not closed on the way, and the contents can be transferred safely and easily to the end.
[0010]
Further, the lower part of the bulging part is small and substantially constant in width and height, and has a substantially vertical shape, so that it has a rib effect and improves the form stability and self-supporting property of the pouch.
Furthermore, the entire bulging part is formed so that the upper surface and both side surfaces thereof are planar, that is, each part has a trapezoidal shape, so that the resistance to compression is strong and the shape retention is excellent. And its effects and effects are more effectively demonstrated.
As described above, the bulge portion provided on the wall film of the pouch improves the natural opening property and shape retention of the spout portion in the upper portion thereof, i.e., in the vicinity of the spout portion, and the intermediate portion pours the contents. It has the action of an induction part that smoothly flows to the outlet part, and the lower part has an action and an effect of improving the form stability and self-supporting property of the pouch.
[0011]
Further, the invention described in claim 2 is a standing pouch type pouch in which a fluid content is sealed and packaged inside, and an outer periphery, that is, a front end portion, both sides at the corner portion of the upper portion of the pouch. And a shoulder portion that is heat-sealed and is provided with a spout portion that is obliquely upward, and is provided with notches on both sides of the spout portion, and at least one wall film of the pouch. From the spout part to a position near the center of the pouch, or from the spout part to the vicinity of the pouch center, bend in a V shape, and to a position near the corner of the top of the pouch on the opposite side of the spout part, The spout has a large width and height, and a tail-like portion connected to the bulge has a small width and height. Stand It is provided in the shape forming the a pouch refill according to claim.
[0012]
This configuration is the refillable pouch according to the first aspect of the present invention, wherein the shape of the bulge portion provided on the wall surface film, particularly the bulge portion formed in the main body portion of the pouch connected to the bulge portion of the spout portion. The shape is changed and the variation of the shape of the bulge portion is shown.
Therefore, the bulge portion provided on the wall film of the pouch is extended from the spout portion of the pouch to the position near the center portion of the pouch (see FIG. 3). When the width and height of the portion are reduced and the upper surface and both side surfaces thereof are formed in a plane shape, that is, when the cross section of each portion is formed in a trapezoidal shape, the bulge portion near the spout portion is The natural opening of the spout and its shape retention are improved, and the tail-shaped part that leads to it is folded outward when the contents are poured out so that the pouch is spread outward. It has the action of a guiding part that smoothly flows.
[0013]
In addition, the bulging part is bent in a V shape near the center of the pouch from the pouch outlet (see FIG. 4), and extends to a position near the corner of the upper part of the pouch on the opposite side of the outlet. The width and height are large, and the tail-shaped part connected to the width is small in width and height, and the upper surface and both side surfaces are each formed into a planar shape, that is, the cross section of each part is provided as a trapezoid. In this case, the bulge portion in the vicinity of the spout portion improves the natural opening property and shape retention of the spout portion, as described above, and the V-shaped tail-shaped bulge portion connected to the bulge portion before opening the pouch In this case, since the deaeration seal at the time of filling the contents substantially matches the shape of the crease formed on the upper part of the pouch, it has the effect of stabilizing the form of the pouch and improving the appearance. In addition, the V shape is preferable in that the right and left balance can be achieved and the discomfort on the appearance due to the bulging portion can be reduced.
After opening the spout part, air enters the pouch, and the V-shaped bulge part is folded outward due to the volume and weight of the contents, so that the pouch is spread outward. It has the effect of smoothly flowing to the outlet.
The configuration of the pouch other than the bulging portion is the same as that of the refilling pouch according to the first aspect of the present invention, and the function and effect thereof are also the same, so that the description thereof is omitted.
[0014]
The invention described in claim 3 is a shape having a two-step inclination in which the shoulder lines on both sides of the spout portion and the inner lines of the heat seal portions on the side portions taper toward the tip direction of the spout portion, respectively. The refillable pouch according to claim 1 or 2, wherein the pouch is formed as described above.
[0015]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention described in claim 1 or 2, when opening the spout part and pouring the contents, both side heat seal parts of the spout part In addition to the side lines, both shoulders can be raised in a square shape at an angle smaller than the right angle with respect to the center line of the spout port. The angle of the crease generated in the tip direction becomes smaller, the opening can be made at a longer distance, and the blocking of the spout portion can be more effectively prevented.
[0016]
The invention described in claim 4 comprises the refillable pouch according to any one of claims 1 to 3, wherein an easy-opening means is provided in the spout portion.
[0017]
The easy-opening means is a method of laminating a uniaxially stretched film in a laminated film of a pouch, or a half cut line by laser light irradiation, in addition to a notch often used in ordinary pouches (in this case, a uniaxially stretched film is Used in such a manner that the stretching direction coincides with the opening direction of the spout part), and these may be used alone, for example, as a laminate of a notch and a half-cut line or a uniaxially stretched film. It can also be used in combination as appropriate.
When providing a half cut line, not only a straight half cut line but also an intermittent half cut line such as a perforation can be provided.
In addition, the number of such half-cut lines may be one, but assuming that the tearing direction is deviated, a plurality of half-cut lines such as one on each side of the center half-cut line or two on each side. Can also be provided in parallel.
[0018]
In particular, the refillable pouch according to the present invention is provided with a bulging part at the opening position of the spout part, so that the direction of tearing tends to become unstable, and the easy-opening means is used in combination as described above. Is more preferable.
In addition, although the notch of a 1 shape or a V shape is normally utilized for the said notch, a shape is not specifically limited, What is a shape which has an acute angle part in a cutting direction can be used.
[0019]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention according to any one of claims 1 to 3, when opening the spout portion, only a hand is used without using a tool such as a bag. Thus, the tip of the spout can be easily cut off at a desired position to open the spout, thereby automatically opening the spout with a good shape retention.
[0020]
The invention described in claim 5 is the refillable pouch according to claim 4, wherein the easy-opening means is provided by a combination of a notch and a half-cut line by laser light irradiation.
[0021]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention described in claim 4, as described above, even if the bulge portion is provided in the spout portion, a desired position, that is, a half The tip of the spout can be cut out reliably and easily at the position of the cut line to open the spout.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments such as a film used for producing the refillable pouch of the present invention and a method for producing the pouch will be described below.
The film used for the production of the refill pouch of the present invention is mainly a laminated film mainly composed of plastics, but is not particularly limited. For example, known laminated films used for various liquid pouches are: Either can be used.
From these, it is possible to freely select and use one suitable for the use conditions such as the type of contents to be packaged and the presence or absence of heat treatment after filling.
The following structures are mentioned as a typical example of the structure of the laminated | multilayer film which can be used preferably.
[0023]
(1) ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(2) ON film / adhesive / uniaxially stretched HDPE film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(3) ON film / adhesive / uniaxially stretched PP film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(4) ON film / adhesive / uniaxially stretched PP film / adhesive / aluminum foil / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(5) ON film (silica vapor deposition layer) / adhesive / uniaxially stretched HDPE film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(6) ON film / anchor coat layer / co-extrusion coat layer (HDPE layer / L / LDPE layer) (sealant layer is L / LDPE layer)
(7) ON film / anchor coat layer / co-extrusion coat layer (HDPE layer / LDPE layer) / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(8) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(9) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / CPP film (sealant layer)
(10) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(11) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / CPP film (sealant layer)
(12) PET film / adhesive / EVOH film / adhesive / ON film / adhesive / CPP film (sealant layer)
However, the present invention is not limited to these, and various combinations of laminated films can be used.
[0024]
In the above, ON film is biaxially stretched nylon film, L / LDPE is linear low density polyethylene, HDPE is high density polyethylene, LDPE is low density polyethylene, PP film is polypropylene film, PET film is biaxially stretched polyethylene terephthalate film EVOH film refers to a saponified ethylene-vinyl acetate copolymer film, and CPP film refers to an unstretched polypropylene film.
The anchor coat is a kind of primer coat that is pre-coated on the base film side in order to improve the adhesiveness when the resin is laminated by extrusion coating.
[0025]
In the configuration of the laminated film, the ON film and the PET film give the pouch mechanical strength and printability as a base film, and the uniaxially stretched HDPE film and the uniaxially stretched PP film have a pouch outlet. The tear directionality can be further stabilized by using it so as to coincide with the tear direction at the time of opening the portion or as much as possible.
And aluminum foil, a silica vapor deposition layer, an EVOH film, etc. are laminated | stacked in order to provide gas barrier property.
In addition, as an example of the sealant layer, two types of L / LDPE film and CPP film were given. However, the L / LDPE film has heat seal stability and content resistance, such as stress cracking resistance against a surfactant. The CPP film is excellent in heat resistance and low odor, and is suitable for packaging contents that require these performances.
[0026]
In addition to the above, the sealant layer has an ethylene / α-olefin copolymer, an ethylene / vinyl acetate copolymer, an ethylene / acrylic acid copolymer, an ethylene / acrylic acid ester copolymer, depending on the content to be filled. An ionomer, a polyester resin, or the like can be appropriately selected and used.
[0027]
In particular, an ethylene / α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst such as a metallocene catalyst has a narrow molecular weight distribution and a stable copolymerization ratio. It has excellent sealing properties, and is suitable for a sealant layer of a pouch having a level difference due to a difference in film overlap in a heat seal portion such as a standing pouch in that pinholes can be prevented from being generated due to omission of a seal.
Furthermore, by using a blend of an olefin elastomer with the copolymer, the heat fluidity of the sealant layer is improved, and the generation of pinholes due to the steps can be more effectively prevented.
[0028]
Next, the manufacturing method of the refillable pouch of the present invention manufactured using the above laminated film will be described.
Since the refillable pouch of the present invention has a main body portion of a standing pouch type, it can be basically manufactured using a conventional pouch-making machine for standing pouches.
[0029]
只 It differs from a normal standing pouch in that the following configuration is added.
(1) A point where a spout is provided at the corner of the upper part of the pouch.
(2) A notch is provided on both sides of the spout.
(3) Further, if necessary, easy opening means is provided in the spout portion.
(4) The wall film of the pouch is provided with bulges of various shapes from the spout part to the main part of the pouch.
[0030]
Therefore, a processing apparatus for providing the additional components described in (1) to (4) above, that is, a trimming apparatus for providing a spout part, a notch part, etc., a heat sealing apparatus or the like is added or changed, And, for example, an embossing device for providing a curved bulge on the pouch wall film, or a laser beam irradiation device for providing a half-cut line, or the like is incorporated into a standing pouch bag making machine, or a part thereof Can be easily manufactured by preparing as a separate line.
[0031]
In addition, the bulge height of the bulge part provided in the said wall surface film is although it does not specifically limit, About 1-7 mm is preferable in the spout part, and about 2-5 mm is still more preferable. When the height is less than 1 mm, the effect on the natural opening is reduced, and when the height is more than 7 mm, there is no necessity thereof, and the processing itself becomes difficult, and at the same time, the spout part becomes bulky and empty. This is not preferable because the handleability of the bag and the suitability for loading in the filling and sealing machine are lowered.
[0032]
For example, in the case of the refilling pouch according to the first aspect of the present invention, the height of the portion other than the spout portion of the bulge portion is inclined at the intermediate portion where the width gradually decreases from the spout portion toward the diagonally downward direction. In addition, it can be lowered to about 2 to 0.8 mm.
In particular, the shape of the lower part of the bulging part is suitably a trapezoidal shape in which the width of the rising part is 3 to 4 mm, the width of the upper surface is 1 to 2.5 mm, and the height is about 1.5 to 2 mm.
Further, in the case of the refilling pouch of the invention described in claim 2, the bulge part of the spout part is the same as described above, but the bulge part of the tail-shaped part connected to the bulge part of the spout part is Similar to the lower part, a trapezoidal shape having a width of the rising part of 3 to 4 mm, a width of the upper surface of 1 to 2.5 mm, and a height of about 1.5 to 2 mm is suitable.
[0033]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to these drawings.
FIG. 1 is a front view showing a configuration of a first embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
And FIG. 2 is a figure which shows the cross-sectional shape in the AA line and BB line of the bulging part provided in the wall surface film of the refilling pouch shown in FIG. It is an expanded sectional view in the AA line at the time of providing a bulge part in one wall film, (b) of (1) is symmetrically provided so that a bulge part may overlap with the wall film of both sides at the same position. (A) in (2) is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB in the case where the bulging portion is provided on one wall surface film. (B) is an enlarged cross-sectional view taken along the line B-B in the case where the bulging portion is provided on both wall surface films.
[0034]
In FIG. 1, a refillable pouch 100 has a main body portion formed in a standing pouch form, and a bottom portion 1 is formed in a gusset form in which a film is folded inward according to a conventional method, and is folded inwardly. A semi-circular cutout is provided in the vicinity of the lower ends of both sides of the boat, and is heat-sealed at the bottom heat-sealing portion 2 having a boat bottom shape.
Further, the body portion of the pouch 100 is formed by heat-sealing both side edge portions of the wall film 5 on the front and rear surfaces with the body heat seal portion 3.
[0035]
A spout portion 6 that faces obliquely upward is provided at the upper corner of the pouch 100 in a protruding shape by trimming the notches 7a and 7b on both sides. Side portions 12 and shoulder portions 13 on both sides are formed by heat sealing.
On the right side of the spout portion 6 in the vicinity of the front end portion thereof, a knob 8 and a V-shaped notch 9 as an easy-opening means are provided at the same time when the notch 7a is trimmed. Such knobs 8 and notches 9 can also be provided on both sides of the spout 6.
[0036]
In addition, a half-cut line 10 by laser light irradiation is further provided at the position of the cut line connected to the notch 9 as easy-opening means. The half-cut line 10 may be one center, but in the example shown in the figure, two half-cut lines are provided on both sides of the center half-cut line, and a total of five half-cut lines are provided in parallel and close to each other. It is configured. By forming a plurality of half-cut lines 10 in this way, even if the tearing direction deviates from the center, it is inherited by the adjacent half-cut line, so that the directionality of tearing can be further stabilized. .
[0037]
The wall film 5 of the pouch 100 has a large width and height at the spout portion 6 from the spout portion 6 to a position near the pouch bottom corner on the opposite side of the spout portion 6 (C ₁ ), The width and height gradually decrease diagonally downward (C ₂ ), Bottom (C _Three ), The curved bulge portion C, which is substantially constant, is configured such that the upper surface and both side surfaces thereof are planar, that is, the cross section is trapezoidal.
Such a bulge C may be provided only on one of the two front and rear wall films, but the effect can be obtained by providing the two wall films symmetrically so as to overlap at the same position. Can be further improved.
In addition, in FIG. 1, the upper heat seal part 4 is a part utilized as a filling port of the contents, and the heat sealing is performed after filling the contents.
[0038]
FIG. 2 is a diagram showing the cross-sectional shapes of the bulging portion C provided on the wall film 5 of the refillable pouch 100 shown in FIG. 1 along the lines AA and BB. [FIG. 2] is an enlarged cross-sectional view taken along the line AA when the bulging portion is provided only on one wall film, and (b) in (1) is symmetrical so that the bulging portion overlaps the wall film on both sides at the same position. (2) (a) is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB when the bulging portion is provided on one wall film, (2) (B) is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB in the case where the bulges are provided on both wall surface films.
[0039]
As shown in FIGS. 2A and 2B, the bulging portion C is provided with a shape in which the upper surface and both side surfaces each have a planar shape and the cross-section has a trapezoidal shape. As described above, in the vicinity of the spout portion, the natural opening of the spout portion and its shape retention are improved, making it easy to pour the contents. The pouch can be easily flowed to the spout, and at the lower part, the form stability and self-supporting property of the pouch can be more effectively improved.
Moreover, such a bulging part can be formed with high productivity by an embossing method.
[0040]
By adopting the configuration as described above, the refillable pouch 100 filled with liquid content and degassed and sealed with the upper heat seal portion 4 is self-supporting, easy to handle, and excellent in appearance, When the contents are transferred to another container, the tip of the spout 6 is easily picked by the finger 8 with the finger 8 and is torn in the direction of the half-cut line 10 so that the half-cut line starts from the notch 9. 10 can be easily torn and the spout portion 6 can be opened.
[0041]
The opened pouch 100 has a curved bulge C passing through the wall film 5 from the spout 6 through the center of the pouch 100 to a position near the pouch bottom corner opposite to the spout 6. Since the pouch 100 is placed on a flat surface, the spout portion 6 can be expanded by the swelling portion C. ₁ Automatically opens in a good shape-retaining state, and the bulge C ₁ Swelling part C of the middle part that leads to ₂ However, since the contents are expanded outward by the volume and weight of the content, the flow of the content to the spout and the spout from the spout can be performed smoothly.
And the lower bulge C _Three Is a vertical shape with substantially constant width and height, and has a rib effect, so that the form stability and self-supporting property of the pouch 100 are improved.
[0042]
Then, when transferring the contents filled in the pouch 100 to another container such as a bottle, the body of the pouch 100 is supported by hand, and the opened spout part is inserted into the mouth part of the bottle, for example, and cut. The contents can be transferred while the notch 7a or 7b is applied to the mouth of the bottle, so that the outlet is well fixed to the mouth of the bottle, and even the contents with relatively high viscosity can be used. It is possible to safely and easily transfer to the end without the outlet portion being blocked on the way.
[0043]
FIG. 3 is a front view showing the configuration of the second embodiment of the refill pouch of the present invention, and FIG. 4 is a front view showing the configuration of the third embodiment of the refill pouch of the present invention. is there.
In FIG. 3, the main portion of the refill pouch 200 is formed in a standing pouch shape like the refill pouch 100 shown in FIG. 1, and the upper corner of the pouch 200 is slanted. An upwardly directed spout portion 6 is provided in a shape protruding by trimming of the cutout portions 7a and 7b on both sides, and its outer periphery, that is, the tip portion 11, the side portions 12 on both sides, and the shoulder portion 13 are heat sealed. Is formed.
[0044]
And the shoulder 13 on both sides of the spout part 6 and the inner line of the heat seal part of the side part 12 are formed in a shape having a two-stage slope that tapers toward the tip direction of the spout part. .
Further, a knob 8 and a V-shaped notch 9 as an easy-opening means are provided at the right side near the tip of the spout 6 at the time of trimming of the notch 7a. Such knobs 8 and notches 9 can also be provided on both sides of the spout 6.
[0045]
Further, a half-cut line 10 by laser light irradiation as an easy-opening means is provided at the position of the cut line connected to the notch 9. The half-cut line 10 may be a single center line, but as shown in the figure, one or two of each of the half-cut lines 10 may be provided close to each other on both sides of the center half-cut line. it can.
By providing a plurality of half-cut lines 10, such as three, five, etc., even when the tearing direction deviates from the center half-cut line when opened, the adjacent half-cut lines are taken over. Therefore, the directionality of tearing can be further stabilized.
[0046]
The wall film 5 of the pouch 200 is provided with a bulging portion C that bulges outside the pouch from the spout portion 6 to a position near the center of the pouch. The bulge portion C has a large width and height at the spout portion, a small width and height at the tail-shaped portion connected to the spout portion, and the upper surface and both side surfaces thereof have a surface shape. The cross section of each part is provided in a trapezoidal shape.
In addition, in the position below the half cut line 10 of the spout portion of the bulge portion C, reinforcing ribs 14 for the bulge portion can be provided as necessary in order to further improve the shape retention of the bulge portion.
Such a bulging portion C may be provided only on the wall film on one side, or may be provided symmetrically on the wall film on both sides.
Since the operational effects of the bulging portion C having the above-described shape have been described above, they are omitted here.
[0047]
Next, the refill pouch 300 shown in FIG. 4 is similar in structure to the refill pouch 100 shown in FIG. 1 in the same manner as the refill pouch 200 shown in FIG. Only the pattern of the bulging portion C provided in the above is changed.
In this case, as shown in the figure, the bulging portion C passes through the vicinity of the center of the pouch from the spout 6 and is bent in a V shape from here to be near the corner on the upper side of the pouch opposite to the spout. In the spout portion, the width and height are large, the V-shaped tail-shaped portion connected to the spout portion is small in width and height, and the upper surface and both side surfaces are formed in a planar shape. In other words, each section is provided in a trapezoidal shape.
[0048]
The bulging portion C can also be provided with reinforcing ribs 14 for the bulging portion at a position below the half cut line 10 of the spout portion, if necessary.
Also in this case, the bulging part C may be provided only on the wall film on one side, or may be provided symmetrically on the wall film on both sides.
The operation and effect of the bulging portion C having the above-described shape is also omitted because it has been described above.
[0049]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to manufacture with good productivity in a process substantially the same as that of a normal pouch without the need for a separate spout by a molded article or the like, and the filling of the contents is easy. In addition, the self-supporting, shape stability, and appearance of the pouch after filling and sealing the contents are good, and in use, the tip of the spout portion provided at the corner of the top of the pouch can be easily cut off and opened. This automatically opens a spout with excellent shape retention, allowing not only low-viscosity content but also high-viscosity content to flow into and out of the spout. It is possible to carry out, and the spout is not blocked during pouring, and it can be safely and easily transferred to the end without spilling the contents of a bottle with a small diameter. Refill with excellent suitability for use An effect that can provide use pouch good productivity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a configuration of a first embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
2 is a diagram showing a cross-sectional shape of the bulge portion provided on the wall film of the refillable pouch shown in FIG. 1 along the lines AA and BB, wherein (b) in (1) is the bulge. It is an expanded sectional view in the AA line at the time of providing a part in one wall film, (b) of (1) provided the bulging part symmetrically so that it may overlap on the wall film of both sides, and the same position (A) in (2) is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB in the case where the bulging portion is provided on one wall surface film. ) Is an enlarged cross-sectional view taken along line BB in the case where the bulging portion is provided on both wall surface films.
FIG. 3 is a front view showing a configuration of a second embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 4 is a front view showing a configuration of a third embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Bottom
2 Bottom heat seal
3 Body heat seal part
4 Upper heat seal part
5 Wall film
6 Outlet part
7a, 7b Notch
8 Picking part
9 notches
10 Half-cut wire
11 Tip
12 Side
13 Shoulder
14 Reinforcement ribs on the bulge
C bulge
C ₁ Swelling part of spout
C ₂ Middle bulge
C _Three Lower bulge
100, 200, 300 Refillable pouch

Claims

A standing pouch type pouch in which fluid contents are sealed and packaged, and the outer periphery, that is, the tip, both sides, and both shoulders are heat-sealed at the upper corner of the pouch. A spout portion having an obliquely upward shape is provided, and notches are provided on both sides of the spout portion. Further, at least one wall film of the pouch is opposed to the spout portion from the spout portion. A curved shape that has a width and height that are larger at the spout, gradually decreases toward the lower side, and has a substantially constant width and height at the bottom, toward the corner near the pouch bottom corner. The refillable pouch is characterized in that the bulging portion is provided so that the upper surface and both side surfaces thereof are planar, that is, each section has a trapezoidal shape.

A standing pouch type pouch in which fluid contents are sealed and packaged, and the outer periphery, that is, the tip, both sides, and both shoulders are heat-sealed at the upper corner of the pouch. A spout portion having an obliquely upward shape is provided, a notch portion is provided on both sides of the spout portion, and at least one wall film of the pouch is provided near the pouch center from the spout portion. From the spout part, it bends in a V shape in the vicinity of the pouch center from the spout part, and reaches a position near the corner part of the top of the pouch on the opposite side of the spout part, and the spout part has a large width and height, In the tail-shaped part connected to this, the bulging part where the width and height are reduced is provided so that the upper surface and both side surfaces thereof are planar, that is, each section has a trapezoidal shape. Pouch refill characterized.

The shoulder line on both sides of the spout part and the inner line of the heat seal part on the side part are formed in a shape having a two-stage slope that tapers toward the tip direction of the spout part. The refillable pouch according to claim 1 or 2.

The refillable pouch according to any one of claims 1 to 3, wherein an easy-opening means is provided in the spout portion.

The refillable pouch according to claim 4, wherein the easy-opening means is provided by a combination of a notch and a half-cut line by laser light irradiation.