JP4270659B2 - Refillable pouch - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液状物など流動性を有する内容物を密封包装し、使用時に内容物を他の容器に移し替えて使用する詰め替え用パウチに関し、更に詳しくは、パウチの形状がスマートで意匠性に優れると共に、内容物を注出する際、比較的粘度の高い内容物であっても、最後まで容易に移し替えられるよう、パウチを上部から底部にかけて縦方向に徐々に二つ折りしながら注出できるようにし、最終段階でも内容物を容易に絞り出せるようにパウチの構成を改良した詰め替え用パウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液状物などの流動性を有する内容物を密封包装し、使用時に内容物を他の容器に移し替えて使用する詰め替え用パウチとしては、例えば、パウチの上部の一部に幅を狭くした突出する形状の注出口部を設けたもの、また、その注出口部が注出の途中で閉塞しないよう、更に注出口部にエンボス加工などを施して開口部の保形性を向上させたもの、或いは、プラスチック成形物などによる別体の注出口をパウチ上部の一部に熱接着して取り付けたものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パウチの上部の一部に幅を狭くした突出する形状の注出口部を設けたもの、また、更にその注出口部にエンボス加工などを施して開口部の保形性を向上させたものは、粘度の低い内容物に対しては良好に使用することができるが、内容物の粘度が高くなると急激に注出速度が低下し、注出に時間がかかり、また、注出の最終段階で内容物がパウチ内に残りやすい問題があった。
【0004】
また、プラスチック成形物などによる別体の注出口をパウチ上部の一部に取り付けたものも、内容物の粘度が比較的低い場合は、好適に使用できるものの、内容物の粘度が高くなると前記と同様な問題があるほか、パウチの製造工程が増え、注出口自体にも費用がかかり、また、注出口を取り付けた空パウチは、厚さが増すため、保管や運搬の費用も割高となり、内容物の充填の際にも、例えば、充填機のフィーダー部への空パウチの積み込み数が大幅に減少するため、オペレーターが頻繁に空パウチの供給を行う必要を生じるなど、全体としてコストアップと工程及び作業の煩雑さが増す問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常のパウチと同様な工程で生産性よく製造でき、パウチ形状がスマートで、印刷効果もよく意匠性に優れると共に、内容物の充填も容易で、且つ、内容物の使用時には、比較的粘度の高い内容物であっても、最後まで内容物を残すことなく容易に絞り出して移し替えることができるという、安価で使用適性に優れた詰め替え用パウチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、周囲の端縁部が袋状にヒートシールされ、流動性を有する内容物が密封包装されるスタンディングパウチ形式のパウチであって、該パウチの上部がくびれた形状に狭い幅に形成されると共に、該パウチが積層フィルムで形成され、且つ、該パウチの少なくとも一方の壁面が、中間層に紙層を含む積層フィルムで形成され、また、該パウチの上部の端縁部に、内容物の注出口を形成するための切り取り線が設けられ、更に、該パウチの両側の壁面の積層フィルムの幅方向の中央部のうち、少なくとも一方の壁面の中間層に紙層を含む積層フィルムの幅方向の中央部に、内容物を注出する際、パウチを幅方向に二つ折りしやすくするための縦方向の折り曲げ線が設けられていることを特徴とする詰め替え用パウチからなる。
【0007】
本発明の詰め替え用パウチは、上部がくびれた形状に狭い幅に形成されているので、上記切り取り線は、上部の端縁部、即ち、上部のヒートシール部全体を切り取るように設けてよいが、内容物の粘度や移し替えを行う容器の口部の大きさに応じて、更に小さく、例えば、パウチ上部の中央部などを部分的にV字状などの任意の形状に切り取るように設けることもできる。
このような切り取り線は、印刷で表示すればよく、パウチの絵柄などの印刷の際、同時に容易に設けることができる。
【0008】
前記紙層を含む積層フィルムの紙層は、積層フィルムの剛性を高め、折り曲げ線の折り曲げ効果を一層向上させると共に、その優れた白色度により印刷効果を高め、前記パウチ上部のくびれた形状と相まって、パウチの意匠性を一層向上させることができる。
このような紙層は、パウチの積層フィルムの全面に積層してもよく、また、積層フィルムの一部に積層することもできる。
紙層に用いる紙は、サイズ度が高く、瓶などに貼着されるラベル紙のような材質の紙が好ましく、坪量は、50〜170g/m2 が好ましい。
【0009】
また、折り曲げ線は、通常の筋押し(押し罫)状で、外側に突出した形状または窪んだ形状のいずれでもよく、また、その幅と高さ(または深さ)は適宜に設定することができる。
このような折り曲げ線は、エンボス法や各種の熱プレス成形法などにより容易に設けることができ、パウチの片側の壁面の紙層を含む積層フィルムのみに設けてもよいが、両側の壁面の積層フィルムの中央部の重なる位置に設けることが更に好ましい。
尚、上記切り取り線の印刷の際、同時に、意匠性を向上させるための絵柄や内容物に関する表示事項などの印刷も施されるが、更に、内容物を使用する際、前記折り曲げ線でパウチを折り曲げながら注出することを示す絵柄や説明を加えることが好ましい。
【0010】
このような構成を採ることにより、パウチの上部がくびれた形状であるため、ボトルなどの容器に似たスマートな外観となり、また、紙層により、印刷効果が高められ、パウチの意匠性が向上すると同時に、縦方向の折り曲げ線の折り曲げ効果が向上し、パウチを折り曲げ線で縦方向に二つ折りした時、折り曲げやすく且つその保形性がよく、一層容易に内容物を注出できるようになる。
【0011】
そして、パウチに充填された内容物を使用する際、即ち、他の容器に移し替える際には、先ず、パウチ上部の端縁部に設けられた切り取り線に沿って、上部のヒートシール部を切り取って開封し、次いで、パウチの中央部に設けられた縦方向の折り曲げ線により、最初はパウチの上部を二つ折りして、徐々に傾けて注出することにより、パウチの上部全体が開封されている場合でも、開口部の幅が実質的に半分になっているため、内容物を外にこぼすことなく、迅速に注出することができ、更に、内容物の減量に応じて徐々にパウチの下部まで折り曲げ線で折り曲げるようにして注出することにより、最終段階では、パウチ全体が半分の幅になっているので、内容物の粘度が比較的高い場合でも、手でしごいて絞り出しやすく、内容物を残すことなく迅速且つ容易に移し替えることができる。
【0012】
請求項2に記載した発明は、前記切り取り線に易開封性手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え用パウチからなる。
【0013】
上記易開封性手段は、通常のパウチでも多用されるノッチのほか、レーザー光照射などによるハーフカット線、或いは、パウチの積層フィルム中に一軸延伸フィルムを積層する方法(この場合、一軸延伸フィルムは、その延伸方向が切り取り線の方向と一致するように用いる)、カットテープの貼着などがあり、これらは単独で用いてもよく、また、例えば、ノッチと、ハーフカット線、または一軸延伸フィルムの積層、またはカットテープの貼着などのように適宜組み合わせて用いることもできる。
【0014】
ハーフカット線を設ける場合、直線や曲線などの連続する形状のハーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハーフカット線で設けることもできる。
また、このようなハーフカット線は、1本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に各1本、または各2本など複数本のハーフカット線を平行、または中心線に収斂する形状などに設けることができる。
前記ノッチは、通常、一字形やV字形のノッチが利用されているが、形状は特に限定されず、切り取り方向に尖った部分を有する形状であれば何でも使用することができる。
【0015】
このような構成を採ることにより、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、パウチを切り取り線で開封する際、鋏などの道具を必要とせず、手だけで、容易に切り取って開封することができる。
【0016】
また、請求項1に記載した発明では、前記パウチがスタンディングパウチ形式に形成された構成としている。
【0017】
上記スタンディングパウチ形式のパウチは、パウチの底部が、両側の壁面の積層フィルムの下部の間に、底面フィルムを内側に折り込んで挿入してなるガセット形式に形成され、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍には半円形などの底面フィルム切り欠き部が設けられ、且つ、該ガセット部が、船底形のシールパターンでヒートシールされて形成されるものである。
上記船底形のシールパターンは、底部の中心部から両側が曲線状に立ち上がる船底形状でもよく、また、一定の幅と長さの底部から両側が傾斜直線状に立ち上がる船底形状でもよい。
【0018】
このような構成を採ることにより、パウチに自立性が備わり、特に、内容物が充填された後のパウチの取り扱いが容易になるほか、外観も優れたものとなり、また、内容物の移し替えの際、途中で止めて立てて置くこともできるので、移し替えの操作を一層容易に行えるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の詰め替え用パウチに用いるフィルム、およびパウチの製造方法など発明の実施の形態について説明する。
本発明の詰め替え用パウチに用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、例えば、各種液体用パウチなどに用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用することができ、これらの中から、包装する内容物の種類や充填後の取り扱いなど使用条件に応じて、適するものを自由に選択して使用することができる。
【0020】
好ましく使用できる積層フィルムの構成の代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。
(1) ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(2) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(3) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸PPフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(4) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸PPフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(5) ONフィルム(シリカまたはアルミナ蒸着層)/接着剤/一軸延伸または二軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコート層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層はL・LDPE層)
(7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコート層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(8) PETフィルム/接着剤/(アルミニウム蒸着層)ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(9) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(10)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(12)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(13)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。
【0021】
尚、積層フィルムの構成を紙層を含む構成とする場合、特に限定する訳ではないが、上記積層フィルムの最外層の内側など中間層に、紙の両側を、PETフィルム、ONフィルム、二軸延伸PPフィルムなどの防湿性材料で挟み込むようにして積層することが好ましい。このように積層することにより、紙自体の耐水性不足が補われると共に、パウチに絵柄などの印刷を施す際、最外層のフィルムの内面と、紙の外面のうち、いずれか一方の面でも、また、両方の面でも任意に印刷することができ、且つ、その印刷効果を紙の白色度により向上させることができる。
また、紙は、積層フィルムの全面に積層してもよいが、一部に積層することもできる。
【0022】
紙を積層フィルムの全面に積層する場合は、上記他のフィルムの積層と同様、接着剤を用いるドライラミネーション法で貼り合わせるほか、ポリエチレンなどの熱接着性樹脂を積層面にTダイで膜状に押し出して圧着する押し出しラミネーション法でも積層することができる。
また、紙を積層フィルムの一部に、例えば、帯状などの形状に積層する場合は、上記押し出しラミネーション法により、容易に積層することができる。
紙を積層した場合、紙は白色度に優れているので前述したように印刷効果が高められ、パウチの意匠性を向上させることができる。また、積層フィルムの剛性も高められ、折りクセが付きやすくなるので、折り曲げ線の効果を一層高めることができる。
【0023】
上記において、ONフィルムは二軸延伸ナイロンフィルム、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレン、PPフィルムはポリプロピレンフィルム、PETフィルムは二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルムを指すものである。
また、アンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコートの一種である。
【0024】
前記の積層フィルムの構成において、最外層のONフィルム、PETフィルムは、基材フィルムとしてパウチに機械的強度や印刷適性を付与し、中間層の一軸延伸HDPEフィルム、一軸延伸PPフィルムは、パウチを開封する際の切り取り線が、横方向など一定の場合、その延伸方向をパウチの切り取り線の方向と一致するように用いることにより、易開封性手段の一つとして、引き裂きの方向性を安定化させることができる。また、切り取り線が、斜め方向や、縦横など複数の方向にある場合は、強度および透湿度向上層として二軸延伸HDPEフィルムまたは二軸延伸PPフィルムを用いることが好ましい。
【0025】
そして、シリカまたはアルミナ蒸着層、アルミニウム蒸着層、アルミニウム箔、EVOHフィルムなどは、ガスバリヤー性を付与するために積層するものである。
また、シーラント層としては、L・LDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げたが、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に適している。
【0026】
シーラント層には上記のほか、充填される内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用することができる。
【0027】
特に、エチレン・αオレフィン共重合体でメタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優れており、スタンディングパウチのようなヒートシール部にフィルムの重なりの差による段差のあるパウチのシーラント層には、シール抜けによるピンホールの発生を防止できる点で適している。
更に、前記共重合体にオレフィン系エラストマーをブレンドしたものを用いることにより、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差によるピンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
【0028】
次に、以上のような積層フィルムを用いて製造する本発明の詰め替え用パウチの製造方法について説明する。
本発明の詰め替え用パウチは、上部がくびれた形状に狭い幅に形成されるが、この部分は、パウチの側部をくびれた形状に対応するシールパターンでヒートシールし、余分な部分をトリミングすることにより容易に形成することができる。従って、パウチ本体の形式は、特に限定されず、例えば、三方シール形式、四方シール形式のパウチのほか、スタンディングパウチなどをベースにして、その応用形態として容易に製造することができる。
【0029】
即ち、採用するパウチ形式に応じて、それぞれに対応する製袋機を利用して、その側部をヒートシールするシールパターンを、上部がくびれた形状にヒートシールできるシールパターンに変更し、また、トリミング装置を付加すると共に、ノッチ、ハーフカット線などの易開封性手段や、切り欠き部、そして、パウチの折り曲げ線などの追加構成部分を加工するための加工装置、即ち、打ち抜き装置、レーザー光照射装置のほか、エンボス装置、または熱プレス成形装置などをインラインに組み込むか、或いは、オフラインとして別に用意することにより、容易にパウチを製造することができる。
【0030】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に説明する。
但し、本発明はこれらの図面に限定されるものではない。
図1〜図4は、それぞれ本発明の詰め替え用パウチの一実施例の構成を示す平面図である。
そして、図5は、図1に示した詰め替え用パウチに充填された内容物を他の容器に移し替える際の注出方法を説明する要部の斜視図である。
【0031】
図1は、本発明の詰め替え用パウチの第1の実施例の構成を示す平面図であり、図5は、図1に示した詰め替え用パウチに充填された内容物を他の容器に移し替える際の注出方法を説明する要部の斜視図である。但し、パウチの形状は、注出の最終段階に近い時の形状で示した。
図1に示した詰め替え用パウチ100は、その本体がスタンディングパウチ形式に製袋されており、底部が、常法に従って、両側の壁面の積層フィルム1の下部の間に、底面フィルムを内側に折り返して挿入して形成されるガセット形式で形成され、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍に、この場合、半円形の底面フィルム切り欠き部5、5が設けられ、該ガセット部が船底形の底部シール部2でヒートシールされて形成されている。
【0032】
また、胴部は、両側の側部の端縁部を、図示したようにパウチ100の中段から上部にかけて、両側が曲線状にくびれた形状に上部が狭い幅になる側部シール部3、3でヒートシールし、且つその外側をトリミングして形成され、上部が開口する袋状に形成されている。
上部シール部4は、内容物の充填前は未シールの開口部とし、この部分から内容物を充填した後、脱気シールなどによりヒートシールして密封される。この点は、以下の図2〜図4に示す詰め替え用パウチにおいても同様である。
そして、パウチ100の中央部、即ち、壁面の積層フィルム1の中央部には、縦方向の折り曲げ線6が設けられ、また、上部シール部4の内側近傍に、これに沿って横方向の切り取り線7と、その端部にノッチ8が設けられて構成されている。
【0033】
尚、パウチ壁面の積層フィルム1には、この場合、全面に紙層が積層された積層フィルムが用いられている。このような紙層を含む積層フィルム1は、パウチの両側の壁面に用いてもよいが、一方の壁面のみに用いて、もう一方の壁面には紙層を含まない積層フィルムを用いてもよい。
前記折り曲げ線6も、両側の壁面の積層フィルム1の中央部に、同位置に重なるように設けることが、一層折り曲げやすくできるため好ましいが、一方の壁面の積層フィルムのみに設けることもでき、その場合は、紙層を含む積層フィルムに設けることが好ましい。
【0034】
そして、切り取り線7は、印刷による表示のみでもよいが、ノッチ8と組み合わせて、ハーフカット線、または一軸延伸フィルムの積層、またはカットテープの貼着などの易開封性手段を併用することができる。それにより、手だけで容易に、且つ確実に切り取り線7に沿ってパウチ上部を切り取って開封できるようになる。
更に、切り取り線7は、内容物の粘度や移し替えを行う容器の口部の寸法に応じて、パウチ上部の一部を切り取るように、例えば、パウチ上部の中央部にV字形などの形状に設けることもできる。
【0035】
このような構成を採ることにより、詰め替え用パウチ100は、スタンディングパウチ形式であるため、内容物を充填したパウチ100は、自立性があり、取り扱いやすく、且つ、上部がくびれた形状に狭い幅になっているのでボトルの外形に似てスマートな外観となり意匠性にも優れている。
また、パウチ壁面の積層フィルム1には、紙層がその全面に積層されているので、印刷効果が高められ、パウチの意匠性が更に向上すると同時に、適度の剛性が付与され、折り曲げ線6もシャープに形成することができ、折りクセも付きやすく、パウチ100を折り曲げ線6で容易に折り曲げられるようになる。
【0036】
そして、内容物の充填は、上部の開口部から容易に充填し、上部シール部4をヒートシールして密封することができる。また、充填された内容物を他の容器に移し替える際には、先ず、パウチ上部の上部シール部4を、ノッチ8を利用して切り取り線7に沿って切り取って開封し、次いで、図5に示したように、パウチ中央部の縦方向の折り曲げ線6により、最初はパウチの上部を二つ折りし、且つ、開口部を縦向きにして、容器50の口部に向けて徐々にパウチ100を傾けて注出することにより、開口部の幅が実質的に半分になっており、また、注出幅を更に小さくすることができるため、内容物を外にこぼすことなく、迅速に注出することができ、更に、内容物の減量に応じて徐々にパウチの下部まで折り曲げ線6で折り曲げるようにして注出することにより、最終段階では、パウチ100全体が半分の幅になっており、また、積層フィルム1の剛性も紙層により高くなっているので、内容物の粘度が比較的高い場合でも、手でしごいて絞り出しやすく、内容物を残すことなく迅速且つ容易に移し替えることができる。
【0037】
図2は、本発明の詰め替え用パウチの第2の実施例の構成を示す平面図である。
図2に示した詰め替え用パウチ200は、前記図1に示した詰め替え用パウチ100の構成において、積層フィルム1の構成のみを、紙層が積層フィルムの全面ではなく、紙層積層部10に示した部分のみに積層された構成に変更して構成したものである。
即ち、積層フィルム1は、パウチ200の上部に該当する位置には紙層がなく、下部から略中段までの位置に、上部が模様状にカットされた紙層が積層されている。
このような積層フィルム1は、パウチ200の両側の壁面に用いてもよいが、片側の壁面のみに用いることもできる。
また、切り取り線7は、印刷による表示のみでもよいが、ノッチ8と組み合わせて、ハーフカット線、一軸延伸フィルムの積層、カットテープの貼着などの易開封性手段を併用することもできる。
【0038】
このような構成を採ることにより、パウチ壁面の積層フィルム1の紙層積層部10が、パウチの下部から略中段までの部分的なものとなるが、この部分の白さによる印刷効果の向上と共に、紙層の上部が模様状にカットされているので、しゃれた感じになり意匠性が一層向上する。
また、紙層積層部10では積層フィルム1の剛性が高くなるので、パウチの自立性が向上すると共に、内容物充填後のパウチの形態安定性が向上する。
そして、パウチ200の上部には紙層がなく、この部分の積層フィルム1は薄く柔軟であるため、切り取り線7における引き裂きが容易になるほか、内容物充填後の形態に対する順応性にも優れている。
また、パウチ中央部の縦方向の折り曲げ線6についても、紙層が積層された部分では折りクセが付きやすく、容易に折り曲げることができ、内容物注出の操作や注出の最後の絞り出し操作も容易に行うことができる。
上記変更点以外は、前記図1に示した詰め替え用パウチ100と同じ構成であるため、詰め替え用パウチ100で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【0039】
図3は、本発明の詰め替え用パウチの第3の実施例の構成を示す平面図である。
図3に示した詰め替え用パウチ300は、前記図1に示した詰め替え用パウチ100の構成において、パウチ本体の形式のみを、スタンディングパウチ形式ではなく、四方シール形式の応用形態に変更して構成したものである。
即ち、パウチ300の底部を、ガセット形式ではなく、両側の壁面の積層フィルム1の下側端縁部をフラットな底部シール部2でヒートシールしたほかは、総て図1に示した詰め替え用パウチ100と同様に加工して構成したものである。
【0040】
このような構成を採ることにより、詰め替え用パウチ300には、自立性がなくなり、内容物充填後のパウチの取り扱いやすさや、外観などの点ではやや劣るようになるが、製袋が容易でヒートシールが安定するほか、コスト面で安価に製造できる利点がある。
そして、パウチ300の底部以外の構成は、図1に示した詰め替え用パウチ100と同じであるため、それぞれ前記詰め替え用パウチ100で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【0041】
次に、図4は、本発明の詰め替え用パウチの第4の実施例の構成を示す平面図である。
図4に示した詰め替え用パウチ400は、前記図2に示した詰め替え用パウチ200の構成において、パウチ本体の形式のみを、スタンディングパウチ形式ではなく、四方シール形式の応用形態に変更して構成したものである。
即ち、この場合、パウチ400の底部を、ガセット形式ではなく、両側の壁面の積層フィルム1の下側端縁部をフラットな底部シール部2でヒートシールしたほかは、総て図2に示した詰め替え用パウチ200と同様に加工して構成したものである。
【0042】
このような構成を採った場合も、詰め替え用パウチ400には、自立性がなくなり、内容物充填後のパウチの取り扱いやすさや、外観などの点ではやや劣るようになるが、製袋が容易でヒートシールが安定するほか、コスト面で安価に製造できる利点がある。そして、パウチ400の底部以外の構成は、前記図2に示した詰め替え用パウチ200と同じであるため、それぞれ前記詰め替え用パウチ200で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常のパウチと略同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填も容易で、且つ、パウチの上部がくびれた形状に狭い幅に形成されているので、ボトルなどの容器の外形に似てスマートな外観を有し、意匠性にも優れ、また、パウチ壁面の積層フィルムには紙が積層されているので、印刷効果が向上されるほか、適度の剛性が付与され、パウチの形態安定性、およびパウチ中央部の縦方向の折り曲げ線の折り曲げ効果が向上され、充填された内容物を他の容器に移し替える際には、パウチ上部を切り取り線に沿って容易に切り取って開封することができ、更に、パウチの中央部に設けた縦方向の折り曲げ線により、パウチを上部から下部にかけて徐々に二つ折りしながら内容物を注出することができ、開口部の大きさも適度に調節することが可能であり、内容物が比較的粘度の高いものであっても、外にこぼすことなく迅速且つ容易に最後まで移し替えることができるという安価で使用適性に優れた詰め替え用パウチを生産性よく提供できる効果を奏する。
特に、パウチ本体をスタンディングパウチ形式で形成することにより、パウチに自立性が付与され、取り扱いやすく、外観も一層優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の詰め替え用パウチの第1の実施例の構成を示す平面図である。
【図2】本発明の詰め替え用パウチの第2の実施例の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の詰め替え用パウチの第3の実施例の構成を示す平面図である。
【図4】本発明の詰め替え用パウチの第4の実施例の構成を示す平面図である。
【図5】図1に示した詰め替え用パウチに充填された内容物を他の容器に移し替える際の注出方法を説明する要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 積層フィルム
2 底部シール部
3 側部シール部
4 上部シール部
5 底面フィルム切り欠き部
6 折り曲げ線
7 切り取り線
8 ノッチ
10 紙層積層部
50 容器
100、200、300、400 詰め替え用パウチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a refillable pouch that seals and wraps a fluid content such as a liquid material and transfers the content to another container at the time of use. More specifically, the pouch has a smart and stylish design. In addition to being excellent, when pouring the contents, even if the contents are relatively viscous, the pouch can be poured out from the top to the bottom while gradually folding it in the vertical direction so that it can be easily transferred to the end. Thus, the present invention relates to a refillable pouch having an improved pouch configuration so that the contents can be easily squeezed out even at the final stage.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a refillable pouch that uses liquid contents and other fluid contents in a hermetically sealed manner and transfers the contents to another container during use, for example, the width is narrowed to a part of the upper part of the pouch. Protruding shape with a spout part, and embossing the spout part so that the spout part is not blocked during pouring, improving the shape retention of the opening Alternatively, a separate spout made of a plastic molding or the like was attached to a part of the upper part of the pouch by thermal bonding.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, a part with a protruding spout with a narrow width is provided at a part of the upper part of the pouch, and the shape of the opening is improved by embossing the spout. Can be used satisfactorily for low-viscosity contents, but when the viscosity of the contents is high, the dispensing speed decreases rapidly, and it takes time to dispense. There was a problem that the contents were likely to remain in the pouch.
[0004]
Also, a separate spout attached to a part of the upper part of the pouch, such as a plastic molded product, can be suitably used when the content has a relatively low viscosity, but when the content has a high viscosity, In addition to the same problems, the pouch manufacturing process increases, the spout itself is expensive, and the empty pouch with the spout increases in thickness, which increases the storage and transportation costs. When filling things, for example, because the number of empty pouches loaded in the feeder section of the filling machine is greatly reduced, it becomes necessary for the operator to frequently supply empty pouches. In addition, there is a problem that the complexity of work increases.
[0005]
The present invention has been made in order to solve such problems, and the object of the present invention is to produce in the same process as a normal pouch without requiring a separate spout by a molded article or the like. The pouch shape is smart, the printing effect is good, the design is excellent, the contents are easy to fill, and when the contents are used, even if the contents are relatively viscous, An object of the present invention is to provide a refillable pouch that can be easily squeezed out and transferred without leaving the contents, and is excellent in suitability for use.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The above problems can be solved by the following present invention.
That is, the invention described in
[0007]
Since the refillable pouch of the present invention is formed in a narrow shape with a constricted upper part, the cut line may be provided so as to cut out the upper edge, that is, the entire upper heat seal part. Depending on the viscosity of the contents and the size of the mouth of the container to be transferred, it is even smaller, for example, the central part of the upper part of the pouch is provided so as to be partially cut into an arbitrary shape such as a V shape. You can also.
Such a cut line may be displayed by printing, and can be easily provided at the same time when printing a pouch pattern or the like.
[0008]
The paper layer of the laminated film including the paper layer enhances the rigidity of the laminated film, further improves the folding effect of the folding line, and enhances the printing effect due to its excellent whiteness, coupled with the constricted shape of the upper part of the pouch. The design of the pouch can be further improved.
Such a paper layer may be laminated on the entire surface of the laminated film of the pouch, or may be laminated on a part of the laminated film.
The paper used for the paper layer has a high sizing degree, and is preferably a paper made of a material such as a label paper stuck to a bottle or the like. The basis weight is preferably 50 to 170 g / m 2 .
[0009]
Further, the fold line may be a normal line pushing (pushing ruled) shape, which may be either an outward protruding shape or a recessed shape, and its width and height (or depth) may be set appropriately. it can.
Such a fold line can be easily provided by an embossing method or various hot press forming methods, and may be provided only on a laminated film including a paper layer on one side wall of the pouch, More preferably, it is provided at a position where the central portion of the film overlaps.
In addition, at the time of printing the cut line, at the same time, printing of a display item or the like related to a design or contents for improving the design property is also performed. Further, when using the contents, a pouch is formed with the folding line. It is preferable to add a picture or explanation indicating that the material is poured while being bent.
[0010]
By adopting such a configuration, the upper part of the pouch has a constricted shape, so it looks smart like a bottle or other container, and the paper layer enhances the printing effect and improves the design of the pouch. At the same time, the folding effect of the vertical fold line is improved, and when the pouch is folded in the vertical direction along the fold line, it is easy to fold and its shape retention is good, and the contents can be poured out more easily. .
[0011]
And when using the contents filled in the pouch, that is, when transferring to another container, first, the upper heat seal part is moved along the cut line provided at the edge of the upper part of the pouch. Cut and open, then fold the upper part of the pouch at the beginning with a vertical fold line provided in the center of the pouch, and gradually tilt it out to pour out the entire upper part of the pouch Even if the opening is substantially half the width of the opening, it can be quickly poured out without spilling out the contents, and the pouch is gradually pouched as the contents are reduced. Since the entire pouch is half-width in the final stage by pouring it to the lower part of the fold line, it is easy to squeeze out by hand even if the viscosity of the contents is relatively high Leave the contents It can be replaced quickly and easily transferred without the.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the refillable pouch according to the first aspect, wherein an easy-opening means is provided on the cut line.
[0013]
The easy-opening means is a method of laminating a uniaxially stretched film in a laminated film of a pouch, or a half cut line by laser light irradiation, in addition to a notch often used in ordinary pouches (in this case, a uniaxially stretched film is Used in such a way that the stretching direction coincides with the direction of the cut line), sticking of a cut tape, etc., and these may be used alone, for example, a notch, a half cut line, or a uniaxially stretched film It can also be used in combination as appropriate, such as laminating or attaching a cut tape.
[0014]
When providing a half-cut line, it is not limited to a continuous half-cut line such as a straight line or a curve, but can also be provided by an intermittent half-cut line such as a perforation.
In addition, the number of such half-cut lines may be one, but assuming that the tearing direction is deviated, a plurality of half-cut lines such as one on each side of the center half-cut line or two on each side. Can be provided in parallel or in a shape that converges to the center line.
As the notch, a one-letter or V-shaped notch is usually used, but the shape is not particularly limited, and any shape having a pointed portion in the cutting direction can be used.
[0015]
By adopting such a configuration, in addition to the operation and effect of the invention described in
[0016]
Further, in the invention described in
[0017]
The above-mentioned standing pouch type pouch is formed in a gusset type in which the bottom portion of the pouch is inserted between the lower portions of the laminated films on both side wall surfaces by folding the bottom film inwardly. In the vicinity of the lower ends of both sides, a bottom film cutout portion such as a semicircular shape is provided, and the gusset portion is formed by heat sealing with a bottom-bottom seal pattern.
The bottom-bottom seal pattern may have a bottom shape that rises in a curved shape from the center of the bottom, or a bottom shape that rises in a straight line from the bottom of a certain width and length.
[0018]
By adopting such a configuration, the pouch is provided with independence, and in particular, the handling of the pouch after filling the contents becomes easy, the appearance is excellent, and the contents can be transferred. At this time, since it can be stopped and placed on the way, the transfer operation can be performed more easily.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the invention such as a film used in the refill pouch of the present invention and a method for producing the pouch will be described.
The film used for the refill pouch of the present invention is mainly a laminated film mainly made of plastic, but is not particularly limited. For example, any known laminated film used for various liquid pouches, etc. Of these, suitable ones can be freely selected and used according to the use conditions such as the type of contents to be packaged and handling after filling.
[0020]
The following structures are mentioned as a typical example of the structure of the laminated | multilayer film which can be used preferably.
(1) ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(2) ON film / adhesive / uniaxially stretched or biaxially stretched HDPE film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(3) ON film / adhesive / uniaxially stretched or biaxially stretched PP film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(4) ON film / adhesive / uniaxially or biaxially stretched PP film / adhesive / aluminum foil / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(5) ON film (silica or alumina deposition layer) / adhesive / uniaxially stretched or biaxially stretched HDPE film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(6) ON film / anchor coat layer / co-extrusion coat layer (HDPE layer / L / LDPE layer) (sealant layer is L / LDPE layer)
(7) ON film / anchor coat layer / co-extrusion coat layer (HDPE layer / LDPE layer) / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(8) PET film / adhesive / (aluminum deposition layer) ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(9) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(10) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / CPP film (sealant layer)
(11) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / L / LDPE film (sealant layer)
(12) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / CPP film (sealant layer)
(13) PET film / adhesive / EVOH film / adhesive / ON film / adhesive / CPP film (sealant layer)
However, the present invention is not limited to these, and various combinations of laminated films can be used.
[0021]
In addition, when the configuration of the laminated film is a configuration including a paper layer, it is not particularly limited, but the intermediate layer such as the inner side of the outermost layer of the laminated film, both sides of the paper, PET film, ON film, biaxial It is preferable to laminate so as to be sandwiched between moisture-proof materials such as stretched PP film. By laminating in this way, the lack of water resistance of the paper itself is compensated, and when printing a pattern or the like on the pouch, on the inner surface of the outermost layer film and the outer surface of the paper, either one of the surfaces, In addition, printing can be arbitrarily performed on both sides, and the printing effect can be improved by the whiteness of the paper.
Moreover, although paper may be laminated | stacked on the whole surface of a lamination | stacking film, it can also laminate | stack on one part.
[0022]
When laminating paper on the entire surface of a laminated film, as with the lamination of other films above, it is bonded by a dry lamination method using an adhesive, and a heat-adhesive resin such as polyethylene is formed into a film with a T-die on the laminated surface. Lamination can also be performed by an extrusion lamination method in which extrusion is performed and pressure bonding is performed.
Further, when paper is laminated on a part of the laminated film, for example, in a strip shape, it can be easily laminated by the extrusion lamination method.
When the paper is laminated, since the paper is excellent in whiteness, the printing effect is enhanced as described above, and the design of the pouch can be improved. Moreover, since the rigidity of the laminated film is increased and the folds are easily formed, the effect of the fold line can be further enhanced.
[0023]
In the above, ON film is biaxially stretched nylon film, L / LDPE is linear low density polyethylene, HDPE is high density polyethylene, LDPE is low density polyethylene, PP film is polypropylene film, PET film is biaxially stretched polyethylene terephthalate film EVOH film refers to a saponified ethylene-vinyl acetate copolymer film, and CPP film refers to an unstretched polypropylene film.
The anchor coat is a kind of primer coat that is pre-coated on the base film side in order to improve the adhesiveness when the resin is laminated by extrusion coating.
[0024]
In the structure of the laminated film, the outermost ON film and the PET film impart mechanical strength and printability to the pouch as the base film, and the uniaxially stretched HDPE film and uniaxially stretched PP film as the intermediate layer If the tear line when opening is constant, such as in the horizontal direction, the direction of the stretch is stabilized as one of the easy-opening means by using the stretching direction to match the direction of the tear line of the pouch. Can be made. In addition, when the cut line is in a plurality of directions such as an oblique direction and longitudinal and lateral directions, it is preferable to use a biaxially stretched HDPE film or a biaxially stretched PP film as the strength and moisture permeability improving layer.
[0025]
And a silica or alumina vapor deposition layer, an aluminum vapor deposition layer, aluminum foil, an EVOH film, etc. are laminated | stacked in order to provide gas barrier property.
In addition, as an example of the sealant layer, two types of L / LDPE film and CPP film were given. However, the L / LDPE film has heat seal stability and content resistance, such as stress cracking resistance against a surfactant. The CPP film is excellent in heat resistance and low odor, and is suitable for packaging contents that require these performances.
[0026]
In addition to the above, the sealant layer has an ethylene / α-olefin copolymer, an ethylene / vinyl acetate copolymer, an ethylene / acrylic acid copolymer, an ethylene / acrylic acid ester copolymer, depending on the content to be filled. An ionomer, a polyester resin, or the like can be appropriately selected and used.
[0027]
In particular, an ethylene / α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst such as a metallocene catalyst has a narrow molecular weight distribution and a stable copolymerization ratio. It has excellent sealing properties, and is suitable for a sealant layer of a pouch having a level difference due to a difference in film overlap in a heat seal portion such as a standing pouch in that pinholes can be prevented from being generated due to omission of a seal.
Furthermore, by using a blend of an olefin elastomer with the copolymer, the heat fluidity of the sealant layer is improved, and the generation of pinholes due to the steps can be more effectively prevented.
[0028]
Next, the manufacturing method of the refillable pouch of the present invention manufactured using the above laminated film will be described.
The refillable pouch of the present invention is formed in a narrow width with a constricted upper part, but this part is heat-sealed with a seal pattern corresponding to the constricted shape on the side of the pouch, and the excess part is trimmed. Can be easily formed. Therefore, the type of the pouch body is not particularly limited, and for example, it can be easily manufactured as an application form based on a standing pouch in addition to a three-side seal type or a four-side seal type pouch.
[0029]
That is, according to the pouch type to be adopted, using the corresponding bag making machine, the seal pattern for heat-sealing the side part is changed to a seal pattern that can be heat-sealed into a constricted upper part, In addition to adding a trimming device, a processing device for processing an easy-opening means such as a notch and a half-cut line, an additional part such as a notch and a folding line of a pouch, that is, a punching device, a laser beam In addition to the irradiation device, an embossing device, a hot press molding device, or the like is incorporated in-line, or separately prepared as an off-line device, whereby the pouch can be easily manufactured.
[0030]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings.
However, the present invention is not limited to these drawings.
1-4 is a top view which shows the structure of one Example of the refilling pouch of this invention, respectively.
And FIG. 5 is a perspective view of the principal part explaining the pouring method when the contents filled in the refilling pouch shown in FIG. 1 are transferred to another container.
[0031]
FIG. 1 is a plan view showing the configuration of the first embodiment of the refilling pouch according to the present invention, and FIG. 5 shows the contents filled in the refilling pouch shown in FIG. 1 being transferred to another container. It is a perspective view of the principal part explaining the pouring method at the time. However, the shape of the pouch is shown in the shape close to the final stage of pouring.
The main body of the
[0032]
In addition, the body part has
The
A
[0033]
In this case, a laminated film having a paper layer laminated on the entire surface is used as the
The
[0034]
The
Further, the
[0035]
By adopting such a configuration, the refilling
Further, since the paper layer is laminated on the entire surface of the
[0036]
The contents can be easily filled from the upper opening, and the
[0037]
FIG. 2 is a plan view showing the configuration of the second embodiment of the refillable pouch according to the present invention.
The refilling
That is, the
Such a
In addition, the
[0038]
By adopting such a configuration, the paper
Moreover, since the rigidity of the
And since there is no paper layer in the upper part of the
Also, the
Since it is the same structure as the refilling
[0039]
FIG. 3 is a plan view showing the configuration of the third embodiment of the refillable pouch according to the present invention.
The
That is, the refillable pouch shown in FIG. 1 is used except that the bottom of the
[0040]
By adopting such a configuration, the refilling
Since the configuration other than the bottom of the
[0041]
Next, FIG. 4 is a plan view showing the configuration of the fourth embodiment of the refillable pouch according to the present invention.
The
That is, in this case, the bottom part of the
[0042]
Even when such a configuration is adopted, the
[0043]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to manufacture with good productivity in substantially the same process as a normal pouch without the need for a separate spout by a molded article, and the filling of the contents is easy. And because the upper part of the pouch is formed in a narrow shape with a narrow shape, it has a smart appearance similar to the outer shape of a container such as a bottle, is excellent in design, and is also a laminated film on the pouch wall Since the paper is laminated, the printing effect is improved, moderate rigidity is given, the shape stability of the pouch, and the folding effect of the vertical folding line at the center of the pouch are improved and filled When transferring the contents to another container, the upper part of the pouch can be easily cut and opened along the cut line, and the pouch is placed on the upper part by the vertical folding line provided at the center of the pouch. To the bottom The contents can be poured out while being folded in half, the size of the opening can be adjusted appropriately, and even if the contents are relatively viscous, they will not spill outside There is an effect that a refillable pouch that can be quickly and easily transferred to the end and is inexpensive and excellent in suitability can be provided with high productivity.
In particular, by forming the pouch body in a standing pouch format, the pouch is provided with self-supporting properties, is easy to handle, and has an even better appearance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a configuration of a first embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a configuration of a second embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing the configuration of a third embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing a configuration of a fourth embodiment of a refillable pouch according to the present invention.
FIG. 5 is a perspective view of a main part for explaining a dispensing method when the contents filled in the refill pouch shown in FIG. 1 are transferred to another container.
[Explanation of symbols]
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