JP4219334B2 - 側溝蓋孔塞ぎ具 - Google Patents

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Description

本発明は、側溝蓋の継ぎ目に形成される孔塞ぎ具の改良に関する。
従来、道路に設けられている側溝を覆うための側溝蓋には手掛け用の切欠部に孔が設けられているが、この切欠部の孔は歩行者の歩行の妨げ例えば靴がひかかるとか躓きやすいとかを生じ易く、又隣接する側溝蓋ががたつきやすいとか、施工目地部により段差が生ずるとか等の諸問題を有していた。
これに対し、側溝蓋の切欠部の孔を塞ぐために弾力のあるばね状片を有する孔塞ぎ具を挿着するとか、切欠部の孔に装着した膨大ゴムを引張りボルトで上方へ引張って横方向へ膨らませて塞ぐ等のものがあった。
実公平7−38441号公報 特開2004−3256号公報 特開平9−316987号公報
上記[特許文献1]及び[特許文献2]に記載の技術は、切欠部の孔に弾力のあるばね状片を有する孔塞ぎ具を挿着して隣接する側溝蓋を押さえており、比較的簡易な構造であるが側溝蓋回りの多様な仕様によって最適な孔塞ぎ具が異なるため予め多種類のものを準備する必要があり、ガタがないようにしようとすればばねを強くしなければならず、組み立ての作業性が低下することとなり、耐荷重性、耐久性からも難点がある。
又[特許文献3]に記載の技術は、膨大ゴムを引張りボルトで引張って膨らませるもので、側溝蓋回りの仕様が変わってもボルトでの調整によってある程度は対応可能ではあるが、膨大ゴムは経時変化による劣化という耐久性の課題を有している。
これに対して、本発明は、上記従来の技術が有していた課題を解決しようとするもので、構造簡易で、側溝蓋回りの仕様が変わっても柔軟に対応可能で、隣接する側溝蓋のがたつきなく、段差が生ずることもなく安全性、耐バリア性、耐久性及び耐荷重性に優れ、平坦な歩道面等が得られる側溝蓋孔塞ぎ具を得ることを目的とする。
この目的を達成するために、
請求項1の発明にあっては、イ)略方形状の平坦な上段部(21)と、内側にレベルを下げ連続して形成された平坦な中段部(22)と、該中段部(22)の中央部に底面平坦な窪み部(23)とを有する表面材(2) と、ロ)前記窪み部(23)裏面の一方及び他方側にピン(35、37) で連結された略方形板状の一方上側片(31)及び他方上側片(33)と、該一方上側片(31)及び他方上側片(33)の下端にピン(36、38) を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片(32)及び他方下側片(34)で正面視略く字及び略逆く字の対称形に形成され、該一方下側片(32)及び他方下側片(34)の各下端部はピン(39)を介して蝶番状に連結されている押圧材(3) と、ハ)ねじ部(41)、頭部(42)及びナット(43)を有する調整軸(4) と、ニ)前記ねじ部(41)が貫通可能な中央部に穿設された丸孔の下面に軸芯を合わせて前記ナット(43)が固着されている基板(51)と、該基板(51)の両端部から立上げられたアーム部(52、52) とその上端から内向き略鉤形に曲げられた先端部(53、53) とを有する係合材(5) とを備え、ホ)前記上段部(21)を上にし、前記ねじ部(41)下端部を下にして隣接する側溝蓋(6、6) の切欠部(6a、6a) に装着され、前記窪み部(23)に載置された前記頭部(42)を回動して前記ナット(43)、係合材(5) 及びピン(39)を押上げることにより前記一方上側片(31)及び他方上側片(33)下端のピン(36、38) の外側水平方向間隔を広げ前記側溝蓋(6、6) を加圧可能とした側溝蓋孔塞ぎ具により解決した。
請求項2の発明にあっては、イ)略方形状の平坦な上段部(21)と、内側にレベルを下げ連続して形成された平坦な中段部(22)と、該中段部(22)の中央部に底面平坦な窪み部(23)とを有する表面材(2) と、ロ)前記窪み部(23)裏面の一方及び他方側にピン(35、37) で連結された略方形板状の一方上側片(31)及び他方上側片(33)と、該一方上側片(31)及び他方上側片(33)の下端にピン(36、38) を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片(32') 及び他方下側片(34') で正面視略く字及び略逆く字の対称形に形成され、該一方下側片(32') 及び他方下側片(34') 下端の間においた平坦細幅の中間板(M) の左右にピン(39'、39') を配設して該一方下側片(32') 及び他方下側片(34') とが蝶番状に連結されている押圧材(3')と、ハ)ねじ部(41)、頭部(42)及びナット(43)を有する調整軸(4) と、ニ)中央部に前記ねじ部(41)が貫通可能な丸孔が穿設され下面に該丸孔と軸芯を合わせて前記ナット(43)が固着されている前記中間板(M) とを備え、ホ)前記上段部(21)を上にし、前記ねじ部(41)下端部を下にして隣接する側溝蓋(6、6) の切欠部(6a、6a) に装着され、前記窪み部(23)に載置された前記頭部(42)を回動して前記ナット(43)及び中間板(M) を上方へ押上げることにより前記一方上側片(31)及び他方上側片(33)下端の前記ピン(36、38) の外側水平方向間隔を広げ前記側溝蓋(6、6) を加圧可能とした側溝蓋孔塞ぎ具により解決した。
請求項3の発明にあっては、請求項1又は2に記載の側溝蓋孔塞ぎ具において、一方上側片(31') が窪み部(23)と中段部(22)の裏面一方側境界にピン(35') を介して連結され、他方上側片(33') が窪み部(23)と中段部(22)の裏面他方側境界にピン(37')
を介して連結され、該一方上側片(31') 及び他方上側片(33') の下端にピン(36、38) を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片(32)及び他方下側片(34)で正面視略く字及び略逆く字の対称形に形成され、該一方下側片(32)及び他方下側片(34)の各下端部はピン(39)を介して蝶番状に連結されている押圧材(3")を有する側溝蓋孔塞ぎ具とすることができる。
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3のいずれかに記載の側溝蓋孔塞ぎ具において、ピン(36、38) の外側に湾曲する表面滑らかな小寸のスライダー(S) を隣接する上側片又は下側片のいずれか一方と固着した側溝蓋孔塞ぎ具とすることができる。
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4のいずれかに記載の側溝蓋孔塞ぎ具の複数ユニットが表面材(2) の中心線上の前後位置に並んで配設されている側溝蓋孔塞ぎ具とすることができる。
本発明の側溝蓋孔塞ぎ具によれば、構造簡易で、側溝蓋回りの仕様が変わっても柔軟に対応可能で、隣接する側溝蓋のがたつきなく、段差が生ずることもなく安全性、耐バリア性、耐久性及び耐荷重性に優れ、平坦な歩道面等が得られる。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1例の側溝蓋孔塞ぎ具の、(a)平面図、(b)A・A断面図である。
図2は、図1に示す側溝蓋孔塞ぎ具の、(a)側溝蓋への装着状態を示す一部斜視図、(b)正面視(B方向)の前側の部分拡大斜視図、(c)側面視(C方向)の右側の部分側面図である。
図3は、側溝蓋孔塞ぎ具の、(a)第2例を示す概略斜視図、(b)第3例を示す概略斜視図、(c)第4例を示す部分斜視図である。
図4は、本発明の側溝蓋孔塞ぎ具の装着箇所を示す側溝蓋群の平面図である。
尚理解し易いように、図2(a)は右側の側溝蓋を外し且つ前方部材を一部切断して示し、図3(a)及び図3(b)は前方部材を一部切断して示してある。
以下においては、図1(b)A・A断面図に示すとおり、側溝蓋孔塞ぎ具の側溝蓋への装着時における表面側を上又は表とし、裏面側を下又は裏とし、この方向視において隣接する側溝蓋の側面側を左右として説明する。
図1に基づき、本発明の第1例の側溝蓋孔塞ぎ具1の構成を説明するが、図1で側溝蓋孔塞ぎ具1を実線で示し、取付関係を示すために隣接する側溝蓋6及びその境界の切欠部6aを二点鎖線で表示してある。
側溝蓋孔塞ぎ具1は、表面材2、押圧材3、調整軸4及び係合材5を有している。
表面材2は、隣接する側溝蓋6、6によって形成された平面視略方形状の切欠部6aの周辺に内側が沿った形状で且つ外側が略方形帯状に形成された平坦な上段部21と、該上段部21に囲まれた内側に僅かにレベルを下げた位置に連続して形成された平坦な中段部22と、該中段部22の中央部に下方に突出形成された平面視略方形状で底面平坦な下段の窪み部23とからなっている。図1(a)に示すとおり、中段部22外側は四隅に斜めのリブを設けると強度上、製造上及び外観上から好ましい。窪み部23の中心部には後述する調整軸4のねじ部41が貫通可能な中心孔が穿設されている。又窪み部23は略方形状としているが、略円形状、略多角形状、その他の異形状などの窪みであってもよいが、工作上からは略方形状又は略円形状が簡易である。
押圧材3は、一方片と他方片とが下端部で組合わされているが、一方片は窪み部23裏面の一方側例えば左側にピン35で連結された略方形板状の一方上側片31と、該一方上側片31下端にピン36を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片32とで正面視(B方向)において略く字形に形成されている。他方片は窪み部23裏面の他方側例えば右側にピン37で連結された略方形板状の他方上側片33と、該他方上側片33下端にピン38を介して蝶番状に連結された略方形板状の他方下側片34とで正面視(B方向)において略逆く字形に形成されている。そして、一方下側片32及び他方下側片34の各下端部はピン39を介して蝶番状に互いに連結され、一方片と他方片の略く字及び略逆く字形は互いに対称形に保持される。この結果、窪み部23底面のピン35及び37を支点として、下端部のピン39部分の上下に連動して一方上側片31及び一方下側片32間の屈曲角度と他方上側片33及び他方下側片34間の屈曲角度とが変化し、ピン36及び38の外側の水平方向間隔が変化可能となる。
上記のピン35による連結は、蝶番状でなく窪み部23の一方例えば左側裏面の前後に固着されたブラケット間に支持されたピン35により一方上側片31を窪み部23に対し回動可能とされている。又、同様にピン37による連結は、窪み部23の他方例えば右側裏面の前後に固着されたブラケット間に支持されたピン37によって他方上側片33を窪み部23に対し回動可能とされている。その他のピン36、38、39は、上記したとおり組合わせる部材をいずれも蝶番状に連結している。
調整軸4は、ボルト状でねじ部41、頭部42及びナット43を有し、必要によりワッシャーが用いられる。頭部42例えば六角頭は表面材2の窪み部23の内表面に載置され、ねじ部41が窪み部23の中心部の中心孔から鉛直方向に貫通され、後述するとおりナット43が係合材5の基板51下面に接着又は溶着等によって固着され、ねじ部41の下部に下からナット43が螺合される。
係合材5は、図2を参照して、中央部にねじ部41が貫通可能な丸孔が穿設されている平坦細幅の基板51と、該基板51の前後両端部から上方に立上げられたアーム部52、52と、該アーム部52、52の上端からそれぞれ前後内向き先細に略鉤形に曲げられた先端部53、53とを有し、一方片下側片32及び他方下側片34の前後間隔Tに対し両先端部53、53の間隔t は僅かに小さく、両アーム部52、52の間隔t は僅かに大きくとられ、基板51下面には中央部に穿設されている丸孔と軸芯を合わせてナット43が固着されている。
次に、図1、2に基づき、側溝蓋孔塞ぎ具1の側溝蓋6への装着の準備について説明する。
前記したとおり、表面材2の窪み部23裏面の一方側にピン35を介して一方上側片31を連結し、窪み部23裏面の他方側にピン37を介して他方上側片33を連結し、一方上側片31と一方下側片32のくの字形の屈曲部をピン36で連結し、他方上側片33と他方下側片34の逆くの字形の屈曲部をピン38で連結し、一方下側片32と他方下側片34の各下端部をピン39で互いに連結している。
次いで、表面材2の窪み部23の中心孔からねじ部41を鉛直下方向に貫通し、窪み部23表面に頭部42を載置し、ねじ部41の下に係合材5の基板51中央部の丸孔を介して固着されているナット43を螺合し、図2(b)、(c)に示すとおり、略鉤形の先端部53、53をピン39直上で一方下側片32と他方下側片34の間の谷底状の空間部分に前後から挿入可能な位置におき、基板51のアーム部52、52を該谷底状の空間部分の前後外側におき、調整軸4の頭部42をレンチ、スパナ等の工具類で回動することによりねじ部41が回動しこれに対応して螺合ナット43が上下し、これに固着されている係合材5も共に上下可能となる。
そして、調整軸4の頭部42を回動してピン36及び38の外側の水平方向間隔が、隣接する側溝蓋6、6の境界の切欠部6a、6aの水平方向間隔Wより小さくなるように調整して側溝蓋孔塞ぎ具1の装着の準備を完了する。
次に側溝蓋孔塞ぎ具1の側溝蓋6、6への装着及びその調整方法について説明する。
前記装着準備完了済みの側溝蓋孔塞ぎ具1を表面材2を上にし、ねじ部41の下端部を下にして隣接する側溝蓋6、6の境界の切欠部6a、6aに図1、2に示すように装着する。このとき上記したとおりピン36及び38の外側の水平方向間隔が、切欠部6a、6aの水平方向間隔Wより小さいので、表面材2を除くその他の部材は容易に切欠部6a、6a間の間隙に挿入可能であるが、このままでは隣接する側溝蓋6、6はがたついたままである。
それで、窪み部23に外側より調整軸4の頭部42を工具類でねじってねじ部41を回動させると、係合材5は先端部53、53が一方下側片32及び他方下側片34間の谷底状の空間部分におかれているために調整軸4の軸芯回りの動きが制約されおり、ねじ部41の回動に連動してナット43は回動せず回動するねじの作用で上昇又は下降する。したがって、個々の側溝蓋6、6に合わせて、頭部42を上昇方向に回動してナット43及び係合材5を上昇させることにより押圧材3下端部のピン39部分を上方へ押上げ、これに連動してピン36及び38の外側の水平方向間隔を広げて左右水平X方向に側溝蓋6、6を加圧する。
このとき、表面材2の上段部21と中段部22との境界の段差部分に切欠部6a、6aの上縁隅部が当接するので、ピン36、38部分による加圧と合わせ、隣接する側溝蓋6、6のがたつきが強固に押さえられ、水平方向間隔Wの変動に容易に対応できる。
次に、図3に基づき本発明の側溝蓋孔塞ぎ具の前記第1例と一部構成の異なる他例を説明するが、第1例と共通する構成要素については、図面への符号記載及び詳細説明を省略し、相違点に絞って説明する。
図3(a)は第2例の側溝蓋孔塞ぎ具11であって、前記第1例においてピン39及び係合片5を廃し、一方下側片32と他方下側片34を変更している。すなわち新たな押圧材3′として一方下側片32と他方下側片34の間のピン39による連結を廃し、新たな一方下側片32′と他方下側片34′の間に平坦細幅の中間板Mをおき、中間板Mの左右にピン39′、39′を配設してそれぞれ一方下側片32′と他方下側片34′とを蝶番状に連結している。そして、中間板Mの中央部にはねじ部41が貫通可能な丸孔が穿設され、下面には該丸孔と軸芯を合わせてナット43が固着されている他は第1例と同様の構成である。
かかる構成により、調整軸4の頭部42を回動してもナット43は中間板Mに固着されているために回動が確実に押さえられており、ナット43及び中間板Mを上方へ押上げることにより、ピン36、38部分が前記第1例と同様に作動し側溝蓋6、6を加圧可能である。
図3(b)は第3例の側溝蓋孔塞ぎ具12であって、前記第1例において一方上側片31と他方上側片33の取り付け位置を代えて、一方上側片31′を窪み部23と中段部22の裏面左側境界にピン35′を介して連結され、他方上側片33′を窪み部23と中段部22の裏面右側境界にピン37′を介して連結されている押圧材3″とした他は前記第1例と同様の構成である。
かかる構成により、第1例とほぼ同様の作用効果が得られる。
図3(c)は第4例の側溝蓋孔塞ぎ具13であって、前記第1例において他方側に他方上側片33と他方下側片34を連結するピン38の外側に湾曲する表面滑らかな小寸のスライダーSをおき、隣接する他方上側片33又は他方下側片34のいずれか一方と固着し、図示省略するが一方側にも正面視において対称位置のピン36の外側に同様のスライダーSを設け、その他は前記第1例と同様の構成である。
かかる構成により、調整軸4の頭部42を回動してピン36、38部分が上下しながら側溝蓋6を加圧する際に、切欠部6aの表面状態が均一でなく多少の凹凸があっても、スライダーSの表面が滑らかであり円滑に摺動して加圧可能である。
図示省略するが、第5例の側溝蓋孔塞ぎ具として、前記した側溝蓋孔塞ぎ具1、11、12及び13の各例のいずれかの1ユニットを選択して、複数例えば2ユニットを表面材2の中心線上の前後位置に並べて配設したものである。第5例は前記ピン36、38の加圧箇所が複数例えば2か所となるので隣接する側溝蓋6、6のがたつきがより強固に押さえられる利点がある。
尚、前記第1例乃至第5例の側溝蓋孔塞ぎ具は、第1例と第2例はそれぞれ独立であるが、第3例乃至第5例は相違する各構成要素を適宜選択して付加することができる。
本発明の側溝蓋孔塞ぎ具は、側溝蓋回りの仕様が変わっても柔軟に対応可能で、隣接する側溝蓋のがたつきなく、段差が生ずることもなく安全性、耐バリア性、耐久性及び耐荷重性に優れ、平坦な歩道面等に好適である。
本発明の第1例の側溝蓋孔塞ぎ具の(a)平面図、(b)A・A断面図である。 図1に示す側溝蓋孔塞ぎ具の、(a)側溝蓋に装着状態を示す一部斜視図、(b)正面視(B方向)の前側の部分拡大斜視図、(c)側面視(C方向)の右側の部分側面図である。 側溝蓋孔塞ぎ具の、(a)第2例を示す概略斜視図、(b)第3例を示す概略斜視図、(c)第4例を示す部分斜視図である。 本発明の側溝蓋孔塞ぎ具の装着箇所を示す側溝蓋群の平面図である。
符号の説明
1、11、12、13 側溝蓋孔塞ぎ具
2 表面材
21 上段部
22 中段部
23 窪み部
3、3′、3″ 押圧材
31、31′ 一方上側片
32、32′ 一方下側片
33、33′ 他方上側片
34、34′ 他方下側片
35、36、37、38、39、35′、37′、39′ ピン
4 調整軸
41 ねじ部
42 頭部
43 ナット
5 係合材
51 基板
52 アーム部
53 先端部
6 側溝蓋
6a 切欠部
M 中間板
S スライダー



Claims (5)

  1. イ)略方形状の平坦な上段部(21)と、内側にレベルを下げ連続して形成された平坦な中段部(22)と、該中段部(22)の中央部に底面平坦な窪み部(23)とを有する表面材(2) と、ロ)前記窪み部(23)裏面の一方及び他方側にピン(35、37) で連結された略方形板状の一方上側片(31)及び他方上側片(33)と、該一方上側片(31)及び他方上側片(33)の下端にピン(36、38) を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片(32)及び他方下側片(34)で正面視略く字及び略逆く字の対称形に形成され、該一方下側片(32)及び他方下側片(34)の各下端部はピン(39)を介して蝶番状に連結されている押圧材(3) と、ハ)ねじ部(41)、頭部(42)及びナット(43)を有する調整軸(4) と、ニ)前記ねじ部(41)が貫通可能な中央部に穿設された丸孔の下面に軸芯を合わせて前記ナット(43)が固着されている基板(51)と、該基板(51)の両端部から立上げられたアーム部(52、52) とその上端から内向き略鉤形に曲げられた先端部(53、53) とを有する係合材(5) とを備え、ホ)前記上段部(21)を上にし、前記ねじ部(41)下端部を下にして隣接する側溝蓋(6、6) の切欠部(6a、6a) に装着され、前記窪み部(23)に載置された前記頭部(42)を回動して前記ナット(43)、係合材(5) 及びピン(39)を押上げることにより前記一方上側片(31)及び他方上側片(33)下端のピン(36、38) の外側水平方向間隔を広げ前記側溝蓋(6、6) を加圧可能としたことを特徴とする側溝蓋孔塞ぎ具。
  2. イ)略方形状の平坦な上段部(21)と、内側にレベルを下げ連続して形成された平坦な中段部(22)と、該中段部(22)の中央部に底面平坦な窪み部(23)とを有する表面材(2) と、ロ)前記窪み部(23)裏面の一方及び他方側にピン(35、37) で連結された略方形板状の一方上側片(31)及び他方上側片(33)と、該一方上側片(31)及び他方上側片(33)の下端にピン(36、38) を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片(32') 及び他方下側片(34') で正面視略く字及び略逆く字の対称形に形成され、該一方下側片(32') 及び他方下側片(34') 下端の間においた平坦細幅の中間板(M) の左右にピン(39'、39') を配設して該一方下側片(32') 及び他方下側片(34') とが蝶番状に連結されている押圧材(3')と、ハ)ねじ部(41)、頭部(42)及びナット(43)を有する調整軸(4) と、ニ)中央部に前記ねじ部(41)が貫通可能な丸孔が穿設され下面に該丸孔と軸芯を合わせて前記ナット(43)が固着されている前記中間板(M) とを備え、ホ)前記上段部(21)を上にし、前記ねじ部(41)下端部を下にして隣接する側溝蓋(6、6) の切欠部(6a、6a) に装着され、前記窪み部(23)に載置された前記頭部(42)を回動して前記ナット(43)及び中間板(M) を上方へ押上げることにより前記一方上側片(31)及び他方上側片(33)下端の前記ピン(36、38) の外側水平方向間隔を広げ前記側溝蓋(6、6) を加圧可能としたことを特徴とする側溝蓋孔塞ぎ具。
  3. 請求項1又は2に記載の側溝蓋孔塞ぎ具において、一方上側片(31') が窪み部(23)と中段部(22)の裏面一方側境界にピン(35') を介して連結され、他方上側片(33') が窪み部(23)と中段部(22)の裏面他方側境界にピン(37')
    を介して連結され、該一方上側片(31') 及び他方上側片(33') の下端にピン(36、38) を介して蝶番状に連結された略方形板状の一方下側片(32)及び他方下側片(34)で正面視略く字及び略逆く字の対称形に形成され、該一方下側片(32)及び他方下側片(34)の各下端部はピン(39)を介して蝶番状に連結されている押圧材(3")を有することを特徴とする側溝蓋孔塞ぎ具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の側溝蓋孔塞ぎ具において、ピン(36、38) の外側に湾曲する表面滑らかな小寸のスライダー(S) を隣接する上側片又は下側片のいずれか一方と固着したことを特徴とする側溝蓋孔塞ぎ具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の側溝蓋孔塞ぎ具の複数ユニットが表面材(2) の中心線上の前後位置に並んで配設されていることを特徴とする側溝蓋孔塞ぎ具。



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