JP4218879B2 - 自動車用内装部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドアトリム、リヤサイドトリム等、車両の側壁パネルに装着される自動車用内装部品に係り、特に、側突時における後半期の反力を低減させることにより、エネルギー吸収効率を高めた自動車用内装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、車室内には、各種自動車用内装部品が装着されており、この内装部品の代表的なものとして、車両の側壁パネルに装着される自動車用ドアトリムが挙げられる。
【0003】
この自動車用ドアトリムの構成について、ドアトリムの正面図、同ドアトリムの断面図を図10,図11を基に説明する。図面において、自動車用ドアトリム1は、室内側に膨出し、乗員が肘を掛けて休めるようにアームレスト1aが室内側に向けて膨出形成されており、その下方には、備品を収容できるドアポケット1bが形成され、かつそのフロント側にスピーカグリル1cがドアトリム1に一体、あるいは別体に形成されている。
【0004】
この自動車用ドアトリム1は、図11に示すように、所要形状に形成され、保形性及びドアパネル2に対する取付剛性を備えた樹脂芯材3と、樹脂芯材3の表面側に積層され、良好な表面風合い、手触り感を備えた表皮4との積層体から構成されているのが一般的である。
【0005】
更に、車両に側方からの衝撃が加わった際、乗員の腰部や肩部がぶつかり易い、いわゆるインパクトエリア部分に、衝撃吸収体5がドアトリム1における樹脂芯材3の裏面に固着されている。
【0006】
この衝撃吸収体5は、ドアパネル2に向けて開口5aを一面に設けた中空ボックス体から構成され、一般にポリプロピレン(PP)樹脂にゴム系成分を加えた高衝撃吸収性能を有する樹脂材料が使用されている。そして、通常、樹脂芯材3に対して、衝撃吸収体5の底面5bがホットメルト系接着剤等を介して接着固定されている。そして、側突時に打突方向は、図中矢印で示すように、開口5a側に加わる。尚、符合5cは縦壁部を示す(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−142252号公報 (第4頁、第5頁、図7乃至図9)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のドアトリム1においては、乗員の腰部、あるいは肩部がぶつかり易いインパクトエリアには、樹脂芯材3の裏面に中空ボックス体からなる衝撃吸収体5が設けられているが、従来の衝撃吸収体5の衝撃吸収性能は、図13に示すグラフのように、衝撃吸収体5における縦壁部5cが撓み変形する変形ストローク量は、反力に比例してほぼ直線状に増大し、特に、衝撃荷重時における後半期の反力が高まるため、衝撃荷重時の後半期の反力を低下させることが急務とされていた。
【0009】
このように、衝撃荷重時の後半期の反力が増大する要因としては、衝撃吸収体5における縦壁部5cが撓み変形する際、底面5bの4隅部が高剛性であることが考えられる。
【0010】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の側壁パネルに取り付けられる自動車用内装部品に係り、特に、側突時における後半期の反力を低減させることにより、エネルギー吸収効率を高めるようにした自動車用内装部品を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明の更なる目的は、衝撃荷重時の後半期における反力を低減させるとともに、衝撃荷重時の前半期においても適正な反力値が期待でき、衝撃荷重時の前半期及び後半期の双方におけるエネルギー吸収性能を高めた自動車用内装部品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、車両の側壁パネルに装着され、所要形状に成形された芯材をベースとし、側突時、乗員の肩部、あるいは腰部が触れ易いインパクトエリアにおける芯材裏面に衝撃吸収体を固着してなる自動車用内装部品において、前記衝撃吸収体は、側突時における打突側面で、かつ側壁パネル側対向面を開口とした中空状の樹脂製ボックス体から構成され、上記開口の反対側面に位置する底面は芯材の裏面に固着されるとともに、その4隅部には、三角形状のコーナーカット部が開口されており、このコーナーカット部における三角形状の開口の一角部は縦壁部の稜線に接合していることにより、側突時の前半期には、側突時における打突側面である開口を縁部とする縦壁部が撓み変形し、側突時の後半期には、側突時における打突側面の反対側面に位置する底面に設けたコーナーカット部を基点として縦壁部の稜線に亀裂が生じ、縦壁部が座屈することで、反力を低減できることを特徴とする。
【0013】
ここで、自動車用内装部品は、ドアトリム、リヤサイドトリム等、車両の側壁パネルに装着される自動車用内装部品を指す。
【0014】
また、内装部品の裏面に衝撃吸収体を設置する部位は、乗員の腰部や肩部が触れ易いインパクトエリアにおける芯材裏面が該当する。上記衝撃吸収体の素材としては、高衝撃吸収性能を有する樹脂、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂にゴム系成分(例えば、エチレンプロピレンラバー)を適宜配合比で混合したエラストマー樹脂が好ましい。
【0015】
そして、上記樹脂材料を一面を開口した中空ボックス体として形成する。このとき、パネル側にその開口を向けて底面側を芯材の裏面にホットメルト系接着剤等により固着する。尚、接着止めの他に、超音波溶着固定、熱溶着固定等を行なうことも可能である。
【0016】
そして、本願発明によれば、芯材裏面に設けた衝撃吸収体は、パネル側に開口を向けた中空ボックス体から構成され、更に、中空ボックス体の底面隅部には、コーナーカット部がカット処理されているため、側突時等、衝撃が加わった際、応力が1点集中することがなく、コーナーカット部の3点に分散されるため、特に、衝撃荷重時における後半期の反力を低減させることができる。
【0017】
また、衝撃吸収体における縦壁部が撓み変形するに連れて、縦壁部が撓みにくくなる(突っ張る)ことがなく、特に、衝撃荷重時における後半期の反力を低減させることができる。
【0018】
更に、本発明の好ましい実施の態様としては、前記衝撃吸収体に形成されるコーナーカット部における縦壁部の稜線との間の接合部には、衝撃荷重初期の亀裂を回避するR加工部が設けられていることを特徴とする。
【0019】
従って、この実施の態様によれば、底面の隅部がカット処理されていることにより、衝撃荷重時の後半期における反力を低減させることは勿論、衝撃荷重時の前半期における反力がそれに連れて低下する傾向を示すのに対して、R加工部を設定することにより、衝撃荷重時の前半期における反力の過度の低下を防ぐことができ、良好なエネルギー吸収性能が得られることになる。また、R加工部の曲率を任意に設定することにより、衝撃吸収体の座屈開始時間を任意にチューニングすることができる。
【0020】
次いで、本発明の好ましい実施の態様としては、前記衝撃吸収体における縦壁部の厚みは、開口側から底面側に向けて厚みが徐々に厚くなるように設定されていることを特徴とする。
【0021】
更に、本発明の別の好ましい実施態様としては、前記衝撃吸収体は、開口側の縦壁部の厚みに比べ、底面側の縦壁部の厚みが厚肉となるように縦壁部に段部が設定されていることを特徴とする。
【0022】
従って、衝撃吸収体を吸収する中空ボックス体の開口側の縦壁部厚みに対して底面側の縦壁部の厚みを厚く設定することにより、コーナーカット部の座屈開始時間を遅くでき、衝撃荷重時の前半期における反力の過度の低下を抑え、衝撃荷重時の前半期における理想的な反力値が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動車用内装部品の好適な実施の形態について、自動車用ドアトリムを例示して添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
図1乃至図5は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は本発明を適用した自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を示す断面図、図3は同ドアトリムに設ける衝撃吸収体を示す説明図、図4は同衝撃吸収体における衝撃吸収性能を測定する試験方法の説明図、図5は同衝撃吸収体の反力/侵入量の相関関係を示すグラフである。また、図6,図7は本発明の第2実施形態を示すもので、図6は本発明に使用する衝撃吸収体の第2実施形態の構成を示す斜視図、図7は同衝撃吸収体の衝撃吸収性能を示すグラフである。また、図8,図9は本発明に使用する衝撃吸収体の第3実施形態の構成を示す各説明図である。
【0025】
まず、図1乃至図5に基づいて、本発明の第1実施形態について説明する。図1,図2において、自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形され、適度の保形性とドアパネル40に対する取付剛性を備えた樹脂芯材20の表面に表皮21を一体貼着して構成されている。
【0026】
そして、ドアトリム10には、ドアロック機構(図示せず)を解放操作するインサイドハンドルエスカッション11や、乗員が肘を掛けて休めるようにドアトリム10のほぼ中央部を車室内側に膨出させて形成したアームレスト12にプルハンドル13やパワーウインドウスイッチフィニッシャー14が設けられており、アームレスト12の下方には、ドアポケット15が設置され、そのフロント側にはスピーカグリル16が一体、あるいは別体に設けられている。
【0027】
上記樹脂芯材20並びに表皮21の素材並びに成形方法を簡単に説明すると、樹脂芯材20は、タルク等のフィラーを混入したポリプロピレン(PP)樹脂を素材として、表皮21は、素材を樹脂芯材20と統一させるために、サーモプラスチックオレフィンシート等のポリオレフィン系エラストマーが使用されている。そして、図示しない成形金型に表皮21をセットしておき、成形金型を型締めして、樹脂芯材20を形成するためのキャビティ内に溶融樹脂を射出充填することにより、樹脂芯材20が所望の曲面形状に賦形され、表皮21と一体成形されてドアトリム10が得られる。尚、樹脂芯材20に替えて、木質繊維板等の使用も可能である。
【0028】
ところで、本発明に係る自動車用ドアトリム10は、側突時、衝撃を吸収する衝撃吸収体30の構成に工夫を加えることにより、側突時における優れた衝撃吸収性能が得られることが特徴である。
【0029】
この衝撃吸収体30は、高衝撃吸収性能をもつ樹脂材料の一面を開口した中空ボックス体として形成し、特に、衝撃荷重時の後半期における応力集中を避けることをねらいとしている。
【0030】
すなわち、衝撃吸収体30の素材としては、PP樹脂にエチレンプロピレンラバー(EPR)を配合したエラストマー材料を使用するとともに、この衝撃吸収体30は、ドアパネル40側に向く開口31と、開口31の反対側面に位置し、樹脂芯材20に固着する底面32と、4方位の縦壁部33とから構成されており、寸法的には、一辺が100mmの立方体であり、かつ底面32の4隅部には、図3に示すように、一辺(図中符号dで示す)20mmのコーナーカット部34が形成されている。
【0031】
次いで、この中空ボックス体からなる衝撃吸収体30の衝撃吸収性能について説明する。まず、図4に示すように、樹脂芯材20の裏面に衝撃吸収体30の底面32をホットメルト系接着剤等により固着し、開口31側から負荷子50を速度35km/h、トルソー角0°で開口31の中心に向けて殴打したときの反力値と衝撃吸収体30の撓み量、すなわち侵入量との相関関係を図5のグラフにて示す。
【0032】
そして、図5のグラフから明らかなように、衝撃荷重時の前半期においては、反力と侵入量とは比例する。一方、衝撃荷重時の後半期においては、反力ピーク値8kNを境として、反力が低減することが容易に理解できる。
【0033】
このことは、衝撃荷重が加わる前半期においては、衝撃吸収体30の縦壁部33が撓み変形することで、反力と侵入量(縦壁部33の撓み量)が比例し、反力がピーク値(8kN)に到達した後は、本実施形態では、衝撃吸収体30の底面32の4隅部に設けたコーナーカット部34において、従来の1点に応力が集中するのではなく、コーナーカット部34の3点に応力が分散されるため、衝撃荷重時の後半期における反力値が低減したものと推察できる。
【0034】
従って、本発明の第1実施形態においては、高衝撃吸収性能をもつエラストマー樹脂材料を中空ボックス状に形成し、樹脂芯材20裏面側に固着する底面32の4隅部にコーナーカット部34を開設することで、従来のコーナー部における応力集中を回避でき、衝撃荷重が加わった後半期における反力を低減することで、良好なエネルギー吸収性能を確保することができるという利点がある。
【0035】
また、コーナーカット部34の形状を変更して、エネルギー吸収性能におけるチューニングを行なっても良く、更に、衝撃吸収体30は、上述した中空の立体形状以外にも、三角筒状、六角筒状等の筒状体を使用することも可能である。
【0036】
次いで、図6,図7は本発明の第2実施形態を示すもので、衝撃吸収体30の構成に変更を加えた他は、第1実施形態と同一であるため、衝撃吸収体30の構成についてのみ説明する。
【0037】
この第2実施形態においては、図6に示すように、底面32側の4隅部にコーナーカット部34を形成することは第1実施形態と同じであるが、このコーナーカット部34の上側にR加工部35が施されている。
【0038】
そして、コーナーカット部34の上側、すなわち、縦壁部33における稜線33aとの接合部のコーナーカット部34にR加工部35が設けられていることにより、衝撃が加わった際、縦壁部33の稜線33aに沿って所定反力前に亀裂が走ることを防止することができる。
【0039】
すなわち、図7に示すように、侵入量80mmで8kNの反力ピーク値を示すが、それまでの衝撃荷重時の前半期において、図7のグラフ中斜線で示す部位に相当する分エネルギー吸収量が多くなる。
【0040】
従って、コーナーカット部34にR加工部35を付与することで、衝撃荷重時の前半期における反力の過度の低下を相殺することができ、衝撃荷重時の後半期における反力低減を可能にすることに加えて衝撃荷重時の前半期においても反力を高めることができ、エネルギー吸収性能を更に良好にできる。尚、R加工部35の曲率は、制御対象とする衝撃荷重に応じて任意に設定して良く、例えば、R(曲率)は0.5〜20の範囲が望ましい。
【0041】
次いで、図8,図9は本発明の第3実施形態を示すもので、図8(a)に示すように、この第3実施形態においては、縦壁部33の厚みを図8(b)に示すように、開口31側の縦壁部33の厚みaに対して底面32側の縦壁部33の厚みbを肉厚にし、この肉厚変化を徐変させたことが特徴である。尚、図8(b)は、図8(a)中B−B線断面図である。
【0042】
従って、この第3実施形態においても、衝撃吸収体30は、底面32側の4隅部にコーナーカット部34が形成され、衝撃荷重時の後半期における反力を低減させているが、縦壁部33の肉厚変化により、衝撃荷重時の前半期における反力の過度の低下を抑制することで、第2実施形態と同様の作用効果を確保している。
【0043】
また、図9に示すように、縦壁部33の厚みを徐変させるのではなく、段部36を設け、開口31側の縦壁部33の厚みaと、底面32側の縦壁部33の厚みbをa<bに設定することで、衝撃荷重が加わる前半期における反力の過度の低下を抑えるようにしても良い。
【0044】
従って、図8,図9に示す本発明の第3実施形態においても、衝撃吸収体30の底面32側の4隅部には、コーナーカット部34が形成され、衝撃荷重時の後半期における反力低下が期待できるとともに、衝撃荷重時の後半期における反力低下に伴ない、衝撃荷重時の前半期の反力が低下するという傾向に対して、縦壁部33の底面32側の厚みを厚肉に設定することで、この衝撃荷重時の前半期における反力低下を抑えることができることから、良好なエネルギー吸収性能が得られる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る自動車用内装部品は、衝撃吸収体を備えた自動車用内装部品であって、衝撃吸収体として、高衝撃吸収性能を有する中空ボックス体から構成され、特に、底面における隅部にコーナーカット部を設けることで、衝撃荷重時の後半期における応力集中を防止し、反力値を低減するというものであるから、特に、衝撃荷重時の後半期におけるエネルギー吸収性能を高めることができるという効果を有する。
【0046】
更に、衝撃吸収体として高衝撃吸収性能をもつ樹脂材料を中空ボックス状に形成し、底面側の隅部にコーナーカット部を設定し、かつこのコーナーカット部にR加工部、あるいは縦壁部の厚みを調整することで、衝撃荷重時の前半期における反力の過度の低下をもたらすことなく、衝撃荷重時の前半期及び後半期いずれの時期においても、良好なエネルギー吸収性能を確保できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動車用ドアトリムの第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】本発明に使用する衝撃吸収体の第1実施形態の斜視図である。
【図4】図3に示す衝撃吸収体の衝撃吸収性能を測定する試験方法を示す説明図である。
【図5】図3に示す衝撃吸収体の反力/侵入量の相関関係を示すグラフである。
【図6】本発明に使用する衝撃吸収体の第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す衝撃吸収体の反力/侵入量の相関関係を示すグラフである。
【図8】本発明に使用する衝撃吸収体の第3実施形態を示す(a)斜視図、(b)断面図である。
【図9】本発明に使用する衝撃吸収体の第3実施形態の変形例を示す断面図である。
【図10】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図である。
【図11】図10中XI−XI線断面図である。
【図12】従来の衝撃吸収体を示す斜視図である。
【図13】従来の衝撃吸収体の反力/侵入量の相関関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム
20 樹脂芯材
21 表皮
30 衝撃吸収体(中空ボックス体)
31 開口
32 底面
33 縦壁部
33a 稜線
34 コーナーカット部
35 R加工部
36 段部
40 ドアパネル
50 負荷子
IA 腰部インパクトエリア

Claims (4)

  1. 車両の側壁パネル(40)に装着され、所要形状に成形された芯材(20)をベースとし、側突時、乗員の肩部、あるいは腰部が触れ易いインパクトエリア(IA)における芯材(20)裏面に衝撃吸収体(30)を固着してなる自動車用内装部品(10)において、
    前記衝撃吸収体(30)は、側突時における打突側面で、かつ側壁パネル(40)側対向面を開口(31)とした中空状の樹脂製ボックス体から構成され、上記開口(31)の反対側面に位置する底面(32)は芯材(20)の裏面に固着されるとともに、その4隅部には、三角形状のコーナーカット部(34)が開口されており、このコーナーカット部(34)における三角形状の開口の一角部は縦壁部(33)の稜線(33a)に接合していることにより、側突時の前半期には、側突時における打突側面である開口(31)を縁部とする縦壁部(33)が撓み変形し、側突時の後半期には、側突時における打突側面の反対側面に位置する底面(32)に設けたコーナーカット部(34)を基点として縦壁部(33)の稜線(33a)に亀裂が生じ、縦壁部(33)が座屈することで、反力を低減できることを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 前記衝撃吸収体(30)に形成されるコーナーカット部(34)における縦壁部(33)の稜線(33a)との間の接合部には、衝撃荷重初期の亀裂を回避するR加工部(35)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
  3. 前記衝撃吸収体(30)における縦壁部(33)の厚みは、開口(31)側から底面(32)側に向けて厚みが徐々に厚くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
  4. 前記衝撃吸収体(30)は、開口(31)側の縦壁部(33)の厚みに比べ、底面(32)側の縦壁部(33)の厚みが厚肉となるように縦壁部(33)に段部(36)が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
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