JP4218560B2 - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents
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[1−1.第1実施形態の構成]
まず、図1を用いて本発明の第1実施形態に係わる画像処理装置の構成を説明する。画像入力部100は、RIP処理により網点成分を有する2値画像データに変換された原稿の画像データ(以下、この画像データを入力2値画像データD10と称する)を受け取るインターフェースとして機能し、受け取った画像データを多値化部200と誤差拡散部500とへ供給する。この入力2値画像データD10においては、個々の画素の値が1ビットで表される。即ち、黒画素の値は「1」、白画素の値は「0」である。
図2は、誤差拡散部500の構成を例示するブロック図である。2値画像入力部570は、画像入力部100から供給される入力2値画像データD10を受け取るインターフェースとして機能する。2値画像入力部570は、入力2値画像データD10を受け取ると、個々の画素の値を示す1ビットのデータ(以下、2値画素データD50bと称する)を2値化部520の隣接画素判定部522およびセレクタ部523へ順次供給する。
具体的には、第1再2値化データD50j−1が「1」であり、第2再2値化データD50j−2が「1」である場合、即ち、誤差加算データD50cが示す値が、第1閾値データD50i−1より大である場合、論理演算の結果である「0」を示すデータD50nを出力する。また、第1再2値化データD50j−1が「0」であり、第2再2値化データD50j−2が「1」である場合、即ち、誤差加算データD50cが示す値が、第1閾値データD50i−1より小であり、第2閾値データD50i−2より等しいか大である場合、論理演算の結果である「1」を示すデータD50nを出力する。また、第1再2値化データD50j−1が「0」であり、第2再2値化データD50j−2が「0」である場合、即ち、誤差加算データD50cが示す値が、第2閾値データD50i−2より小である場合、論理演算の結果である「0」を示すデータD50nを出力する。
図3および図4は、注目画素の値と画素値変更可能信号D50kがとる値の関係を示す図である。隣接画素判定部522は、注目している2値画素データD50bが示す値が「0」である場合、注目画素に隣接する左右の2値画素データの値の論理和を求め、この論理演算の結果と注目画素の画素値との間で排他的論理和をとる。隣接画素判定部522は、図3に示したように、注目画素の値と隣接画素の画素値の論理和の値が同じである場合には、画素値変更可能信号D50kとして「Disable」を出力し、注目画素の画素値と隣接画素の画素値の論理和の値が異なる場合には、画素値変更可能信号D50kとして「Enable」を出力する。
また、隣接画素判定部522は、注目している2値画素データD50bが示す値が「1」である場合、注目画素に隣接する左右の2値画素データの値の論理積を求め、この論理演算の結果と注目画素の画素値との間で排他的論理和をとる。隣接画素判定部522は、図4に示したように、注目画素の値と隣接画素の画素値の論理積の値とが同じである場合には、画素値変更可能信号D50kとして「Disable」を出力し、注目画素の値と隣接画素の画素値の論理積の値とが異なる場合には、画素値変更可能信号D50kとして「Enable」を出力する。
具体的には、論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Enable」であり、データD50pが「0」、即ち、誤差加算データD50cの値が、「第1閾値データ>誤差加算データ≧第2閾値データ」である場合、第2画素値変更可能信号D50rとして「Disable」を出力する。また、論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Enable」であり、データD50pが「1」、即ち、誤差加算データD50cの値が、「誤差加算データ>第1閾値データ」か、または「第2閾値データ>誤差加算データ」である場合、第2画素値変更可能信号D50rとして「Enable」を出力する。また、論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Disable」である場合にはデータD50pの値にかかわらず、第2画素値変更可能信号D50rとして「Disable」を出力する。
次に、第1実施形態の動作について説明する。以下の説明では、まず、誤差拡散部500に入力2値画像データD10と色補正画像データD40とが入力されるまでの動作について説明し、次に、入力2値画像データD10と色補正画像データD40とを受け取った誤差拡散部500の動作について説明する。
入力2値画像データD10が画像入力部100に入力されると、この入力2値画像データD10は画像入力部100から多値化部200と誤差拡散部500とへ供給される。この入力2値画像データD10が多値化部200に入力されると、この入力2値画像データD10は、多値化部200において、個々の画素を8ビットのデジタルデータで表す単純多値画像データD20に変換される。この単純多値画像データD20は、多値化部200から網点除去部300へ供給される。
次に、図5を用い、誤差拡散部500の動作について説明する。
なお、図5においては、画素を表現するために横方向に1〜15の符号を付け、これにより画素を表すこととする。また、図5の1〜15の区間における多値画素データの画素値は「80」であり、誤差拡散の開始時点において誤差データD50fの値は「0」である場合を想定する。また、第1閾値データD50i−1の値は「128」であり、第2閾値データD50i−2の値は「−128」である場合を想定する。なお、説明の便宜上、補正算出部560での誤差データD50fの算出は、注目画素の左の画素の2値化誤差データD50dのみを用いることとする。
2値画像データD10の画素1を注目画素とした場合、画像補正部530に入力される多値画素データD50aの値は「80」であり、誤差データD50fの値は「0」であるため、誤差加算データD50cの値は「80」となる。隣接画素判定部522においては、画素1の画素値が「0」であり、隣接する画素との論理和が「0」であるため、「Disable」を示す画素値変更可能信号D50kが出力される。画素値変更可能信号D50kが「Disable」であるため、論理積演算部524cは、「Disable」を示す第2画素値変更可能信号D50rを出力する。セレクタ部523は、第2画素値変更可能信号D50rが「Disable」であるため、2値画素データD50bが示す値「0」を出力2値データとして出力する。
このように、第2画素値変更可能信号D50rとして「Disable」が出力されている場合、即ち、画像を形成する黒画素が連続する部分を注目画素としている期間においては、2値画像入力部570から供給された2値画素データD50bがセレクタ部523からそのまま出力される。誤差算出部540においては、「0」と誤差加算データD50cとの差分値「80」が求められる。
隣接画素判定部522においては、画素1の画素値が「0」であり、隣接する画素との論理和が「0」であるため、「Disable」を示す画素値変更可能信号D50kが出力される。画素値変更可能信号D50kが「Disable」であるため、論理積演算部524cは、「Disable」を示す第2画素値変更可能信号D50rを出力する。セレクタ部523は、第2画素値変更可能信号D50rが「Disable」であるため、2値画素データD50bが示す値「0」を出力2値データとして出力する。誤差算出部540においては、「0」と誤差加算データD50cとの差分値「160」が求められる。
第1比較部521aは、誤差加算データD50cの値「240」が、第1閾値データD50i−1の値「128」より大であるため、画素値が「1」である第1再2値化データD50j−1を排他的論理和演算部524aへ供給する。一方、第2比較部521bは、誤差加算データD50cの値「240」が、第2閾値データD50i−2の値「−128」より大であるため、画素値が「1」である第2再2値化データD50j−2を排他的論理和演算部524aとセレクタ部523へ供給する。
論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Enable」であり、データD50pが「1」であるので、「Enable」を示す第2画素値変更可能信号D50rを出力する。セレクタ部523は、第2画素値変更可能信号D50rが「Enable」であるので、第2再2値化データD50j−2の値「1」を出力2値データD50mとして出力する。
誤差算出部540は、2値化部520から供給される出力2値データD50mが「1」であるので、誤差加算データD50cが示す値「240」から「255」を引いた値を差分値としてもとめ、この求めた差分値「−15」を示すデータを2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
第1比較部521aは、誤差加算データD50cの値「65」が、第1閾値データD50i−1の値「128」より小であるため、画素値が「0」である第1再2値化データD50j−1を排他的論理和演算部524aへ供給する。一方、第2比較部521bは、誤差加算データD50cの値「65」が、第2閾値データD50i−2の値「−128」より大であるため、画素値が「1」である第2再2値化データD50j−2を排他的論理和演算部524aとセレクタ部523へ供給する。
論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Enable」であり、データD50pが「0」であるので、第2画素値変更可能信号D50rとして「Disable」を出力する。セレクタ部523は、第2画素値変更可能信号D50rが「Disable」であるので、2値画素データD50bの値「1」を出力2値データD50mとして出力する。誤差算出部540は、2値化部520から供給される出力2値データD50mが「1」であるので、誤差加算データD50cが示す値「65」から「255」を引いた値「−190」を差分値としてもとめ、この求めた差分値「−190」を示すデータを2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
隣接画素判定部522においては、画素5の画素値が「1」であり、隣接する画素との論理積が「1」であるため、「Disable」を示す画素値変更可能信号D50kが出力される。画素値変更可能信号D50kが「Disable」であるため、セレクタ部523は、2値画素データD50bが示す値「1」を出力2値データとして出力する。誤差算出部540においては、出力2値データD50mが「1」であるため、誤差加算データD50cが示す値「−110」から「255」を引いた値「−365」を差分値として求め、求めた値を2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
次に、2値画素データD50bの画素10を注目画素とした場合、画像補正部530に入力される多値画素データD50aの値は「80」であり、誤差データD50fの値は「−1065」であるため、誤差加算データD50cの値は「−985」となる。
第1比較部521aは、誤差加算データD50cの値「−985」が、第1閾値データD50i−1の値「128」より小であるため、画素値が「0」である第1再2値化データD50j−1を排他的論理和演算部524aへ供給する。一方、第2比較部521bは、誤差加算データD50cの値「−985」が、第2閾値データD50i−2の値「−128」より小であるため、画素値が「0」である第2再2値化データD50j−2を排他的論理和演算部524aとセレクタ部523へ供給する。
論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Enable」であり、データD50pが「1」であるので、第2画素値変更可能信号D50rとして「Enable」を出力する。セレクタ部523は、第2画素値変更可能信号D50rが「Enable」であるので、第2再2値化データD50j−2の値「0」を出力2値データD50mとして出力する。誤差算出部540は、2値化部520から供給される出力2値データD50mが「0」であるので、誤差加算データD50cが示す値「−985」と「0」との差を差分値としてもとめ、この求めた差分値「−985」を示すデータを2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
第1比較部521aは、誤差加算データD50cの値「−905」が、第1閾値データD50i−1の値「128」より小であるため、画素値が「0」である第1再2値化データD50j−1を排他的論理和演算部524aへ供給する。一方、第2比較部521bは、誤差加算データD50cの値「−905」が、第2閾値データD50i−2の値「−128」より小であるため、画素値が「0」である第2再2値化データD50j−2を排他的論理和演算部524aとセレクタ部523へ供給する。
論理積演算部524cは、画素値変更可能信号D50kが「Enable」であり、データD50pが「1」であるので、第2画素値変更可能信号D50rとして「Enable」を出力する。セレクタ部523は、第2画素値変更可能信号D50rが「Enable」であるので、第2再2値化データD50i−2が示す値「0」を出力2値データD50mとして出力する。誤差算出部540は、2値化部520から供給される出力2値データD50mが「0」であるので、誤差加算データD50cが示す値「−905」と「0」との差「−905」を差分値としてもとめ、この求めた差分値「−905」を示すデータを2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2実施形態において、第1実施形態と構成が同じ部分については第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
[2−1.第2実施形態の構成]
図6は、本発明の第2実施形態に係わる誤差拡散部500の構成を例示するブロック図である。本発明の第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、誤差拡散部500が画像修正部595を具備している点である。
画像修正部595は、画素値変更可能信号D50kが「Disable」から「Enable」に変化した時に、この直後の画素で2値画素データD50bの値と出力2値データD50mの値が異なり、次に画素値変更可能信号D50kが「Disable」から「Enable」に変化した時にもこの直後の画素で2値画素データD50bの値と出力2値データD50mの値が異なる場合、この画素値変更可能信号D50kが変化した時点の出力2値データD50mの値を反転する。また、画像修正部595は、画素値変更可能信号D50kが「Enable」から「Disable」に変化した時にこの直前の画素で2値画素データD50bの値と出力2値データD50mの値が異なり、次に画素値変更可能信号D50kが「Enable」から「Disable」に変化した時にもこの直前の画素で2値画素データD50bの値と出力2値データD50mの値が異なる場合、この画素値変更可能信号D50kが変化した時点の出力2値データD50mの値を反転する。画像修正部595は、記憶した画素値変更可能信号D50kの変化の確認が終了すると、修正が施された出力2値データD50mを2値画像出力部590へ供給する。
次に本発明の第2実施形態の動作について説明する。なお、以下に説明する動作において、画像修正部595を除く他の部分の動作については、第1実施形態の動作と同じであるためその説明を省略し、画像修正部595の動作についてのみ説明する。また、以下に説明する画像修正部595の動作においては、図7に示したように、画素値変更可能信号D50kが「Disable」から「Enable」に変化した時に、2値画像入力部570から出力された2値画素データD50bの値と異なる値の出力2値データD50mがセレクタ部523から出力された場合を想定し、動作の説明を行う。
画像修正部595では、記憶した画素値変更可能信号D50kが順次読み出され、図7に示したように、時点eにおいて、読み出した画素値変更可能信号D50kが「Disable」から「Enable」に変化すると、セレクタ部523から供給されたデータのうち、画素C7に相当する出力2値データD50mが示す画素値と、2値画像入力部570から供給された2値画素データD50bのうち画素C7に相当する2値画素データD50bが示す画素値とを比較する。
図7に示されているように、セレクタ部523から供給された出力2値データD50mが示す画素値「1」と、2値画像入力部から供給された2値画像データが示す画素値「0」とは異なるので、画像修正部595は、次に画素値変更可能信号D50kが「Disable」から「Enable」に変化する点を見つけだす。
画像修正部595では、画素値変更可能信号D50kが順次読み出され、時点gにおいて、画素値変更可能信号D50kが「Disable」から「Enable」に変化すると、セレクタ部523から供給された出力2値データD50mのうち画素J7に相当する出力2値データD50mが示す画素値と、2値画像入力部から供給された2値画素データD50bのうち画素J7に相当する2値画素データD50bが示す画素値とを比較する。
図7に示されているように、セレクタ部523から供給された出力2値データD50mが示す画素値「0」と、2値画像入力部から供給された2値画像データが示す画素値「1」とは異なるので、画像修正部595は、画素C7における出力2値データD50mの画素値を「0」に修正し、画素J7における出力2値データD50mの画素値を「1」に修正する。このように修正された出力2値画素データD50bは、画像修正部595から画像出力部600へ供給される。
次に本発明の第3実施形態について説明する。なお、以下に説明する第3実施形態において、第1実施形態と構成が同じ部分については第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
[3−1.第3実施形態の構成]
図8は、本発明の第3実施形態に係わる画像処理装置の構成を例示するブロック図である。本発明の第3実施形態が第1実施形態と異なるのは、差分計算部700を具備している点と、差分計算部700から出力される画像データ(以下、この画像データを差分画像データD70と称する)に対して誤差拡散部500が誤差拡散を施し2値画像データを生成する点である。
次に本発明の第4実施形態について説明する。本発明の第4実施形態では、単純多値画像データの生成、平滑化画像データの生成、平滑化した画像データに対する色補正および誤差拡散などの一連の処理をソフトウェアにより実現するようにしている。
図9は、これらの処理をソフトウェアにより実現する画像処理装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。図9に示したように、この画像処理装置は、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903、CPU(Central Processing Unit)904、不揮発性メモリ905および入力2値画像データD10を受け取るためのインターフェース部906、印刷を行うための出力部907とを具備しており、これら各部はバス901で接続されている。ROM902は、CPU904に画像処理装置の各部の制御を行わせるための制御プログラムを記憶しており、不揮発性メモリ905は上述した処理をCPU904に実行させるための誤差拡散プログラムを記憶している。CPU904は、画像処理装置の電源が入れられると、ROM902から制御プログラムを読み出し起動する。制御プログラムを起動したCPU904は、不揮発性メモリ905から誤差拡散プログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM903を作業エリアとして実行する。このように画像処理装置は、CPU904がプログラムに従って各部を制御し処理を行うという点において、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成を有していると言える。
次に本発明の第5実施形態について説明する。なお、以下に説明する第5実施形態において、上述した実施形態と構成が同じ部分については同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、上述した第3実施形態と同様に、多値画像入力部580に差分画像データD70が入力され、この差分画像データD70に対して誤差拡散が行われる。また、本実施形態において誤差拡散部500は、図11に示したように、2値画像入力部570から出力される2値画素データD50bが誤差算出部540へ供給されるように構成されている。
また、誤差算出部540は、2値画素データD50bが示す画素値が「1」であり、且つ、出力2値データD50mが示す画素値が「0」の時、誤差加算データD50cが示す値に「255」を加算した値、あるいは「−255」を減算した値を2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
誤差算出部540は、2値画素データD50bが示す画素値と、出力2値データD50mが示す画素値が同じである場合、誤差加算データD50cをそのまま2値化誤差データD50dとして誤差記憶部550へ供給する。
次に本発明の第6実施形態について説明する。なお、以下に説明する第6実施形態において、上述した実施形態と構成が同じ部分については同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、上述した第3実施形態と同様に、多値画像入力部580に差分画像データD70が入力され、この差分画像データD70に対して誤差拡散が行われる。また、本実施形態において誤差拡散部500は、図12に示したように、2値画素データD50bが画像補正部530へ供給されるように構成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
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例えば、図13に示したように、入力2値画像データD10の代わりに、単純多値画像データD20を誤差拡散部500へ入力し、誤差拡散部500では、この単純多値画像データD20を用いて画素値変更可能信号D50kを生成し、色補正が施された色補正画像データD40を2値画像データに変換するようにしてもよい。誤差拡散部500は、まず、2値画素データD50bの値が「1」で、且つ、多値画素データD50aの値が負の値の場合、および、2値画素データD50bが「0」で、且つ、多値画素データD50aが正の値の場合、Enableの信号を生成する。誤差拡散部500は、この信号と、隣接画素判定部522で生成される画素値変更可能信号との論理積を取り、この論理演算の結果をセレクタ部523へ供給する。この態様によれば、入力2値画像データが示す画像の網点ドットの大きさの変調を、差分画像データに従って、より厳密行うことができる。
隣接画素判定部522は、入力2値画像が示す画像と文字や図形などの特定の画像パターンとを比較し、パターンのマッチングが生じた場合には、注目画素と隣接する画素との関係から画素値変更可能信号D50kの出力を「Enable」と判断した場合でも「Disable」を出力するようにしてもよい。このような態様によれば、文字などのパターンに対しては入力2値画像データD10がそのまま出力されるので、文字の形状を精度よく保持した画像を出力することができる。
誤差拡散部500の構成が、第1実施形態にて説明した構成である場合、画像処理装置は、図14に例示したように誤差拡散部500を縦列に持つようにしてもよい。このような態様によれば、色変換部400における画素値の変化が大きい場合でも、誤差が十分に拡散される。
また、画像処理装置の構成は、図15に例示したようにしてもよい。図15に例示した構成においては、第1画像入力部100Aには多値画像データが入力され、第2画像入力部100Bには、第1画像入力部100Aに入力される多値画像データに対してスクリーン処理を施した画像データ、即ち、網点成分を有する2値画像データが入力される。色変換部400は、第1画像入力部100Aから供給される多値画像データに対して色変換を施し、色補正画像データD40を誤差拡散部500へ供給する。誤差拡散部500は、上述した実施形態と同様に、色補正画像データD40と2値画像データを用いて2値画像データを生成し、生成した2値画像データを画像出力部600へ供給する。このような態様でも、元の画像データを精度よく保存した画像データを出力用の2値の画像データとして出力することが可能となる。
本発明の第4実施形態においては、RIP処理により2値化された画像データを画像処理装置が受け取り、画像処理装置が、この画像データに対して色変換および2値化を行い印刷を行うようにしているが、画像処理装置をLAN(Local Area Network)に接続し、RIP処理により2値化された画像データと、カラープリンタを特定するデータとをLANを介して受け取り、カラープリンタの出力特性にあうように変換した2値の画像データを生成し、この生成した画像データを、RIP処理により2値化された画像データを送信してきた装置に送信するようにしてもよい。
また、図16に例示したように、画像処理装置をインターネット等の広域ネットワークに接続し、画像処理装置が、クライアント装置から送信される、カラープリンタを特定するデータとRIP処理により2値化された画像データとを広域ネットワークを介して受け取り、これらのデータを用いて、カラープリンタの出力特性にあうように変換した2値の画像データを生成し、生成した2値の画像データを、RIP処理により2値化された画像データの送信元や、この送信元が指定した宛先へ送信するようにしてもよい。
また、上述したように、画像処理装置をインターネットに接続する態様においては、RIP処理により2値の画像データを受けとってからカラープリンタの出力特性にあうように変換した2値の画像データを生成するまでの処理のうち、例えば、平滑化画像データを生成するまでの処理をデータの送信元が行い、残りの処理を画像処理装置が行うなど、RIP処理により2値化された画像データの送信元と、画像処理装置とが互いに通信して、カラープリンタの出力特性にあうように変換した2値の画像データを生成するようにしてもよい。
隣接画素判定部522が注目画素に隣接する画素の画素値の論理演算を行う際、注目画素に隣接する左右の画素の画素値に対して論理演算を行う態様に限定されず、例えば、上下左右の画素の画素値に対して論理演算を行うようにしてもよい。このような態様でも、隣接画素判定部522は、画像のエッジ部分において画素値変更可能信号D50kを出力することが可能となる。また、隣接画素判定部522は、注目画素に隣接する画素の画素値のいずれかが、注目画素の画素値と異なる場合には、画素値変更可能信号D50kを出力するようにしてもよい。このような態様によれば、画像の端部の画素についても画素値変更可能信号D50kを出力することが可能となる。
誤差拡散部500の構成を第5実施形態または第6実施形態で述べた構成とした場合にも、<7−3>で述べたように、誤差拡散部を縦列に持つようにしてもよい。この場合の画像処理装置の構成を図17に示す。図17に示したように、画像処理装置は、多値化部、網点除去部、差分計算部、誤差拡散部を各々2つづつ具備している。
第2誤差拡散部500Bは、供給される出力2値画像データD60と差分画像データD70とを用いて誤差拡散を行い、出力2値画像データD60を生成して画像出力部600へ供給する。
このような態様によれば、色変換部400における画素値の変化が大きい場合でも、誤差が十分に拡散される。
誤差拡散部500の構成を第5実施形態または第6実施形態で述べた構成とした場合にも、<7−4>で述べたように、多値画像データと2値画像データとを別々に入力するようにしてもよい。この場合の画像処理装置の構成を図18に示す。本態様においては、第1画像入力部100Aに入力された多値画像データが色変換部400と差分計算部700に供給される。色変換部400は、入力された多値画像データに対して色補正を施した画像データを生成し、この画像データを差分計算部700へ供給する。差分計算部700は、供給される多値画像データと色補正が施された画像データとの差を求めて差分画像データを生成し、この差分画像データを誤差拡散部500へ供給する。誤差拡散部500は、この差分画像データと、2値画像データとを用いて誤差拡散を行い、出力2値画像データを生成する。このような態様でも、元の画像データを精度よく保存した画像データを出力用の2値の画像データとして出力することが可能となる。
本発明に係わる画像処理装置は、2値画像に多値画像を重畳するバリアブル印刷にも応用することができる。図19に本態様に係わる画像処理装置の構成を示す。
例えば、ダイレクトメールを印刷する場合、第2画像入力部100Bには、印刷時に固定となる模様を示す2値画像データが入力され、第1画像入力部100Aには、印刷時に可変となる名前や住所等を示す多値画像データが入力される。多値化部200は、入力された2値画像データを単純多値化し、網点除去部300は、単純多値化されたデータが有する網点成分を除去したデータであって、かつ、中間階調を有する平滑化画像データを生成する。混合部800は、この平滑化画像データと、多値画像データとの合成を行い、合成の結果を示す合成画像データを誤差拡散部500へ供給する。この合成を行うアルゴリズムは、平滑化画像と多値画像の加重和を求めるなど、多値画像と多値画像の合成に用いられるアルゴリズムならば、どのようなアルゴリズムであっても適用できる。誤差拡散部500は、第2画像入力部100Bから供給される2値画像データと、混合部800から供給される多値の合成画像データとを用いて誤差拡散を行い、2値画像データを生成する。
また、この態様においては、図21に示したように、網点除去部300を設けずに、単純多値化された画像データを混合部800と差分計算部700へ供給するようにしてもよい。
また、本発明に係わる画像処理装置は、印刷を行う装置を特定する画像を2値画像として入力したり、有価証券などで証券に固有の番号を示す画像を2値画像として入力し、多値画像に重畳させることも可能である。この態様の構成を図22に示す。
第1画像入力部100Aには多値画像を示すデータが入力され、第2画像入力部100Bには、2値画像を示すデータが入力される。誤差拡散部500には、第1画像入力部100Aに入力されたデータと、第2画像入力部100Bに入力されたデータが供給される。この態様においては、入力された2値画像のうち、誤差拡散によって出力される2値画像に保存される情報は、網点構造ではなく多値画像に埋め込むべき画像となる。
誤差拡散部500は、画素値変更可能を第2画像入力部100Bに入力された2値画像データと、第1画像入力部100Aに入力された多値画像データとから生成することにより、多値画像の濃度が低濃度の時に必要な情報を確実に埋め込むと共に、ドットの配列の差異が視覚的なざらざら感に影響を与える中間濃度域では2値画像による影響を軽減することができる。
Claims (14)
- 2値画像データを受け取る2値画像入力手段と、
前記2値画像データを多値化して所定の処理が施された多値画像データまたは前記2値画像データの画像と同じ画像を表す多値の画像データに所定の処理が施された多値画像データを受け取る多値画像入力手段と、
供給される誤差データと、前記多値画像入力手段から画素単位で供給される多値画像データの画素値とを画素単位で加算して誤差加算データを生成する画像補正手段と、
前記画像補正手段が生成した誤差加算データを2値化して再2値化画像データを生成する再2値化手段と、
前記2値画像データまたは再2値化画像データによって表される画像の各画素について、前記2値画像データまたは再2値化画像データの一方の選択を指示する画素値選択信号を生成する手段であって、当該画素が、前記2値画像データが示す画像のエッジ部分であり、当該画素の前記誤差加算データが第1閾値未満であり、且つ前記第1閾値より値が小である第2閾値以上である場合、または当該画素が前記2値画像データが示す画像のエッジ部分でない場合には、前記2値画像データの選択を指示する画素値選択信号を生成し、当該画素が、前記2値画像データが示す画像のエッジ部分であって、当該画素の前記誤差加算データが前記第1閾値以上または前記第2閾値未満である場合には、前記再2値化画像データの選択を指示する画素値選択信号を生成する選択信号生成手段と、
前記選択信号生成手段により生成された画素値選択信号に従い、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データにおける注目画素の画素値を示すデータ、または前記再2値化手段が生成した再2値化画像データのいずれかを選択し、出力2値データとして出力するセレクタ手段と、
前記画像補正手段により生成された誤差加算データと前記セレクタ手段が出力した出力2値データとを用いて、2値化により生じた誤差を示す2値化誤差データを求める誤差算出手段と、
前記画像補正手段において前記多値画像データの画素値に加算される前記誤差データを、前記誤差算出手段により求められた2値化誤差データを用いて求め、求めた誤差データを前記画像補正手段に供給する補正算出手段と、
を有する画像処理装置。 - 前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データから多値画像データを生成する多値画像データ生成手段を具備し、
前記多値画像入力手段が受け取る多値画像データは、該多値画像データ生成手段により生成された多値画像データであること
を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記多値画像データ生成手段は、
前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データによって表された2値の各画素値を各画素毎に各々複数ビットで表した単純多値画像データを生成する多値化手段と、
前記多値化手段により生成された単純多値画像データを平滑化して平滑化画像データを生成する平滑化手段と、
前記平滑化手段により生成された平滑化画像データに対して色補正を施した色補正画像データを生成する色補正画像データ生成手段とを有し、
該色補正画像データを多値画像データとして前記多値画像入力手段へ供給すること
を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記多値画像データ生成手段は、
前記平滑化手段により生成された平滑化画像データと、前記色補正画像データ生成手段により生成された色補正画像データとの差分を画素単位で求め、この差分を示す差分画像データを生成する差分画像データ生成手段を具備し、
該差分画像データを多値画像データとして前記多値画像入力手段へ供給すること
を特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記2値画像入力手段が受け取る2値画像データは、各画素が各々複数のビットで表されている多値画像データに対してスクリーン処理が施されたデータであり、
該各画素が各々複数のビットで表されている多値画像データに対して色補正を施し、色補正画像データを生成する色補正データ生成手段を具備し、
前記多値画像入力手段が受け取る多値画像データは、該色補正データ生成手段により生成された色補正画像データであること
を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色補正データ生成手段により受け取られる、各画素が各々複数のビットで表されている多値画像データと、前記色補正データ生成手段により生成された色補正画像データとの差分を画素単位で求め、この差分を示す差分画像データを生成する差分画像データ生成手段を具備し、
該差分画像データを多値画像データとして前記多値画像入力手段へ供給すること
を特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記画像補正手段は、前記2値画像入力手段が受取った2値画像データを受取り、該2値画像データにおける注目画素の画素値が黒画素を示している場合には、前記色補正画像データの画素値がとりうる値の最大値を前記誤差加算データに加算すること
を特徴とする請求項4または請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記誤差算出手段は、前記画像補正手段が生成した誤差加算データと、前記セレクタ手段が生成した出力2値データと、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データを受取り、
前記2値画像データにおける注目画素の画素値が白画素を示しており、且つ前記出力2値データが黒画素を示している場合には、前記色補正画像データが取りうる画素値の最大値を前記誤差加算データから減算した値を2値化誤差データとし、
前記2値画像データにおける注目画素の画素値が黒画素を示しており、且つ前記出力2値データが白画素を示している場合には、前記色補正画像データが取りうる画素値の最大値を前記誤差加算データに加算した値を2値化誤差データとし、
前記2値画像データにおける注目画素の画素値と前記出力2値データの画素値が同じ場合には、前記誤差加算データを2値化誤差データとすること
を特徴とする請求項4または請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記誤差算出手段は、前記画像補正手段が生成した誤差加算データと、前記セレクタ手段が生成した出力2値データと、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データを受取り、
前記2値画像データにおける注目画素の画素値が白画素を示しており、且つ前記出力2値データが黒画素を示している場合には、前記多値画像入力手段が受け取った多値画像データが取りうる画素値の最大値を前記誤差加算データから減算した値を2値化誤差データとし、
前記2値画像データにおける注目画素の画素値が黒画素を示しており、且つ前記出力2値データが白画素を示している場合には、前記多値画像データが取りうる画素値の最大値を前記誤差加算データに加算した値を2値化誤差データとし、
前記2値画像データにおける注目画素の画素値と前記出力2値データの画素値が同じ場合には、前記誤差加算データを2値化誤差データとすること
を特徴とする請求項4または請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記選択信号生成手段が生成する画素値選択信号と、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データと、前記セレクタ手段が生成した出力2値データとを時系列に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶した画素値選択信号を時系列に順次読み出し、前記画素値選択信号の内容が、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データの出力指示から前記再2値化手段が生成した再2値化画像データの出力指示に変化した時、この直後の画素で前記セレクタ手段が生成した出力2値データの画素値が、前記2値画像入力部が受け取った2値画像データの画素値と異なり、且つ、次に前記画素値選択信号の内容が、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データの出力指示から前記再2値化手段が生成した再2値化画像データの出力指示に変化した時、この直後の画素で前記セレクタ手段が生成した出力2値データの画素値が、前記2値画像入力部が受け取った2値画像データの画素値と異なる場合、前記画素値選択信号が変化した時点の前記出力2値データの画素値を反転した修正画像データを生成する画像データ修正手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像データ修正手段は、
前記画素値選択信号の内容が、前記再2値化手段が生成した再2値化画像データの出力指示から前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データの出力指示に変化した時、この直前の画素で前記セレクタ手段が生成した出力2値データの画素値が、前記2値画像入力部が受け取った2値画像データの画素値と異なり、
且つ、次に前記画素値選択信号の内容が、前記再2値化手段が生成した再2値化画像データの出力指示から前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データの出力指示に変化した時、この直前の画素で前記セレクタ手段が生成した出力2値データの画素値が、前記2値画像入力部が受け取った2値画像データの画素値と異なる場合、
前記画素値選択信号が変化した時点の前記出力2値データの画素値を反転した修正画像データを生成すること
を特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 - 前記再2値化手段は、前記第2閾値以上且つ前記第1閾値以下の値を閾値とし、該閾値を用いて前記画像補正手段が生成した誤差加算データを2値化して再2値化画像データを生成すること
を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1閾値と前記第2閾値の値の差分値は、少なくとも前記色補正画像データの画素値がとりうる値の最大値を超える値であること
を特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。 - コンピュータ装置を、
2値画像データを受け取る2値画像入力手段と、
前記2値画像データを多値化して所定の処理が施された多値画像データまたは前記2値画像データの画像と同じ画像を表す多値の画像データに所定の処理が施された多値画像データを受け取る多値画像入力手段と、
供給される誤差データと、前記多値画像入力手段から画素単位で供給される多値画像データの画素値とを画素単位で加算して誤差加算データを生成する画像補正手段と、
前記画像補正手段が生成した誤差加算データを2値化して再2値化画像データを生成する再2値化手段と、
前記2値画像データまたは再2値化画像データによって表される画像の各画素について、前記2値画像データまたは再2値化画像データの一方の選択を指示する画素値選択信号を生成する手段であって、当該画素が、前記2値画像データが示す画像のエッジ部分であり、当該画素の前記誤差加算データが第1閾値未満であり、且つ前記第1閾値より値が小である第2閾値以上である場合、または当該画素が前記2値画像データが示す画像のエッジ部分でない場合には、前記2値画像データの選択を指示する画素値選択信号を生成し、当該画素が、前記2値画像データが示す画像のエッジ部分であって、当該画素の前記誤差加算データが前記第1閾値以上または前記第2閾値未満である場合には、前記再2値化画像データの選択を指示する画素値選択信号を生成する選択信号生成手段と、
前記選択信号生成手段により生成された画素値選択信号に従い、前記2値画像入力手段が受け取った2値画像データにおける注目画素の画素値を示すデータ、または前記再2値化手段が生成した再2値化画像データのいずれかを選択し、出力2値データとして出力するセレクタ手段と、
前記画像補正手段により生成された誤差加算データと前記セレクタ手段が出力した出力2値データとを用いて、2値化により生じた誤差を示す2値化誤差データを求める誤差算出手段と、
前記画像補正手段において前記多値画像データの画素値に加算される前記誤差データを、前記誤差算出手段により求められた2値化誤差データを用いて求め、求めた誤差データを前記画像補正手段に供給する補正算出手段と、
として機能させるためのプログラム。
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