JP4217857B2 - 鉄道列車に組み込まれた自動火災消火装置 - Google Patents
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Description
本発明は、鉄道列車で発生する火災の自動消火装置に関する。
【0002】
本発明の技術分野は、鉄道列車で発生する火災防止の分野である。
【0003】
英国特許出願第2139495号(Total Walther Feuerschutz)は、特に複数の旅客輸送連結車両からなる地下鉄に装備するように構成した、圧縮空気システムを備える車両用の自動火災防止装置を記載している。この装置は、複数の客車に共通のタンクを備えており、タンクは、加圧空気消火剤と、タンクをスプリンクラーに接続する管路とを含む。タンクに含まれる圧縮空気は、車両に装備する圧縮空気の循環路、特に制動回路から送られる。圧縮空気をタンクに供給する管路は、圧縮空気により前記タンクを自動的に充填するための戻り防止弁を備える。消火剤(塩水からなる)の輸送管路は、複数の分路に分割され、列車の各車両のスプリンクラーを供給し、二つの車両の間に可撓性の接続部を含む。
【0004】
このシステムは、以下の欠点を有する。
【0005】
まず第一に、消火液の単一推進手段として圧縮空気が使用されているが、これは、火災防止装置を有効に作動させるのに十分な容量のタンクと適合しない。さらに、必要とされる圧力に耐えるこのようなタンクは、旅客輸送車両に設置するには外形寸法が大きすぎる。次に、制動循環路の圧縮空気の使用は、主に圧縮空気の過剰な採取により、前記制動循環路の作動を著しく妨げる性質のものである。実際、どのくらいのスプリンクラーを開くのか、従って水量、さらには空気量がどのくらいになるかを予め予知することはできない。
【0006】
別の欠点は、たとえば火災の元になる事故の後、あるいは火災の結果として、制動循環路が損傷した場合、火災防止装置の全体が使用不能になる恐れがあることにある。
【0007】
同様に、使用スプリンクラー全体の総流量に高圧空気量が少なくとも等しくなければならない追加コンプレッサ(クレーム11参照)を設置しても、所望の結果が得られない
鉄道に関しては、緊急列車の使用が知られており、この列車は、罹災列車に近づく消火要員チームが使用可能な消火ホースを装備したタンクポンプ車を他の要素とともに含む。
【0008】
しかしながら、特に長距離にわたって幾つかのトンネルを通過するピギーバック輸送の発達により、列車の安全性を最適化する問題が浮上し、自動火災消火手段を搭載した新しい設備を提供する時期にきている。
【0009】
事実、鉄道のトンネル内で構造物の壁の定位置にスプリンクラーを設置することは、構造物の通過中だけしか実用に供されない上に、スプリンクラーの作動に先立って順次、複雑な介入手順(検出、位置決定、列車の停止)を要する。費用を顧みずに長いトンネルに十分な影響力を持つ連続保護手段を取り付けても、必然的に防火に遅れが発生し、従って、火災が拡大する恐れは無視できない。
【0010】
本発明の目的は、製造、メンテナンスおよび使用が簡単であって、上記の欠点を解消し、その利用度、出力および有効性が、進行する鉄道列車上で起きた火災による個別の危険性に適合する装置を提案することにある。
【0011】
本発明の目的は、主として鉄道を走行する列車群で、前記列車の進行中でも、また他のあらゆる外部介入が可能になる前に、前記列車で発生もしくは広がりうるような、発生したばかりの、あるいはそれほど広がっていない火事の火元に作用し、これを消すか、またはくい止めるための手段を実施することにある。
【0012】
第一の特徴によれば、この目的は、火事の火元を消すか、またはくい止めるための本発明による装置により達成され、この装置は、タンクと、好適には液体状態でこのタンクに消火液を導入するための手段と、前記消火液を前記火事の火元まで管路網で推進するための手段とを含み、前記タンク、前記消火液導入手段および前記管路網への消火液推進手段、ならびに前記管路網が、鉄道車両列に組み込まれ、前記列と共に移動しながら実際に使用可能であることを特徴とする。
【0013】
第二の特徴によれば、本発明は、タンク車を組み込んだ車両列で火事が発生したときに、タンク車の各端で、接続管を備えた端管から、車両列の一部をなす二つの貨車または客車に装備する管に加圧消火流体を供給可能であって、かつ、タンク車の両側に配置されて、タンク車のタンクに保存した消火流体を前記貨車または客車に供給可能な手段をタンク車に設けることからなる。
【0014】
第三の特徴によれば、本発明は、たとえばボギー車のような、鉄道走行を可能にするように装備したシャシに取り付けられる(または組み込まれる)(火災予防流体、特に水を受容可能な)タンクを含む(鉄道列車用の)タンク車を提案することからなり、
−シャシ(または貨車)の(長手方向の)各二端までそれぞれ延びてタンクに接続され、シャシの一端に配置された接続装置(9)に至る、前記消火流体の2個の輸送管路部分(12)と、
−タンクに接続されて前記消火流体を吸入可能であり、各管路部分に接続されて前記消火流体を送り出し可能である少なくとも一つのポンプとを含むことを特徴とする。
【0015】
好適には、タンク(貯水槽)の容量が10m3を越え、一般には80m3未満であり、特に40〜80m3の範囲にあるタンク車を使用する。
【0016】
かくして、一般には液体である消火流体の多量のストックが得られる。
【0017】
同時作動可能な2個のポンプをタンク車が備える好適な実施形態について後述する。これらのポンプをタンク車の端の2個の管路部分に接続することにより、2個のポンプが2個の端の管路のどちらでも無関係に加圧消火液を供給可能であり、これによって、タンク車の前部または後部に配置される列車部分に供給するか、あるいは2個の管路部分に同時に供給し、上流または下流に配置される列車部分を同時に供給する。
【0018】
互いに、前後に、またタンク車に連結された複数の貨車または客車を含む列車の一部、いわゆる保護部に消火液を供給するには、これらの各貨車または客車が、貨車(または客車)の全長に延びる長手方向の管路を備えなければならず、この管路に、スプリンクラーに消火液を供給可能な二次管路を接続する。
【0019】
列車の保護部である貨車または客車全体の長手方向の管路は、好適には可撓性の管路部分によって互いに接続されており、列車の保護部全体における消火流体の供給網の連続性を保つ。これらの管路部分は、好適にはタンク車の端の各管路部分と、各貨車または客車の長手方向の配管の各端に組み込まれている。
【0020】
別の特徴によれば、本発明は、消火流体が送られる前記長手方向の管路を備えた道路車両輸送用のタンクを提案することからなる。
【0021】
本発明の長所は、火災が発生する場所や状況に関係なく、屋外であろうとトンネルの中であろうと、停止中でも進行中でも、また複数の火災が同時に発生した場合でも、鉄道列車に搭載した火災消火手段を直ちに実施することからなる。
【0022】
本発明の特徴は、添付図に関して自動消火搭載装置の以下の説明を読めば明らかになるだろう。
【0023】
火災予防自動設備は、一方が故障した場合にそれに対処し、あるいはその作動を断念するように、できるだけ二重にする。本発明による装置の好適な実施形態は、まず第一に以下を含む。
−列車Cに組み込まれたタンクポンプ車1、このタンクポンプ車に、以下が配置される。
−閉鎖可能なオリフィス2bから少なくとも部分的に消火液3を充填されるタンク2
−2個の空気圧縮装置4
−消火液の2個の電動加圧ポンプ5AV、5AR
【0024】
これらの電動加圧ポンプは、それぞれが、上流(吸入側)で、長手方向の管路7の一部によりタンク2の下部地点6に接続され、下流(送り出し側)でバイパスループ管7/8に接続され、このバイパスループ管において、戻り防止弁7aにより、消火液が8から6に戻らないようにされ、一方で逆方向への通過を可能にされる。管路7の前後の各部分は、バイパスループ7/8により下流に延び、バルブ27aを通って別の管路への接続を可能にする端の装置9まで延びる。管路7bは、バルブ7cを通して前部および後部の2個のバイパスループ7/8を接続する。上記の例による組立により、タンクポンプ車の前部および後部設備の両方向使用が遮断されたり、あるいはその反対に可能になる。電動加圧ポンプの作動に必要なエネルギーは、たとえば熱機関などの列車の作動のために用いられる源とは独立した源から引き出される。
【0025】
本発明による装置はさらに以下を含む。
−道路交通車両を運び、鉄道列車を形成して走る貨車10
−めくら壁または格子壁を含む箱体構造11と、めくら壁を備えた屋根
−各貨車の前部から後部に長手方向に配置され、他の管路への接続を可能にする装置9を各端に同様に備えた、いわゆる主要管路である管路区間12
−アラーム制御装置13ACの下流で前記箱体構造11に配置され、前記アラーム制御装置が14で前記長手方向管路区間12に接続される、いわゆる二次管路である第一の管路網13。前記管路網13は、箱体に配分される支線15を含み、この支線がスプリンクラーオリフィス16に続いており、スプリンクラーオリフィスは、熱溶融性の装置17により塞がれる。
−前記管路区間12に14aで接続される電動バルブ19の下流に配置された、第二の二次管路網13a。この管路網13aは、前記貨車10の前部および後部出口の両側に垂直に配置された支線15aを含み、この支線に、スプリンクラーオリフィス18が接続される。電動バルブ19は、火災検知装置20と接続線20aとにより作動される。
−15Cで管路12に接続される管路区間15bは、後述するように一時的に、列車Cに組み込まれた網とは別の、搭載された個別自動消火網に列車Cの装置を接続する。
−場合によっては、箱体およびスプリンクラー網を備えないが、しかし長手方向の管路区間12と、列車の全長に沿って消火装置の連続性を確保するように配置される手段9とを含む、一つまたは複数の業務貨車22。
【0026】
タンクポンプ車を含めて列車Cに組み込まれる各貨車の間に、以下を含む。
−後続貨車の前部に任意の貨車の長手方向の管路区間7または12の後部を接続し、末端オリフィス24が塞がれる列車Cの前端および後端まで以下同様に実施する、可撓性管路23。
−付属排気設備25、可撓性管路の付属水抜き設備26、列車の諸要素を分離可能にし、無用な水抜きを実施不要にする付属隔離設備27,27a。
【0027】
本発明による装置はまた、前記列車Cによって輸送されて、火災が生した場合に内部への散水手段を含む、閉鎖した貨物輸送道路車両(有蓋トラック)F1,F2にも適用される。
【0028】
第一の好適な実施形態では、前記有蓋トラックF1が、既知の装置(図示せず)により長手方向に開くオープンルーフを、好適にはその中央部分28に含む。輸送貨車10は、前記有蓋トラックの屋根のすぐ下でかつ屋根の開放部分28の真上に配置された、少なくとも一列のスプリンクラー16を含む。
【0029】
第二の実施形態では、貨車10が、管路12に15Cで接続された区間15bを含み、この区間は、電動バルブ33の下流に配置される接続オリフィス30に通じている。有蓋トラックF2の内部は、接続装置31によって消火液を供給されるスプリンクラー18の支持網13bを含む。接続装置31は、有蓋トラックF2に固有のものであり、有蓋トラックF2の外部にあって、可撓性管路32によりオリフィス30に一時的に接続される。
【0030】
列車Cの装置に組み込まれる電動バルブ33は、有蓋トラックF2に固有の従来の火災検知器35にたとえば電気式に接続される、仮接続線34を介して作動される。
【0031】
被輸送車両にこれらの補完的な手段を装備する長所により、閉鎖した有蓋トラックの内部で火災が発生したとき、前記貨車の外部にこの火災が広がる前に防火することにより、本発明による装置の有効性が著しく増加される。
【0032】
本発明による装置により防火保護される鉄道列車の好適な構成実施形態では、一つまたは複数のタンクポンプ車を、図6に示したように、列車Cのほぼ中央Yに配置する。
【0033】
機能
作動を開始するには、既知のタイプの装置のように、主要管路、二次管路、熱溶融性閉鎖スプリンクラーを供給する支線網、ならびにタンク(貯水槽)2を、予め充填することにより行われる。
【0034】
好適な操作形態では、所定量の空気が消火液の表面の上で圧縮されるような適切な容量をタンク内にストックし、電動加圧ポンプが故障した場合にスプリンクラーの最低有効性を保持するのに十分な残留圧力により、場合によっては消火液全体が排出されるようにする。
【0035】
従って、このような構成は、装置の作動に必要不可欠というわけではないが、状況に関係なく、スプリンクラー16の開放時に罹災ゾーンへの散水を確保する。反対に、こうした構成では、
−初期の作動圧力による使用時に信頼できるタンクを配置する。
−少なくとも加圧電動ポンプの下流では、凍結防止剤を含む消火液により管路全体を充填するように注意する。
−あるいは、ヒーターまたは他のあらゆる凍結防止手段を前記管路に装備する。
【0036】
他の好適な操作モードでは、貨車1の電動バルブ27aが、監視位置で閉鎖しており、管路群12,23,13,15だけが、圧縮空気を充填される。このような構成により凍結防止剤の使用が回避される。しかし、その反対に、火災源への消火流体の到着がやや遅れる。
【0037】
もちろん、これらの様々な構成を組み合わせてもよく、たとえば管路7,12,23だけにヒーターを配置し、支線13,15に凍結防止混合液を充填する。管路12との接続点に戻り防止弁100を配置することにより、2個の流体が分離保持される。
【0038】
変形実施形態では、容量20〜50リットルの、袋状に膨らませた器に似た加圧タンク101を、支線網13,15から分流して前記戻り防止弁の下流で各貨車10に配置する。このタンクは、場合によっては考えられる管路12への戻り防止弁の漏れを補償し、初期の消火液推進の役割をするエネルギーストックを支線網で維持することにより、時間をきわめて短縮し、しかし電動加圧ポンプの始動および運転開始に必要なものにする。
【0039】
本発明による装置によって火災から保護される列車は、その場合、通常、その固有の自動消火装置を運びながら走行する。
【0040】
罹災(火災発生)の場合、プロセスは、既存の固定装置のものとほぼ同じである。シャッタ17の溶融により装置に引き起こされる圧力降下とは独立して、他の検出アラーム装置から伝達される情報が、たとえば電気、空気または液圧式の既知の手段により消火設備に送られる。かくして、適切な始動モードによれば、火災源から発散される熱によって、数秒内に、またいずれにしてもきわめて短時間で、熱溶融性シャッタ17を溶融するか、検出装置10およびまたは35を作動し、その信号により電動バルブ19およびまたは33が作動される。また、上記の第二の操作モードでは、電動バルブ27aが開放される。プロセスの双方が消火液を放出し、これを一つまたは複数の集中ゾーンに噴出する。
【0041】
好適な補足プロセスでは、スプリンクラー16と同様に位置決定された始動により、検出装置20と同時に電動バルブ19が作動され、罹災貨車の前部または後部出口それぞれの支線15aに配置されたスプリンクラー18により、場合によって隣接貨車に火災が広がるのを妨ぐか、あるいは少なくとも遅延できる熱防護板を形成する。
【0042】
輪郭と向きが列車の配置に適合するディフレクタまたは偏向板(図示せず)により、列車の進行中に装置が始動した場合、風の影響からスプリンクラーを保護する。
【0043】
電動加圧ポンプ5AVおよびまたは5ARは、少なくとも一つのスプリンクラー16または電動バルブ19およびまたは33およびまたは27aの開放に続く圧力低下により自動的に作動開始し、タンク2から消火液がなくなるまで最大圧力下でスプリンクラーを作動し続ける。
【0044】
列車が、上記F1型のオープンルーフ式の有蓋トラックである道路車両を運ぶ場合、前記屋根は、積み込み時に開いており、有蓋トラック内で発生した火災が、貨車10の屋根に配置された熱溶融性シャッタ列17に作用するようにしている。
【0045】
列車が、上記のF2タイプの個別網を備えた道路車両を運ぶ場合、前記網は、搬送時間中、列車のオリフィス31により、可撓性の管32および、三つの要素を備えた、いわゆる「対称」または「高速」接続部に接続される。有蓋トラックF2の車内で火災が発生すると、検知装置35がこれを感知し、直ちに開放スプリンクラー18の作動が開始される。
【0046】
いずれの場合にも、有蓋トラック外部に火災が伝播する前に、スプリンクラーの作動が有効になる。
【0047】
タンクポンプ車は、車軸当たり少なくとも20トンの負荷限度と、空の時のその質量とを考慮すると、50〜60トン、すなわちほぼ60m3の消火液を搭載可能であり、これは、比較すれば、2個の大型消火ホース(20m3/時×2)を+/−90分間供給可能なタンクに相当する。
【0048】
例外として、トラック輸送貨車車全体で、約80m2の荷台面に火災が広がった場合、前記ストックにより、25l/m2/分(+/−120m3/時)の流量で約30分間にわたっていわゆる「洪水」動作を自動的に実施し、罹災列車に対して外部救援手段が到着して付加的に作動するのに十分な時間を残している。
【0049】
さらに、以下のように見積もることが妥当である。
−前記貨車の火災防止設備は、トラック輸送貨車に積み込む全重量の1%以内である。
−各電動ポンプの作動に必要な出力は、20〜50kwである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 消火液タンク、前記消火液推進ポンプ、管路および、列車の他の部分への管路の接続手段を含む、タンクポンプ車の長手方向の概略図である。
【図2】 列車の他の部分の任意の2個の貨車を接続する可撓性管路の実施例である。
【図3】 消火液が送られる管路区間と、前記消火液の配分網とを含む道路車両の輸送貨車の長手方向の概略図である。
【図4】 前記貨車の上面概略図である。
【図5】 前記貨車の横断面図である。
【図6】 本発明による装置を含む鉄道列車の構成例を概略的に三つの部分(6a、6b、6c)で示す図である。
【図7】 列車の管路に一時的に接続可能な個別のスプリンクラー網を含む、道路車両を運ぶ貨車の後部横断面図である。
【図8】 長手方向に開く屋根あるいはオープンルーフを中央部分に含む道路車両を運ぶ、貨車の後部横断面図である。
Claims (9)
- ボギー台車を備えたシャシに取り付けまたは組み込まれた消火流体を受容可能なタンク(2)を含む鉄道列車用のタンク車(1)において、
シャシまたは貨車の長手方向の各二端までそれぞれ延びてタンクに接続され、接続装置(9)に至る、前記消火流体の2個の輸送管路部分(12)と、
タンクに接続されて前記消火流体を吸入可能であり、各管路部分に接続されて前記消火流体を送り出し可能である少なくとも一つのポンプ(5)とを含むことを特徴とするタンク車。 - 熱機関によりそれぞれ駆動される2個のポンプを含み、2個の管路部分に接続されて、各ポンプが、端の2個の管路のいずれかに加圧消火液を無差別に供給することにより、タンク車の前部または後部に配置される列車部分を供給できるようにし、あるいは2個の管路部分に同時に加圧消火液を供給することにより、前部または後部に配置される列車部分を同時に供給できるようにし、前記管路部分が可撓性部分にある、請求項1に記載のタンク車。
- タンクの容量が10m3を越える、請求項2または1に記載のタンク車。
- タンク(2)の気圧を正常に保てる空気加圧ポンプ(4)をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のタンク車。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のタンク車と、直接または間接的にタンク車に連結された貨車または車両(10,22)とを含み、貨車または客車の全長にわたって延びる長手方向の管路(12)を含んでおり、この管路が、接続装置(9)により各端に通じ、隣接する貨車または車両の長手方向の管路か、またはタンク車の端の管路部分の一つかへの接続を可能にすることを特徴とする鉄道列車。
- 前記長手方向の管路を備えた道路車両(F1,F2)の輸送貨車(10)を含み、この輸送貨車が、主要管路に接続される二次管路を備え、車両輸送貨車に取り付けられるスプリンクラーに消火液を供給することを特徴とする請求項5に記載の鉄道列車。
- 道路車両(F1,F2)の輸送貨車(10)が、壁および屋根を含む箱体構造(11)を含み、また屋根のすぐ下に配置された一列のスプリンクラー(16)を含む、請求項6に記載の鉄道列車。
- スプリンクラー列(16)は、屋根の長手方向中央軸に配置される、請求項7に記載の鉄道列車。
- 道路車両輸送貨車(10)は、管路区間(15b)を含み、この管路区間が貨車の管路(12)に接続され、道路交通車両(F2)に組み込まれたスプリンクラー(18)の網(13b)への接続オリフィス(30)に至り、
管路区間(15b)が、可撓性の接続管路(32)によって網(13b)に延長される、請求項6または7に記載の鉄道列車。
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