JPS62711B2 - - Google Patents

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JPS62711B2
JPS62711B2 JP15580080A JP15580080A JPS62711B2 JP S62711 B2 JPS62711 B2 JP S62711B2 JP 15580080 A JP15580080 A JP 15580080A JP 15580080 A JP15580080 A JP 15580080A JP S62711 B2 JPS62711 B2 JP S62711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
water
water spray
fire
ceiling
Prior art date
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Expired
Application number
JP15580080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5781359A (en
Inventor
Takao Nakai
Takayuki Fukuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
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Publication of JPS5781359A publication Critical patent/JPS5781359A/ja
Publication of JPS62711B2 publication Critical patent/JPS62711B2/ja
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一方通行のトンネルの消火排煙設備に
関する。
トンネルの防災設備の種類として、非常警報設
備、通報設備、消火設備、排煙設備等がある。消
火設備としては通常のトンネルは消火器や消火栓
設備があるが、さらにこれらを強化するために給
水栓、水噴霧設備がある。水噴霧装置はこれまで
は火災区画に車両進行方向に対して直角に放散水
するだけのものである。然しながら、比較的最近
起つた日本坂トンネルの火災事故においては、上
記の諸設備が完備されていたにかかわらず、大事
故になつた。
トンネル火災消防の困難な点は猛熱煙の急速な
充満であり、後続車の延焼誘爆であり、初期消火
に失敗すれば、外部よりも消防隊の進入は不可能
に近い。(消火器、消火栓の使用を車両塔乗者に
期待することも極めて無理である。)本発明の目
的は半自動ないし全自動的に消火と同時に排煙、
防排熱、車両および運転者の避難と消防隊の進入
援護を容易にすることである。
本発明によれば、一方通行のトンネルの天井部
分に略々その水平放水距離を間隔とする位置ごと
に、少くとも1個の放水ノズルを、噴出口をトン
ネルの出口方向にむけて、水噴霧流が天井壁及び
側壁に沿つて放射されるように設置したことを特
徴とする一方通行トンネルの消火排煙設備が提供
される。
本発明によればまた、一方通行のトンネルの天
井部分に略々その水平放水距離を間隔とする位置
ごとに、少くとも1個の放水ノズルを、噴出口を
トンネルの出口方向にむけて、水噴霧流が天井壁
及び側壁に沿つて放射されるように設置し;トン
ネルの入口付近と出口付近に、トンネルの出口方
向にむけて、トンネルの全断面を水噴霧流で充満
できるように、複数の放水ノズルを設けたことを
特徴とする一方通行トンネルの消火排煙設備が提
供される。
次に図面を参照して、本発明をその一実施態様
について詳細に説明する。
第1図は本発明の設備を備えたかまぼこ型の一
方通行トンネルを縦断面で示す概念図であり、第
2図は第1図に相当する放水ノズルの平面的配置
を示す概念図であり、第3図は第1図のイ−イ線
に沿つた横断面概念図である。第4図は第1図の
ロ−ロ線にそつた横断面概念図である。図面は仮
にかまぼこ型の2車線一方通行のトンネルとして
示しているが、これに限定されるものでないこと
はいうまでもない。
これらの図面において車輛は←印、の方向に進
行する。
この実施態様によれば、トンネルにはその天井
の中央部分に放水ノズル1が、水を車輛進行方向
にむけて天井面と略々平行に放水するように、あ
る間隔をおいて設けられている。ノズルの位置は
天井面よりわずかに離れ、水噴霧流2が天井面3
に接触し、水のジエツトによつてアスピレーシヨ
ン効果が起るように取付けられている。
前記間隔は各ノズルからの放水射程に順じて落
下水摘が連続するように設定されている。かつ、
一つのノズルからの放水のアピレーシヨン効果が
次のノズルによるアスピレーシヨン効果に連続し
て、煙が連送されるように配置されている。
図示の実施態様では、これらのノズルは天井の
中央線上に一直線に1列に配置されているが、2
個づつ2列に配置してもよいし、千鳥に2列に配
置しても妨げない。
なお第1図においては路床11、歩行路12、
乗用車101、タンクロリー102などが示され
ている。
本発明によればまた、上記の天井部の放水ノズ
ルとは別に、トンネルの出口部(第1図左端)と
入口部(第1図右端)に1群の放水ノズル6,
6′が第1図の左右端および、第4図に示される
ように配置されてもよい。この図にはジエツト水
流の拡がりの状態が概念的に示されている。この
実施態様ではかまぼこ型トンネルの半円形部に等
隔間に9個設けられているが、トンネル断面はか
まぼこ型に限定されるものではなく、ノズルの数
や配置にも限定はなく、水噴霧流がトンネル断面
の全域を覆うように配置すればよい。
これらの放水ノズルが設置されるトンネルには
勿論、火災感知器、警報装置、管理室、放送設
備、貯水槽などが設けられ、放水ノズルはこれら
の諸装置と関連づけられ、自動的または管理人の
操作により、あるいは手動により、個々に、また
は区分毎に、あるいは全部一度に、放水または放
水停止するように設備されている。これらの設備
は既に知られているから、特にここで詳細に述べ
る必要がない。本発明の骨子はノズルの配置にあ
る。
このように構成された本発明は次のような効果
を有する。
天井部の放水ノズル1は放射する集合水噴流が
主として天井面3そして側面3′に沿つて一部接
触しつつ放出されるので、壁部分の空間4には壁
効果コアンダ現象により減圧され、負圧となり、
アスピレーシヨン効果を起し、その部分に上昇滞
留した気体(煙、燃焼ガス)が吸引されて、誘導
空間5へと連送される。
1方出口側のノズル群6からのジエツト水流7
は、出口附近にトンネル断面全面にわたる噴射流
幕を構成し、排気流を発生させ、トンネルの内部
の火災点から発生する煙や燃焼ガスを下流側、即
ち出口側へ押し出す気流を生じ、排煙8,9とし
て押し出される。または、トンネルに伴う自然風
が出口側から流入するのを排除する役目も有す
る。
入口側のノズル群6′からのジエツト水流7′は
同様に入口側において、トンネル断面全面にわた
る噴射流幕を構成し、煙や燃焼ガスを出口側に押
しやる作用を発揮する。
仮に第1図の101の位置の自動車において火
災が発生したとすると、通常は多数の後続車が連
続接近して後返りは不能となる。この場合、上記
の構成によりトンネル内に進行方向に気体流が生
じていると後続車両の類焼ないし誘爆は避けられ
よう。火災車より前方にある車両は自走して脱出
し終つている。一方火災車および後続車の塔乗者
は車を捨てて脱出しなければならないが、火災車
より後方には煙熱は存在しないから歩行路12を
通つて類焼、誘爆の危険を感ずることなく脱出で
きる。(もし放水流の方向が従来のように直角で
あれば、このように利点は得られない。)消防隊
は入口側より進入可能で消火救出活動が可能であ
る。
このようにして水噴射とトンネル壁体の冷却に
より燃焼物のガス化とフラツシユオーバーは抑制
され、水噴射の継続により鎮火に到る。
近時産業道路化した東名道路は70%がトラツク
で危険物積載車も毎分1台の由、未だ事例はない
がガソリンタンクローリイ車がトンネル内で発火
し路面が一瞬油火災化した場合又は玉突き後続車
の各々がガソリンタンクの漏出により全面B火災
になつた場合は本発明は上記設備に加えトンネル
壁凹部に区画毎に設けた泡消火原液を自動注入し
水、泡両用の複合ノズルの一部又は側壁に設けた
泡ノズルより泡消火を行うこともできる(図示省
略)。
尚、トンネル換気法として従来ダクトを設けた
横流式、半横流式があるが、入口附近に設けた送
風機から車の進行方向に風を送り車のピストン風
圧も加わつて出口から排気する最新の省エネルギ
ー型の所謂縦流式換気方式と本発明を併用すれば
より効果的である。
現在トンネル消火に使用されている所要用水は
トンネル等級A級で水噴霧のある場合、消火栓
130/m×3=390/m、給水栓400/m×
2=800/m、水噴霧2310/m区画×2区画
=4620/mで、水槽容量=(390+800+4620)
/m×40min×120%=280M3であるが日本坂ト
ンネル災害の事例から消防隊も侵入出来ない状況
(本発明は入口側からは侵入出来る)から考えて
水量は40分以上豊富な方がよいので側溝より貯水
槽に還流する循環方式が望ましい。
以上説明した通り、本願発明は極めて簡単なア
イデアに基づいているが、その効果は極めて大で
あつて、設備の簡易化、工費の低減等は計りしれ
ぬものがありトンネル防災上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の設備を備えたかまぼこ型の一
方通行トンネルを縦断面で示す概念図であり、第
2図は第1図の相当する放水ノズルの平面的配置
を示す概念図であり、第3図は第1図のイ−イ線
に沿つた横断面概念図である。第4図は第1図の
ロ−ロ線にそつた横断面概念図である。 これらの図面において、1,6,6′;放水ノ
ズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方通行のトンネルの天井部分に略々その水
    平放水距離を間隔とする位置ごとに、少くとも1
    個の放水ノズルを、噴出口をトンネルの出口方向
    にむけて、水噴霧流が天井壁及び側壁に沿つて放
    射されるように設置したことを特徴とする一方通
    行トンネルの消火排煙設備。 2 一方通行のトンネルの天井部分に略々その水
    平放水距離を間隔とする位置ごとに、少くとも1
    個の放水ノズルを、噴出口をトンネルの出口方向
    にむけて、水噴霧流が天井壁及び側壁に沿つて放
    射されるように設置し;トンネルの入口付近と出
    口付近に、トンネルの出口方向にむけて、トンネ
    ルの全断面を水噴霧流で充満できるように、複数
    の放水ノズルを設けたことを特徴とする一方通行
    トンネルの消火排煙設備。
JP15580080A 1980-11-07 1980-11-07 Fire extinguishing smoke discharge facility for tunnel Granted JPS5781359A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15580080A JPS5781359A (en) 1980-11-07 1980-11-07 Fire extinguishing smoke discharge facility for tunnel

Applications Claiming Priority (1)

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JP15580080A JPS5781359A (en) 1980-11-07 1980-11-07 Fire extinguishing smoke discharge facility for tunnel

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Publication Number Publication Date
JPS5781359A JPS5781359A (en) 1982-05-21
JPS62711B2 true JPS62711B2 (ja) 1987-01-09

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ID=15613713

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JP15580080A Granted JPS5781359A (en) 1980-11-07 1980-11-07 Fire extinguishing smoke discharge facility for tunnel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4157939B2 (ja) * 2001-03-30 2008-10-01 能美防災株式会社 トンネル水噴霧散水設備
JP4157938B2 (ja) * 2001-03-30 2008-10-01 能美防災株式会社 トンネル水噴霧散水設備
JP5665474B2 (ja) * 2010-10-21 2015-02-04 能美防災株式会社 排煙設備
JP6253399B2 (ja) * 2013-12-25 2017-12-27 能美防災株式会社 トンネル内降温用噴霧システム
JP6467022B2 (ja) * 2017-11-28 2019-02-06 能美防災株式会社 トンネル内降温用噴霧システム

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JPS5781359A (en) 1982-05-21

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