JP4217278B2 - 金属−セラミックス複合材料の製造方法 - Google Patents

金属−セラミックス複合材料の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属に強化材を複合させる複合材料に関し、特に強化材にセラミックスを用いる金属−セラミックス複合材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
セラミックス繊維または粒子で強化された金属−セラミックスの複合材料は、金属とセラミックスの両方の特性を兼ね備えており、例えばこの複合材料は、剛性、低熱膨張性、耐摩耗性等のセラミックスの優れた特性と、延性、高靱性、高熱伝導性等の金属の優れた特性を備えている。このように、従来から難しいとされていたセラミックスと金属の両方の特性を備えているため、機械装置メーカ等の業界から次世代の材料として注目されている。
【0003】
この複合材料、特に金属としてアルミニウムをマトリックスとする複合材料の作製方法は、粉末冶金法、圧力鋳造法、真空鋳造法等の作製法がある。これらの内、粉末冶金法では、粉末状の金属に粒状のあるいはウィスカー状もしくはファイバー状のセラミックスを強化材として混合し、成形し、その成形体を非加圧、あるいは加圧下で焼成し作製していた。しかしこの方法で作製された複合材料中の強化材の粉末充填率は、高くなると、言い換えれば強化材が多くなると焼結し難くなるため、粉末充填率は、ウィスカーやファイバー状の繊維状のもので最大25%程度であり、粒子状のもので最大40%程度であった。
【0004】
前記粉末冶金法の他の圧力鋳造法、真空鋳造法においても、溶解している金属がセラミックス粒子に濡れ難いため、強化材を多くすると強化材の均一な混合が難しくなり、強化材の粉末充填率は最大でやはり高々40%程度であった。このように、従来の複合材料の作製方法では強化材の含有量が低く剛性が小さいため、剛性の高いものが要求される用途には用いることが難しかった。そのため最近では強化材の粉末充填率を高くすべく、強化材であるセラミックス繊維または粒子で構成されたプリフォームをあらかじめ作製し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる含浸法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法も強化材の粉末充填率を60%以上と高くしても、プリフォームの強度が曲げ強度で1MPa未満と小さくなるため、金属を含浸させる途中でプリフォームに亀裂や割れが生じて複合化しなかったり、亀裂部分に金属が入り込んで複合化が不均一となるなどの問題があった。また、セラミックス粒子を結合するバインダーの種類や量を代えてプリフォームの強度を上げることも試みられているが、強度を上げるとプリフォームに閉気孔が生じて金属の含浸に障害となり、複合化できないという問題もあった。
【0006】
本発明は、上述した含浸法による金属−セラミックス複合材料の製造方法が有する課題に鑑みなされたものであって、その目的は、粉末充填率が高く、かつ金属を含浸するに十分な強度を有するプリフォームから成る金属−セラミックス複合材料の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成するため鋭意研究した結果、強化材であるセラミックス粒子を結合するバインダーにコロイダルシリカ液、アルミナ水和物のコロイド液、コロイダルシリカ液とアルミナ水和物のコロイド液との混合液、微粉のSiC粉末もしくは微粉のAl23粉末を用いれば、粉末充填率が高く、かつ金属を含浸するに十分な強度を有するプリフォームとすることができ、そのプリフォームを用いて問題なく金属−セラミックス複合材料を得ることができ、さらに前記したバインダーの種類を選ぶことにより異なるレベルの曲げ強度や破壊靱性値を有した金属−セラミックス複合材料が得られるとの知見を得て本発明を完成した。
以下詳細に説明する。
【0008】
プリフォームの原料として用いるセラミックス粉末としては、1.0〜100μmの平均粒径を有するSiCまたはAl23粉末とした。これ以外のセラミックス粉末、例えばシリカ、ムライト等の酸化物、窒化けい素、窒化アルミニウム、窒化チタン、窒化ジルコニウム等の窒化物、炭化チタン、炭化ボロン等の炭化物、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン等のホウ化物等も用いることができるが、SiC粉末としたのは、SiC粉末を用いた複合体の熱膨張率が5〜10-6/℃、熱伝導度が150w/mKと低熱膨張性と高熱伝導性を兼ね備えており、機械部品として付加価値の高いものとなることによる。他方Al23粉末としたのは、安価でかつ耐プラズマ性が高く、また高強度等の特性に優れていることによる。それらの粒径を1.0〜100μmとしたのは、平均粒径が1.0μmより小さいと粒子と粒子との間隔が狭くなり、金属の含浸に支障を来たし、100μmより大きいとセラミックス粒子の充填率が55%より低くなりプリフォームの強度が低下して好ましくない。
【0009】
上記セラミックスの内、SiC粉末は、通常研磨材、もしくは耐火物の原料として用いられているものでよく、研磨材であれば規格の#8000以上の大きさの粒径のものを用いることができる。種類としては、グリーン、ブラック等いずれの種類のものでもよい。また、Al23粉末もSiC粉末と同様研磨材、耐火物の原料として用いられているものでよく、種類としては、電融アルミナ、焼結アルミナ、仮焼アルミナ等いずれの種類のものでも使用可能であり、その中で電融アルミナは、粉末充填率が高く好ましい。
【0010】
上記SiC粉末またはAl23粉末に、前記したシリカ、ムライト等の酸化物、窒化けい素、窒化アルミニウム、窒化チタン、窒化ジルコニウム等の窒化物、炭化チタン、炭化ボロン等の炭化物、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン等のホウ化物等の他の粉末を添加しても構わないが、添加し過ぎると添加物によってはSiCの低熱膨張性や高熱伝導性あるいはヤング率の低下、もしくはSiO2であればマトリックスと反応してマトリックス中にSiあるいはMg2Si等の生成が多くなり、脆性的になって破壊靱性が低下し複合体の特性を損なうことになるので、10%以上は好ましくない。
【0011】
上記セラミックス粒子を結合するバインダーとしては、水を分散媒とし、安定化剤をNa+、もしくはNH4 +とするコロイドの大きさが5〜50nmのコロイダルシリカ液とし、または安定化剤をCl-、CH3COO-もしくはNO3 -とするコロイドの大きさが1〜1000nmのアルミナ水和物のコロイド液とし、その添加量をSiCまたはAl23粉末に対しコロイダルシリカ液では0.5〜25wt%(シリカとして0.1〜5.0wt%)、アルミナ水和物のコロイド液では1.0〜30wt%(アルミナとして0.1〜10wt%)加えて成形し、焼成することとした。バインダーの添加量が少なすぎるとプリフォームの強度が小さく複合化する際に支障が生じ、多すぎるとコロイダルシリカ液では閉気孔が生じ複合化できず、アルミナ水和物のコロイド液では密充填できなく粉末充填率が低くなり好ましくない。
【0012】
また、上記コロイダルシリカ液とアルミナ水和物のコロイド液とを混合使用してもよく、その混合割合としては、シリカ成分がアルミナ成分に対し10〜80%となる混合液とし、その混合液をSiCまたはAl23粉末に対し1.0〜30wt%(シリカ+アルミナとして0.1〜5.0wt%)加えて成形し、焼成することとした。混合液の添加量が少なすぎるとプリフォームの強度が小さく複合化する際に支障が生じ、多すぎてもスラリーの粘性が高くなって粉末充填率が下がり、プリフォームの強度が小さくなり好ましくない。
【0013】
上記バインダーのうち安定化剤をNa+とするコロイダルシリカ液の場合については、バインダー中のNa+濃度をNa2O換算で0.05〜0.4wt%とした。0.05wt%より低いと効果が少なく、0.4wt%を超えると複合体の特性、特に曲げ強度及び破壊靱性が低下する。これはNa+濃度が高くなるとNa2Oが残存し、プリフォームに含浸させたAl溶湯が酸化しやすくなり、マトリックスが一部Al23化し、プリフォームは高強度になるが、複合体の特性、特に曲げ強度及び破壊靱性が低下し好ましくなく、さらに強化材がアルミナではAl23の粒界がガラス化して閉気孔となり易く含浸を阻害し好ましくない。
【0014】
また、安定化剤をCl-とするアルミナ水和物のコロイド液の場合については、バインダー中のアルミナ水和物の結晶形を非晶質である無定形とした。結晶質であるベーマイトにするとプリフォームの強度が弱くなり好ましくない。
【0015】
上記以外の他のバインダーとしては、1.0μm以下のAl23微粉末、もしくはSiC微粉末とし、それら粉末を強化材であるSiC粉末またはAl23粉末に対し、1〜10wt%加え成形し焼成することとした。このバインダーを用いる場合には、強化材の粒径が細かすぎると効果が少なくなるので、10μm以上の平均粒径を有する強化材が好ましい。バインダーの添加量が1wt%より少ないとプリフォームの強度が低下して好ましくなく、10wt%より多いと閉気孔が生じ金属の含浸に支障を来すので好ましくない。この粉末の場合には、成形の際成形体が保形できるようにグリセリンやPVA系、アクリル系等の有機バインダーを加えるのが望ましい。
【0016】
以上のバインダーを加え成形した成形体の焼成としては、バインダーがコロイダルシリカ液の場合には、SiC粉末で800〜1100℃、1〜3時間、Al23粉末で800〜1200℃、1〜3時間焼成することとし、バインダーがアルミナ水和物のコロイド液の場合には、SiC粉末で800〜1100℃、1〜3時間、Al23粉末で1300〜1600℃、1〜3時間焼成することとし、バインダーがコロイダルシリカ液とアルミナ水和物のコロイド液との混合液の場合には、SiC粉末で800〜1100℃、1〜3時間、Al23粉末で800〜1200℃、1〜3時間焼成することとし、バインダーが微粉のSiCまたはAl23粉末の場合には、SiC粉末で900〜1200℃、1〜3時間、Al23粉末で1000〜1500℃、1〜3時間焼成することとした。焼成温度あるいはその温度での焼成時間がこれら範囲より低い、もしくは短いと十分に焼成せず好ましくなく、焼成温度あるいは焼成時間がこれら範囲より高い、もしくは長いとSiC粉末ではSiC粒子表面の酸化層が多くなり、その酸化層とAl溶湯とが反応して生成したMg2SiがSiC表面にとどまらず、マトリックス中にも多量に生成して機械的特性を低下させ好ましくなく、Al23粉末では焼結が進行して閉気孔となり好ましくない。
【0017】
上記プリフォームに金属を含浸させる方法としては、アルミニウムを主成分とする合金を700〜1000℃の温度で含浸させるとした。金属をアルミニウム合金としたのは、アルミニウム合金は鋳鉄等の材料より剛性が高く、比重も低いので比剛性が高く好ましく、さらに、強化材がSiC粉末の場合には特に濡れ性がよく好ましいことなどによる。この合金の含浸温度は、この範囲より低いと合金が溶解せず、この範囲より高いとアルミニウムとSiC粉末とが反応し、炭化アルミニウムを生成するので好ましくない。含浸後の冷却は、小型部品であれば急冷でも構わないが、大型部品では亀裂、割れが発生し易いので徐冷することが望ましい。また、Siを多く含むアルミニウム合金の場合には、冷却中にMg2Siが生成し、そのMg2Siにより延性が低下し破壊靱性を低下させるが、この生成したMg2Siを徐冷することによりSiC粒子表面近傍に集結し易くさせSiC粒子表面近傍に止めることで、延性の低下を抑えることができるので、小型部品を含め徐冷することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の金属−セラミックス複合材料の製造方法を述べると、先ず強化材として1.0〜100μmの平均粒径を有するSiC、Al23のセラミック粉末、またはこれに他の粉末を10wt%以下含む粉末を用いる。セラミックス粉末は単一の粒径のものでもよいが、2種類の粒径の粉末を混合した方が充填率が高くなり成形体の強度が増加するので望ましい。成形方法は、鋳込法、射出法、プレス法等の慣用の方法で成形でき、以下に鋳込法による例を述べる。
【0019】
そのセラミックス粉末に対し、イオン交換水10〜50wt%程度、そしてバインダーとして前述のコロイダルシリカ液、アルミナ水和物のコロイド液、その混合液または微粉のSiCあるいはAl23粉末を所要量配合し、そのほかに必要があれば消泡剤を2wt%程度以下、尿素を2wt%程度以下加える。
【0020】
得られた配合物をポットミルなどで1時間程度以上混合する。ポットミルにボールを入れる場合は、ボールによって強化材が潰れるため、混合時間は長くても100時間程度以下とし、ボールを入れない場合には、特に限定しない。混合したスラリーは、振動を印加して沈降成形する。スラリーの粘度は、粘性が高いと粉末が沈降しないため、100ポイズ以下が望ましい。通常はシリコーンゴム型を使用するが、プラスチック、アルミニウム等の型であってもよく、特に限定はない。粒子が沈降する間はなるべく振動を加え充填をよくする。得られた成形体は冷凍して脱型する。冷凍は水が凍ればよく温度に限定はない。脱型した成形体を前記範囲の焼成温度で大気中で1〜3時間焼成してプリフォームを作製する。
【0021】
得られたプリフォームに窒素気流中で非加圧、あるいは加圧して700〜1000℃の温度でAl−Si−Mg系またはAl−Mg系のアルミニウム合金を含浸させた後、炉内で徐冷して金属−セラミックス複合材料を作製する。
【0022】
以上の方法で金属−セラミックス複合材料を作製すれば、粉末充填率が高く、強度が高い密で堅固なプリフォームとすることができ、そのプリフォームにアルミニウム合金を含浸させれば、亀裂や割れのない金属−セラミックス複合材料が得られる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を比較例と共に具体的に挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0024】
(実施例1〜3)
(1)プリフォームの形成
強化材として平均粒径が表1のSiC粉末に対し、イオン交換水を25wt%、表1の安定化剤で安定化したコロイドの大きさが10〜20nmのコロイダルシリカ液(シリカ液中の固形分濃度は20%)を表1の量添加し、それに消泡剤(サンノブコ製 フォーマスターVL)を1.2wt%加え、ボールを入れてないポットミルで5時間混合した。得られたスラリーを25×25×180mmの大きさのシリコーンゴム型に流し込み、4時間振動を印加して強化材を沈降させ成形した。成形後、ゴム型ごと−25℃に冷却し冷凍して脱型した。脱型後、50℃/hの昇温速度で大気雰囲気中で表1に示す焼成温度と焼成時間で焼成した後、50℃/hの降温速度で室温まで冷却してプリフォームを作製した。
【0025】
(2)金属−セラミックス複合材料の作製
得られたプリフォームの上にAl−14Si−2Mgの合金をプリフォームと同量置き、820℃窒素気流中(2リットル/min:炉内容積0.03m3)でプリフォームに合金を含浸した後、炉内で100℃/hで700℃まで冷却し、その温度で5時間保持してから再度100℃/hで室温まで冷却して金属ーセラミックス複合材料を作製した。
【0026】
(3)評価
得られたプリフォームの嵩密度をアルキメデス法で測定し、プリフォームの粉末充填率を求め、さらにJIS R1601によりプリフォームの曲げ強度を求めた。また、得られた複合材料の曲げ強度をJIS R1601により求め、さらに別にシェブロンノッチを導入した試験片を作製し、JIS R1601により曲げ強度を求め、その値から破壊靱性値を求めた。なお、下部支点間距離は100mmとした。それらの結果を表1に示す。
【0027】
(実施例4〜6)
(1)プリフォームの形成
強化材として平均粒径が表1のAl23粉末に対し、イオン交換水を28wt%、表1の安定化剤で安定化したコロイドの大きさが10〜20nmのコロイダルシリカ液(シリカ液中の固形分濃度は20%)を表1の量添加し、それに消泡剤(サンノブコ製 フォーマスターVL)を1.2wt%加え、ボールを入れてないポットミルで5時間混合した。得られたスラリーを25×25×180mmの大きさのシリコーンゴム型に流し込み、4時間振動を印加して強化材を沈降させ成形した。成形後、ゴム型ごと−25℃に冷却し冷凍して脱型した。脱型後、50℃/hの昇温速度で大気雰囲気中で表1に示す焼成温度と焼成時間で焼成した後、50℃/hの降温速度で室温まで冷却してプリフォームを作製した。
【0028】
(2)金属−セラミックス複合材料の作製
得られたプリフォームの上にAl−2Mgの合金をプリフォームと同量置き、860℃窒素気流中(2リットル/min:炉内容積0.03m3)でプリフォームに合金を含浸した後、炉内で100℃/hで700℃まで冷却し、その温度で5時間保持してから再度100℃/hで室温まで冷却して金属ーセラミックス複合材料を作製した。
【0029】
(3)評価
得られたプリフォームの粉末充填率、曲げ強度、複合材料の曲げ強度、破壊靱性値を実施例1と同様に求めた。それらの結果を表1に示す。
【0030】
(実施例7〜9)
(1)プリフォームの形成
強化材として平均粒径が表1のSiC粉末に対し、イオン交換水を25wt%、表1の安定化剤で安定化したコロイドの大きさが10〜20nmのアルミナ水和物のコロイド液(コロイド液中の固形分濃度は20%)を表1の量添加し、それに消泡剤(サンノブコ製 フォーマスターVL)を1.2wt%加え、ボールを入れてないポットミルで5時間混合した。得られたスラリーを25×25×180mmの大きさのシリコーンゴム型に流し込み、4時間振動を印加して強化材を沈降させ成形した。成形後、ゴム型ごと−25℃に冷却し冷凍して脱型した。脱型後、50℃/hの昇温速度で大気雰囲気中で表1に示す焼成温度と焼成時間で焼成した後、50℃/hの降温速度で室温まで冷却してプリフォームを作製した。
【0031】
(2)金属−セラミックス複合材料の作製
得られたプリフォームの上にAl−12Si−1Mgの合金をプリフォームと同量置き、850℃窒素気流中(2リットル/min:炉内容積0.03m3)でプリフォームに合金を含浸した後、炉内で100℃/hで700℃まで冷却し、その温度で5時間保持してから再度100℃/hで室温まで冷却して金属ーセラミックス複合材料を作製した。
【0032】
(3)評価
得られたプリフォームの粉末充填率、曲げ強度、複合材料の曲げ強度、破壊靱性値を実施例1と同様に求めた。それらの結果を表1に示す。
【0033】
(実施例10〜12)
(1)プリフォームの形成
強化材として平均粒径が表1のAl23粉末に対し、イオン交換水を30wt%、表1の安定化剤で安定化したコロイドの大きさが10〜100nmのアルミナ水和物のコロイド液(コロイド液中の固形分濃度は20%)を表1の量添加し、それに消泡剤(サンノブコ製 フォーマスターVL)を1.2wt%加え、ボールを入れてないポットミルで5時間混合した。得られたスラリーを25×25×180mmの大きさのシリコーンゴム型に流し込み、4時間振動を印加して強化材を沈降させ成形した。成形後、ゴム型ごと−25℃に冷却し冷凍して脱型した。脱型後、50℃/hの昇温速度で大気雰囲気中で表1に示す焼成温度と焼成時間で焼成した後、50℃/hの降温速度で室温まで冷却してプリフォームを作製した。
【0034】
(2)金属−セラミックス複合材料の作製
得られたプリフォームの上にAl−5Mgの合金をプリフォームと同量置き、820℃窒素気流中(2リットル/min:炉内容積0.03m3)でプリフォームに合金を含浸した後、炉内で100℃/hで700℃まで冷却し、その温度で5時間保持してから再度100℃/hで室温まで冷却して金属ーセラミックス複合材料を作製した。
【0035】
(3)評価
得られたプリフォームの粉末充填率、曲げ強度、複合材料の曲げ強度、破壊靱性値を実施例1と同様に求めた。それらの結果を表1に示す。
【0036】
(実施例13〜15)
(1)プリフォームの形成
強化材として平均粒径が表1のSiCまたはAl23粉末に対し、イオン交換水を30wt%、表1のSiCまたはAl23微粉を表1の量添加し、ボールを入れてないポットミルで5時間混合した。得られたスラリーを25×25×180mmの大きさのシリコーンゴム型に流し込み、3時間振動を印加して強化材を沈降させ成形した。成形後、ゴム型ごと−25℃に冷却し冷凍して脱型した。脱型後、50℃/hの昇温速度で大気雰囲気中で表1に示す焼成温度と焼成時間で焼成した後、50℃/hの降温速度で室温まで冷却してプリフォームを作製した。
【0037】
(2)金属−セラミックス複合材料の作製
得られたプリフォームの上に強化材がSiC粉末の場合にはAl−14Si−5Mgの合金を、Al23粉末の場合にはAl−4Mgの合金をプリフォームと同量置き、850℃窒素気流中(2リットル/min:炉内容積0.03m3)でプリフォームに合金を含浸した後、炉内で100℃/hで700℃まで冷却し、その温度で5時間保持してから再度100℃/hで室温まで冷却して金属ーセラミックス複合材料を作製した。
【0038】
(3)評価
得られたプリフォームの粉末充填率、曲げ強度、複合材料の曲げ強度、破壊靱性値を実施例1と同様に求めた。それらの結果を表1に示す。
【0039】
(比較例1)
(1)プリフォームの形成
強化材として平均粒径が表2のグリーンSiC粉末に対し、イオン交換水を21wt%、固形分濃度が30%のリン酸アルミニウム溶液を4wt%加え、ボールを入れてないポットミルで4時間混合した。得られたスラリーを25×25×180mmの大きさのシリコーンゴム型に流し込み、4時間振動を印加して強化材を沈降させ成形した。成形後、ゴム型ごと−40℃に冷却し冷凍して脱型した。脱型後、70℃/hの昇温速度で大気雰囲気中で1200℃×2h焼成し、50℃/hの降温速度で室温まで冷却してプリフォームを作製した。
【0040】
(2)金属−セラミックス複合材料の作製
得られたプリフォームの上にAl−14Si−2Mgの合金をプリフォームと同量置き、820℃窒素気流中(2リットル/min:炉内容積0.03m3)でプリフォームに合金を含浸した後、炉内で100℃/hで700℃まで冷却し、その温度で5時間保持してから再度100℃/hで室温まで冷却して金属ーセラミックス複合材料を作製した。
【0041】
(3)評価
得られたプリフォームの粉末充填率、曲げ強度、複合材料の曲げ強度、破壊靱性値を実施例1と同様に求めた。それらの結果を表2に示す。
【0042】
(比較例2〜4)
比較例2では、実施例1のNa+濃度を表2に示す濃度とし、比較例3では、実施例1の焼成温度とその時間を表2の温度と時間とし、比較例4では、実施例2のバインダーの添加量を表2とする他は実施例1と同様にプリフォームを作製し、合金を含浸させ、得られた複合材料の評価をした。それらの結果を表2に示す。
【0043】
(比較例5〜7)
比較例5では、実施例4のNa+濃度を表2に示す濃度とし、比較例6では、実施例4の焼成温度とその時間を表2の温度と時間とし、比較例7では、実施例4のバインダーの添加量を表2とする他は実施例4と同様にプリフォームを作製し、合金を含浸させ、得られた複合材料の評価をした。それらの結果を表2に示す。
【0044】
(比較例8〜10)
比較例8では、実施例7のバインダーの添加量を表2にとし、比較例9では、実施例8の焼成温度とその時間を表2の温度と時間とし、比較例10では、実施例8のアルミナ水和物の結晶形を結晶質のベーマイトとする他は実施例8と同様にプリフォームを作製し、合金を含浸させ、得られた複合材料の評価をした。それらの結果を表2に示す。
【0045】
(比較例11〜13)
比較例11では、実施例10のバインダーの添加量を表2にとし、比較例12では、実施例11の焼成温度とその時間を表2の温度と時間とし、比較例13では、実施例11のアルミナ水和物の結晶形を結晶質のベーマイトとする他は実施例11と同様にプリフォームを作製し、合金を含浸させ、得られた複合材料の評価をした。それらの結果を表2に示す。
【0046】
(比較例14〜15)
比較例14では、実施例13の焼成温度とその時間を表2の温度と時間とし、比較例15では、実施例14の焼成温度とその時間を表2の温度と時間とする他は実施例13、14と同様にプリフォームを作製し、合金を含浸させ、得られた複合材料の評価をした。それらの結果を表2に示す。
【0047】
【表1】
Figure 0004217278
【0048】
【表2】
Figure 0004217278
【0049】
表1から明らかなように、実施例においては、粉末充填率はいずれも60%前後以上であり、曲げ強度も1.5MPaより大きく堅固なプリフォームとなっていた。また、そのプリフォームから作製されたアルミニウムをマトリックスとする金属−セラミックスの複合材料には亀裂や割れが生じていなかった。
【0050】
これに対して比較例1では、粉末充填率、曲げ強度とも実施例と同じような値であるが、本発明のバインダーでないため、複合材料の機械的特性が低下した。また、比較例2、5では、安定化剤のNa+濃度が高いため、比較例3、6、9、12、14、15では、焼成温度とその時間が高かったり、低かったり、長かったりするため、比較例10、13では、バインダーのアルミナ水和物の結晶形が非晶質でなく、結晶質のベーマイトであるためいずれも複合材料の機械的特性が低下したり、金属の含浸が不可となったりした。さらに、比較例4、7、8、11では、バインダーの添加量が多いため、閉気孔が生じたり、プリフォームの強度が弱く亀裂が入ったりして金属を含浸できなかった。
【0051】
【発明の効果】
以上の方法で金属−セラミックス複合材料を作製すれば、粉末充填率が高く、強度が高い密で堅固なプリフォームとすることができ、そのプリフォームにアルミニウム合金を含浸させれば、亀裂や割れのない金属−セラミックス複合材料が得られるようになった。また、プリフォームの粉末の種類、粉末充填率、バインダーの種類等を選んで作製すれば、それらに応じた必要とする強度や破壊靱性値を有した金属−セラミックスの複合材料が得られるようになった。このように、必要な破壊靱性値や強度を選ぶことができるので、機械部品の設計に十分に役立つ。

Claims (6)

  1. セラミックス粒子を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる金属−セラミックス複合材料の製造方法において、
    該プリフォームの形成方法が、1.0〜100μmの平均粒径を有するSiC粉末に対し、バインダーとして水を分散媒とし、バインダー中のNa濃度がNaO換算で0.05〜0.4wt%としたNa、もしくはNH4+を安定化剤とするコロイドの大きさが5〜50nmのコロイダルシリカ液を0.5〜25wt%(シリカとして0.1〜5.0wt%)加え成形した後、その成形体を800〜1100℃の温度で1〜3時間焼成する方法であることとし、その形成されたプリフォームに窒素気流中でMgを含みアルミニウムを、81質量%以上有する合金を700〜1000℃の温度で接触させ、非加圧下で含浸させることとすることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。
  2. セラミックス粒子を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる金属−セラミックス複合材料の製造方法において、
    該プリフォームの形成方法が、1.0〜100μmの平均粒径を有するAl粉末に対し、バインダーとして水を分散媒とし、バインダー中のNa濃度がNaO換算で0.05〜0.4wt%としたNa、もしくはNH4+を安定化剤とするコロイドの大きさが5〜50nmのコロイダルシリカ液を0.5〜25wt%(シリカとして0.1〜5.0wt%)加え成形した後、その成形体を800〜1200℃の温度で1〜3時間焼成する方法であることとし、その形成されたプリフォームに窒素気流中でMgを含みアルミニウムを、81質量%以上有する合金を700〜1000℃の温度で接触させ、非加圧下で含浸させることとすることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。
  3. セラミックス粒子を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる金属−セラミックス複合材料の製造方法において、
    該プリフォームの形成方法が、1.0〜100μmの平均粒径を有するSiC粉末に対し、バインダーとして水を分散媒とし、Cl、CHCOO、もしくはNO を安定化剤とするコロイドの大きさが1〜1000nmのアルミナ水和物(Clのときは、無定形アルミナ水和物)のコロイダル液を1.0〜30wt%(アルミナとして0.1〜10wt%)加え成形した後、その成形体を800〜1100℃の温度で1〜3時間焼成する方法であることとし、その形成されたプリフォームに窒素気流中でMgを含みアルミニウムを、81質量%以上有する合金を700〜1000℃の温度で接触させ、非加圧下で含浸させることとすることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。
  4. セラミックス粒子を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる金属−セラミックス複合材料の製造方法において、
    該プリフォームの形成方法が、1.0〜100μmの平均粒径を有するAl粉末に対し、バインダーとして水を分散媒とし、Cl、CHCOO、もしくはNO を安定化剤とするコロイドの大きさが1〜1000nmのアルミナ水和物(Cl のときは、無定形アルミナ水和物)のコロイダル液を1.0〜30wt%(アルミナとして0.1〜10wt%)加え成形した後、その成形体を1300〜1600℃の温度で1〜3時間焼成する方法であることとし、その形成されたプリフォームに窒素気流中でMgを含みアルミニウムを主成分として、81質量%以上有する合金を700〜1000℃の温度で接触させ、非加圧下で含浸させることとすることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。
  5. セラミックス粒子を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる金属−セラミックス複合材料の製造方法において、
    該プリフォームの形成方法が、1.0〜100μmの平均粒径を有するSiC粉末に対し、バインダーとして水を分散媒とし、バインダー中のNa濃度がNaO換算で0.05〜0.4wt%としたNa、もしくはNH4+を安定化剤とするコロイドの大きさが5〜50nmのコロイダルシリカ液と、Cl、CHCOO、もしくはNO 、を安定化剤とするコロイドの大きさが1〜100nmのアルミナ水和物(Clのときは、無定形アルミナ水和物)のコロイド液とをシリカ成分がアルミナ成分に対し10〜80%となるべく混合し、その混合液を1.0〜30wt%(シリカ+アルミナとして0.1〜5.Owt%)加え成形した後、その成形体を800〜1100℃の温度で1〜3時間焼成する方法であることとし、その形成されたプリフォームに窒素気流中でMgを含みアルミニウムを、81質量%以上有する合金を700〜1000℃の温度で接触させ、非加圧下で含浸させることとすることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。
  6. セラミックス粒子を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を含浸させる金属−セラミックス複合材料の製造方法において、
    該プリフォームの形成方法が、1.0〜100μmの平均粒径を有するAl粉末に対し、バインダーとして水を分散媒とし、バインダー中のNa濃度がNaO換算で0.05〜0.4wt%としたNa、もしくはNH を安定化剤とするコロイドの大きさが5〜50nmのコロイダルシリカ液と、Cl、CH3COO、もしくはNO 、を安定化剤とするコロイドの大きさが1〜100nmのアルミナ水和物(Clのときは、無定形アルミナ水和物)のコロイド液とをシリカ成分がアルミナ成分に対し10〜80%となるべく混合し、その混合液を1.0〜30wt%(シリカ+アルミナとして0.1〜5.0wt%)加え成形した後、その成形体を800〜1200℃の温度で1〜3時間焼成する方法であることとし、その形成されたプリフォームに窒素気流中でMgを含みアルミニウムを、81質量%以上有する合金を700〜1000℃の温度で接触させ、非加圧下で含浸させることとすることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。
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