JP4215327B2 - 加温具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯に便利であると共に、被加温部に固定しやすい加温具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
腹部や腰部等を加温する加温具は、種々知られている。
しかし、従来の加温具は、コンパクトな形態に折り畳むことができず携帯に不便であり、また、加温したい部位に安定的に固定することができず、使用時に、ずれ落ちたり、使用感が悪い等の問題を有していた。
【0003】
従って、本発明の目的は、コンパクトな形態に折り畳むことができ、携帯に便利であると共に、使用時に被加温部に容易且つ確実に固定することのできる加温具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、折曲自在に互いに連結された一対の発熱部を、少なくとも一つ備えている加温具であって、一対の上記発熱部の一方の発熱部には、粘着面が形成され、他方の発熱部には、剥離面が形成されていることを特徴とする加温具を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の加温具の好ましい一実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び2に示す加温具1は、折曲自在に互いに連結された一対の発熱部を三つ(P1,P2,P3)を幅方向(図1の左右方向)に備えている加温具であって、各対の上記発熱部の一方の発熱部A1,A2,A3には、それぞれ粘着面aが形成され、各対の上記発熱部の他方の発熱部B1,B2,B3には、剥離面bが形成されている。尚、粘着面a及び剥離面bは、いずれも加温具1における図1に示される裏面側に形成されている。
【0006】
更に詳述すると、本実施形態の加温具1においては、上記粘着面aを有する発熱部A1及びA3と、発熱部A2によって加温具1の上部と下部に該加温具1の幅方向に沿う粘着部aの列が形成されている。そして、各対における上記剥離面bを有する発熱部B1,B2,B3によって、加温具1の中央部に、該加温具1の幅方向に沿う剥離面bの列が形成されている。
【0007】
各発熱部A,Bは、三角形状、より具体的には直角二等辺三角形状の扁平形状をしており、その各々は、略同形の一対のシート11,12を互いの周縁部において接合し、その接合部2の内側に形成される一対の上記シート11,12間の空間内に発熱体13を封入して形成されている。発熱体13は、空気に触れると発熱する発熱体であって、通常の使い捨てカイロと同様に、鉄粉を主成分とした発熱体組成物からなるものが用いられている。発熱体13の封入部を形成する一対の上記シート11,12の形成材料は、通気性、生産性及び肌当接時の感触等の観点から不織布であることが好ましいが、これに制限されず、合成樹脂製の多孔性フィルム等の材料を用いることができる。また、加温具1の表側のシートと裏側のシートで、異なる材質や異なる特性のシートを用いても良い。
【0008】
各対における上記発熱部A,B間の連結部C1〜C3は、粘着面aと剥離面bとを互いに面接させて粘着し得るように、折曲自在のシートにより折曲自在に形成されている。
連結部を形成するシートは、折曲可能であれば特に制限されず、ポリエチレン等の合成樹脂、綿等の天然繊維からなる織物、各種不織布等の可撓性シートを用いることができる。本実施形態においては、対をなす発熱部A,B間に掛け渡すように、加温具1の裏面側にシート3が積層接着されており、該シート3により折曲自在の上記連結部C1〜C3が形成されている。
【0009】
発熱部A1〜A3の各粘着面aは、粘着材の塗布により形成されている。粘着材としては、アクリル系、ゴム系、エマルジョン系、シリコン系等の各種の粘着材を用いることができるが、これらの中でも使用中の温度変化の影響を受けにくいゴム系あるいはアクリル系の粘着剤が好ましい。また、粘着材の塗布態様は、粘着面aを形成し得る限り特に制限されず、ベタ塗りの他、ドット状、ライン状等の間欠的な塗布態様であっても良い。
【0010】
発熱部B1〜B3の各剥離面bは、剥離処理により形成されている。より具体的には、上記シート3が剥離処理されたシートであり、各剥離面bは、剥離処理されたシート3により形成されている。本実施形態の加温具1においては、図1に示すように、全ての剥離面bが、一枚の剥離処理されたシートにより形成されている。本発明における剥離面bは、上記発熱体の封入部を形成するシートの表面に剥離処理剤を塗布する他、剥離テープ、剥離紙、剥離処理した不織布、剥離処理したポリエチレンラミネート紙、剥離処理したポリエチレンフィルム等の剥離部材を貼付して形成しても良い。尚、剥離処理剤あるいは剥離部材の剥離剤成分としてはシリコーン樹脂系、フッソ樹脂系、又はオクタデシルイソシアネート系等のものが好ましい。
【0011】
本実施形態においては、各対の発熱部P1〜P3は、図1に示されるように、V字形をなすように配されており、そして、本加温具1は、図1中矢印で示すように、各対の発熱部P1〜P3において各粘着面aと剥離面bとを互いに面接させて貼り合わせることができるようになっており、更に、貼り合わされた各対P1〜P3同士を、各対P1〜P3間の連結部D1及びD2において折曲することにより更に積層させることができるようになっている。
【0012】
次に、本実施形態の加温具1の使用方法について説明する。
図3には、下腹部を加温して生理痛を緩和するために、加温具1を、上記粘着面aを有する発熱部Aの少なくとも一つを、ショーツ4の上縁部においてその一面(ショーツ前面部の裏面)に粘着させ、該発熱体Aと一対をなす他方の発熱部Bを、該ショーツ4の他面(ショーツ前面部の表面)に粘着させて使用する例を示してある。なお、本加温具は、発熱部A2をショーツ前部の裏面に粘着させ、発熱体A2と一対をなす発熱部B2をショーツ4の前部の表面に面接させて使用しても良い。
【0013】
本実施形態の加温具1は、上記各対P1〜P3の発熱部同士が互いに面接させて貼り合わせ可能に形成されているため、非使用時には、コンパクトな形態に折り畳むことができ、更に各対P1〜P3同士を、その間の連結部D1及びD2において折り曲げて積層させることができるようになっているため、更にコンパクトな形態に折り畳むことができる。従って、使用前における包装状態を小型化することができ、携帯、運搬、保管等に便利である。また、各粘着面aと、剥離面bとが、互いに面接されて剥離自在に粘着され得るようになされているため、非使用時には、剥離紙等を介在させることなくコンパクトに折り畳むことができ、使用の際には、剥離紙を取り除く手間を省略できる。
【0014】
また、使用の際には、加温具1の一部を、発熱部A,B間の連結部において折り曲げ、ショーツ4の上縁部等に係合させることによって、被加温部である下腹部等に安定に固定することができる。また、この際、ショーツ4の前面部の裏面に、上記粘着面aが粘着するので、ショーツ4の上げ下げ時等における加温具1の被加温部からのズレや脱落が防止される。
【0015】
また、本実施形態の加温具1においては、上記粘着面aを有する発熱部Aと、上記剥離面bを有する発熱部Bとが、それぞれ異なる列を形成するように配置されているため、使用の際に、粘着面a同士が相互に粘着されることが防止され、加温具1を、下腹部等の被加温部に容易且つ確実に固定することができる。
更に、中央部に粘着面aがないので、ショーツ4の上げ下げの際の生地たるみがその領域で干渉され、ショーツ4の上げ下げがスムーズに出来る。
【0016】
また、小分け発熱体で体の下腹部の凸凹にフィットするので、違和感を低減することができる(発熱部間が四方八方に可動しやすい)。
装着形状や装着位置を変えることができるため、特に痛い部分など装着したい場所に当てやすい。
【0017】
以上、本発明の加温具の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、各発熱部の形状は、三角形状に限られず、半円形状、長方形状など任意の形状にできる。
また、一対をなす上記発熱部Aと上記発熱部Bの形状は、上記の実施形態におけるように、両者間の連結部C1〜C3に対して線対称であることが好ましいが、発熱部A及び発熱部Bが非対称であっても良い。但し、上記発熱体Aの粘着面aよりも上記発熱体Bの剥離面bが大きいことが好ましい。
【0018】
また、発熱部A,B間の連結部C1〜C3を、発熱体の封入部を形成する一対の上記シートの一方又は双方により形成しても良い。
また、上述の実施形態においては、発熱体として、鉄粉を含む発熱体組成物を有するものを例示したが、ニクロム線を用いた通電により発熱する発熱体、塩化カルシウム、酸化カルシウム、ゼオライト等の水と接して発熱する発熱体等を用いても良い。
【0019】
また、上記加温具1は、生理痛を緩和するために、下腹部を被加温部とするものであるが、痛みの緩和その他の目的で腹部以外を被加温部とするものであっても良い。また、図3の例では、加温具1の一部を折り返してショーツの縁部を挟持させるようにしたが、図1のように広げた状態のまま、対象部の下着等に固着させても良い。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、コンパクトな形態に折り畳むことができ、携帯に便利であると共に、使用時に、容易且つ確実に被加温部に固定することのできる加温具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の加温具の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図2は、図1に示す加温具のX−X線矢視断面図である。
【図3】図3は、図1に示す加温具の使用状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 加温具
P1〜P3 折曲自在に互いに連結された一対の発熱部
A,A1〜A3 粘着面を有する発熱部
B,B1〜B3 剥離面を有する発熱部
C,C1〜C3 発熱部A,B間の連結部
D1,D2 発熱部B,B間の連結部
a 粘着面
b 剥離面
2 接合部
4 ショーツ

Claims (1)

  1. 折曲自在に互いに連結された一対の発熱部を、少なくとも一つ備えている加温具であって、
    一対の上記発熱部の一方の発熱部には、粘着面が形成され、他方の発熱部には、剥離面が形成されており、
    一対の上記発熱部を二つ以上有しており、上記粘着面を有する発熱部と、上記剥離面を有する発熱部とが、それぞれ異なる列を形成するように配置され、
    一方の上記発熱部の粘着面と他方の上記発熱部の剥離面とが、互いに面接して剥離自在に粘着され得るようになされており、
    上記粘着面を有する発熱部の少なくとも一つを、ショーツの上縁部において該ショーツの一面に粘着させ、該発熱部と上記一対をなす上記剥離面の形成された発熱部を該ショーツの他面に面接させて使用され、
    上記発熱部は、それぞれ、三角形状であり且つ一対のシート間に発熱体が封入されて形成されており、相隣接する発熱部どうしが、上記発熱体が存在しない、シートからなる部分を介して連結されている加温具。
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