JP4214956B2 - 炊飯器 - Google Patents

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本発明は、鍋に入れた調理物の重量を検知する機能を有する炊飯器に関するものである。
炊飯器によっておいしいご飯を炊くための条件の一つとして、正確に米量および炊飯水量を計量することが挙げられる。一般に、炊飯器のユーザは炊飯の準備作業において、始めに米を計量カップで所望の量だけ計り、鍋に入れ、洗米した後で鍋の内側の目盛りに基づいて米の量に対応する水を入れる。
このとき、米の量および水の量が正確な場合は、標準的な固さのご飯を炊くことができる。しかし、ユーザが計量する米量および炊飯水量にはばらつきがあるため、炊きあがり時のご飯の固さにばらつきがあった。計量された米量が所望の量よりも少ない、または炊飯水量が標準よりも多い場合は、ご飯が標準よりやわらかくなってしまい、逆に、計量された米量が所望の量よりも多い、または炊飯水量が標準よりも少ない場合は、ご飯が標準より固くなってしまっていた。
この解決策として、従来、炊飯用の水を収容した水タンクを着脱自在に設け、この水タンクに炊飯量(米量)に対する標準の水量を表示する目盛りを設けておき、鍋に投入した米量に対する水を水タンク内に入れて、給水ポンプにより水タンク内の水を鍋内に供給することにより、水タンク内の水量を見やすくして、鍋に投入した米量に対する水量の精度を向上したり、鍋に投入した米量に対する水量より多い水を水タンク内に入れ、給水ポンプの駆動時間を制御して鍋に投入した米量に対する炊飯水量を供給していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−262173号公報
しかしながら、鍋に投入した米量に対する水を水タンク内に入れて、給水ポンプにより水タンク内の水を鍋内に供給するものでは、水タンク内の水量を見やすくできて、鍋に投入した米量に対する水量の精度を一応は向上できるが、米量も炊飯水量も使用者が目視により計測するため、計量精度が悪く、食味の低下につながるという問題を有していた。
また、給水ポンプの駆動時間を制御して鍋に投入した米量に対する炊飯水量を供給するものでは、炊飯量(米量)に対する給水ポンプの駆動時間を設定するスイッチを設けておき、使用者がこのスイッチを操作することで鍋に投入した米量に対する炊飯水量を供給するので、鍋に投入した米量に対する炊飯水量の精度が悪く、食味の低下につながるという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、鍋内に投入した米とこの米に最適な炊飯水
量とを計測することで、鍋内に投入した米量に対する炊飯水量の誤差を少なくし、炊きあがったご飯の食味を向上することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、鍋の上面開口部を蓋により開閉自在に覆い、鍋を加熱する加熱手段を制御手段により所定の加熱プログラムに従い制御するよう構成し、制御手段は、鍋内に米を投入して蓋を閉め炊飯開始操作をすると、鍋および鍋内の調理物の重量を検知する重量検知手段により投入した米量を検知し、検知した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、鍋内に炊飯に必要な水を供給する水供給手段を作動して、重量検知手段により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するよう構成したものである。
これにより、鍋内に投入した米とこの米に最適な炊飯水量とを計測することで、鍋内に投入した米量に対する炊飯水量の誤差を少なくすることができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができる。
本発明の炊飯器は、鍋内に投入した米とこの米に最適な炊飯水量とを計測することで、鍋内に投入した米量に対する炊飯水量の誤差を少なくすることができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができる。
第1の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を所定の加熱プログラムに従い制御する制御手段と、前記鍋および鍋内の調理物の重量を検知する重量検知手段と、前記鍋内に炊飯に必要な水を供給する水供給手段と前記蓋の内面に保持し鍋の上方より加熱する加熱板と、前記加熱板に固定し前記鍋に圧接する鍋パッキンと、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させる昇降装置とを備え前記昇降装置は、重量検知手段により重量を検知するとき、前記鍋パッキンが鍋に圧接しないように、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させるようにし、前記制御手段は前記鍋内に米を投入して前記蓋を閉め、予約炊飯のタイマー動作開始操作または通常炊飯開始操作をしたとき、昇降装置により鍋パッキンが鍋に圧接しないようにして重量検知手段により重量を検知し、設定範囲内のときは、前記重量検知手段により投入した米量を検知し、検知した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、前記水供給手段を作動して前記重量検知手段により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するようにし、検知した重量が設定範囲内でないときは、前記鍋内に水を供給しないで予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯を開始しないよう構成したものであり、鍋内に投入した米量を重量検知手段により検知し、鍋内に炊飯水量を検知しながら供給することで、米量に最適な炊飯水量を正確に供給することができ、鍋内に投入した米量に対する炊飯水量の誤差を少なくすることができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができる。また、前記昇降装置は、重量検知手段により重量を検知するとき、前記鍋パッキンが鍋に圧接しないように、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させるようにしたものであり、蓋を閉めた状態で鍋内に投入した米量を検知できるとともに、米量に応じた炊飯水量を正確に供給することができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができ、かつ自動炊飯することができる。さらに、予約炊飯のタイマー動作開始操作または通常炊飯開始操作をしたとき、昇降装置により鍋パッキンが鍋に圧接しないようにして重量検知手段により重量を検知し、検知した重量が設定範囲内でないときは、前記鍋内に水を供給しないで予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯を開始しないようにしたものであり、米の入れ忘れまたはご飯が残っている状態で炊飯を開始するのを防止することができる。
第2の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を所定の加熱プログラムに従い制御する制御手段と、前記鍋および鍋内の調理物の重量を検知する重量検知手段と、前記鍋内に炊飯に必要な水を供給する水供給手段と前記蓋の内面に保持し鍋の上方より加熱する加熱板と、前記加熱板に固定し前記鍋に圧接する鍋パッキンと、炊飯器本体の上方に設置し昇降モータにより鍋と同心上に回転する昇降ベースと、この昇降ベースに設けた凸部により上下する昇降軸とで前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させる昇降装置とを備え、前記昇降装置は、重量検知手段により重量を検知するとき、前記鍋パッキンが鍋に圧接しないように、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させるようにし、前記制御手段は、前記鍋内に米を投入して前記蓋を閉め炊飯開始操作をすると、前記重量検知手段により投入した米量を検知し、検知した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、前記水供給手段を作動して前記重量検知手段により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するよう構成したものであり、昇降装置は、炊飯器本体の上方に設置し昇降モータにより鍋と同心上に回転する昇降ベースと、この昇降ベースに設けた凸部により上下する昇降軸とで構成したもので、重量が大きい昇降モータ等を蓋に配置しなくてもよく、蓋の開閉操作性を向上できるとともに、耐久寿命を長くすることができる。
の発明は、上記第1または第2の発明において、水供給手段は、水を収容する水タンクとしたものであり、炊飯器を水道蛇口の近傍に設置する必要がないので、設置場所に制約がなく、使い勝手を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図であり、図2は、本発明の実施の形態1の炊飯器の要部平面図を示すものである。
図1に示すように、炊飯器本体1は上面が開口する円筒状に構成し、この炊飯器本体1の内部に鍋2を着脱自在に収納する保護枠3を配設し、この保護枠3は非金属材料により有底円筒状に成形している。保護枠3の鍋2の底部および側底部に対向する部分に同心円状に鍋2を誘導加熱する鍋加熱コイル(加熱手段)4を配設している。温度検知手段5は鍋2の温度を検知するもので、保護枠3の底部に設け、鍋2の底中央部に当接するようにしている。
重量検知手段6は、温度検知手段5の外周部に設け、鍋3および鍋3内の調理物の重量を検知するもので、ロードセルの変位を検出し、鍋3および鍋3内の調理物の重量を計測するよう構成している。
蓋7は、鍋2の上面開口部を開閉自在に覆うもので、ヒンジ軸8により回動自在に支持している。加熱板9は、ステンレスなどの磁性体で構成し、蓋7の内面に係合自在に取り付け、蓋7に加熱板9を誘導加熱する蓋加熱コイル10を配設し、鍋2の上方より加熱するよう構成している。鍋パッキン11は、鍋2の上面と加熱板9の間から蒸気が漏れるのを防止するもので、加熱板9に取り付け、圧接部11aを鍋2に圧接している。
給水弁(水供給手段)12は、給水ホース13を介して水道蛇口に接続し、給水パイプ14と蓋7に設けた給水部15を通して鍋2内に炊飯に必要な水を供給するものである。
昇降装置16は、蓋7を閉めた状態で重量検知手段6により重量を検知するとき、鍋パッキン11の圧接部11aが鍋2に圧接しないようにするもので、図2に示すように、炊
飯器本体1の上方に設置し昇降モータ17により鍋2と同心上に回転する昇降ベース18と、この昇降ベース18に設けた凸部19により上下する昇降軸20とで構成している。昇降軸20は昇降ベース17上にほぼ等間隔に3個設け、図3に示すように、昇降ガイド21により上下動自在に支持し、昇降軸20を上昇させた状態で、鍋パッキン11を上方に押し上げて、鍋パッキン11の圧接部11aが鍋2より離れるようにしている。
制御基板(制御手段)22は、マイクロコンピュータや、鍋加熱コイル4、蓋加熱コイル10に高周波電流を供給するインバータ回路などを有し、温度検知手段5の出力を入力し、使用者が入力する入力操作部23の入力に基づいて、鍋加熱コイル4と蓋加熱コイル10を所定の加熱プログラムに従い制御して交番磁界を発生させる電流を流すとともに、鍋2内に米を投入して蓋7を閉めた状態で入力操作部23より炊飯開始操作をすると、昇降装置20により鍋パッキン11の圧接部11aが鍋2に圧接しない状態にして重量検知手段6により鍋2の重量を計測して投入した米量を計測し、計測した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、給水弁12を作動して重量検知手段6により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するよう構成している。
上記構成において動作、作用を説明する。鍋2内に所定量の米を投入して蓋7を閉めた状態では、昇降装置16の昇降軸20は上昇しない状態で、鍋パッキン11の圧接部11aは鍋2に圧接した状態である。ここで、入力操作部23より炊飯開始操作をすると、昇降装置16の昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、図3または図5に示すように、昇降ベース18に設けた凸部19により昇降軸20を上昇させて鍋パッキン11を上方に押し上げる。このとき、鍋パッキン11には剛体11bを設けており、鍋パッキン11を一様に上方に押し上げることができ、鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2より離して鍋2をフリーな状態にする。
この状態で、重量検知手段6により鍋2の重量を計測し、予め計測した鍋2の重量を差し引いて鍋2内に投入した米量を求める。この計測した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、給水弁12を作動して鍋2内に給水を開始し、重量検知手段6により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給する。
所定の炊飯水量を供給すると、給水弁12の動作を停止するとともに、再度昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、図4に示すように、昇降軸20を元の位置に戻して鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2に圧接し、使用者が入力操作部23より入力した内容に基づいて、鍋加熱コイル4と蓋加熱コイル10に交番磁界を発生させる電流を流し、この交番磁界により鍋2と加熱板9を所定の加熱プログラムに従い加熱して炊飯を行う。
上記説明では、蓋7を閉めた状態で重量検知手段6により鍋2と米の重量を計測するために、鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2より離して鍋2をフリーな状態にしているが、図6および図7に示すように、昇降装置16により加熱板9を昇降させてもよい。すなわち、図6は、蓋7を閉めた状態で、昇降装置16の昇降軸20が上昇しない状態で、加熱板9を上昇させておらず、鍋パッキン11の圧接部11aは鍋2に圧接した状態である。
ここで、入力操作部23より炊飯開始操作をすると、昇降装置16の昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、図7に示すように、昇降軸20を上昇させて加熱板9を上方に押し上げる。これにより、鍋パッキン11も上方に押し上げることができ、鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2より離して鍋2をフリーな状態にし、重量検知手段6により鍋2と米の重量を精度よく計測することができる。
その後、再度昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、図6に示すように、昇降軸20を元の位置に戻して鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2に圧接し、使用者が入力操作部23より入力した内容に基づいて、鍋加熱コイル4と蓋加熱コイル10を所定の加熱プログラムに従い制御して炊飯を行う。
また、図8および図9に示すように、昇降装置16により鍋2を昇降させてもよい。すなわち、図8は、蓋7を閉めた状態で、昇降装置16の昇降軸20が上昇した状態で、鍋2を上昇させており、鍋パッキン11の圧接部11aは鍋2に圧接した状態である。
ここで、入力操作部23より炊飯開始操作をすると、昇降装置16の昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、図9に示すように、昇降軸20を下降させて鍋2を下方に押し下げる。これにより、鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2より離して鍋2をフリーな状態にし、重量検知手段6により鍋2と米の重量を精度よく計測することができる。
その後、再度昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、図8に示すように、昇降軸20を元の位置に戻して鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2に圧接し、使用者が入力操作部23より入力した内容に基づいて、鍋加熱コイル4と蓋加熱コイル10を所定の加熱プログラムに従い制御して炊飯を行う。
以上のように、本実施の形態においては、鍋2内に米を投入して蓋7を閉め炊飯開始操作をすると、重量検知手段6により投入した米量を検知し、検知した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、給水弁12を作動して重量検知手段6により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するよう構成したので、鍋2内に投入した米量を重量検知手段6により検知し、鍋2内に炊飯水量を検知しながら供給することで、米量に最適な炊飯水量を正確に供給することができ、鍋2内に投入した米量に対する炊飯水量の誤差を少なくすることができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができる。
また、昇降装置16は、重量検知手段6により重量を検知するとき、鍋パッキン11の圧接部11aが鍋2に圧接しないように、加熱板9、鍋パッキン11、鍋2のいずれかを昇降させるようにしたので、蓋7を閉めた状態で鍋2内に投入した米量を検知できるとともに、米量に応じた炊飯水量を正確に供給することができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができ、かつ自動炊飯することができる。
また、昇降装置16は、炊飯器本体1の上方に設置し昇降モータ17により鍋2と同心上に回転する昇降ベース18と、この昇降ベース18に設けた凸部19により上下する昇降軸20とで構成したので、重量が大きい昇降モータ17等を蓋7に配置しなくてもよく、蓋7の開閉操作性を向上できるとともに、耐久寿命を長くすることができる。
(実施の形態2)
図1に示す制御基板(制御手段)22は、予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯ができるよう構成し、予約炊飯のタイマー動作開始操作または通常炊飯開始操作をしたとき、昇降装置16により鍋パッキン11の圧接部11aが鍋2に圧接しないようにして重量検知手段6により重量を検知し、検知した重量が設定範囲内でないときは、鍋2内に水を供給しないで予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯を開始しないよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において動作を説明する。蓋7を閉めた状態で入力操作部23より炊飯開始操作をすると、上記実施の形態1と同様に、昇降装置16の昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、鍋パッキン11または加熱板9を上方に押し上げ、あるいは鍋2
を下方に押し下げて鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2より離して鍋2をフリーな状態にし、重量検知手段6により鍋2の重量を計測する。このとき、検知した重量が設定範囲内でないときは、鍋2内に水を供給しないで予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯を開始しないようにする。これにより、米の入れ忘れまたはご飯が残っている状態で炊飯を開始するのを防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯開始操作をしたとき、昇降装置16により鍋パッキン11の圧接部11aが鍋2に圧接しないようにして重量検知手段16により重量を検知し、検知した重量が設定範囲内でないときは、鍋2内に水を供給しないで予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯を開始しないようにしたので、米の入れ忘れまたはご飯が残っている状態で炊飯を開始するのを防止することができる。
(実施の形態3)
図10および図11に示すように、水タンク24は、鍋2に供給する炊飯に必要な水を収容するもので、給水ポンプ25により給水パイプ26と蓋7に設けた給水部15を通して鍋2内に炊飯に必要な水を供給するよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。水タンク24内に水をほぼ満杯に入れ、鍋2内に所定量の米を投入して蓋7を閉めた状態で入力操作部23より炊飯開始操作をすると、上記実施の形態1と同様に、昇降装置16の昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、昇降ベース18に設けた凸部19により昇降軸20を上昇させて鍋パッキン11を上方に押し上げ、鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2より離して鍋2をフリーな状態にする。
この状態で、重量検知手段6により鍋2の重量を計測し、予め計測した鍋2の重量を差し引いて鍋2内に投入した米量を求める。この計測した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、給水ポンプ25を作動して水タンク24内の水を鍋2内に給水を開始し、重量検知手段6により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給する。
所定の炊飯水量を供給すると、給水ポンプ25の動作を停止するとともに、再度昇降モータ17を駆動して昇降ベース18を回転させ、昇降軸20を元の位置に戻して鍋パッキン11の圧接部11aを鍋2に圧接し、使用者が入力操作部23より入力した内容に基づいて、鍋加熱コイル4と蓋加熱コイル10に交番磁界を発生させる電流を流し、この交番磁界により鍋2と加熱板9を所定の加熱プログラムに従い加熱して炊飯を行う。
以上のように、本実施の形態においては、水供給手段は、水を収容する水タンク24としたので、炊飯器を水道蛇口の近傍に設置する必要がないので、設置場所に制約がなく、使い勝手を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、鍋内に投入した米とこの米に最適な炊飯水量とを計測することで、鍋内に投入した米量に対する炊飯水量の誤差を少なくすることができ、炊きあがったご飯の食味を向上することができるので、鍋に入れた調理物の重量を検知する機能を有する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1の炊飯器の断面図 同炊飯器の要部平面図 同炊飯器の一部切欠した要部拡大斜視図 同炊飯器の鍋パッキンを昇降させる例の鍋パッキンを押し上げない状態の要部拡大断面図 同炊飯器の鍋パッキンを押し上げた状態の要部拡大断面図 同炊飯器の加熱板を昇降させる例の加熱板を押し上げない状態の要部拡大断面図 同炊飯器の加熱板を押し上げた状態の要部拡大断面図 同炊飯器の鍋を昇降させる例の鍋を押し下げない状態の要部拡大断面図 同炊飯器の鍋を押し下げた状態の要部拡大断面図 本発明の実施の形態3の炊飯器の断面図 同炊飯器の要部平面図
符号の説明
1 炊飯器本体
2 鍋
4 鍋加熱コイル(加熱手段)
6 重量検知手段
7 蓋
12 給水弁(水供給手段)
22 制御基板(制御手段)

Claims (3)

  1. 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を所定の加熱プログラムに従い制御する制御手段と、前記鍋および鍋内の調理物の重量を検知する重量検知手段と、前記鍋内に炊飯に必要な水を供給する水供給手段と前記蓋の内面に保持し鍋の上方より加熱する加熱板と、前記加熱板に固定し前記鍋に圧接する鍋パッキンと、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させる昇降装置とを備え前記昇降装置は、重量検知手段により重量を検知するとき、前記鍋パッキンが鍋に圧接しないように、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させるようにし、前記制御手段は前記鍋内に米を投入して前記蓋を閉め、予約炊飯のタイマー動作開始操作または通常炊飯開始操作をしたとき、昇降装置により鍋パッキンが鍋に圧接しないようにして重量検知手段により重量を検知し、設定範囲内のときは、前記重量検知手段により投入した米量を検知し、検知した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、前記水供給手段を作動して前記重量検知手段により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するようにし、検知した重量が設定範囲内でないときは、前記鍋内に水を供給しないで予約炊飯のタイマー動作または通常炊飯を開始しないよう構成した炊飯器。
  2. 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を所定の加熱プログラムに従い制御する制御手段と、前記鍋および鍋内の調理物の重量を検知する重量検知手段と、前記鍋内に炊飯に必要な水を供給する水供給手段と前記蓋の内面に保持し鍋の上方より加熱する加熱板と、前記加熱板に固定し前記鍋に圧接する鍋パッキンと、炊飯器本体の上方に設置し昇降モータにより鍋と同心上に回転する昇降ベースと、この昇降ベースに設けた凸部により上下する昇降軸とで前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させる昇降装置とを備え、前記昇降装置は、重量検知手段により重量を検知するとき、前記鍋パッキンが鍋に圧接しないように、前記加熱板、鍋パッキン、鍋のいずれかを昇降させるようにし、前記制御手段は、前記鍋内に米を投入して前記蓋を閉め炊飯開始操作をすると、前記重量検知手段により投入した米量を検知し、検知した米量に基づいて最適な炊飯水量を算出し、前記水供給手段を作動して前記重量検知手段により米量に最適な炊飯水量を検知するまで水を供給するよう構成した炊飯器。
  3. 水供給手段は、水を収容する水タンクとした請求項1または2記載の炊飯器。
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