JP4214829B2 - 空気調和機 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、スリンガリングによってかき揚げられ熱交換器に散水されるドレン水の一部が外部に飛散しないように遮水する遮水体を備えると共に、キャビネットに設けた外気吸込口から外気を円滑に吸い込めるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機のドレン水処理装置には、ファンでかきあげたドレン水を空気調和機から外部に飛散するのを防止する水飛び防止板を簡易に配設するものとして、水飛び防止板の下部に形成した複数のL字形の折り曲げ部を基板(ベース)の垂直部にはさみ込んで配設した構成、また、水飛び防止板の片側に取付け孔を形設し、内外仕切板に締着する構成、またその水飛び防止板に外箱のルーバと垂直方向に切り起して形設したルーバを付加した構成、またその水飛び防止板の内外仕切板に締着しない片側の端面にそって垂立させて形設した折り曲げ部を付加した構成、またその水飛び防止板の上端を約45度傾斜させて形設した折り曲げ部を付加した構成により、風量の低下を少なくし、かつ部品点数が少なく、簡易に組立てできて製造コストを低減できるように記載されてなるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、当該特許文献1に添付されている図2と図3とで示すように、上記構成でなる空気調和機のドレン水処理装置は、空気吸込用のルーバの内側に水飛び防止板が設けられた構成になっていることから、例え水飛び防止板が空気吸込用のルーバの高さ寸法よりも低く抑えられた構成であったとしても、この水飛び防止板が風量の低下をもたらす原因になってしまうという弱点は否めなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−213476号公報(第1頁〜第3頁、第2図および第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、スリンガリングによってかき揚げられ熱交換器に散水されるドレン水の一部が外部に飛散しないように遮水する遮水体を備えると共に、キャビネットに設けた外気吸込口から外気を円滑に吸い込めるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、ベース上に、熱交換器およびこれに対向したプロペラファンと、これら熱交換器およびプロペラファンを囲む円筒状のベルマウスを備えた導風板とを設け、前記ベースにドレン水を受ける水受け部を設けると共に、前記プロペラファンに前記水受け部に溜まった水をかき揚げて前記熱交換器に散水するスリンガリングを付設し、前記導風板の外側のベルマウス近傍に、前記スリンガリングによって散水された水の一部が外気吸込口からキャビネットの外部に飛散するのを防止するための遮水体を突設してなるものにおいて、
前記遮水体が、前記導風板の外側のベルマウス両側に突設されると共に、前記外気吸込口が複数の切起しルーバからなり、同切起しルーバが、前記外気吸込口から吸い込まれる外気を前記遮水体に案内して前記ベルマウスに導くように切り起こされてなる構成となっている。
【0007】
また、前記遮水体が先端部を拡開させるように突設されてなる構成となっている。
【0008】
更に、前記切起しルーバの先端部が前記ベルマウス側に傾斜するように切り起こされてなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の平面図であり、図2は本発明による空気調和機の要部斜視図であり、図3は図1で示すC矢視図(側面図)である。
【0010】
本発明による空気調和機は、一体型空気調和機もしくは所謂イージィフィット型の室外機を対象にして構成されたものであるが、ここでは本発明が一体型空気調和機に適用されたものとして以下に説明する。
【0011】
本発明による一体型空気調和機は、図で示すように、前後を開口したキャビネット1内に、仕切板2により区画された底板3上の室外側Aに載置された圧縮機4および室外側熱交換器5と、室内側Bに載置された室内側熱交換器7と、これら室外側熱交換器5および室内側熱交換器7に対向させた送風機8とで構成された本体が出し入れ可能に収容されている。
【0012】
前記送風機8は、図1で示すように、前記室外側熱交換器5に対向するプロペラファン8aと、前記室内側熱交換器7に対向する遠心ファン8bと、これらを連結して駆動し、底板3上の室外側Aに載置されたファンモータ8cとからなる構成となっており、例えば前記プロペラファン8aは図2で示す矢印方向に回転するようになっている。
【0013】
前記室外側熱交換器5は、前記キャビネット1の室外側Aの両側面に設けられた外気吸込口1aから前記プロペラファン8aによって吸い込まれ、前記底板3上の室外側Aに立設され、円筒状のベルマウス6aを備えた導風板6によって導かれた外気を通過させて熱交換するようになっており、前記室外側熱交換器5を通過させた空気は前記キャビネット1の後部に設けられた室外側の吹出口から外部に吹き出されるようになっている。
【0014】
前記導風板6は、前記底板3上の室外側Aに、前記室外側熱交換器5および前記プロペラファン8aを囲むように立設されている。
【0015】
また、前記底板3上の室外側Aには、前記プロペラファン8aに対応した水受け部10が形成されると共に、前記プロペラファン8aには、同プロペラファン8aの回転時に前記水受け部10に溜まった水をかき揚げて前記室外側熱交換器5にかけるためのスリンガリング9が付設されている。
【0016】
なお、前記水受け部10には、前記室内側熱交換器7から滴下した凝縮水が、図2の矢印aで示すように、前記底板3上の室内側から室外側に流れ込むことによって溜まるようになっている。
【0017】
そして、前記導風板6には、前記水受け部10に溜まった水が前記スリンガリング9でかき揚げられ前記室外側熱交換器5に散水される際、図1および図2で示すように、水の一部が前記外気吸込口1aを通して外部に飛散しないように遮水する遮水体11が設けられている。
【0018】
前記遮水体11は、前記導風板6に前記スリンガリング9をカバーするように突設される一方、前記外気吸込口1aが複数の切起しルーバ1bからなり、同切起しルーバ1bが、前記外気吸込口1aから吸い込まれる外気を前記遮水体11にガイドし、同遮水体11から前記ベルマウス6aに導くように切り起こされてなる構成となっている。
【0019】
すなわち、前記遮水体11は、前記切起しルーバ1bによってガイドされた外気を前記ベルマウス6aに導く機能を有しているのであって、少なくとも風量を低下させてしまう原因にはならないように構成されている。
【0020】
これによって、前記スリンガリング9でかき揚げられた水の一部が、前記遮水体11で遮水されるため外部に飛散しないようになり、また、前記外気吸込口1aを形成する前記複数の切起しルーバ1bが縦長状に切り起こされているので、前記ベルマウス6aに向けて吸い込まれる空気の流れが円滑になる。
【0021】
なお、図示はしないが、前記複数の切起しルーバ1bのとくに高さ寸法を均一にするか、もしくは、前記ベルマウス6aから遠ざかるにしたがって高く形設することにより風量の増加をはかれるようにしてもよい。
【0022】
また、前記遮水体11が先端部を拡開させるように突設されているので、当該遮水体11は、前記ベルマウス6aに向けて吸い込まれるように空気を導入する導風体としての機能を効果的に向上できるようになっている。
【0023】
また、前記切起しルーバ1bは、先端部が前記ベルマウス6a側に向けて傾斜するように切り起こされているので、前記外気吸込口1aから吸い込まれる空気が前記ベルマウス6aに向けて更に円滑に導かれるようになっている。
【0024】
なお、前記室内側Bにおいては、前面パネル14の一側に設けられた吸込口12から吸い込まれた空気が、室内側熱交換器7を通過したのち、前記遠心ファン8bを経て他側に設けられた吹出口13から被空調室に向けて吹き出されるようになっている。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スリンガリングによってかき揚げられ熱交換器に散水されるドレン水の一部が外部に飛散しないように遮水する遮水体を備えると共に、キャビネットに設けた外気吸込口から外気を円滑に吸い込めるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の平面図である。
【図2】本発明による空気調和機の要部斜視図である。
【図3】図1で示すC矢視図(側面図)である。
【符号の説明】
1 キャビネット
1a 外気吸込口
1b 切起しルーバ
2 仕切板
3 底板
4 圧縮機
5 室外側熱交換器
6 導風板
6a ファンリング
7 室内側熱交換器
8 送風機
8a プロペラファン
8b 遠心ファン
8c ファンモータ
9 スリンガリング
10 水受け部
11 遮水体
12 吸込口
13 吹出口
14 前面パネル
A 室外側
B 室内側
Claims (1)
- ベース上に、熱交換器およびこれに対向したプロペラファンと、これら熱交換器およびプロペラファンを囲む円筒状のベルマウスを備えた導風板と、本体の外郭を構成するキャビネットに設けられ外気を吸込むための外気吸込口と、前記ベースにドレン水を受ける水受け部とを設けると共に、前記プロペラファンに前記水受け部に溜まった水をかき揚げて前記熱交換器に散水するスリンガリングを付設し、前記導風板の外側のベルマウス近傍に、前記スリンガリングによって散水された水の一部が前記外気吸込口からキャビネットの外部に飛散するのを防止するための遮水体を突設してなるものにおいて、
前記遮水体が、前記導風板の外側のベルマウス両側に突設され、前記遮水体の先端部を拡開させると共に、前記外気吸込口が複数の切起しルーバからなり、同切起しルーバが、前記外気吸込口から吸い込まれる外気を前記遮水体に案内して前記ベルマウスに導くように切り起こされてなり、前記外気吸込口が前記遮水体の先端部よりも室内側に位置することを特徴とする空気調和機。
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