JP4213598B2 - 携帯電話機及び携帯電話機の制御プログラム - Google Patents
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Description
このような携帯電話機では、複数の自局電話番号の各々に対応させて着信態様を使い分けることができるため、複数の自局電話番号を私用と公用との用途ごとに使い分けている使用者等にとって、用途に応じた着信態様の使い分けを行うことができるとともに、多くの着信態様を相手局電話番号と対応させて記憶しておく必要がない。
例えば、複数の自局電話番号のうち、仕事用に使用している自局電話番号に対して着信があった場合には、使用者は、着信態様から仕事用の電話であると判断して慌てて電話に出てしまうため、使用者の精神的ストレスを増大させてしまうおそれがある。
(1)1台で複数の自局電話番号を使用可能な携帯電話機であって、
相手局電話番号を、上記複数の自局電話番号のいずれかに対応させて記憶する電話番号記憶手段と、
所定の着信態様で着信報知を行う着信報知手段と、
着信態様を上記複数の自局電話番号の各々に対して個別に設定可能とする着信態様設定手段と、
着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段とを備え、
上記着信報知手段は、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていると上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様で着信報知を行う一方、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていないと上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様以外の着信態様で着信報知を行うことを特徴とする携帯電話機。
(2) 上記(1)に記載の携帯電話機であって、
上記電話番号記憶手段は、上記複数の自局電話番号のなかの一の自局電話番号に対応した1又は2以上の相手局電話番号からなる複数の相手局電話番号群を記憶しており、
各相手局電話番号群に対して個別にアクセスすることができるように記憶可能な記憶領域を有することを特徴とする。
(3)1台で複数の自局電話番号を使用可能な携帯電話機の制御プログラムであって、
携帯電話機を、
相手局電話番号を、上記複数の自局電話番号のいずれかに対応させて記憶する電話番号記憶手段、
所定の着信態様で着信報知を行う着信報知手段、
着信態様を上記複数の自局電話番号の各々に対して個別に設定可能とする着信態様設定手段、及び、
着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段として機能させ、
上記着信報知手段は、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていると上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様で着信報知を行う一方、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていないと上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様以外の着信態様で着信報知を行うことを特徴とする携帯電話機の制御プログラム。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4)1台で複数の自局電話番号を使用可能な携帯電話機であって、
相手局電話番号を、上記複数の自局電話番号のいずれかに対応させて記憶する電話番号記憶手段と、
所定の着信態様で着信報知を行う着信報知手段と、
着信態様を上記複数の自局電話番号の各々に対して個別に設定可能とする着信態様設定手段と、
着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段とを備え、
上記着信報知手段は、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていると上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様で着信報知を行う一方、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていないと上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様以外の着信態様で着信報知を行い、
上記電話番号記憶手段は、上記複数の自局電話番号のなかの一の自局電話番号に対応した1又は2以上の相手局電話番号からなる複数の相手局電話番号群を記憶しており、
各相手局電話番号群に対して個別にアクセスすることができるように記憶可能な記憶領域を備え、
更に、着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群から、当該着信があった相手局電話番号の検索を行う第1検索手段と、
着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群に、当該着信があった相手局電話番号が存在しないと判断したことを受けて、当該相手局電話番号群以外の相手局電話番号群からの検索を行う第2検索手段とを備え、
上記着信報知手段は、上記第1検索手段又は上記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行う
ことを特徴とする。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5)上記(4)に記載の携帯電話機であって、
上記携帯電話機は、表示部を備え、
上記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行うとき、当該自局電話番号に対して着信があった旨を上記表示部に表示する
ことを特徴とする。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6)1台で複数の自局電話番号を使用可能な携帯電話機の制御プログラムであって、
携帯電話機を、
相手局電話番号を、上記複数の自局電話番号のいずれかに対応させて記憶する電話番号記憶手段、
所定の着信態様で着信報知を行う着信報知手段、
着信態様を上記複数の自局電話番号の各々に対して個別に設定可能とする着信態様設定手段、及び、
着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段として機能させ、
上記着信報知手段は、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていると上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様で着信報知を行う一方、着信があったときの相手局電話番号が、上記電話番号記憶手段に記憶されていないと上記判断手段が判断したことを受けて、上記着信態様設定手段により設定された着信態様以外の着信態様で着信報知を行い、
上記電話番号記憶手段は、上記複数の自局電話番号のなかの一の自局電話番号に対応した1又は2以上の相手局電話番号からなる複数の相手局電話番号群を記憶しており、
上記携帯電話機は、各相手局電話番号群に対して個別にアクセスすることができるように記憶可能な記憶領域を備え、
更に、着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群から、当該着信があった相手局電話番号の検索を行う第1検索手段、及び、
着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群に、当該着信があった相手局電話番号が存在しないと判断したことを受けて、当該相手局電話番号群以外の相手局電話番号群からの検索を行う第2検索手段として機能させ、
上記着信報知手段は、上記第1検索手段又は上記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行う
ことを特徴とする。
図1は、実施形態の携帯電話機の一例を模式的に示す斜視図である。
携帯電話機1の3つの自局電話番号に対応した3本のアンテナ8a〜8cは、それぞれ基地局とのキャリアの入出力を行う。アンテナ8a〜8cには、それぞれ信号処理回路101a〜101cが接続されている。
なお、本発明の携帯電話機が備えるアンテナの数は、特に限定されるものではなく、必ずしも、携帯電話機1のように、使用可能な自局電話番号に対応した数のアンテナが設けられる必要はない。例えば、1本のアンテナで複数の自局電話番号についての送信キャリアの送信及び受信キャリアの受信を行うこととしてもよい。
図3は、アドレス帳テーブルの一例を示す概念図である。
アドレス帳テーブルには、3つの自局電話番号X、Y、Zが記憶されている。これらの自局電話番号が、携帯電話機1で使用可能な自局電話番号である。
フォルダA(仕事用)には、相手先の名前「田中」、「斎藤」からなる相手先名前群、及び、相手局電話番号A、Bからなる相手局電話番号群が格納されている。
また、フォルダB(家族・友人用)には、相手先の名前「鈴木」、「高橋」、「大田」からなる相手先名前群、及び、相手局電話番号C、D、Eからなる相手局電話番号群が格納されている。
さらに、フォルダC(私的用)には、相手先の名前「山田」、「佐藤」からなる相手先名前群、及び、相手局電話番号F、Gからなる相手局電話番号群が格納されている。使用者は、十字方向操作キー5、操作キー群6の操作により、各フォルダに記憶されている相手先名前群及び相手局電話番号群に対して個別に書込み、書換え、読込み等の処理を行うことができる。
例えば、相手先「田中」から自局電話番号Xに対して着信があった場合には、着信音Aで着信報知が行われる。また、例えば、相手先「鈴木」から自局電話番号Yに対して着信があった場合には、着信音Bで着信報知が行われる。さらに、アドレス帳テーブルに記憶されていない相手局電話番号から着信があった場合には、着信音Dで着信報知が行われるのである。
図4に示したサブルーチンは、予め実行されているメインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
自局電話番号Xに対して着信があった場合には、着信態様として着信音Aが選択される。また、例えば、自局電話番号Yに対して着信があった場合には、着信態様として着信音Bが選択される。
すなわち、図3に示したアドレス帳テーブルに記憶されている相手局電話番号以外の相手局電話番号から着信があったときの着信態様として設定された着信音Dが選択されるのである。
このとき、制御回路116及び着信音出力スピーカ103は、着信報知手段として機能する。
次に、操作キー群6にある通話ボタンが操作されたか否かを判断する(ステップS5)。操作キー群6にある通話ボタンが操作されたと判断した場合、制御回路116は、着信音出力スピーカ103による着信報知を停止させる(ステップS8)。次に、制御回路116は、使用される自局電話番号に対応したアンテナ8と信号処理回路101とによって、着信相手先との通話を開始させ(ステップS9)、本サブルーチンを終了する。
以下、携帯電話機が複数の自局電話番号に各々に対応する振動パターン、及び、アドレス帳テーブルに記憶されていない相手局電話番号からの着信があったときの振動パターンを設定可能であるように携帯電話機1が構成されている場合について説明する。
図5に示すアドレス帳テーブルには、着信態様としてバイブレータ用モータ104による振動パターンが、各自局電話番号と関連付けて記憶されている。
例えば、自局電話番号Xに対して相手局電話番号Aから着信があった場合には、バイブレータ用モータ104により、振動パターンAで着信報知が行われる。また、例えば、自局電話番号Yに対して相手局電話番号Bから着信があった場合には、バイブレータ用モータ104により、振動パターンBで着信報知が行われる。さらに、アドレス帳テーブルに記憶されていない相手局電話番号から着信があった場合には、バイブレータ用モータ104により、振動パターンDで着信報知が行われる。
例えば、6つの着信態様A〜Fを携帯電話機が記憶しており、着信態様A〜Cが3つの自局電話番号の各々に対応してそれぞれ設定されている場合に、電話番号記憶手段に記憶されていない相手局電話番号からの着信があった場合には、着信態様D〜Fのなかから、乱数を用いて、ランダムに一の着信態様が選択されるようにしてもよい。
例えば、図3において、相手先「鈴木」から自局電話番号Xに対して着信があった場合には、相手先「鈴木」に対応する自局電話番号Yについて設定された着信音Bで着信報知を行うようにするのである。
また、本発明では、電話番号記憶手段に記憶されている相手局電話番号であって、一の自局電話番号に対応していない相手局電話番号から、当該自局電話番号に対して着信があったときの着信態様を設定可能なように、又は、任意に選択されるように携帯電話機が構成されていてもよい。
この場合、例えば、着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群が格納されたフォルダから、当該着信があった相手局電話番号を検索し、当該相手局電話番号が格納されていないと判断した場合には、他のフォルダを検索し、当該相手局電話番号が格納されていると判断されたフォルダに対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行うというように、フォルダごとに分割して検索を行う方法を採用することができる。このようにすることにより、着信があった相手局電話番号を、全てのフォルダについて検索する場合が少なくなり、検索時間を短縮することが可能となる。
上述した方法を実現するために、本発明の携帯電話機の制御回路が備えるメモリ等には、携帯電話機を、
着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群から、当該着信があった相手局電話番号の検索を行う第1検索手段、
着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群に、当該着信があった相手局電話番号が存在しないと判断したことを受けて、当該相手局電話番号群以外の相手局電話番号群からの検索を行う第2検索手段、及び、
上記第1検索手段又は上記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行う報知手段として機能させるプログラムが記憶されていることが望ましい。
また、電話番号記憶手段に記憶されている相手局電話番号であって、一の自局電話番号に対応していない相手局電話番号から、当該自局電話番号に対して着信があったときには、その旨が表示部に表示されるように携帯電話機が構成されていることが望ましい。
電話番号記憶手段に記憶されている相手局電話番号であって、一の自局電話番号に対応していない相手局電話番号から、当該自局電話番号に対して着信があるということは、その相手先に対して教えていない自局電話番号が知られてしまった可能性が高いので、その旨が使用者に報知されることにより、使用者は、何らかの対策を講じることについて検討することが可能となる。
2 アンテナ部
3 受話口
4 ディスプレイ
5 十字方向操作キー
6 操作キー群
7 送話口
8(8a〜8c) アンテナ
11 ケース
12 カバー
101(101a〜101c) 信号処理回路
102(102a〜102c) レベル検出回路
103 着信音出力スピーカ
104 バイブレータ用モータ
111 スピーカ
112 マイクロホン
113 電話番号記憶回路
116 制御回路
Claims (3)
- 1台で複数の自局電話番号を使用可能な携帯電話機であって、
相手局電話番号を、前記複数の自局電話番号のいずれかに対応させて記憶する電話番号記憶手段と、
所定の着信態様で着信報知を行う着信報知手段と、
着信態様を前記複数の自局電話番号の各々に対して個別に設定可能とする着信態様設定手段と、
着信があったときの相手局電話番号が、前記電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段とを備え、
前記着信報知手段は、着信があったときの相手局電話番号が、前記電話番号記憶手段に記憶されていると前記判断手段が判断したことを受けて、前記着信態様設定手段により設定された着信態様で着信報知を行う一方、着信があったときの相手局電話番号が、前記電話番号記憶手段に記憶されていないと前記判断手段が判断したことを受けて、前記着信態様設定手段により設定された着信態様以外の着信態様で着信報知を行い、
前記電話番号記憶手段は、前記複数の自局電話番号のなかの一の自局電話番号に対応した1又は2以上の相手局電話番号からなる複数の相手局電話番号群を記憶しており、
各相手局電話番号群に対して個別にアクセスすることができるように記憶可能な記憶領域を備え、
更に、着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群から、当該着信があった相手局電話番号の検索を行う第1検索手段と、
着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群に、当該着信があった相手局電話番号が存在しないと判断したことを受けて、当該相手局電話番号群以外の相手局電話番号群からの検索を行う第2検索手段とを備え、
前記着信報知手段は、前記第1検索手段又は前記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行う
ことを特徴とする携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、表示部を備え、
前記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行うとき、当該自局電話番号に対して着信があった旨を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 1台で複数の自局電話番号を使用可能な携帯電話機の制御プログラムであって、
携帯電話機を、
相手局電話番号を、前記複数の自局電話番号のいずれかに対応させて記憶する電話番号記憶手段、
所定の着信態様で着信報知を行う着信報知手段、
着信態様を前記複数の自局電話番号の各々に対して個別に設定可能とする着信態様設定手段、及び、
着信があったときの相手局電話番号が、前記電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段として機能させ、
前記着信報知手段は、着信があったときの相手局電話番号が、前記電話番号記憶手段に記憶されていると前記判断手段が判断したことを受けて、前記着信態様設定手段により設定された着信態様で着信報知を行う一方、着信があったときの相手局電話番号が、前記電話番号記憶手段に記憶されていないと前記判断手段が判断したことを受けて、前記着信態様設定手段により設定された着信態様以外の着信態様で着信報知を行い、
前記電話番号記憶手段は、前記複数の自局電話番号のなかの一の自局電話番号に対応した1又は2以上の相手局電話番号からなる複数の相手局電話番号群を記憶しており、
前記携帯電話機は、各相手局電話番号群に対して個別にアクセスすることができるように記憶可能な記憶領域を備え、
更に、着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群から、当該着信があった相手局電話番号の検索を行う第1検索手段、及び、
着信があった自局電話番号に係る相手局電話番号群に、当該着信があった相手局電話番号が存在しないと判断したことを受けて、当該相手局電話番号群以外の相手局電話番号群からの検索を行う第2検索手段として機能させ、
前記着信報知手段は、前記第1検索手段又は前記第2検索手段により着信があった相手局電話番号が存在すると判断された相手局電話番号群に対応する自局電話番号について設定された着信態様で着信報知を行う
ことを特徴とする携帯電話機の制御プログラム。
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