JP4212046B2 - 指向性可変アンテナおよび該アンテナを用いた電子機器、ならびに該アンテナを用いたアンテナ指向性制御方法 - Google Patents

指向性可変アンテナおよび該アンテナを用いた電子機器、ならびに該アンテナを用いたアンテナ指向性制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナの指向性を切替えることが可能な指向性可変アンテナに係り、特に携帯電話や携帯可能な情報通信装置などを含む各種電子機器に使用される送受信用アンテナなどに応用可能な、無指向性アンテナと同程度の大きさの指向性可変アンテナおよび該アンテナを用いた電子機器、ならびに該アンテナを用いたアンテナ指向性制御方法に関するものである。
近年の無線通信技術の飛躍的な発展に伴い、無線技術を利用した製品が広く普及し始め、無線通信路の伝送容量の拡大に大きな期待がかけられている。特に、最近は時間や空間、偏波、符号といった多次元にわたる信号の多重化によって、伝送容量の拡大を図る研究が活発に行われている。
空間による多重化は、複数の無指向性アンテナとその信号をベクトル合成する回路からなるアダプティブアレイアンテナで実現されると考えられているが、アダプティブアレイアンテナは、各アンテナの大きさや間隔が大きくなり、このことがその応用先を制限する原因となっていた。特に、移動通信端末で使用するためには、アンテナの大きさはできるだけ小さいことが強く要望されている。
指向性可変アンテナは、通常、一組のアンテナと給電回路でその指向性を変化させることができることから、アダプティブアレイアンテナよりは小さくできる可能性があり、空間による多重化を実現する小型アンテナの候補として期待されているが、指向性可変アンテナの小型化に関しては現在その研究例が少なく、その開発に大きな期待が寄せられている。
指向性可変アンテナに関する従来文献として、例えば次の文献があげられる。特開平06−350334号公報(特許文献1)には、指向性を自由に変化させることが可能な指向性可変アンテナが開示されている。図7は、上記特許文献1の実施例を示す図を引用したものである。
図7に開示された指向性可変アンテナは、放射素子(アンテナ素子)510の周囲に放射素子510と平行に反射素子511が設けられている。反射素子511は、回転駆動部512aと連結アーム512bからなる指向性制御手段512によって、放射素子510の周りを機械的に周回できるように構成されている。放射素子510と電源515は同軸給電線514によって電気的に接続されている。513は導体(車体)である。
本構成において、反射素子511の周回角度を変えることによってアンテナの指向性を自由に変化させることが可能である。このアンテナの構成の場合、反射素子511が付加されたことにより、アンテナ全体の大きさは格段に大きくなってしまうという問題がある。
また、特開平10−154911号公報(特許文献2)には、指向性を電気的に切替えることができる指向性可変アンテナの例が開示されている。図8は、上記特許文献2に開示された指向性可変アンテナの原理を説明するための図を引用したものである。
図8に開示された指向性可変アンテナは、円形の接地導体610上の中央に設けられた中央駆動素子612と、それを放射状に取り囲む位置に設けられた複数のパラスティック素子614から構成されている。
各パラスティック素子614の下部には高インピーダンスと低インピーダンスを切替え可能なインピーダンス負荷616が設けてあり、このインピーダンス負荷616のインピーダンスの切替えにより、指向性を切替えるようにしている。中央駆動素子612とパラスティック素子614の間隔はλ/4程度の値となり、そのためアンテナ全体では2λ以上の大きさを有するようになる。
さらに、従来の指向性可変アンテナの同様な例が特開2001−24431号公報(特許文献3)に開示されている。図9は、特許文献3の実施例を示す図を引用したものである。
図9に開示された指向性可変アンテナは、円形の接地導体700上に、給電アンテナ素子A0と、該給電アンテナA0を放射状に取り囲む位置に設けられた無給電可変リアクタンス素子A1〜A6から構成されている。給電アンテナ素子A0と無給電可変リアクタンス素子A1〜6の間隔dはλ/4程度の値となり、そのためアンテナ全体ではλ程度の大きさを有するようになる。
特開平06−350334号公報(特許文献1) 特開平10−154911号公報(特許文献2) 特開2001−24431号公報(特許文献3)
上述したように、従来の指向性可変アンテナは、無指向性アンテナに比べてその大きさが大きくなってしまうため、携帯電話や携帯用情報端末などの小型の情報機器に組み込むことは困難であり、その用途が大きく制限されていた。
特に使用波長が数GHz以下のような低い場合には、波長の長さが10cm以上となり、わずかな寸法の増大が著しく機器の利便性を妨げていた。そのため指向性可変アンテナを通信端末等で利用することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解消し、無指向性アンテナと同程度の大きさの指向性可変アンテナ(請求項1〜)、および該指向性可変アンテナを用いた携帯電話や携帯可能な情報通信装置などの電子機器(請求項1011)、ならびに該指向性可変アンテナを用いて指向性を制御する方法(請求項1219)を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、次の如き構成を採用している。
a)請求項1記載の発明は、無指向性のアンテナ素子と、前記アンテナ素子に給電するための、該アンテナ素子に接続される信号線と接地導体とを有する同軸線路と、前記アンテナ素子と前記同軸線路の接続部に設けられ、前記同軸線路の電界分布を変化させる電界変化手段とを備える指向性可変アンテナであって、前記電界変化手段は、前記接続部に位置する複数のスイッチを含み、該複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチを電気的に切替えることにより前記同軸線路の電界分布を変化させるものであることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項1において、前記アンテナ素子、少なくともその表面が導体で形成され、前記導体部分に、中心から放射上に延びるスリットまたは溝を有することを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項1または2において、前記電界変化手段前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記信号線と接地導体との間を短絡することを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項1または2において、前記同軸線路が、さらに前記信号線と前記接地導体の間に位置する複数の浮遊導体片とを有し、前記電界変化手段は、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記浮遊導体片と接地導体との間を短絡することを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項4において、前記浮遊導体片が、前記アンテナ素子の円周方向に沿って交互に配置される異なる長さの浮遊導体片を含むことを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項4において、前記浮遊導体片が、前記同軸線路の長手方向に沿った第1の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第1の長さの浮遊導体片と、前記同軸線路の長手方向に沿った第2の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第2の長さの浮遊導体片とを含むことを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項1または2において、前記同軸線路が、さらに前記信号線と前記接地導体との間に充填される誘電体とを有し、前記電界変化手段は、前記アンテナ素子の円周方向に沿って所定の間隔で配置される複数の電極を有し、前記電極に印加される電圧を切り換えることによって、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記誘電体の誘電率を変化させることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項記載の電極の各々が、櫛歯形状の電極であることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項または記載の誘電体が、液晶であることを特徴としている。
)請求項10記載の発明は、上記指向性可変アンテナを組み込んだ電子機器であり、請求項11記載の発明は、該電子機器が情報通信装置であることを特徴としている。
)請求項12記載の発明は、無指向性のアンテナ素子と、該アンテナ素子に接続される信号線と接地導体とを有する同軸線路と、前記アンテナ素子と前記同軸線路の接続部に設けられ、複数のスイッチを含む電界変化手段とを用いたアンテナ指向性制御方法であって、前記同軸線路を介して前記無指向性のアンテナ素子に信号を供給するステップと、前記電界変化手段の前記複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチを電気的に切替えることにより、前記同軸線路の電界分布が所望の方向を向くように変化させるステップとを有することを特徴としている。
)請求項13記載の発明は、請求項12において、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記同軸線路を構成する信号線と接地導体との間を短絡させ、前記電界分布が前記短絡させた箇所と反対方向を向くように変化させることを特徴としている。
)請求項14記載の発明は、請求項12において、前記同軸線路を構成する信号線と接地導体との間に、複数の浮遊導体片を埋め込み、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記浮遊導体片と前記接地導体との間を短絡させ、前記電界分布が前記短絡させた箇所と反対方向を向くように変化させることを特徴としている。
q)請求項15記載の発明は、請求項14において、複数の動作周波数に対応した長さの異なる前記浮遊導体片を準備し、前記長さの異なる複数の浮遊導体片を、前記アンテナ素子の円周方向に沿って交互に埋め込み、複数の動作周波数に対応して、前記電界分布の向きを変化させることを特徴としている。
)請求項16記載の発明は、請求項14において、前記長さの異なる浮遊導体片のうちの一方を前記同軸線路の長手方向に沿った第1の位置で、前記長さの異なる浮遊導体片のうちの他方を第2の位置で、それぞれ前記アンテナ素子の円周方向に沿って埋め込み、複数の動作周波数に対応して、前記電界分布の向きを変化させることを特徴としている。
)請求項17記載の発明は、請求項12において、複数の電極を前記アンテナ素子の円周方向に沿って所定の間隔で配置し、少なくとも1つの前記電極に印加される電圧を切り換え、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記同軸線路を構成する信号線と接地電極との間に充填される誘電体の誘電率を変化させ、前記電界分布を前記所定の方向に変化させることを特徴としている。
t)請求項18記載の発明は、請求項17において、前記少なくとも1の電極に対応する部分の前記誘電体の誘電率を高くし、該誘電率を高くした部分の方向に前記電界分布が向くように変化させることを特徴としている。
u)請求項19記載の発明は、請求項17において、前記電極として、前記同軸線路の長手方向に延びる櫛歯電極を用い、前記少なくとも1つの電極に対応する部分の前記誘電体の等化インピーダンスを変化させ、前記電界分布が前記インピーダンスを変化させた部分と反対方向に向くように変化させることを特徴としている。
以下、本発明の効果を、請求項毎に述べる。
a)請求項1記載の発明においては、無指向性のアンテナ素子と、前記アンテナ素子に給電するための、該アンテナ素子に接続される信号線と接地導体とを有する同軸線路と、前記アンテナ素子と前記同軸線路の接続部に設けられ、前記同軸線路の電界分布を変化させる電界変化手段とを備える指向性可変アンテナであって、前記電界変化手段は、前記接続部に位置する複数のスイッチを含み、該複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチを電気的に切替える構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項1において、前記アンテナ素子、少なくともその表面が導体で形成され、前記導体部分に、中心から放射上に延びるスリットまたは溝を有する構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、給電部での不均一な電界分布を保存したまま放射可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項1または2において、前記電界変化手段前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記信号線と接地導体との間を短絡する構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項1または2において、前記同軸線路が、さらに前記信号線と前記接地導体の間に位置する複数の浮遊導体片とを有し、前記電界変化手段は、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記浮遊導体片と接地導体との間を短絡する構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項4において、前記遊導体片が、長さの異なる浮遊導体片を含む構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、複数の周波数で独立して高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項4において、前記浮遊導体片が、前記同軸線路の長手方向に沿った第1の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第1の長さの浮遊導体片と、前記同軸線路の長手方向に沿った第2の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第2の長さの浮遊導体片とを含むことを特徴としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、複数の周波数で独立して高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項1または2において、前記同軸線路が、さらに前記信号線と前記接地導体との間に充填される誘電体とを有し、前記電界変化手段は、前記アンテナ素子の円周方向に沿って所定の間隔で配置される複数の電極を有し、前記電極に印加される電圧を切り換えることによって、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記誘電体の誘電率を変化させる構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項記載の電極の各々が、櫛歯形状の電極である構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項記載の発明においては、請求項または記載の誘電体として液晶を用いている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項1011記載の発明によれば、上述した指向性可変アンテナは無指向性アンテナと同程度の小型化が可能であるため携帯電話を含む各種電子機器、特に携帯可能な情報通信装置などの携帯用の小型機器に特に有用である。
)また、請求項1219記載の方法によれば、上記本発明による指向性可変アンテナの性能を引き出すことが可能となる。
以下、各請求項の技術的意味をより詳細に説明する。
上述したように従来の指向性可変アンテナは、放射器の周辺に無給電素子を配し、放射器と無給電素子の電磁的な相互結合を利用してアンテナの指向性を制御するものであった。
この方法は、アンテナの等価的な合成開口を大きくすることになるので利得が高くなり、アンテナの指向性を制御することができるが、その動作原理上、アンテナの大きさを無指向性アンテナと同じ大きさまで小さくすることは難しかった。
本発明者らは、アンテナの等価的な合成開口を大きくすることなくアンテナの指向性を変化させる方法として、無指向性アンテナの給電電界分布を不均一にする方法を提案するものである。
通常、無指向性アンテナの給電には伝送線路を用いるが、その給電電界分布は伝送線路内で均一またはそれに準じた定常的な分布となっている。また伝送線路の電界分布を何らかの方法により定常状態から変化させたとしても、その後、伝送線路を伝播するうちに電界分布はすぐに均一になってしまう。
しかし、無指向性アンテナと伝送線路の境界領域で伝送線路の電界分布を変化させてやれば、電界分布が均一になる前にアンテナ素子(放射素子)から放射されてしまうため、無指向性アンテナの給電電界分布を不均一にすることが可能となる。(ここでは送信モードの例で説明したが、この現象は伝送線路の不均一な電界分布を形成する伝送線路の高次モードとアンテナの伝播モードが、境界領域に設置された電界分布変化手段を通じて結合していることに由来するので、送信受信の両モードで実現することが可能となる。以下の説明では送信時の説明を用いて動作を説明し、受信時の説明は省略するが、受信時でも同様な動作が可能である。)なお、電界分布を変化させる伝送線路としては、導波管等も適しているが、コネクタや無指向性アンテナとの相性の良さや電界分布を変化させる構造の組み込み易さ、電界変化のさせやすさを考慮すると、同軸線路が最も適している。
そこで請求項1記載の発明においては、無指向性のアンテナ素子と、前記アンテナ素子に給電するための、該アンテナ素子に接続される信号線と接地導体とを有する同軸線路と、前記アンテナ素子と前記同軸線路の接続部に設けられ、前記同軸線路の電界分布を変化させる電界変化手段とを備える指向性可変アンテナであって、前記電界変化手段は、前記接続部に位置する複数のスイッチを含み、該複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチを電気的に切替える構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項1記載の指向性可変アンテナでは、無指向性アンテナと同軸線路の境界領域で同軸線路の電界分布を変化させて、無指向性アンテナの給電電界分布を不均一にしている。無指向性アンテナの形状によっては、アンテナからの放射過程において、この不均一な電界分布が均一な状態に戻ってしまうことも考えられる。
これを避けるためには無指向性アンテナの導体部分に、中心から放射状にスリットまたは溝を設けてやればよい。この放射状のスリットまたは溝は、給電部で不均一だった電界分布が均一に戻ろうとする時に発生するアンテナ表面の電流パスを、中心から放射方向のみに制限する効果を持っている。これにより給電部での不均一な電界分布を保存したまま、放射状に電磁波を放射することが可能となる。
そこで請求項記載の発明においては、請求項記載のアンテナ素子、少なくともその表面が導体で形成され、前記導体部分に、中心から放射上に延びるスリットまたは溝を有する構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、給電部での不均一な電界分布を保存したまま放射可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)信号線と接地導体からなる同軸線路の信号線と接地導体間の一部分だけを、PINダイオードやMEMS(MicroElectroMechanical Systems)スイッチを利用して短絡することにより、同軸線路の電界分布を電気的に変化させることができる。
短絡は電気的に制御できるので、短絡個所を高速に切替えて指向性を変化させたり、短絡部分を全て開放すれば無指向性に戻すことも容易にできる。
そこで請求項記載の発明においては、請求項1または2において、前記電界変化手段は、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記信号線と接地導体との間を短絡する構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
同軸線路の信号線と接地導体の間に浮遊導体片を設けても、これだけでは同軸線路の電界分布が乱されることは無い。しかしこの浮遊導体片の一部、好ましくは同軸線路の信号が伝播する方向の先端部分をPINダイオードやMEMSスイッチを利用して接地導体と短絡することにより、同軸線路の電界分布を電気的に変化させることができる。
この場合も浮遊導体と接地導体との短絡は電気的に制御できるので、短絡個所を高速に切替えて指向性を変化させたり、短絡部分を全て開放すれば無指向性に戻すことも容易にできる。
そこで請求項記載の発明においては、請求項1または2記載の同軸線路が、さらに前記信号線と接地導体の間に位置する複数の浮遊導体片とを有し、前記電界変化手段は、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記浮遊導体片と接地導体との間を短絡する構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
同軸線路の信号線と接地導体の間に設けた浮遊導体片の一部を、接地導体と短絡して同軸線路の電界分布を変化させる方法では、浮遊導体片の大きさに依存した特定の周波数でのみこの効果が得られる。したがって異なる長さの浮遊導体を用いれば、それぞれ異なる動作周波数を持つことになる。従って異なる長さをもつ浮遊導体を複数設けておき、それを独立して制御すれば、各浮遊導体の長さに応じた周波数での指向性を独立して制御することが可能となる。
この場合、異なる周波数に対応する複数種類の浮遊金属片を均等に配置するためには、交互に円周方向に沿って配列してやれば良く、これにより各々の周波数において異なる方向に向けて同軸線路の電界分布を変化させることが可能となる。
そこで請求項記載の発明においては、請求項記載の浮遊導体片が、前記アンテナ素子の円周方向に沿って交互に配置される異なる長さの浮遊導体片を含む構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、複数の周波数で独立して高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項の発明において、複数の周波数において完全に同一の方向に指向性を切替えるためには、各周波数に対応した浮遊導体片を、円周方向では重なるようにしながら、同軸線路の長手方向に沿った異なる箇所に配置すれば良い。
そこで請求項記載の発明においては、請求項記載の浮遊導体片が、前記同軸線路の長手方向に沿った第1の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第1の長さの浮遊導体片と、前記同軸線路の長手方向に沿った第2の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第2の長さの浮遊導体片とを含む構成としている。
これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、複数の周波数で独立し、短絡方向を同じ方向に保ちながら、高速に指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
同軸線路の信号線と接地導体の間にある誘電体の誘電率を、電気的に一部分だけ変化させてやれば、同軸線路の一部分だけで線路の等価インピーダンスが変化することになり、これによって同軸線路の電界分布を変化させることができる。
そこで請求項記載の発明においては、請求項1または2における同軸線路が、さらに前記信号線と接地導体との間に充填される誘電体とを有し、前記電界変化手段は、前記アンテナ素子の円周方向に沿って所定の間隔で配置される複数の電極を有し、前記電極に印加される電圧を切り換えることによって、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記誘電体の誘電率を変化させる構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)請求項に示したような誘電率の変化では、極端に大きなインピーダンスの変化を与えることは難しいが、小さなインピーダンスの変化でも、周期構造を形成することで等価的なインピーダンスを大きく変えることが可能である。この周期構造を同軸線路の一部の長手方向にのみ形成する為には、電極構造を櫛歯形状にすればよい。
そこで請求項記載の発明においては、請求項記載の電極の各々が、櫛歯形状の電極である構成としている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
)電圧によって誘電率を変えることが可能な誘電体は数多くあるが、同軸線路への組み込み易さや材料の入手しやすさ、価格等を考慮すると、液晶材料がもっとも適している。
そこで請求項記載の発明においては、請求項または記載の誘電体として液晶を用いている。これにより無指向性アンテナと同じ大きさで、指向性切替え可能な、指向性可変アンテナを実現することが可能となる。
請求項1112においては、上述した小型かつコネクタを取り付けやすい指向性可変アンテナは、特に小型の電子機器(携帯電話や携帯可能な各種の情報通信装置)に組み込む場合に特に好適である。
請求項12,13,14,15,16,17は、それぞれ請求項1,3.4.5.6.7に対応する方法発明であり、請求項18は1以上の誘電体の誘電率を高くし、その方向に電界分布が向くようにしたものであり、請求項19は1以上の誘電体の等価インピーダンスを変化させ、その反対方向に電界分布が向くようにしたものである。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて具体的に説明する。
(第一の実施例)
図1は、本発明の第一の実施例を説明するための図であり、同図(a)が本発明を適用したアンテナの斜視図で、同図(b)がその断面図である。
本実施例のアンテナは伝送線路として、信号線111と接地導体112からなる同軸線路を採用し、無指向性アンテナとして、放射器12と地板13からなるモノポールアンテナを採用している。同軸線路11とモノポールアンテナ(放射器12)の接続部には4方向に短絡線15とスイッチ14が接続されており、スイッチ14は電気的にON/OFFすることができるものを採用している。
スイッチ14としてはダイオードスイッチ、MEMSスイッチなどが考えられる。本実施例ではアンテナ素子と伝送線路の接続面内に短絡線を設けている為、いかなる周波数においても接続面と短絡線の間で共振を生ずることが無い。
本実施例では、スイッチ14としてPINダイオードを用いており、このスイッチ14は、アンテナ外部より制御用電極(ここでは図示しない)を用いて電気的にON/OFFの状態を制御できるようになっている。全てのスイッチ14をOFFにすれば同軸線路11の電界分布に乱れはなく、アンテナの放射パターンは無指向性のままとなる。
一方、4方向にある4つのスイッチ14のうち一つをスイッチONした場合は同軸線路11内の電界が乱され、アンテナの放射パターンは指向性を持つようになる。またONにするスイッチを切りかえることにより、アンテナの指向性を切りかえることも可能である。
この実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは通常の無指向性アンテナとほぼ同等の大きさで、自由に指向性の切替えを行うことが可能である。
図2は、図1におけるスイッチ14の一例を示す図である。同図において、A,B,Eは端子、DはPINダイオード、Cはキャパシタ、Lはインダクタ、Rは抵抗をそれぞれ示している。
端子Aは同軸線路11の信号線111に、端子Bは同軸線路11の接地導体112にそれぞれ接続される。PINダイオードDはキャパシタCによって高周波的に接地されている。端子Eに加えるDCバイアスの値を変化させることにより、PINダイオードDの抵抗値が大きく変わるため、スイッチとして動作させることができる。
図3(a)は、第一の実施例における指向性可変アンテナの指向性を説明するための図である。本図は、図1の地板13より45度の仰角をもつ方向でのアンテナ利得を、放射器12を中心に、ONにするスイッチ14を基準(0度)として360度分表示したものである。
図中の実線は角度0度の方向のスイッチ14を一個所ONにした場合、点線は全てのスイッチをOFFにした場合の利得を示している。同図から明らかなように、全てのスイッチ14をOFFにした場合は、どの角度にも一定の利得となり、無指向性となる。また、スイッチ14をONにすることにより、指向性が変化し、ONにしたスイッチ14と反対の方向の放射強度が強くなることを示している。
また図3(b)は図3(a)でONにしたスイッチ(0度)に加えて、隣接するもう一つのスイッチ(90度)をONにした場合のアンテナ指向性の変化を示している。図中の点線は、図3(a)で示したようにスイッチ(0度)を一個所だけONにした場合の指向性であり、実線は隣接するもう一つのスイッチ(90度)を追加してONにした場合のアンテナ指向性である。
この図から明らかなように、二つのスイッチ(0度と90度)をONにすると、その中間の角度(45度)の反対側(225度)の放射強度が強くなる。このことから、本発明によるアンテナ指向性制御方法が、スイッチの端子数以上に柔軟な指向性制御能力を持っていることがわかる。
(第二の実施例)
図4は、本発明の第二の実施例を説明するための図であり、同図(a)が本発明を適用したアンテナの斜視図で、同図(b)がその断面図、同図(c)が地板面上の電界変化手段部上面図である。
本実施例のアンテナは、伝送線路として同軸線路21を、無指向性アンテナとして放射器22と地板23からなるモノポールアンテナを採用している。モノポールアンテナの地板23は誘電体板上に形成された金属膜よりなっており、中心から放射状に延びたスリット26により、電気的に複数の領域に分割されている。
同軸線路21とモノポールアンテナの接続部付近の境界領域には、同軸線路21の信号線211や接地導体212と平行な浮遊金属片1 25と浮遊金属片2 27が交互に4方向ずつ円周に沿って埋め込まれており、浮遊金属片1 25と接地導体212の間はスイッチ1 24で、浮遊金属片2 27と接地導体212の間はスイッチ2 28で接続されている。
各スイッチと浮遊金属片の詳細な配置は図4(c)に示されており、図中の「1」および「2」の表記は浮遊金属片1および浮遊金属片2をそれぞれ示している。本実施例においては浮遊金属片1 25は0.8mm、浮遊金属片2 27は1.2mmの長さを有しており、それぞれ25GHzと19GHzの周波数で電界分布を変化させることができるようになっている。
本実施例では、スイッチ1 24およびスイッチ2 28としてMEMSスイッチを用いており、各スイッチは、アンテナ外部より、制御用電極(ここでは図示しない)を用いて電気的にON/OFFの状態を制御できるようになっている。
a)全てのスイッチをOFFにすれば同軸線路の電界分布に乱れはなく、アンテナの放射パターンは無指向性のままとなる。
b)スイッチ1 24を一つだけONにした場合は25GHzの信号において同軸線路21内の電界が乱され、25GHzの放射パターンは指向性を持つようになる。一方、スイッチ2 28を一つだけONにした場合は19GHzの信号において同軸線路内の電界が乱され、19GHzの放射パターンが指向性を持つようになる。
c)スイッチ1 24とスイッチ2 28のON/OFFを独立に制御することによって、各周波数を独立して制御することも可能である。
またONにするスイッチを切りかえることにより、アンテナの指向性を切りかえることも可能である。また地板23に設けたスリット26により、放射電界分布の不均一さを維持しやすくなっている。
この実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは通常の無指向性アンテナと同等の大きさで、外部から自由に指向性の切替えを行うことが可能である。
(第三の実施例)
図5は、本発明の第三の実施例を説明するための図であり、同図(a)が本発明を適用したアンテナの斜視図で、同図(b)がその断面図である。
本実施例のアンテナは伝送線路として同軸線路31を、無指向性アンテナとして上部の円錐型電極(上部電極)32と地板33からなるディスコーンアンテナを採用している。
ディスコーンアンテナの上部電極32と地板33には、中心から放射状に延びた溝36が形成されている。同軸線路31とディスコーンアンテナの接続部付近には、同軸線路31の信号線311や接地導体312と平行な浮遊金属片1 351と浮遊金属片2 352が4方向で2段に誘電率2.3の誘電体(図示せず)の中に埋め込まれている。
また、1段目の浮遊金属片1 351と接地導体312の間はスイッチ1 341で接続されており、2段目の浮遊金属片2 352と接地導体312の間はスイッチ2 342で接続されている。
本実施例では、1段目の浮遊金属片1 351は0.8mm、2段目の浮遊金属片2は1.2mmの長さを有しており、それぞれ25GHzと19GHzの周波数で電界分布を変化させることができるようになっている。以上の電界変化手段を設けた境界領域と、アンテナ−同軸線路接続部の間隔は、本実施例の動作周波数で不要な共振を生じない様な値となっている。
スイッチ1 341としてはPINダイオードスイッチを用いており、アンテナ外部より、制御用電極(ここでは図示しない)を用いて電気的にON/OFFの状態を制御できるようになっている。
全てのスイッチをOFFにすれば同軸線路の電界分布に乱れはなく、アンテナの放射パターンは無指向性のままとなる。
スイッチ1 341を一つだけONにした場合は25GHzの信号において同軸線路31内の電界が乱され、25GHzの放射パターンは指向性を持つようになる。
一方、スイッチ2 342を一つだけONにした場合は19GHzの信号において同軸線路内の電界が乱され、19GHzの放射パターンが指向性を持つようになる。ONにするスイッチの方向を切りかえることにより、アンテナの指向性を切りかえることも可能である。
スイッチ1 341とスイッチ2 342のON/OFFを独立に制御することによって、各周波数を独立して制御することも可能である。また上部電極32と地板33の溝により、放射電界分布の不均一さを維持したまま放射しやすくなっている。
本実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは、通常の無指向性アンテナと同等の大きさで、複数の周波数において独立して指向性の切替えを行うことが可能である。
(第四の実施例)
図6−A,図6−Bは、本発明の第四の実施例を説明するための図であり、図6−Aの(a)が本発明を適用したアンテナの斜視図で、図6−Aの(b)が断面図、図6−Bの(a)が制御電極の形状を示す図、そして図6−Bの(b)は電界変化手段の詳細な構成とその動作を説明する断面図である。
本実施例のアンテナは伝送線路として同軸線路41を、無指向性アンテナとして上部電極42と下部電極47からなるバイコニカルアンテナを採用している。
バイコニカルアンテナの表面には中心から放射状に延びた溝46が形成されている。図6−Aの(b)の断面図に示すように同軸線路41とバイコニカルアンテナの接続部付近の境界領域には、同軸線路41の信号線411と接地導体412の間に液晶44が埋め込まれており、制御電極43(アンテナ外部への取り出し電極はここでは図示しない)により任意の部分の誘電率を変化させることができる。液晶44の誘電率を変化させなければ同軸線路41の電界分布に乱れはなく、アンテナの放射パターンは無指向性のままとなる。
本実施例では制御電極43の形状を図6−Bの(a)に示すような櫛歯状の形状としている。この部分の詳細な構成とその動作を図6−Bの(b)を用いて以下に説明する。
前述のように同軸線路の信号線411と接地導体412の間には液晶44が埋め込まれているが、より詳細には接地導体の内側には絶縁層413を介して櫛歯状の制御電極431が設けてある。この櫛歯状の電極は伝送線路の長手方向に対して櫛歯部が垂直になるように複数配置されている。
本実施例では同軸線路の信号線411を回転中心軸として90度間隔で回転対称に櫛歯電極が4本設けてある。櫛歯電極1 431と信号線 411の間に電圧を印加すると、液晶の誘電率が櫛歯形状に応じて変化領域 441の様に変化するため、周期的な誘電率の変化を形成することができる。
これにより伝送線路の長手方向から見た同軸線路の等価インピーダンスが、一部分だけ変化して見えるため、等位相面内の電界分布に大きな変化が生じ、アンテナの指向性を切りかえることが可能となる。また上部電極42、下部電極47の溝46により、放射電界分布の不均一さを維持したまま放射しやすくなっている。
本実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは通常の無指向性アンテナと同等の大きさで、指向性の切替えを行うことが可能である。
以上、実施例に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施例に上げた形状、その他の要素との組合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものでは決してない。
例えば、スイッチを4方向に設けた例を示したが、4方向に限らず、3方向に設けても、5方向以上(例えば8方向)に設けてもよい(一般にはn方向。n:複数)。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
上記実施例で説明した指向性可変アンテナは小型であるため、小型の情報通信装置、例えば携帯電話や小型の情報端末の送受信部に設ける場合に特に好都合である。
本発明の第一の実施例を説明するための図である。 図1におけるスイッチの一例を示す図である。 本発明の第一の実施例における指向性可変アンテナの指向性を説明するための図である。 本発明の第二の実施例を説明するための図である。 本発明の第三の実施例を説明するための図である。 本発明の第四の実施例を説明するための図である(その1)。 本発明の第四の実施例を説明するための図である(その2)。 従来の指向性可変アンテナを説明するための図である(その1)。 従来の指向性可変アンテナを説明するための図である(その1)。 従来の指向性可変アンテナを説明するための図である(その3)。
符号の説明
11,21,31,41:同軸線路
111,211,311,411:信号線
112,212,312,412:接地導体
12,22:放射器
13,23,33:地板
14,24,28,341,342,1,2:スイッチ
15:短絡線
25,27,351,352:浮遊金属片
26:スリット
32,42:上部電極
36,46:溝
43,431,432:制御電極
44:液晶
47:下部電極
510:放射素子(アンテナ素子)
511:反射素子
512:指向性制御手段
512a:回転駆動部
512b:連結アーム
513:導体
514:同軸給電線
515:電源
610:接地導体
612:中央駆動素子
614:パラスティック素子
616:インピーダンス
700:接地導体

Claims (19)

  1. 無指向性のアンテナ素子と、前記アンテナ素子に給電するための、該アンテナ素子に接続される信号線と接地導体とを有する同軸線路と、前記アンテナ素子と前記同軸線路の接続部に設けられ、前記同軸線路の電界分布を変化させる電界変化手段とを備える指向性可変アンテナであって、
    前記電界変化手段は、前記接続部に位置する複数のスイッチを含み、該複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチを電気的に切替えることにより前記同軸線路の電界分布を変化させるものであることを特徴とする指向性可変アンテナ。
  2. 前記アンテナ素子は、少なくともその表面が導体で形成され、前記導体部分に、中心から放射上に延びるスリットまたは溝を有することを特徴とする請求項に記載の指向性可変アンテナ。
  3. 前記電界変化手段は、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記信号線と接地導体との間を短絡することを特徴とする請求項1または2に記載の指向性可変アンテナ。
  4. 前記同軸線路は、さらに前記信号線と前記接地導体の間に位置する複数の浮遊導体片とを有し、前記電界変化手段は、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記浮遊導体片と前記接地導体との間を短絡することを特徴とする請求項1または2に記載の指向性可変アンテナ。
  5. 前記浮遊導体片は、前記アンテナ素子の円周方向に沿って交互に配置される異なる長さの浮遊導体片を含むことを特徴とする請求項に記載の指向性可変アンテナ。
  6. 前記浮遊導体片は、前記同軸線路の長手方向に沿った第1の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第1の長さの浮遊導体片と、前記同軸線路の長手方向に沿った第2の位置で前記アンテナ素子の円周方向に沿って配置される第2の長さの浮遊導体片とを含むことを特徴とする請求項に記載の指向性可変アンテナ。
  7. 前記同軸線路は、さらに前記信号線と前記接地導体との間に充填される誘電体とを有し、前記電界変化手段は、前記アンテナ素子の円周方向に沿って所定の間隔で配置される複数の電極を有し、前記電極に印加される電圧を切り換えることによって、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記誘電体の誘電率を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の指向性可変アンテナ。
  8. 前記電極の各々は、櫛歯形状の電極であることを特徴とする請求項に記載の指向性可変アンテナ。
  9. 前記誘電体は、液晶であることを特徴とする請求項またはに記載の指向性可変アンテナ。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の指向性可変アンテナを具備することを特徴とする電子機器。
  11. 携帯可能な情報通信装置であることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 無指向性のアンテナ素子と、該アンテナ素子に接続される信号線と接地導体とを有する同軸線路と、前記アンテナ素子と前記同軸線路の接続部に設けられ、複数のスイッチを含む電界変化手段とを用いたアンテナ指向性制御方法であって、
    前記同軸線路を介して前記無指向性のアンテナ素子に信号を供給するステップと、前記電界変化手段の前記複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチを電気的に切替えることにより、前記同軸線路の電界分布が所望の方向を向くように変化させるステップとを有することを特徴とするアンテナ指向性制御方法。
  13. 前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記同軸線路を構成する信号線と接地導体との間を短絡させ、前記電界分布が前記短絡させた箇所と反対方向を向くように変化させることを特徴とする請求項12に記載のアンテナ指向性制御方法。
  14. 前記同軸線路を構成する信号線と接地導体との間に、複数の浮遊導体片を埋め込み、前記複数のスイッチのうちの少なくとも1のスイッチを用いて、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記浮遊導体片と前記接地導体との間を短絡させ、前記電界分布が前記短絡させた箇所と反対方向を向くように変化させることを特徴とする請求項12に記載のアンテナ指向性制御方法。
  15. 複数の動作周波数に対応した長さの異なる前記浮遊導体片を準備し、前記長さの異なる複数の浮遊導体片を、前記アンテナ素子の円周方向に沿って交互に埋め込み、複数の動作周波数に対応して、前記電界分布の向きを変化させることを特徴とする請求項14に記載のアンテナ指向性制御方法。
  16. 前記長さの異なる浮遊導体片のうちの一方を前記同軸線路の長手方向に沿った第1の位置で、前記長さの異なる浮遊導体片のうちの他方を第2の位置で、それぞれ前記アンテナ素子の円周方向に沿って埋め込み、複数の動作周波数に対応して、前記電界分布の向きを変化させることを特徴とする請求項14に記載のアンテナ指向性制御方法。
  17. 複数の電極を前記アンテナ素子の円周方向に沿って所定の間隔で配置し、少なくとも1つの前記電極に印加される電圧を切り換え、前記アンテナ素子の円周方向に沿った所定の箇所で、前記同軸線路を構成する信号線と接地電極との間に充填される誘電体の誘電率を変化させ、前記電界分布を前記所定の方向に変化させることを特徴とする請求項12に記載のアンテナ指向性制御方法。
  18. 前記少なくとも1の電極に対応する部分の前記誘電体の誘電率を高くし、該誘電率を高くした部分の方向に前記電界分布が向くように変化させることを特徴とする請求項17に記載のアンテナ指向性制御方法。
  19. 前記電極として、前記同軸線路の長手方向に延びる櫛歯電極を用い、前記少なくとも1つの電極に対応する部分の前記誘電体の等化インピーダンスを変化させ、前記電界分布が前記インピーダンスを変化させた部分と反対方向に向くように変化させることを特徴とする請求項17に記載のアンテナ指向性制御方法。
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