JP4202944B2 - アンテナ装置及び情報端末 - Google Patents
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Description
そのうち特許文献1には、図8に示すように、アンテナ素子1の周囲を反射素子2が機械的に周回できるので、このアンテナ装置の指向性を変化させることができる。なお、3は指向性制御手段、4は導体、5は同軸線路、6は電圧源である。このアンテナ装置の場合、反射素子2が付加されたことにより、大きさが従来のアンテナ装置に比べて格段に大きくなってしまうという問題があった。
そこで、この発明の目的は、数GHzの低波長帯でも動作可能で、無指向性のアンテナ装置と同程度の大きさの指向性可変のアンテナ装置を提供することにある。
前記地板上に誘電体からなる誘電体フィルムを備え、
該誘電体フィルム上に、
前記無指向性アンテナと前記同軸線路との境界部に設けられ、前記無指向性アンテナに指向性をもたせるために前記同軸線路の電界を変化させる電界変化手段と、
該電界変化手段に接続する導電部材と、
前記電界変化手段の動作、非動作状態を切替えるためのスイッチとを備えたことを特徴とする。
(実施例1)
図1(a),(b)はこの発明のアンテナ装置の一例を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。
本実施例のアンテナ装置21は、同軸線路22で給電される無指向性の放射素子としての放射器23と円盤状の地板24からなる無指向性アンテナとしてのモノポールアンテナを採用している。地板24上には、バイアス線(導電部材)25a,25b,25c,25dとスイッチ26a,26b,26c,26d及び短絡線27a,27b,27c,27dが形成されたドーナツ状の誘電体フィルム28が貼付けられている。
さらに、誘電体フィルム28上に形成するバイアス線25a〜25d、短絡線27a〜27dは、好ましくは市販の誘電体フィルム基板を用いて、パターンエッチングにより形成する。
なお、同軸線路22は、信号線30の外側に信号線30と同心円状に接地導体31を備え、その信号線30と接地導体31との間には誘電体32が形成され、接地導体31の外周には、非導電材料からなる外装体33が形成されてなる。
さらに、このアンテナ装置21はバイアス線25a〜25dを介して外部から電気的に操作することができ、同軸線路22の電界分布を変化させることができる。
加えて、電界変化手段は、同軸線路22に備える信号線30と接地導体31とを短絡する短絡線(短絡部材)27a〜27dである。
このようにして、4方向のバイアス電流をスイッチ26a〜26dを用いてON/OFFし、同軸線路22内の電界分布を変更することができる。
この図において、A,B,Eは端子、DはPINダイオード、Cはキャパシタ、Lはインダクタ、Rは抵抗をそれぞれ示している。端子Aは同軸線路22の信号線30に、端子Bは同軸線路22の接地導体31に、端子Eは誘電体フィルム28上のバイアス線25a〜25dにそれぞれ接続されている。
このグラフは、地板24から仰角45度における放射器23の利得を、放射器23を中心に、ONにするスイッチ(例えばスイッチ26a)を基準(0度)として360度分表示したものである。
この実施例から明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは通常の無指向性アンテナと同等の大きさで、指向性の切替えを行うことができる。
図4(a),(b)はこの発明のアンテナ装置の実施例2を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。なお、この実施例のアンテナ装置において、浮遊金属板以外の構成は実施例1と同様であるので説明を簡略化する。
本実施例のアンテナ装置41は同軸線路22に接続された無指向性の放射素子としての放射器23と地板24とからなる無指向性アンテナであるモノポールアンテナを採用している。地板24上には、バイアス線(導電部材)25a〜25dとスイッチ26a,26b,26c,26d、キャパシタ34a,34b,34c,34d及び浮遊金属板(電界変化手段、金属部材)42a,42b,42c,42dとが形成された誘電体フィルム28が貼付けられており、浮遊金属板42a〜42dの信号線30側の部分は同軸線路22内に向けて折り込められている。
この実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは通常の無指向性アンテナと同等の大きさで、指向性の切替えを行う事が可能である。
図5(a),(b)はこの発明のアンテナ装置の実施例3を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。なお、この実施例のアンテナ装置において、上部電極と浮遊金属板以外の構成は実施例1、2と同様であるので説明を簡略化する。
本実施例のアンテナ装置51は同軸線路22に接続された無指向性アンテナとして円錐型電極(ディスコーンアンテナ)52と地板24からなるディスコーンアンテナを採用している。地板24上には、バイアス線(導電部材)53a,53b,54a,54b,55a,55b,56a,56b、キャパシタ34a,34b,34c,34dとスイッチ57a,57b,58a,58b,59a,59b,60a,60b及び浮遊金属板(電界変化手段、金属部材)61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bとが形成された誘電体フィルム28が貼付けられており、浮遊金属板61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bの信号線30側の部分は同軸線路22内に向けて折り込められている。
これにより、浮遊金属板61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bは、それぞれキャパシタ34a〜34dを介して高周波的に接地される。
また、無指向性の放射素子が円錐型電極(ディスコーンアンテナ)52である。
この実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変アンテナは通常の無指向性アンテナと同等の大きさで、複数の周波数において独立して指向性の切替えを行うことができる。
図6(a),(b)はこの発明のアンテナ装置の実施例4を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。なお、この実施例のアンテナ装置において、浮遊金属板と可変容量以外の構成は実施例3と同様であるので説明を簡略化する。
本実施例のアンテナ装置71は同軸線路22で給電される、無指向性アンテナとしての円錐型電極52と地板24からなるディスコーンアンテナを採用している。
この実施例ではスイッチとしてMEMSスイッチ(図2)を用いており、MEMSスイッチはアンテナ外部よりバイアス線53a,54a,55a,56aを用いて電気的にON/OFFを制御できる。
この実施例からも明らかなように、本発明による指向性可変のアンテナ装置71は通常の無指向性のアンテナ装置と同等の大きさで、任意の周波数において指向性の切替えを行うことができる。
また、上記実施例に上げた形状、その他の要素との組合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
22 同軸線路
23 放射器(放射素子)
24 地板
25a,25b,25c,25d,53a,53b,54a,54b,55a,55b,56a,56b バイアス線(導電部材)
26a,26b,26c,26d,57a,57b,58a,58b,59a,59b,60a,60b スイッチ
27a,27b,27c,27d 短絡線(電界変化手段、短絡部材)
28 誘電体フィルム
29 接続部(境界部)
30 信号線
31 接地導体
32 誘電体
33 外装体
34a,34b,34c,34d キャパシタ
35 ワイヤ
42a,42b,42c,42d,61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b 浮遊金属板(電界変化手段、金属部材)
52 円錐型電極(放射素子)
72 可変容量(可変リアクタンス素子)
Claims (10)
- 放射素子と地板とからなる無指向性アンテナと、該無指向性アンテナに連続して設けられた同軸線路とを備えるアンテナ装置において、
前記地板上に誘電体からなる誘電体フィルムを備え、
該誘電体フィルム上に、
前記無指向性アンテナと前記同軸線路との境界部に設けられ、前記無指向性アンテナに指向性をもたせるために前記同軸線路の電界を変化させる電界変化手段と、
該電界変化手段に接続する導電部材と、
前記電界変化手段の動作、非動作状態を切替えるためのスイッチとを備えたことを特徴とするアンテナ装置。 - 前記誘電体フィルム上の導電部材が前記同軸線路から放射状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記電界変化手段は前記導電部材を介して外部から電気的に操作することを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
- 前記電界変化手段は、前記同軸線路に備える信号線と前記接地導体とを短絡する短絡部材であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記信号線と接地導体との間に前記電界変化手段を備え、該電界変化手段は前記同軸線路方向に形成された金属部材であり、該金属部材は前記接地導体と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記金属部材の前記同軸線路方向の長さは動作周波数に応じて決定されることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
- 前記金属部材と前記接地導体との間に可変リアクタンス素子を備え、該可変リアクタンス素子を介してリアクタンス値を変化させることにより前記無指向性アンテナに指向性をもたせることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
- 前記無指向性アンテナが進行波型であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記無指向性アンテナがディスコーンアンテナであることを特徴とする請求項8に記載のアンテナ装置。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載のアンテナ装置を備えたことを特徴とする情報端末。
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