JP4210786B2 - パチンコ機の制御基板収納ボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機における制御基板収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、制御基板の不正改造、例えば不正ROMの交換を防止するために、制御基板を収納する制御基板収納ボックスには様々な工夫が施されているが、一般的にはカバー体をケース体にビス止めして固定し、その上で両者間に封印シールを貼り付けておくことにより、カバー体の開放そのものを禁止して制御基板の不正改造を防止するとともに、万一カバー体が開けられて不正改造が行われた場合には、封印シールが切断されていることから容易に不正行為が行われた事実を発見できるようにしていた。しかしながら、この従来の方法では、封印シールさえ剥がせばカバー体を開けることができるので、比較的容易に制御基板の不正改造を行うことができてしまうという問題があり、また不正改造後、封印シールを巧妙に再度貼り付ければ、不正改造の事実を発見することも困難になってしまうという問題がある。そこで、制御基板収納ボックスのケース体とカバー体を破断ネジで開封不能にする構成とした技術内容を本出願人が先に出願している(特願平8−133689号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この先願の技術内容においても、不正を行う対象は制御基板であることから、ケース体およびカバー体を破損して制御基板を無傷で取出し、同制御基板に不正を施した後、予め準備した(不正に入手した)ケース体およびカバー体に収納すれば、不正を行うことができ、不正を発見することもできないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、不正対象とされる制御基板自体の取出しを困難にして不正を防止することのできる制御基板収納ボックスを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上面を開口したほぼ方形状に合成樹脂成形されたケース体と、片側面の各部位に各種実装部品及びコネクタを配置接続して形成した実装面を外向きにして前記ケース体の開口面側に合わせて固定される合成樹脂製の制御基板と、下面を開口したほぼ方形状に合成樹脂成形されて前記制御基板の実装面側を覆った状態で固着されるカバー体と、から構成され、パチンコ機の裏側に装備される制御基板収納ボックスであって、
前記ケース体は、底板の各部位に基板取付用ボスと基板拘束ボスとカバー取付用基準ボスが開口面側に向けて同一高さで立設配置されるとともに、底板の全外周囲に沿って形成された側壁の上端開口縁の内側に前記制御基板を嵌込むための嵌込み凹部が連続して凹設されており、
前記制御基板は、前記ケース体の嵌込み凹部の全周囲内に整合する平面形状であって、該嵌込み凹部内に嵌込まれて前記ケース体の側壁の全周上端面と同一面に整合されるとともに前記基板取付用ボス並びに基板拘束ボスに位置決めしてビス着固定され、前記実装面と反対側面の所定部位に制御基板に無理な外力が作用した場合に制御基板自体の破断を容易にする薄肉部を含む脆弱部が切込み状に形成されており、
前記カバー体は、前記ケース体と平面ほぼ相似形で該ケース体より小さい方形状であって、天板の全外周囲に沿って側壁が同一高さに形成されるとともに天板の所定部位に前記ケース体のカバー取付用基準ボスと位置決め整合して前記制御基板と共締めする取付支持体が垂設されており、前記制御基板の実装面側を覆って前記取付支持体を前記カバー取付用基準ボスと整合して前記制御基板をビスで共締めした状態で、前記側壁のうち、1つのコーナーを挟む2辺部の側壁を前記ケース体の同じく1つのコーナーを挟む2辺部の側壁と突き合わせ状態で整合して接着剤で接着固定するとともに、残りの他辺部の側壁端面を前記制御基板の実装面の上面に接着剤で接着固定した状態で、前記ケース体および制御基板と分離不能に組付けてなり、
前記制御基板を不正に取出すためにケース体およびカバー体に無理な開放外力が加わった場合に、該制御基板が前記脆弱部の薄肉部で破断するようになっているパチンコ機の制御基板収納ボックスを提供する。
【0005】
【発明の効果】
この発明によれば、制御基板を納めたケース体に対し、カバー体が接着剤により固着されるとともに、同制御基板はケース体に形成した複数の基板拘束ボスにビスにより止着されているので、ケース体およびカバー体を壊して、制御基板を取出そうとしても、無傷で取出すことを困難にすることができ、結果、制御基板を取出して不正を行うことを防止することができる。
また、このカバー体を制御基板およびケース体に固着するのに加えて、同制御基板の裏面側(実装面と反対側面)には、薄肉部を含む脆弱部を配設したものであるから、制御基板を不正に取出すためにケース体およびカバー体に無理な開放外力を加えると、外力は固着部分に集中され、このため固着部分に近接した脆弱部分の薄肉部で破断し、さらに、間隔部分に破断が伝わり、コネクタに接続されたプリント配線も破断されることとなって制御基板の再利用が不能となる。よって、無理に制御基板を取出して不正を行うことを防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明すると、図1は制御基板収納ボックス11の平面図、図2は図1のA−A線断面図を示すもので、この制御基板収納ボックス11および制御基板31は合成樹脂材からなるもので、制御基板31を収納するケース体12と、このケース体12に取付けられて制御基板31を覆うカバー体21とより構成され、この制御基板収納ボックス11は周知のようにパチンコ機の遊技盤の裏面に組付けられる図示しない裏カバー(詳しくは役物保護カバーあるいは裏機構板等に相当する)に取付けられる。
【0007】
このケース体12は略長方形状の底板13とその四周には所定の高さで立上がる側壁14a,14b,14c,14dが形成されるとともに、その側壁14a,14bの角部は所定の角度で切欠き状に斜状壁15が形成されている。また、底板13の斜状壁15側を除く図示3隅部には基板取付用ボス16a,16b,16cが立設され、また、斜状壁15側には同斜状壁15のほぼ中央位置にカバー取付用基準ボス17が立設されている。また、側壁14a,14b,14c,14dおよび斜状壁15の上縁には制御基板11を同一面に嵌込む嵌込み凹部18が連続して凹設されている。また、この底板13にはカバー体21を取付けた際に、該カバー体21の側壁23a〜23dの内側となる所要の複数箇所に基板拘束ボス19が形成されている。
【0008】
また、カバー体21はケース体12と平面ほぼ相似形状の変形四辺形状に形成されており、ケース体12と合せ型してケース体12および後述する制御基板31に接着あるいは溶着等の固着手段で取付け、同制御基板31の実装面32に配設されるROM,IC等の実装部品(図示せず)を覆うもので、天板22の四周には図1に示すようにケース体12の側壁14a、斜状壁15および側壁14bより所定の間隔hを有して平行状に所定の高さの側壁23a、斜状壁24および側壁23bが形成され、また、ケース体12の側壁14c,14dとほぼ突き合わせ状に整合する側壁23c,23dが形成されている。また、斜状壁24上部のほぼ中央部の天板22には図4に示すようにケース体12に形成したカバー取付用基準ボス17と整合して制御基板31と共締めする段差筒形状の取付支持体25が垂設されている。
【0009】
また、このカバー体21の例えば側壁23a、斜状壁24および側壁23bの下部には所定の張出し幅wで張出して制御基板31に接着あるいは溶着等で取り付けるためのフランジ部26が形成されている。また、天板22の所定の位置にはコーションプレート等を貼着する略方形状の浅い凹部27が形成されるとともに、複数個の放熱孔28が貫設されている。
【0010】
また、制御基板31はケース体12の側壁14a,14b,14c,14dの上縁に形成した嵌込み凹部18に同一面となるように嵌込み可能な略長方形状に形成されて、その嵌込み上面側が実装面32とされ、この実装面32のカバー体21で覆われる部分には図示はしないがROM、IC等の実装部品が配設されている。
【0011】
また、この制御基板31のケース体12の斜状壁15を挟む側壁14a,14b側のカバー体21で覆われない位置にはヒューズ33および各種のコネクタCN1〜CN7が配設され、このコネクタCN1〜CN7は例えば雄タイプのもので略長方形状の保護基板(コンタクトシェル)34には所定のピッチで複数本のコンタクト端子35がそれぞれ立設され、ヒューズ33および各コネクタCN1〜CN7のコンタクト端子35は、制御基板31に実装された部品に図示はしないが実装面32に所定のプリントパターンで接続されたプリント配線が接続されている。このように実装部品を配設した制御基板31の背面側の所定の位置には脆弱部36が形成されている。
【0012】
この脆弱部36は制御基板31をケース体12の嵌込み凹部18に嵌込んだ状態で図1および図2に示すように、カバー体21の取付位置に対し、図示のように側壁23a,23b,23c,23dおよび斜状壁24に所定の間隔で近接した位置に適宜間隔部分38をおいて断続的に形成されるもので、この脆弱部36は例えば断面逆V字形状に各種寸法長さの脆弱部分37が断続的に凹設されて、制御基板31は脆弱部36に囲繞される内側基板部31Aと外側に位置する外側基板部31Bに区画され、この両基板部31A,31Bは間隔部分38と脆弱部分37の薄肉部39により接続されいてる。そして、この内側基板部31Aにはケース体12に形成された複数の基板拘束ボス19と対応してビス42の挿通孔40が貫設され、また、外側基板部31Bにはケース体12の基板取付用ボス16a,16b,16cと対応してビスの挿通孔41が貫設されている。
【0013】
このように形成されて内側基板部31Aに実装部品を配設し、外側基板部31Bにヒューズ33およびコネクタCN1〜CN7を配設した制御基板31はケース体12の嵌込み凹部18に嵌込まれるとともに、挿通孔41よりビスが挿入されて基板取付用ボス16a,16b,16cに止着され、また、挿通孔40よりビス42が挿入されて各基板拘束ボス19に止着され、ケース体12の側壁14c,14dの内側には脆弱部分37が所定の間隔で近接状に位置されている。このように取付けられた制御基板31にはカバー体21が取付けられる。
【0014】
このカバー体21の取付けは例えばエポキシ樹脂等の接着剤43により接着される。この接着剤43はカバー体21の側壁23a、斜状壁24および側壁23bの下部に形成したフランジ部26の下面と側壁23c,23dの下端面に塗布された状態で斜状壁24側に形成した取付支持体25をカバー取付用基準ボス17に整合するとともに、側壁23c,23dをケース体12の側壁14c,14dにほぼ整合する状態にして、同取付支持体25にビスを挿入してカバー取付用基準ボス17に止着することで、カバー体21の側壁23a、斜状壁24および側壁23bの下部は制御基板31に接着剤43を介して固着され、また、カバー体21の側壁24c,24dの下端面はケース体12の側壁14c,14dの上端面に制御基板31を挾持した状態で接着剤43を介して固着されている(図2参照)。この取付状態でカバー体21の側壁23a、斜状壁24および側壁23b、さらに、側壁23c,23dの内側に脆弱部分が所定の間隔で近接状に位置されている。
【0015】
また、カバー体21の取付けは上記以外に、カバー体21の取付支持体25をカバー取付用基準ボス17に整合するとともに、カバー体21の側壁23c,23dをケース体12の側壁14c,14dにほぼ整合した状態で取付支持体25にビスを挿入止着した後に、カバー体21の側壁23a、斜状壁24および側壁23bの下部に形成したフランジ部26の外側に接着剤43を塗布して制御基板31に接着固定するとともに、側壁23c,23dとケース体12の側壁14c,14dの整合した外側より接着剤43を塗布して固定してもよい。また、これ以外に、例えば超音波溶接法によりカバー体21を制御基板31およびケース体12により溶接する構成としてもよい。なお、側壁23c,23d側は図1に2点鎖線で示すようにケース体12の側壁14c,14dの上縁外側に係合する縁部26aを形成して接着あるいは溶着等により固着するようにしてもよい。
【0016】
このように第1実施形態の制御基板収納ボックス11においては、制御基板31を納めたケース体12に対し、カバー体21はその側壁23a、斜状壁24、側壁23bは制御基板31上に接着剤43または超音波溶接手段により接着または溶着されるとともに、同制御基板31はケース体12に形成した複数の基板拘束ボス19にビス42により止着されているので、ケース体12およびカバー体21を壊して制御基板31を取出そうとしても、無傷で取出すことを困難にすることができ、結果、制御基板31を取出して不正を行うことを防止することができる。
【0017】
また、このカバー体21を制御基板31およびケース体12に接着または溶着するのに加えて、同制御基板31の裏面側には、カバー体21の接着(溶着)した側壁23a〜23dおよび斜状壁24のカバー体21内方の所定の位置に沿って断面略逆V字形状で薄肉部39を有する脆弱部分37を断続的に形成した脆弱部36を配設したものであるから、制御基板31を取出すためにケース体12およびカバー体21に無理な外力を加えると、外力は接着部分に集中され、このため接着部分に近接して脆弱部分37の薄肉部39で破断し、さらに、間隔部分38に破断が伝わり、コネクタCN1〜CN7に接続されたプリント配線も破断されることとなって制御基板31の再利用が不能となる。よって、無理に制御基板31を取出し不正を行うことを防止することができる。
また、制御基板31の裏側で、かつカバー体21を固着した内側に近接した位置に脆弱部36を配設したので、この脆弱部36を避けて制御基板31を取り外すことは極めて困難な構成となっており、カバー体21の固着と相俟って、制御基板31を取出して不正を行うことを防止することができる。
【0018】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図5ないし図7にしたがって説明すると、この第2実施形態の制御基板収納ボックス51を構成するケース体およびカバー体は上記第1実施形態のものと同様に形成されているので同符号を付してその説明は省略し、制御基板52について説明する。
【0019】
この制御基板52は上記第1実施形態の制御基板31と同様にケース体12の側壁14a,14b,14c,14dおよび斜状壁15の上縁に形成した嵌込み凹部18に同一面に嵌込まれる略長方形状に形成され、その上面の実装面53のカバー体21で覆われる部分には図示はしないがROM,IC等の実装部品が配設されている。
【0020】
また、この制御基板52のケース体12の斜状壁15を挟む側壁14a,14b側のカバー体21で覆われない位置には上記第1実施形態と同様にヒューズ33および各種のコネクタCN1〜CN7が配設され、このコネクタCN1〜CN7は例えば雄タイプのもので略長方形状の保護基板(コンタクトシェル)34には所定のピッチで複数本のコンタクト端子35がそれぞれ立設され、ヒューズ33および各コネクタCN1〜CN7のコンタクト端子35は、制御基板52に実装された部品に図示はしないが実装面53に所定のプリントパターンで接続されたプリント配線が接続されている。このように実装部品を配設した制御基板52の背面側の所定の位置には脆弱部54が形成されている。
【0021】
この脆弱部54は制御基板52をケース体12の嵌込み凹部18に嵌込んだ状態で図5に示すように、ヒューズ33および各種のコネクタCN1〜CN7に沿う内側の位置であって、ケース体12の側壁14a、斜状壁15および側壁14bにほぼ平行で、かつカバー体21の取付位置に対し、図示のように側壁23a,23bおよび斜状壁24との間の所定位置に適宜間隔部分56をおいて断続的に形成されるもので、この脆弱部54は上記実施形態と同様に例えば断面逆V字形状に所定の寸法長さの脆弱部分55が断続的に凹設されている。また、制御基板52のほぼ中央部であるケース体12の側壁14b,14dとの間にも所定長さの脆弱部分55が凹設されて、制御基板52はこの脆弱部54により4つの区画部52A,52B,52C,52Dに区画され、各区画部52A,52B,52C,52Dは間隔部分56と脆弱部分55の薄肉部57により接続されいてる。そして、カバー体21に覆われる部分には第1実施形態と同様にケース体12に形成された複数の基板拘束ボス19と対応してビス42の挿通孔40が貫設され、また、ケース体12の基板取付用ボス16a,16b,16cと対応してビスの挿通孔41が貫設されている。
【0022】
このように形成されて実装部品およびヒューズ33およびコネクタCN1〜CN7を配設した制御基板52は、ケース体12の嵌込み凹部18に嵌込まれるとともに、挿通孔41よりビスが挿入されて基板取付用ボス16a,16b,16cに止着され、また、挿通孔40よりビス42が挿入されて各基板拘束ボス19に止着され、ケース体12の側壁14a、斜状壁15、側壁14bに沿って配設されたヒューズ33およびコネクタCN1〜CN7の内側には脆弱部分55が所定の間隔で近接状に位置されるとともに、ケース体12の側壁14b,14dとの間にも脆弱部分55が位置されている。このように取付けられた制御基板52にはカバー体21が取付けられる。
【0023】
このカバー体21の取付けは上記第1実施形態と同様に、例えばエポキシ樹脂等の接着剤43により接着される。この接着剤43はカバー体21の側壁23a、斜状壁24および側壁23bの下部に形成したフランジ部26の下面と側壁23c,23dの下端面に塗布された状態で斜状壁24側に形成した取付支持体25をカバー取付用基準ボス17に整合するとともに、側壁23c,23dをケース体12の側壁14c,14dにほぼ整合する状態にして、同取付支持体25にビスを挿入してカバー取付用基準ボス17に止着することで、第1実施形態と同様にカバー体21は所定の位置に接着固定される。この取付状態でカバー体21の側壁23a、斜状壁24および側壁23bの外側に脆弱部分55が所定の間隔で近接状に位置されている。
【0024】
このように第2実施形態の制御基板収納ボックス51においては、第1実施形態と同様に制御基板52を納めたケース体12に対し、カバー体21はその側壁23a、斜状壁24、側壁23bは制御基板52上に例えば接着剤43により接着されるとともに、同制御基板52はケース体12に形成した複数の基板拘束ボス19にビス42により止着されているので、ケース体12およびカバー体21を壊して、制御基板52を取出そうとしても、無傷で取出すことを困難にすることができ、結果、制御基板52を取出して不正を行うことを防止することができる。
【0025】
また、このカバー体25を制御基板52およびケース体12に接着するのに加えて、同制御基板52の裏面側には、接着(溶着)したカバー体25の側壁23a,23bおよび斜状壁24の外側であって、ヒューズ33およびコネクタCN1〜CN7の内側に沿って断面略逆V字形状で薄肉部57を有する脆弱部分55を断続的に形成した脆弱部54を配設し、さらに、ケース体12の側壁14b,14dとの間にも所定長さの脆弱部分55を配設したものであるから、制御基板52を取出すためにケース体12およびカバー体25に無理な外力を加えると、外力は接着部分に集中され、このため接着部分に近接した脆弱部分55および中央部の脆弱部分55の薄肉部57で破断し、さらに、間隔部分56に破断が伝わり、コネクタCN1〜CN7に接続されたプリント配線も破断されることとなって制御基板52の再利用が不能となる。よって、無理に制御基板52を取出し不正を行うことを防止することができ、第1実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
【0026】
なお、上記各実施形態では、脆弱部分37,55を断面略逆V字形状で例示したが、これに限定するものではなく、例えば断面四角溝、円弧溝等、要は外力が作用した場合、容易に破断する薄肉部39,57を有する形状であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の制御基板収納ボックスの平面図である。
【図2】 同じく図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2の丸印部の拡大図である。
【図4】 同じく図1のB−B線断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の制御基板収納ボックスの平面図である。
【図6】 図5のA−A線断面図である。
【図7】 図6の丸印部の拡大図である。
【符号の説明】
11,51…制御基板収納ボックス
12…ケース体
13…底板
14a〜14d…側壁
16a〜16c…基板取付用ボス
17…カバー取付用基準ボス
18…嵌込み凹部
19…基板拘束ボス
21…カバー体
22…天板
23a〜23d…側壁
25…取付支持体
31,51…制御基板
32…実装面
36,54…脆弱部
39,57…薄肉部
42…ビス
43…接着剤(固着手段)
CN1〜CN7…コネクタ
Claims (1)
- 上面を開口したほぼ方形状に合成樹脂成形されたケース体と、片側面の各部位に各種実装部品及びコネクタを配置接続して形成した実装面を外向きにして前記ケース体の開口面側に合わせて固定される合成樹脂製の制御基板と、下面を開口したほぼ方形状に合成樹脂成形されて前記制御基板の実装面側を覆った状態で固着されるカバー体と、から構成され、パチンコ機の裏側に装備される制御基板収納ボックスであって、
前記ケース体は、底板の各部位に基板取付用ボスと基板拘束ボスとカバー取付用基準ボスが開口面側に向けて同一高さで立設配置されるとともに、底板の全外周囲に沿って形成された側壁の上端開口縁の内側に前記制御基板を嵌込むための嵌込み凹部が連続して凹設されており、
前記制御基板は、前記ケース体の嵌込み凹部の全周囲内に整合する平面形状であって、該嵌込み凹部内に嵌込まれて前記ケース体の側壁の全周上端面と同一面に整合されるとともに前記基板取付用ボス並びに基板拘束ボスに位置決めしてビス着固定され、前記実装面と反対側面の所定部位に制御基板に無理な外力が作用した場合に制御基板自体の破断を容易にする薄肉部を含む脆弱部が切込み状に形成されており、
前記カバー体は、前記ケース体と平面ほぼ相似形で該ケース体より小さい方形状であって、天板の全外周囲に沿って側壁が同一高さに形成されるとともに天板の所定部位に前記ケース体のカバー取付用基準ボスと位置決め整合して前記制御基板と共締めする取付支持体が垂設されており、前記制御基板の実装面側を覆って前記取付支持体を前記カバー取付用基準ボスと整合して前記制御基板をビスで共締めした状態で、前記側壁のうち、1つのコーナーを挟む2辺部の側壁を前記ケース体の同じく1つのコーナーを挟む2辺部の側壁と突き合わせ状態で整合して接着剤で接着固定するとともに、残りの他辺部の側壁端面を前記制御基板の実装面の上面に接着剤で接着固定した状態で、前記ケース体および制御基板と分離不能に組付けてなり、
前記制御基板を不正に取出すためにケース体およびカバー体に無理な開放外力が加わった場合に、該制御基板が前記脆弱部の薄肉部で破断するようになっていることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
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JPH1133191A (ja) | 1999-02-09 |
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