JP5550169B2 - 遊技機の基板ケース - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機において、各種装置の制御を担う制御基板を収納する基板ケースに関するものである。
パチンコ機に代表される遊技機は、遊技の進行を制御するための種々の制御基板を備えている。これら制御基板には、遊技内容に関わるプログラムを記憶したROMが搭載されているため、不正なプログラムが記憶されたROMを搭載した不正な制御基板と交換されることを防ぐことが肝要である。このため、遊技機では、ベース部材とカバー部材とからなる基板ケースに制御基板を収納している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の基板ケースでは、ベース部材とカバー部材とを係合手段を介して組付けた後、ベース部材の側壁部分およびカバー部材の側壁部分に突出形成されたカシメ部を介して、締結方向へしか回転できないワンウェイネジ等によりベース部材とカバー部材とが分離不能に固定される。すなわち、このような構成の基板ケースでは、カシメ部を破断しない限り開封することができないから、不正な制御基板との交換を防止することができ、しかも破断時には痕跡が残るので、開封したことを認識できる。
特開2004−65791号公報
しかしながら、近年は不正行為者の不正行為が巧妙化しており、ベース部材側のカシメ部を傷付けることなくカバー部材側のカシメ部のみを破断して除去することで、ベース部材とカバー部材を分離して不正な制御基板に交換した後、別の基板ケースにおいてカバー部材側のカシメ部を傷付けることなくベース部材側のカシメ部のみを破断して除去することで得たカシメ部が残っている別のカバー部材を、カシメ部を残しておいた前記ベース部材に組付けて再びワンウェイネジ等で固定することで、正規品を装うようにする不正行為が行なわれる場合がある。
前述したように制御基板を交換した基板ケースを構成するベース部材またはカバー部材の一方の部材に、別に用意した他方の部材を組付ける不正行為においては、両部材の何れのカシメ部にも破断時の痕跡が残らないので、開封したことを認識することができず、カシメ部が正常でもROMを検査する必要を生ずる。そこで、基板ケースを構成するベース部材またはカバー部材の一方の部材自体を取替えることで基板ケースを開封していないように偽装する行為を発見し得る対策が求められている。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機の基板ケースに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、基板ケースを構成するベース部材またはカバー部材が取替えられたことを確認し得る手段を設けることで、基板ケースが正規なベース部材およびカバー部材の組合わせで構成されているか否かを容易に確認し得る遊技機の基板ケースを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
ベース部材(25)と、該ベース部材(25)に組付けられたカバー部材(26)とからなり、両部材(25,26)により画成される収納空間(27)に遊技機の制御を担う制御基板(23)を収納した遊技機の基板ケースにおいて、
前記ベース部材(25)において前記カバー部材(26)で覆われることのない壁部(30)の外面に設けられ、平坦凹部(56a)を有する第1取着部(56)と、
前記第1取着部(56)の平坦凹部(56a)に取付けられ、識別情報が付与された第1情報体(57)と、
前記第1取着部(56)の平坦凹部(56a)の全体を覆うように当該第1取着部(56)に嵌合する嵌合板部(58a)を有し、前記第1情報体(57)を被覆するように第1取着部(56)に取付けられた第1保護カバー(58)と、
前記カバー部材(26)において前記ベース部材(25)で覆われることのない壁部(43b)の外面に設けられ、平坦凹部(59a)を有する第2取着部(59)と、
前記第2取着部(59)の平坦凹部(59a)に取付けられ、前記第1情報体(57)に付与された識別情報と関連する識別情報が付与された第2情報体(60)と、
前記第2取着部(59)の平坦凹部(59a)の全体を覆うように当該第2取着部(59)に嵌合する嵌合板部(61a)を有し、前記第2情報体(60)を被覆するように第2取着部(59)に取付けられた第2保護カバー(61)とから構成され、
前記第1保護カバー(58)は、固定手段としての接着剤により前記第1取着部(56)に対して取外し不能に接着固定されると共に、前記第2保護カバー(61)は、固定手段としての接着剤により前記第2取着部(59)に対して取外し不能に接着固定されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ベース部材およびカバー部材に、関連する情報が付与された情報体が取付けられているから、両者が正規の組合わせからなる部品であることを該情報から判断することができ、ベース部材またはカバー部材の何れか一方が取替えられたことを簡単に確認することができる。すなわち、基板ケースが不正に開封されて制御基板が取替えられた不正行為が行なわれたことを発見し得る。また、情報体は保護カバーで被覆されて該情報体を容易に取外すことができないから、不正行為者が不正行為を行なおうとすることに対する抑止力となり、よって不正行為を防止することが可能となる。
また保護カバーを対応するベース部材またはカバー部材に固定手段を介して取外し不能に取付けることで、情報体を不正に取外して利用する行為を抑制することができる。
請求項2に係る発明では、
前記第1取着部(56)は、前記ベース部材(25)において前記平坦凹部(56a)が設けられた壁部(30)の突出端に設けられた嵌合突起(56b)と、当該壁部(30)における嵌合突起(56b)とは反対となる端部側に設けられ、当該平坦凹部(56a)に繋がる嵌合凹部(56c)とを備え、
前記第1保護カバー(58)は、前記第1取着部(56)の嵌合突起(56b)が嵌挿される嵌合孔(58c)が形成された突部(58b)が突設されると共に、当該第1取着部(56)の嵌合凹部(56c)に嵌合する嵌合突起(58d)が突設され、
前記突部(58b)の嵌合孔(58c)に前記第1取着部(56)の嵌合突起(56c)を嵌挿した前記第1保護カバー(58)の嵌合板部(58a)を第1取着部(56)の平坦凹部(56a)に近接することで、第1保護カバー(58)の嵌合突起(58d)が弾性変形しつつ嵌合凹部(56c)に嵌合して当該第1取着部(56)に第1保護カバー(58)が取付けられるよう構成されると共に、
前記第2取着部(59)は、前記カバー部材(26)において前記平坦凹部(59a)を設けることで形成される段部(59b)に設けられ当該平坦凹部(59a)の端部に位置する第1嵌合凹部(59c)と、当該平坦凹部(59a)が設けられる壁部(43b)における第1嵌合凹部(59c)とは反対となる平坦凹部(59a)の端部側に位置するよう設けられ、当該平坦凹部(59a)に繋がる第2嵌合凹部(59d)とを備え、
前記第2保護カバー(61)には、前記嵌合板部(61a)における前記第2取着部(59)の第1嵌合凹部(59c)の形成端部側に、該第1嵌合凹部(59c)に嵌合する第1嵌合突部(61b)が突設されると共に、嵌合板部(61a)における前記第2取着部(59)の第2嵌合凹部(59d)の形成端部側に、該第2嵌合凹部(59d)に嵌合する第2嵌合突部(61c)が突設され、
前記第1嵌合突部(61b)を前記第2取着部(59)の第1嵌合凹部(59c)に嵌合した前記第2保護カバー(61)の嵌合板部(61a)を第2取着部(59)の平坦凹部(59a)に近接することで、第2保護カバー(61)の第2嵌合突部(61c)が弾性変形しつつ第2嵌合凹部(59d)に嵌合して当該第2取着部(59)に第2保護カバー(61)が取付けられるよう構成されたことを要旨とする。
また請求項3に係る発明では、
前記ベース部材(25)には、前記制御基板(23)の一方の板面に対向する板状部(28)の外縁からカバー部材(26)側に向けて突出する壁部(30)が形成されて、該壁部(30)に前記第1取着部(56)が設けられ、
前記カバー部材(26)の板状部(41)の外縁部には、外縁に沿って所定長さで開口形成領域(46)が設けられると共に、該開口形成領域(46)に前記制御基板(23)のコネクタソケット(23a)が外方に挿通されるソケット開口(41a)が形成され、
前記開口形成領域(46)において前記第1取着部(56)が臨む外周縁において、該第1取着部(56)に設けられた嵌合突起(56c)が開口形成領域(46)に臨む位置に、前記突部(58b)の嵌合孔(58c)に嵌合突起(56c)を嵌挿するのは許容する長さだけは離間して規制壁(47)が形成されたことを要旨とする。
請求項に係る発明では、前記ベース部材(25)には、前記制御基板(23)の一方の板面に対向する板状部(28)の外縁からカバー部材(26)側に向けて突出する壁部(30)が形成されて、該壁部(30)に前記第1取着部(56)が設けられ、
前記カバー部材(26)には、前記制御基板(23)の他方の板面に対向する板状部(41)における前記ベース部材(25)の第1取着部(56)が設けられる壁部(30)と対応する外縁からべース部材(25)側に向けて突出する壁部(43)が形成されて、該壁部(43)に前記第2取着部(59)が設けられていることを要旨とする。
請求項の発明によれば、ベース部材およびカバー部材に対し、情報体を同一側の面に配設することで、該情報体の情報を確認する作業の時間短縮を図り得る。
請求項に係る発明では、前記カバー部材(26)の板状部(41)の外縁部には、外縁に沿って所定長さで開口形成領域(46)が設けられると共に、該開口形成領域(46)に前記制御基板(23)のコネクタソケット(23a)が外方に挿通されるソケット開口(41a)が形成され、前記第2取着部(59)は、前記壁部(43)における板状部(41)の開口形成領域(46)が臨む外縁から突出する部位から外れた位置に設けられていることを要旨とする。
請求項の発明によれば、カバー部材の壁部に対して第2取着部を、制御基板のコネクタソケットが外方に挿通されるソケット開口が設けられる開口形成領域と対応する部位から外れた位置に設けることで、該第2取着部に設けられる第2情報体の情報を確認する際に、コネクタソケットに接続された各種配線が邪魔となることはなく、作業が容易となる。
本発明に係る遊技機の基板ケースによれば、基板ケースを構成するベース部材またはカバー部材が取替えられたことを確認することができる。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す背面図である。 実施例に係る基板ケースを、保護カバーを分解した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る基板ケースの正面図である。 実施例に係る基板ケースの背面図である。 実施例に係る基板ケースの底面図である。 実施例に係る基板ケースの概略斜視図である。 実施例に係る基板ケースのベース部材を示す概略斜視図である。 実施例に係るベース部材の正面図である。 実施例に係る基板ケースのカバー部材を示す概略斜視図である。 実施例に係るカバー部材の背面図である。 実施例に係るベース部材と第1保護カバーとを示す要部分解斜視図である。 実施例に係るカバー部材と第2保護カバーとを示す要部分解斜視図である。 実施例に係る第1保護カバーを示す概略斜視図である。 実施例に係る第2保護カバーを示す概略斜視図である。
次に、本発明に係る遊技機の基板ケースにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また本願において、基板ケースを説明するに際しては、遊技機を背面から見た図1に示す状態で前、後、左および右を指称する。
(パチンコ機について)
図1に示すように、パチンコ機10の背面には、外部球供給設備から供給されるパチンコ球を貯留する球タンク11や、上下の球受け皿に連通する球供給路および設置枠台に設けた球回収樋に連通する球排出路(何れも図示せず)が夫々形成されたセット部材12が配設されている。前記球タンク11とセット部材12とは、両部材11,12間に架設された球通路ユニット13を介して連通接続されており、該球通路ユニット13に配設された球払出し装置14の駆動により球タンク11に供給されたパチンコ球を前記上下の球受け皿へ給出するよう構成されている。
前記セット部材12には、図1に示すように、パチンコ機10の電源制御を行なう電源装置15、前記球払出し装置14を駆動制御する払出し制御装置16、打球発射装置を駆動制御する発射制御装置17、外部端末に接続されるインターフェース基板18等が配設されている。なお、これらの各装置15,16,17,18は、遊技盤の裏側に配設される主制御装置19に配線接続され、該主制御装置19からの制御信号に基づいて所定の制御を実行するようになっている。
前記遊技盤に配設される図柄表示装置20は、各種図柄を表示可能な液晶パネルが収容ケースに収容されたユニット部材であって、該収容ケースの裏面に、液晶パネルの表示を制御する表示制御装置21や液晶パネルのバックライトを制御するインバータ装置(図示せず)が配設される。更に、前記表示制御装置21およびインバータ装置の前面側(遊技機の裏側)には、遊技盤に配設される各種の演出装置を制御する統括制御装置22が前後に重なるよう配設されている。そして、統括制御装置22の下方位置に配設される前記主制御装置19に統括制御装置22は配線接続されて、該主制御装置19からの制御信号に基づいて制御を実行するよう設定される。
(主制御装置について)
前記主制御装置19は、パチンコ機10の全体を制御する主制御基板(制御基板)23を基板ケース24に収納して構成される。主制御基板23は、長方形の板状体であって、所要の回路パターンが形成されると共に、CPUやROM等の電子部品および複数のコネクタソケット23aが前面(実装面)に設置されている(図3参照)。そして、コネクタソケット23aには、各種装置や他の制御基板に接続する配線コネクタ(図示せず)が接続される。主制御基板23は、前記図柄表示装置20による遊技の進行や、球送り装置が実施するパチンコ球の取込みや、演出可動体、発光体および音声の制御を担う他の制御基板に対しても信号を送るパチンコ機全体の制御を統括する重要な制御基板である。
(基板ケースについて)
図2〜図6に示すように、前記基板ケース24は、セット部材12側に配置されるベース部材25と、このベース部材25の前側に組付けられるカバー部材26とから基本的に構成され、ベース部材25とカバー部材26との間に画成される収納空間27に主制御基板23が、電子部品の実装面をカバー部材26の後述する板状部41に対向する姿勢で収納される。また基板ケース24は、収納空間27に収納する主制御基板23の形状に合わせて長方形に形成され、長手を左右方向に延在させた姿勢でセット部材12の中央部に着脱可能に取付けられている(図1参照)。実施例では、前記表示制御装置21と払出し制御装置16との間に主制御装置19が配設され、表示制御装置21が主制御装置19(基板ケース24)の上面側に張出して上下の関係で所定間隔離間して重なると共に、該主制御装置19の下側に位置する払出し制御装置16は主制御装置19(基板ケース24)の下面側には張出さず、上下の関係で重ならない位置関係に設定されている。
(ベース部材について)
図7または図8に示すように、前記ベース部材25は、透明な合成樹脂成形品であって、前記主制御基板23の一方の板面(実装面とは反対の裏面)に対向する長方形の板状部28の上下および右の外周縁に、前側(カバー部材26側)へ向けて上外壁部29,下外壁部30および右外壁部31が立ち上がる略箱状に形成されている。ベース部材25には、上外壁部29および下外壁部30の内側に、所定間隔離間して夫々の上外壁部29および下外壁部30と平行に内壁部32,33が立設されて、上側の内外の壁部29,32の間および下側の内外の壁部30,33の間に、スライド溝34を夫々画成するよう構成される。また、ベース部材25では、各外壁部29,30,31の板状部28からの突出寸法が同一に設定されて各外壁部29,30,31の前端の位置が一致している。一方、上下の内壁部32,33の板状部28からの突出寸法は、外壁部29,30より低く設定される。更に、ベース部材25では、左側の外周縁には内外の壁部は形成されずに開放しており、上側の内外の壁部29,32間に形成されるスライド溝34の左端部および下側の内外の壁部30,33間に形成されるスライド溝34の左端部は、何れも開放している。なお、板状部28には、上下の内壁部32,33の間に、縦横に延在する複数の補強リブ35が格子状に形成されている。
前記上側の内外の壁部29,32の間には、板状部28から所定間隔離間する位置において左右方向に離間して複数の係止部36が形成されると共に、下側の内外の壁部30,33の間には、同じく板状部28から所定間隔離間する位置において左右方向に離間して複数の係止部36が形成されている(図8参照)。なお、ベース部材25において、上下の係止部36は、上下対称な位置関係で配置されて、その形状も上下対称となっている。また、板状部28の左端部には、上下方向に離間して複数(実施例では2つ)の突片38が外方(左側方)に向けて延出して形成されている。更に、ベース部材25の右外壁部31には、上下方向に離間して複数(実施例では2つ)のベース側カシメ部39が外方(右側方)に向けて延出して形成されると共に、両ベース側カシメ部39,39の間の右外壁部31に、ベース側連結部40が外方(右側方)に向けて延出して形成されている。
(カバー部材について)
図9または図10に示すように、前記カバー部材26は、透明な合成樹脂成形品であって、前記主制御基板23の他方の板面(実装面)に対向する略長方形の板状部41の上下および左右の外周縁に、後側(ベース部材25側)へ向けて上壁部42,下壁部43,左壁部44,右壁部45が立ち上がる箱状に形成されている。カバー部材26の上下方向の幅寸法は、上下の壁部42,43が、前記ベース部材25における上下のスライド溝34,34に夫々収容可能な値に設定されると共に、カバー部材26の左右方向の幅寸法は、左右の壁部44,45が、ベース部材25の板状部28の左右方向の幅寸法と略同一に設定されている。すなわち、基板ケース24では、ベース部材25の外壁部29,30,31の内側にカバー部材26における対応する辺の壁部42,43,45が臨む状態で、ベース部材25とカバー部材26とが組付けられるようになっている。またカバー部材26は、壁部42,43,44,45に囲まれた内側に主制御基板23を収納して、該主制御基板23に挿通するピンやネジ等の固定部材により該主制御基板23を保持するよう構成される。すなわち、主制御基板23は、カバー部材26と一体的に取扱い可能であって、カバー部材26のベース部材25に対するスライド変位に際して、カバー部材26と共に収納空間27をスライド変位する。
前記カバー部材26の上壁部42は、後端側(カバー部材26の開口側)に位置して前記ベース部材25における上外壁部29の突出寸法と略同一寸法でカバー部材26の左右方向の全長に亘って延在する後壁42aと、該後壁42aにおける後述する開口形成領域46の形成範囲に対応する部分を除く前端縁から前側に向けて延在して板状部41に連続する前壁42bとから構成される。同様に、カバー部材26の下壁部43は、図9に示す如く、後端側(カバー部材26の開口側)に位置して前記ベース部材25における下外壁部30の突出寸法と略同一寸法でカバー部材26の左右方向の全長に亘って延在する後壁43aと、該後壁43aにおける後述する開口形成領域46の形成範囲に対応する部分を除く前端縁から前側に向けて延在して板状部41に連続する前壁43bとから構成される。
前記カバー部材26の板状部41は、主制御基板23の実装面に対する離間距離の大きな主板面と、該板状部41の右上角部および左下角部に形成されて主制御基板23の実装面に対する離間距離の小さな副板面とからなり、該副板面が主板面より後側(ベース部材25側)に位置する階段状に形成されている。そして、板状部41における副板面が形成される領域が開口形成領域46とされ、該開口形成領域46に臨む副板面に、主制御基板23のコネクタソケット23aに夫々対応してソケット開口41aが開設され、該ソケット開口41aを介して基板ケース24の外側に臨むコネクタソケット23aに配線コネクタ(図示せず)が接続される。なお、実施例では、カバー部材26の板状部41の右上角部に形成される開口形成領域46の副板面には、4つのソケット開口41aが開設されるのに対し、左下角部に形成される開口形成領域46の副板面には、2つのソケット開口41aが開設されている。すなわち、カバー部材26に開設されるソケット開口41aの数は、右上角部より右下角部が少なく設定される。
前記板状部41における開口形成領域46,46の副板面の主板面から後側へ凹む寸法は、該開口形成領域46,46の副板面(前面)が、前記上下の壁部42,43における後壁42a,43aの前端と略同一位置に臨むよう設定される。また、各開口形成領域46が形成される部位に対応する上下の壁部42,43には、後壁42a,43aから連続する前壁42b,43bは形成されておらず、後壁42a,43aの前端縁が副板面に接続されている。すなわち、板状部41の右上角部に形成される開口形成領域46は前方および上方に開放し、左下角部に形成される開口形成領域46は前方および下方に開放している。なお、各開口形成領域46における副板面の外周縁には、前側に延出する規制壁47が形成されており、該規制壁47は、ソケット開口41aの外側に臨むコネクタソケット23aに接続されている配線コネクタのコネクタソケット23aからの抜き外しを困難にして、不正行為者の配線コネクタに対する不正行為を抑制するよう機能する。
前記カバー部材26における上壁部42の後壁42aおよび下壁部43の後壁43aには、左右方向に離間して前記ベース部材25の対応する側の係止部36,36と同数の切欠部48が形成されると共に、各切欠部48における左端の後端部には右方に延出する被係止部49が突設されている。なお、被係止部49の右方への延出寸法は、切欠部48の左右幅寸法より小さく設定されており、被係止部49の延出端と切欠部48の右端との間には、前記係止部36の通過を許容する隙間が後側に開放するよう形成される。また、カバー部材26において、上壁部42の切欠部48および被係止部49と、下壁部43の切欠部48および被係止部49とは、上下対称な位置関係で配置されて、その形状も上下対称となっている。すなわち実施例の基板ケース24では、ベース部材25に対してカバー部材26の上下の壁部42,43における後壁42a,43aを、対応するスライド溝34,34に対して各切欠部48の隙間が係止部36に対応する状態で収容した後、該ベース部材25に対してカバー部材26を右方にスライドすることで、各係止部36に対応する被係止部49が夫々係止して(図6参照)、ベース部材25にカバー部材26が組付けられる。なお、ベース部材25の上下の外壁部29,30に目印37が夫々設けられると共に、カバー部材26の上下の壁部42,43における後壁42a,43aに目印50が夫々設けられ、ベース部材25の目印37と、カバー部材26の目印50とを一致することで、ベース部材25に対してカバー部材26は、各係止部36が切欠部48の隙間と対応する位置に臨むように設定される。すなわち、ベース部材25の目印37と、カバー部材26の目印50とを一致した状態で両部材25,26を近接することで、隙間を介して切欠部48内に係止部36が臨むと共に上下の壁部42,43の後壁42a,43aがスライド溝34,34に収容されるようになっている。
前記カバー部材26の左壁部44には、前記ベース部材25の各突片38と対応する位置に、該突片38が挿脱可能な挿通孔51が夫々形成されている(図9参照)。そして、前記ベース部材25の目印37と、前記カバー部材26の目印50とを一致した状態で両部材25,26を近接してカバー部材26の上下の壁部42,43をベース部材25のスライド溝34,34に収容した状態で、各突片38に対して対応する挿通孔51が左方の整列位置に臨み、ベース部材25に対してカバー部材26を右方にスライドすることで、各挿通孔51に対応する突片38が挿通するよう構成される(図2参照)。
前記カバー部材26の右壁部45には、前記ベース部材25の各ベース側カシメ部39と対応する位置にカバー側カシメ部52が外方(右側方)に向けて夫々延出して形成されている(図9,図10参照)。そして、締結方向にしか回転操作できないワンウェイネジ(図2,図3参照)53によりベース側カシメ部39とカバー側カシメ部52とを締結することで、両カシメ部39,52が分離不能に固定される。すなわち、ベース側カシメ部39とカバー側カシメ部52とをワンウェイネジ53で一旦締結すると、両カシメ部39,52を破壊しなければ、ベース部材25とカバー部材26とを分離することができず、両者25,26の不正開放を非常に困難にしている。すなわち、実施例の基板ケース24では、ベース側カシメ部39とカバー側カシメ部52および両者39,52を締結するワンウェイネジ53から、破壊することなく両者39,52の分離を不能とする固着手段が構成される。なお、ワンウェイネジ53を締結したカバー側カシメ部52には、ワンウェイネジ53を覆って操作不能とするキャップ54が嵌め込まれる。
前記カバー部材26の右壁部45には、図9および図10に示す如く、両カバー側カシメ部52,52の間に、ベース部材25のベース側連結部40と対応するカバー側連結部55が外方(右側方)に向けて延出して形成される。そして、両連結部40,55が図示しないネジ等の固定部材により固定される。また両連結部40,55に亘って、管理用コード等が記憶されたICタグが設けられた封印シール(図示せず)が貼付けられると共に、両連結部40,55には、封印シールを被覆する状態で蓋部材66が組付けられるようになっている。
(ベース部材の第1取着部について)
前記ベース部材25の下外壁部30には、図2,図7に示す如く、前記目印37の形成位置から左方に離間する部位に、第1取着部56が設けられている。この第1取着部56は、図11に示す如く、下外壁部30の外面から所定深さだけ凹設された平坦凹部56aを備え、該平坦凹部56aに、各種の識別情報が付与された第1情報シール(第1情報体)57が貼着される。また第1取着部56は、下外壁部30の前端(突出端)において左右方向に離間して突設された一対の嵌合突起56b,56bと、該下外壁部30の後端(板状部28側)に凹設された略T字状の嵌合凹部56cとを備える。なお、第1情報シール57には、その表面に、遊技店に備えられている読取装置により読み取り可能な、例えば二次元コード等が印刷されている。
前記ベース部材25の第1取着部56には、固定手段を介して第1保護カバー58が取外し不能に取付けられる。この第1保護カバー58は、第1取着部56における平坦凹部56aの全体を覆うように第1取着部56に嵌合する嵌合板部58aを備える。また、第1保護カバー58の嵌合板部58aにおける前端縁には、左右方向に離間して一対の突部58b,58bが上側に向けて突設されると共に、各突部58bに、前記第1取着部56の嵌合突起56bが嵌挿される嵌合孔58cが形成されている。更に、第1保護カバー58の嵌合板部58aにおける後端縁には、図13に示す如く、前記第1取着部56の嵌合凹部56cに嵌合するT字状の嵌合突起58dが上側(突部58bと同じ方向)に向けて突設されている。すなわち、第1取着部56に対して第1保護カバー58は、各嵌合孔58cに対応する嵌合突起56bを夫々嵌挿すると共に、嵌合凹部56cに嵌合突起58dを嵌合することで、平坦凹部56aに貼着されている第1情報シール57を嵌合板部58aで被覆した状態で取付けられる(図5参照)。また、第1取着部56における平坦凹部56aと嵌合凹部56cの内部輪郭と、第1保護カバー58における嵌合板部58aと嵌合突起58dの外部輪郭とは略合致するよう形成されて、平坦凹部56aおよび嵌合凹部56cに対して嵌合板部58aおよび嵌合突起58dが隙間なく嵌合するよう構成される。なお、第1保護カバー58は、透明な合成樹脂成形品であって、第1情報シール57を被覆した状態で、外部から該第1情報シール57の情報を読取装置で読み取り得るよう構成される。
そして、前記第1保護カバー58は、固定手段としての接着剤により第1取着部56に接着固定されて、取外し不能になっている。この接着剤は、第1保護カバー58と第1取着部56との対向面に塗布されて両者を接着した際に、該接着剤層が第1保護カバー58で覆われて、該接着剤の溶出を防ぐことができるようになっている。なお、本発明において取外し不能とは、無理に保護カバーを引き剥がす等、取外し時に痕跡が残るような行為をしない限り取外すことが困難で、痕跡を残さず取外すことが実質的に不可能な状態を指称するものである。
前記第1保護カバー58の嵌合板部58aおよび嵌合突起58dは、第1取着部56の対応する平坦凹部56aおよび嵌合凹部56cに隙間なく嵌合して、ドライバー等の工具を嵌合箇所に差込まれるのを困難にしている。また、前記第1取着部56における嵌合凹部56cは、前記下側の係止部36を成形する際に形成される開口を利用して形成されて、該嵌合凹部56cに嵌合される嵌合突起58dにより開口を塞ぐよう構成してある(図4参照)。ここで、前記カバー部材26の板状部41における左下角部に形成された開口形成領域46の副板面に形成される前記規制壁47は、図2,図11に示すように、第1取着部56における一方の嵌合突起56bと上下に重なる位置(突部58bの嵌合孔58cに嵌合突起56bを嵌挿するのは許容する長さだけは離間する位置)に設けられており、該規制壁47は、嵌合突起56bを嵌合孔58cに嵌挿した状態で第1取着部56に取付けられている第1保護カバー58において、該嵌合孔58cが形成される突部58bに対して開口形成領域46側から工具等を用いて嵌合突起56bと嵌合孔58cとの嵌挿状態を解除する行為を抑制するべく機能する。なお、第1取着部56に対応する位置に設けられる規制壁47は、一方の嵌合突起56bのみならず全ての嵌合突起56bに対して上下に重なるように設けてもよいが、少なくとも一部の嵌合突起56bと上下に重なっていれば、不正行為に対する抑止力となる。
(カバー部材の第2取着部について)
前記カバー部材26の下壁部43には、前記板状部41の左下角部に形成された開口形成領域46から右方に離間する位置、すなわち開口形成領域46に対応して後壁43aのみが外縁から突出する部位から外れた位置の前壁43bに、第2取着部59が設けられている。より具体的には、ベース部材25の下外壁部30で隠れることのない前壁43bであって、図2,図9に示す如く、前記目印50の形成位置から右方に離間する部位に第2取着部59が設けられる。この第2取着部59は、図12に示す如く、前壁43b(下壁部43)の外面から所定深さだけ凹設された平坦凹部59aを備え、該平坦凹部59aに、前記第1情報シール57と同様に二次元コード等の印刷により各種の識別情報が付与された第2情報シール(第2情報体)60が貼着される。この第2情報シール60に付与される情報は、前記第1情報シール57に付与されている情報と関連するものであって、少なくとも第1情報シール57が貼着されているベース部材25と、第2情報シール60が貼着されているカバー部材26とが正規の組合わせであることを判別し得る情報を含むものである。また第2取着部59は、前記平坦凹部59aを凹設することで形成された後端段部59b(後壁43aと前壁43bとの連設部)に、左右方向に離間して複数(実施例では3つ)の第1嵌合凹部59cが平坦凹部59aに沿う方向に凹設される。更に、第2取着部59は、前壁43b(下壁部43)における前端部側に、略T字状に凹設された第2嵌合凹部59dを備える。
前記カバー部材26の第2取着部59には、固定手段を介して第2保護カバー61が取外し不能に取付けられる。この第2保護カバー61は、第2取着部59における平坦凹部59aの全体を覆うように第2取着部59に嵌合する嵌合板部61aを備える。また第2保護カバー61の嵌合板部61aにおける後端縁には、前記第1嵌合凹部59cと対応する位置に、該第1嵌合凹部59cに嵌合する第1嵌合突部61bが後側に向けて突設される。更に、第2保護カバー61の嵌合板部61aにおける前端部には、図14に示す如く、前記第2取着部59の第2嵌合凹部59dに嵌合するT字状の第2嵌合突部61cが突設されている。すなわち、第2取着部59に対して第2保護カバー61は、第1嵌合凹部59cに第1嵌合突部61bを嵌合すると共に、第2嵌合凹部59dに第2嵌合突部61cを嵌合することで、平坦凹部59aに貼着されている第2情報シール60を嵌合板部61aで被覆した状態で取付けられる。そして、該第2保護カバー61は、固定手段としての接着剤により第2取着部59に接着固定されて、取外し不能になっている。この接着剤は、第2保護カバー61と第2取着部59との対向面に塗布されて両者を接着した際に、該接着剤層が第2保護カバー61で覆われて、該接着剤の溶出を防ぐことができるようになっている。また第2保護カバー61は、透明な合成樹脂成形品であって、第2情報シール60を被覆した状態で、外部から該第2情報シール60の情報を読取装置で読み取り得るよう構成される。
なお、第2保護カバー61の嵌合板部61a、第1嵌合突部61bおよび第2嵌合突部61cの外部輪郭は、第2取着部59の対応する平坦凹部59a、第1嵌合凹部59cおよび第2嵌合凹部59dの内部輪郭と略合致するよう形成され、夫々が隙間なく嵌合して、ドライバー等の工具を嵌合箇所に差込まれるのを困難にすると共に、前記接着剤の溶出を防止するようになっている。また第2取着部59は、平坦凹部59aおよび第2嵌合凹部59dの深さが、第2保護カバー61の嵌合板部61aおよび第2嵌合突部61cの厚みと同一に設定されて、嵌合板部61aおよび第2嵌合突部61cを平坦凹部59aおよび第2嵌合凹部59dに嵌合した際に、該第2保護カバー61の外面と前壁43b(下壁部43)の外面とが面一となるよう構成される。
前記ベース部材25に設けられる第1取着部56と、カバー部材26に設けられる第2取着部59とは、両部材25,26を組付けた状態で、該取着部56,59に貼着されている第1情報シール57および第2情報シール60の情報を読み取るための読取装置が、一方の情報シールの情報を読み取っているときに他方の情報シールの情報を読み取ることがない距離だけ離間している。
(基板ケースの取付け構造について)
前記基板ケース24のセット部材12への取付構造について簡単に説明する。基板ケース24は、ベース部材25における板状部28の右側後面に設けられ、セット部材12の前面に設けた受部(図示せず)に引っ掛ける爪部62(図4参照)と、カバー部材26における左壁部44の上部に設けられ、セット部材12の前面に設けた位置決めピン(図示せず)が挿通される位置決め孔が形成される取付部63と、該左壁部44中央に設けた固定部64とを備えている(図3参照)。なお、固定部64には、取着具65が装着されている(図5参照)。そして、基板ケース24は、セット部材12の受部に爪部62を引っ掛けると共に、セット部材12の位置決めピンを取付部63の位置決め孔に挿入したもとで、固定部64に装着されている取着具65をセット部材12に設けた図示しない保持孔に係合することでセット部材12に組み付けられる。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る基板ケース24の作用について説明する。前記ベース部材25の第1取着部56に対し、第1情報シール57を、その情報の印刷面を外側に向けた状態で平坦凹部56aに貼着する。第1保護カバー58の各嵌合孔58cに第1取着部56の対応する嵌合突起56bを夫々嵌挿し、該第1保護カバー58の嵌合板部58aを平坦凹部56aに近接することで、第1保護カバー58の嵌合突起58dが弾性変形しつつ嵌合凹部56cに嵌合し、平坦凹部56aに嵌合板部58aが嵌合した状態で、当該第1保護カバー58が第1取着部56に取付けられる。このとき、平坦凹部56aに貼着されている第1情報シール57は、第1保護カバー58の嵌合板部58aで被覆される(図5参照)。そして、第1保護カバー58を、接着剤で第1取着部56に接着固定する。すなわち、ベース部材25に対して第1情報シール57は、無理に第1保護カバー58を第1取着部56から引き剥がさない限り不正に取外すことができないように取付けられており、不正行為者が第1情報シール57を不正に取外して利用するのを抑制し得る。
また、前記カバー部材26の第2取着部59に対し、前記第1情報シール57に付与されている情報と関連する情報が付与されている第2情報シール60を、その情報の印刷面を外側に向けた状態で平坦凹部59aに貼着する。第2保護カバー61の各第1嵌合突部61bを第2取着部59の対応する第1嵌合凹部59cに夫々嵌合し、該第2保護カバー61の嵌合板部61aを平坦凹部59aに近接することで、第2保護カバー61の第2嵌合突部61cが弾性変形しつつ第2嵌合凹部59dに嵌合し、平坦凹部59aに嵌合板部61aが嵌合した状態で、当該第2保護カバー61が第2取着部59に取付けられる。このとき、平坦凹部59aに貼着されている第2情報シール60は、第2保護カバー61の嵌合板部61aで被覆される(図5参照)。そして、第2保護カバー61を、接着剤で第2取着部59に接着固定する。すなわち、カバー部材26に対して第2情報シール60は、前記第1情報シール57の場合と同様に、無理に第2保護カバー61を第2取着部59から引き剥がさない限り不正に取外すことができないように取付けられており、不正行為者が第2情報シール60を不正に取外して利用するのを抑制し得る。
次に、前記情報シール57,60が貼着されたベース部材25とカバー部材26との組付けについて説明する。前記カバー部材26の内部に実装面を板状部41の内面に対向した姿勢でピンやネジを介して主制御基板23を保持させる。このとき、主制御基板23の実装面に設けられた各コネクタソケット23aが、対応するソケット開口41aを介してカバー部材26の外側に突出する。主制御基板23が保持されたカバー部材26と前記ベース部材25とを、主制御基板23を挟んで板状部28,41の内面を対向させると共に、前記目印37,50が一致するように位置させる。そして、ベース部材25に対してカバー部材26を近接することで、カバー部材26の上下の壁部42,43における後壁42a,43aが、ベース部材25の上下のスライド溝34,34に収容される。このとき、ベース部材25の上下の各係止部36が、カバー部材26の対応する上下の各切欠部48に隙間を介して入り込む。また、ベース部材25の左縁部に突設した前記各突片38の左方に、カバー部材26の左壁部44に形成した対応する挿通孔51が夫々整列して臨む。この状態で、ベース部材25に対してカバー部材26を右方にスライドすることで、図6に示す如く、ベース部材25の各係止部36がカバー部材26の対応する被係止部49に夫々係止されると共に、各突片38が対応する挿通孔51に挿通されることで、ベース部材25に対してカバー部材26は上下および前後方向に位置規制された状態で組付けられる。
前記ベース部材25とカバー部材26とは、複数の係止部36と複数の被係止部49とを係止することで組付けられるが、これら係止部36および被係止部49を係止可能な状態にベース部材25とカバー部材26とを位置決めする際には、作業者は前記ベース部材25およびカバー部材26に設けられた目印37,50を目安として両部材25,26を位置決めし得るから作業が容易である。また、各目印37,50は、前記第1取着部56や第2取着部59から離間して設けられているから、該取着部56,59に取付けられている保護カバー58,61等によって目印37,50が見え難くなることはない。
前記係止部36と被係止部49とが係止された状態で組付けられたベース部材25とカバー部材26とでは、前記ベース側カシメ部39とカバー側カシメ部52とが整合すると共に、ベース側連結部40とカバー側連結部55とが整合する。両連結部40,55を固定部材により固定すると共に、両連結部40,55に亘ってICタグが設けられた封印シールを貼付けると共に、該封印シールを被覆するように両連結部40,55に蓋部材66を組付ける。また、ベース側カシメ部39とカバー側カシメ部52とをワンウェイネジ53で締結すると共に、該ネジ53の頭部を覆うようにカバー側カシメ部52にキャップ54を嵌合する。これにより、ベース部材25からカバー部材26を取外して主制御基板23を交換するには、封印シールを剥がしたり、カシメ部39,52を破壊する必要があり、基板ケース24を不正に開封するのを困難にしている。
前述したように組立てられた基板ケース24は、セット部材12の受部に爪部62を引っ掛けると共に、セット部材12の位置決めピンを取付部63の位置決め孔に挿入したもとで、固定部64に装着されている取着具65をセット部材12に設けた保持孔に係合することでセット部材12に組み付けられる。
前記主制御装置19の基板ケース24においては、前記の封印シールやカシメ部39,52とワンウェイネジ53からなる固着手段によって不正開放を防止し得るようになっているものの、不正行為者の不正行為は巧妙化しており、前記課題の項で述べたように正規の組合わせではないベース部材とカバー部材とを用いることによる不正行為によって基板ケースが開封前の状態と略同じ状態に偽装されることがある。この場合は、基板ケース24の外見上は、不正行為が行なわれた痕跡を見付けることは極め困難であり、必要によってはカシメ部39,52を破壊して主制御基板23に実装されているROMを検査しなければならず、極めて手間と時間が掛かる作業が必要となる。
しかしながら、実施例の基板ケース24においては、ベース部材25に貼着されている第1情報シール57の情報と、カバー部材26に貼着されている第2情報シール60の情報とを照合するだけで、当該ベース部材25とカバー部材26とが正規の組合わせであるのか否かを簡単に判断することができる。すなわち、第1情報シール57の情報に対して第2情報シール60の情報が全く関連を有していないものであれば、ベース部材25またはカバー部材26の何れか一方が取替えられたものであると判断することができ、カシメ部39,52を破壊することなく当該基板ケース24に対して何らかの不正行為が行なわれたことを発見し得る。
また、前記第1情報シール57および第2情報シール60は、基板ケース24をセット部材12に取付けた状態で、同じ下側の面に貼着されていから、該情報シール57,60の情報を読取装置で読み取る際の作業性がよく、作業時間を短縮し得る。しかも、両情報シール57,60は、一方の情報シールの情報を読取装置で読み取っているときに、他方の情報シールの情報が読み取られてしまうことのない距離だけ離間してベース部材25およびカバー部材26に貼着されているから、読取装置での読み取りエラーを抑制し得る。更に、前記カバー部材26に貼着される第2情報シール60は、該カバー部材26のソケット開口41aが形成される開口形成領域46から離間する位置(外れた位置)の下壁部43に貼着されているから、該第2情報シール60の情報を読取装置で読み取る際に、ソケット開口41aから外側に突出するコネクタソケット23aに接続される配線が邪魔となることはなく、作業が容易となる。
なお、実施例においてセット部材12に取付けられた基板ケース24では、該ケース24の上側に位置する前記表示制御装置21が基板ケース24の上面に重なっているのに対し、該ケース24の下側に位置する前記払出し制御装置16は下面に重なっていないので、当該基板ケース24の下面側に前記情報シール57,60を貼着することで、他の制御装置が邪魔となることなく読取装置による読み取りを簡単に行ない得る。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更可能である。
(1)実施例では、主制御基板を収納する基板ケースを例に挙げたが、基板ケースに収納する制御基板としては、払出し制御基板等、遊技店にとって不正に交換されることで不利益を被る制御を司る制御基板であればよい。
(2)実施例では、各取着部に対して保護カバーを、対向面同士を接着剤で接着するよう構成したが、取着部に保護カバーを取付けた後、両者の境界部分に沿って接着剤を塗布して接着するようにしてもよい。
(3)実施例では、各取着部に対して保護カバーを接着剤を用いて取外し不能に取付けたが、保護カバーを取着部に取外し不能に取付ける固定手段としては、接着剤に限らず保護カバーを取着部に溶着したり、あるいは保護カバーに設けた係合部を、取着部に設けた被係合部に係合して取付けた際に、該係合部および被係合部が保護カバーで覆われて外側からアクセスできないようにした手段であってもよい。
(4)実施例では、ベース部材やカバー部材の外面に取着部を設けたが、該取着部をベース部やカバー部材の内面に設けてもよい。この場合は、部材の内面に設けた取着部に対して、情報を部材の外側から読み取り可能な状態で情報体を設け、更に該情報体の内面側を保護カバーで被覆するよう構成すればよい。
(5)実施例では、取着部に取付けられる情報体として二次元コード等の情報が印刷されたシールを用いたが、該シールに付与される識別情報は、読取装置を用いることなく、目視により正規な組合わせであるか否かを判別し得るマークや記号等を印刷したものであってもよい。
(6)情報体としては、各種情報を記憶させたICチップ等の記憶媒体を備えたタグを用いることができ、該タグは取着部に貼着するものに限らず、取着部に埋め込むものであってもよい。
(7)実施例では、ベース部材の第1取着部およびカバー部材の第2取着部を下面に設けたが、上面または左右何れかの側面に設けてもよい。
(8)実施例では、ベース部材の第1取着部とカバー部材の第2取着部とを同じ下面に設けたが、異なる面、例えば一方を上面で他方を下面や左右何れかの側面としたり、一方を下面で他方を左右何れかの側面としてもよい。
(9)各取着部に対する保護カバーの取付構造については、実施例のような嵌合により取付ける手段に限らず、フック等の係合により取付ける手段等、各種の手段を用いることができる。この場合における取付手段の係合部を、保護カバーで覆われる位置や、ベース部材やカバー部材の内部に臨む位置に設定することで、固定手段としても機能させることができる。
(10)実施例では、ベース部材とカバー部材とを取外し不能に固着する手段としてカシメ部とワンウェイネジとを用いたが、その他公知の構造の固着手段を採用し得るものであって、当該固着手段を破壊しない限りベース部材とカバー部材とを分離不能な状態に維持し得るものであればよい。すなわち、ベース部材およびカバー部材の一方に設けた第1固着部と、他方に設けた第2固着部とを取外し不能な締結手段で締結したり、あるいは通常のネジで両固着部を締結した後に該ネジの頭部(操作部)を覆う取外し不能なキャップを装着する等の構成を採用し得る。
23 主制御基板(制御基板)
23a コネクタソケット
25 ベース部材
26 カバー部材
27 収納空間
28 板状部
30 下外壁部(壁部)
41 板状部
41a ソケット開口
43 下壁部(壁部)
43b 前壁(カバー部材においてベース部材で覆われることのない壁部)
46 開口形成領域
47 規制壁
56 第1取着部
56a 平坦凹部
56b 嵌合突起(第1取着部の嵌合突起)
56c 嵌合凹部(第1取着部の嵌合凹部)
57 第1情報シール(第1情報体)
58 第1保護カバー
58a 嵌合板部
58b 突部
58c 嵌合孔
58d 嵌合突起(第1保護カバーの嵌合突起)
59 第2取着部
59a 平坦凹部
59b 後端段部(平坦凹部を凹設することで形成される段部)
59c 第1嵌合凹部
59d 第2嵌合凹部
60 第2情報シール(第2情報体)
61 第2保護カバー
61a 嵌合板部
61b 第1嵌合突部
61c 第2嵌合突部

Claims (5)

  1. ベース部材と、該ベース部材に組付けられたカバー部材とからなり、両部材により画成される収納空間に遊技機の制御を担う制御基板を収納した遊技機の基板ケースにおいて、
    前記ベース部材において前記カバー部材で覆われることのない壁部の外面に設けられ、平坦凹部を有する第1取着部と、
    前記第1取着部の平坦凹部に取付けられ、識別情報が付与された第1情報体と、
    前記第1取着部の平坦凹部の全体を覆うように当該第1取着部に嵌合する嵌合板部を有し、前記第1情報体を被覆するように第1取着部に取付けられた第1保護カバーと、
    前記カバー部材において前記ベース部材で覆われることのない壁部の外面に設けられ、平坦凹部を有する第2取着部と、
    前記第2取着部の平坦凹部に取付けられ、前記第1情報体に付与された識別情報と関連する識別情報が付与された第2情報体と、
    前記第2取着部の平坦凹部の全体を覆うように当該第2取着部に嵌合する嵌合板部を有し、前記第2情報体を被覆するように第2取着部に取付けられた第2保護カバーとから構成され、
    前記第1保護カバーは、固定手段としての接着剤により前記第1取着部に対して取外し不能に接着固定されると共に、前記第2保護カバーは、固定手段としての接着剤により前記第2取着部に対して取外し不能に接着固定された
    ことを特徴とする遊技機の基板ケース。
  2. 前記第1取着部は、前記ベース部材において前記平坦凹部が設けられた壁部の突出端に設けられた嵌合突起と、当該壁部における嵌合突起とは反対となる端部側に設けられ、当該平坦凹部に繋がる嵌合凹部とを備え、
    前記第1保護カバーは、前記第1取着部の嵌合突起が嵌挿される嵌合孔が形成された突部が突設されると共に、当該第1取着部の嵌合凹部に嵌合する嵌合突起が突設され、
    前記突部の嵌合孔に前記第1取着部の嵌合突起を嵌挿した前記第1保護カバーの嵌合板部を第1取着部の平坦凹部に近接することで、第1保護カバーの嵌合突起が弾性変形しつつ嵌合凹部に嵌合して当該第1取着部に第1保護カバーが取付けられるよう構成されると共に、
    前記第2取着部は、前記カバー部材において前記平坦凹部を設けることで形成される段部に設けられ当該平坦凹部の端部に位置する第1嵌合凹部と、当該平坦凹部が設けられる壁部における第1嵌合凹部とは反対となる平坦凹部の端部側に位置するよう設けられ、当該平坦凹部に繋がる第2嵌合凹部とを備え、
    前記第2保護カバーには、前記嵌合板部における前記第2取着部の第1嵌合凹部の形成端部側に、該第1嵌合凹部に嵌合する第1嵌合突部が突設されると共に、嵌合板部における前記第2取着部の第2嵌合凹部の形成端部側に、該第2嵌合凹部に嵌合する第2嵌合突部が突設され、
    前記第1嵌合突部を前記第2取着部の第1嵌合凹部に嵌合した前記第2保護カバーの嵌合板部を第2取着部の平坦凹部に近接することで、第2保護カバーの第2嵌合突部が弾性変形しつつ第2嵌合凹部に嵌合して当該第2取着部に第2保護カバーが取付けられるよう構成された請求項1記載の遊技機の基板ケース。
  3. 前記ベース部材には、前記制御基板の一方の板面に対向する板状部の外縁からカバー部材側に向けて突出する壁部が形成されて、該壁部に前記第1取着部が設けられ、
    前記カバー部材の板状部の外縁部には、外縁に沿って所定長さで開口形成領域が設けられると共に、該開口形成領域に前記制御基板のコネクタソケットが外方に挿通されるソケット開口が形成され、
    前記開口形成領域において前記第1取着部が臨む外周縁において、該第1取着部に設けられた嵌合突起が開口形成領域に臨む位置に、前記突部の嵌合孔に嵌合突起を嵌挿するのは許容する長さだけは離間して規制壁が形成された請求項2記載の遊技機の基板ケース。
  4. 前記ベース部材には、前記制御基板の一方の板面に対向する板状部の外縁からカバー部材側に向けて突出する壁部が形成されて、該壁部に前記第1取着部が設けられ、
    前記カバー部材には、前記制御基板の他方の板面に対向する板状部における前記ベース部材の第1取着部が設けられる壁部と対応する外縁からベース部材側に向けて突出する壁部が形成されて、該壁部に前記第2取着部が設けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機の基板ケース。
  5. 前記カバー部材の板状部の外縁部には、外縁に沿って所定長さで開口形成領域が設けられると共に、該開口形成領域に前記制御基板のコネクタソケットが外方に挿通されるソケット開口が形成され、前記第2取着部は、前記壁部における板状部の開口形成領域が臨む外縁から突出する部位から外れた位置に設けられている請求項記載の遊技機の基板ケース。
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