JP5573207B2 - 遊技機用制御基板ケース - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に装備される制御基板を収納する遊技機用制御基板ケースに関する。
一般に、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機においては、CPUやROMなどの電子部品を実装した制御基板により、遊技に関連して種々の制御が行われているが、制御基板の制御プログラムを記憶するROMを不正なものに交換したり、外部から制御基板に対し不正な信号付与したりするなどの不正な行為を防止する必要がある。
そのための対策として、従来、制御基板を、透明な上ケースと下ケースとからなる制御基板ケース内に収納し、ケースの閉状態で上ケースと下ケースとをワンウエイネジなどの締結具を用いて分離不能に結合するいわゆるカシメ構造が通常採用されている。このカシメ構造は、制御基板ケースを容易に開放できないだけでなく、仮に開放された場合でも破壊の痕跡が残り、不正行為を容易に発見できるという利点がある。
また、カシメ構造とは別に、あるいは併用して、上ケースと下ケースとの突き合わせ部に封印シールを貼り付け、ケースが不正に開放された場合に封印シールが切断することで不正開放が判別できるようにすることが多く採用されている。特に、近年の封印シールとしては、例えば特許文献1に開示されているように、箔状アンテナを介して外部機器と通信可能なICチップなどからなる通信部を有するいわゆるICタグが用いられ、この種の封印シールの場合、ケースの不正開放によって封印シールが切断すると箔状アンテナも破断し、通信部からの通信が不能になり、警告が発せられるようになっている。
ところで、上記封印シールは、ケースの不正開放の検出を主目的とするものであるが、遊技機メーカーからホールへの運搬中に傷付いたり切断したりするとその機能を発揮できなくなる。また、ケースを不正に開放し、制御基板やROMを改造した後、偽シールと張り替えるなどの不正行為も容易に予測される。そこで、例えば特許文献2に開示されているように、封印シールを覆って保護するための透明なカバー部材を設けることがある。
特開2007−196045号公報 特開2007−312916号公報
しかしながら、上記封印シール用のカバー部材は、制御基板ケースのカシメ構造とは別に、上ケース又は下ケースに対し、固定ネジや封止キャップなどの締結具を用いて分離不能に結合されるようになっているため、その分部品点数が多くなり、製造コストの高騰を招くとともに、制御基板ケースの組立作業の工数が増加するという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、上述した封印シール用のカバー部材に対し、上ケースと下ケースとを分離不能に結合するカシメ構造の機能を兼備させることにより、部品点数を少なくし、製造コストの低廉化及び組立作業工数の減少化を図り得る遊技機用制御基板ケースを提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、遊技機用制御基板ケースとして、上ケースと下ケースとにより制御基板を収容する収納空間が構成されており、上ケースと下ケースとの突き合わせ部に、ケース開放操作によって切断する封印シールを貼り付けるためのシール貼り付け面が形成されているとともに、このシール貼り付け面に貼り付けた封印シールの全部又は一部を被覆する透明なカバー部材が装着されていることを前提とする。そして、上記カバー部材を、上ケース又は下ケースに分離不能に結合する結合部を有し、この結合部又はその近傍を外部より工具を用いて切断することで取り外し可能に設けるとともに、その切断部分が痕跡として外部から目視可能に設ける。また、上記カバー部材を、突き合わせ部への装着状態で上ケース及び下ケースの開放操作を規制するように設ける構成にする。
この構成では、カバー部材がその結合部で上ケース又は下ケースに分離不能に結合して上ケースと下ケースとの突き合わせ部に装着されているとき、上ケース及び下ケースの開放操作は、カバー部材により規制されるため、従来の如く上ケースと下ケースとを分離不能に結合するカシメ構造を省略あるいはその個数を少なくすることができる。
一方、カバー部材の結合部又はその近傍を外部より工具を用いて切断してカバー部材を取り外すと、カバー部材による上ケース及び下ケースの開放操作の規制が解消されるため、ケース開放をも行うことができる。
請求項に係る発明は、上述した構成に加えて、上記カバー部材により上ケース及び下ケースの開放操作を規制する一つの具体的な形態を提供するものである。すなわち、上記上ケースと下ケースとは、閉状態から突き合わせ面に沿って所定距離相対移動させることで結合が解除可能になっており、この上ケース及び下ケースには、閉状態で両者に跨って延びる穴部が形成されている一方、上記カバー部材は、この穴部に挿入可能なロックピン部を有し、このロックピン部が穴部に挿入されることで上ケース及び下ケースの開放操作を規制するようになっている構成にする。
請求項に係る発明は、請求項記載の遊技機用制御基板ケースにおいて、上記上ケースと下ケースとを、上記シール貼り付け面と異なる箇所で締結具を介して分離不能に結合する構成にする。この構成では、上ケースと下ケースとは、カバー部材により開放操作が規制されるだけでなく、このカバー部材の装着箇所であるシール貼り付け面と異なる箇所でも締結具を介して分離不能に結合されるため、その分ケースの不正開放を防止することができる。
請求項に係る発明は、請求項1又は2記載の遊技機用制御基板ケースにおいて、上記上ケース及び下ケースの各突き合わせ部に、それぞれ側方に突出しかつ互いに横並びに隣接する突出部を形成し、上記シール貼り付け面を、この両突出部に跨って形成するとともに、このシール貼り付け面に貼り付けた封印シールを、ケース開放操作によって少なくとも一部が剪断力を受けるように設ける構成にする。この構成では、シール貼り付け面に貼り付けた封印シールは、ケース開放操作、特に不正な開放操作によって少なくとも一部が剪断力を受けて確実に切断するようになっているため、制御基板ケースの不正開放を容易にかつ確実に目視することができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないし請求項のいずれか一つに記載の遊技機用制御基板ケースにおいて、上記封印シールは、箔状アンテナを介して外部機器と通信可能な通信部を有し、箔状アンテナは、封印シールの切断に伴い破断するようになっている構成にする。この構成では、ケースの不正開放時には封印シールが切断し、その目視によって不正開放を検出できるだけでなく、封印シールの切断に伴い箔状アンテナが破断し、それにより通信部からの通信が不能になり、警告が発せられるようになる。
以上のように、本発明の遊技機用制御基板ケースによれば、封印シール用のカバー部材をその結合部で上ケース又は下ケースに分離不能に結合して上ケースと下ケースとの突き合わせ部に装着したとき、上ケース及び下ケースの開放操作がカバー部材により規制されるため、従来の如く上ケースと下ケースとを分離不能に結合するカシメ構造を省略あるいはその個数を少なくすることができ、その分製造コストの低廉化及び組立作業工数の減少化を図ることができる。
特に、請求項に係る発明では、上ケースと下ケースとは、カバー部材により開放操作が規制されるだけでなく、このカバー部材の装着箇所であるシール貼り付け面と異なる箇所でも締結具を介して分離不能に結合されるため、その分ケースの不正開放を防止することができ、安全性の向上を図ることができる。
また、請求項に係る発明では、シール貼り付け面に貼り付けた封印シールの少なくとも一部が不正な開放操作によって剪断力を受けて確実に切断するようになっているため、制御基板ケースの不正開放を容易にかつ確実に目視することができ、安全性の向上を一層図ることができる。
さらに、請求項に係る発明では、ケースの不正開放時に封印シールが切断し、その目視によって不正開放を検出できるだけでなく、封印シールの切断に伴い箔状アンテナが破断し、それにより通信部からの通信が不能になり、警告が発せられるので、安全性の向上をより一層図ることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る遊技機用制御基板ケースの斜視図である。 図2は上記制御基板ケースの封印シール用カバー部材を組み付ける前の状態を示す斜視図である。 図3は上記制御基板ケースの分解斜視図である。 図4は図2のZ方向から見た斜視図である。 図5は図1のX−X線における拡大断面図である。 図6は図5のE−E線における断面図である。 図7は図5のF−F線における断面図である。 図8は図1のY−Y線における拡大断面図である。 図9は図8のG−G線における断面図である。 図10は図9に示す状態から締結具を結合位置にまで押し込んだ状態を示す図9相当図である。 図11は図10に示す状態から締結具のピン部を頭部と破断させながら更に押し込んだ状態を示す図9相当図である。 図12は下ケースの平面図である。 図13は同底面図である。 図14は同右側面図である。 図15は上ケースの平面図である。 図16は同底面図である。 図17は同右側面図である。 図18は締結具を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のH−H線における断面図、(c)は斜視図である。 図19は封印シール用カバー部材の内側上方から見た斜視図である。 図20は同じく封印シール用カバー部材の内側下方から見た斜視図である。 図21はコネクタ用カバー部材を示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 図22は第2の実施形態を示す図2相当図である。 図23は同じく図3相当図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は本発明の第1の実施形態に係る遊技機用制御基板ケースAの全体構成を示す。この制御基板ケースAは、上ケース1と下ケース2とにより内部に収容空間を構成し、この収容空間内に、CPU、ROMやコネクタ4a,4b,4c,4d,4e,4fなどの電子部品を実装した制御基板5を収容するものである。
上記上ケース1及び下ケース2は、共に透明なポリカーボネイト樹脂などの合成樹脂からなる。下ケース2は、図12ないし図14にも示すように、縦方向に沿って延びかつ横方向に互いに所定距離隔てる複数(図では5つ)の縦凸条部11,11,…及び横方向に沿って延びかつ縦方向に互いに所定距離隔てる複数(図では5つ)の横凸条部12a,12a,12b,12b,12bを有する矩形状の底板部13と、この底板部13の互いに対向する2つの長辺及び1つの短辺に沿って形成された側壁部14a,14b,14cと、この短辺側の側壁部14cから外側方に突出して形成された締結台部15と、底板部13の締結台部15と反対側の短辺から外側方に突出して形成されたシール貼り付け台部16とを備えてなる。
上記横凸条部12a,12bのうち、側壁部14a又は14bに近接する横凸条部12aの高さ寸法は、他の横凸条部12b及び縦凸条部11のそれよりも大きく設定されている。この横凸条部12aと側壁部14a又は14bとの間にはそれぞれ複数(図では5つ)の係合棒部21,21,…が縦方向に所定間隔毎にかつ底板部13より所定間隙隔てた高さ位置に形成されている。
上記締結台部15は、側壁部14bの上縁から水平に延びる水平面部15aと、この水平面部15aから垂直上方に延出する垂直壁部15bとを有している。この締結台部15の水平面部15aには各々後述する締結具50のピン部51bが挿入可能な2つの挿入穴22,22が設けられているとともに、締結台部15の水平面部15aと垂直壁部15bとの隅角部には3つの嵌合穴部23a,23b,23bが縦方向に所定間隔毎に形成されている。
上記シール貼り付け台部16は、底板部13の短辺から水平に延びる水平面部16aと、この水平面部16aの先端から垂直上方に延出する垂直壁部16bと、この垂直壁部16bの垂直中心線を挟む一方の部分に垂直面部16bを一面として形成された箱型の貼り付け台部本体16cとを有している。また、上記下ケース2の底板部13の締結台部15と反対側の短辺には、シール貼り付け台部16とは別に、シール貼り付け台部16の水平面部16aの中心位置でかつ水平面部16aよりも所定寸法高い位置とシール貼り付け台部16の水平面部16aを挟む両側方位置の計3箇所にそれぞれ外側方に突出する嵌合凸部24が形成されている。
一方、上記上ケース1は、図15ないし図17にも示すように、制御基板5のコネクタ4a〜4fに対応した2箇所に他の部位よりも一段低くなった低段部31a,31bを有する矩形状の天板部31と、この天板部31の2つずつの長辺及び短辺にそれぞれ沿って形成された側壁部32a,32b,32c,32dと、天板部31短辺側の一方の側壁部32cから外側方に突出して形成された締結平板部33と、天板部31短辺側の他方の側壁部32dから外側方に突出して形成されたシール貼り付け台部34とを備えてなる。
上記天板部31の裏面側(内面側)には制御基板5の1つの対角線上の2つの隅角部をそれぞれネジ止めするための一対のネジ止めボス部36,36が形成されている。また、天板部31長辺側の2つの側壁部32a,32b間の長さ(つまり上ケース1の短辺長さ)は、下ケース2の底板部13長辺側の2つの側壁部14a,14b間の長さ(つまり下ケース2の短辺長さ)よりも若干小さく設定されていて、上ケース1と下ケース2とを突き合わせて閉じるときには、上ケース1の各長辺側側壁部32a,32bは、下ケース2の長辺側側壁部14a,14bの内側に嵌り込むようになっている。この上ケース1の各長辺側側壁部32a,32bの下縁にはそれぞれ上記下ケース2の各係合棒部21に係合可能な複数(図では5つ)の逆L字状の係合溝37,37,…が所定間隔毎に設けられている。
上記締結平板部33は、下ケース2の締結台部15の水平面部15aに対応した大きさ及び形状の平板状のものであり、この締結平板部33には、下ケース2の締結台部15側の挿入穴22に対応して2つずつの結合部38,38及び貫通孔58,58が形成されているとともに、下ケース2の締結台部15側の嵌合穴部23a,23bに対応して3つの嵌合凸部39a,39b,39bが外側方に突出して形成されている。
上記シール貼り付け台部34は、天板部31の短辺方向に互いに所定距離隔てた側壁部32dの2箇所からそれぞれ垂直に突出する一対の台側壁部34a,34bと、この両台側壁部34a,34bの突出方向中間位置でその上端同士間に架け渡した状態に形成された水平枠34cと、この水平枠34cと側壁部32dと両台側壁部34a,34bとで囲まれた平面視で矩形状の領域を天板部31の短辺方向に沿って5つの領域に仕切るように水平枠34cと側壁部32dとの間に跨って形成された4つの逆L字形状の仕切壁部34d,34e,34f,34gと、上記水平枠34cの外側方でかつ水平枠34cの一端(一方の台側壁部34aの位置)から水平枠34cの中央部(仕切壁部34eの位置)までの間に形成された断面逆L字状の貼り付け台部本体34hとを有している。
また、上記上ケース1の天板部31短辺側の側壁部32dには、図5及び図7に示すように、シール貼り付け台部34の水平枠34c中央部の2つの仕切壁部34e,34f間の位置及びシール貼り付け台部34の各台側壁部34a,34bの外側方位置にそれぞれ上記下ケース1の嵌合凸部24が嵌合可能な嵌合孔41が設けられている。各台側壁部34a,34bの外側方位置の嵌合孔41の周囲にはそれぞれこの嵌合孔41に嵌合する下ケース1の嵌合凸部24を保護するための囲い部42a,42bが形成されている。
そして、上記上ケース1と下ケース2とを突き合わせて閉じるとき、上ケース1の各長辺側側壁部32a,32bの下縁が下ケース2の底板部13に、上ケース1の締結平板部33が下ケース2の締結台部15の水平面部15aにそれぞれ当接した状態から上ケース1と下ケース2とを突き合わせ面に沿って長辺方向に所定距離相対移動させると、上ケース1の各長辺側側壁部32a,32b下縁の各係合溝37が下ケース2の底板部13側の対応する係合棒部21にそれぞれ係合するととともに、上ケース1の締結平板部33の各嵌合凸部39a,39bが下ケース2の締結台部15の対応する嵌合穴部23a,23bに、下ケース2の各嵌合凸部24が上ケース1の短辺側側壁部32dの対応する嵌合孔41にそれぞれ嵌合することにより、上ケース1と下ケース2とが仮結合状態に閉じられるようになっている。この仮結合状態から上ケース1と下ケース2とを分離不能に結合する場合には、上ケース1の締結平板部33の2つの結合部38,38の少なくとも一方で締結具50を用いて上ケース1と下ケース2とを結合する。尚、本実施形態では、遊技機メーカーからホールに出荷する場合に一方の結合部38で上ケース1と下ケース2とを分離不能に結合し、ホール側で制御基板ケースAを開放した後ホールから回収する場合に運搬途中で制御基板5の電子部品が取り替えられたり、抜き取られたりするのを防止するために他方の結合部38で上ケース1と下ケース2とを分離不能に結合する。
上記締結具50は、図18に拡大詳示するように、各々別々の合成樹脂からなる締結具本体51と蓋体52とで構成されている。締結具本体51は、先端に第1の係合爪51aを有するピン部51bと、このピン部51bの基端側の外周を囲む円筒状の頭部51cと、この頭部51cとピン部51bの基端とをピン部51bの軸線を挟む2個所でそれぞれ連結する連結部51d,51d(図8参照)とを備えてなる。第1の係合爪51aは、ピン部51bの先端に形成した逆U字状の溝53を挟んだ両側の部位に形成されていて、上ケース1の締結平板部33の貫通孔58などに挿入されるとき弾性変形して挿入され易くなっている。頭部51cの外周面には、その軸線方向の中央部でかつ軸線を挟む2個所にそれぞれ第2の係合爪51eが形成されているとともに、軸線方向の先端側でかつ円周方向に位相が各第2の係合爪51eと90度異なる2個所にそれぞれ第3の係合爪51fが形成されている。各第3の係合爪51fは、その左右両側に形成した切り欠き溝54,54により弾性変形が容易にし易くなっている。各連結部51dは、全長に亘って狭小で脆弱に形成されており、特に、頭部51c寄りの部位に幅寸法が他の部位よりも小さい脆弱部(図示せず)を有している。
上記蓋体52は、透明なものであり、締結具本体51の基端面に頭部51c及びその内側を覆った状態で接着剤により固着されている。この蓋体52には、直径が締結具本体51のピン部51bの直径と略同一の凹球面状の押圧部52aが形成されているとともに、この押圧部52aの外周を囲む環状の脆弱部52bが蓋体52の外面及び内面の両方を切り欠いて形成されている。
一方、上記各結合部38は、図8及び図9に詳示するように、それぞれ締結具50(詳しくはその締結具本体51)の頭部51cが嵌合可能な有底円筒状に形成されており、その深さは締結具50の頭部51cの軸線方向の長さ寸法と略同一又はそれよりも若干大きく設定されている。この各結合部38の内周面には、開口寄りの軸線を挟む2個所にそれぞれ、図8に示す如く締結具50の頭部51cが結合部38内に浅く嵌合する仮止め状態のとき上記各第3の係合爪51fが係合する仮止め用の段差部56が形成されているとともに、深さ方向の中央部でかつ円周方向に位相が各仮止め用の段差部56と90度異なる2個所にそれぞれ、図10に示す如く締結具50の頭部51cが結合部38内に嵌合した結合状態のとき上記各第2の係合爪51eが係合する結合用の段差部57が形成されている。
上記下ケース2の締結台部15には、その水平面部15aの下方に挿入穴22に連通する収納室61が形成されている。そして、図8及び図9に示す如き締結具50の仮止め状態から締結具50を作業者の親指62などで押し下げ、締結具50の頭部51cが結合部38内に嵌合する結合状態のときには、図10に示す如く締結具50のピン部51bの先端部が結合部38の貫通孔58から挿入穴22を通して収容室61内にまで挿入され、締結具50の第1の係合爪51aが挿入穴22周辺に係合し、また、締結具50の各第2の係合爪51eが結合用の段差部57に係合することにより、上ケース1の結合部38と下ケース2の締結台部15とが締結具50により分離不能に結合される。この結合状態を解除し、上ケース1と下ケース2とを開放するときには、図10及び図11に示すように、ドライバーなどの工具63の先端を締結具50の蓋体52の押圧部52aに当てて押圧すると、蓋体52の脆弱部52b及び締結具本体51の連結部51dが共に破断し、締結具50の頭部51cは上ケース1の結合部38内に嵌合した状態のまま残り、締結具50のピン部51bなどが上ケース1の結合部38の貫通孔58から下ケース2の締結台部15の収容室61内に抜け落ちて収容されることにより結合状態が解除される。
上述した上ケース1と下ケース2の仮結合状態のとき、上ケース1のシール貼り付け台部34側では、図4ないし図7にも示すように、上ケース1のシール貼り付け台部34の貼り付け台部本体34hと下ケース2のシール貼り付け台部16の貼り付け台部本体16cとが共に上ケース1と下ケース2との突き合わせ部より側方に突出する突出部として互いに横並びに隣接し合うようになっており、この両貼り付け台部本体34h,16cにより、ケース開放操作によって切断する封印シール65を貼り付けるための直交する2面(水平面及び垂直面)よりなるシール貼り付け面66が形成されている。また、上ケース1のシール貼り付け台部34及び下ケース2のシール貼り付け台部16には、上ケース1と下ケース2の仮結合状態ないし閉状態で両者に跨って延びる5つの穴部67a,67b,67c,67d,67eが上ケース1の側壁部32dと上ケース1のシール貼り付け台部34の台側壁部34a,34b、水平枠34c及び仕切壁部34d〜34gと下ケース2のシール貼り付け台部16の垂直壁部16bとによって構成されるようになっている。
上記封印シール65は、シール貼り付け面66の水平面部分でケース開放操作、特に上ケース1と下ケース2との突き合わせ面に沿った相対移動によって剪断力を受けるようになっている。また、封印シール65は、このシール貼り付け面66の水平面部分に対応する部位の裏面に接着されかつ両貼り付け台部本体34h,16cに跨って延びる箔状アンテナ68と、この箔状アンテナ68を介して外部機器と通信可能な通信部としてのICチップ69とを有するいわゆるICタグであり、箔状アンテナ68は、封印シール65の切断に伴い破断するようになっている。
上記両シール貼り付け台部34,16には、シール貼り付け面66に貼り付けた封印シール65の全部を被覆する透明な合成樹脂製の封印シール用カバー部材70が装着されている。このカバー部材70は、図19及び図20に拡大詳示するように、高段部71aと低段部71bとで段差状に形成された上面壁71と、この上面壁71の低段部71bの一端から垂下する正面壁72と、上面壁71の左右両端からそれぞれ垂下する左右2つの側面壁73,74と、上面壁71の高段部71aの左右両端部にそれぞれ側面壁73,74と所定間隙隔てて垂下しかつ上記両シール貼り付け台部34,16の穴部67a,67eに各々挿入可能な左右2つの結合部75,76と、上面壁71の高段部71aの中央部にそれぞれ垂下しかつ上記両シール貼り付け台部34,16の穴部67b,67dに各々挿入可能な左右2つのロックピン部77,78とを有している。
上記各結合部75,76の先端には、図5に示すように、カバー部材70の装着時に上ケース1のシール貼り付け台部34の台側壁部34a,34bに各々形成した段差部81,82に係合するフック部75a,76aが形成されており、このフック部75a,76aの係合によりカバー部材70が上ケース1に分離不能に結合されるようになっている。一方、各結合部75,76の基端が接続される上面壁71の高段部71aの左右両端部にはそれぞれ高段部71aの中央部よりも上方に突出しかつ肉厚が比較的薄い凸部83が形成され、この凸部83を外部よりニッパやカッターなどの工具を用いて切断することでカバー部材70が取り外し可能に設けられているとともに、その切断部分が痕跡として外部から目視可能に設けられている。
上記各ロックピン部77,78の基端側部分は断面コ字状に形成され、各ロックピン部77,78の先端側部分は、互いに所定の距離隔てて対向する2つの側壁部77a,77b又は78a,78bにより構成されている。そして、この各ロックピン部77,78をそれぞれ上記両シール貼り付け台部34,16の対応する穴部67b,67dに挿入してカバー部材70が装着されたときには、上ケース1と下ケース2との閉状態から突き合わせ面に沿った相対移動が上記両ロックピン部77,78により規制され、上ケース1及び下ケース2の開放操作が規制されるようになっている。
さらに、上記上ケース1の天板部31の2つの低段部31a,31bのうち、一方の低段部31aには、制御基板5のコネクタ4a,4bなどの各電子部品にそれぞれ対応して複数(図では4つ)の開口85a,85b,85c,85dが設けられており、他方の低段部31bには、制御基板5のコネクタ4c〜4fが遊技機の機種変更に伴って大きさ及び形状などが変更されることに対応して、低段部31bの略全面に広がる細長い矩形状の開口86が設けられているとともに、この開口86と制御基板5のコネクタ4c〜4fとの隙間を覆うコネクタ用カバー部材90が装着されている。
上記コネクタ用カバー部材90は、上ケース1と同じく透明又は半透明な合成樹脂からなる。このカバー部材90は、図21に拡大詳示するように、制御基板5のコネクタ4c〜4fにそれぞれ対応した複数(図では4つ)の開口91a,91b,91c,91dが形成された細長い矩形状のカバー本体92と、このカバー本体92の1つの長辺及び2つの短辺にそれぞれ沿って形成された3つの垂直壁93a,93b,93cとを有している。カバー部材90のカバー本体92には垂直壁93cに近接してネジ挿入孔94が設けられている。そして、カバー部材90の垂直壁93a〜93cのないカバー本体92の長辺側を制御基板5の長辺に沿わせた状態でカバー本体90を制御基板5上に載せ、制御基板5を上ケース1の天板部31裏面側のネジ止めボス部36にネジ止めするときネジを上記ネジ挿入孔94に挿入することでカバー部材90が共止めされるようになっている。
次に、上記遊技機用制御基板ケースAの作用効果を説明するに、上ケース1と下ケース2とを突き合わせた状態から突き合わせ面に沿って長辺方向に相対移動させて仮結合状態に閉じた後、封印シール用カバー部材70の結合部75,76及びロックピン部77,78を、上ケース1のシール貼り付け台部34と下ケース2のシール貼り付け台部16とに跨って形成された5つの穴部67a〜67eのうちの対応する穴部にそれぞれ挿入して封印シール用カバー部材70を装着したときには、カバー部材70の各結合部77,78先端のフック部75a,76aがそれぞれ上ケース1のシール貼り付け台部34の段差部81,82に係合してカバー部材70が上ケース1に分離不能に結合されるだけでなく、このカバー部材70のロックピン部77,78により上ケース1と下ケース2との突き合わせ面に沿った長辺方向の相対移動が規制され、上ケース1及び下ケース2の開放操作が規制される。このため、従来の如く上ケース1及び下ケース2のシール貼り付け台部34,16側で両ケース1,2を分離不能に結合するためのカシメ構造を採用する必要はなく、その分部品点数を少なくすることができるとともに、組立作業の工数を少なくすることができ、製造コストの低廉化及び組立作業の簡易化を図ることができる。
しかも、上記上ケース1と下ケース2とは、そのシール貼り付け台部34,16側で封印シール用カバー部材70により開放操作が規制されるだけでなく、シール貼り付け台部34,16と反対側の締結平板部33上の少なくとも1つの結合部38で締結具50を介して分離不能に結合されるため、その分制御基板ケースAの不正開放を防止することができ、安全性の向上を図ることができる。
また、上記上ケース1及び下ケース2の各シール貼り付け台部34,16は、両ケース1,2の突き合わせ部の一部分である上ケース1の側壁部32及び下ケース2の底板部13の短辺からそれぞれ側方に突出し、その貼り付け台部本体34h、16c同士が互いに横並びで隣接し、この両貼り付け台部本体34h,16cにより封印シール65を貼り付けるためのシール貼り付け面66が形成されているため、このシール貼り付け面66に貼り付けた封印シール65は、制御基板ケースAの開放操作、特に不正な開放操作によって少なくとも一部が剪断力を受けて確実に切断されることになり、制御基板ケースAの不正開放を容易にかつ確実に目視することができ、安全性の向上を一層図ることができる。
さらに、上記封印シール65は、箔状アンテナ68を介して外部機器と通信可能なICチップ69を有するいわゆるICタグであり、その箔状アンテナ68は、封印シール65の剪断力を受ける部分に貼り付けられているため、制御基板ケースAの不正開放時には封印シール65が切断し、その目視によって不正開放を検出できるだけでなく、封印シール65の切断に伴い箔状アンテナ68が破断し、それによりICチップ69からの通信が不能になり、警告が発せられる。この結果、安全性の向上をより一層図ることができる。
図22及び図23は本発明の第2の実施形態に係る遊技機用制御基板ケースBの全体構成を示す。この制御基板ケースBは、上ケース101と下ケース102とにより内部に収容空間を構成し、この収容空間内に、CPU、ROM(共に図示せず)やコネクタ104a,104b,104cなどの電子部品を実装した制御基板105を収容するものである。
上記上ケース101及び下ケース102は、共に透明なポリカーボネイト樹脂などの合成樹脂からなる。下ケース102は、矩形状の底板部111と、この底板部111の四辺にそれぞれ形成された4つの側壁部112a,112a,112b,112bと、底板部111短辺側の互いに対向する2つの側壁部112a,112aにそれぞれ外側方に突出して形成された一対の突出部113,113とを備えている。各突出部113は、上面が開口する箱形のものであり、この各突出部113の下面部には、図示していないが、後述するカバー部材130の結合凸部131が嵌合可能な嵌合孔が設けられている。
上記上ケース101は、矩形状の天板部121と、この天板部121の四辺にそれぞれ形成された4つの側壁部122a,122bと、天板部121短辺側の互いに対向する2つの側壁部122aにそれぞれ外側方に突出して形成された一対の突出部123,123とを備えてなる。天板部121には制御基板105のコネクタ104a〜104cにそれぞれ対応して複数(図では3つの)の開口124a,124b,124cが設けられ、これらの開口124a〜124cからコネクタ104a〜104cを外部に突出させた状態で天板部121の裏面側に制御基板105がネジ止めにより固定されるようになっている。各突出部123は、下面が開口する箱形のものであり、この各突出部123の上面部には、後述するカバー部材130の結合凸部131が嵌合可能な嵌合孔125が設けられている。
そして、上ケース101と下ケース102とを突き合わせて閉じるとき、下ケース102の各側壁部112a,112bと上ケース101の各側壁部122a,122bとが互いに重なり合うとともに、下ケース102の各突出部113と上ケース101の各突出部123とが互いに重なり合うようになっている。この下ケース102の少なくとも1つの突出部113と上ケース101のこれと重なり合う突出部123とは、ケース開放操作によって切断する封印シール126を貼り付けるための3面よりなるシール貼り付け面127を形成するようになっており、このシール貼り付け面127に貼り付けた封印シール126の全部を被覆する透明なカバー部材130が両ケース101,102の1つの突き合わせ部である突出部113,123に装着されている。また、封印シール126を貼り付けない両ケース101,102の突出部113,123にも同一のカバー部材130が装着されている。
上記各カバー部材130は、一側面が開口した箱形のものであり、この各カバー部材130の上面及び下面にはそれぞれ、上ケース101の突出部123の嵌合孔125又は下ケース102の突出部113の嵌合孔に嵌合して上ケース101又は下ケース102に分離不能に結合する結合部としての結合凸部131が形成されているとともに、この結合凸部131を挟む2箇所に一対のスリット孔132,132が設けられている。そして、各カバー部材130が両ケース101,102の突出部113,123に装着されたときには、カバー部材130の各結合凸部131がそれぞれ上ケース101の突出部123の嵌合孔125又は下ケース102の突出部113の嵌合孔に嵌合することにより、カバー部材130が分離不能に結合され、このカバー部材130は、上記スリット孔132付近ないし結合凸部131付近をニッパなどの工具を用いて切断することで取り外し可能に設けられているとともに、その切断箇所が痕跡として外部から目視可能に設けられている。また、カバー部材130は、上記両ケース101,102の突出部113,123への装着状態で上ケース101及び下ケース102の開放操作を規制するように設けられている。
従って、上記遊技機用制御基板ケースBにおいては、上ケース101と下ケース102とを突き合わせて閉じた後、この両ケース101,102の突出部113,123により形成されたシール貼り付け面127に封印シール126を貼り付け、この封印シール126を被覆するカバー部材130を突出部113,123に装着したときには、カバー部材130の上下面の各係合凸部131が両ケース101,102の各突出部113,123の嵌合孔125に嵌合してカバー部材130が分離不能に結合されるだけでなく、このカバー部材130により上ケース101及び下ケース102の開放操作が規制される。このため、従来の如く上ケース101及び下ケース102のシール貼り付け面127を形成する突出部113,123側で両ケース101,102を分離不能に結合するためのカシメ構造を採用する必要はなく、その分部品点数を少なくすることができるとともに、組立作業の工数を少なくすることができ、製造コストの低廉化及び組立作業の簡易化を図ることができる。
しかも、上記上ケース1と下ケース2とは、シール貼り付け面127を形成しない突出部113,123にも同様のカバー部材130が装着され、このカバー部材130により開放操作が規制されるため、換言すればカバー部材130を介して分離不能に結合されるため、その分制御基板ケースBの不正開放を防止することができ、安全性の向上を図ることができる。
尚、本発明は上記第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば上記各実施形態では、封印シール用カバー部材70に形成した結合部75,76のフック部75a,76aが上ケース1のシール貼り付け台部34の段差部81,82に係合してカバー部材70が分離不能に結合したり、カバー部材130に形成した結合凸部131が上ケース101及び下ケース102の各突出部113,123の嵌合孔125に嵌合してカバー部材130が分離不能に結合したりする構成にしたが、本発明は、このような構成に限らず、ワンウエイネジなどの締結具を用いてカバー部材の結合部を上ケース又は下ケースに分離不能に結合するように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、封印シール用カバー部材70により上ケース1と下ケース2との開放操作を規制することとは別に、上ケース1の封印シール貼り付け面と異なる箇所である締結平板部33上に2つの結合部38,38を形成し、この各結合部38で締結具50を介して上ケース1と下ケース2とを分離不能に結合するように構成したが、本発明は、上記結合部38を省略したり、あるいは1つ又は3つ以上形成したりしても良いのは勿論である。
さらに、上記第1の実施形態では、封印シール65として、箔状アンテナ68を介して外部機器と通信可能なICチップ69を有してなるICタグを用いるに当たり、箔状アンテナ68を、シール貼り付け面66の水平面部分に対応する封印シール65の部位の裏面に接着したが、本発明は、この封印シール65の部位に限らず、シール貼り付け面66を構成する上ケース1側の貼り付け台部本体34hと下ケース2側の貼り付け台部本体16cとの突き合わせラインと箔状アンテナ68の一部が交差するように箔状アンテナ68を封印シール65の裏面に接着しても良いのは勿論である。
加えて、上記第2の実施形態では、上ケース101と下ケース102とをカバー部材130により分離不能に結合するように構成したが、本発明は、この上ケース101と下ケース102とを、カバー部材130による結合箇所と別の箇所で第1の実施形態の如き締結具50又はこれに代わるワンウエイネジなどを用いて分離不能に結合し、不正行為の防止化を高めるようにしても良い。
A,B 遊技機用制御基板ケース
1,101 上ケース
2,102 下ケース
5,105 制御基板
16,34 シール貼り付け台部
16c,34h 貼り付け台部本体(突出部)
50 締結具
65,126 封印シール
66,127 シール貼り付け面
67a,67e 穴部
68 箔状アンテナ
69 ICチップ(通信部)
70 封印シール用カバー部材
75,76 結合部
77,78 ロックピン部
113,123 突出部
130 カバー部材
131 結合凸部(結合部)

Claims (4)

  1. 上ケースと下ケースとにより制御基板を収容する収納空間が構成されており、上ケースと下ケースとの突き合わせ部に、ケース開放操作によって切断する封印シールを貼り付けるためのシール貼り付け面が形成されているとともに、このシール貼り付け面に貼り付けた封印シールの全部又は一部を被覆する透明なカバー部材が装着されてなる遊技機用制御基板ケースにおいて、
    上記カバー部材は、上ケース又は下ケースに分離不能に結合する結合部を有し、この結合部又はその近傍を外部より工具を用いて切断することで取り外し可能に設けられているとともに、その切断部分が痕跡として外部から目視可能に設けられており、
    また、上記カバー部材は、突き合わせ部への装着状態で上ケース及び下ケースの開放操作を規制するように設けられており、
    上記上ケースと下ケースとは、閉状態から突き合わせ面に沿って所定距離相対移動させることで結合が解除可能になっており、この上ケース及び下ケースには、閉状態で両者に跨って延びる穴部が形成されている一方、上記カバー部材は、この穴部に挿入可能なロックピン部を有し、このロックピン部が穴部に挿入されることで上ケース及び下ケースの開放操作を規制するようになっていることを特徴とする遊技機用制御基板ケース。
  2. 上記上ケースと下ケースとは、上記シール貼り付け面と異なる箇所で締結具を介して分離不能に結合されている請求項1記載の遊技機用制御基板ケース。
  3. 上記上ケース及び下ケースの各突き合わせ部にはそれぞれ側方に突出しかつ互いに横並びに隣接する突出部が形成されており、上記シール貼り付け面は、この両突出部に跨って形成されているとともに、このシール貼り付け面に貼り付けた封印シールは、ケース開放操作によって少なくとも一部が剪断力を受けるように設けられている請求項1又は2記載の遊技機用制御基板ケース。
  4. 上記封印シールは、箔状アンテナを介して外部機器と通信可能な通信部を有し、箔状アンテナは、封印シールの切断に伴い破断するようになっている請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の遊技機用制御基板ケース。
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