JP5176025B2 - 収納ケース - Google Patents
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Description
例えば、遊戯用器具の弾球遊技機や回胴式遊技機などでは、制御基板を収納した収納ケース製造会社(又は警察関係者)以外が開けることが好適でないものもある。
収納ケースに制御基板を収納しており、制御基板の中でも遊技機の制御を司る主制御基板については不正行為(基板交換、ROM交換など)が行われないように封止部材により封止する構成としている。
また、上記した封止部材を含む収納ケースに破壊の痕跡が認められない場合、開封されていない、即ち、不正行為が行われていないと判断することが可能であった。
前記蓋部材及び底部材を組み合わせた際に前記重合部を確認することにより、前記蓋部材及び底部材が適切な組み合わせであるか否かを識別可能とし、前記ID分割情報は、前記蓋部材及び底部材を組み合わせた際に対向する面にそれぞれ記されることを特徴とする。
また、「確認」とは、人間による目視や機器(リーダー)による取り込みなどによる確認を指している。
また、ID分割情報を蓋部材と底部材を組み合わせた際の対向する面に記(印刷)したので、蓋部材の印刷と底部材の印刷との距離を小さくし、距離が離れることにより視認可能な角度が限定的になることを防止し、ID分割情報同士の一体化を促すことができる。
図1は収納ケース10を構成する蓋部材11と底部材12とを組み合わせた状態を示す斜視図である。
図2は収納ケース10を構成する部材を分解した状態の斜視図である。
このとき、係止部材13cの一部品として設けられるバネなどの弾性部材の作用で底側封止部13bに入り込むことで封止される(係止部材13cが蓋側封止部13aと底側封止部13bの接平面を横断することで係止される)。
蓋部材11及び底部材12は透明な合成樹脂により形成されているため、印刷部15aと印刷部15bの印刷が組み合わされることでID表示部15から収納ケース10に付与された好適なIDが視認可能となる。
そこで、蓋部材11の印刷部15aは内側へ、底部材12の印刷部15bは外側へ各々設けることにより、対面する位置に印刷部15a、15bを配置することが可能となり、収納ケース10に付与されたIDをID表示部15の表示により容易に確認することを可能としている。
また、係止方向(係止するためにスライドさせる方向)と直行する平面に重合部(ID表示部15)を設ける構成としているため、蓋部材11と底部材12との間に、形成時に生じる多少の誤差が生じていても、ID表示部ではIDを視認することが可能である。
また、蓋部材11と底部材12とを重ねた状態でスライドさせた際に印刷部15a、15bに摩擦が生じないように、印刷部15a、15bを蓋部材11又は底部材12の表面から凹んだ位置となるような構成や、印刷ではなく刻印とすることで、摩擦でIDの欠落が生じる可能性を低くすることができる。
図3(a)は収納ケース10を、(b)は蓋部材11を、(c)は底部材12を、それぞれ封止部材13側から見た際の正面図である。
図4(a)、(b)は収納ケース10の蓋部材11と底部材12とが好適な組み合わせの場合のID表示部15を示し、図4(c)は好適でない組み合わせの場合のID表示部15を示している。
図3(c)の印刷部15bには、底部材12の外側にID分割情報が印刷されており、収納ケース10を蓋部材11及び底部材12を組み合わせた状態(封止された状態)では、触れることができない部分に印刷されている。
図4(a)、図4(b)に示すように、蓋部材11と底部材12との組み合わせが好適であれば、印刷部15aに印刷されるID分割情報と、印刷部15bに印刷されるID分割情報とが組み合わせられ、ID表示部15で収納ケースに付与されたIDとして確認できる状態となる。
目印の形状が印刷部15a及び15bが重合した際に正しい形状(この例では3重○)で見えるときに、ID表示部15の表示を確認すればIDを認識することができ、それ以外の状態のときには、正しい形状となるように誤差を調整する必要があることを示している。
同様に、図4(c)の下段に示すID表示部15のように、図4(a)の15b(蓋部材11)と図4(b)の15a(底部材12)とを組み合わせた場合にもID表示部15で収納ケースに付与されたIDとして確認ができない状態となる。
そのため、ID表示部15の表示を目視にて確認することで、封止部材13の破損していない場合であっても、収納ケース10が開封されたか否かを判断することが可能となり、2つの収納ケースから1つの収納ケースを作ったことを確認することができる。
また、係止方向(係止するためにスライドさせる方向)と平行な平面に重合部を設ける構成とする場合に比べて、蓋部材11と底部材12との間に多少の誤差が生じても、ID表示部15に示されるIDを視認することは容易である。
実施例2では、印刷部15a、印刷部15bへ印刷するID分割情報のタイプを変更した場合について説明する。
IDとして数字のみの組み合わせ、アルファベットのみの組み合わせ、数字とアルファベットの組み合わせとして表示した場合には、収納ケース10のID表示部15を目視した際に読めるか否か、控えておいた収納ケースIDと一致しているか否かで判断が可能であり、大掛かりな機材等を用いることなく、判断が可能となる。
IDとして上記したような図形を用いて表示した場合には、収納ケース10のID表示部15を目視した際に読めるか否か、控えておいた収納ケースIDと一致しているか否かで判断が可能であり、大掛かりな機材等を用いることなく、判断が可能となる。
また、マトリクス数を増やすことで、多種のIDを設けることができる。
IDとして上記したようなバーコードを用いて表示した場合には、収納ケース10のID表示を一見して識別できないように構成することで、不正行為を行う者へID番号を分かり難くすることが可能となり偽造が困難となると共に、専用機器(リーダー)を用いることで点検時の確認作業も簡素化することが可能となり、目視による見間違いや勘違いなどの発生も防止することができる。
その場合、ぱちんこ機であれば、機種毎に数mm程度、右又は左にずらしてID分割情報を印刷するように構成することで、IDの情報量を増やすことなく、組み合わせ数を増やすことができる。
11a :爪受け 11b :挿入片
11c :シール貼付部 11d :シール貼付部
12 :底部材 12a :係止爪
12b :挿入孔 13 :封止部材
13a :蓋側封止部 13b :底側封止部
13c :係止部材 14 :補強封止部材
14a :蓋側補強部材 14b :底側補強部材
15 :ID表示部 15a :印刷部
15b :印刷部 16 :固定部
16a :固定孔 16b :固定ピン
17 :主制御基板
Claims (1)
- 透明な樹脂で構成された蓋部材及び底部材により構成される収納ケースにおいて、
該収納ケースに付与されたIDを分割又は該IDをコード化して分割することで生成されるID分割情報を前記蓋部材及び底部材が重なる重合部に各々記し、
前記蓋部材及び底部材を組み合わせた際に前記重合部を確認することにより、前記蓋部材及び底部材が適切な組み合わせであるか否かを識別可能とし、
前記ID分割情報は、前記蓋部材及び底部材を組み合わせた際に対向する面にそれぞれ記されることを特徴とする収納ケース。
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JP2007277178A JP5176025B2 (ja) | 2007-10-25 | 2007-10-25 | 収納ケース |
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