JP4209068B2 - 管埋設装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は管埋設装置に係り、特に小口径管の埋設に適用して最適な管埋設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上・下水道管、電線管等の比較的小口径の管を地表を開削することなく地中に埋設する手段として、従来から地表から掘削したピット内からスクリューコンベアの先端に設けられたカッタヘッドにより水平方向に地盤を掘削し、掘削した土砂はスクリューコンベアを挿通する先導管内のケーシングを通じてピットから地上へ搬出しつつ先導管に埋設管を接続して後方から押進させ、順次埋設管を継ぎ足して地中に管を埋設する手法が採られている。
【0003】
そして掘削した土砂の搬送効率を高めること、および先導管の先端切羽の掘削土砂をほぐすことのために掘削地盤に水を注入するようになされている。またスクリューコンベアの先端に注水口を別に設け、この注水口に前記水を分流させて注水させ、これによりスクリューコンベア内の土砂の搬送効率を高めるようになされたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかして上記従来の管埋設装置では、水の供給系路が単一であるから、地盤の土質の性状、搬送土砂の性状によりいずれか一方の注水口のみに集中して注水され、他方の注水口は閉塞してしまうという問題があり、良好な掘削および掘削土砂の搬出ができないという不具合があった。
【0005】
本発明は上記従来の技術が有する問題点を解消することを課題としてなされたもので、注水が1箇所のみに集中することがなく、また掘削地盤の土砂の性状に応じた適切な注水を可能として土砂の掘削効率および搬送効率を大幅に高めることができる管埋設装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として本発明は、先導管内に配設されたケーシングに挿通されるスクリューコンベアの先端のカッタヘッドにより先端地盤を掘削し、掘削された土砂を前記スクリューコンベアにより搬出するとともに前記カッタヘッドにより掘削されたあとの地中に埋設管を押入して埋設する管埋設装置において、前記カッタヘッドにより掘削される地盤に注水する注水口と、前記ケーシングに開口し前記カッタヘッドに向けて水の吐出方向が該カッタヘッドの回転方向と同方向になるように注水する注水口とを有し、各注水口に独立した給水系を接続してなり、各注水口からそれぞれ独立に注水するようにしたことを特徴する。
【0007】
前記掘削地盤へ注水する注水口を前記カッタヘッドに設け、前記スクリューコンベアに向けて注水する注水口を前記先導管先端の刃口内面に設け、これら各注水口に互いに独立して設けられた給水系を接続するようにすることが好ましい。
【0008】
また前記ケーシングに開口する注水口の水の吐出方向を該カッタヘッドの回転方向と同方向とすれば、注水による水の流れが渦巻き状となり、掘削土砂の取り込み効率を高めることができるので一層好ましい形態となる。
【0009】
さらに前記各注水口へ水を給水する互いに独立した給水系は、水の吐出量、吐出圧を個別に制御するよう構成すれば、掘削地盤や掘削土砂の性状に応じて最適な注水を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明を適用する一般的な管埋設装置の概要を示すもので、地表から開削されたピット1内に駆動装置2が配置され、この駆動装置2の推進シリンダ3を伸長作動させることにより管受部4を介して埋設管5を地中に押入埋設して行くものである。
【0012】
前記埋設管5の先端には先導管6が接続され、この先導管6および埋設管5内に配設されたケーシング7内にスクリューコンベア8が挿通されており、このスクリューコンベア8の先端に固着されたカッタヘッド9の面板10は、図2に示すように先導管6の先端に接続された刃口11にベアリング12を介して回転中心が定められて回転自在に支持されている。
【0013】
前記スクリューコンベア8は、前記駆動装置2に搭載のモータ13により減速機を介して回転駆動されるようになっている。
【0014】
前記先導管6および埋設管5とケーシング7との間にはスクリューコンベア用給水系を構成する給水管14が配設され、この給水管14の先端は前記ケーシング7の先端位置に前記スクリューコンベア8の先端部位へ向けて開口されて矢印aのように水を吐出する注水口15に接続されており、この給水管14の後方部は前記ピット1内または地上に設置された給水源16(ポンプ)に接続されている。
【0015】
また前記スクリューコンベア8の軸部8a内には、カッタヘッド用給水系を構成する給水管17(上記軸部8aが無空であるときは孔で構成)が前記スクリューコンベア8用の給水管14とは独立した別系統として配設され、この給水管17の先端は前記カッタヘッド9の前面に開口された注水口18に接続されており、この給水管17の後方部は前記給水源16とは別の給水源19(ポンプ)に接続されている。
【0016】
前記の各給水源16,19は、水の供給量、吐出圧が制御部20,21により個別に制御することができるようになっている。
【0017】
前記ケーシング7に開口する注水口15は、図3に示すようにスクリューコンベア8(カッタヘッド9)の回転方向bと同方向へ向けて水が吐出するように向きが定められており、地盤の掘削時にカッタヘッド9の面板10の裏側に注水による渦流を生じさせ、カッタヘッド9の面板10からの掘削土砂の取り込み効率を高めるようになされている。
【0018】
図4〜図6は本発明の具体的構成例を示すもので、刃口11にその先端から刃口11と同芯の凹部22が形成され、この凹部22内に、カッタヘッド9の面板10の背面に突出された円筒状部23が嵌合されてベアリング24,25により回転自在に支持され、この刃口11の内周側で前記ケーシング7と連なる内周壁部11aにスクリューコンベア用給水管14が設けられており、その先端の注水口15がスクリューコンベア8の先端部位に向けて開口されている。
【0019】
なお、図4および図5において26は掘削用ビット、27は掘削土砂取り込み口を示す。これら図4〜図6において前記図2と共通する部材にはこれと同一符号を付すに留める。
【0020】
図7はカッタヘッド9の面板10の背面に止水コーン28を有し、カッタヘッド9をベアリング支持とせずに刃口11の先端部内周面の先端に向けて拡開するテーパー状の止水コーン受面29と止水コーン28との間のクリアランスCによりカッタヘッド9の同芯回転を保証する構成の管埋設装置に本発明を適用した場合を示すものである。なお図2と共通する部材にはこれと同一符号を付すに留め、その詳細な説明は省略する。
【0021】
次に作用を説明する。
【0022】
埋設管5の埋設時には、通常のようにピット1内に刃口11、先導管6、およびカッタヘッド9を有するスクリューコンベア8をそれぞれ吊り込んで所定の位置にセットし、駆動装置2のモータ13を駆動してスクリューコンベア8を回転させ、そのカッタヘッド9により先端地盤を掘削しつつ推進シリンダ3を駆動して管受部4を介して地中に押進させ、掘削が進むにつれて順次埋設管5を継ぎ足して押入埋設させて行く。
【0023】
上記掘削過程において、掘削対象地盤の土質に応じカッタヘッド用給水管17および/またはスクリューコンベア用給水管14を通じて水を供給し、掘削効率および掘削土砂の搬送効率をそれぞれ高めるようにされる。
【0024】
すなわち掘削対象地盤が滞水砂層である場合のように先端地盤の切羽掘削面を大きく乱したくないときは、カッタヘッド9の注水口18からの注水を止めるべくカッタヘッド用給水管17への給水を停止させて掘削を行う。またカッタヘッド9の土砂取り込み口27から取り込まれる土砂が円滑に流動してスクリューコンベア8により良好に搬送される場合はスクリューコンベア用給水管14への給水を停止し、その注水口15からの注水を止める。
【0025】
掘削対象地盤が水の供給を必要とする土質である場合には、制御部20,21により供給源16,19を制御することによりその土質に見合った水量(水圧)の水をスクリューコンベア用給水管14およびカッタヘッド用給水管17へ供給し、各注水口15,18から注水する。これによりカッタヘッド9による先端地盤の掘削、およびスクリューコンベア8による掘削土砂の搬送が良好に行われる。
【0026】
掘削地盤が粘性土質である場合であって、取り込まれた土砂がスクリューコンベア8に付着して通路を閉塞するおそれがあるようなときは、スクリューコンベア8へ向けて吐出する水の水量および水圧を高め、スクリューコンベア8の表面に流動面域を形成して土砂の付着を防ぎ、搬送効率を向上させて掘削スピードを高めるようにする。
【0027】
ケーシング7の先端に開口する注水口15から吐出する水流の方向をカッタヘッド9の回転方向bと同方向になるようにすれば、カッタヘッド9の面板10の裏側に沿って注水の流れが渦巻き状となり、土砂の取り込み効率を高めることができる。
【0028】
上記いずれの場合の注水時においても、スクリューコンベア用給水管14の注水口15、またはカッタヘッド用給水管17の注水口18へはそれぞれ独立した給水系により水が供給されるので、いずれか一方の注水口15または18が土砂により目詰まりを起こしたとしても、他方の注水口に水が集中して過大に流出することがない。また掘削地盤の土質に応じ各給水源16,19を制御することで各注水口15,18のそれぞれから最適な水量、水圧の水を注入することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、カッタヘッドから先端地盤へ注水する注水口への給水系と、スクリューコンベアの先端部位へ注水する注水口への給水系とをそれぞれ独立に設け、各給水系への吸水量を個別に制御して供給するようにしたので、注水口の一つに水が集中してその箇所に過剰な注水が行われることがなく、これにより最適な掘削と最良の土砂搬送とを行わせることができる。
【0030】
また掘削対象土質により個々の注水口から吐出される水の流量、圧力を調整することができるので、掘削可能な地盤の対象範囲を拡大することができ、さらに各注水口への給水系を独立して設けていることにより注水口の開口箇所を任意最適位置に選定することが可能となり、特にスクリューコンベアの先端付近に向けて開口させれば粘性土質の地盤の掘削時における掘削土砂がスクリューコンベアに付着して通路閉塞を起こすことを防止することができる。
【0031】
ケーシングの先端に開口する注水口からの吐出水流をカッタヘッドの回転方向と同方向とすれば、カッタヘッドの面板の裏側で渦流を生じ、これにより掘削土砂の取り込み効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が対象とする管埋設装置の一例を示す略示側面図。
【図2】本発明の一実施形態の略示断面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】本発明の具体的形態例を示す要部の断面図。
【図5】同、正面図。
【図6】図4のA−A相当の断面図。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図2相当図。
【符号の説明】
2 駆動装置
3 推進シリンダ
5 埋設管
6 先導管
7 ケーシング
8 スクリューコンベア
11 刃口
14 スクリューコンベア用給水系(給水管)
15,18 注水口
16,19 給水源(ポンプ)
17 カッタヘッド用給水系(給水管)
28 止水コーン
29 止水コーン受面

Claims (3)

  1. 先導管内に配設されたケーシングに挿通されるスクリューコンベアの先端のカッタヘッドにより先端地盤を掘削し、掘削された土砂を前記スクリューコンベアにより搬出するとともに前記カッタヘッドにより掘削されたあとの地中に埋設管を押入して埋設する管埋設装置において、
    前記カッタヘッドにより掘削される地盤に注水する注水口と、前記ケーシングに開口し前記カッタヘッドに向けて水の吐出方向が該カッタヘッドの回転方向と同方向になるように注水する注水口とを有し、各注水口に独立した給水系を接続してなり、各注水口からそれぞれ独立に注水するようにしたことを特徴とする管埋設装置。
  2. 前記掘削地盤へ注水する注水口を前記カッタヘッドに設け、前記スクリューコンベアに向けて注水する注水口を前記先導管先端の刃口内面に設け、これら各注水口に互いに独立して設けられた給水系が接続されている請求項1記載の管埋設装置。
  3. 前記各注水口へ水を給水する互いに独立した給水系は、吐出量、吐出圧を個別に制御可能とされている請求項1または2に記載の管埋設装置。
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