JP4208599B2 - 回転センサ付き軸受 - Google Patents

回転センサ付き軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP4208599B2
JP4208599B2 JP2003039674A JP2003039674A JP4208599B2 JP 4208599 B2 JP4208599 B2 JP 4208599B2 JP 2003039674 A JP2003039674 A JP 2003039674A JP 2003039674 A JP2003039674 A JP 2003039674A JP 4208599 B2 JP4208599 B2 JP 4208599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
ring
bearing
welding
rotation sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003039674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004251316A (ja
Inventor
章一 日置
浩義 伊藤
圭治 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2003039674A priority Critical patent/JP4208599B2/ja
Publication of JP2004251316A publication Critical patent/JP2004251316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4208599B2 publication Critical patent/JP4208599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/04Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
    • F16C27/045Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2226/00Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
    • F16C2226/10Force connections, e.g. clamping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2226/00Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
    • F16C2226/30Material joints
    • F16C2226/36Material joints by welding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/067Fixing them in a housing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転センサ付き軸受に関し、主として回転センサ付き転がり軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種回転装置の回転数を検出するために、軸受に磁気エンコーダと磁気センサとからなる回転センサを装着することが従来から知られている。軸受として転がり軸受を使用する場合、一般的には、その軸受を内輪回転型として用い、回転側の内輪に環状の磁気エンコーダを取付けるとともに、固定側の外輪にその磁気エンコーダに所要のすき間をおいて磁気センサが取付けられる(特許文献1又は2参照)。
【0003】
前記の磁気エンコーダを内輪に固定する手段としては、標準軸受に取付ける場合は、幅方向のスペースが極めて狭く、かつ同芯度を確保するために、その芯金を内輪の外径面に圧入することにより固定する手段が採用される。この場合、内輪の内径面に軸が貫通されているので、繰返し荷重が負荷されても、磁気エンコーダが内輪を介して軸によりバックアップされるため、変形のおそれはなく、したがって内輪から磁気エンコーダが外れるおそれがない。
【0004】
なお、特許文献1には、磁気センサ側の金属支持部材(芯金)を固定側である外輪の端面に溶接することが記載されている。
【0005】
一方、軸受一般の技術として、軸受外輪が軸受箱に正のスキマで嵌合されているときに外輪に回転荷重が加わると、いわゆるクリープが発生することが従来から知られている。そのクリープの有効な防止手段として、外輪の外周面と軸受箱との間に2本のリング状環体を介在し、その2本のリング状環体の間の密封空間にグリース等の粘性潤滑剤を付着させる軸受支持構造が知られている(特許文献3参照)。この構造は、軸受の使用時において、外輪に荷重が加わり外輪が軸受箱に対して荷重の方向に偏芯させられた際に、2本のリング状環体間に粘性潤滑剤の高圧流体薄膜を形成させ、その流体薄膜を介して外輪を支持することにより、クリープを防止するようにしたものである。上記の軸受支持構造は、後述のようにこの出願の発明の従来技術となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−300516号公報(図3、段落0020)
【特許文献2】
特開2002−295465号公報(図1、段落0003)
【特許文献3】
実公昭52−8896号公報(第6図と実施例の説明)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記の特許文献1及び2の場合とは逆に、内輪を固定側、外輪を回転側とした外輪回転型の回転センサ付き軸受の場合は、磁気エンコーダは外輪側に取付けられ、磁気センサは内輪側に取付けられる。この場合、従来の取付け手段と同様に、磁気エンコーダを外輪の内径面に圧入固定することにより取付けたとすると、軸受組込み時の打撃、荷重負荷時の外輪に対する繰返し曲げ変形等による抜け出しが発生するおそれがある。また、脱落防止のカシメなど他の固定方法を併用するにはスペースが狭く、併用は不可能である。
【0008】
前記の繰返し曲げ変形が発生する構造は次のようなものである。即ち、回転する外輪の外径面に半径方向内向きの荷重が作用した場合、その荷重が転動体の部分に作用するときの外輪の内方への弾性変形は該転動体に支えられるため小さいが、荷重が転動体相互間に作用した場合は外輪の内方への弾性変形が前者に比べて大きくなる。このような状態で外輪が回転すると外輪に繰返し曲げ変形が発生するのである。このような繰返し曲げ変形の発生により、所要の締めしろをもって圧入した磁気エンコーダが軸方向に抜け出ることがある。ちなみに、内輪回転の場合は、内輪側に軸が嵌っているので、このような現象は生じない。
【0009】
上述のように、外輪回転・外輪回転荷重の条件下で使用される回転センサ付き軸受においては、外輪に取付ける磁気エンコーダを単に外輪に対し圧入固定するだけでは、組込み時や使用時において抜け出すおそれがあることにかんがみ、この発明は、外輪に対し磁気エンコーダを確実に取付け、その抜け出しを防止した外輪回転型の回転センサ付き軸受を提供することを第一の課題とする。
【0010】
一方、外輪回転・外輪回転荷重の条件下で使用される回転センサ付き軸受においては、内輪と軸との間に配線された磁気センサの信号を出力するケーブルの断線を避けるため、両者が相対的に回転する構造は採用できない。このため、軸と内輪はタイトにはめ合わせる必要があるが、クリープ防止の観点からは外輪も軸受箱に対してタイトにはめ合わせる必要がある。しかし、内外輪共にタイトにはめ合わせることは軸受の組込み上困難である。
【0011】
そこで、この発明は、前述の第一の課題と併せ、ケーブルの断線を防止すると共に組付けの容易な構造をもった回転センサ付き軸受を提供することを第二の課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の第一の課題を解決するために、この発明は、外輪に芯金を介してエンコーダを取付け、そのエンコーダに対し所要のすき間をおいて対向したセンサを内輪に取付け、前記内輪を固定側、外輪を回転側として使用する外輪回転型の回転センサ付き軸受において、前記エンコーダの芯金を外輪に対して圧入するとともに、その芯金を外輪に対しレーザ溶接又は電子ビーム溶接により固定した構成を採用した。
【0013】
芯金と外輪との溶接方法としては、芯金(例えば、SPCC)と外輪(例えば、SUJ2)が異種材料であること、磁気エンコーダがゴム磁石を用いており熱に弱いこと、外輪が焼き入れされており非常に割れ易い材料であることから、レーザ溶接又は電子ビーム溶接が有効である。
【0014】
また、溶接位置を、外輪の曲げの圧縮応力と引張り応力の中心線上又はその近傍とすることが望ましい。溶接部への負荷を減少させるためである。溶接は芯金の全周又は数点において行う。
【0015】
前記の第二の課題を達成するために、この発明は、前述の回転センサ付き軸受において、その外輪の外周面と軸受箱との間に少なくとも2本のリング状環体を介在し、そのリング状環体の間に粘性潤滑剤を付着させた構成を採用したのである。この構成によると、外輪のクリープが防止されるとともに、外輪と軸受箱のはめ合わせはルーズであるので、軸と内輪とのはめ合わせをタイトにした場合でも外輪側の組込みに支障を来たすことがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2に示した第1実施例は外輪回転型の転がり軸受であり、外輪1と内輪2の各軌道溝3、4間に保持器5により一定間隔に保持された転動体としてのボール6を介在している。
【0017】
前記外輪1の一方の端面に環状の芯金7に支持された磁気エンコーダ8が取付けられる。磁気エンコーダ8はゴム磁石でなり、周方向に一定間隔で交互に異極に磁化されたものである。芯金7は、小径円筒部7a、円盤部7b、大径円筒部7cからなり、その小径円筒部7aを外輪1の内径面端部に圧入するとともに、円盤部7bを外輪1の端面に当てて取付けられる。大径円筒部7cは、外輪1の曲げ変形の中立線N上にある。円盤部7bと大径円筒部7cとの間の屈曲部は中立線N上にあり、中立線Nにおいて溶接が施される(溶接部9参照)。好ましい溶接法として、レーザ溶接又は電子ビーム溶接を採用することができる。溶接位置は、図2に示すように、数点において点状に溶接した場合を示しているが、全周に施してもよい。
【0018】
前記の芯金7は小径円筒部7a、円盤部7bがあることにより、大径円筒部7cを直接溶接する場合に比べ溶接時の位置決めとなり、高精度に溶接でき、また溶接による変形(倒れ)もない。また、溶接部9の位置を中立線N上に設定することにより、溶接部9における外輪1の曲げは理論上ゼロであり、溶接部9に繰返しせん断力は作用しない。
【0019】
固定側となる内輪2においては、前記の磁気エンコーダ8側の端部外径面に環状のハウジング芯金11が取付けられ、そのハウジング芯金11に樹脂モールドによるセンサハウジング12が一体に設けられる。ハウジング芯金11は大径円筒部11a、円盤部11b及び小径円筒部11cを有し、その大径円筒部11aが内輪2に圧入固定される。また、小径円筒部11c端縁の全周数ヶ所に外径方向への切り起こし13が設けられ、センサハウジング12の抜け止めを図っている。センサハウジング12の外周縁は、その断面形状から分かるように、外輪1の中立線N程度に達しており、また、その外周部内面に全周にわたり軸方向と径方向に切り欠かれたL形の段部14が形成され、その段部14に前記の磁気エンコーダ8が所定のすき間をおいて対向している。
【0020】
前記センサハウジング12の一部分において、周方向に長い凹部15が設けられ、その凹部15内に電気回路基板16に支持された磁気センサ17が収納される。磁気センサ17は前記段部14の軸方向の面から内径面に露出し、磁気エンコーダ8と所定のすき間をおいて径方向に対向する。また、電気回路基板16の部分において、センサハウジング12の内径方向に突き出してケーブル取出し部18が設けられる。このケーブル取出し部18は、内部にケーブル19を挿通した状態で樹脂モールドされる。ケーブル19の一端は電気回路基板16に接続され、また、他端は内輪2の内側に配置された保護チューブ21に挿通され、外部に引出される。
【0021】
なお、前記外輪1と内輪2の他方の端部間に通常のシール部材22が設けられる。
【0022】
図3は前記の第1実施例の実施品、即ち「溶接有り」(但し、溶接はレーザ溶接を採用)と、従来品、即ち「溶接なし」について、負荷荷重と外輪の繰返し変形に対する脱落までの変形回数の試験結果である。「溶接有り」の場合が約100倍の耐久性を発揮することが確認できた。また、レーザ溶接は熱影響が非常に狭いので、溶接前後の変形がなく、磁気エンコーダの脱磁も生じない。また、焼き入れ鋼の軸受材にもクラックを生じない。更に、防錆油の塗布状態での溶接が可能である。なお、電子ビーム溶接の場合も同様の効果が認められた。
【0023】
図4(a)(b)は、磁気エンコーダ8の芯金7の他の例を示す。いずれの場合も、外輪1の曲げ変形を小径円筒部7aから円盤部7bを介して溶接部9に伝播させないか又は伝播し難くするようにしたものである。図4(a)の場合は、芯金7の小径円筒部7aを外輪1の内径面にすき間嵌めしている。図4(b)の場合は小径円筒部7aの肉厚t1を他の部分の肉厚tの0.5〜0.8倍の大きさ、即ちt1=0.5〜0.8×tに設定している。
【0024】
次に、図5に示した第2実施例、図6に示した第3実施例は、いずれも軸受の構造は前記第1実施例のものと同一であるが、軸受箱23に対する外輪1の嵌合構造に前掲の特許文献3のクリープ防止構造を採用したものである。即ち、図5の第2実施例の場合は、外輪1の外周面に所要の間隔をおいて2条の周溝24、24を設け、各周溝24、24にリング状環体25、25(例えば、Oリング状ゴム)を装着し、これらのリング状環体25、25を軸受箱23の内周面に押し付ける。2本のリング状環体25、25間にグリース等の粘性潤滑剤26を付着させた密封空間が形成される。
【0025】
図6の第3実施形態の場合は、周溝24、24が軸受箱23の内周面に設けられ、その周溝24、24に装着された同様のリング状環体25、25を外輪1の外周面に押し付けている。2本のリング状環体25、25間にグリース等の粘性潤滑剤26を付着させた密封空間が形成される点は、第2実施例の場合と同様である。
【0026】
上記いずれの実施例の場合も、使用時において外輪1に荷重が加わり軸受箱23に対して荷重の方向に偏芯した際に、2本のリング状環体25、25間に粘性潤滑剤26による高圧流体薄膜が形成され、その流体薄膜を介して外輪1が支持される。リング状環体25、25は粘性潤滑剤26が漏れるのを防ぐとともに、前記薄膜によって浮いている外輪1が軸受の摩擦によって回転方向に回転することが防止されるので、クリープの発生が防止される。
【0027】
また、軸受を組付ける際に、その内輪2に対して軸をタイトにはめ合わせても、外輪1と軸受箱23との嵌合はリング状環体25、25の弾性によりルーズなはめ合いとなるので、軸受の組付け時の支障になることがなく、スムーズに組付けることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、外輪回転型の軸受において、その外輪に取付けた磁気エンコーダの芯金の小径円筒部を外輪内径面に対し圧入するとともに、その芯金の円盤部と大径円筒部のコーナ部を外輪に溶接することにより、該芯金を外輪に固定するようにしたので、磁気エンコーダの外輪からの抜け出しを防止することができる。
【0029】
また、前記の溶接をレーザ溶接又は電子ビーム溶接により行うことにより、熱影響が少ないため、外輪の変形やクラックの発生がなく、また磁気エンコーダの脱磁を防止することができる。防錆油塗布状態での溶接も可能であるので、作業が簡便化できる。
【0030】
さらに、前記芯金の外輪に対する溶接位置を、外輪の曲げの圧縮応力と引張り応力の中心線上又はその近傍に定めることにより、溶接部への繰返しせん断力が作用することを防止することができる。
【0031】
なお、外輪の外周面と軸受箱との間に少なくとも2本のリング状環体を介在し、そのリング状環体の間に粘性潤滑剤を付着させたクリープ防止構造を採用すると、外輪の軸受箱に対する組付けが容易となるので内輪と軸とをタイトにはめ合せることができる。その結果、内輪と軸との相対的回転が防止され、ケーブルの断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【図2】同上の正面図
【図3】同上実験結果のグラフ
【図4】(a)(b)同上の他の例の一部断面図
【図5】第2実施形態の一部拡大断面図
【図6】第3実施形態の一部拡大断面図
【符号の説明】
1 外輪
2 内輪
3 軌道
4 軌道
5 保持器
6 ボール
7 芯金
7a 小径円筒部
7b 円盤部
7c 大径円筒部
8 磁気エンコーダ
9 溶接部
11 ハウジング芯金
12 センサハウジング
13 切り起こし片
14 段部
15 凹部
16 電気回路基板
17 磁気センサ
18 ケーブル取出し部
19 ケーブル
21 保護チューブ
22 シール部材
23 軸受箱
24 周溝
25 リング状環体
26 粘性潤滑剤

Claims (3)

  1. 外輪に芯金を介してエンコーダを取付け、そのエンコーダに対し所要のすき間をおいて対向したセンサを内輪に取付け、前記内輪を固定側、外輪を回転側として使用する外輪回転型の回転センサ付き軸受において、前記エンコーダの芯金を外輪に対して圧入するとともに、その芯金を外輪に対しレーザ溶接又は電子ビーム溶接により固定し、前記芯金の外輪に対する溶接位置を、外輪の曲げの圧縮応力と引張り応力の中心線上に定めたことを特徴とする回転センサ付き軸受。
  2. 前記の溶接を該芯金の全周又は数点において行うことを特徴とする請求項1のいずれかに記載の回転センサ付き軸受。
  3. 前記外輪の外周面と軸受箱との間に少なくとも2本のリング状環体を介在し、そのリング状環体の間に粘性潤滑剤を付着させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転センサ付き軸受。
JP2003039674A 2003-02-18 2003-02-18 回転センサ付き軸受 Expired - Lifetime JP4208599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003039674A JP4208599B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 回転センサ付き軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003039674A JP4208599B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 回転センサ付き軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004251316A JP2004251316A (ja) 2004-09-09
JP4208599B2 true JP4208599B2 (ja) 2009-01-14

Family

ID=33023787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003039674A Expired - Lifetime JP4208599B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 回転センサ付き軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4208599B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036596A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Ntn Corp 円すいころ軸受およびその取付構造
US20150330449A1 (en) * 2014-05-15 2015-11-19 Aktiebolaget Skf Method for manufacturing a rolling bearing and rolling bearing manufactured according to such a method
WO2017071702A1 (de) 2015-10-27 2017-05-04 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lageranordnung mit darin eingebauter elektrischer leitung zur bereitstellung von mehreren betriebsspannungen
DE102017112028B3 (de) * 2017-06-01 2018-10-11 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verfahren zum Überwachen eines Lagers, Lager und Lageranordnung
DE102020107956A1 (de) 2020-03-23 2021-09-23 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lager, ausgebildet zur Aufnahme einer Sensoreinheit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004251316A (ja) 2004-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5334287B2 (ja) ベアリングシール
JP5914585B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2007107674A (ja) 密封装置
JP5894389B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2008151174A (ja) 密封装置
JP2014005897A (ja) 転がり軸受及びその製造方法
EP2541088A1 (en) Ball bearing equipped with encoder for detecting rotational speed of wheel of two-wheeled motor vehicle, and device for detecting rotational speed of wheel of two-wheeled motor vehicle, the device using the ball bearing
US6796713B2 (en) Instrumented antifriction bearing provided with a sealing device
JP4208599B2 (ja) 回転センサ付き軸受
JP6654941B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6012803B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2001153145A (ja) 密封形転がり軸受
JP2012224265A (ja) 車輪用軸受装置
JP2010002009A (ja) 転動装置
JP2006132709A (ja) センサ付転がり軸受
JP2008075832A (ja) 転がり軸受装置
JP2005325867A (ja) 鉄道車両用軸受
JP2017223253A (ja) 車輪用軸受装置の製造方法
JP2009008213A (ja) 転がり軸受装置及びその組付方法
JP5293420B2 (ja) 密封装置
JP2003278777A (ja) 転がり軸受装置
JP2005226787A (ja) 軸受用密封装置
JP2009024804A (ja) 密封装置
JP2009127668A (ja) 密封装置
JP2004332831A (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4208599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term