JP4208499B2 - エレベータの非常止め装置組付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータを建屋の昇降路内に設置する作業の一工程として、かごの非常止め装置をガイドレールに対して芯出しを行ないながらその非常止め装置をガイドレールに組付ける組付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータを昇降路内に設置する作業の一工程として、昇降路内のガイドレールにかご枠と共にかごの非常止め装置を組付ける作業がある。非常止め装置は、かごの昇降速度が規定の速度を超えたときに、ガバナ装置と連係してガイドレールにくさび部材を圧接させてかごを非常停止させる装置である。
【0003】
ガイドレールに対してかご枠および非常止め装置を組付ける際の作業工程について図9ないし図11を参照して説明すると、昇降路内には互いに向き合って離間する一対のかご走行案内用のガイドレール1が設けられており、このガイドレール1の下部に作業床台2を取り付ける。この作業床台2は昇降路のピットの内底面から所定の高さの位置に水平に設ける。
【0004】
そしてこの作業床台2を足場にして左右のガイドレール1にそれぞれ組付け治具3を複数のレールクリップ4を用いて同じレベルの位置に取り付ける。
【0005】
この後、かご枠構成用の下枠5の両端部に取り付けられている非常止め装置6を前記組付け治具3の上にその下枠5と共に仮置きする。そして縦枠7を倒れないようにガイドレール1に結束して下枠5に取り付け、また床受枠8を下枠5の上に乗せて仮止めし、さらに上枠9を吊り上げて縦枠7の上部に取り付ける。
【0006】
次に、芯出し用のボルト10を用いて縦枠7の芯出しおよび非常止め装置6の芯出しを行なってそれぞれ所定の位置に位置決めし、また床受枠8の芯出しを行ない、その芯出し後に下枠5と床受け枠8とを固定し、さらに縦枠7と床受け枠8との間に斜めに筋交11を取り付けてかご枠12を完成させ、その完成後にかご枠12に昇降用のメインロープ13を掛け止める。
【0007】
そしてかご枠12の完成後に、ガイドレール1に対する各非常止め装置6の芯出しを行なう。そして最終的にかご枠12の内側にかご室を据え付けて乗客搬送用のかごを完成させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来においては、かご枠構成用の下枠5の両端部に非常止め装置6が予め取り付けられていて、これら非常止め装置6を下枠5と共に組付け治具3の上に乗せ、この状態でかご枠12を組み立て、この組み立て後にガイドレール1に対する非常止め装置6の芯出しを行なっており、このためガイドレール1に対する非常止め装置6の組付け作業および芯出し作業が面倒で手間がかかり、作業能率が低下する難点がある。
【0009】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ガイドレールに対して非常止め装置を容易に能率よく組付けることができると共に、そのガイドレールに対する非常止め装置の芯出しを容易にかつ的確に行なうことができるエレベータの非常止め装置組付け方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明はこのような目的を達成するために、かごの下部の両側に設けられる非常止め装置を、互いに向き合って離間したガイドレールに組付ける方法であって、各ガイドレールにそれぞれ受け台を有する組付け治具を取り付け、これら組付け治具の受け台の上にそれぞれ個別に非常止め装置を乗せて固定し、この後、非常止め装置の両者間にかご枠構成用の下枠を設置し、この下枠に非常止め装置を据え付ける工程を備え、前記各組付け治具にはガイドレールに対する非常止め装置の芯出し調整機構が設けられ、この芯出し調整機構により非常止め装置の芯出しを行なった後に、非常止め装置の両者間にかご枠構成用の下枠を設置するようにしたものである。
【0011】
そして請求項2の発明では、組付け治具の芯出し調整機構が、受け台と共に非常止め装置をガイドレールの互いに向き合う前後方向に傾動させることによりガイドレールの前後方向に対する非常止め装置の傾きを修正して非常止め装置をガイドレールと平行となる芯出しを行なう機能を有することを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明では、組付け治具の芯出し調整機構が、受け台と共に非常止め装置をガイドレールの左右側方向に傾動させることによりガイドレールの左右側方向に対する非常止め装置の傾きを修正して非常止め装置をガイドレールと平行となる芯出しを行なう機能を有することを特徴としている。
【0013】
請求項4の発明では、組付け治具の芯出し調整機構が、受け台の上の非常止め装置を受け台の上で水平に移動させることによりガイドレールと非常止め装置との間の隙間の大きさを修正して非常止め装置を位置決めする機能を有することを特徴としている。
【0014】
請求項5の発明では、組付け治具が、サイズの異なる複数のガイドレールに対して取り付けが可能となっていることを特徴としている。
【0015】
請求項6の発明では、組付け治具の受け台の上に、サイズの異なる非常止め装置を乗せて固定することが可能となっていることを特徴としている。
【0016】
請求項7の発明では、ガイドレールに組付け治具が取り付けられていると共に、その組付け治具の下部側に配置してその組付け治具の耐荷重を高める補助固定板が取り付けられていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図8を参照して説明する。 図1には、この発明に係る組付け治具21をガイドレール22に取り付けた状態の側面図を、図2には同じく正面図を、図3には同じく平面図をそれぞれ示してある。
【0018】
ガイドレール22は、上下方向に延びるレール部22aと、このレール部22aの基部に一体に連接されたベース部22bとから断面ほぼT字状に形成されている。
【0019】
組付け治具21は、固定板24と受け台25とからなり、受け台25は背面板26と、この背面板26の上端縁から前方に水平に延びる上面板27と、背面板26の下端縁から前方に水平に延びる長さの短い下面板28と、上面板27の下面と背面板26の前面との間に設けられた三角形状の筋交板29とからなる。そして図3に示すように上面板27から背面板26および下面板28に亘ってガイドレール22を介入させるための切欠部30が形成されている。
【0020】
固定板24は、ガイドレール22におけるベース部22bの背面に複数のレールクリップ33を介して締結固定されている。受け台25は、切欠部30内にガイドレール22を介入させ、ガイドレール22を跨ぐようにして固定板24の前面にボルト・ナット34を介して締着されている。すなわち、受け台25の背面板26が固定板24の前面に接触し、この背面板26と固定板24との間に複数のボルト・ナット34が上下左右に位置して設けられ、これらボルト・ナット34を介して受け台25が固定板24に締着されている。
【0021】
受け台25の背面板26の前面側からは固定板24に向かって複数のジャッキボルト35が上下左右に位置して螺挿され、また固定板24の背面側からは、受け台25の上面板27よりやや上方の位置で、かつガイドレール22の両側に分かれる位置において調整用ボルト36がガイドレール2の前方に向けて螺挿されている。
【0022】
また、固定板24の前面下部にはガイドレール22の両側に分かれて配置するように一対のブラケット37が一体的に取り付けられ、これらブラケット37の下面から受け台24の下面板28に向けて調整用ボルト38が螺挿されている。
【0023】
さらに、受け台25の各筋交板29の外面からはガイドレール22のガイド部22aの側面に向けて調整用ボルト40が螺挿されている。
【0024】
ガイドレール22の背面には、固定板24の下端縁に接触してその固定板24を補強する補助固定板42が複数のレールグリップ43を介して締結固定されている。
【0025】
図4には固定板24および補助固定板42の正面図を示してあり、固定板24には、この固定板24をガイドレール22に締着するためのレールクリップ33のボルトを通すための横長の長孔45が上下部に形成されていると共に、受け台25を固定板24に締着するためのボルト・ナット34のボルトを通すための円孔46が形成され、さらに調整用ボルト36を螺挿するためのねじ孔47が形成されている。ボルト・ナット34のボルトを通すための円孔46はそのボルトを若干の遊びをもって通すことが可能な大きさに形成されている。
【0026】
また、補助固定板42には、この補助固定板42をガイドレール22に締着するためのレールクリップ43のボルトを通すための横長の長孔48が形成されている。
【0027】
なお、図1ないし図3には、互いに向き合って配置された一方のガイドレール22に組付け治具21を取り付けた状態のみを示してあるが、他方のガイドレール22においても、図8に示すようにその組付け治具21と対称的に向き合うように同様の組付け治具21が取り付けられている。
【0028】
非常止め装置6の組付け作業時には、まず図5に示すように、受け台26の上に個々に非常止め装置6を乗せ、この非常止め装置6を複数のボルト・ナット50を介して受け台25の上面板27に締結固定する。
【0029】
受け台25の上面板27には、図3に示すように、ガイドレール22の前後方向に沿って長い複数の長孔49が形成されており、これら長孔49に前記ボルト・ナット50のボルトを通して非常止め装置6を上面板27の上に締結固定する。
【0030】
そしてこの後、非常止め装置6の芯出しの作業を行なう。すなわち、図5に示すようにガイドレール22の前後方向におけるガイドレール22と非常止め装置6との間の上部側の隙間の寸法H1と下部側の隙間の寸法H2をそれぞれ測定し、寸法H1と寸法H2とが異なるとき、例えば寸法H1より寸法H2の方が大きいとき、つまり非常止め装置6がガイドレール22の配置側に傾いているときには、ボルト・ナット34を適度に緩め、次に背面板26の上部に配置するジャッキボルト35を締め込んで背面板26の上部と固定板24との間に隙間をあけ、この隙間内に適切な厚さのシムAを差し込んで寸法H1と寸法H2とが等しくなるように調整し、この後、前記ジャッキボルト35を緩めると共に、ボルト・ナット34を締め付けて受け台25を固定板24に再度固定する。
【0031】
また、寸法H1より寸法H2の方が小さいとき、つまり非常止め装置6がガイドレール22の前方外側に傾いているときには、ボルト・ナット34を適度に緩め、次に背面板26の下部に配置するジャッキボルト35を締め込んで背面板26の下部と固定板24との間に隙間をあけ、この隙間内に適切な厚さのシムを差し込んで寸法H1と寸法H2とが等しくなるように調整し、この後、前記ジャッキボルト35を緩めると共に、ボルト・ナット34を締め付けて受け台25を固定板24に再度固定する。
【0032】
これにより非常止め装置6および受け台25のガイドレール22の前後方向に対する傾きが修正され、非常止め装置6がガイドレール22と平行となる芯出しが達成される。
【0033】
また、図6に示すように、ガイドレール22のガイド部22aの一方の側面と非常止め装置6との間の隙間の寸法を測定し、非常止め装置6の上部側での隙間の寸法H3と下部側での隙間の寸法H4とが異なるとき、例えば寸法H3より寸法H4の方が大きく、非常止め装置6がガイドレール22の前面側から見て右側に傾いているときには、ボルト・ナット34を緩め、次に固定板24の右側のブラケット37に螺挿されている調整用ボルト38を締め込んで上昇させるか、あるいは左側のブラケット37に螺挿されている調整用ボルト38を緩めて下降させる。
【0034】
これにより受け台25と共に非常止め装置6が当初の姿勢から左側に傾くから、前記調整用ボルト38による調整で寸法H3と寸法H4とが等しくなるように定める。
【0035】
また逆に、寸法H3より寸法H4の方が小さく、非常止め装置6がガイドレール22の前面側から見て左側に傾いているときには、固定板24の右側のブラケット37に螺挿されている調整用ボルト38を緩めて下降させるか、あるいは左側のブラケット37に螺挿されている調整用ボルト38を締め込んで上昇させる。
【0036】
これにより受け台25と共に非常止め装置6が当初の姿勢から右側に傾くから、前記調整用ボルト38による調整で寸法H3と寸法H4とが等しくなるように定める。
【0037】
さらに、ガイドレール22のガイド部22aの他方の側面と非常止め装置6との間の隙間の寸法H5を測定し、この寸法H5が前記寸法H4と異なるときには、各ボルト・ナット34を僅かに緩め、各筋交板29に螺挿されている一方の調整用ボルト40をガイドレール22のガイド部22aの側面から離間させると共に他方の調整用ボルト40を締め込んでガイド部22aの側面に押し付け、あるいは他方の調整用ボルト40をガイドレール22のガイド部22aの側面から離間させると共に一方の調整用ボルト40を締め込んでガイド部22aの側面に押し付けることにより、受け台25と共に非常止め装置6を左右に移動させ、このような操作で寸法H4と寸法H5とが等しくなるように調整する。
【0038】
そしてこの後、ボルト・ナット34を締め付けて受け台25を固定板24に再度固定する。
【0039】
これにより非常止め装置6のガイドレール22の左右方向に対する傾きが修正され、また非常止め装置6とガイドレール22のガイド部22aの両側面との間の間隔が均等に保たれ、非常止め装置6がガイドレール22と平行となる芯出しが達成される。
【0040】
また、図7に示すように、ガイドレール22のガイド部22aにおける先端縁の端面と非常止め装置6との間の隙間の寸法H6を測定し、この寸法H6が規定の寸法より小さいときには、非常止め装置6を締結しているボルト・ナット50を緩めると共に、調整用ボルト36を締め込み、寸法H6が規定の寸法となるように非常止め装置6を受け台25の上で長孔50に沿ってガイドレール22の前方側に水平に移動させる。この際、ガイドレール22の両側方における固定板24と非常止め装置6との間の寸法H7,H8が等しくなるように各調整用ボルト36の締め込み量を調整する。
【0041】
そして、ガイド部22aの先端縁の端面と非常止め装置6との間の隙間の寸法H6が規定の大きさとなった状態で各ボルト・ナット50を締め込んで非常止め装置6を受け台25に締結固定する。
【0042】
また、寸法H6を測定したときに、その寸法が規定の寸法より大きい場合には、ボルト・ナット50を緩めると共に、調整用ボルト36を寸法H6が規定の寸法となる位置まで緩め、この状態で非常止め装置6をガイドレール22の後方側に向けて調整用ボルト36の先端面に当接するまで水平に移動させ、この後、各ボルト・ナット50を締め込んで非常止め装置6を受け台25に締結固定する。
【0043】
これにより、非常止め装置6がガイドレール22と規定の寸法をあけて配置する芯出しが達成される。
【0044】
このような芯出し作業を行ないながら、図8に示すように昇降路内の左右のガイドレール22に対して個々に非常止め装置6を組付ける。そして各非常止め装置6の組付け後に、かご枠の下枠5をその非常止め装置6の両者間に設置して固定し、順次かご枠を組み立てる。
【0045】
従来においては、かご枠の下枠5に予め非常止め装置6が取り付けられているが、この発明の実施形態においては、下枠5と非常止め装置6とが分離していて、非常止め装置6を組付け治具21を用いて個々にガイドレール22に組付けた後に、下枠5をその非常止め装置6に取り付ければよく、したがってガイドレール22に対する非常止め装置6の組付け作業を容易に能率よく行なうことができる。
【0046】
下枠5と非常止め装置6とが分離している場合、その非常止め装置6を単に組付け治具21の上に乗せるだけでは落下の恐れがあるが、この発明の実施形態においては、非常止め装置6を組付け治具21の上に乗せるだけでなく、ボルト・ナット50で受け台25に締結して固定するようにしているからその落下の恐れはない。
【0047】
ところで、ガイドレール22はエレベータの規模等に応じてそのサイズが種々異なるが、その各サイズごとに各種の組付け治具21を用意するのでは経済性が悪い。
【0048】
しかし、この発明の実施形態においては、図4に示すように、組付け治具21の固定板24に横長の長孔45を形成し、これら長孔45にレールクリップ33のボルトを通して固定板24をガイドレール22に締結して固定するようにしているから、前記ボルトを長孔45に沿って横方向に移動することにより、ガイドレール22のベース部22bの幅寸法が異なる場合であってもそれに対応することができ、したがって一種の組付け治具21をサイズの異なる種々のガイドレール22に適用することができ、このため経済性が向上する。
【0049】
ガイドレール22に締結された組付け治具21は、その下部側の補助固定板42により支持され、このため充分な耐荷重が得られる。そしてこの補助固定板42においても、図4に示すように、横長の長孔48を形成し、これら長孔48にレールクリップ43のボルトを通してガイドレール22に締結して固定するようにしているから、前記ボルトを長孔48に沿って横方向に移動することにより、ガイドレール22のベース部22bの幅寸法が異なる場合であってもそれに対応することができる。
【0050】
また、この発明の実施形態においては、図3および図7に示すように、組付け治具21の受け台25長孔49を形成し、これら長孔49にボルト・ナット50のボルトを通して非常止め装置6を受け台25に締結して固定するようにしているから、非常止め装置6のサイズが異なる場合であっても、前記ボルトの位置を種々変えてそのサイズの異なる種々の非常止め装置6を受け台25の上に締結して固定することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、ガイドレールに対して非常止め装置を容易に能率よく組付けることができると共に、そのガイドレールに対する非常止め装置の芯出しを容易にかつ的確に行なうことができる。そして、請求項5の発明によれば、組付け治具をサイズの異なる複数のガイドレールに対して取り付けることが可能で、請求項6の発明によれば、組付け治具に対してサイズの異なる非常止め装置を乗せて固定でき、請求項7の発明によれば、補助固定板により組付け治具の耐荷重を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る組付け治具をガイドレールに取り付けた状態を示す側面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく平面図。
【図4】組付け治具の固定板および補助固定板を示す正面図。
【図5】組付け治具の上に取り付けた非常止め装置をガイドレールの前後方向に対する傾きを修正して芯出しを行なう際の作用を説明する説明図。
【図6】組付け治具の上に取り付けた非常止め装置をガイドレールの左右側方向に対する傾きを修正して芯出しを行なう際の作用を説明する説明図。
【図7】組付け治具の上に取り付けた非常止め装置をガイドレールとの間の間隔を修正して位置決めする際の作用を説明する説明図。
【図8】組付け治具の上に取り付けた非常止め装置の上にかご枠構成用の下枠を設置する際の状況を示す側面図。
【図9】従来技術によるかご枠組立て方法を説明するための側面図。
【図10】同じく側面図。
【図11】同じく斜視図。
【符号の説明】
5…下枠
6…非常止め装置
21…組付け治具
22…ガイドレール
24…固定板
25…受け台
26…背面板
27…上面板
28…下面板
29…筋交板
33…レールクリップ
34…ボルト・ナット
35…ジャッキボルト
36…調整用ボルト
38…調整用ボルト
40…調整用ボルト
42…補助固定板
43…レールクリップ
50…ボルト・ナット
A…シム
Claims (7)
- かごの下部の両側に設けられる非常止め装置を、互いに向き合って離間したガイドレールに組付ける方法であって、各ガイドレールにそれぞれ受け台を有する組付け治具を取り付け、これら組付け治具の受け台の上にそれぞれ個別に非常止め装置を乗せて固定し、この後、非常止め装置の両者間にかご枠構成用の下枠を設置し、この下枠に非常止め装置を据え付ける工程を備え、前記各組付け治具にはガイドレールに対する非常止め装置の芯出し調整機構が設けられ、この芯出し調整機構により非常止め装置の芯出しを行なった後に、非常止め装置の両者間にかご枠構成用の下枠を設置することを特徴とするエレベータの非常止め装置組付け方法。
- 組付け治具の芯出し調整機構は、受け台と共に非常止め装置をガイドレールの互いに向き合う前後方向に傾動させることによりガイドレールの前後方向に対する非常止め装置の傾きを修正して非常止め装置をガイドレールと平行となる芯出しを行なう機能を有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常止め装置組付け方法。
- 組付け治具の芯出し調整機構は、受け台と共に非常止め装置をガイドレールの左右側方向に傾動させることによりガイドレールの左右側方向に対する非常止め装置の傾きを修正して非常止め装置をガイドレールと平行となる芯出しを行なう機能を有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常止め装置組付け方法。
- 組付け治具の芯出し調整機構は、受け台の上の非常止め装置を受け台の上で水平に移動させることによりガイドレールと非常止め装置との間の隙間の大きさを修正して非常止め装置を位置決めする機能を有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常止め装置組付け方法。
- 組付け治具は、サイズの異なる複数のガイドレールに対して取り付けが可能なことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータの非常止め装置組付け方法。
- 組付け治具の受け台の上には、サイズの異なる非常止め装置を乗せて固定することが可能なことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のエレベータの非常止め装置組付け方法。
- ガイドレールには組付け治具が取り付けられていると共に、その組付け治具の下部側に配置してその組付け治具の耐荷重を高める補助固定板が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のエレベータの非常止め装置組付け方法。
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