JP4207611B2 - キャリブレーション装置及びキャリブレーション方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ等の出力装置の色再現性を安定させるためのキャリブレーションを行うキャリブレーション装置とキャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラープリンタなどの出力装置においては、通常、入力色空間とプリント処理時に用いられる出力色空間とが異なるため、色空間の変換を行う色変換装置が不可欠である。一般に色空間を変換する際には、デバイスに依存しない一般の入力色空間の点とデバイスに依存した出力色空間の点との間で、目標となる対応関係が予め示されている。そこで、キャリブレーションの対象となる出力装置を用いてパッチシートを出力し、このパッチシートの出力結果に基づいて、色補正値を決定している。
【0003】
色補正の方法には、一次元のルックアップテーブル(特に色変換の最後段に置かれる場合はTone Reproduction Curve、略してTRCと呼ばれることもある、以下の説明においてもこの呼称を用いる)、入力色空間に等しい次元を持つ多次元のルックアップテーブル(以降、多次元LUTと略す)、入力値の一次項や高次項、定数などと掛け合わせることによって出力値を得る行列演算などのアルゴリズムが用いられる。一般的には、多次元LUT処理もしくは行列演算を行った後に、出力色空間の各要素毎にTRC処理を行う方式がよく利用されている。特に最近では、多次元LUT処理とTRC処理を組み合わせた処理が主流になりつつある。
【0004】
これらの処理において用いる色変換パラメータは、出力装置の製造時に個々の出力装置の特性に合わせて調整される。そのため、製造直後は正しい色の出力が得られる。ただし、装置製造時から時間が経つと、出力装置の特性が変動してしまう。そのため、色変換パラメータと出力装置の特性が合わなくなり、正しい色の出力が得られなくなる。また、出力装置によっては電源投入後の経過時間や、出力枚数によって出力装置の特性が変動することもあり、その変動の度合いによっては正しい色の出力が得られなくなる場合がある。
【0005】
色が正しく出力されない場合、特に問題となる点としては、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックといった色材の濃度が入力値に比例してなだらかに増加せず、あるところで急に増加してその部分の変化が輪郭のように見えてしまうという点や、グレイなど特に色の変化が目立ちやすい領域において色が変わってしまう点がある。こうした問題点を解決するためには、出力装置の使用前に色変換パラメータを再調整して、使用時の出力特性に色変換パラメータを合わせる必要がある。この処理はキャリブレーション(又はカラーキャリブレーション)と呼ばれる。
【0006】
キャリブレーションの具体的な方法としては、まず出力装置で決められた色のパターン(一般にパッチと呼ばれる)を出力し、その色パッチの色を測色機(又は予め変換特性が分かっているスキャナなどの入力装置)で測定する。そして、その測定した色を、L*a*b* やL*u*v*といった装置に依存しない色空間における数値(Lab値、Luv値)で表現し、その数値を元にして色変換パラメータを再計算もしくは補正することにより、色変換パラメータの再調整を行うといった方法がとられる。
【0007】
また、色変換パラメータの再調整後にさらに出力装置でパッチを出力し、上記と同様にして測色、再調整といった工程(キャリブレーション工程)を繰り返し行うことで、より正確に予め与えられる目標色に収束させる方法もある。このようにキャリブレーション工程を複数回にわたって繰り返し行うことにより、より高精度なキャリブレーションを実現することが可能となる。
【0008】
キャリブレーションに関する従来技術としては、例えば、以下の特許文献1,2に記載されたものが知られている。特許文献1には、原画像を読み取る画像読取手段と、この画像読取手段で読み取った画像データを処理する画像処理手段と、この画像処理手段で処理した画像データに基づいて画像形成する画像形成手段とを有する画像形成装置におけるキャリブレーション方法として、画像を形成するための各色材(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)について、書き込み値が所定量ずつ増加或いは所定量ずつ減少するカラーパッチ群を色材毎に並べた第1のカラーパターンに基づいて第1のキャリブレーションを行い、この第1のキャリブレーションの結果に基づいて、色材シアン、マゼンタ、イエローの前記書き込み値を補正し、この補正したデータで作られる各色パッチ群を重ねて作られる3色重ねカラーパッチ群からなる第2のカラーパターンに基づいて第2のキャリブレーションを行う方法が記載されている。
【0009】
また、特許文献2には、画像出力装置から生成されるパターンシートに基づき特定色を調整するための色補正テーブル生成方法として、複数階調のそれぞれにおいて特定色の各要素色の量を変化させた複数のパッチを有するパターンシートを画像出力装置に生成されるパターンシート生成工程と、パターンシートの各階調毎の複数のパッチから、所望のパッチを各階調毎にそれぞれ選択するパッチ選択工程と、選択されたパッチに基づき、各要素色毎に特定色を調整するための色補正テーブルを生成するための色補正テーブル生成工程と、を備える公報が記載されている。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−123055号公報(請求項1)
【特許文献2】
特開2002−252779号公報(請求項1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、キャリブレーションを高精度に行うために、出力装置でパッチを繰り返し出力すると、それにつれてキャリブレーション時の出力枚数が増える。そのため、紙やインク、トナーといった色材等の資源の消費が増大するとともに、キャリブレーション所要時間の増大、ユーザーに対する労力の増大などが問題となる。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、なるべく少ない出力枚数で高精度なキャリブレーションを実現することができるキャリブレーション装置及びキャリブレーション方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るキャリブレーション装置は、濃度が異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成するパッチデータ生成手段と、このパッチデータ生成手段で生成したパッチデータを用いて出力装置が出力した各々の色パッチの色を測色して得られる色パッチの測色データと予め設定された目標色データに基づいてパッチデータを補正するパッチデータ補正手段を用いて行われるキャリブレーション工程を複数回繰り返すことにより、出力装置が出力する色パッチの測色データを目標色データに収束させるための色補正データを決定するキャリブレーション装置であって、さらに該色パッチの測色データと予め設定された目標色データとの色ずれ量を算出する色ずれ量算出手段を備え、今回のキャリブレーション工程で色ずれ量算出手段により算出した色ずれ量に基づいて、色ずれ量が閾値よりも大きいとされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータに含め、色ずれ量が閾値以下とされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータから除外するように、次回のキャリブレーション工程でパッチデータ生成手段により生成されるパッチデータの色パッチを選定するパッチ選定手段を備えるものである。
【0014】
このキャリブレーション装置においては、今回のキャリブレーション工程で色ずれ量算出手段により算出した色ずれ量に基づいた目標色データに対する測色データの収束状況に応じて、パッチセットを選定し、前回のキャリブレーション工程と異なる色パッチを組み合わせたパッチデータがパッチデータ生成手段で生成されるようになる。
【0015】
また、本発明に係るキャリブレーション方法は、濃度が異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成するパッチデータ生成処理と、このパッチデータ生成処理で生成したパッチデータを用いて出力装置が出力した各々の色パッチの色を測色してする測色処理と、この測色処理によって得られる色パッチの測色データと予め設定された目標色データに基づいてパッチデータを補正するパッチデータ補正処理とを含むキャリブレーション工程を複数回繰り返すことにより、出力装置が出力する色パッチの測色データを目標色データに収束させるための色補正データを決定するキャリブレーション方法であって、さらに該色パッチの測色データと予め設定された目標色データとの色ずれ量を算出する色ずれ量算出処理を備え、今回のキャリブレーション工程で色ずれ量算出処理により算出した色ずれ量に基づいて、色ずれ量が閾値よりも大きいとされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータに含め、色ずれ量が閾値以下とされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータから除外するように、次回のキャリブレーション工程でパッチデータ生成処理により生成されるパッチデータの色パッチを選定するパッチ選定処理を備えるものである。
【0016】
このキャリブレーション方法においては、今回のキャリブレーション工程で色ずれ量算出処理により算出した色ずれ量に基づいた目標色データに対する測色データの収束状況に応じて、パッチセットを選定し、前回のキャリブレーション工程と異なる色パッチを組み合わせたパッチデータがパッチデータ生成処理で生成されるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態に係るキャリブレーション装置の構成例を示す図である。図示したキャリブレーション装置1は、パッチデータを出力装置2に供給してパッチシートを出力させるとともに、このパッチシートに出力された色パッチの色を測色機3で測色して得られる色パッチの色データを取り込んで、出力装置2のキャリブレーションを行うものである。このキャリブレーション装置1は、出力装置2が出力する色パッチの測色データを予め設定された目標色データに収束させるための色補正データを決定するとともに、この色補正データを決定するにあたって複数回のキャリブレーション工程を繰り返し行う。
【0019】
出力装置2は、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの3色、又はこれにブラックを加えた4色の色材(インク、トナー等)を用いて、用紙等のシート媒体にカラー又は白黒の画像を出力するプリンタによって構成されるものである。この出力装置2では、キャリブレーション装置1から与えられるパッチデータに対応する複数の色パッチの画像をシート媒体(以下、パッチシート)に出力する。
【0020】
測色機3は、出力装置2でパッチシートに印刷出力された色パッチの画像を光学的に読み取って、そのパッチシートに記録されている各々の色パッチの色を、例えばL*a*b*の色空間で表される色のデータ(Lab値)として測定するものである。この測色機3で色パッチを測色して得られる測色データはキャリブレーション装置1に取り込まれる。
【0021】
キャリブレーション装置1は、大きくは、パッチデータ生成部11と、ベースデータ格納部12と、色ずれ量算出部13と、パッチデータ補正部14と、パッチ選定部15と、収束データ格納部17と、終了判定部18と、色補正データ生成部19とによって構成されている。
【0022】
パッチデータ生成部11は、キャリブレーションを行うにあたって、濃度が異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成するものである。このパッチデータ生成部11では、キャリブレーションによって出力装置2の色バランスを調整する場合に、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの各色(色材)の配分比を所定の割合で規定したグレイ階調の濃度域で、それぞれ濃度の異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成する。このパッチデータ生成部11で生成されたパッチデータは出力装置2に供給される。
【0023】
ベースデータ格納部12は、パッチデータ生成部11で生成されたパッチデータと、このパッチデータを用いて出力装置2が出力した各々の色パッチの色を測色機3で測色した際に得られた色パッチの測色データとを、互いに対応付けてベースデータとし、このベースデータを格納するものである。ベースデータ格納部12には、キャリブレーションが開始してから終了するまで、各々のキャリブレーション工程ごとにベースデータが順に格納される。
【0024】
色ずれ量算出部13は、パッチデータ生成部11で生成したパッチデータを用いて出力装置2が出力した各々の色パッチの色を測色機3で測色して得られる色パッチの測色データと予め設定された目標色データとの色ずれ量を算出するものである。この色ずれ量算出部13では、色パッチの測色データと目標色データとの色ずれ量を、例えば、L*a*b*の色空間(均等色空間)上での距離(色差)として算出する。目標色データとは、パッチデータ生成部11で生成したパッチデータを用いて出力装置2が色パッチを出力したときに、この色パッチの色を測色機3で測色した際に得られる測色データを一致させる目標となる色データである。したがって、色ずれ量算出部13で算出される色ずれ量の理想的な値はゼロとなる。
【0025】
パッチデータ補正部14は、パッチデータ生成部11で生成したパッチデータを用いて出力装置2が出力した各々の色パッチの色を測色機3で測色して得られる色パッチの測色データから予め設定されたキャリブレーションの目標色になる目標色データに対するパッチデータを予測することによって補正値を算出するもので、具体的な補正処理の詳細について後段で説明する。
【0026】
パッチ選定部15は、キャリブレーション装置1でパッチデータ生成部11、色ずれ量算出部13、パッチデータ補正部14等を用いてキャリブレーション工程を複数回繰り返す場合に、今回のキャリブレーション工程で色ずれ量算出部13により算出した色ずれ量に基づいて、次回のキャリブレーション工程でパッチデータ生成部11により生成されるパッチデータの色パッチを選定するものである。このパッチ選定部15では、色ずれ量算出部13で算出した色ずれ量と予め設定された閾値とを比較し、この比較結果に応じて、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータの色パッチを選定する。パッチ選定部15で色ずれ量と比較される閾値は、例えばL*a*b*色空間上での距離を表す色差の値によって規定(例えば、色差が2以内と規定)されるものである。
【0027】
収束データ格納部17は、パッチ選定部15において色ずれ量が閾値以下とされた色パッチの測色データに対応するパッチデータ(CMY値で表される色データ)を、目標色データへの収束が完了した収束データとして格納するものである。この収束データ格納部17には、キャリブレーションを開始してから、目標色データへの収束が完了したとされた収束データが順に格納される。
【0028】
終了判定部18は、収束データ格納部17に格納された収束データの格納状況に基づいてキャリブレーションが終了したかどうかを判定するものである。この終了判定部18では、1回のキャリブレーション工程を行うたびに、例えば、その時点で収束データ格納部17に格納されている収束データの格納個数や、そこに格納されている収束データの分散、密度などを、収束データの格納状況として確認する。そして、この収束データの格納状況が、予めキャリブレーションに必要であるとして設定された格納条件を満たしていればキャリブレーションが終了したと判定し、満たしていなければキャリブレーションが終了していない(未終了)と判定する。また、キャリブレーションの繰り返し回数をカウントし、回数がある閾値以上となった場合も、終了と判定する。
【0029】
色補正データ生成部19は、終了判定部18でキャリブレーションが終了したと判定した場合、それまでに収束データ格納部17で格納された収束データを用いて色補正データ(色補正TRCや色補正LUT等)を生成するものである。
【0030】
続いて、上記構成からなるキャリブレーション装置を用いて出力装置のキャリブレーションを行う際の処理(キャリブレーション方法)について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0031】
先ず、キャリブレーションが開始されると、パッチデータ生成部11は、初回のキャリブレーション工程で使用されるパッチデータを生成する(ステップS1)。パッチデータ生成部11で生成されたパッチデータは、キャリブレーションの対象となる出力装置2の入力側のデータとしてベースデータ格納部12に格納されるとともに、そのパッチデータで表される色パッチを可視画像として出力するためにキャリブレーション装置1から出力装置2へと供給される。
【0032】
その際、パッチデータ生成部11では、L*a*b*色空間で明度を表すL*の軸上の濃度域つまりグレイ階調の濃度域で、例えば図3に示すように「白」のレベル=0から「黒」のレベル=100まで、濃度が10レベルずつ均等に異なる複数(図例では合計11個)の色パッチ(グレイパッチ)P100〜P110を表すパッチデータを生成する。このようにパッチデータを生成する際の色パッチの濃度域をグレイ階調とすることにより、キャリブレーション上、最も重量となるグレイバランスを合わせることができる。
【0033】
また、パッチデータ生成部11では、初回のキャリブレーション工程を行う際に、それ以前にキャリブレーションを行っていなかった場合は、予め設定された初期のパッチデータを生成し、それ以前にキャリブレーションを行っていた場合は、それ以前に行ったキャリブレーションの最終回のキャリブレーション工程でパッチデータ生成部11自身が生成したパッチデータを、初回のキャリブレーション工程で適用すべきパッチデータとして生成する。これにより、現在の出力装置2の特性に最も近い装置特性に合わせて生成されたパッチデータを用いて初回のキャリブレーション工程を行うことができるため、キャリブレーションの開始から終了までに繰り返されるキャリブレーション工程の実行回数(繰り返し数)を減らすことができる。
【0034】
続いて、上述のようにパッチデータ生成部11で生成したパッチデータにしたがって出力装置2がパッチシートに色パッチの画像を印刷出力する(ステップS2)。これにより、パッチシートには、上記図3に例示したように、白レベルから黒レベルまで濃度を徐々に変化させた複数の色パッチP100〜P110が印刷出力される。
【0035】
続いて、上述のように出力装置2で色パッチが出力されたパッチシートを測色機3にセットし、そのパッチシート内の各色パッチの色を測色機3で測色する(ステップS3)。ただし、測色機自体は出力装置に内蔵された場合も考えられ、その場合は、パッチを出力すると同時にパッチの測色を行う構成もありえることを明記しておく。測色機3で色パッチの色を測色したときの測定データは、キャリブレーション装置1に取り込まれるとともに、このキャリブレーション装置1の内部で、ベースデータ格納部12と色ずれ量算出部13にそれぞれ与えられる。このとき、ベースデータ格納部12では、測色機3で測色された色パッチの測色データが、出力装置2の出力側のデータとして格納される。また、ベースデータ格納部12には、色パッチのパッチデータと測色データとが互いに対応付けて格納される。
【0036】
次いで、上述のように測色データを受け取った色ずれ量算出部13は、その測色データとこれに対応する目標色データとの色ずれ量を算出する(ステップS4)。色ずれ量算出部13における色ずれ量の算出は、各々の色パッチ毎に行われる。そのため、各々の色パッチに対応して目標色データも個別に設定される。また、色ずれ量算出部13による色ずれ量の算出結果は、パッチデータ補正部14とパッチ選定部15にそれぞれ与えられる。
【0037】
次に、パッチ選定部15は、色ずれ量算出部13による色ずれ量の算出結果に基づいて、次回のキャリブレーション工程でパッチデータ生成部11により生成されるパッチデータの色パッチを選定する処理を行う。具体的には、先ず、色ずれ量算出部13で算出された色ずれ量と予め設定された閾値(色ずれの許容値)とを比較する(ステップS5)。そして、色ずれ量が閾値よりも大きいと判断した場合(ステップS5でYesの場合)は、色ずれ量が閾値よりも大きいとされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成すべきパッチデータに含めるようにパッチ生成リストに登録する(ステップS6)。
【0038】
これに対して、色ずれ量が閾値以下であると判断した場合(ステップS5でNoの場合)は、色ずれ量が閾値以下とされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成すべきパッチデータから除外するようにパッチ生成リストから削除する(ステップS7)。パッチ生成リストは、各々の色パッチを表すパッチデータを、色パッチ毎にリスト形式でまとめたもので、パッチデータ生成部11でパッチデータを生成する際や、パッチデータ補正部14がパッチデータを補正する際に参照される。これにより、次回のキャリブレーション工程で生成される色パッチがパッチ選定部15によって選定される。例えば、図4に示すように、今回のキャリブレーション工程でパッチシートに出力された複数の色パッチのうち、色ずれ量が閾値よりも大きいとされた色パッチP100,P102,P103,P104,P105,P107,P108,P109(図4で白抜き、右上がりのハッチング、クロスハッチングで示す色パッチ)は、次回のキャリブレーション工程のパッチデータに含め、色ずれ量が閾値以下とされた色パッチP101,P106,P110(図4でドット模様で示す色パッチ)は次回のキャリブレーション工程のパッチデータから除外する。この場合、次回のキャリブレーション工程では、図5に示すように、前回のキャリブレーション工程よりも3つ少ない計8つの色パッチP200〜P207を表すパッチデータが生成されるため、目標色データへの収束が確認された色パッチが出力装置2で繰り返し出力されることがない。そのため、キャリブレーション上、色パッチが無駄に出力されることを回避することができる。
【0039】
さらに、パッチ選定部15によるパッチ選定処理において、前記色ずれ量から隣り合うパッチ間での平均色ずれ量(ここでは便宜的にその箇所のパッチデータをP100.5,P101.5…,P109.5と表現する)を算出し、その平均色ずれ量の大きい順に順位付けし、先に除外された色パッチのパッチ数分だけ、その順位順の対象パッチの間のパッチに置き換える。つまり、先に除外された色パッチP101,P106,P110の箇所に順位が高い箇所付近のパッチを補充(埋め合わせ)するかたちで色パッチを置き換える。例えば色ずれ量の順位付けがP107.5,P106.5,P108.5,P105.5,P104.5,P100.5,P109.5,P103.5,P102.5,P101.5,であった場合、先に除外された3つの色パッチP101,P106,P110の箇所に、P107.5,P105.5,P106.5付近のパッチを補充する。このように、収束が遅くなりそうな箇所のパッチ数を増やすことによって、目標色への収束が早くなり、繰り返し回数の削減、しいては出力パッチ数の削減に繋がる。
【0040】
すなわち、上記図4において、目標色データとの色ずれ量が色ずれ量が閾値以下とされた色パッチP101,P106,P110(図4でドット模様で示す色パッチ)は次回のキャリブレーション工程のパッチデータから除外し、そのかわりに、隣り合うパッチ間での平均色ずれ量の大きい箇所のパッチを補充する。図6で示すように、前回のキャリブレーション工程(図4)よりも出力色パッチの濃度配列に疎密が作られる。これにより、目標色データとの色ずれ量が大きい濃度域では、次回のキャリブレーション工程で目標色データへの収束性が高まるようにより多くの色パッチを出力することができ、目標色データとの色ずれ量が小さい濃度域では、次回のキャリブレーション工程で過剰(不必要)な色パッチの出力を回避することができる。
【0041】
その後、パッチ選定部15で色ずれ量が閾値以下とされた色パッチの測色データとこれに対応するパッチデータを、目標色データへの収束が完了した収束データとして収束データ格納部17に転送して格納する(ステップS8)。
【0042】
続いて、終了判定部18は、それまでに収束データ格納部17で格納された収束データの格納状況を確認することにより、キャリブレーションが終了したかどうかを判定する(ステップS9)。具体例として、収束データの格納況をその格納個数で確認する場合は、その時点で収束データ格納部17に格納されている収束データの格納個数と予め格納条件として設定された基準個数とを比較する。そして、収束データ格納部17に格納されている収束データの格納個数が基準個数以上であれば、キャリブレーションが終了したと判定し、収束データの格納個数が基準個数未満であれば、キャリブレーションが終了していないと判定する。
【0043】
終了判定部18でキャリブレーションが終了していないと判定した場合(ステップS9でNoの場合)は、パッチデータ補正部14でパッチデータを補正した後(ステップS10)、上記ステップS1に戻って再び上記同様のキャリブレーション工程を繰り返す。その際、パッチデータ補正部14では、次回のキャリブレーション工程で、新たに出力されたパッチデータとその測色値が加えらたベースデータ格納部のデータに基づいて目標色データに出来るだけ近似した測色データ(理想的には目標色データとの色ずれ量が0となる測色データ)が得られるようなパッチデータの値を予測し、この予測値に基づいて、前回のキャリブレーション工程で採用したパッチデータ(CMY値)を補正する。目標となる色データに対するパッチデータの予測方法としては、例えば、特開平10−262157号公報に記載された方法を用いて、今回のキャリブレーションの開始からベースデータ格納部12に順に格納したベースデータを用いて予測させる方法を例示することができる。また、パッチデータ補正部14では、パッチ選定部15において次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータに含めるとした色パッチや、これを含めてパッチ生成リストに登録された各々の色パッチのパッチデータを補正する。
【0044】
また、終了判定部18でキャリブレーションが終了したと判定した場合(ステップS9でYesの場合)は、次回のキャリブレーション工程に進むことなく、色補正データ生成部19で色補正データの生成処理を行う(ステップS11)。その際、色補正データ生成部19では、収束データ格納部17に格納された収束データ(CMY値)とこれの目標となっている色データ(CMY値)との対を用いてキャリブレーションの最終的なLUT又はTRCを生成する。具体的には、例えば、特開平10−262157号公報に記載されているように、収束データ格納部17に格納された収束データを用いて、LUT又はTRCの各格子点に対する予測値を予測させることにより、色変換のための色補正データを生成する。
【0045】
なお、上記実施形態においては、キャリブレーション装置1と出力装置2、測色装置3を別々の構成としたが、本発明はこれに限らず、キャリブレーション装置1と出力装置2及び測色装置3を一体の構成とし、これによって上記同様のキャリブレーション機能を備えた出力装置2やキャリブレーション機能、測色装置3を備えた出力装置2を実現することも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、キャリブレーション工程を繰り返し行うにあたり、今回のキャリブレーション工程で算出した色ずれ量に基づいて、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータの色パッチを選定することにより、各々のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータを最適化することができる。これにより、必要最小限のパッチ数で十分な精度が得られるキャリブレーションを実現することが可能となる。そのため、キャリブレーションを行うにあたって、色材(紙、インク、トナー等)の消費を低減することができるとともに、キャリブレーション所要時間の短縮とユーザー労力の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るキャリブレーション装置の構成例を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るキャリブレーション方法を説明するフローチャートである。
【図3】 パッチデータの生成例を示す図である。
【図4】 色パッチの測色結果の一例を示す模式図である。
【図5】 色パッチの選定例を示す図である。
【図6】 色パッチの他の選定例を示す図である。
【符号の説明】
1…キャリブレーション装置、2…出力装置、3…測色機、11…パッチデータ生成部、12…ベースデータ格納部、13…色ずれ算出部、14…パッチデータ補正部、15…パッチ選定部、17…収束データ格納部、18…終了判定部、19…色補正データ生成部
Claims (10)
- 濃度が異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成するパッチデータ生成手段と、このパッチデータ生成手段で生成した前記パッチデータを用いて出力装置が出力した各々の色パッチの色を測色して得られる色パッチの測色データと予め設定された目標色データに基づいて前記パッチデータを補正するパッチデータ補正手段を用いて行われるキャリブレーション工程を複数回繰り返すことにより、前記出力装置が出力する色パッチの測色データを前記目標色データに収束させるための色補正データを決定するキャリブレーション装置であって、
さらに該色パッチの測色データと予め設定された目標色データとの色ずれ量を算出する色ずれ量算出手段を備え、今回のキャリブレーション工程で前記色ずれ量算出手段により算出した前記色ずれ量に基づいて、前記色ずれ量が閾値よりも大きいとされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータに含め、前記色ずれ量が前記閾値以下とされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータから除外するように、次回のキャリブレーション工程で前記パッチデータ生成手段により生成されるパッチデータの色パッチを選定するパッチ選定手段を備える
ことを特徴とするキャリブレーション装置。 - 前記パッチデータ生成手段は、グレイ階調の濃度域で濃度の異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成する
ことを特徴とする請求項1記載のキャリブレーション装置。 - 前記パッチ選定手段において前記色ずれ量が前記閾値以下とされた色パッチの測色データに対応するパッチデータを、前記目標色データへの収束が完了した収束データとして格納する収束データ格納手段と、
前記収束データ格納手段に格納された前記収束データの格納状況に基づいてキャリブレーションが終了したかどうかを判定する終了判定手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載のキャリブレーション装置。 - 前記終了判定手段でキャリブレーションが終了したと判定した場合、それまでに前記収束データ格納手段で格納された前記収束データを用いて前記色補正データを生成する色補正データ生成手段を備える
ことを特徴とする請求項3記載のキャリブレーション装置。 - 前記パッチ選定手段は、前記色ずれ量から隣り合うパッチ間での平均色ずれ量を算出し、さらに前記平均色ずれ量を大きい順に順位づけし、前記除外された色パッチのパッチ数分だけ、その順位順の対象パッチの間のパッチに置き換える
ことを特徴とする請求項1記載のキャリブレーション装置。 - 濃度が異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成するパッチデータ生成処理と、このパッチデータ生成処理で生成した前記パッチデータを用いて出力装置が出力した各々の色パッチの色を測色してする測色処理と、この測色処理によって得られる色パッチの測色データと予め設定された目標色データに基づいて前記パッチデータを補正するパッチデータ補正処理とを含むキャリブレーション工程を複数回繰り返すことにより、前記出力装置が出力する色パッチの測色データを前記目標色データに収束させるための色補正データを決定するキャリブレーション方法であって、
さらに該色パッチの測色データと予め設定された目標色データとの色ずれ量を算出する色ずれ量算出処理を備え、今回のキャリブレーション工程で前記色ずれ量算出処理により算出した前記色ずれ量に基づいて、前記色ずれ量が閾値よりも大きいとされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータに含め、前記色ずれ量が前記閾値以下とされた色パッチを、次回のキャリブレーション工程で生成されるパッチデータから除外するように、次回のキャリブレーション工程で前記パッチデータ生成処理により生成されるパッチデータの色パッチを選定するパッチ選定処理を備える
ことを特徴とするキャリブレーション方法。 - 前記パッチデータ生成処理においては、グレイ階調の濃度域で濃度の異なる複数の色パッチを表すパッチデータを生成する
ことを特徴とする請求項6記載のキャリブレーション方法。 - 前記パッチ選定処理において前記色ずれ量が前記閾値以下とされた色パッチの測色データに対応するパッチデータを、前記目標色データへの収束が完了した収束データとして格納する収束データ格納処理と、
前記収束データ格納処理による前記収束データの格納状況に基づいてキャリブレーションが終了したかどうかを判定する終了判定処理と
を備えることを特徴とする請求項6記載のキャリブレーション方法。 - 前記終了判定処理でキャリブレーションが終了したと判定した場合、それまでに前記収束データ格納処理で格納された前記収束データを用いて前記色補正データを生成する補正データ生成処理を含む
ことを特徴とする請求項8記載のキャリブレーション方法。 - 前記パッチ選定処理においては、前記色ずれ量から隣り合うパッチ間での平均色ずれ量を算出し、さらに前記平均色ずれ量を大きい順に順位づけし、前記除外された色パッチのパッチ数分だけ、その順位順の対象パッチの間のパッチに置き換える
ことを特徴とする請求項6記載のキャリブレーション方法。
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