JP4207275B2 - 記録再生装置及びその故障診断方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、オーディオ・ビデオ素材テープを編集するビデオ編集機などに適用して好適な記録再生装置及びその故障診断方法に関する。詳しくは、当該記録再生装置の情報記録時や、その情報再生時の動作環境状態を属性情報として記録情報と共にテープ記録媒体に記録する記録再生手段を設け、当該装置で故障が発生した場合に、そのテープ記録媒体から属性情報を読み出して、その属性情報を解析することにより、当該装置の故障を迅速に、かつ、正確に診断できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラ一体型の携帯用ビデオテープレコーダ(以下カムコーダともいう)により撮影した映像及び音声情報素材を編集処理するために、ビデオ編集機が使用される場合が多い。この種のビデオ編集機では、映像及び音声情報素材がデジタルデータとして取り扱われ、カメラマンが「テレビ放映に最適だ」と思われる映像及び音声情報を高速に編集できるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式によれば、磁気テープへの情報記録が失敗した場合に、カムコーダやビデオ編集機の故障診断が行われる。しかしながら、当該ビデオ編集機などで故障が発生した場合に、どのような使用状況下で情報記録に失敗したかについては、ユーザにより行われた操作入力に関する情報(以下操作環境情報という)が非常に乏しい場合が多い。このため、故障後に、編集制御ユニットや選択・設定スイッチ類の動作条件がどのようにセットされていたのか、または、現在のソフトウエアのバージョン番号は何番かなどを問い合わせなければならなかった。
【0004】
また、ユーザに情報記録時の操作環境情報を尋ねても、それをユーザが間違って記憶している場合が多く、その間違った操作環境情報で故障原因をつきとめようとするために、真の故障原因の究明に時間がかかるという問題がある。特に、海外などの販売会社経由でカムコーダやビデオ編集機(以下単に記録再生装置という)の故障修理要求があった場合に、ユーザから提供される操作環境情報が少ない場合が多いので、早期対応が困難となる。
【0005】
そこで、本発明は上記の課題に鑑み創作されたものであり、当該装置で故障が発生した場合に、その故障を迅速に、かつ、正確に診断できるようにした記録再生装置及びその故障診断方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題は、記録媒体に情報を記録し、あるいは、その記録媒体から情報を再生する装置であって、少なくとも、当該装置の情報記録時及び/又は情報再生時の動作環境状態を検出して動作検出情報を集合した属性情報を発生する発生手段と、その発生手段から得られた情報記録時及び/又は情報再生時の属性情報を記録情報と共に記録媒体に記録する記録再生手段とを備え、当該装置で故障が発生した場合に、その記録媒体から属性情報を読み出して当該装置の情報記録時及び/又は情報再生時の故障解析をするようにしたことを特徴とする記録再生装置によって解決される。
【0007】
この発明の記録再生装置によれば、当該装置の情報記録時及び/又は情報再生時の動作環境状態を検出して集合した動作検出情報を属性情報として、記録再生手段により記録情報と共に記録媒体に記録されるので、当該装置で故障が発生した場合に、どのような使用状況下で情報記録又は情報再生を失敗したかについて、ユーザが行った操作入力に関する情報(操作環境情報)が無い場合であっても、その記録媒体から属性情報を読み出して故障解析することで、当該記録再生装置の情報記録時及び/又は情報再生時の動作使用環境を認知できるばかりか、その故障を迅速、かつ、正確に診断することができる。
【0008】
この発明に係る記録再生装置の故障診断方法は、少なくとも、記録媒体に情報を記録し、あるいは、その記録媒体から情報を再生する記録再生装置の故障診断方法であって、記録再生装置の情報記録時及び/又は記録再生時の動作環境状態を検出して動作検出情報を集合した属性情報を発生し、ここで発生された記録再生装置の情報記録時及び/又は記録再生時の属性情報を記録情報と共に記録媒体に記録し、その記録再生装置で故障が発生した場合には、その記録媒体から属性情報を読み出して情報記録時及び/又は記録再生時の故障解析をすることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の記録再生装置の故障診断方法によれば、当該装置の情報記録時及び/又は記録再生時の動作環境状態を検出して集合した動作検出情報が属性情報として記録情報と共に記録媒体に記録され、当該装置で故障が発生した場合に、その記録媒体から読み出した情報記録時及び/又は記録再生時の属性情報が故障解析される。従って、ユーザによる操作環境情報が無い場合であっても、その情報記録時及び/又は記録再生時の動作使用環境を認知できるので、当該記録再生装置の故障を迅速に、かつ、正確に診断することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態としての記録再生装置及びその故障診断方法について説明をする。
(1)実施形態としての記録再生装置
図1は本発明に係る実施形態としての記録再生装置100の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では、当該記録再生装置の情報記録時や、その情報再生時の動作環境状態を属性情報として記録情報と共に、テープ記録媒体に記録する記録再生手段を設け、当該装置で故障が発生した場合に、そのテープ記録媒体から属性情報を読み出して、その属性情報を解析することにより、当該装置100の故障を迅速に、かつ、正確に診断できるようにしたものである。
【0011】
図1に示す記録再生装置100は回転ヘッド部7を有しており、記録媒体(以下磁気テープという)1に映像や音声情報Dinを記録し、あるいは、その磁気テープ1から映像や音声情報Doutを再生するものである。この記録再生装置100には発生手段27が設けられ、当該装置100の情報記録時及び情報再生時の、例えば、回転ヘッド部7の回転状況やテープカセット9の出し入れなどの動作環境状態が動作検出情報Di(i=1〜n)として検出され、この動作検出情報Diを経時的に集合した属性情報Daが出力される。
【0012】
ここで、属性情報Daとは記録再生装置100を最適に動作させるための設定条件や、その記録再生装置100が動作したことによって積算される諸量情報などをいう。設定条件には、記録再生装置100を駆動するためのソフトウエアのバージョン情報(番号)が含まれる。諸量情報には例えば回転ヘッド部7の積算使用時間、テープカセット9のテープ走行時間及びテープ挿抜回数などが含まれる。
【0013】
この例で発生手段27にはソフトウエアのアルゴリズムに基づいて動作環境状態を検出する中央演算装置(以下CPUともいう)などが使用される。発生手段27には不揮発メモリ30が接続され、情報記録時や情報再生時の属性情報Daが記憶される。不揮発メモリ30には、電気的に記録情報が書込み又は消去可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)や、バックアップ電池によって属性情報Daが保持されるRAM(随時情報が書き込み読み出し可能なメモリ)を使用するとよい。更に、発生手段27には記録再生手段26が接続され、映像及び音声記録情報と共に、不揮発メモリ30から読み出された属性情報Daが同時に磁気テープ1に記録される。
【0014】
この属性情報Daの記録に関しては、例えば、記録再生手段26の入力段に加算回路28を接続し、又は、その記録再生手段26内に加算回路28を設け、映像情報と音声記録情報との間にシリアルに属性情報Daを挟み込むように加算するとよい。そして、当該装置100で故障が発生した場合に、その磁気テープ1から属性情報Daを読み出すようにする。
【0015】
この属性情報Daの読み出しに関しては、例えば、記録再生手段26の出力段に減算回路29を接続し、又は、その記録再生手段26内に減算回路29を設け、映像情報と音声記録情報との間に挟み込まれた属性情報Daを引き出すように減算するとよい。
【0016】
次に、記録再生装置100の故障診断方法について説明する。図2は実施形態としての記録再生装置100の故障診断例を示すフローチャートである。この例では記録再生装置100が故障したか否かはユーザによって判断される場合を想定する。これを前提にして、まず、ステップA1で、当該記録再生装置100の情報記録時及び記録再生時の動作環境状態が発生手段27によって検出される。もちろん、発生手段27によって検出された、ソフトウエアのバージョン情報、回転ヘッド部7の積算使用時間、テープカセット9のテープ走行時間及びテープ挿抜回数などの属性情報Daは不揮発メモリ30に格納される。
【0017】
その後、ステップA2で所定の書込み規則に従って、当該記録再生装置100の属性情報Daが記録情報と共に磁気テープ1に同時に記録される。例えば、記録再生手段26の入力段に接続された加算回路28によって、映像情報と音声記録情報との間に属性情報Daが挟み込むように加算される。この際のデータフォーマットについては図9〜図11において説明する。そして、ステップA3で例えばユーザによって記録再生装置100が故障したか否かが判断される。この記録再生装置100が故障していない場合には、当該記録再生装置100の故障診断が必要ないので、磁気テープ1に記録された属性情報Daが使用されることなく故障診断フローが終了する。
【0018】
しかし、ステップA3で、ユーザによって記録再生装置100が故障したと判断された場合には、ステップA4に移行して磁気テープ1から属性情報Daが読み出される。例えば、記録再生手段26の出力段に接続された減算回路29によって、映像情報と音声記録情報との間に挟み込まれた属性情報Daが引き出されるように減算される。その後、ステップA5でその属性情報Daが解析手段としてのパーソナルコンピユータ(以下パソコンという)などの外部端末装置によって解析される。
【0019】
その際の解析処理では、属性情報Daから回転ヘッド部7の積算使用時間、テープカセット9のテープ走行時間及びテープ挿抜回数などが抽出される。これらの情報源から、ユーザがどんな動作使用環境で、当該記録再生装置100を操作し、どの時点で故障を引き起こしたか否かがパソコンなどによって解析される。
【0020】
このように、本実施の形態としての記録再生装置100によれば、当該装置100の情報記録時の動作環境状態が属性情報Daとして、記録再生手段26により記録情報Dinと共に磁気テープ1に記録されるので、当該装置100で故障が発生した場合に、どのような使用状況下で情報記録Dinを失敗したかについて、ユーザが行った操作入力に関する情報が無い場合であっても、その磁気テープ1から属性情報Daを読み出すことで、その動作使用環境を認知することができる。従って、その磁気テープ1から読み出された属性情報Daを解析することで、当該記録再生装置100の故障を迅速に、かつ、正確に診断することができる。
【0021】
(2)記録再生装置100を応用したビデオ編集機
続いて、図3〜図6を参照しながら、記録再生装置100を応用したビデオ編集機200の概要について説明をする。図3はビデオ編集システムを示す構成図、図4はそのビデオ編集機200の外観例を示す斜視図、図5はその表示パネル52を示す正面図、及び、図6はその操作パネル53を示す平面図である。
【0022】
図3に示すビデオ編集システムでは、例えば、取材現場でカメラ一体型の携帯用のビデオテープレコーダ(以下カムコーダという)201により撮影された映像及び音声情報がカセットテープ9に収録される。このカセットテープ9では例えば2D用と称されるデジタルVTRフォーマットのビデオテープ(磁気テープ)が巻装されて使用される。
【0023】
このビデオ編集システムでは映像及び音声情報素材がデジタルデータとして取り扱われ、カメラマンが「テレビ放映に最適だ」と思われる箇所にグッドショットマーク(GSM)を記録できるようになされ、その後、そのグットショットマークに基づいてビデオ素材テープを高速に編集できるようになされている。
【0024】
この例では、カセットテープ9がカムコーダ201から取り外され、その後、本発明に係る記録再生装置100を応用したビデオ編集機200にセットされる。このビデオ編集機200では撮影者自身がビデオ編集できるようになされたものである。ビデオ編集機200には図1に示した記録再生装置100が応用されるので、情報記録時及び情報再生時の動作環境状態が検出され、その動作検出情報が属性情報として記録情報と共に、磁気テープ1に記録するようになされる。
【0025】
この例では、ビデオ編集機200で編集された、例えば、ニュース放映用のビデオデータは移動中継車203から放送局204に高速伝送される。又は、そのビデオデータは国内のデジタルモジュレーター202から海外のモジュレーター202へ衛星回線等を利用して高速伝送される。このビデオデータを受信した放送局では、現地の取材現場で収録された生の映像及び音声情報がテレビ放映される。
【0026】
このビデオ編集機200は図4に示す筐体形状を成す本体部51を有している。その本体部51に対して開閉可能な状態で表示パネル52が係合されている。この表示パネル52を蓋体とする本体部51の上面には操作パネル53が取り付けられる。図5に示す表示パネル52の前面52aには、液晶(LCD)モニタ38が取付けられ、編集用の再生画像が表示され、又は、図1に示した回転ヘッド部7の積算使用時間、テープカセット9のテープ走行時間及びテープ挿抜回数などの属性情報Daが表示され、あるいは、後述するショットマークリストが一覧表示される。
【0027】
この液晶モニタ38の右側にはブライトコントラストのつまみ62が取付けられ、液晶モニタ38の輝度が調整できるようになされる。そのつまみ62の下方領域にはタイムコード操作ボタン63が取付けられ、タイムコードを入力するようになされる。また、液晶モニタ38の右下側には、オーディオレベルメータ64が取付けられ、音量が認知できるようになされている。液晶モニタ38の左下側には、サブLCD65が取付けられ、液晶モニタ38で表示を必要としない小規模な入出力情報などが表示される。
【0028】
このサブLCD65の周辺にはホームページの希望項目を設定するための複数の操作ボタン67と、その設定を変更するためのUP/DOWNボタン68と、ページ指定ボタン69とが設けられる。表示パネル52で本体部51に近い下方域前面52aには、オーディオスピーカ66が取付けられ、現場で収録した音声情報がモニタできるようになされている。
【0029】
図6に示す操作パネル53内には編集制御ユニット16及びテープ走行系制御部70が設けられ、その上面53aには編集操作部71、オーディオコントロール部72、タイムコード/セットアップメニュー操作部73及びジョグ/シャトルダイヤル74(以下選択・設定スイッチ類39ともいう)等が取付けられている。
【0030】
この編集操作部71には、操作スイッチ2、設定スイッチ10及びマーカボタン20などが設けられる。操作スイッチ2は記録動作や再生動作等の動作モードを設定するときに使用される。設定スイッチ10は収録時間や、ユーザーズビット領域に記録するデータ(テープリール番号等)を設定したり、ショットマークデータや、記録開始マークデータDCを記録するか否かを設定するときに使用される。この設定スイッチ10が押下されると設定信号が発生される。マーカボタン20はグットショットマークを磁気テープ1に記録するために操作される。
【0031】
続いて、図7及び図8を参照しながら、ビデオ編集機200の内部の構成例について説明をする。図7は記録再生装置100を応用したビデオ編集機200の内部構成例を示すブロック図である。
【0032】
この例では、ビデオ編集機200、あるいは、カメラ一体型の携帯用のビデオレコーダでグットショットマーカ(以下GSMともいう)という概念が導入され、単一のマーカボタン20が操作されると、容易にビデオ簡易編集処理をすることができる。このGSM設定操作はテレビ放映しようとする部分(使用部分)を大まかに決定するためであり、カメラマンにとって、操作が感覚的にわかり易いようになされている。このような粗編集を行うにより、例えば、カメラマンが現場において、ビデオ簡易編集処理を行ってテレビ放送に使用する蓋然性の高いビデオデータのみを放送局204に伝送することができる。
【0033】
図7に示すビデオ編集機200は動作制御部3、モータ制御部4、回転ヘッド部7、編集制御ユニット16、CPU37、不揮発メモリ30、記録再生手段26を有しており、磁気テープ1に映像や音声情報(信号)Dinを記録し、あるいは、その磁気テープ1から映像や音声情報(信号)Doutを再生するものである。
【0034】
このビデオ編集機200には発生手段27としてのCPU37が設けられ、当該編集機200の情報記録時及び情報再生時の、例えば、回転ヘッド部7の回転状況やテープカセット9の出し入れなどの動作環境状態を動作検出情報Di(i=1〜n)として検出し、この動作検出情報Diを集合した属性情報Daが出力される。
【0035】
この属性情報Daにはビデオ編集機200を最適に動作させるための設定条件や、そのビデオ編集機200が動作したことによって積算される諸量情報などが含まれる。設定条件には、当該編集機200を駆動するためのシステムオペレーションプログラムのバージョン情報(番号)が含まれる。このシステムオペレーションプログラムはバージョン情報と共に、CPU37が使用しているROM37Aに格納される。この諸量情報には例えば回転ヘッド部7の積算使用時間、テープカセット9のテープ走行時間及びテープ挿抜回数などが含まれる。
【0036】
この例でCPU37はROM37Aに格納されたシステムオペレーションプログラムに基づいて動作環境状態が検出される。CPU37はROM37Aの他に、ワーク用のメモリとして使用されるRAM(随時情報が書き込み読み出し可能なメモリ)37Bと、回転ヘッド部7の使用時間やテープカセット9のテープ走行時間などを積算するタイマ37Cと、テープ挿抜回数を計数するカウンタ37Dなどを有している。CPU37には上述した液晶モニタ38及び選択・設定スイッチ類39が接続され、その液晶モニタ38を見ながら適宜スイッチ類を押下することにより、ビデオ素材テープを編集できるようになされている。
【0037】
このCPU37にはバックアップRAMなどの不揮発メモリ30が接続され、情報記録時や情報再生時の属性情報Daが記憶される。このビデオ編集機200にはRSー232C通信プロトコルに準拠したインタフェースドライバ81が設けられ、パソコンなどの外部端末装置80とデータ通信を行うことができる。そして、当該編集機200で故障が発生した場合には、磁気テープ1から読み出され属性情報Daが外部端末装置80に転送できるようになされている。もちろん、不揮発メモリ30から読み出した属性情報Daを直接、外部端末装置80に転送してもよい。
【0038】
更に、CPU37には記録再生手段26としてのデジタル信号記録部41、デジタル信号再生部42、アナログ音声信号記録部43及びアナログ音声信号再生部44が接続されている。デジタル信号記録部41では、モード信号MSに基づいてデジタルの映像及び音声情報DinがSXフォーマットの記録信号に変換されると共に、不揮発メモリ30から読み出された属性情報DaがSXフォーマットの記録信号に変換され、変換後の記録信号が同時に磁気テープ1に記録される。
【0039】
この例では、デジタル信号記録部41内に図示しない加算回路28が予め設けられ、映像情報と音声情報との間に属性情報Daを挟み込むように加算される。このデジタル信号記録部41で変換処理された後の記録信号は、動作制御部3から供給されたモード信号MSに基づいて回転ヘッド部7に供給され、磁気テープ1に対して記録信号の書込みが行われる。
【0040】
また、デジタル信号再生部42では、モード信号MSに基づいて磁気テープ1を再生することにより、回転ヘッド部7から得られた再生信号は、デジタル信号再生部42に供給されて、デジタルの映像信号や、音声信号に変換される。このとき、映像及び音声情報Doutと共に磁気テープ1から読み出された属性情報Daが同時に再生される。
【0041】
この例では、デジタル信号再生部42内に図示しない減算回路29が予め設けられる。そして、当該編集機200で故障が発生した場合には、映像情報と音声情報との間に挟み込まれた属性情報Daを引き出すようにデジタル信号再生部42によって再生処理される。
【0042】
更に、アナログ音声信号記録部43ではモード信号MSに基づいて音声信号を所定のアナログ・デジタル処理をした後の音声情報が出力される。アナログ音声信号記録部43には固定ヘッド8が接続され、音声記録時に、このアナログ音声信号記録部43からの音声情報が磁気テープ1のアナログ音声トラックTAに記録される。この固定ヘッド8にはアナログ音声信号再生部44が接続され、音声情報再生時に、モード信号MSに基づいて磁気テープ1から読み出された音声情報が再生される。
【0043】
上述したビデオ編集機200は、操作スイッチ2に接続された動作制御部3を有している。動作制御部3では、操作スイッチ2で設定された動作設定信号CTに基づいて、モータ制御信号MC及びモード信号MSが発生される。モータ制御信号MCはモータ制御部4に供給され、モード信号MSは編集制御ユニット16及び記録再生手段26に出力される。テープ走行系制御部70を一部を構成するモータ制御部4では、モータ制御信号MCに基づいてモータ駆動信号MDが生成される。このモータ駆動信号MDがキャプスタンモータ5及びドラムモータ6に供給されることにより、磁気テープ1が走行されると共に、回転ヘッド部7が回転される。この回転ヘッド部7はアジマス記録方式の複数のヘッドを有している。
【0044】
続いて、編集制御ユニット16について説明する。図8は編集制御ユニット16の内部構成例を示すブロック図である。この例で、編集制御ユニット16はテレビ放映しようとする部分を大まかに決定するために、ビデオ編集機200、あるいは、カメラ一体型のビデオレコーダ201に適用されて、GSM設定操作がなされるものである。このGSM設定操作によって、テレビ放送に使用する蓋然性の高いビデオデータのみを放送局204などに伝送することができる。
【0045】
図8に示す編集制御ユニット16は上述した動作制御部3、設定スイッチ10、マーカボタン20、固定ヘッド25、CPU37等に接続されており、その内部にはデータ信号発生部11を有している。データ信号発生部11では設定スイッチ10からの設定信号SSに基づいてタイムコードデータDT、ユーザデータDU、及び、特定パターンの記録開始マークデータDC、ショットマークデータDMが生成される。
【0046】
このデータ信号発生部11にはタイムコードデータ保持部12、ユーザデータ保持部13、記録開始データ保持部14及びショットマークデータ保持部15が接続される。データ信号発生部11で生成されたタイムコードデータDTはタイムコードデータ保持部12で保持されると共に、タイムコードデータ保持部12に接続された信号変調部23に供給される。
【0047】
また、ユーザデータDUはユーザデータ保持部13で保持されると共に、ユーザデータ保持部13に接続された信号切換えスイッチ19の端子aに供給される。記録開始マークデータDCは記録開始データ保持部14に保持されると共に、記録開始データ保持部14に接続された信号切換えスイッチ18の端子aに供給される。ショットマークデータDMはショットマークデータ保持部15で保持されると共に、ショットマークデータ保持部15に接続された信号切換えスイッチ18の端子bに供給される。
【0048】
一方、編集制御ユニット16には上述したマーカボタン20に接続されたモノマルチ(単安定マルチバイブレータ)21が設けられ、そのマーカボタン20が操作されることにより発生した操作信号SGが供給されると、そのモノマルチ21から所定の時間だけハイ・レベル(以下「H」レベルという)のスイッチ信号GWが発生される。このモノマルチ21には信号切換えスイッチ18及び論理和回路22が接続され、「H」レベルのスイッチ信号GWが各々供給される。信号切換えスイッチ18ではこのスイッチ信号GWによってスイッチ制御がなされる。
【0049】
また、編集制御ユニット16には上述したモータ制御部4に接続された他のモノマルチ17が設けられ、モード信号MSに基づいて動作モードが記録動作に移行したとき、所定期間だけ「H」レベルのモードタイミング信号MTが発生される。このモノマルチ17には論理和回路22が接続され、モードタイミング信号MTがその論理和回路22に出力される。
【0050】
この論理和回路22ではスイッチ信号GWと、モードタイミング信号MTの論理和がとられ、論理和信号MRが信号切換えスイッチ19に供給される。信号切換えスイッチ19ではこの論理和信号MRによってスイッチ制御がなされる。
【0051】
上述のタイムコードデータ保持部12及び信号切換えスイッチ19に接続された信号変調部23では、タイムコードデータ保持部12からの供給されたタイムコードデータDTの更新が自動的に行われる。ここで更新されたタイムコードデータDTが信号切換えスイッチ19で選択されたデータと共に変調される。
【0052】
この信号変調部23にはタイムコード信号記録部24が接続され、変調後の所定フォーマットの記録タイムコード信号WTが供給される。タイムコード信号記録部24では、記録タイムコード信号WTが記録信号WSに変換されると共に、自動制御部から供給されたモード信号MSに基づいて固定ヘッド25に供給される。この記録信号WSを入力した固定ヘッド25によって、磁気テープ1に対してグッドショットマークを書込みむことができる。
【0053】
なお、カメラ一体型のビデオテープレコーダ201は、ここまでの構成を整えれば、グットショットマークを磁気テープ1に記録することができる。この例では、ビデオ素材テープの編集を目的とするために、ビデオ編集機200にはグッドショットマークの信号再生手段を備えており、磁気テープ1に記録されたタイムコードと、ショットマーク又は記録開始マークとを再生することができる。
【0054】
上述の固定ヘッド25には、タイムコード信号再生部31が接続され、固定ヘッド25からの再生信号RSが再生タイムコード信号RTに変換される。このタイムコード信号再生部31にはデータ分離部32が接続され、再生タイムコード信号RTからタイムコードデータDTとユーザーズビット領域データDEが分離される。このデータ分離部32にはタイムコードデータ保持部33及びユーザビット領域データ保持部34が接続され、再生タイムコード信号RTから分離されたタイムコードデータDTがタイムコードデータ保持部33に供給されて、次のタイムコードデータDTが供給されるまで、一時保持される。
【0055】
また、タイムコードデータ保持部33に保持されたタイムコードデータDTはCPU37に供給される。ユーザビット領域データDEはユーザビット領域データ保持部34によって保持される。ユーザビット領域データ保持部34にはパターン比較部35及びCPU37が接続され、ユーザビット領域データ保持部34によって保持されたユーザビット領域データDEがパターン比較部35とCPU37に供給される。
【0056】
このパターン比較部35には比較パターン発生部36が接続され、記録開始マークデータDCやショットマークデータDMなどの比較パターンが発生される。パターン比較部35では、比較パターン発生部36で発生された比較パターンと、ユーザビット領域データ保持部34から供給されたユーザビット領域データDEが比較され、その比較結果を示す比較信号CCがCPU37に供給される。
【0057】
CPU37では比較パターン発生部36から供給された比較信号CCに基づいて記録開始マークデータDCとユーザビット領域データDEが一致したときに、タイムコードデータDTがRAM37Bに記憶される。この記憶されたタイムコードデータDTはCPU37に接続された液晶モニタ38に表示される。例えば、カメラマンが付与したグッドショットマークをそのタイムコードデータDTと共に表示し、更に、所望のグッドショットマークによって特定された映像記録の開始点(IN点)及びその終了点(OUT点)をそれぞれタイムコードデータDTと共に表示するようになされる。
【0058】
続いて、図9〜図11を参照しながら、磁気テープ1の書き込みフォーマットについて説明をする。図9は磁気テープ1のデータ書き込み領域例を示すSXテープフォーマットである。図10はそのシステムAUXデータ領域TAAのデータ記録例、図11はそのタイムコードトラックTTに記録されるタイムコード信号LTCの記録例を示すデータフォーマットである。
【0059】
図9に示す磁気テープ1において、その中央部には回転ヘッド部7によってデジタルの映像信号及び音声信号が記録された傾斜トラックTDが生成される。この例で、1本の傾斜トラックTDは、デジタルの映像信号が記録されたVideo領域TDVが2箇所と、デジタルの音声信号が記録されたAudio領域TDAが一箇所と、システムAUXデータ領域TAAが2箇所から構成される。システムAUXデータ領域TAAはVideo領域TDVとAudio領域TDAとの間に各々設けられる。
【0060】
また、磁気テープ1の一端側には固定ヘッド8によってアナログの音声信号が記録されたアナログ音声トラック(長手方向トラック)TAが生成される。磁気テープ1の他端側には固定ヘッド25によってコントロール信号が記録されたコントロールトラック(長手方向トラック)TCが生成される。更に、コントロールトラックTCに隣接した位置には、固定ヘッド25によってタイムコード信号(LTC)が記録されたタイムコードトラック(長手方向トラック)TTが生成される。
【0061】
この例では、上述した属性情報Daが図10に示すシステムAUXデータ領域TAAに記録される。例えば、1本の傾斜トラックTDには108バイトのシステムAUXデータ領域TAAが割り当てられる。このシステムAUXデータ領域TAAは、30バイトのNT(Non Tracking)コントロール領域(NTControl)と、39バイトづつのフレームデータ領域(Frame0Data,Frame1Data)とに分割される。NTコントロール領域にはノン・トラッキング方式を示す情報が書き込まれる。この方式では、磁気テープ1に記録されている傾斜トラックTDを再生時に正確にトレースしなくても、元の信号が再現できるように電気的な処理が行われる。
【0062】
この例では、属性情報Daを書き込むために「Frame1Data」のフレームデータ領域が使用される。このフレームデータ領域は8バイトのリニアタイムコード領域(LTC)、8バイトのバーチカルタイムコード領域(VITC)、1バイトの位置識別領域(VITC−Position)、20バイトの拡張データ領域(Extended Data)及び2バイトのダミー領域(Dummy)に分割される。
【0063】
この拡張データ領域は、2つの領域に分割され、その一方の領域(Area1)が更に1バイトの属性識別領域(Attribute Type)、1バイトのデータ長識別領域(Word Count)、8バイトの属性情報領域(Attribute Data)に分割される。他方の領域(Area2)の10バイトは予備である。この例では、属性情報領域に記録状態(Oxf0:Recording Status )、積算時間情報(Oxf1:Hours Meter Information)及び、ソフトウエアバージョン情報(Oxf2:Softwere Version information)が記録される。
【0064】
この記録状態Oxf0のバイト「0」には、ページ「0」が書き込まれ、バイト「1」には当該ビデオ編集機200の動作モード、例えば、NTSC方式(525/60)又はPAL方式(625/50)が書き込まれる。バイト「2」にはキャプスタンモータ5のロック状態が書き込まれ、バイト「3」にはリファレンス系の選択情報が書き込まれる。バイト「4」には、ビデオ入力の選択情報が書き込まれ、バイト「5」には当該ビデオ編集機200の他の情報の書き込みのために予約される。バイト「6」にはオーディオ信号CH1/CH2の入力の選択情報が書き込まれ、バイト「7」にはオーディオ信号CH3/CH4の入力の選択情報が書き込まれる。
【0065】
また、積算時間情報Oxf1の「0」には、例えば、当該ビデオ編集機200の動作時間情報(Oxf01)、ドラム回転時間情報(Oxf02)、テープ走行時間情報(Oxf03)及びテープカセット9の挿抜回数情報(Oxf04)などが書き込まれる。バイト「1」〜「4」には積算時間情報Oxf1のメーター値(単位:秒、回数)が記録される。ソフトウエアバージョン情報Oxf2には、当該ビデオ編集機200のソフトウエアのバージョンアップ番号などが書き込まれる。例えば、バイト「0」にはソフトウエアの種類切換え情報が書き込まれる。バイト「1」〜「3」にはバージョン値が記録される。
【0066】
また、磁気テープ1のタイムコードトラックTTには、図11に示すデータフォーマットによってタイムコード信号(LTC)が記録される。この例では、1フレームが80ビットから成る領域を1単位としてタイムコード信号が記録される。この1フレームの領域には、同期信号を記録するための同期信号領域、タイムコード(HH:MM:SS:FF)を記録するために、8個のタイムコード記録ビット領域、ユーザーズビット(D1,D2:C1,C2:B1,B2:A1,A2)を記録するために8個のユーザーズビット記録領域が割り当てられる。
【0067】
具体的には、タイムコードの「Hour」情報は、ビット48〜51、56〜59で表される2つのビット領域(H,H)に記録され、タイムコードの「Minute」情報はビット32〜35、40〜42で表される2つのビット領域(M,M)に記録され、タイムコードの「Second」情報は、ビット16〜19、24〜26で表される2つのビット領域(S,S)に記録され、タイムコードの「Frame」情報は、ビット0〜3、8,9で表される2つのビット領域(F,F)に記録される。
【0068】
また、8個のユーザーズビット記録領域には、スタートコードと、マーク識別コードと、データ通し番号コードと、チェックサムコードとが記録されるようになっている。スタートコードはビット60〜63、52〜55で表される2つのビット領域(D1,D2)に記録され、マーク識別コードはビット44〜47、36〜39で表される2つのビット領域(C1,C2)に記録され、データ通し番号コードはビット28〜31、20〜23で表される2つのビット領域(B1,B2)に記録され、チェックサムコードはビット12〜15、4〜7で表される2つのビット領域(A1,A2)に記録される。
【0069】
図11示す1フレームの領域において、スタートコードはタイムコード情報が記録された領域及びユーザーズビット領域が始まることを示すコードであって、常に、「OFFh」のデータが記録される。マーク識別コードはマークデータの種類を表すためのコードである。カメラマンによって、「RECスタートマーク」がマーキングされた場合には、マーク識別データとして「20h」が記録され、カメラマンによって、「ショットマーク1」がマーキングされた場合には、マーク識別データとして「21h」が記録される。カメラマンによって、「ショットマーク2」がマーキングされた場合には、マーク識別データとして「22h」が記録される。
【0070】
この例では、カメラ一体型のビデオレコーダ201の「ショットマーク」の記録機能をそのままビデオ編集機200の「エディットマーク」の記録機能として応用することができる。その場合には、当該ビデオ編集機200を操作するオペレータによって、「エディットマーク1」がマーキングされると、マーク識別データとして「23h」が記録される。編集オペレータによって、「エディットマーク2」がマーキングされた場合には、マーク識別データとして「24h」が記録される。
【0071】
なお、このマーク識別コードはカメラマンや、編集オペレータによってマーキングが指定された、その瞬間の1フレームのみ記録されるのではなく、マーキングされたそのときから、例えば、20フレーム間連続して記録される。具体例でいうと、タイムコードが「01:12:20:05」で表されるタイミングで、カメラマンによって「ショットマーク1」がマーキングされた場合に、そのマーキングされた瞬間のタイムコードからタイムコード「01:12:20:24」までの20フレーム間、「21h」のデータがマーク識別コードとして、このタイムコードトラックTTに記録され続けられる。このように20フレームの間、連続して同じマーク識別コードを記録するのは、再生時に確実にマーク識別コードを読み出すことができるからである。
【0072】
このデータ通し番号コードは連続した20フレームにおいて、現在再生中のフレームが先頭から何番目のフレームであるかを示すデータである。上述の例では、タイムコード「01:12:20:05」のフレームのデータ通し番号として、最初のフレームであることを示す「01」が記録され、タイムコード「01:12:20:24」のフレームのデータ通し番号として、20番目のフレームであることを示す「20」が記録される。
【0073】
このようにデータ通し番号コードを記録しておくのは、最初のフレームのタイムコード、つまり、タイムコードトラックTT上でマーキングされたタイムコードを得るためである。具体例で言うと、高速再生によってテープ走行される場合に、タイムコードトラックTT上に記録された20フレームのデータの中から、例えば、8番目のフレームのデータを読み出することができた場合に、その8番目のフレームのタイムコードは「01:12:20:12」であって、そのフレームのデータ通し番号は「08」である。この2つのデータから最初のタイムコードは容易に「01:12:20:05」であることが分かる。
【0074】
次に、図7〜図16を参照しながら、ビデオ編集機200の動作例について説明する。この例では、カメラマンが現場で収録してきたカセットテープ9に関して、テレビ放映しようとする部分を大まかに決定するために、当該ビデオ編集機200でマーカボタン20を操作しながらビデオ編集処理をする場合を想定する。そして、ビデオ編集機200が故障したか否かはユーザによって判断される場合とする。これを前提にして、当該ビデオ編集機200の情報記録時の動作例、その通常の情報再生時の動作例及び故障解析時の再生動作例について順を追って説明をする。
【0075】
(1)情報記録時の動作例
図12はビデオ編集機200の情報記録時の動作例を示す概念図である。この例では、ビデオ編集機200セット内に、編集制御ユニット16の動作状態を把握するCPUや、選択・設定スイッチ類39の操作状態を把握するCPUが設けられ、これらのローカルなCPUとマスタとしてのCPU37が機器内通信等を利用して動作検出情報Diを収集するようになされる。そして、この動作検出情報Diが不揮発メモリ30に格納される場合を想定する。
【0076】
まず、カセットテープ9をビデオ編集機200にセットする。その後、図7に示した設定スイッチ10や選択・設定スイッチ類39が操作され、その操作時間や、ユーザーズビット領域に記録するデータが設定されると、このデータ設定に応じて、図8に示す編集制御ユニット16では、設定スイッチ10からの設定信号SSに基づいてデータ信号発生部11により、タイムコードデータDT、ユーザデータDU、及び、特定パターンの記録開始マークデータDC、ショットマークデータDMが生成される。
【0077】
このデータ信号発生部11で生成されたタイムコードデータDTはタイムコードデータ保持部12で保持されると共に、タイムコードデータ保持部12に接続された信号変調部23に供給される。ユーザデータDUはユーザデータ保持部13で保持されると共に、ユーザデータ保持部13に接続された信号切換えスイッチ19の端子aに供給される。
【0078】
また、設定スイッチ10が操作されて記録開始マークデータDCや、ショットマークデータDMを記録するモードが選択されると、データ信号発生部11では記録開始マークデータDCやショットマークデータDMが生成される。この記録開始マークデータDCは記録開始データ保持部14に保持されると共に、信号切換えスイッチ18の端子aに供給される。ショットマークデータDMはショットマークデータ保持部15で保持されると共に、信号切換えスイッチ18の端子bに供給される。
【0079】
そして、操作スイッチ2が操作されて記録動作が開始されると、操作スイッチ2で設定された動作設定信号CTに基づいて動作制御部3でモータ制御信号MC及びモード信号MSが発生される。モータ制御信号MCはモータ制御部4に供給され、モード信号MSは編集制御ユニット16及び記録再生手段26に出力される。モータ制御部4では、モータ制御信号MCに基づいてモータ駆動信号MDが生成される。このモータ駆動信号MDがキャプスタンモータ5及びドラムモータ6に供給されることにより、磁気テープ1が走行されると共に、回転ヘッド部7が回転される。
【0080】
また、図12に示すデジタル信号記録部41では、モード信号MSに基づいてデジタルの映像及び音声情報DinがSXフォーマットの記録信号に変換されると共に、編集制御ユニット16による動作状態、選択・設定スイッチ類39の操作状態、不揮発メモリ30から読み出された属性情報DaがSXフォーマットの記録信号に変換され、変換後の記録信号が同時に磁気テープ1に記録される。この例では、デジタル信号記録部41内に図示しない加算回路28が予め設けられ、映像情報と音声情報との間に属性情報Daを挟み込むように加算される。
【0081】
このデジタル信号記録部41で変換処理された後の記録信号は回転転ヘッド部7に供給され、磁気テープ1に対して記録信号の書込みが行われる。そして、図9に示す磁気テープ1において、回転ヘッド部7によりデジタルの映像信号及び音声信号が記録されるので、傾斜トラックTDが生成される。
【0082】
この例では、Video領域TDVとAudio領域TDAとの間に各々設けられたシステムAUXデータ領域TAAに、図10に示したデータフォーマットで属性情報Daが記録される。また、アナログ音声信号記録部43ではモード信号MSに基づいて音声信号が所定のアナログ・デジタル処理され、その処理後の音声情報が固定ヘッド8に出力される。このアナログ音声信号記録部43からの音声情報が固定ヘッド8によって、磁気テープ1のアナログ音声トラックTAに記録される。
【0083】
更に、記録動作を示すモード信号MSがモノマルチ17に供給されると、そのモード信号MSに基づいて、所定期間だけ「H」レベルのモードタイミング信号MTが発生される。このモードタイミング信号MTが論理和回路22に出力されるので、その論理和回路22ではスイッチ信号GWと、モードタイミング信号MTの論理和がとられ、論理和信号MRが信号切換えスイッチ19に供給される。信号切換えスイッチ19ではこの論理和信号MRによって、記録開始データ保持部14又はショットマークデータ保持部15の出力を選択するようなスイッチ制御がなされる。
【0084】
また、上述したマーカボタン20が操作されていないときは、モノマルチ21の出力はロー・レベル(以下「L」レベルという)のスイッチ信号GWが出力される。従って、「L」レベルのスイッチ信号GWを入力した信号切換えスイッチ18では接点a側を選択するので、記録開始データ保持部14の出力を選択するようなスイッチ制御がなされる。このスイッチ制御によって、信号変調部23に記録開始マークデータDCが供給される。信号変調部23では、タイムコードデータ保持部12からの供給されたタイムコードデータDTの更新が自動的に行われる。ここで更新されたタイムコードデータDTが信号切換えスイッチ19で選択された記録開始マークデータDCと共に変調される。
【0085】
更に、記録動作を示すモード信号MSが自動制御部からタイムコード信号記録部24に供給されているので、信号変調部23からの変調後の所定フォーマットの記録タイムコード信号WTが記録信号WSに変換されると共に、その記録信号WSがモード信号MSに基づいて固定ヘッド25に供給される。この記録信号WSを入力した固定ヘッド25によって、図9に示す磁気テープ1のタイムコードトラックTTにはタイムコードデータDTが更新されると共に、記録開始マークデータDCを記録することができる。
【0086】
その後、所定時間経過後には、モードタイミング信号MTは「L」レベルとされて、信号切換えスイッチ19は接点a側を選択するようにスイッチ制御されるので、信号変調部23にはユーザデータDUが供給される。このため、磁気テープ1のタイムコードトラックTTにはタイムコードデータDTが更新されながら記録されると共に、ユーザデータDUを記録することができる。
【0087】
この記録動作中に、例えば、マーカボタン20が操作されると、これにより発生した操作信号SGがモノマルチ21に供給されるので、そのモノマルチ21から所定の時間だけ「H」レベルのスイッチ信号GWが発生される。この「H」レベルのスイッチ信号GWによって、論理和回路22の出力MRが所定の時間だけ「H」レベルとなされるので、信号切換えスイッチ18、19では、いずれも接点b側を選択するので、ショットマークデータ保持部15の出力を選択するようにスイッチ制御がなされる。
【0088】
このスイッチ制御によって、信号変調部23にショットマークデータDMが供給される。信号変調部23では、タイムコードデータ保持部12からの供給されたタイムコードデータDTの更新が自動的に行われる。ここで更新されたタイムコードデータDTが信号切換えスイッチ19で選択されたショットマークデータDMと共に変調される。
【0089】
これにより、信号変調部23からの変調後の所定フォーマットの記録タイムコード信号WTが記録信号WSに変換されると共に、モード信号MSに基づいてその記録信号WSが固定ヘッド25に供給されるので、図9に示す磁気テープ1のタイムコードトラックTTにはタイムコードデータDTが更新されると共に、ショットマークデータDMを記録することができる。
【0090】
その後、所定時間経過後には、ショットマークデータDMは「L」レベルとされて、信号切換えスイッチ18、19はいずれも接点a側を選択するようにスイッチ制御されるので、信号変調部23にはユーザデータDUが供給される。このため、磁気テープ1のタイムコードトラックTTにはタイムコードデータDTが更新されながら記録されると共に、ユーザデータDUを記録することができる。
【0091】
このように、記録動作の開始から、所定時間はタイムコードトラックTTに、記録開始マークデータDCが記録され、マーカボタン20が操作されたときは、ユーザデータDUに変えて所定時間ショットマークデータDMを記録することができる。
【0092】
(2)通常の再生動作例
図13はビデオ編集機200の通常の情報再生時の動作例を示す概念図であり、図14は液晶モニタ38に表示されたグッドショットマークの一覧表示例を示す概念図である。この例では、図13に示すデジタル信号再生部42で再生されたショットマークデータDMがCPU37及びキャラクタジェネレータ37Eを介して液晶モニタ38に表示される場合を想定する。
【0093】
これを前提にして、例えば、図7に示した操作スイッチ2が操作されて再生動作が開始されると、テープ走行が開始されると共に、回転ヘッド部7が回転される。また、動作制御部3からデジタル信号再生部42へ再生動作を示すモード信号MSが出力されるので、回転ヘッド部7によって磁気テープ1の傾斜トラックTDをトレースして得られた再生信号はデジタル信号再生部42に出力される。デジタル信号再生部42では、再生信号がデジタルの映像信号や音声信号に変換される。また、アナログ音声トラックTAを固定ヘッド8でトレースして得られた再生信号はアナログ信号再生部によって、アナログの音声信号として出力される。
【0094】
更に、タイムコードトラックTTを固定ヘッド25でトレースして得られた再生信号RSはタイムコード信号再生部31で再生タイムコード信号RTに変換される。この変換後の再生タイムコード信号RTはデータ分離部32でタイムコードデータDTとユーザビット領域データDEに分離される。この再生タイムコード信号RTから分離されたタイムコードデータDTがタイムコードデータ保持部33に供給されて、次のタイムコードデータDTが供給されるまで、一時保持される。
【0095】
このタイムコードデータ保持部33に保持されたタイムコードデータDTはCPU37に供給される。ユーザビット領域データDEはユーザビット領域データ保持部34によって保持される。ここで保持されたユーザビット領域データDEはパターン比較部35とCPU37に供給される。パターン比較部35では、比較パターン発生部36で発生された記録開始マークデータDCあるいはショットマークデータDMと、ユーザビット保持部から供給されたユーザビット領域データDEが比較され、その比較結果を示す比較信号CCがCPU37に供給される。
【0096】
このCPU37ではパターン比較発生部から供給された比較信号CCに基づいて記録開始マークデータDCとユーザビット領域データDEが一致したときに、タイムコードデータDTがRAM37Bに記憶される。この記憶されたタイムコードデータDTは、CPU37及びキャラクタジェネレータ37Eを介して図14に示す表示パネル52の液晶モニタ38に表示される。
【0097】
この液晶モニタ38には記録開始マークデータDCが記録された磁気テープ1の位置を示す時間値、あるいは、ショットマークデータDMが記録された磁気テープ1の位置を示す時間値が一覧表示される。従って、磁気テープ1の記録開始点(IN点)や、例えば、重要な場面を記録したことを示すために操作されたグッドショットマークの操作位置を容易に把握することができる。
【0098】
このGSM設定操作によって、テレビ放送に使用する蓋然性の高いビデオデータのみを放送局などに伝送することができる。また、RAM37Bに記憶されたデータを利用して再生動作の開始や、停止を容易に制御することができる。
【0099】
(3)故障診断時の再生動作例
図15はビデオ編集機200の故障診断時の再生動作例を示す概念図であり、図16は液晶モニタ38に表示された属性情報Daの一覧表示例を示す概念図である。この例では、図15に示すデジタル信号再生部42で再生された属性情報DaがCPU37及びキャラクタジェネレータ37Eを介して液晶モニタ38に表示される場合を想定する。そして、例えば、上述の再生動作で磁気テープ1の記録状態が悪いことが見い出され、当該編集機200で故障が発生した場合を仮定する。
【0100】
このような場合には、図15に示すビデオ編集機200のRSー242C通信プロトコル準拠のインタフェースドライバ81に解析手段としてのパソコン80が接続される。この状態で、磁気テープ1がもう一度再生される。このとき、回転ヘッド部7によって、映像及び音声情報と共に磁気テープ1から読み出された属性情報Daがデジタル信号再生部42で同時に再生される。この例では、映像情報と音声情報との間に挟み込まれた属性情報Daを引き出すようにデジタル信号再生部42によって再生処理される。この属性情報DaはCPU37及びキャラクタジェネレータ37Eを介して液晶モニタ38に転送されて表示される。
【0101】
この液晶モニタ38には記録状態Oxf0、積算時間情報Oxf1及びソフトウエアバージョン情報Oxf2などが表示される。記録状態Oxf0の下位内容としては、当該ビデオ編集機200の動作モード、例えば、NTSC方式(525/60)又はPAL方式(625/50)、キャプスタンモータ5のロック状態、リファレンス系の選択情報、ビデオ入力の選択情報、オーディオ信号CH1/CH2の入力の選択情報、及び、オーディオ信号CH3/CH4の入力の選択情報が表示される。
【0102】
また、積算時間情報Oxf1の下位内容としては、例えば、当該ビデオ編集機200の動作時間情報(Oxf01)、ドラム回転時間情報(Oxf02)、テープ走行時間情報(Oxf03)及びテープカセット9の挿抜回数情報(Oxf04)などが表示される。ソフトウエアバージョン情報Oxf2の下位内容としては、例えば、当該ビデオ編集機200のソフトウエアのバージョンアップ番号などが表示される。
【0103】
このように、本実施の形態としての記録再生装置100を応用したビデオ編集機200によれば、当該編集機200の情報記録時及び情報再生時の動作環境状態が属性情報Daとして、デジタル信号記録部41により記録情報Dinと共に磁気テープ1に記録されるので、当該編集機200で故障が発生した場合に、どのような使用状況下で情報記録Dinを失敗したかについて、ユーザが行った操作入力に関する情報が無い場合であっても、その磁気テープ1から属性情報Daをデジタル信号再生部42で読み出すことで、その情報記録時やその再生時の動作使用環境(動作設定条件など)を認知することができる。
【0104】
従って、その磁気テープ1から読み出された属性情報Daを液晶モニタ38に表示したり、その属性情報Daをパソコン80などで解析することで、ユーザには認識できないような短時間に生じた諸現象などの当該ビデオ編集機200の故障を迅速に、かつ、真の原因を究明することができる。これにより、故障診断に極めて有効な属性情報出力機能付きビデオ編集機200の提供に寄与するところが大きい。
【0105】
本実施の形態では、放送業務用のカメラ一体型のビデオレコーダや、ビデオ編集機200の場合について説明したが、これに限られることはなく、もちろん、家庭用のカメラ一体型のビデオレコーダや、ホームビデオレコーダの場合にも同様な効果が得られる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の記録再生装置によれば、当該装置の情報記録時及び/又は記録再生時の動作環境状態を検出して集合した動作検出情報が属性情報として記録情報と共に、記録媒体に記録する記録再生手段が設けられ、当該装置で故障が発生した場合に、その記録媒体から属性情報を読み出して当該装置の情報記録時及び/又は情報再生時の故障診断をするようになされる。
【0107】
この構成によって、情報記録時及び/又は記録再生時の当該装置の動作使用環境を動作検出情報から認知できるので、ユーザによる操作入力に関する情報が無い場合であっても、情報記録時及び/又は情報再生時の記録再生装置の故障を迅速に、かつ、正確に診断できるようになる。
【0108】
本発明の記録再生装置の故障診断方法によれば、当該装置の情報記録時及び/又は記録再生時の動作環境状態を検出して集合した動作検出情報が属性情報として記録情報と共に、記録媒体に記録し、当該装置で故障が発生した場合に、その記録媒体から属性情報を読み出して情報記録時及び/又は記録再生時の故障解析をするようにしたものである。
【0109】
この構成によって、情報記録時及び/又は記録再生時の当該装置の動作使用環境を動作検出情報から認知できるので、ユーザ操作情報が無い場合であっても、情報記録時及び/又は情報再生時の記録再生装置の故障を迅速に、かつ、正確に診断することができる。
この発明はオーディオ・ビデオ素材テープを編集するビデオ編集機などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての記録再生装置100の構成例を示すブロック図である。
【図2】その記録再生装置100の故障診断例を示すフローチャートである。
【図3】記録再生装置100を応用したビデオ編集機200の使用例を示す概念図である。
【図4】そのビデオ編集機200の外観例を示す概念図である。
【図5】その表示パネル52の構成例を示す正面図である。
【図6】その操作パネル53の構成例を示す上面図である。
【図7】ビデオ編集機200の内部構成例を示すブロック図である。
【図8】その編集制御ユニット16の内部構成例を示すブロック図である。
【図9】磁気テープ1における情報記録例を示すフォーマットである。
【図10】磁気テープ1のシステムAUXデータ領域TAAにおける属性情報Daの記録例を示すフォーマットである。
【図11】そのタイムコードトラックTTにおけるタイムコード信号LTCの記録例を示すフォーマットである。
【図12】ビデオ編集機200の情報記録時の動作例を示すブロック図である。
【図13】その通常の情報再生時の動作例を示すブロック図である。
【図14】そのショットマークデータDMの表示例を示すイメージ図である。
【図15】その故障診断時の再生動作例を示すブロック図である。
【図16】その属性情報の表示例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
1・・・磁気テープ(記録媒体)、7・・・回転ヘッド部、16・・・編集制御ユニット、26・・記録再生手段、27・・・発生手段、30・・・不揮発メモリ、37・・・CPU(発生手段)、38・・・液晶モニタ、100・・・記録再生装置、200・・・ビデオ編集機
Claims (5)
- 記録媒体に情報を記録し、あるいは、その記録媒体から情報を再生する装置であって、
少なくとも、当該装置の情報記録時及び/又は情報再生時の動作環境状態を検出して動作検出情報を集合した属性情報を発生する発生手段と、
前記発生手段から得られた情報記録時及び/又は情報再生時の属性情報を記録情報と共に前記記録媒体に記録する記録再生手段とを備え、
当該装置で故障が発生した場合に、
前記記録媒体から属性情報を読み出して当該装置の情報記録時及び/又は情報再生時の故障解析をするようにしたことを特徴とする記録再生装置。 - 前記発生手段が設けられる場合であって、
前記発生手段から得られた属性情報を記憶する不揮発性メモリを備え、
情報記録時、
前記発生手段が動作環境状態を検出して発生した情報記録時の属性情報を前記不揮発性メモリに記憶し、
前記記録再生手段が、
記録情報と共に前記不揮発性メモリから読み出した情報記録時の属性情報を記録媒体に記録するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 前記発生手段及び不揮発性メモリが設けられる場合であって、
情報再生時、
前記発生手段が動作環境状態を検出して情報再生時の属性情報を発生し、
前記発生手段から得られた情報再生時の属性情報を前記不揮発性メモリに記憶し、
情報記録時、
前記記録再生手段が、
記録情報と共に前記不揮発性メモリから読み出した情報再生時の属性情報を記録媒体に記録するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。 - 少なくとも、記録媒体に情報を記録し、あるいは、その記録媒体から情報を再生する記録再生装置の故障診断方法であって、
前記記録再生装置の情報記録時及び/又は記録再生時の動作環境状態を検出して動作検出情報を集合した属性情報を発生し、
発生された前記記録再生装置の情報記録時及び/又は記録再生時の属性情報を記録情報と共に記録媒体に記録し、
前記記録再生装置で故障が発生した場合には、
前記記録媒体から前記属性情報を読み出して情報記録時及び/又は記録再生時の故障解析をすることを特徴とする記録再生装置の故障診断方法。 - 前記情報記録時及び/又は記録再生時の属性情報には、前記記録再生装置を最適に動作させるための設定条件及び当該記録再生装置が動作したことによって積算される諸量情報が含まれ、
前記設定条件には、
前記記録再生装置を駆動するためのソフトウエアのバージョン情報が含まれ、
前記諸量情報には、
前記記録再生装置を構成する回転ヘッド部の積算使用時間、
当該記録再生装置に装填されるテープカセットのテープ走行時間及びテープ挿抜回数が含まれることを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置の故障診断方法。
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