JP4206549B2 - ベビーサークル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネルにより周囲を囲繞し、かつパネルに出入用のドアを設けて幼児の遊び場としたベビーサークルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、格子あるいはパネルで周囲を囲繞して幼児の遊び場としたベビーサークルが実用化されている。
この種ベビーサークルの一例として、実公昭38−19586号公報に記載された考案がある。この考案に係る幼児用簡易安全さくは、適当の大きさに截切したビニール薄片の上下両端に袋状の挿入部を設け、これに直線状及び湾曲した同形の枠材をそれぞれ挿通して交互に配置し、各枠材の両端をT字管により横方向に連結すると共に、上下に対向する各T字管の垂直部に支柱の両端を結合したものである(従来技術1)。
【0003】
また、実公昭52−48933号公報に、柵本体の一側に支腕を上下位置に突設し、各腕に4個所、6個所又は8個所に等間隔且つ同形の凸部と各凸部間に同形の凹部を有する角柱状のほぞを下向きに形成すると共に、本体の他側にほぞの断面形状に等しいほぞ孔を有する突起を設け、この柵本体を適宜数連結してサークル状に起立して使用するようにしたベビー用サークル用柵が記載されている(従来技術2)。
【0004】
さらに、実公昭41−13707号公報には、横方向にハの字型の斜孔を有し、かつ上方の斜孔の上部を垂直状に形成した蝶番を両側の支柱にそれぞれのほぼ中央に相対向して設け、またハの字型斜孔の上端部と垂直線上に位置するように掛止受を支柱の上部所要位置に固着すると共に、支柱の間隔幅と同長の上下自由枠の上部自由枠の側縁両端部を蝶番の斜孔に遊嵌し、下部自由枠の側縁両端部を斜孔に遊嵌してなり、下部自由枠を開放するときは、この自由枠を斜孔に沿って上昇させながら下方を持上げて反転させ、その下端軸を掛止受に掛止するようにした幼児用サークルが記載されている(従来技術3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術1,2は、いずれもサークルに扉がないために、幼児の出し入れが面倒である。
また、従来技術3は扉は設けられているが、下部自由枠(したがって開平軸)が水平方向に設けられており、自由枠は垂直方向に、かつ上下方向の下方約2分の1の範囲だけ開放するようになっているので、やはり幼児の出し入れが面倒であり、その上圧迫感があるため出入りを嫌がる場合もある。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、幼児の出入りが容易であり、その上安全かつ意匠的に優れたベビーサークルを得ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、周囲を囲繞して幼児の遊び場としたベビーサークルにおいて、両外側面に取付腕を有し対向配置された支柱及び該支柱の下部を連結した下枠からなるほぼ逆門型状の支持枠、該支持枠の一方の支柱に水平方向に開閉可能に取付けられたドア、及び該ドアを前記支持枠にロックするロック機構からなるドア体と、両外側面に取付腕を有する複数の共通パネルと、平面ほぼ円弧状又はほぼく字状に形成され、両外側面に前記支持枠の取付腕又は前記共通パネルの取付腕に連結する連結部を有する複数のコーナーパネルとを備え、前記支持枠と共通パネルに設けた取付腕をそれぞれ左右同じ位置、同じ形状に形成し、少なくとも前記1つのドア体と複数の共通パネル及び複数のコーナーパネルを適宜連結して構成したものである。
【0008】
また、本発明は、周囲を囲繞して幼児の遊び場としたベビーサークルにおいて、両外側面に取付腕を有し対向配置された支柱及び該支柱の下部を連結した下枠からなるほぼ逆門型状の支持枠、該支持枠の一方の支柱に水平方向に開閉可能に取付けられたドア、及び該ドアを前記支持枠にロックするロック機構からなるドア体と、両外側面に前記支持枠の取付腕と同じ構造の取付腕を有する複数の共通パネルと、平面ほぼ円弧状又はほぼく字状に形成され、両外側面に前記支持枠の取付腕又は前記共通パネルの取付腕に連結される連結軸を有する突出部が設けられた複数のコーナーパネルとを備え、前記支持枠と共通パネルに設けた取付腕をそれぞれ左右同じ位置、同じ形状に形成し、少なくとも前記1つのドア体及び複数の共通パネルの取付腕と前記複数のコーナーパネルを適宜連結して構成したものである。
【0009】
上記のコーナーパネルは、該コーナーパネルを前記ドア体又は共通パネルと連結したときに、その突出部の下面が前記ドア体又は共通パネルの取付腕の上面に当接するようにしたものである。
【0010】
また、上記のロック機構を、ドアの係止部に係止する係止爪を有し、外部からの操作により係止が解除される操作レバーを内蔵し、下部に支持枠の支柱の上端部に嵌合する開口部を備え、一端が前記ドアに回動可能に取付けられたロックハンドルと、一端が前記ロックハンドルに連結され、前記ドア内を通って該ドアの下端部から突出し、ロック時にその先端部が前記支持枠の下枠に設けたロック穴に挿入されるロック棒とによって構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態の正面図、図2は図1の平面図、図3は背面図、図4は左右の側面図である。
図において、Cは幼児用サークルで、ドア11と支持枠2からなるドア体1、共通の背面パネル及び側面パネル3、コーナーパネル4及びロック機構5からなっている。
【0012】
ドア11は、図5に示すように、合成樹脂からなり、例えばブロー成形によって中空に形成したもので、両側には中央部よりやや上方から外方に膨出した膨出部が設けられており、正面には複数の通気穴12が設けられていて、この通気穴12の間は柱状の形状となっている。なお、この通気穴12は省略してもよく、あるいは、他の形状の穴や凹部、さらにはキャラクタを設けるなど、適宜変更することができる。
【0013】
このドア11の一方の膨出部の肩部及びこれと対向する下面には、後述の支持枠2に設けたヒンジ軸が回動自在に嵌入される軸受13a,13bが設けられている。また、軸受13a,13bと反対側の上端部には、緩やかな円弧状の凹部14が形成されており、この凹部14には、ロック機構5のロックハンドルを回動自在に支持するための支持穴15、ロックハンドルの回動範囲を規制する回動規制穴16及び係止部17が、ロックハンドルの嵌入部分だけ薄くして設けられている。
【0014】
支持枠2は図6に示すように、合成樹脂からなり、例えばブロー成形によって中空に形成されたもので、内側面がドア11の外側面に対応した形状に形成された一対の支柱21a,21bと、その下端部において両支柱21a,21bを連結する下枠22とによりほぼ逆門型状に形成されている。そして、支柱21a,21bの外側面の上部及び下端部には、外方に突出した取付腕23が設けられており、各取付腕23の上面には、後述のコーナパネル4に設けた連結軸の嵌入穴24が設けられ、この嵌入穴24にはそれぞれ軸受け25が装着されている。
【0015】
26a,26bは一方の支柱21aの内側の段部の下面、及びこれに対向して下枠22に設けられ、ドア本体11の軸受13a,13bに回動可能に嵌入されるヒンジ軸、28は下枠22に設けた穴27に装着され、後述のロック機構5のロック棒の先端部が挿入されるキャップである。29はヒンジ軸26a,26bと反対側の支柱21bの上端部に設けられ、ロック機構5のロックハンドルの下部開口部が嵌合する嵌合部で、この部分だけ薄く形成されている。
【0016】
背面パネル及び側面パネル3(以下、共通パネルという)は、図7に示すように、合成樹脂からなり、例えばブロー成形により中空で支持枠2とほぼ同じ幅、同じ高さに形成されており、正面には複数の通気穴31が設けられている。なお、この通気穴31は省略してもよく、あるいは他の形状の穴や凹部、さらにはキャラクタを設けるなど、適宜変更することができる。
この共通パネル3の両側面の上部及び下端部には、支持枠2と同様に外方に突出した取付腕32が設けられており、各取付腕32の上面には、後述のコーナパネル4に設けた連結軸の嵌入穴33が設けられ、この嵌入穴33には軸受34が装着されている。
【0017】
コーナパネル4は、図8に示すように、合成樹脂からなり、例えばブロー成形によって中空かつ平面円弧状で共通パネル3とほぼ同じ高さに形成され、正面には複数の通気穴41が設けられているが、これは省略してもよく、あるいは起用通パネル3と同様に適宜変更してもよい。なお、平面円弧状の場合を示したが、平面ほぼく字状に形成してもよい。
【0018】
このコーナパネル4の両側面の上端部及び下部には、その下面が支持枠2及び共通パネル3の取付腕23,32の上面に当接する突出部42が設けられており、各突出部42の下面には、支持枠2及び共通パネル3の取付腕23,32に設けた軸受25,34に嵌入される連結軸43が垂設されている。44は各連結部43の上部に突設された抜け止め用の楔状突起部、45は突起部42の外側面に設けたがたつき防止用の突起部である。
【0019】
ロック機構5は、図9及び図10に示すように、ロックハンドル51とロック棒68とからなっている。ロックハンドル51はほぼ同形状の表ケース52aと裏ケース52bとを一体に結合して構成したもので、上面及び後面(図の右側)は閉塞され、前面及び下面は開口されている。53は上面に設けられて後述の操作レバー62の押ボタン64が突出する開口部である。54a,54b,54cは表ケース52aと裏ケース52b(以下、表裏のケースと記すことがある)に対向して設けた位置決め用嵌合部で、表裏のケース52a,52bを結合したときにリベットが挿入されてかしめられる。なお、図の左端に設けられた位置決め用嵌合部54aは、表裏のケース52a,52bを結合する際に、ロックハンドル51を回動可能に軸支する。
【0020】
55は表裏のケース52a,52bに設けられ、リベットかしめを行わない位置決め用嵌合部である。56a,56bは表裏のケース52a,52bにその後端部が位置決め用嵌合部55と一体に形成された操作レバー62の保持ケースで、図12に示すように、先端部側にはばね座57a,57bが設けられており、表裏のケース52a,52bを結合したときに、両保持ケース56a,56bの間にはすき間gが形成される。58は裏ケース52bに保持ケース56bのばね座57bに近接して設けられ、ロック棒68の上端部に設けた軸(折曲げ部)が回動可能に挿入される軸受穴、59は同じく裏ケース52bに設けられてドア11の回動規制穴16に嵌入されるガイドピン、60はロック棒68の揺動を防止するための押えガイド、61はグリップである。
【0021】
62は操作レバーで、図11に示すように、下端部にはドア11に設けた係止部17に係止する係止爪63が設けられており、上面には押しボタン64が突設されている。65は内側に設けたばね保持部、66は両側壁に設けたガイドリブである。
【0022】
上記のような操作レバー62は、例えば図12に示すように、ばね保持部65にコイルばね67の一方の端部を当てがい、裏ケース52bに設けた保持ケース56b上に載置してそのガイドリブ66を保持ケース56bの内壁に摺接させると共に、押しボタン64を上部の開口部53から突出させる。ついで、保持ケース56bのばね座57bにコイルばね67の他方の端部を介装する。
この状態で表ケース56aを裏ケース56bに結合すれば、操作レバー62はコイルばね67により常時矢印a方向に付勢され、かつ、両保持ケース56a,56bの間に摺動可能に保持され、押しボタン64は上面の開口部53から突出する。
【0023】
再び図9において、68はロック棒で、上端部は直角に折曲げられて裏ケース52bの軸受穴58に回動可能に挿入されており、ドア11内に上下に移動自在に挿入されて下部はドア11の下端部に設けたガイド18に挿通されて下方に突出しており、図9の状態では、その先端部がフレーム2の下枠22に設けたロック穴27内に位置している。なお、28はロック穴27に嵌合したキャップであるが、これは省略してもよい。
【0024】
上記のように構成したロック機構5において、ロックハンドル51は、その位置決め用嵌合部54aに回動可能に軸支されており、図9の状態では、ロックハンドル51はドア11の凹部14内に位置している。そして、係止爪63がドア11の係止部17に係止し、下部開口部は一方の支柱21bの上端部に設けた嵌合部29に嵌合しており、ガイドピン59は回動規制穴16の下方に位置している。また、ロック棒68の下端部は支持枠2の下枠22に設けたロック穴27内に挿入されている。
これにより、ドア11の上下は支持枠2に確実にロックされて開放することができず、また、がたつくこともない。
【0025】
ドア11を開放する場合は、グリップ61を握って親指で操作レバー62の押しボタン64を押圧する。これにより、操作レバー62はコイルばね67に抗して反矢印a方向に摺動し、係止爪63が係止部17から離脱する。
この状態で、図13に示すように、ロックハンドル51を位置決め用嵌合部54aを軸に上方に回動する。これにより、ロックハンドル51の下部開口部が支柱21bの嵌合部29から外れると共に、ロック棒68が上昇して下枠22のロック穴27から抜け出すのでロックが解除され、ドア11を自由に開閉することができる。なお、このとき、ロックハンドル51の回動範囲は、ガイドピン59によって規制される。
【0026】
ドア11をロックするときは、ドア11を支持枠2の支柱21bの位置に整合させて、ロックハンドル51を圧下する。これにより、係止爪63が係止部17に係止すると共に、ロックハンドル51の下部開口部が支柱21bの嵌合部29に嵌合し、また、ロック棒68が下降してその先端部が下枠22のロック穴27内に挿入されて、ロックが完了する。
【0027】
次に、上記のような各部材からなるベビーサークルCの組立手順の一例について説明する。
(1)先ず、支持枠2の両支柱21a,21bの間にドア11を傾けて配設し、その上部に設けた軸受13aを支持枠2の支柱21aの上部に設けたヒンジ軸26aに嵌合し、ついで、下部に設けた軸受13bをヒンジ軸26bに嵌合してドア11を下降させる。このとき、ロック機構5のロック棒68の下端部が支持枠2の下枠22に干渉する場合は、一時的にロック機構5のロックを解除してロック棒68を上昇させればよい。また、ヒンジ軸26aにスペーサを嵌合してもよい。
これにより、ドア11は、軸受13a,13bとヒンジ軸26a,26bからなるヒンジにより、支持枠2に開閉自在に支持される。
【0028】
(2)次に、例えば、ドア11が取付けられた支持枠2の両側の上下に設けた取付腕23の軸受25に、上方からコーナーパネル4の一方の側の上下に設けた連結軸43をそれぞれ嵌入し、両者を一体に連結する。このとき、コーナーパネル4の各突出部42の外側面に設けた突起部45が支持枠2の外側面に当接し、また、各連結軸43に設けた楔状突起部44が軸受25の内壁面に圧接されるので、がたついたり連結軸43が軸受25から抜け出したりすることはない。
【0029】
(3)ついで、これら両コーナーパネル4の他方の側の連結軸43を、同様にして側面パネルを形成する両側の共通パネル3の一方の側の取付腕32に設けた軸受34に嵌入する。
これにより、背面側が開口されたほぼコ字状の枠組が構成される。
【0030】
(4)この状態で、背面側の開口部に、背面パネルを形成する共通パネル3を配設し、この共通パネル3の両側に設けた取付腕32の軸受34と、側面パネルを形成した両側の共通パネル3の他方の取付腕32の軸受34とに、コーナーパネル4の連結軸43をそれぞれ嵌入する。
これにより、図2に示すようなほぼ四角形のベビーサークルCが組立てられる。
なお、上記の組立手順はその一例を示すもので、例えば、支持枠2と共通パネル3及びコーナーパネル4により枠組を構成したのち支持枠2にドア11を装着するなど、適宜変更することができる。
【0031】
ベビーサークルC内に幼児が出入りする場合は、ロックハンドル51によりロックを解除し、ドア11を水平方向に回動して開放し、支持枠2の開口部から幼児をベビーサークルC内に入れ、またはベビーサークルCから出して、再びドア11を閉じてロックする。この場合、ドア11を開放しても、支持枠2は下枠22で連結されているため、サークル自体の形状は維持される。
このように、本発明によれば、ドア11を水平方向に回動することにより支持枠2の開口部が広く開放されるので、幼児の出入りがきわめて容易であり、また、ドア11は上下でロックされるので、がたつくこともない。
【0032】
上記の説明では、ドア11を有するドア体1と、共通パネル3からなる側面パネル及び背面パネルとを、コーナーパネル4で連結してほぼ四角形のベビーサークルCを形成した場合を示したが、本発明はこれに限定するものではなく、平面円弧状のコーナーパネルの半径又は平面ほぼく字状のコーナーパネルの角度を適宜変更し、又はこれらを組合わせることにより、ほぼ三角形あるいはほぼ五角形以上のベビーサークルを形成することができる。
また、本発明に係る水平方向に開閉するドアは、他の構造のベビーサークルにも実施することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るベビーサークルは、垂直方向を回転軸とするヒンジにより水平方向に開閉するドアを設け、開口部を全開するようにしたので、幼児の出入りがきわめて容易である。
【0034】
また、本発明に係るベビーサークルは、対向配置された支柱及び支柱の下部を連結した下枠からなるほぼ逆門型状の支持枠と、この支持枠の一方の支柱に水平方向に開閉可能に取付けられたドアと、このドアを支持枠にロックするロック機構とからなるドア体を備えたので、上記と同様の効果を得ることができる。
【0035】
さらに、本発明に係るベビーサークルは、両外側面に取付腕を有し対向配置された支柱及びこの支柱の下部を連結した下枠からなるほぼ逆門型状の支持枠、この支持枠の一方の支柱に水平方向に開閉可能に取付けられたドア、及びドアを前記支柱にロックするロック機構からなるドア体と、両外側面に取付腕を有する複数の共通パネルと、平面ほぼ円弧状又はほぼく字状に形成され、両外側面に支持枠及び共通パネルの取付腕に連結される連結部を有する複数のコーナーパネルとを備え、ドアを有する支持体と共通パネルをコーナーパネルで連結してベビーサークルを形成するようにしたので、組立がきわめて簡単で幼児の出入りも容易であり、その上意匠的に優れたベビーサークルを得ることができる。
【0036】
さらに、上記のロック機構を、ドアの係止部に係止する係止爪を有し、外部からの操作により係止が解除される操作レバーを内蔵し、下部に支持枠の支柱の上端部に嵌合する開口部を備え、一端がドアに回動可能に取付けられたロックハンドルと、一端がロックハンドルに連結され、ドア内を通ってドアの下端部から突出し、ロック時にその先端部が支持枠の下枠に設けたロック穴に挿入されるロック棒とによって構成し、ドアの閉止時にその上下を支持枠にロックするようにしたので、ドアを確実にロックすることができ、がたつくこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】図2の左右の側面図である。
【図5】図1のドアの正面図である。
【図6】一部を断面で示した図1の支持枠の正面図である。
【図7】一部を断面で示した図2の背面パネル及び側面パネルを構成する共通パネルの正面図である。
【図8】図2のコーナパネルの平面図及び正面図である。
【図9】ドア体の一部の断面図及びその平面図である。
【図10】図9のロックハンドルの裏ケースの正面(内面)図である。
【図11】図9の操作レバーの正面図、側面図及びA−A断面図である。
【図12】一部を切除したロックハンドルの要部の斜視図である。
【図13】ロック機構の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ドア体
11 ドア
13a,13b 軸受
15 支持穴
17 係止部
2 支持枠
21a,21b 支柱
22 下枠
23 取付腕
24 嵌入穴
25 軸受
26a,26b ヒンジ軸
27 ロック穴
29 嵌合部
3 共通パネル
32 取付腕
33 嵌入穴
34 軸受
4 コーナーパネル
42 突出部
43 連結軸
5 ロック機構
51 ロックハンドル
58 軸受穴
61 グリップ
62 操作レバー
63 係止爪
64 押しボタン
68 ロック棒
Claims (4)
- 周囲を囲繞して幼児の遊び場としたベビーサークルにおいて、
両外側面に取付腕を有し対向配置された支柱及び該支柱の下部を連結した下枠からなるほぼ逆門型状の支持枠、該支持枠の一方の支柱に水平方向に開閉可能に取付けられたドア、及び該ドアを前記支持枠にロックするロック機構からなるドア体と、
両外側面に取付腕を有する複数の共通パネルと、
平面ほぼ円弧状又はほぼく字状に形成され、両外側面に前記支持枠の取付腕又は前記共通パネルの取付腕に連結する連結部を有する複数のコーナーパネルとを備え、
前記支持枠と共通パネルに設けた取付腕をそれぞれ左右同じ位置、同じ形状に形成し、少なくとも前記1つのドア体と複数の共通パネル及び複数のコーナーパネルを適宜連結して構成したことを特徴とするベビーサークル。 - 周囲を囲繞して幼児の遊び場としたベビーサークルにおいて、
両外側面に取付腕を有し対向配置された支柱及び該支柱の下部を連結した下枠からなるほぼ逆門型状の支持枠、該支持枠の一方の支柱に水平方向に開閉可能に取付けられたドア、及び該ドアを前記支持枠にロックするロック機構からなるドア体と、
両外側面に前記支持枠の取付腕と同じ構造の取付腕を有する複数の共通パネルと、
平面ほぼ円弧状又はほぼく字状に形成され、両外側面に前記支持枠の取付腕又は前記共通パネルの取付腕に連結される連結軸を有する突出部が設けられた複数のコーナーパネルとを備え、
前記支持枠と共通パネルに設けた取付腕をそれぞれ左右同じ位置、同じ形状に形成し、少なくとも前記1つのドア体及び複数の共通パネルの取付腕と前記複数のコーナーパネルの連結軸を適宜連結して構成したことを特徴とするベビーサークル。 - 前記コーナーパネルは、該コーナーパネルを前記ドア体又は共通パネルと連結したときに、その突出部の下面が前記ドア体又は共通パネルの取付腕の上面に当接することを特徴とする請求項2記載のベビーサークル。
- ロック機構を、ドアの係止部に係止する係止爪を有し、外部からの操作により係止が解除される操作レバーを内蔵し、下部に支持枠の支柱の上端部に嵌合する開口部を備え、一端が前記ドアに回動可能に取付けられたロックハンドルと、
一端が前記ロックハンドルに連結され、前記ドア内を通って該ドアの下端部から突出し、ロック時にその先端部が前記支持枠の下枠に設けたロック穴に挿入されるロック棒とによって構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベビーサークル。
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