JP4203560B2 - 重層構造の塗布型磁気記録媒体 - Google Patents
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Description
前記の磁性粉が、
Co:5超え〜50 at.%、
Al:0.1〜30 at.%、
希土類元素(Yを含む):0.1〜10 at.%、
周期律表第1a族元素:0.05重量%以下、
可溶性の周期律表第2a族元素:0.1重量%以下(0重量%を含む)、
をFe中に含有した平均長軸長0.01〜0.4μmの針状の強磁性金属粉からなり、
前記の非磁性粉が、
平均長軸長:0.01〜0.5μm、
比表面積:BET法で40〜150 m2/g、
結晶粒径:50〜150オングストローム、
であって且つAlを0.1〜30重量%固溶した針状のオキシ水酸化鉄からなることを特徴とする重層構造の塗布型磁気記録媒体を提供する。
重層構造の塗布型磁気記録媒体における非磁性の下層の役割としては,表面凹凸の少ない滑らかな薄い磁性層をその上に塗布できること,すなわち,非磁性層自体が表面平滑性に優れること,磁気記録媒体の強度に寄与すること,そして上層の磁性層の磁気特性を充分に引出し得ることが主として挙げられる。
〔タップ密度〕 0.3〜0.8g/cm3,好ましくは0.40g/cm3以上のものがよい。
〔圧縮密度〕 0.5〜3.0g/cm3, 好ましくは1.0〜2.0g/cm3である。
〔真比重〕 3.0〜6.0g/cm3が望ましく,より好ましくは3.5〜4.3g/cm3である。
このように真比重に対する圧縮密度とタップ密度が高いと,テープ化工程中でカレンダーをかけたときに塗膜中で粉が圧密し易くなり,このことがテープ表面平滑性の向上に有利に作用する。
〔結晶粒径〕(結晶子) 10〜200オングストローム,好ましくは50〜150オングストロームである。
〔ステリアン酸吸着量〕 0.1〜3.0mg/m2。
〔樹脂吸着量〕 0.5〜4.0mg/m2。
〔pH〕 粉体pHは6〜11,好ましくは8〜10,更に好ましくは8.0〜9.5である。このpH調整によって塗料化時の分散性が良好となり,表面平滑性の向上に有効に作用する。
Hc:保磁力(Oe),
σs:金属磁性粉の飽和磁束密度(emu/g),
σr:金属磁性粉の残留磁束密度(emu/g),
Br:テープの残留磁束密度(ガウス),
Bm:テープの飽和磁束密度(ガウス),
σr/σsおよびBr/Bm:角形比
ΔσsおよびΔBm:60℃で90RH(相対湿度)の雰囲気下で1週間放置後のσsおよびBmの低下率(%),
耐候試験後の析出物の有無:60℃で90RHの雰囲気下で1週間放置後のテープ表面を顕微鏡観察したときの析出物の有無,
を示している。
電磁変換特性の測定はHi8デッキを用いて行った。
以下の組成からなる塗料を用意する。
オキシ水酸化鉄 100重量部
(本例では長軸長=0.15μm,100℃の水分量=1重量%)
ポリウレタン樹脂 20重量部
メチルエチルケトン 165重量部
シクロヘキサノン 65重量部
トルエン 165重量部
ステアリン酸 1重量部
アセチルアセトン 1重量部
遠心ボールミルで1時間分散させて得た上記組成の塗料を,ポリエチレンテレフタラートからなるベースフィルム上に,アプリケーターを用いて,目標厚みが約3μmとなるように塗布して非磁性の下層を形成した。用いたオキシ水酸化鉄粉末の諸特性値と得られた下層の性質を表3に示した(以下の例および比較例についても同じく表3に併記した)。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=0.2重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=1.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=2.5重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=5.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=30.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=1.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=2.5重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=5.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=10.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=20.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.10μmのオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.30μmのオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.05μm,Al=5.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.10μm,Al=5.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.30μm,Al=5.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.05μm,Al=5.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.10μm,Al=5.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.30μm,Al=5.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,水分量を(A)0.5重量%,(B)1.0重量%および(C)2.0%と3水準で変化させたものを下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.50μm,Al=5.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μmのα−Fe2O3に変え,他の条件は下層例1と実質的に同一として下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,平均径=0.035μmの酸化チタンに変え,他の条件は下層例1と実質的に同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=35.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.15μm,Al=35.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.005μmのオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.60μmのオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.60μm,Al=5.0重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
前記下層例1の塗料を構成する長軸長=0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長=0.60μm,Al=5.0重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は下層例1と同一にして下層とした。
上層の磁性層を構成するメタル粉としては,
Co:5超え〜50at.%,
Al:0.1〜30at.%,
希土類元素(Yを含む):0.1〜10at.%,
周期律表第1a族元素:0.05重量%以下,
周期律表第2a族元素:0.1重量%以下(0重量%を含む),
をFe中に含有した平均長軸長0.01〜0.4μmの針状の強磁性金属粉を使用する。
比表面積:BET法で30〜70m2/g
結晶粒径:50〜250オングストローム
保磁力Hc:1200〜3000(Oe)
飽和磁束密度σs:100〜200(emu/g)
のものであるのがよい。
以下の組成からなる下層塗料を用意する。
オキシ水酸化鉄 100重量部
(本例では長軸長=0.15μm,100℃の水分量=1.0重量%)
ポリウレタン樹脂 20重量部
メチルエチルケトン 165重量部
シクロヘキサノン 65重量部
トルエン 165重量部
ステアリン酸 1重量部
アセチルアセトン 1重量部
遠心ボールミルで1時間分散させて得た上記組成の塗料を,ポリエチレンテレフタレートからなるベースフィルム上にアプリケーターを用いて塗布して下層を形成した。用いたオキシ水酸化鉄粉末の諸特性値と得られた下層の性質を表4〜5に示した。各特性値の測定法は,先の表3の試験例と同様である。
金属磁性粉 100重量部
(本例では,金属Fe中に,Co:30at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,Na:0.002wt%,Ca:0.004wt%を含有する)
ポリウレタン樹脂 30重量部
メチルエチルケトン 190重量部
シクロヘキサノン 80重量部
トルエン 110重量部
ステアリンブチル 1重量部
アセチルアセトン 1重量部
α−アルミナ 3重量部
カーボンブラック 2重量部
遠心ボールミルで1時間分散させて得たこの組成の上層用塗料を,前記の下層の上にアプリケーターを用いて塗布してシート状試料を形成,これをさらにカレンダー処理を行った後8mm幅にスリットし磁気テープを得た。用いた金属磁性粉末の諸特性値と,得られた磁気テープの性質を表4〜表5に示した(下記の例及び比較例も表4〜表5に併記する)。
実施例1の下層を構成する長軸長0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長0.30μmのオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Y量および長軸長を,Co:10at.%,Y:2at.%,長軸長:0.095μmの金属磁性粉に変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成する長軸長0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長0.30μm,Al:5重量%被着のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成する長軸長0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長0.30μm,Al:5重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:30at.%,Al:8at.%,Y:3at.%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成する長軸長0.15μmのオキシ水酸化鉄を,長軸長0.10μm,Al:5重量%固溶のオキシ水酸化鉄に変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のY量をLa:4at.%のものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:10at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:20at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:40at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:50at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量,Na量,Ca量および長軸長をCo:30at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,Na:0.006重量%,Ca:0.12重量%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成するオキシ水酸化鉄を,長軸長:0.30μm,Si:2.5重量%含有のものに変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成するオキシ水酸化鉄を,長軸長:0.30μm,Al:5重量%固溶,Si:2.5重量%含有のものに変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成するオキシ水酸化鉄を,長軸長が0.15μmのα−Fe2O3に変え,他の条件は実施例1のものと実質的に同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成するオキシ水酸化鉄を,平均粒径が0.035μmの酸化チタンに変え,他の条件は実施例1のものと実質的に同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成するオキシ水酸化鉄を,長軸長:0.30μm,Al:35重量%固溶のものに変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:3at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,長軸長0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:55at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,長軸長0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:30at.%,Al:0at.%,Y:4at.%,長軸長0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:30at.%,Al:35at.%,Y:4at.%,長軸長0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:30at.%,Al:10at.%,Y:0at.%,長軸長0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量および長軸長をCo:30at.%,Al:10at.%,Y:15at.%,長軸長0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例5の上層を構成する金属磁性粉のCo量,Al量,Y量,Na量,Ca量および長軸長をCo:30at.%,Al:10at.%,Y:4at.%,Na:0.16重量%,Ca:0.12重量%,長軸長:0.08μmのものに変え,他の条件は実施例5と同一にして磁気テープを得た。
実施例1の下層を構成するオキシ水酸化鉄を,長軸長:0.30μm,Al:5重量%固溶,Si:35重量%含有のものに変え,他の条件は実施例1と同一にして磁気テープを得た。
比較例11の上層を構成する金属磁性粉の水分量を,100℃で3.5重量%,300℃で5.5重量%のものに変え,他の条件は比較例11と同一にして磁気テープを得た。
比較例11の下層を構成するオキシ水酸化鉄の水分量を,100℃で3.5重量%のものに変え,他の条件は比較例11と同一にして磁気テープを得た。
Claims (3)
- 樹脂系バインダーに磁性粉を分散させた磁性層を、樹脂系バインダーに非磁性粉を分散させた非磁性層を介して、支持体上に形成した重層構造の塗布型磁気記録媒体において、
前記の磁性粉が、
Co:5超え〜50 at.%、
Al:0.1〜30 at.%、
希土類元素(Yを含む):0.1〜10 at.%、
周期律表第1a族元素:0.05重量%以下、
可溶性の周期律表第2a族元素:0.1重量%以下(0重量%を含む)、
をFe中に含有した平均長軸長0.01〜0.4μmの針状の強磁性金属粉からなり、
前記の非磁性粉が、
平均長軸長:0.01〜0.5μm、
比表面積:BET法で40〜150 m2/g、
結晶粒径:50〜150オングストローム、
であって且つAlを0.1〜30重量%固溶した針状のオキシ水酸化鉄からなることを特徴とする重層構造の塗布型磁気記録媒体。 - 針状の強磁性金属粉は、
比表面積:BET法で30〜70 m2/g、
結晶粒径:50〜250オングストローム、
保磁力Hc:1200〜3000(Oe)、
飽和磁束密度σs:100〜200(emu/g)、
のものである請求項1に記載の磁気記録媒体。 - 非磁性粉は、大気中での分解温度が210℃以上のオキシ水酸化鉄からなる請求項1または2に記載の磁気記録媒体。
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