JP4201959B2 - タービングランド漏洩蒸気回収装置 - Google Patents
タービングランド漏洩蒸気回収装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4201959B2 JP4201959B2 JP2000168746A JP2000168746A JP4201959B2 JP 4201959 B2 JP4201959 B2 JP 4201959B2 JP 2000168746 A JP2000168746 A JP 2000168746A JP 2000168746 A JP2000168746 A JP 2000168746A JP 4201959 B2 JP4201959 B2 JP 4201959B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- valve
- line
- direct contact
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はタービングランド漏洩蒸気回収装置に関し、タービンプラントの運転中に停電が発生した場合にもグランド漏洩蒸気を回収するような構成とし、タービングランド部より漏れて流出した蒸気が軸受油に混入するような不具合の発生を防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
蒸気タービンプラントにおいては通常タービングランド部からタービン外部へ蒸気が流出するのを防止するため、あるいはタービン外部から内部へ空気の流入を防止するためにグランド部へ蒸気を供給し、蒸気を流してグランド部をシールすることによりこれらの不具合を防止している。
【0003】
図4は従来の蒸気タービンのグランド蒸気の系統図である。図において、主蒸気からの蒸気が一次減圧弁5を介してフィードライン4へ、又、補助蒸気源からの蒸気がフィードライン4を経由して、それぞれ二次減圧6a,6b,6c,6dで減圧されてグランド部G1,G2,G3,G4,G5,G6に供給される。G1とG2は高圧タービン1、G3とG4は低圧タービン2のロータ両端のグランド部であり、G5とG6は給水ポンプ駆動用タービン3の回転軸両端のグランド部である。各グランド部G1〜G6へ供給されたグランド蒸気は、それぞれタービン内部よりも高圧な蒸気として供給され、タービン内部からケーシングと軸との隙間を通り内部から外部へ蒸気が流出しないようにし、又、外部からこの隙間を通って空気が内部へ流入するのを防止している。グランド蒸気のシール後の蒸気はグランド部からリークライン7を通り回収されてグランド蒸気復水器8へ集められる。グランド蒸気復水器8では、復水ポンプ10により図示していない復水器から冷水を導き、回収したグランド蒸気を凝縮させてドレンとして回収する。又、蒸気と共に流入した空気は排気ファン9により大気へ放出される。
【0004】
図5は上記に説明したグランド部の構成図であり、タービン42のロータ41は回転するため、ケーシング40の両端は隙間を有しており、この部分には軸方向にリング状の3個のパッキン43がロータ41と近接して配置され、ケーシング42に固定されてグランド部50を構成している。ここで、パッキン43によってシール蒸気室60a,60bが形成され、内側のシール蒸気室60aにはグランド蒸気供給管61を通してシール用のグランド蒸気が供給される。このシール用蒸気は大気圧(1.033ata )よりも高い圧力(1.3ata )程度に調圧された蒸気となっており、外側のシール蒸気室60bは大気よりも若干低い圧力(0.98ata )程度の負圧を保ち、シール蒸気室60a側から漏出するグランド蒸気をロータ端から流入する空気と一緒にグランド蒸気排出管62を通して回収する構成となっている。
【0005】
上記の構成の従来のグランド蒸気の系統においては、プラント運転中に電源が喪失して停電が発生すると、図4に示す排気ファン9や復水ポンプ10が停止してしまい、グランド蒸気の回収機能が喪失し、タービングランド部G1〜G6からの漏洩蒸気が回収できず、グランド部から漏れ流出してしまい、漏れた蒸気は軸受部にかかり、軸受油に混入し、軸受部を損傷するような不具合が発生してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来のグランド蒸気の系統においては、プラント運転中に停電が発生すると、グランド漏出蒸気を回収するグランド蒸気復水器の排気ファンや復水ポンプが停止し、グランド蒸気復水器が機能しなくなり、その結果、グランド部からの漏出蒸気が回収されずにグランド部から漏れ出して軸受部にかかり、軸受油に混入してしまい、軸受部はもとより、潤滑油系統に異常をきたす原因となってしまう。
【0007】
そこで本発明はプラント運転中に停電が発生した場合においても、グランド部の漏出蒸気を回収できるようにする機能を付加し、停電時には即時にこの機能が作動してグランド部から漏出する蒸気を回収することができるタービングランド漏洩蒸気回収装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の課題を解決するために次の(1),(2)の手段を提供する。
【0009】
(1)タービングランド部へ蒸気を供給しグランド部をシールし、シール後の漏洩蒸気をリークラインを通して排気ファンを備えたグランド蒸気復水器へ導き、凝縮させてドレンとして回収するタービングランド漏洩蒸気回収装置において、前記リークラインの途中に設けられ前記漏洩蒸気を前記グランド蒸気復水器へ導く直触熱交換器と、給水ポンプ及び開閉弁からなり前記直触熱交換器へ水を供給し水と蒸気とを直接接触させるための水供給ラインと、前記直触熱交換器からのドレンを排出するための開閉弁を有するドレン排出ラインと、前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ停電時に電力を供給する非常用電源と、タービンの通常運転時には前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を閉じ、停電時には前記両開閉弁を開くと共に、前記非常用電源を作動させ前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ電力を供給するように制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするタービングランド漏洩蒸気回収装置。
【0010】
(2)前記直触熱交換器をバイパスし前記リークラインから前記グランド蒸気復水器へ蒸気を直接流すバイパスラインと、同バイパスラインに設けられた開閉弁と、前記直触熱交換器へ流入する蒸気を開閉する開閉弁とを更に追設し、前記制御装置はタービンの通常運転時には、前記バイパスラインの開閉弁を開けると共に前記直触熱交換器の開閉弁を閉じ、更に前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を閉じ、停電時には、前記バイパスラインの開閉弁を閉じ、前記直触熱交換器の開閉弁を開き、更に前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を開くと共に、前記非常用電源を作動させ前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ電力を供給するように制御することを特徴とする請求項1記載のタービングランド漏洩蒸気回収装置。
【0011】
本発明の(1)においては、タービンプラントが運転中に停電が発生すると、グランド蒸気復水器の復水ポンプや排気ファンが停止し、グランド部をシールした後の漏洩蒸気は回収する機能が喪失してしまい、蒸気はグランド部より外部へ流出し、軸受部にかかり、軸受油に混入してしまう。停電が発生すると制御装置が水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を開き、同時に給水ポンプと排気ファンを非常用電源に接続するように制御する。このような制御により水供給ラインから水が直触熱交換器へ流入し、直触熱交換器に流入する漏洩蒸気と水とが直接接触することにより蒸気は冷却されてドレンとなり、ドレン排出ラインから回収される。従って、停電が発生しても、グランド部からのシール後の漏洩蒸気は継続して回収され、グランド部から流出して軸受油に混入することがない。
【0012】
本発明の(2)においては、通常運転時には、制御装置はバイパスラインを通ってグランド部から漏洩するシール後の蒸気をグランド蒸気復水器へ回収するように開閉弁を制御し、停電時には、このバイパスラインを閉じて漏洩蒸気を直触熱交換器へ導くと共に、水供給ラインから水を導入して直触熱交換器内で蒸気と水を直接接触させるように各開閉弁を制御し、ドレン排出ラインからドレンとして排出するようにしている。その他の制御は上記(1)の発明と同じであり、上記(1)の発明と同様に停電時においてもグランド部から漏洩蒸気を流出することなく軸受油に蒸気が混入するような不具合が防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係るタービングランド漏洩蒸気回収装置の構成図である。図において、符号1〜10は図3に示す従来例と同じ機能を有するものであり、そのまま同一符号を引用し、詳しい説明は省略するが、本発明の特徴部分は、符号20〜27で示す部分であり、以下にこれらの特徴部分について詳しく説明する。
【0014】
図1において、20は直触熱交換器であり、後述する図3に示す構造を有するものであり、グランド漏洩蒸気を導き水と直接接触させて蒸気をドレンにするものである。21は純水供給ライン、22は開閉弁、23はドレン排出ライン、24は開閉弁でドレンを排出するためのものである。25はポンプで純水を供給する。26は制御装置であり、電源系統の信号Sを入力し、停電を検知すると開閉弁22,24を開くと共に、ポンプ25を駆動する信号を出力するように制御する。27は非常用電源であり停電時にポンプ25及び排気ファン9に電源を供給するためのものである。
【0015】
上記構成のタービングランド蒸気回収装置において、通常運転時には、グランド漏洩蒸気はリークライン7を通り、直触熱交換器を通ってグランド蒸気復水器8へ導かれ、従来と同様にドレンとして回収される。プラント運転中に停電が発生すると、制御装置26は電源系統の信号Sを入力しているので停電を検知する。停電状態では復水ポンプ10や排気ファン9が停止し、グランド漏洩蒸気の回収ができなくなり、蒸気がグランド部G1〜G6から外部へ漏れて流出し、軸受部に入り、油に混入し、不具合が生ずるので、制御装置26は停電を検知すると非常用電源27を起動する信号を出力し、これを駆動し、非常用電源27からポンプ25へ電力を供給してポンプを駆動すると共に、開閉弁22,24を開くように制御する。
【0016】
この状態では、ポンプ25により純水供給ライン21へ純水が供給され、直触熱交換器20へ純水が流入する。一方、グランド漏洩蒸気も直触熱交換器20に流入するので、蒸気と水とは直接接触し、蒸気は水によって冷却されてドレンとなり、ドレン排出ライン23から回収される。停電が復帰すると、復水ポンプ10と排気ファン9が駆動されるので、制御装置26は非常用電源27を停止する信号を出力し、ポンプ25、排気ファン9への電力の供給を停止させると共に、開閉弁22,24を閉じ、プラント通常運転に復帰させる。
【0017】
上記に説明の実施の第1形態においては、小容量のポンプ25と開閉弁22,24及び直触熱交換器20からなる純水供給系を設け、通常運転中にはグランド漏洩蒸気をリークライン7から直触熱交換器20を通過させてグランド蒸気復水器8へ導き、ドレンとして回収する。プラント運転中に停電が発生すると、直触熱交換器20内へ純水供給系より純水を供給し、直触熱交換器20内で蒸気と水とを直接接触させて蒸気をドレンとして回収するので、万一停電となっても、グランド漏洩蒸気がグランド部G1〜G6から外部へ流出することが防止される。
【0018】
なお、上記の直触熱交換器20へ供給するのは純水の例で説明したが、かならずしも純水でなくても良く、通常の水であれば同様の効果が得られるものである。又、非常用電源27は、小容量の給水ポンプ25と排気ファン9を駆動するのみであり、小型のディーゼル発電機を備えれば良く、大容量のグランド蒸気復水ポンプ10等を駆動しないので、本実施の第1形態のグランド蒸気回収装置は簡潔な構成で停電時のグランド漏洩蒸気の外部への流出を防止することができる。なお、上記給水ポンプ25は設置される例で説明したが、ヘッドタンク等の高所に設置されている水源から水が供給される場合は、非設置であっても問題ない。
【0019】
図2は本発明の実施の第2形態に係るタービングランド漏洩蒸気回収装置の構成図である。本実施の第2形態の特徴は、リークライン7からの回収蒸気を直触熱交換器20を通す系統と、この直触熱交換器20をバイパスする系統をそれぞれ設け、通常運転時と停電時において開閉弁で系統を切り換えるようにしたものである。
【0020】
図2において、図1と異なる部分は、開閉弁30,31及びライン32を設けた構成にあり、その他の構成は図1に示す実施の第1形態と同じである。開閉弁31はリークライン7から直触熱交換器20の流路を開閉する弁であり、開閉弁30はライン32に設けられ、ライン32からグランド漏洩蒸気を直触熱交換器20をバイパスしてグランド蒸気復水器8へ流すためのものである。
【0021】
上記構成のグランド蒸気回収装置において、通常運転時には、制御装置26は開閉弁22,24,31を閉じ、開閉弁30を開くと共に、非常用電源27を非作動にするよう制御する。この状態では、グランド漏洩蒸気はリークライン7からライン32を通り、グランド蒸気復水器8に流入する。復水器8では復水ポンプ10により図示してない復水器から冷水を導き、この冷水で流入する蒸気を凝縮させてドレンとして回収する。
【0022】
又、プラント運転中に停電が発生すると、制御装置26は停電を信号Sにより検知し、開閉弁30を閉じ、開閉弁22,24,31を開くと共に、非常用電源27を作動させ、ポンプ25と排気ファン9に電力を供給する。この状態では、リークライン7からのグランド漏洩蒸気は開閉弁31を通過して直触熱交換器20に流入する。一方、ポンプ25により純水が純水供給ライン21を通って直触熱交換器20に供給され、蒸気と水とが直接接触して蒸気は冷却されドレンとなり、ドレン排出ライン23を通り、外部へ排出される。
【0023】
以上説明の実施の第2形態によれば、小容量のポンプ25と開閉弁22,24及び直触熱交換器20を備えた純水供給系を設け、更に開閉弁30と直触熱交換器20をバイパスするライン32とを設けた構成としたので、実施の第1形態と同様にプラント運転中に停電が発生した場合にもグランド漏洩蒸気がグランド部G1〜G6から外部へ流出することが防止される。又、非常用発電機27は大容量の復水ポンプ10等を駆動せず、小容量のポンプ25と排気ファン9のみに電力を供給すれば良いので、グランド漏洩蒸気回収装置が簡潔な構成で、停電時のグランド漏洩蒸気の外部への流出を防止することができる。
【0024】
図3は上記に説明の実施の第1、第2形態で用いられた直触熱交換器の側面図であり、直触熱交換器20はライン21に接続する冷却水入口40、冷却水をスプレイするスプレイ装置41、空気抜きノズル42、リークライン7に接続するグランド漏洩蒸気投入ノズル43、ドレン抜きノズル44から構成される。
【0025】
上記構成の直触熱交換器20には、リークライン7よりグランド漏洩蒸気投入ノズル43に蒸気が導かれる。ノズル43は多孔管からなり蒸気を容器内に噴出する。又、上部からライン21を通り冷却水入口40から上部の水室へ冷却水(純水)が投入され、スプレイノズル41を介して容器内へ散水することにより、熱交換器下部から上昇するグランド漏洩蒸気に水を直接接することにより蒸気を凝縮させる。散水された冷却水及び蒸気の凝縮水は容器下部のドレン抜きノズル44より排出される。グランド漏洩蒸気と一緒に流入する空気及び蒸気凝縮により発生する非凝縮性ガスは容器上部の空気抜きノズル42から排出される。
【0026】
【発明の効果】
本発明のタービングランド漏洩蒸気回収装置は、(1)タービングランド部へ蒸気を供給しグランド部をシールし、シール後の漏洩蒸気をリークラインを通して排気ファンを備えたグランド蒸気復水器へ導き、凝縮させてドレンとして回収するタービングランド漏洩蒸気回収装置において、前記リークラインの途中に設けられ前記漏洩蒸気を前記グランド蒸気復水器へ導く直触熱交換器と、給水ポンプ及び開閉弁からなり前記直触熱交換器へ水を供給し水と蒸気とを直接接触させるための水供給ラインと、前記直触熱交換器からのドレンを排出するための開閉弁を有するドレン排出ラインと、前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ停電時に電力を供給する非常用電源と、タービンの通常運転時には前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を閉じ、停電時には前記両開閉弁を開くと共に、前記非常用電源を作動させ前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ電力を供給するように制御する制御装置とを備えてなることを特徴としている。
【0027】
このような構成により、停電が発生すると制御装置が水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を開き、同時に給水ポンプと排気ファンを非常用電源に接続するように制御する。このような制御により水供給ラインから水が直触熱交換器へ流入し、直触熱交換器に流入する漏洩蒸気と水とが直接接触することにより蒸気は冷却されてドレンとなり、ドレン排出ラインから回収される。従って、停電が発生しても、グランド部からのシール後の漏洩蒸気は継続して回収され、グランド部から流出して軸受油に混入することがない。
【0028】
本発明の(2)では、上記(1)の発明において、バイパスラインと、同バイパスラインに設けられた開閉弁と、前記直触熱交換器へ流入する蒸気を開閉する開閉弁とを更に追設されているので、通常運転時には、制御装置はバイパスラインを通ってグランド部から漏洩するシール後の蒸気をグランド蒸気復水器へ回収するように開閉弁を制御し、停電時には、このバイパスラインを閉じて漏洩蒸気を直触熱交換器へ導くと共に、水供給ラインから水を導入して直触熱交換器内で蒸気と水を直接接触させるように各開閉弁を制御し、ドレン排出ラインからドレンとして排出するようにしている。その他の制御は上記(1)の発明と同じであり、上記(1)の発明と同様に停電時においてもグランド部から漏洩蒸気を流出することなく軸受油に蒸気が混入するような不具合が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るタービングランド漏洩蒸気回収装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るタービングランド漏洩蒸気回収装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の第1、第2形態に用いられる直触熱交換器の側面図である。
【図4】従来のタービングランド漏洩蒸気回収装置の構成図である。
【図5】タービンのグランド部を示す一般的な断面図である。
【符号の説明】
1 高圧タービン
2 低圧タービン
3 給水ポンプ駆動用タービン
4 フィードライン
7 リークライン
8 グランド蒸気復水器
9 排気ファン
10 復水ポンプ
20 直触熱交換器
21 純水供給ライン
22,24,30,31 開閉弁
23 ドレン排出ライン
25 ポンプ
26 制御装置
27 非常用電源
32 ライン
Claims (2)
- タービングランド部へ蒸気を供給しグランド部をシールし、シール後の漏洩蒸気をリークラインを通して排気ファンを備えたグランド蒸気復水器へ導き、凝縮させてドレンとして回収するタービングランド漏洩蒸気回収装置において、前記リークラインの途中に設けられ前記漏洩蒸気を前記グランド蒸気復水器へ導く直触熱交換器と、給水ポンプ及び開閉弁からなり前記直触熱交換器へ水を供給し水と蒸気とを直接接触させるための水供給ラインと、前記直触熱交換器からのドレンを排出するための開閉弁を有するドレン排出ラインと、前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ停電時に電力を供給する非常用電源と、タービンの通常運転時には前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を閉じ、停電時には前記両開閉弁を開くと共に、前記非常用電源を作動させ前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ電力を供給するように制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするタービングランド漏洩蒸気回収装置。
- 前記直触熱交換器をバイパスし前記リークラインから前記グランド蒸気復水器へ蒸気を直接流すバイパスラインと、同バイパスラインに設けられた開閉弁と、前記直触熱交換器へ流入する蒸気を開閉する開閉弁とを更に追設し、前記制御装置はタービンの通常運転時には、前記バイパスラインの開閉弁を開けると共に前記直触熱交換器の開閉弁を閉じ、更に前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を閉じ、停電時には、前記バイパスラインの開閉弁を閉じ、前記直触熱交換器の開閉弁を開き、更に前記水供給ラインの開閉弁及びドレン排出ラインの開閉弁を開くと共に、前記非常用電源を作動させ前記給水ポンプ及び前記排気ファンへ電力を供給するように制御することを特徴とする請求項1記載のタービングランド漏洩蒸気回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168746A JP4201959B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | タービングランド漏洩蒸気回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168746A JP4201959B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | タービングランド漏洩蒸気回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349204A JP2001349204A (ja) | 2001-12-21 |
JP4201959B2 true JP4201959B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=18671705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000168746A Expired - Fee Related JP4201959B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | タービングランド漏洩蒸気回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4201959B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5460234B2 (ja) * | 2009-10-19 | 2014-04-02 | 株式会社東芝 | 高圧蒸気タービンのグランドシール装置 |
JP2016070225A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 富士電機株式会社 | 蒸気タービン設備 |
JP6415343B2 (ja) * | 2015-02-03 | 2018-10-31 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | グランド蒸気供給機構及び原子力発電プラント |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000168746A patent/JP4201959B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001349204A (ja) | 2001-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0903484A2 (en) | Gas turbine plant with fuel preheater | |
KR940009492A (ko) | 증기터빈의 강제냉각장치 | |
JP4201959B2 (ja) | タービングランド漏洩蒸気回収装置 | |
JPH10103008A (ja) | 蒸気タービンの静翼ヒーティング方法 | |
JP2008248730A (ja) | コンバインド発電プラント | |
US8534038B2 (en) | Combined power plant | |
JPH0941905A (ja) | グランド蒸気処理装置 | |
JP4358389B2 (ja) | タービングランド漏洩蒸気回収装置 | |
JP6185338B2 (ja) | 発電装置 | |
JP3943991B2 (ja) | 燃料加熱装置及び燃料加熱方法及びガスタービン発電設備及び複合発電設備 | |
JP2667045B2 (ja) | 蒸気タービンシステム | |
JPH11117710A (ja) | ガスタービンコンバインドプラントにおける空冷コンデンサ | |
JPH1181916A (ja) | タービングランドシール蒸気危急放出装置 | |
JP2001342806A (ja) | タービングランド蒸気減温水供給設備 | |
JP3276276B2 (ja) | ガスタービンの冷却装置 | |
JP3625609B2 (ja) | 蒸気タービン装置 | |
JPH1193611A (ja) | 復水式蒸気タービンのグランドシール装置 | |
JPS6172802A (ja) | 復水タ−ビンの軸封装置 | |
JPH06299803A (ja) | 蒸気タービンのグランドシール蒸気系統のバイパス方法 | |
JPH11182206A (ja) | 蒸気タービンのグランド漏洩蒸気回収システム | |
JP2001248756A (ja) | 調節弁用漏水回収装置 | |
JP2000240405A (ja) | 再熱発電プラントの運転装置 | |
JPS6179806A (ja) | 原子炉隔離時冷却系 | |
JPH0480695A (ja) | 原子炉隔離時冷却系タービン装置 | |
JPS63294409A (ja) | ボイラ給水ポンプの保護装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080924 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081008 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |