JP4201833B2 - 非同期動作副回路の動作のタイミングを調節する回路 - Google Patents

非同期動作副回路の動作のタイミングを調節する回路 Download PDF

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Description

【0001】
非同期動作副回路の動作のタイミングを調節する回路 本発明は、チャネルのネットワークと、前記ネットワークの周囲に接続された非同期動作する副回路の動作のタイミングを調節する同期化回路とを具え、各々のチャネルを、連続するハンドシェークを実行する一対の同期化回路間に結合し、各々のハンドシェークにおいて、前記一対の第1および第2の同期化回路が、互いに前記チャネルを経てアテンション信号および承認信号を送信し、前記回路における少なくとも1つの同期化回路を、前記チャネルの第1および第2のものの間に結合すると共に、前記第1チャネルにおける前記アテンション信号の受け取りによって前記第2チャネルにおけるハンドシェークを開始し、前記ハンドシェークの完了に応じて前記第1チャネルにおいて承認信号を発生するように配置し、前記ネットワークにおけるすべての同期化回路を互いに、前記チャネルによって、互いに直接、または他の同期化回路を経て接続し、前記ハンドシェークを、前記副回路に前記ネットワークを通じて伝播できるようにした回路に関係する。
【0002】
この種の非同期動作回路は、IEEEコンピュータの設計および試験(IEEE design and test of computer)vol.11(1994),No.2の22ないし32ページにおけるK.van Berkel,R.Burgess,J.Kessels,M.Roncken,F.SchalijおよびA.Peetersによる”低出力用非同期回路:DCCエラー補償器(Asynchronous Circuits for Low Power:A DCC Error Corrector)”から既知である(ソリッドステート回路のIEEEジャーナル、1994年12月、Vol.29、No.12の1429ないし1439ページにおける同じ著者による”DCCプレイヤ用完全非同期低出力エラー補償器(A Fully Asynchronous Low-Power Error Corrector for DCC Player)”も参照されたい)。
【0003】
前記ネットワークは、非同期信号処理回路の一部を形成する。前記ネットワークは、前記信号処理回路の種々の副回路の動作のタイミングを調整する。例えば、レジスタを前記同期回路の一部に結合する。このとき前記ネットワークは、前記レジスタの内容を、これらが他の回路によって引き継がれる前に取り替えられないことを保証する。
【0004】
前記タイミングの調節とは、第1副回路が第1動作を完了した後にのみ、第2副回路が第2動作を始めることができることを意味する。前記第1副回路それ自体は、前記第2副回路が前記第2動作を完了した後にのみ、他の動作を始めることができる。非同期回路において、これは、前記第1および第2副回路間でハンドシェークを交換することによって達成される。このハンドシェークは、前記第1動作が準備できた場合、前記第1副回路によって前記第2副回路に印加されるアテンション信号を含む。前記ハンドシェークは、前記第2動作の完了後、前記第2副回路によって前記第1副回路に印加される承認信号も含む。前記承認信号を受け取った後にのみ、前記第1副回路は、新たなアテンション信号を前記第2副回路に印加することができる。
【0005】
前記第1副回路の完了は、しばしば、複数の副回路における動作の開始に関する条件となる。前記第2動作の開始は、複数の副回路における動作の完了にも依存するかもしれない。
【0006】
この場合において、前記タイミングは、前記ネットワークによって調節される。前記同期化回路は、いくつかの副回路によるある副回路からのハンドシェークの完了、または、異なった副回路からのハンドシェークの受け取りを保証する。
【0007】
例えば、アテンション信号に応じて2つのチャネルの各々において新たなアテンション信号を発生し、承認信号の受け取り後、これらのチャネルの各々において元のアテンション信号の承認を発生する同期化回路が存在する。2つのチャネルにおけるハンドシェークを、このような同期化回路によって連続して強制的に調節することもできる。
【0008】
前記ハンドシェークの交換を介するチャネルは、前記刊行物に従って4相信号を使用する。この目的のために、2つの導線をチャネルごとに使用する。前記アテンション信号は、第1導線における電位レベルの変化によって開始する。前記承認信号は、第2導線における電位レベルの変化によって開始する。この変化の後、前記第1導線における電位はその元のレベルに戻り、前記承認信号が受け取られたことを表す。最後に、前記第2導線における電位はその元のレベルに戻り、新たなアテンション信号を発生できることを表す。
【0009】
前記4相ハンドシェークは、ある最短時間を必要とする。すなわち、含まれる前記4つの電位の変化の各々は、ある時間を必要とする。この最短時間は、明らかに、前記ハンドシェークを前記ネットーワークのあちらこちらに伝播しなければならない同期化ユニットのネットワークにおいて蓄積するため、前記回路の臨界特性である。さらに、例えば、異なった集積回路間のハンドシェークがチャネルごとに2つのICピンを必要とするため、2つの導線を必要とする。
【0010】
特公昭62−95654号公報から、データ用の多数の導線と制御導線とを経て接続された一対のラッチが既知である。前記ラッチは、前記データ用導線におけるデータが有効である事実と、前記データが、前記制御導線における電位レベルにおける互いに逆の変化としてラッチされている(結果として、前記接続から除去することができる)事実とを示す。
【0011】
米国特許明細書第5142632号は、セマフォの制御の下で命令および実行メッセージを交換する多数のクロック制御モジュールを有する回路を開示している。各々のセマフォは、導線における電位レベルにおける互いに逆の変化によって活性化および不活性化される。
【0012】
本発明の主な目的は、ハンドシェークに必要な最短時間を短縮することである。本発明の他の目的は、チャネル当たりの導線の数を制限することである。
【0013】
本発明による回路は、前記チャネルの少なくとも第1および第2のものが各々1つの導線を具え、これらの導線の各々において、前記ハンドシェークのアテンション信号および承認信号を前記導線における電位レベルにおける互いに逆の変化によって形成することを特徴とする。したがって、ハンドシェークごとに2つの電位レベル変化のみが必要となり、結果として、前記ハンドシェークは4相ハンドシェークより高速になる。
【0014】
特公昭62−95654号公報は、前記逆の電位レベル変化を、有線のORの形態を経由して発生する。したがって前記ラッチの各々は、前記導線および第1電源端子間のそれ自体のスイッチング素子をターンオンすることによって、前記導線を低い電位レベルに引くことができる。
【0015】
前記アテンション信号より先に、前記第1ラッチのみが、ターンオンされたそれ自体のスイッチング素子を保持する。前記アテンション信号は、このスイッチング素子をターンオフすることによって発生する。前記第2ラッチは、前記導線における電位レベルの上昇を検知し、それに応じて前記データをラッチし、ラッチの完了後、それ自体のスイッチング素子をターンオンすることによって承認信号を発生する。
【0016】
したがって、前記導線における電位レベルは、前記アテンション信号の前に優勢である値に戻る。これは、前記第1ラッチによって検知され、それに応じてそれ自体のスイッチング素子を再びターンオンする。前記第2ラッチは、前記承認信号後の短い期間、ターンオンされたそれ自体のスイッチング素子を保持し、その後それをターンオフする。したがって、前記回路は初期状態に戻り、次のアテンション信号を発生することができる。
【0017】
前記第2ラッチがそれ自体のスイッチング素子のターンオフを延期している期間を、少なくとも前記第1ラッチがそれ自体のスイッチング素子をターンオンしたことが確定されるまで長くする。前記第2ラッチがそれ自体のスイッチング素子を早過ぎてターンオフした場合、電位の変化は、前記第1ラッチからのアテンション信号から識別することができない導線において生じる。しかしながら、前記第1ラッチの応答時間は、例えば、処理分布または温度変動によって延長される。前記期間は、少なくとも、最悪の場合においても前記第1ラッチの応答時間に対抗する程度に長くする必要がある。
【0018】
しかしながら、同時に前記期間は、ハンドシェークに必要な最短時間を長引かせる。したがって、前記最悪の場合の期間より長い期間を選択する必要性は、前記回路の動作周波数が不必要に制限される欠点を有する。
【0019】
さらに、前記回路は、前記承認信号と次のアテンション信号との間に電流を流しつづける。これは、前記回路のエネルギ消費を増加させる。この欠点は、1ラインハンドシェークによって通信する同期化回路のネットワークが集積回路に含まれる場合、顕著である。本発明のさらに他の目的は、これらの問題を解決することである。
【0020】
この目的のために、本発明による回路の実施例は、前記チャネルの第1または第2のものが前記第1同期化回路を第2同期化回路に接続し、前記第1および第2同期化回路が前記導線と第1および第2電源端子との間に各々接続されたそれ自体のスイッチング素子を具え、前記第1および第2同期化回路の双方を、前記それ自体のスイッチング素子をターンオンすることによって前記ハンドシェークからのそれ自体の変化を実現し、一度前記それ自体の変化が実現されると、その後再びターンオフすることによって前記ハンドシェークからのそれ自体の変化を実現するように配置したことを特徴とする。
【0021】
このように、前記アテンション信号および承認信号の双方を、前記導線を電源端子に導電的に接続することによって発生する。前記ハンドシェークは、前記アテンション信号または承認信号後に緩慢に導入される遅延なしに、前記ハンドシェークを実現する素子を直接ターンオフするため、高速である。前記導線と、前記導線が接続される電源端子との間のインピーダンスは、前記スイッチング素子がターンオンする場合より、比較的かなり高く、前記インピーダンスを経た前記導線における電位レベルのさらなる変化は、ほとんどできず、できるとしてもゆっくりである。前記ハンドシェークの周波数が十分に高い場合、このような変化は、もしあるとしても妨害しない。
【0022】
本発明による回路の他の実施例は、前記第1および第2同期化回路の双方が、前記関係する同期化回路によるそれ自体の変化の完了の検知に応じて前記それ自体のスイッチング素子をターンオフするために、前記導線と、前記関係する同期化回路のそれ自体のスイッチング素子の制御入力部との間に結合されたそれ自体のフィードバック回路を有することを特徴とする。前記フィードバック回路は、前記スイッチング素子が前記変化の完了後できるだけ速くターンオフされることを保証する。このように、前記ハンドシェークの達成可能な最高周波数は上昇する。
【0023】
本発明による回路の他の実施例は、前記第1同期化回路が、前記導線および第2電源端子間に接続された他のそれ自体のスイッチング素子と、前記導線および前記他のそれ自体のスイッチング素子の制御入力部間に結合された制御手段とを具え、前記制御手段を、前記第2副回路によって実現された変化の検知に応じて前記他のそれ自体のスイッチング素子をターンオンし、逆の変化が実現された場合ターンオフするように配置したことを特徴とする。このように、前記第1同期化回路は、前記第2同期化回路が変化を実現した後、できるかぎりすぐに前記導線における電位レベルの制御を引き継ぐ。これは、前記導線における電位レベルの起こりうるドリフト、または、前記電位レベルの妨害パルスに対してありうる感度を中和する。
【0024】
本発明による回路の他の実施例は、前記第2副回路によって実現される変化が前記電位レベルを第1電位範囲から第2電位範囲に調節し、これらの範囲を互いにゼロでない中間範囲によって分離し、前記電位レベルが前記第1電位範囲にある場合、前記制御手段が前記他のそれ自体のスイッチング素子をターンオンし、前記電位レベルが前記第2電位範囲に達した場合、前記第2同期化回路のフィードバック回路が前記第2同期化回路のそれ自体のスイッチング素子をターンオフすることを特徴とする。このようにして、前記電位変化によって前記第1同期化回路が前記導線における電位の制御を、前記第2同期化回路が制御を放棄する前に引き継ぐことが保証される。これは、妨害パルスまたはドリフトに対する感度を低下させる。
【0025】
本発明を、少なくとも3つのチャネルにおけるハンドシェークの相互のタイミングに関して異なった制限を負わせる種々の同期化回路において使用することができる。これは、例えば、− 第3チャネルにおけるハンドシェークを第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて開始し、第1チャネルにおける承認信号を前記第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて発生する場合の継続と、− 前記第2および第3チャネルにおけるハンドシェークを前記アテンション信号に応じて互いに独立に開始し、前記第1チャネルにおける承認信号を前記第2および第3チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて発生する場合の分岐と、− 前記第2チャネルにおけるハンドシェークを前記第1および第3チャネルにおけるアテンション信号の受け取り後に開始する場合と、承認信号を前記第1および第3において前記第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて発生する場合との合併と、− 前記第2チャネルにおけるハンドシェークを前記第1および第3チャネルの一方におけるアテンション信号の受け取り後に開始する場合と、前記第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて承認信号を前記アテンション信号を受けた一方のチャネルにおいて発生する場合との混合とに関係する。
【0026】
本発明を、前記同期化回路の少なくとも1つが、1つの導線を具えるチャネルに結合され、前記1つの導線における電位レベル変化に応じてその度ごとに前記1つの導線における逆の電位レベル変化を発生するように配置されたリピータ回路である回路に使用することもできる。前記リピータ回路は、前記回路のサイクルの完了の後ごとに新たなサイクルを開始する。
【0027】
本発明による回路の一実施例は、前記ネットワークが非繰り返しであり、前記同期化回路の各々を、アテンション信号を発生することができるすべてのチャネルをアテンション信号の直前のレベルに対応する初期電位レベルに調節するように配置し、前記関係する同期化回路が、前記同期化回路の各々の関係する駆動電力を、前記同期化回路が他の同期化回路による前記チャネルの駆動に係わりなく前記アテンション信号を発生できるチャネルを前記初期電位レベルに調節できるように選択することを特徴とする。このようにして、前記回路それ自体は、それ自体を、他のステップをスイッチオンする必要なく前記ハンドシェークを処理できる初期状態に調節することができる。
【0028】
本発明のこれらのおよび他の態様は、以下に記載の実施例を参照することによって明らかになるであろう。
【0029】
同期化回路のネットワーク
図1は、そのタイミングが同期化回路を経て調節される複数の副回路を具える回路の例を示す。この回路は、同期化回路のネットワークの動作を説明する例として役に立ち、このようなネットワークの好適実施例であることを意味するものではない。
【0030】
前記回路は、多数の副回路1a−fを具える。前記回路は、第1レジスタ1aに結合された入力部と、第2レジスタ1bに結合された出力部とを具える。前記第2レジスタの出力部をALU(Arithmetic logic unit:演算装置)1eに結合する。前記回路は、ALU1eに結合されたメモリ1cおよび第3レジスタ1dのカスケードも具える。ALU1eの出力部を第4レジスタ1fの入力部に結合する。
【0031】
前記回路は、副回路1a−fに結合された同期化回路2a−fのネットワークも具える。各々の同期化回路2a−fに関して端子を示す。第1同期化回路2aを、外部入力部、第1レジスタ1aおよび第2同期化回路2bに結合する。第2同期化回路2bを、第2レジスタ1bおよび第3同期化回路2cに結合する。前記回路は、メモリ1cおよび第3レジスタ2dと第3同期化回路2cとに結合された第4同期化回路2dを具える。第3同期化回路2cを、第5同期化回路2eにも結合する。第5同期化回路2eを、第4レジスタ1fおよび第6同期化回路2fに結合する。
【0032】
動作中、前記図1の回路は、第5レジスタ1aにデータをロードし、このデータを第5レジスタ1aから第2レジスタ1bに伝送し、さらにALU1eに伝送する。さらに前記回路は、データをメモリ1cから第3レジスタ1dを経てALUに伝送する。ALUは前記データを処理し、その結果を第4レジスタ1fにロードする。
【0033】
同期化回路2a−fのネットワークは、種々の副回路1a−fの動作のタイミングを、1ラインハンドシェークによって調節し、例えば、レジスタが常に、有効なデータがその入力部に与えられた後にのみロードされることを保証する。この目的のために、種々の同期化回路2a−fを副回路1a−fに結合する。
【0034】
1ラインハンドシェークの場合において、このような同期化回路2a−fは、例えば、アテンション信号を接続された副回路1a−fに対して発生する。これらに応じて、副回路1a−fは、動作を行い、前記動作の完了を承認信号によって同期化回路2a−fに合図する。さらに前記同期化回路は、それら自体の間で1ラインハンドシェークを交換する。図1の多数の同期化回路2a−fは、複数の接続部を具える。これらの同期化回路の各々は、前記接続された接続部において実現できる1ラインハンドシェークに、予め決められた時間関係を負わせる。
【0035】
前記図1における同期化回路を、関連した同期化回路2a−fによって負わされる時間関係を象徴化するように、各々の記号を印した円によって表す。図1は、以下の形式の同期化ユニットを示す。
【0036】
分岐
(例えば2c)は、受動接続部におけるアテンション信号の受け取りによって、多数の能動接続部の各々において関連した他のアテンション信号を発生し、すべての能動接続部における承認信号の受け取り後に受動接続部において承認信号を発生する。
【0037】
合併
(例えば2a)は、多数の受動接続部および1つの能動接続部を具え、アテンション信号がすべての受動接続部において受け取られた場合、前記能動接続部においてアテンション信号を発生し、前記能動接続部における承認信号の受け取り後、すべての受動接続部において各々の承認信号を発生する。前記受動接続部および能動接続部の役割および極性を逆にした場合、この”合併”回路は、”分岐”回路と同等である。
【0038】
シーケンサ
(例えば、2b,2d,2e)は、受動接続部におけるアテンション信号の受け取りによって、第1能動接続部(*によって示す)においてアテンション信号を発生し、前記第1能動接続部における承認信号の受け取り後、第2能動接続部においてアテンション信号を発生する。前記第2能動接続部における承認信号の受け取り後、前記シーケンサは、受動接続部において承認信号を発生する。
【0039】
リピータ
(例えば2f)は、(前記第1のものを除き、承認信号の受け取り後ごとに)能動接続部において予め決められた数のアテンション信号を発生する。
【0040】
1ラインハンドシェークの場合において、同期化回路2a−fに対する各々の接続部は、信号(例えば、アテンション信号)の送信と、信号(例えば、承認信号)の受信とを行う。同期化回路2a−fに対する接続部を、”受動接続部”(または入力部)および”能動接続部”(または出力部)として区別する。関連した同期化回路が承認信号およびアテンション信号を発生する接続部(各々、受動接続部および能動接続部)をこのように区別することは、前記から明らかであろう。図1において、前記受動および能動接続部を、再び各々の同期化回路2a−fに示す白点および黒点によって各々象徴化する。
【0041】
動作中、第6同期化回路2fは、アテンション信号を発生する。この信号を、第5同期化回路2eによって受ける。それに応じて、アテンション信号を第3同期化回路2cに印加する。ある時間の後、このアテンション信号に承認信号によって答え、有効なデータがALU1eの出力部において利用可能であることを表す。それに応じて、第5同期化回路2eは、アテンション信号を第3レジスタ1fに印加する。それに応じて、このレジスタは、前記データをロードし、ローディングが完了すると、承認信号を第5同期化ユニット2eに印加する。それに応じて、後者は、承認信号を第6同期化ユニット2fに印加し、その後、全体の処理を繰り返す。
【0042】
他の同期化ユニット2a−dは、他の調節を与える。例えば、第3同期化ユニット2cは、第5同期化回路2eからのアテンション信号が、データがALU1eの双方の入力部において利用可能になった後にのみ承認されることを保証する。前記データは、前記2つの入力部に関して同時に利用可能になる。第1同期化ユニット2aは、アテンション信号を、外部の受動接続部から受け、第2同期化回路2bから受けた場合のみ、第1レジスタ1aがデータをロードすることを保証する。第1同期化回路2aは、前記第1レジスタが承認信号によって前記データをロードしたことを示すとすぐ、これらのアテンション信号を承認する。
【0043】
図1は、可能性のある同期化回路2a−fの一例を単に示す。例えば、リピータ2fは、その順番において、例えば、他の受動接続部におけるアテンション信号によって開始することができ、予め決められた数のハンドシェーク後、前記能動接続部に承認信号を印加することができる。同期化回路の他の例は、ミキサは、多数の受動接続部および1つの能動接続部を具え、アテンション信号を前記受動接続部の1つが受けた場合、前記能動接続部においてアテンション信号を発生し、前記能動接続部における承認信号の受け取り後、前記関連した受動接続部においてのみ承認信号を発生する。
【0044】
アービタは、複数の受動接続部におけるアテンション信号のどれが優先権を有しているかを(例えば、最初に到達したことによって)決定し、この信号を前記受動接続部に関係する能動接続部に印加し、他の受動接続部におけるアテンション信号を、前記承認信号の受け取り後にのみ伝える。
【0045】
同期化回路2a−fの構造の一例を、以下に詳細に説明する。
【0046】
1ラインハンドシェーク回路
図2aは、第1回路部分10および第2回路部分20を具え、これらの部分を導線17によって相互接続した回路を示す。第1回路部分10を、例えば、導線17を経て1ラインハンドシェークを実行するように配置した副回路とする。代わりに、第1回路部分10を同期化回路に直列に接続された副回路としてもよく、このとき導線17を前記同期化回路の能動接続部に接続する。同じことが、第2回路部分20にも適用できる。回路部分10、20を、以下に一般に、副回路と呼ぶ。
【0047】
第1副回路10は、チャネルを導線17および第1電源接続部Vss間に結合したNMOSトランジスタ15aを有するプルダウン回路15を具える。導線17を、トランジスタ15aのゲートにフィードバック回路14を経て結合する。
【0048】
第2副回路20は、チャネルを導線17および第2電源接続部Vdd間に結合したPMOSトランジスタ25aを有するプルアップ回路25を具える。導線17を、トランジスタ25aのゲートにフィードバック回路24を経て結合する。副回路10、20の各々は、導線17に入力部によって結合し、関連した副回路10、20のフィードバック回路14、24に出力部によって結合した機能部分11、12を具える。この機能部分は、例えば、レジスタまたは他の副回路および同期化回路を具える。
【0049】
動作中、機能部分11、21は、原則的に互いに依存しない動作を実行する。
【0050】
しかしながら、所定の点において、機能部分11、21における動作のタイミングの調節が必要になる。その場合において、第2副回路20の機能部分21における所定の動作は、第1副回路10の機能部分11における他の動作の完了後のみに開始することができる。その順番において、前記第1副回路の機能部分11は、その後、第2副回路20の機能部分21が前記所定の動作を完了した場合のみ、他の動作を実行することができる。
【0051】
この動作のタイミングの調節は、1ラインハンドシェークによって達成される。前記1ラインハンドシェークは、第1副回路10から始まるアテンション信号と、第2副回路20から始まる承認信号とを含む。前記アテンション信号は、第2副回路20の機能部分21が前記所定の動作を開始できることを示す。前記承認信号は、第1副回路10の機能部分11が前記他の動作を開始できることを示す。
【0052】
前記アテンション信号および承認信号の双方を、導線17を経て伝送する。前記アテンション信号を、導線17からNMOSトランジスタ15aのチャネルを経て第1電源接続部Vssへの導電性接続の確立によって発生する。前記承認信号を、導線17からPMOSトランジスタ25aのチャネルを経て第2電源接続部Vddへの導電性接続の確立によって発生する。
【0053】
これを、図2bの参照と共に説明する。図2bは、導線17における電位レベルの時間における変化を示す。初めに、前記電位レベルはハイ30であり、双方のトランジスタ15a、25aはターンオフされている。
【0054】
その後、第1副回路10は、電位レベルの変化31を実現することによって、アテンション信号を発生する。変化31は、フィードバック回路14が機能部分11からの信号に応じてトランジスタ15aのチャネルをターンオンする第1瞬時32において開始する。結果として、導線17における電位レベルは、プルダウン34される。フィードバック回路14は、前記電位レベルが十分にプルダウンされた場合検知し、それに応じて、トランジスタ15aを第2瞬時33においてターンオフする。
【0055】
変化31は、第2副回路20の機能部分21によって検知され、機能部分21は、それに応じて、前記アテンション信号を待っていた動作を開始する。この動作が完了すると、第2副回路20は、電位レベルの変化35を実現することによって、承認信号を発生する。この変化35は、第3瞬時36において開始し、この瞬時において、機能部分21によって合図されるため、フィードバック回路24は、トランジスタ25aのチャネルをターンオンする。結果として、導線17における電位レベルは、プルアップ38される。フィードバック回路24は、前記電位レベルが十分にプルアップされた場合これを検知し、それに応じて、トランジスタ25をターンオフする。
【0056】
このようにして、前記回路は、その初期状態に再び戻り、次のハンドシェークを行うことができる。この状況において、上述した極性(アテンション信号−電位下降、承認信号−電位上昇)は、本発明にとって必須ではないことは明らかであろう。逆の極性が同じ効果を有する。すなわち、これは、副回路10、20の役割の交換に相当し、結果として、第2副回路20によって発生される信号は、アテンション信号としてハンドシェークを開始し、第1副回路10によって発生される信号は、承認信号としてハンドシェークを終了する。
【0057】
図3は、2つの副回路40、50を具える回路を示す。図3は、図2aの部品に対応し、対応する参照符によって示す多数の部品を示す。図3の副回路40は、図2aに示すものから離れ、導線17および第2電源接続部Vdd間にチャネルが延在するPMOSトランジスタ42aを有するプルアップ回路42を設けた。入力部を、導線17と第1副回路40の機能部分11とに結合した制御回路44も設けた。制御回路44の出力部を、PMOSトランジスタ42aのゲートに結合した。
【0058】
図3の副回路50は、図2aに示すものから離れ、導線17および第1電源接続部Vss間にチャネルが延在するNMOSトランジスタ52aを有するプルダウン回路52を設けた。入力部を、導線17と第2副回路50の機能部分21との間に結合した制御回路54も設けた。制御回路54の出力部を、NMOSトランジスタ52aのゲートに結合する。
【0059】
追加のトランジスタ42a、52aは、各々、承認信号およびアテンション信号後に、前記導線を一定の電位に保持するために働く。第2回副回路における制御回路54が、前記アテンション信号を構成する導線における電位レベル変化を検知した場合、NMOSトランジスタ52aをターンオンする。結果として、NMOSトランジスタ52aは、前記導線における電位レベルを、Vssにおいて、またはその付近に保持する。前記承認信号が発生された場合、制御回路54は、NMOSトランジスタ52aをターンオフし、その結果、PMOSトランジスタ25aは、前記電位レベルを、図2aの参照と共に上述したように、他方の電源電圧Vddに引き上げることができる。追加のトランジスタ52aを使用する結果として、導線17は、前記アテンション信号と承認信号との間の時間間隔中、一定の電位レベル34において保持され、その結果、前記回路は、妨害の影響を受けない。
【0060】
第1副回路40における追加のトランジスタ42aおよび制御回路44は、前記承認信号に関係する類似の機能を有する。したがって、導線17は、承認信号と次のアテンション信号との間、一定の電位レベル30、38において保持される。
【0061】
追加のトランジスタ52aを、好適には、変化31中にすでにターンオンする。これを、フィードバック回路14および制御回路54のしきい値レベルを適切に関係して選択することによって達成する。
【0062】
これを、図4において説明する。図2bと同様に、図4は、導線17における電位レベルの時間における変化を示す。しきい値レベルT1、T2、T3、T4も示す。制御回路54は、導線17における電位レベルが第1しきい値T1以下に低下した場合、これを検知し、第2副回路50におけるNMOSトランジスタ52aをターンオンする。フィードバック回路14は、導線17における電位レベルが第2しきい値T2以下に低下した場合、これを検知し、第1副回路40におけるNMOSトランジスタ15aをターンオフする。第1しきい値T1を、第2しきい値T2より高く形成する。
【0063】
このようにして、前記アテンション信号に関して、第1副回路40におけるNMOSトランジスタ15aは、開始瞬時61においてターンオンする。これは、変化31を引き起こす。その結果として、導線17における電位レベルは、第1瞬時62において第1しきい値T1に達し、それに応じて、制御回路54は、第2副回路50におけるNMOSトランジスタ52aをターンオンする。その結果として、導線17における電位レベルは、第2瞬時63において第2しきい値T2に達し、それに応じて、フィードバック回路14は、第1副回路40におけるNMOSトランジスタ15aをターンオフする。第2回路50からの次の承認信号の開始瞬時64において、制御回路54は、第2副回路におけるNMOSトランジスタ52aをターンオフし、第2副回路におけるPMOSトランジスタ25aをターンオンする。
【0064】
このようにして、アテンション信号の開始瞬時61からそれを過ぎて、次の承認信号の開始瞬時64まで、導電性接続が、導線17および第1電源接続部Vss間に常に存在する。結果として、導線17における電位レベルは、例えば、容量性クロストークによる妨害の影響を受けない。
【0065】
前記承認信号に関して、このような効果を、制御回路44が、導線17における電位レベルが第3しきい値T3に達するとすぐに、瞬時65においてPMOSトランジスタ42aをターンオンして達成する。その結果として、瞬時66において、前記導線の電位レベルは第4しきい値T4に達し、フィードバック回路24は、第2副回路50におけるPMOSトランジスタ25aをターンオフする。
【0066】
図2aおよび4において示す回路(に加えて以下に記述する回路)と、アテンション信号および承認信号を交換する上述した処理とを、バス環境における同期化にも使用することができる。この場合において、例えば、複数の第2回路20のような回路を、導線17に並列に接続する。これらの回路の1つのみが、例えば、承認信号を発生し、もし必要なら、アテンション信号後、導線17における電位レベルを保持する。
【0067】
さらに、前記並列に接続された第2回路におけるプルアップおよびプルダウン回路の相対的な駆動電力を適切に選択することによって、並列に接続された第2回路20の各々が前記アテンション信号に応じて導線17における電位をロウに保持することができる有線論理配置を実現することができる。このようにして、すべての並列に接続された第2回路20が導線17をプルアップした場合のみ、前記電位は、承認信号としてハイになる。このようにして、異なった第2回路20を、全く同一のアテンション信号の承認に使用することができる。最後に承認する第2回路20は、導線17における電位が承認としてロウになるときを決定する。同様に、複数の第1回路10を、導線17に並列に接続することもできる。前記プルアップおよびプルダウン回路の駆動電力を適切に選択した場合、これらの回路の各々は、導線17における電位がハイである場合、アテンション信号を発生することができる。
【0068】
図5は、本発明による回路の他の実施例を示す。この図は、3つのカスケード接続された副回路10、20、70を示し、これらの第1および最後のもの(10、20)を、図2aにおいて示すように構成する。前記カスケードにおける第1および最後の副回路10、20を、各々、導線17および77(各々、入力導線および出力導線と呼ぶ)を経て、中央副回路70に結合する。中央副回路70は、第2電源接続部Vddおよび入力導線17間に結合されたプルアップ回路72を具える。中央副回路70は、第1電源接続部Vssおよび出力導線77間に結合されたプルダウン回路74も具える。中央副回路70は、レジスタ76も具える。レジスタ76のセット入力部を、入力導線17に結合する。レジスタ76のリセット入力部を、出力導線77に結合する。入力導線17とレジスタ76の出力部とを、前記プルダウン回路の各々の制御入力部に結合する。出力導線77と、レジスタ76の他の出力部とを、前記プルアップ回路の制御入力部に結合する。
【0069】
動作中、中央副回路70は、バンドシェークに関するゲートウェイ回路として働く。これは、例えば、その長さのため高い容量性負荷または直列抵抗を構成する導線を経てハンドシェークを伝えるのに有効である。その場合、前記導線の長さ全体に、1つまたはそれ以上の中央副回路70のような副回路を挿入する。
【0070】
動作中、レジスタ76を最初にリセットする。入力導線17を経たアテンション信号の受け取りによって、前記レジスタがリセットされているならば、プルダウン回路74は、出力導線77における電位をプルダウンする。次に、レジスタ76を、出力導線77における電位変化によってセットする。出力導線77を経た承認信号の受け取りによって、レジスタ76がセットされているならば、プルアップ回路72は、入力導線17における電位をプルアップする。次に、レジスタ76を、入力導線17における電位変化によってリセットする。
【0071】
レジスタ76は、出力導線77における承認信号の受け取りによって、アテンション信号が導線77において再びすぐに形成されるのを防止する。レジスタ76がないときは、前記承認信号の受け取りのすぐ後の入力導線17における低い電位は、出力導線77における新たなアテンション信号と混同される恐れがある。
【0072】
明らかに、副回路70を、もし望むなら、図2aおよび3の参照と共に上述した機能を有する、前記入力および出力導線における電位を引き継ぐ制御回路およびトランジスタ(42,44,52,54)を含むように拡張することもできる。
【0073】
図6は、図1の合併ユニット2aの一実施例を示す。この合併ユニットは、第1および第2プルアップ回路92a、bと、プルダウン回路94と、レジスタ96とを具える同期化回路を構成する。これらの接続部は、大部分は図5の中央副回路70の接続部に対応し、各々がそれ自体のプルアップ回路92a、bを具える入力導線90a、bが存在し、これらの2つの導線90a、bをプルダウン回路94に結合し、出力導線98およびレジスタ96の出力部を双方のプルアップ回路92a、bに結合した。
【0074】
さらに図6に示す副回路の動作は、図5の副回路70の動作と共通点がある。
【0075】
動作中、レジスタ96を最初にリセットする。次に、プルダウン回路94は、2つの入力導線90a、bにおける電位がロウの場合、アテンション信号を発生する。次に、レジスタ96を、出力導線98における電位変化によってセットする。出力導線98を経た承認信号の受け取りによって、双方のプルアップ回路92a、bは、レジスタ96がセットされているならば、これらが関係する入力導線90a、bにおける電位をプルアップする。次に、2つの入力導線90a、bにおける電位がハイになっている場合、レジスタ96はリセットされる。
【0076】
出力導線98における承認信号の受け取りのすぐ後の入力導線90a、bにおける低い電位は、これらの電位レベルのみを考慮する場合、新たな承認信号と混同される恐れがある。これを、レジスタ96によって防止する。2つの入力導線90a、bにおける電位のプルダウンに応じて、前記レジスタが適切な状態にある場合のみ、アテンション信号をこれらにおいて形成する。
【0077】
明らかに、もし望むなら、図6の副回路を、図2aおよび3の参照と共に上述したような、前記入力および出力導線における電位を引き継ぐ、制御回路およびトランジスタ(42,44,52,54)を含むように拡張することができる。
【0078】
図6の合併回路は、入力部90a−bおよび出力部98の役割と電源とを交換した場合、前記分岐回路と等しい。図7は、シーケンサの一例を示す。この実施例の構造は、図6の合併回路の構造と大部分同じであり、以下の違いがある。
【0079】
− 前記電源接続部の役割が逆になっており、したがって、前記”プルアップ”回路は実際にはプルダウン回路であり、逆もまた同じであり、しかしながら、簡単にするために、これらをこれらの以前の呼称で呼ぶ。
【0080】
− レジスタ96を、”プルアップ”回路92a、bの各々の入力部に接続された複数の出力部を具えるマルチビットレジスタ96aに置き換えた。
【0081】
前記シーケンサの動作は、次の通りである。最初に、前記レジスタは第1状態にある。前記レジスタが第1状態にあり、導線98における電位がロウになる場合、第1プルアップ回路92aは、導線98においてアテンション信号を発生する。マルチビットレジスタ96aを、導線90aにおける電位変化によって第2状態に調節する。マルチビットレジスタ96aが第2状態にあり、承認信号を導線90aを経て受けた場合、第2プルアップ回路92aは、導線90bにおいてアテンション信号を発生する。マルチビットレジスタ96aを、導線90bにおける電位変化によって第3状態に調節する。マルチビットレジスタ96aが第3状態にあり、承認信号を導線90bを経て受けた場合、プルダウン回路94は、導線98において承認信号を発生する。次に、マルチビットレジスタ96aは、導線98における電位が前記承認信号によって再びハイになった場合、第1状態に戻る。
【0082】
前記マルチビットレジスタは、例えば、導線98における電位が前記承認信号の影響の下で再びハイに成った場合、双方ともリセットされる2つの1ビットレジスタを具えてもよく、各々の1ビットレジスタを、それ自体の導線90a、bにおける電位変化によってセットする。このとき、これらの1ビットレジスタの各々の出力部を、各々の”プルアップ”回路92a、bの入力部に接続する。
【0083】
レジスタ96aがないときは、前記種々の導線における1ラインハンドシェーク前および後の状況が混同される恐れがある。したがって、レジスタ96aは、関連した導線における承認信号の受け取りによってすぐ、全体のシーケンササイクルの完了前に、アテンション信号が導線において形成されるのを防止する。
【0084】
同期化回路のネットワークを具える回路の動作の前に、すべての同期化回路を、これらがアテンション信号を受けることができる初期状態に調節しなければならない。これを、原則的に、各々が個々の導線および電源接続部Vdd間に結合されたチャネルを有する追加のプルアップトランジスタによって達成することができる。これらのトランジスタのゲート電極を相互接続する。初期化時に、前記追加のトランジスタは、制限された期間中にターンオンし、その結果、前記導線は、正しい初期状態、すなわち、高い電位状態に強制される。
【0085】
しかしながら、多数の状況を仮定して、前記初期化を、追加のトランジスタ無しに行うこともできる。第1の状況は、前記ネットワークが非繰り返しでなければならず、同期化回路の(アテンション信号の送信に関する)能動接続部を、前記ネットワークを経て(アテンション信号の受信に関する)受動接続部に結合することができないことを含む。
【0086】
他の状況は、すべての同期化回路が、いわゆる、″完了時初期″状態を満たさなければならないことを含む。この状況に従って、前記同期化回路の各々は、アテンション信号を受けることができるすべての接続部が、前記アテンション信号前に優勢な電位レベルである場合、前記初期状態に入るように構成しなければならない。この初期状態において、前記同期化回路は、アテンション信号を送信できるすべての接続部を、前記アテンション信号の直前に優勢な電位レベルに調節しなければならない。
【0087】
さらに、チャネルを経てアテンション信号を送信する前記同期化回路が関連するチャネルの導線を前記アテンション信号の直前に優勢な電位レベルに制御する場合、このような送信は、関連したチャネルに接続された他の同期化回路によって行われる他の制御より高い優先権を持たなければならない。この状況を、このような導線に接続されたトランジスタの各々の駆動電力を適切に選択することによって満足させることができる。明白に、前記アテンション信号を発生する同期化回路におけるプルアップトランジスタ(または、トランジスタの組み合わせ)の駆動電力を、前記アテンション信号を受ける同期化回路におけるプルダウントランジスタまたはトランジスタの組み合わせの駆動電力よりも強くしなければならない。これを、関連したトランジスタに対する電流利得率を適切に選択することによって実現することができる。
【0088】
これらの状況を条件として、前記同期化回路のネットワークは、それ自体を初期化する。
【0089】
4相インタフェースへの結合
図1に示すように、同期化回路2a−fを副回路1a−fに結合する。これを、4相インタフェースを経て実現してもよい。4相インタフェースの使用は、副回路1a−fに特別な速度の必要性を負わせる必要がないという利点を提供し、その使用を、4相インタフェースを有する慣例的な副回路にすることができる。
【0090】
図8は、4相インタフェースを有する本発明による回路を示す。この図は、導線17に接続された副回路210を示す。副回路210において、導線17を、プルダウン回路214を経て第1電源接続部Vssに結合する。前記導線を、第1レジスタ216のセット入力部にも結合する。副回路210は、出力部217および入力部218を有する4相インタフェースを具える機能部分211を具える。前記第1の4相インタフェースの出力部217を、プルダウン回路214の第1制御入力部と、第1レジスタ216のリセット入力部とに結合する。第1レジスタ216の出力部を、プルダウン回路214の第2制御入力部と、前記第1の4相インタフェースの入力部とに結合する。
【0091】
図8において示す回路の動作を、図9の参照と共に記述する。図9は、時間の関数としての3つの電位変化であり、上から下に向かって、前記4相インタフェースの出力部217における電位変化240と、導線17における電位変化と、前記4相インタフェースの入力部218における電位変化241とを示す。
【0092】
初めに、出力部217における電位はロウであり、導線17および入力部218における電位はハイであり、これは、第1レジスタ216のリセット状態に対応する。次に、前記機能部分は、出力部217の電位をハイにすることによってハンドシェークを開始する。前記電位が十分にハイになる瞬時242において、プルダウン回路214は活性化する。結果として、導線17における電位は低下し、アテンション信号231になる。導線17における電位がしきい値レベルT2に達する瞬時243において、第1レジスタ216はリセットされる。結果として、前記4相インタフェースの入力部218における電位レベルは低下する。
【0093】
これは、機能部分211に、前記4相インタフェースの出力部217における電位のロウーハイ変化が処理され、前記機能部分が前記4相インタフェースの出力部217における電位を再びプルダウンできることを知らせる。
【0094】
アテンション信号231は、図2aの参照と共に上述したように、承認信号235によって継承される。前記4相インタフェースの入力部218における電位レベル214における変化は、前記4相インタフェースの出力部217における電位のレベル240における変化246a−bによって継承される。第1レジスタ216は、前記4相インタフェースの出力部における電位がロウの場合、リセットされる。しかしながら、このとき導線17における電位の”セット”効果は、優先権を有し、すなわち、この電位のレベルが承認信号235の状況において再び十分にハイに(例えば、T2より高く)なる瞬時244からのみセットが可能である。前記4相インタフェースの出力部における電位240がロウになる瞬時が、承認信号235の前(246a)か後(246b)かに応じて、前記4相インタフェースの入力部218における電位は、承認信号235と共にハイ(247a)になるか、前記4相インタフェースの出力部217における電位のハイ−ロウ変化と共にハイ(247b)になる。次に、前記回路は、次のハンドシェークに対する準備ができる。
【0095】
トランジスタレベル実現化
図10は、図5の中央副回路70の一実施例であり、さらに、制御回路44、45およびトランジスタ42a、52aの機能を提供するものを示す。この実施例は、第1、第2および第3電流枝路81a−d、82a−c、83a−dを、各々、第1電源接続部Vddおよび第2電源接続部Vss間に具える。
【0096】
前記第1電流枝路は、2つのPMOSトランジスタ81a、bのチャネルの直列接続と、第1分岐点81dと、NMOSトランジスタ81cのチャネルとを、連続して直列に具える。前記第2電流枝路は、PMOSトランジスタ82aのチャネルと、第2分岐点82cと、NMOSトランジスタ82bのチャネルとを、連続して直列に具える。前記第3電流枝路は、PMOSトランジスタ83aのチャネルと、第3分岐点83dと、2つのNMOSトランジスタ83b、cのチャネルの直列接続とを、連続して直列に具える。寄生キャパシタンス85を、前記第2分岐点に接続されるように象徴的に示す。
【0097】
第1導線17を、第1分岐点81dに結合する。第1分岐点81dを、第1インバータ80を経て、前記第2および第3枝路におけるPMOSトランジスタのゲートと、前記第3枝路における直列に接続されたNMOSトランジスタの一方(83c)のゲートとに結合する。前記第3枝路における直列に接続された他方のNMOSトランジスタ(83b)のゲートを、第2分岐点82cに結合する。
【0098】
第2導線77を、第3分岐点83dに結合する。第3分岐点83dを、第2インバータ84を経て、前記第1および第2電流枝路におけるNMOSトランジスタのゲートと、前記第1電流枝路における直列に接続されたPMOSトランジスタの一方(81a)のゲートとに結合する。前記第1電流枝路における直列に接続された他方のPMOSトランジスタ(81b)を、第2分岐点82cに結合する。
【0099】
動作中、第1電流枝路81a−dは、第1導線17の制御のために働き、第3電流枝路83a−dは、第2導線77の制御のために働く。前記第2電流枝路は、動的なレジスタとして働く。
【0100】
前記第3電流枝路におけるNMOSトランジスタ83cは、第2導線77における電位を前記アテンション信号に応じてプルダウンするために働く。PMOSトランジスタ83aは、この信号を、前記承認信号後ハイに保持するために働く。PMOSトランジスタ83aは、前記承認信号が第1導線17を通過するとすぐ、ターンオンする。第1電流枝路81a−dは、第3電流枝路83a−dと同様に動作し、第1および第2導線17、77と、電源電圧Vdd、Vssと、前記承認信号およびアテンション信号との役割は逆になる。
【0101】
(第2電流枝路82a−cによって形成された)前記レジスタを、第2導線77においてアテンションが発生した場合、ロウ状態に調節し、前記第1導線において承認信号か発生した場合、ハイ状態に調節する。前記第3電流枝路におけるNMOSトランジスタ83bによって、第1導線17において前のアテンション信号の承認が通過する前の新たなアテンション信号の発生は妨げられる。
【0102】
第1および第2インバータ80、84のしきい値電圧は、第1導線17におけるT1と、第2導線77におけるT2とを、各々規定する。これらは、第1導線17におけるT4と、第2導線77におけるT3も規定する。第1インバータ80のしきい値電圧(T1=T4)を、第2インバータ84のしきい値電圧(T2=T3)より高くなるように選択する。
【0103】
前記種々の同期化回路(合併、分岐等)と図6、9および10の機能説明を基礎として、前記種々の副回路を、図10に示す実施例と類似に構成できることは、これらの当業者には明らかであろう。各々の導線に対して、各々の(81a−dまたは83a−dと類似の)電流枝路が必要であり、必要なレジスタを、1つまたはそれ以上の電流枝路(82a−c)によって実現する。前記電流枝路がこれらの出力部を電源に接続することによる、前記電流枝路および論理状態間の接続は、関連した同期化回路の機能の結果として起こる。
【0104】
明らかに、電流枝路82a−dによって形成されるような動的レジスタを、静的レジスタ(例えば、フリップフロップ)によって置き換えることができる。
【0105】
図11は、4相インタフェースを有する本発明による副回路の一実施例を示す。この実施例において、前記フィードバック回路の機能だけでなく、前記制御回路の機能も実現する。
【0106】
図11は、第1および第2電流枝路86a−d、87a−fを示す。前記第1電流枝路は、電源接続部Vdd、Vss間に接続され、第1および第2PMOSトランジスタ86a−bのチャネルの直列接続と、第1分岐点86bと、第1NMOSトランジスタ86cのチャネルとを、連続して直列に具える。前記第2電流枝路は、第3PMOSトランジスタ87aのチャネルと、第4および第5PMOSトランジスタ87b−cのチャネルの並列接続と、第2分岐点87fと、第2および第3NMOSトランジスタ87d−eのチャネルの直列接続とを、連続して直列に具える。
【0107】
前記4相インタフェースの出力部217を、第2および第4PMOSトランジスタ86b、87bのゲートと、第3NMOSトランジスタ87eのゲートとに結合する。前記4相インタフェースの入力部218を、第1分岐点86dと、第3NMOSトランジスタ87dのゲートとに結合する。第2分岐点87fを、導線17に接続すると共に、インバータ88を経て、第1および第3PMOSトランジスタ86a、87aのゲートと、第3NMOSトランジスタ86cのゲートとに結合する。インバータ88は、しきい値電圧T2を有する。
【0108】
動作中、図11の回路の作用は、図9の参照と共に上述したようなものであり、加えて、PMOSトランジスタ87a−dは、導線17における電位を、承認信号235の受け取り後、新たなアテンション信号を受けるまで、ハイに保つために働く。動作中、第1電流枝路86a−dは、動的レジスタ(レジスタ216参照)として働く。第1NMOSトランジスタ86cは、このレジスタをセットするために働く。第2PMOSトランジスタは、このレジスタをリセットするために働く。第3NMOSトランジスタ87eは、アテンション信号231を発生するために働く。第2NMOSトランジスタ87dは、導線17および電源接続部Vss間の接続部を、前記導線における電位が十分に低い場合、ターンオフするために働く。
【0109】
図12は、図1のリピータ2fの一実施例を示す。この実施例は、ハンドシェークに対して能動な接続部216を具える。能動接続部126を、ハイおよびロウしきい値を各々有する第1および第2インバータ120a、bの入力部に結合する。この回路は、電源接続部Vdd、Vss間に接続された、PMOSトランジスタ122aおよびNMOSトランジスタ122bのチャネルの直列接続を含む第1電流枝路122a−bを具える。第1および第2インバータ120a、bの出力部を、この電流枝路における、PMOSトランジスタ122aおよびNMOSトランジスタ122bのゲートに各々結合する。
【0110】
前記回路は、電源接続部Vdd、Vss間に接続された、連続的に、第1PMOSトランジスタ124a、第2PMOSトランジスタ124b、第1NMOSトランジスタ124cおよび第2NMOSトランジスタ124dのチャネルの直列接続を含む第2電流枝路124a−dも具える。第2インバータ120bの出力部を、第1PMOSトランジスタ124aのゲートに結合する。前記第1電流枝路におけるトランジスタ122a、bの分岐点を、第2PMOSトランジスタ124bおよび第1NMOSトランジスタ124cのゲートに結合する。動作中、前記第2電流枝路の第2NMOSトランジスタ124dは、イネーブルトランジスタとして働く。このトランジスタがターンオンした場合、図12に示す回路は、能動接続部126における電位をプルダウンすることによってアテンション信号を発生する。能動接続部126における信号がロウであるため、前記第2電流枝路における第1PMOSトランジスタ124aおよび第1NMOSトランジスタ124cは、ターンオンしない。したがって、能動接続部12は、承認信号を受けることができ、それによって、前記能動接続部における電位は、再びハイになる。
【0111】
能動接続部126における電位が、前記承認信号に応じて第2インバータ120bのしきい値を越えるとすぐ、前記第2電流枝路における第1PMOSトランジスタ124aは、ターンオンする。この電位が、依然として第1インバータ120aのしきい値より低いならば、さらに、前記第2電流枝路の第2PMOSトランジスタ124bがターンオンする。結果として、能動接続部126における電位は、さらにプルアップされる。能動接続部216における電位が前記第1インバータのしきい値を越えた場合、第2PMOSトランジスタ124bはターンオフし、第1NMOSトランジスタ124cはターンオンする。結果として、能動接続部126における電位は、再びプルアップされ、新たなアテンション信号を形成する。
【0112】
前記第2電流枝路における第2NMOSトランジスタ124dがターンオンする間、図12に示す回路は、1ラインハンドシェークの無制限な列を実行する。
【0113】
第2NMOSトランジスタ124dは、例えば、イネーブル信号として働き、または代わりに、予め決められた数のハンドシェークが計数された後、ターンオフすることもできる。さらに、第2トランジスタ124dを、他のハンドシェーク回路に含め、入力されるアテンション信号を受け、前記ハンドシェークの無制限な列の発生を開始し、前記入力されるアテンション信号を承認するようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0114】
【図1】そのタイミングが同期化回路を経て調節される複数の副回路を具える回路の一例を示す図である
【図2a】導線によって相互接続された第1および第2回路部分を具える回路を示す図である
【図2b】前記導線における電位レベルの時間における変化を示す図である
【図3】2つの副回路を具える回路を示す図である
【図4】前記導線における電位レベルの時間における変化を示す図である
【図5】本発明による回路の他の実施例を示す図である
【図6】合併ユニットの実施例を示す図である
【図7】シーケンサの実施例を示す図である
【図8】4相インタフェースを具える回路を示す図である
【図9】時間の関数としての4相インタフェースにおける3つの電位変化を示す図である
【図10】図5の中央副回路の実施例を示す図である
【図11】4相インタフェースを有する副回路の実施例を示す図である
【図12】リピータの実施例を示す図である

Claims (10)

  1. チャネルのネットワークと、前記ネットワークの周囲に接続された非同期動作する副回路の動作のタイミングを調節する同期化回路とを具え、各々のチャネルを、連続するハンドシェークを実行する一対の同期化回路間に結合し、各々のハンドシェークにおいて、前記一対の第1および第2の同期化回路が、互いに前記チャネルを経てアテンション信号および承認信号を送信し、前記回路における少なくとも1つの同期化回路を、前記チャネルの第1および第2のものの間に結合すると共に、前記第1チャネルにおける前記アテンション信号の受け取りによって前記第2チャネルにおけるハンドシェークを開始し、前記ハンドシェークの完了に応じて前記第1チャネルにおいて承認信号を発生するように配置し、前記ネットワークにおけるすべての同期化回路を互いに、前記チャネルによって、互いに直接、または他の同期化回路を経て接続し、前記ハンドシェークを、前記副回路に前記ネットワークを通じて伝播できるようにした回路において、前記チャネルの少なくとも第1および第2のものが各々1つの導線を具え、これらの導線の各々において、前記ハンドシェークのアテンション信号および承認信号を前記導線における電位レベルにおける互いに逆の変化によって形成するようにし、
    前記同期化回路が、
    多数の能動接続部の各々において関連した他のアテンション信号を発生し、すべての能動接続部における承認信号の受け取り後に受動接続部において承認信号を発生する分岐回路、
    アテンション信号がすべての受動接続部において受け取られた場合、能動接続部においてアテンション信号を発生し、該能動接続部における承認信号の受け取り後、すべての受動接続部において各々の承認信号を発生する合併回路、
    受動接続部におけるアテンション信号の受け取りによって、第1能動接続部においてアテンション信号を発生し、該第1能動接続部における承認信号の受け取り後、第2能動接続部においてアテンション信号を発生するシーケンサ回路、及び
    能動接続部において予め決められた数のアテンション信号を発生するリピータ回路のうちの少なくとも1つの同期化ユニットからなり、
    前記ネットワークは、各同期化ユニット間の1ラインのハンドシェークと、各同期化ユニットと前記副回路との間の1ラインのハンドシェークとからなることを特徴とする回路。
  2. 請求1に記載の回路において、少なくとも1つの前記同期化回路を以下に第1同期化回路と呼び、前記チャネルの第1または第2のものが前記第1同期化回路を第2同期化回路に接続し、前記第1および第2同期化回路が前記導線と第1および第2電源端子との間に各々接続されたそれ自体のスイッチング素子を具え、前記第1および第2同期化回路の双方を、前記それ自体のスイッチング素子をターンオンすることによって前記ハンドシェークからのそれ自体の変化を実現し、一度前記それ自体の変化が実現されると、その後再びターンオフすることによって前記ハンドシェークからのそれ自体の変化を実現するように配置したことを特徴とする回路。
  3. 請求2に記載の回路において、前記第1および第2同期化回路の双方が、前記関係する同期化回路によるそれ自体の変化の完了の検知に応じて前記それ自体のスイッチング素子をターンオフするために、前記導線と、前記関係する同期化回路のそれ自体のスイッチング素子の制御入力部との間に結合されたそれ自体のフィードバック回路を有することを特徴とする回路。
  4. 請求2または3に記載の回路において、前記第1同期化回路が、前記導線および第2電源端子間に接続された他のそれ自体のスイッチング素子と、前記導線および前記他のそれ自体のスイッチング素子の制御入力部間に結合された制御手段とを具え、前記制御手段を、前記第2副回路によって実現された変化の検知に応じて前記他のそれ自体のスイッチング素子をターンオンし、逆の変化が実現された場合ターンオフするように配置したことを特徴とする回路。
  5. 請求4に記載の回路において、前記第2副回路によって実現される変化が前記電位レベルを第1電位範囲から第2電位範囲に調節し、これらの範囲を互いにゼロでない中間範囲によって分離し、前記電位レベルが前記第1電位範囲にある場合、前記制御手段が前記他のそれ自体のスイッチング素子をターンオンし、前記電位レベルが前記第2電位範囲に達した場合、前記第2同期化回路のフィードバック回路が前記第2同期化回路のそれ自体のスイッチング素子をターンオフすることを特徴とする回路。
  6. 請求1ないし5のいずれか1つに記載の回路において、前記第1同期化回路を第3チャネルに接続すると共に前記第3チャネルを経て他のハンドシェークを行うように配置し、前記第1チャネル、第2チャネルおよび第3チャネルを経るハンドシェークを、
    − 第3チャネルにおけるハンドシェークを第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて開始し、第1チャネルにおける承認信号を前記第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて発生する場合の継続と、
    − 前記第2および第3チャネルにおけるハンドシェークを前記アテンション信号に応じて互いに独立に開始し、前記第1チャネルにおける承認信号を前記第2および第3チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて発生する場合の分岐と、
    − 前記第2チャネルにおけるハンドシェークを前記第1および第3チャネルにおけるアテンション信号の受け取り後に開始する場合と、承認信号を前記第1および第3において前記第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて発生する場合との合併と、
    − 前記第2チャネルにおけるハンドシェークを前記第1および第3チャネルの一方におけるアテンション信号の受け取り後に開始する場合と、前記第2チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて承認信号を前記アテンション信号を受けた一方のチャネルにおいて発生する場合との混合とのいずれか1つに従って調節することを特徴とする回路。
  7. 請求1ないし5のいずれか1つに記載の回路において、前記同期化回路の少なくとも1つを、1つの導線を具えるチャネルに結合されたリピータ回路とすると共に、前記1つの導線における電位レベル変化に応じるたびに、前記1つの導線において逆の電位レベル変化を発生するように配置したことを特徴とする回路。
  8. 請求1ないし5いずれか1つに記載の回路において、前記第1同期化回路を、第3および第4チャネルに結合されたアービタ回路とすると共に、前記第3チャネルにおけるアテンション信号に応じて前記第4チャネルにおけるハンドシェークを実行し、前記第3チャネルにおけるハンドシェークの完了に応じて前記第3チャネルにおいて承認信号を発生するように配置し、前記アービタ回路が、前記第4および第2チャネルにおける各々のハンドシェークの開始を、前記第2および第4チャネルの各々におけるまだ完了していないハンドシェークの完了後まで遅延することを特徴とする回路。
  9. 請求1ないし8のいずれか1つに記載の回路において、前記ネットワークが非繰り返しであり、前記同期化回路の各々を、アテンション信号を発生することができるすべてのチャネルをアテンション信号の直前のレベルに対応する初期電位レベルに調節するように配置し、前記関係する同期化回路が、前記同期化回路の各々の関係する駆動電力を、前記同期化回路が他の同期化回路による前記チャネルの駆動に係わりなく前記アテンション信号を発生できるチャネルを前記初期電位レベルに調節できるように選択することを特徴とする回路。
  10. 請求1ないし9のいずれか1つに記載の回路において、前記第1および第2副回路に加えて前記導線を具える1つの集積回路において集積したことを特徴とする回路。
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