JPH10117127A - 論理記憶回路及び論理回路 - Google Patents

論理記憶回路及び論理回路

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JPH10117127A
JPH10117127A JP8270108A JP27010896A JPH10117127A JP H10117127 A JPH10117127 A JP H10117127A JP 8270108 A JP8270108 A JP 8270108A JP 27010896 A JP27010896 A JP 27010896A JP H10117127 A JPH10117127 A JP H10117127A
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data
clock
circuit
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latch
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JP8270108A
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Fujio Ishihara
不二夫 石原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/01Details
    • H03K3/012Modifications of generator to improve response time or to decrease power consumption
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits
    • H03K3/0372Bistable circuits of the master-slave type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックノードに接続するゲート容量負荷の
大きさをシングルFF回路と同じに抑えて、クロックツ
リー部での消費電力をシングルFF回路を使用した場合
に比べて半分に削減することができるダブルFF回路を
提供する。 【解決手段】 クロックの低レベル期間に入力データを
取り込み該クロックの高レベル期間にそのデータを保持
及び出力する第1のデータ保持手段と、前記クロックの
高レベル期間に入力データを取り込み該クロックの低レ
ベル期間にそのデータを保持及び出力する第2のデータ
保持手段と、前記入力データの現在の論理値とそれ以前
の論理値との一致比較を行ない、その比較結果に応じ
て、前記第1及び第2のデータ保持手段中の保持データ
の出力状態を制御する比較制御部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動クロックのエ
ッジでデータをラッチするエッジトリガードラッチ(e
dge−triggered−latch)で構成され
る論理記憶回路、及びこの論理記憶回路にクロックを供
給する手段を含む論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のエッジトリガードラ
ッチ(以下、FF:Flip Flopという)として
は、クロックの立ち上がり/立ち下がりのいずれか一方
のみのエッジでデータをラッチするシングルFF回路
と、両方のエッジでデータをラッチするダブルFF回路
の2種類が一般的に知られている。
【0003】順序論理回路を構成する際に不可欠な回路
であるシングルFF回路は、通常、図8に示すように、
クロックCKの“L”レベルの位相でスルー状熊となる
マスタラッチ部101と、クロックCKの“H”レベル
の位相でスルー状態となるスレーブラッチ部102とを
直列に接続して構成される。すなわち、マスタラッチ部
101は、クロックCKの“L”レベルの位相(図9の
Ma)で入力データINを入力するトランスファーゲー
ト103と、2つのインバータ104a,104bから
なるラッチ104とで構成され、スレーブラッチ部10
2は、クロックCKの“H”レベルの位相(図9のS
a)で前記ラッチ104の出力を入力するトランスファ
ーゲート105と、2つのインバータ106a,106
bからなるラッチ106とで構成されている。
【0004】上記構成のシングルFF回路では、図9の
タイミングチャートに示すように、クロックCKが
“L”レベルから“H”レベルに立ち上がるエッジのみ
で入力データINをラッチして、出力データOUTを出
力する。クロックCKが“H”レベルから“L”レベル
に立ち下がるエッジでは入力データINはラッチされな
い。
【0005】図10は、図8に示したシングルFF回路
を駆動するクロックツリー部を示す構成図である。
【0006】このクロックツリー部は、外部クロックC
LKに基づいてLSI内部クロック(発振周波数f)を
生成するPLL回路201と、このPLL回路201か
ら出力される内部クロックを駆動するクロックバッファ
回路202とを備えている。ここで、クロックバッファ
回路202の出力CKは、PLL回路201の入力側に
リファレンスクロックとしてフィードバックされてい
る。このフィードバックは、クロックバッファ回路20
2から出力される内部クロックCKと外部クロックCL
Kの各々の立ち上がりが一致するように位相調整するた
め行われる。
【0007】そして、クロックバッファ回路202より
出力される内部クロックCKが信号線203を介して上
記シングルFF回路301へ供給されると同時に、イン
バータ204を介して内部クロックCKの反転信号CK
Bが上記シングルFF回路301へ供給されるようにな
っている。
【0008】このように、上記構成のシングルFF回路
では、回路の構造上、クロックの片方のエッジのみでし
かデータをラッチできないため、高速動作する論理回路
内においては供給クロックの周波数が高くなり、クロッ
クツリー部のスイッチングによる消費電力が増大する。
さらには、チップ内の各所に分配されるローカルクロッ
ク間でのスキュー調整やクロック波形の「なまり」を抑
制するために、回路設計上の工夫が必要であった。
【0009】上述のようなシングルFF回路への供給ク
ロックに関する問題点を解決するため、クロックの立ち
上がり/立ち下がり両方のエッジでデータをラッチする
図11に示すようなダブルFF回路が提案されている。
【0010】このダブルFF回路では、クロックCKの
1/2の周波数をもつクロックCK2に対してマスタ/
スレーブとなるラッチの出力段に、入力用トランスファ
ゲートとは逆のクロックフェーズで開閉する出力用トラ
ンスファゲートを設けた回路が並列に接続されている。
ここで、図中の401はマスタラッチ部、402はスレ
ーブラッチ部、403はマスタラッチ部の入力用トラン
スファゲート、404はマスタラッチ部のラッチ回路、
405はマスタラッチ部の出力用トランスファゲート、
406はスレーブラッチ部の入力用トランスファゲー
ト、407はスレーブラッチ部のラッチ回路、及び40
8はスレーブラッチ部の出力用トランスファゲートであ
る。
【0011】この構成の回路では、図12に示すタイミ
ング図から明らかなように、クロックCK2の立ち上が
り/立ち下がり両方のエッジで入力データINがラッチ
され、データOUTが出力される。
【0012】図13は、上記図11に示すダブルFF回
路を駆動するクロックツリー部を示す構成図である。
【0013】このクロックツリー部は、上記図10に示
した構造において、PLL回路201とクロックバッフ
ァ回路202とに代えて、発振周波数が1/2のPLL
回路501と、サイズが2倍のクロックバッファ回路5
02と設けたものになる。そして、クロックバッファ回
路502より出力される内部クロックCK2が信号線5
03を介して上記ダブルFF回路601へ供給されると
同時に、インバータ504を介して内部クロックCK2
の反転信号CK2Bが上記ダブルFF回路601へ供給
されるようになっている。
【0014】このような構造にすることにより、シング
ルFF回路に供給していたクロックCKの半分の周波数
のクロックCK2を用いても、回路の機能としてはシン
グルFF回路と等価になる。従って、ローカルクロック
間でのスキューやクロック波形の「なまり」を改善する
ことができるだけでなく、シングルFF回路に比べて、
単位時間当たりのクロックツリー部のスイッチング回数
が半分となるので、消費電力の削減を期待することがで
きる。
【0015】ところで、上記したシングルFF回路及び
ダブルFF回路は、入力/出力のトランスファーゲート
間に論理値をスタテックに保持する構成であるが、これ
に対して、いわゆるダイナミックラッチから構成される
FF回路も知られている(特開平6−237152号公
報)。
【0016】図14は、上記公報に開示された従来のダ
ブルFF回路の構成図である。
【0017】このダブルFF回路では、マスタ/スレー
ブラッチの各データをそれぞれ否定スイッチ素子70
1,702間、及び否定スイッチ素子801,802間
のノードに蓄積された電荷でダイナミックに保持する。
入力と出力の論理値が等しい場合には、新たに入力論理
値をマスタあるいはスレーブラッチに取り込む必要がな
いことに着目し、EX−ORゲート901、ANDゲー
ト902、及びORゲート903からなる回路により、
入力と出力の論理値が異なる場合のみクロック信号φを
入力側否定スイッチ素子701,801に供給して、新
しい論理値をラッチする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
11に示したダブルFF回路では、並列に接続したマス
タ/スレーブラッチ401,402の出力段に設けた回
路がクロックCK2でし制御されるトランスファゲート
405,408で構成されている。そのため、図8のシ
ングルFF回路と比べて、クロックノードに接続するゲ
ート容量負荷が倍増している。従って、先に述べたクロ
ック周波教を半減することによるクロックツリー部での
消費電力の削減効果が相殺されてしまっていた。
【0019】上記図14に示した公報のダブルFF回路
においては、回路を制御するクロック信号φが入力Dに
近い側の上下2つの否定スイッチ素子701,801に
対しては、ANDゲート902及びORゲート903を
介して供給し、出力Qに近い側の上下2つのラッチ70
2,802に対しては、直接供給している。つまり、ク
ロックノードが接続する論理素子数は、上記図11に示
すダブルFF回路と同じ4つとなり、上記同様にクロッ
クツリー部での消費電力が増大することになる。
【0020】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、クロックノー
ドに接続するゲート容量負荷の大きさをシングルFF回
路と同じに抑えて、クロックツリー部での消費電力をシ
ングルFF回路を使用した場合に比べて半分に削減する
ことができる論理記憶回路を提供することである。また
その他の目的は、上記論理記憶回路を備えることにより
消費電力を抑制し、且つローカルクロック間でのスキュ
ーやクロック波形の「なまり」を改善した論理回路を提
供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明である論理記憶回路の特徴は、クロック
の低レベル期間に入力データを取り込み該クロックの高
レベル期間にそのデータを保持及び出力する第1のデー
タ保持手段と、前記クロックの高レベル期間に入力デー
タを取り込み該クロックの低レベル期間にそのデータを
保持及び出力する第2のデータ保持手段と、前記入力デ
ータの現在の論理値とそれ以前の論理値との一致比較を
行ない、その比較結果に応じて、前記第1及び第2のデ
ータ保持手段中の保持データの出力状態を制御する比較
制御部とを備えたことにある。
【0022】この第1の発明によれば、比較制御部は、
入力データの現在の論理値と、それ以前の論理値、例え
ば第1または第2のデータ保持手段中の保持データとの
一致比較を行ない、その一致、不一致の比較結果に応じ
て、第1及び第2のデータ保持手段中の保持データの出
力状態を制御する。
【0023】第2の発明である論理記憶回路の特徴は、
クロックの低レベル期間に入力データを取り込む第1の
データ取り込み手段と、前記第1のデータ取り込み手段
より出力されたデータを保持する第1のラッチ手段と、
前記クロックの高レベル期間に前記第1のラッチ手段の
保持データを外部へ出力するための第1のデータ出力手
段と、クロックの高レベル期間に前記入力データを取り
込む第2のデータ取り込み手段と、前記第2のデータ取
り込み手段より出力されたデータを保持する第2のラッ
チ手段と、前記クロックの低レベル期間に前記第2のラ
ッチ手段の保持データを外部へ出力するための第2のデ
ータ出力手段と、前記第2のラッチ手段の保持データと
前記入力データとの一致比較を行い、その比較結果に基
づいて前記第1のデータ出力手段の出力状態を制御する
第1の比較制御部と、前記第1のラッチ手段の保持デー
タと前記入力データとの一致比較を行い、その比較結果
に基づいて前記第2のデータ出力手段の出力状態を制御
する第2の比較制御部とを備えたことにある。
【0024】この第2の発明によれば、第1のデータ出
力手段を「伝達状態」にする信号として、入力データと
第2のラッチ手段の保持データとの一致比較結果を使用
し、全く対称に、第2のデータ出力手段を「伝達状態」
にする信号として、入力データと第1のラッチ手段の保
持データとの一致比較結果を使用する。
【0025】第3の発明である論理記憶回路の特徴は、
上記第2の発明において、前記第1及び第2のデータ取
り込み手段と前記第1及び第2のデータ出力手段のいず
れか、あるいは全てをトランスファゲートで構成したこ
とにある。
【0026】この第3の発明によれば、上記第2の発明
における第1及び第2のデータ取り込み手段と第1及び
第2のデータ出力手段の構成を簡素化することができ
る。
【0027】第4の発明である論理記憶回路の特徴は、
上記第2の発明において、前記第1及び第2のデータ取
り込み手段と前記第1及び第2のデータ出力手段のいず
れか、あるいは全てをトライステートバッファで構成し
たことにある。
【0028】この第4の発明によれば、上記第2の発明
の回路を簡単かつ的確に作用させることができる。
【0029】第5の発明である論理回路の特徴は、クロ
ックの低レベル期間に入力データを取り込み該クロック
の高レベル期間にそのデータを保持及び出力する第1の
データ保持手段と、前記クロックの高レベル期間に入力
データを取り込み該クロックの低レベル期間にそのデー
タを保持及び出力する第2のデータ保持手段と、前記入
力データの現在の論理値とそれ以前の論理値との一致比
較を行ない、その比較結果に応じて、前記第1及び第2
のデータ保持手段中の保持データの出力状態を制御する
比較制御部とを有する論理記憶回路と共に、前記論理記
憶回路に対して前記クロックを供給するクロック供給手
段を備えたことにある。
【0030】この第5の発明によれば、論理記憶回路
は、上記第1の発明と同様の作用を呈し、クロック供給
手段に接続するゲート容量負荷の大きさをシングルFF
回路と同じに抑えて、クロック供給手段での消費電力を
シングルFF回路を使用した場合に比べて半分に削減す
ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の論理記憶回路に係
る第1実施形態を示すダブルFF回路の回路図である。
【0032】第1実施形態を詳細に説明する前に、まず
始めに本発明の基本原理を説明する。
【0033】図2(a),(b)は、本発明の基本原理
を説明するためのダブルFF回路の動作模式図であり、
先に図11に示したダブルFF回路について、トランス
ファゲート部分をクロックCK2で駆動されるスイッチ
に置き換えてその動作を模式的に表している。同図
(a)は、クロックCK2が“L”レベルでマスタ部4
01のラッチ404が入力データINをラッチし、スレ
ーブ部402のラッチ407が半サイクル前の保持デー
タを出力している状態を示し、同図(b)は、クロック
CK2が“H”レベルでスレーブ部402のラッチ40
7が入力データINをラッチし、マスタ部401のラッ
チ404が半サイクル前の保持データを出力している状
態を示している。
【0034】ダブルFF回路は、クロックCK2が
“L”レベルの場合に、図2(a)に示すように、マス
タ部401のラッチ404がスルー状態となり入力デー
タINを取り込む一方、スレーブ部402のラッチ40
7がホールド状態となって半サイクル前の入力データI
Nの保持及び出力を行う。逆に、クロックCK2か
“H”レベルの場合は、図2(b)に示すように、スレ
ーブ部402のラッチ407が入力データINを取り込
み、マスタ部401のラッチ404が半サイクル前のデ
ータの保持と出力を行う。
【0035】ここで、図1に示すマスタ部401の出力
段のトランスファゲート405の役割について考えてみ
る。図2(a)に示すクロックフェーズでは、このトラ
ンスファゲート405は、入力データINをラッチする
マスタ部401のラッチ出力MOUTと、半サイクル前
のデータSINを出力するスレーブ部402のラッチ出
力SOUTとが衝突しないように、出力MOUTを出力
ノードNoutから分離するために「開放状態」になっ
ている。逆の見方をすれば、入力データINがデータS
INと論理的に一致していれば、このトランスファゲー
ト405がスルー状態になっても出力ノードNoutへ
出力される論理値には矛盾がない。
【0036】一方、図2(b)に示される逆のクロック
フェーズでは、半サイクル前でラッチしたデータMIN
に対応するラッチ出力MOUTを出力ノードNoutに
出力するために、トランスファゲート405は「短絡状
態」になっている。このとき、スレーブ部402のラッ
チ407は入力データINをラッチするために入力トラ
ンスファゲート406が「短絡状態」になっており、従
って入力データINとデータSINの論理値は一致して
いる。
【0037】以上2つの状態をつき合わせて考えると、
入力データINとデータSINとが論理的に同一のデー
タである場合には、出力側トランスファゲート405は
「短絡状態」で構わないと結論される。ダブルFF回路
はマスタ/スレーブに関して対称であるので、この考え
はトランスファゲート408についても同様に成り立
ち、入力データINとデータMINとが同一の論理デー
タである場合に「短絡状態」となればよい。
【0038】上述のような考えに基づいて第1実施形態
は構成され、その構成及び動作を以下に具体的に説明す
る。
【0039】本実施形態のダブルFF回路の特徴的な構
造は、図1に示すように、図11と同じクロックCK2
で駆動されるマスタ/スレーブ部の各々のラッチの出力
段に、互いに相手側のラッチが保持しているデータと入
力データINとの排他的否定論理和で駆動される出力用
トランスファゲートがそれぞれ設けられ、この出力用ト
ランスファゲートを有するマスタ部とスレーブ部が並列
に接続されていることである。
【0040】具体的には、マスタ部10及びスレーブ部
20は、入力用トランスファゲート11,21と、ラッ
チ回路12,22と、出力用トランスファゲート13,
23とを順次接続してそれぞれ構成されている。マスタ
部10及びスレーブ部20の入力用トランスファゲート
11,21は、クロックCK2とその反転信号CK2B
で駆動制御される。マスタ部10の入力用トランスファ
ゲート11は、クロックCK2が“L”レベルの期間に
オン状態(伝達状態)になって入力データINを取り込
む構成であり。また、スレーブ部20の入力用トランス
ファゲート21は、クロックCK2が“H”レベルの期
間にオン状態になって入力データINを取り込む構成で
ある。
【0041】さらに、ラッチ回路12,22は、それぞ
れ逆並列接続された2つのインバータ12a,12b,
22a,22bで構成され、フィードバック用のインバ
ータ12a,22bはインバータ12b,22aに対し
て弱い駆動力に設定されている。出力用トランスファゲ
ート13,23は、後述する比較部の出力によって駆動
制御される。そして、マスタ部10の出力用トランスフ
ァゲート13は、クロック信号で駆動されてはいない
が、後述する排他的否定論理和回路31の作用により、
クロックCK2の“H”レベルの期間にラッチ12の保
持データを出力し、スレーブ部20の出力用トランスフ
ァゲート23は、クロックCK2の“L”レベルの期間
にラッチ22の保持データを出力するようになってい
る。
【0042】一方、スレーブ部20におけるラッチ22
の保持データSINと入力データINとの一致比較を行
う排他的否定論理和回路(EX−NOR回路)31が設
けられ、その出力CMPMとインバータ32によるその
反転出力CMPMBとがマスタ部10の出力用トランス
ファゲート13の制御端子に供給される。また、マスタ
部10におけるラッチ12の保持データMINと入力デ
ータINとの一致比較を行う排他的否定論理和回路33
が設けられ、その出力CMPSと、インバータ34によ
るその反転出力CMPSBとがスレーブ部20の出力用
トランスファゲート23の制御端子に供給される。
【0043】そして、マスタ/スレーブ部20の各出力
用トランスファゲート13,23の出力端が出力ノード
Noutで共通接続され、その出力ノードNoutから
インバータ41を介して出力データOUTが出力される
ようになっている。
【0044】図3は、図1に示したシングルFF回路を
駆動するクロックツリー部を示す構成図である。
【0045】このクロックツリー部の全体的構造は、従
来のクロックツリー部と同様であるが、PLL回路51
で生成する内部クロックCK2の発振周波数は、図13
に示す構造と同様(図10に示す従来構造による発振周
波数fの1/2)であり、しかもクロックバッファ回路
52のサイズは、図13に示す従来構造によるものより
1/2のサイズで構成される。
【0046】そして、クロックバッファ回路52より出
力される内部クロックCK2が信号線53を介して上記
ダブルFF回路61へ供給されると同時に、インバータ
54を介して内部クロックCK2の反転信号CK2Bが
上記ダブルFF回路61へ供給されるようになってい
る。
【0047】次に、本実施形態の動作を説明する。
【0048】本実施形態では、データの比較器としてE
X−NOR回路31,33を用い、入力データINとマ
スタ部10の保持データMINとのEX−NORでスレ
ーブ部20の出力段のトランスファゲート23を開閉
し、入力データINとスレーブ部20の保持データSI
NとのEX−NORでマスタ部10の出力段のトランス
ファゲート13を開閉する。この方法を用いることで、
従来例の図11において出力段のトランスファゲート4
05,408に入力されていたクロックが不要となり、
クロックノードの負荷が図8の従来のシングルFF回路
と等しいままに維持される。
【0049】図4のタイミングチャートを参照しつつ具
体的な動作を説明する。
【0050】なお、図4中のクロックCKの波形(破
線)は、本実施形態で使用されるクロックCK2が、シ
ングルFF回路(図8)で使用するクロックCKの1/
2の周波数であることを示すために表示されたものであ
る。
【0051】クロックCK2が“H”レベルの期間T1
においては、マスタ部10の入力用トランスファゲート
11はオフ状態であり、スレーブ部20の入力用トラン
スファゲート21はオン状態になっている。その結果、
スレーブ部20の保持データSINは、現在の入力デー
タINと同じ論理レベルとなり、マスタ部10の保持デ
ータMINは、前回の入力データINの論理レベルを維
持する。
【0052】従って、保持データSINと入力データI
Nの排他的否定論理和を演算するEX−NOR回路31
の出力CMPMは、この期間T1において同一論理レベ
ルを維持する。一方、入力データINの論理レベルが変
化してもそれに併せて保持データMINは変化しないた
め、保持データMINと入力データINの排他的否定論
理和を演算するEX−NOR回路33の出力CMPS
は、この期間T1において同一論理レベルを維持すると
は限らない。
【0053】すなわち、この期間T1に入力データIN
が“0”レベルから“1”レベルに変化すると(時刻t
1)、マスタ部10の保持データMINの論理レベルは
“0”レベルのままであるが、スレーブ部20の保持デ
ータSINの論理レベルは、“0”レベルから“1”レ
ベルに変化する。その結果、出力CMPMは“1”レベ
ルを維持し、出力CMPSは“1”レベルから“0”レ
ベルに変化する。
【0054】これにより、期間T1において、マスタ部
10の出力用トランスファゲート13は常にオン状態と
なり、スレーブ部20の出力用トランスファゲート23
は時刻t1にオン状態からオフ状態になる。これによ
り、この期間T1の出力OUTは、時刻t1以前におい
ては保持データMINとSINの論理レベルである
“0”レベルとなり、期間T1の時刻t1以降では保持
データMINの論理レベルである“0”レベルとなり、
結果として“0”レベル一定となる。
【0055】次のクロックCK2が“L”レベルの期間
T2においては、マスタ部10の入力用トランスファゲ
ート11はオン状態であり、スレーブ部20の入力用ト
ランスファゲート21はオフ状態になっている。その結
果、マスタ部10の保持データMINは、現在の入力デ
ータINと同じ論理レベルとなり、スレーブ部20の保
持データSINは、前回の入力データINの論理レベル
を維持する。
【0056】従って、EX−NOR回路33の出力CM
PSは、この期間T2において同一論理レベルを維持す
る。一方、EX−NOR回路31の出力CMPMは、こ
の期間T2において同一論理レベルを維持するとは限ら
ない。
【0057】すなわち、この期間T2に入力データIN
が“1”レベルから“0”レベルに変化すると(時刻t
2)、スレーブ部20の保持データSINの論理レベル
は“1”レベルのままであるが、マスタ部10の保持デ
ータMINの論理レベルは、“1”レベルから“0”レ
ベルに変化する。その結果、出力CMPSは“1”レベ
ルを維持し、出力CMPMは“1”レベルから“0”レ
ベルに変化する。
【0058】これにより、期間T2において、スレーブ
部20の出力用トランスファゲート23は常にオン状態
となり、マスタ部10の出力用トランスファゲート13
は時刻t2にオン状態からオフ状態になる。これによ
り、この期間T2の出力OUTは、時刻t2以前におい
ては保持データMINとSINの論理レベルである
“1”レベルとなり、期間T2の時刻t2以降では保持
データSINの論理レベルである“1”レベルとなり、
結果として“1”レベル一定となる。
【0059】期間T2以降は同様の動作を繰り返すこと
になる。
【0060】本実施形態では、マスタ部10/スレーブ
部20におけるラッチ12,22の出力段のトランスフ
ァゲート13,33を、図11に示した従来のダブルF
F回路のようにクロックで駆動するのではなく、ダブル
FF回路への入力データINとダブルFF回路の保持デ
ータとを用いて駆動し、クロックノードに接続するゲー
ト負荷容量を低減している。
【0061】すなわち、マスタ部10におけるラッチ1
2の出力段のトランスファゲート13を「伝達状態」と
する信号として、ダブルFF回路への入力論理値とスレ
ーブ部20のラッチ22の保持論理値との一致比較結果
を使用し、全く対称に、スレーブ部20におけるラッチ
22の出力段のトランスファゲート23を「伝達状態」
とする信号として、ダブルFF回路への入力論理値とマ
スタ部10のラッチの保持論理値との一致比較結果を使
用する。
【0062】これにより、従来のダブルFF回路と同
様、クロックの立ち上がり/立ち下がり両方のエッジで
データをラッチし、且つクロックノードに接続するゲー
ト容量負荷の大きさをシングルFF回路と同じに抑え
て、クロックツリー部での消費電力をシングルFF回路
を使用した場合に比べて半分に削減することができる。
【0063】この点について以下詳細に説明する。
【0064】高速動作する大規模LSIチップ内に、波
形の「なまり」が少なく、各ローカルクロックノード間
でのクロックスキューの小さいクロック信号を分配する
には、「なまり」の原因である寄生容量、寄生抵抗を精
度良く評価し、クロックツリーの物理的な配置やクロッ
クバッファのサイズ設計に細心の注意を払う必要があ
る。一般に、波形の「なまり」の指標である立ち上がり
/立ち下がり時間やクロックスキューの値は、クロック
のサイクルタイム(fCLK の逆数)を基準とした割合で
議論されるものであるから、分配するクロックの周波数
が高くなるにつれてこれらの影響は顕著となる。
【0065】この問題を解決するためにダブルFF回路
を使用して供給クロックの周波数を1/2に低減するこ
とは、シングルFF回路を使用した論理回路と全く同じ
クロックツリー構造を用いて回路動作上は等価の機能を
実現し、しかも波形の「なまり」やスキューの影響が1
/2に低減できることを意味している。しかし、以下に
詳述するように従来のダブルFF回路はクロックツリー
部での消費電力に問題があった。
【0066】一般のCMOS論理回路における消費電力
の大部分は、論理ゲートの充放電時に消費される。電圧
DDで動作するある論理ゲートが、負荷容量CL を駆
動する際のクロック周波数をfCLK 、スイッチング確率
をpとすると、充放電による消費電力Pchargeは次式で
表される。
【0067】 Pcharge=p・fCLK ・CL ・VDD 2 ……(1) この式から明らかなように、消費電力はクロック周波数
と負荷容量に比例する。図8に示した従来のシングルF
F回路での消費電力が上記(1)式で表されるとする
と、図11に示した従来のダブルFF回路では、クロッ
ク周波数fCLK が1/2となる代わりに負荷容量CL
2倍弱(実際にはCL は配線容量の成分も含まれるの
で、厳密に2倍にはならない)となるため、消費電力は
ほとんど削減されない。
【0068】一方、図1に示した本実施形態では、両ラ
ッチの出力段に設けられたトランスファゲートはデータ
で駆動されるため、負荷容量CL はシングルFF回路と
等しく保ったままクロック周波数fCLK が1/2となる
ので、消費電力は1/2に削減される。
【0069】従って、本実施形態では、シングルFF回
路の使用時と同一のクロックツリー構造を使用しつつ、
クロック分配時の波形の「なまり」やスキューの影響が
低減できると同時に、クロックツリー部での消費電力も
削減することができる。
【0070】図5は、本発明の論理記憶回路に係る第2
実施形態を示すダブルFF回路の回路図であり、図1と
共通の要素には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0071】本実施形態のダブルFF回路は、上記図1
(第1実施形態)の入出力段に用いられているトランス
ファゲート11,13,21,23をそれぞれトライス
テートバッファ11a,13a,21a,23aで置き
換えたものである。
【0072】これらトライステートバッファは、例えば
図6に示すように、電源VDDとグランドGNDとの間
に、P−MOS71,72とN−MOS73,74を直
列接続して構成されている。P−MOS72とN−MO
S73のゲートには入力データAが、さらにP−MOS
71のゲートには制御信号Bが、N−MOS74のゲー
トには制御信号Cがそれぞれ供給され、P−MOS72
とN−MOS73の各ドレインの接続点から出力データ
Zが出力されるようになっている。
【0073】ここで、図5のトライステートバッファ1
1a,21aにおいて、制御信号Bとは、それぞれクロ
ックCK2及びその反転信号CK2Bを示し、制御信号
Cとは、それぞれ反転クロックCK2B及びクロックC
K2を示している。また、トライステートバッファ13
a,23aにおいて、制御信号Bとは、それぞれCMP
MB信号及びCMPSB信号を示し、制御信号Cとは、
それぞれCMPM信号及びCMPS信号を示している。
【0074】このトライステートバッファによれば、前
記制御信号Bが“L”レベルで前記制御信号Cが“H”
レベルのときには、入力データAの反転データが出力デ
ータZとして出力される。逆に、制御信号Bが“H”レ
ベルで制御信号Cが“L”レベルのときには、出力デー
タZが出力される出力端はハイインピーダンス状態にな
る。
【0075】本実施形態のFF回路は、このようなトラ
イステートバッファの作用を用いて、上記第1実施形態
と同様の動作を行うことになる。
【0076】図7は、本発明の論理記憶回路に係る第3
実施形態を示すダブルFF回路の回路図であり、図1と
共通の要素には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0077】本実施形態は、ダイナミックラッチを用い
て構成したダブルFF回路の例であり、マスタ/スレー
ブ部80,90は、例えばトランスファゲートからなる
ダイナミックラッチ手段81と82及び91と92をそ
れぞれ直列接続して構成されている。
【0078】この構成によれば、マスタ/スレーブ部8
0,90は、入力データINを、それぞれダイナミック
ラッチ手段81と82間及びダイナミックラッチ手段9
1と92間のノードに蓄積された電荷でダイナミックに
保持することになる。
【0079】本実施形態のFF回路は、このようなダイ
ナミックラッチの作用を用いて、上記第1実施形態と同
様の動作を行うことになり、第1実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
の論理記憶回路によれば、入力データINの現在の論理
値とそれ以前の論理値との一致比較を行ない、その比較
結果に応じて、第1及び第2のデータ保持手段中の保持
データの出力状態を制御するようにしたので、従来のダ
ブルFF回路と同様、クロックの立ち上がり/立ち下が
り両方のエッジでデータをラッチし、且つクロックノー
ドに接続するゲート容量負荷の大きさをシングルFF回
路と同じに抑えて、クロックツリー部での消費電力をシ
ングルFF回路を使用した場合に比べて半分に削減する
ことが可能になる。
【0081】第2の発明の論理記憶回路によれば、第2
のラッチ手段の保持データと入力データINとの一致比
較を行い、その比較結果に基づいて第1のデータ出力手
段の出力状態を制御する第1の比較制御部と、第1のラ
ッチ手段の保持データと前記入力データINとの一致比
較を行い、その比較結果に基づいて第2のデータ出力手
段の出力状態を制御する第2の比較制御部とを備えたの
で、上記第1の発明と同様の効果を、簡単な構成で且つ
確実に得ることができる。
【0082】第3の発明の論理記憶回路によれば、上記
第2の発明において、第1及び第2のデータ取り込み手
段と第1及び第2のデータ出力手段のいずれか、あるい
は全てをトランスファゲートで構成したので、第1及び
第2のデータ取り込み手段と第1及び第2のデータ出力
手段の構成を簡素化することが可能になる。
【0083】第4の発明の論理記憶回路によれば、上記
第2の発明において、第1及び第2のデータ取り込み手
段と第1及び第2のデータ出力手段のいずれか、あるい
は全てをトライステートバッファで構成したので、簡単
な構成でかつ的確な動作を可能にする。
【0084】第5の発明の論理回路によれば、上記第1
の発明と同様の論理記憶回路と共に、その論理記憶回路
に対して前記クロックを供給するクロック供給手段を備
えたので、上記第1の発明と同様の効果を奏すると共
に、クロック供給手段に接続するゲート容量負荷の大き
さをシングルFF回路と同じに抑えて、クロック供給手
段部での消費電力をシングルFF回路を使用した場合に
比べて半分に削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の論理記憶回路に係る第1実施形態を示
すダブルFF回路の回路図である。
【図2】本発明の基本原理を説明するためのダブルFF
回路の動作模式図である。
【図3】図1のシングルFF回路を駆動するクロックツ
リー部を示す構成図である。
【図4】第1実施形態の動作を示すタイミングチャート
である。
【図5】本発明の論理記憶回路に係る第2実施形態を示
すダブルFF回路の回路図である。
【図6】第2実施形態のトライステートバッファの構成
を示す図である。
【図7】本発明の論理記憶回路に係る第3実施形態を示
すダブルFF回路の回路図である。
【図8】従来のシングルFF回路の回路図である。
【図9】図8に示すシングルFF回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図10】図8に示したシングルFF回路を駆動するク
ロックツリー部を示す構成図である。
【図11】従来のダブルFF回路の回路図である。
【図12】図11に示すシングルFF回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図13】図11に示したシングルFF回路を駆動する
クロックツリー部を示す構成図である。
【図14】従来の他のダブルFF回路の回路図である。
【符号の説明】
10,80 マスタ部 20,90 スレーブ部 11,21 入力用トランスファゲート 12,22 ラッチ回路 13,23 出力用トランスファゲート 51 PLL回路 52 クロックバッファ回路 61 ダブルFF回路 11a,13a,21a,23a トライステートバッ
ファ 81,82,91,92 ダイナミックラッチ手段 CK2 クロック CK2B クロックCK2の反転信号 IN 入力データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックの低レベル期間に入力データを
    取り込み該クロックの高レベル期間にそのデータを保持
    及び出力する第1のデータ保持手段と、 前記クロックの高レベル期間に入力データを取り込み該
    クロックの低レベル期間にそのデータを保持及び出力す
    る第2のデータ保持手段と、 前記入力データの現在の論理値とそれ以前の論理値との
    一致比較を行ない、その比較結果に応じて、前記第1及
    び第2のデータ保持手段中の保持データの出力状態を制
    御する比較制御部とを備えたことを特徴とする論理記憶
    回路。
  2. 【請求項2】 クロックの低レベル期間に入力データを
    取り込む第1のデータ取り込み手段と、 前記第1のデータ取り込み手段より出力されたデータを
    保持する第1のラッチ手段と、 前記クロックの高レベル期間に前記第1のラッチ手段の
    保持データを外部へ出力するための第1のデータ出力手
    段と、 クロックの高レベル期間に前記入力データを取り込む第
    2のデータ取り込み手段と、 前記第2のデータ取り込み手段より出力されたデータを
    保持する第2のラッチ手段と、 前記クロックの低レベル期間に前記第2のラッチ手段の
    保持データを外部へ出力するための第2のデータ出力手
    段と、 前記第2のラッチ手段の保持データと前記入力データと
    の一致比較を行い、その比較結果に基づいて前記第1の
    データ出力手段の出力状態を制御する第1の比較制御部
    と、 前記第1のラッチ手段の保持データと前記入力データと
    の一致比較を行い、その比較結果に基づいて前記第2の
    データ出力手段の出力状態を制御する第2の比較制御部
    とを備えたことを特徴とする論理記憶回路。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のデータ取り込み手段
    と前記第1及び第2のデータ出力手段のいずれか、ある
    いは全てをトランスファゲートで構成したことを特徴と
    する請求項2記載の論理記憶回路。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のデータ取り込み手段
    と前記第1及び第2のデータ出力手段のいずれか、ある
    いは全てをトライステートバッファで構成したことを特
    徴とする請求項2記載の論理記憶回路。
  5. 【請求項5】 クロックの低レベル期間に入力データを
    取り込み該クロックの高レベル期間にそのデータを保持
    及び出力する第1のデータ保持手段と、前記クロックの
    高レベル期間に入力データを取り込み該クロックの低レ
    ベル期間にそのデータを保持及び出力する第2のデータ
    保持手段と、前記入力データの現在の論理値とそれ以前
    の論理値との一致比較を行ない、その比較結果に応じ
    て、前記第1及び第2のデータ保持手段中の保持データ
    の出力状態を制御する比較制御部とを有する論理記憶回
    路と共に、 前記論理記憶回路に対して前記クロックを供給するクロ
    ック供給手段を備えたことを特徴とする論理回路。
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