JP4200079B2 - 連結具 - Google Patents
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Description
特許文献2の連結具は、2つの部材を非旋回状態に付勢するコイルバネが設けられている。しかし、コイルバネにより付勢された状態では連結具の2つの部材が平面状態にあることを前提としている。この連結具を初期状態が曲げ状態で使用しようとすると、コイルバネが2つの部材の間の空間に位置し邪魔になる場合があった。
本発明の連結具は、前記一方の部材に固定される第1板部と、前記他方の部材に固定される第2板部と、前記第1板部と前記第2板部との間に設けられ、前記第1板部と前記第2板部とを相対的に旋回可能に支持するためのヒンジ部とを有する本体を備え、前記第1板部と前記第2板部と前記ヒンジ部とが合成樹脂によって一体成形されている。
前記第2板部に対する前記第1板部の角度を一方の方向に付勢するコイルバネが設けられ、前記コイルバネのコイル部は、前記第1板部の一方の面に設けられたコイル収容部に、コイル部の内側を支持するシャフトなしで固定される。
これにより、合成樹脂による軽量化が図られ、第1板部を一方の部材に固定し第2板部を他方の部材に固定するだけで、2つの部材を旋回可能に連結することができ、旋回しても一方の方向に自動的に復帰することができる。
前記コイル収容部は、前記ヒンジ部の旋回軸に平行に隣接するコイル固定壁と、前記コイル固定壁に続き、前記コイル部が適合する形状の円周面とにより形成されることが好ましい。
これにより、余分な部品なしでコイル収容部にコイル部を固定することができる。
前記コイル部の軸心は、前記ヒンジ部の旋回軸から前記第1板部の側へずれていて、前記ヒンジ部の旋回軸と平行であることが好ましい。
前記第1板部の前記係止部は、前記第1板部の他方の面に設けられた引掛け部であることが好ましい。
前記第2板部の前記係止部はアーチ形のトンネル部であり、前記コイルバネの前記他端部は曲線状の先端部であり、前記アーチ形のトンネル部と前記曲線状の先端部とが係止されることが好ましい。
これにより、連結具が最も開いたときの可動範囲を定めることができる。
これにより、連結具が最も閉じたときの可動範囲を定めることができる。
前記第1部材及び第2部材のそれぞれには、前記第1部材及び第2部材の境界部分に、前記肉厚部と前記ヒンジ部を受入れる凹部が形成されていることが好ましい。
これにより、肉厚部とヒンジ部の下面が一方の部材及び他方の部材の表面と同じ高さになり、連結具が出っ張ることがない。
前記第1板部及び前記第2板部は、それぞれ、前記一方の部材及び前記他方の部材に、リベット、ボルト等の固着具によって、固着されていることが好ましい。
また、第1板部10は、複数の個所に一方の面から他方の面へ貫通する孔16が形成されて、第1部材2へ取付けるための、リベットやボルト等の固着具が通るようになっている。
第2板部20にも、第2部材3へ取付けるための、リベット、ボルト等の固着具が通る複数の孔26が形成されている。
図9に示すように、肉厚部17,27とヒンジ部30を受入れるため、第1部材2及び第2部材3には、ヒンジ部30が配置される位置に、凹部7,8が形成されている。凹部7,8は、第1部材2及び第2部材3の一方の面から他方の面へ貫通している。凹部7,8に、肉厚部17,27とヒンジ部30を押し込むだけで、本体1が第1部材2及び第2部材3に適正に位置決めされるので、本体1を第1部材及び第2部材に容易に位置決めすることができる。
本実施の形態では、凹部7,8は、第1部材2及び第2部材3の一方の面から他方の面へ貫通しているが、第1部材2及び第2部材3の厚さが厚い場合は、凹部7,8は、第1部材2及び第2部材3の一方の面に形成し、貫通しないようにすることもできる。
図10は、連結具の本体1を第1部材2及び第2部材3に取付ける状態を示す斜視図である。第1部材2には、第1板部10の肉厚部17を受入れるための凹部7が形成されている。凹部7は、第1部材2の一方の面から他方の面へ貫通している。第2部材3には、第2板部20の肉厚部18を受入れるための凹部8が形成されている。凹部8は、第2部材3の一方の面から他方の面へ貫通している。凹部7,8をあわせて、第1、2板部10,20の肉厚部17,27を受入れることができる大きさとなっている。肉厚部17,27と肉薄部18,28との段差は、第1板部10及び2板部20の厚さに等しくなっている。
本実施の形態では、第1部材2及び第2部材3に連結具の本体1を取付けた後に、バネ40を取付けた。この工程をとると、連結具の本体1が付勢されていない状態で、本体1を第1部材2及び第2部材3に取付けることができるので、作業が容易である。
又は、工程の順番を変更して、本体1にバネ40を取付けた後に、第1部材2及び第2部材3に連結具を取付けることもできる。
この状態で、バネ40は第1部材2と第2部材3の間の空間に出っ張ることはない。従って、他の部品と干渉して邪魔になることはない。
第1板部10を旋回させていくと、図11に示すように、第1板部10と第2板部20が直線状態になる。更に第1板部20を旋回させていくと、図13に示す連結具の本体1が最も開いた状態になる。この状態では、バネ40の第2先端部45はトンネル部23に引っかかった状態で止まり、第1板部10と第2板部20とはそれ以上開かないようになっている。
旋回力を解除すると、第1板部10は、図12に示す最も閉じた状態に自動的に復帰することができ、繰返し旋回させることができる。更に、第1部材2は第1板部10に強固に固着され、第2部材3は第2部材6に強固に固着されるので、第1部材2及び第2部材3は十分な強度で旋回可能に連結される。
自動車のシート6は軸Sを中心として、倒してフラットにした位置A1(実線)と、起こして位置A2(鎖線)との間を旋回させることができる。フラットにした位置A1では、第1部材2はバネ40により閉じる方向に付勢され位置B1にある。このときバネ40はC1(実線)で示す位置にある。シート6を起こして位置A2まで旋回させると、第1部材2はシート6に押されて、位置B2まで旋回する。このときバネ40はC2(鎖線)で示す位置にある。シート6を再度倒した位置A1にすると、第1部材2はバネの力により再度位置B1に戻る。
このように、本実施の形態の連結具を用いると、フロアボードを自動車のシートの旋回に追随して簡単に旋回させることができる。
2 第1部材
3 第2部材
4 表皮材
5 リベット
6 シート
10 第1板部
11 コイル固定壁
12 ストッパー部
13 円周面
14 スリット
15 引掛け部
16 孔
17 肉厚部
18 肉薄部
19 凹面部
20 第2板部
22 ストッパー部
23 トンネル部
26 孔
27 肉厚部
28 肉薄部
30 ヒンジ部
40 バネ
41 コイル部
42 第1直線部
43 第1先端部
44 第2直線部
45 第2先端部
47 コイル収容部
Claims (10)
- 2つの部材を、一方の部材が他方の部材に対して旋回できるように連結する連結具において、
前記一方の部材に固定される第1板部と、前記他方の部材に固定される第2板部と、前記第1板部と前記第2板部との間に設けられ、前記第1板部と前記第2板部とを相対的に旋回可能に支持するためのヒンジ部とを有する本体を備え、前記第1板部と前記第2板部と前記ヒンジ部とが合成樹脂によって一体成形されており、
前記第2板部に対する前記第1板部の角度を一方の方向に付勢するコイルバネが設けられ、前記コイルバネのコイル部は、前記第1板部の一方の面に設けられたコイル収容部に、コイル部の内側を支持するシャフトなしで固定されることを特徴とする連結具。 - 請求項1に記載の連結具において、前記コイルバネは、前記第2板部に対して前記第1板部を閉じる方向に付勢する連結具。
- 請求項1に記載の連結具において、前記コイル収容部は、前記ヒンジ部の旋回軸に平行に隣接するコイル固定壁と、前記コイル固定壁に続き、前記コイル部が適合する形状の円周面とにより形成される連結具。
- 請求項3に記載の連結具において、前記コイル部の軸心は、前記ヒンジ部の旋回軸から前記第1板部の側へずれていて、前記ヒンジ部の旋回軸と平行である連結具。
- 請求項3に記載の連結具において、前記コイルバネの一端部は前記第1板部に設けられた係止部に係止される連結具。
- 請求項5に記載の連結具において、前記第1板部の前記係止部は、前記第1板部の他方の面に設けられた引掛け部である連結具。
- 請求項5に記載の連結具において、前記ヒンジ部を軸として前記第1板部を旋回させると、前記コイルバネの他端部は、前記第2板部に設けられた係止部に対して相対的に移動し、前記第1部材が前記第2部材に対して最も開いたとき、前記コイルバネの前記他端部は、前記第2板部の係止部に係止される連結具。
- 請求項7に記載の連結具において、前記第2板部の前記係止部はアーチ形のトンネル部であり、前記コイルバネの前記他端部は曲線状の先端部であり、前記アーチ形のトンネル部と前記曲線状の先端部とが係止される連結具。
- 請求項1に記載の連結具において、前記第1部材が前記第2部材に対して最も閉じたとき、前記第1板部に設けられたストッパー部と前記第2板部に設けられたストッパー部とが当接して、止まるようになった連結具。
- 請求項1に記載の連結具において、前記第1板部と前記第2板部とは、前記ヒンジ部に近い肉厚部と前記ヒンジ部から遠い肉薄部とを有し、前記肉厚部は、前記肉薄部より前記第1部材及び前記第2部材の側に出張っていて、
前記第1部材及び第2部材のそれぞれには、前記第1部材及び第2部材の境界部分に、前記肉厚部と前記ヒンジ部を受入れる凹部が形成されている連結具。
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