JP6315314B2 - 樹脂製デッキボード - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂製デッキボードに関し、より詳細には、ヒンジ部を中心に自在に回動可能な樹脂製デッキボードにおいて、ヒンジ部の耐久性を向上した樹脂製デッキボードに関する。
樹脂製デッキボード、特にサンドイッチパネル構造の樹脂製デッキボードは、軽量かつ高剛性であることから、多用途に用いられている。
最近、このような樹脂製デッキボードにおいて、ボードと一体成形のヒンジ部を設け、ヒンジ部を境に一方のボード部を他方のボード部に対して回動可能なタイプが用いられている。
特許文献1は、自動車のラゲッジルーム用に用いられる樹脂製デッキボードを開示する。
このデッキボードは、周縁部同士が結合され、互いに間隔を隔てて対向する、おもて面側樹脂製板部および裏面側樹脂製板部を有し、裏面側樹脂製板部は、裏面部において、おもて面に向かって突出する態様で、長辺方向または短辺方向に亘って延びる長溝を有し、長溝は、底部に向かって先細の断面を有し、底部がおもて面側樹脂製板部に対して溶着することにより、薄肉形のヒンジ部を形成し、ヒンジ部に関して一方の側のボード部を他方の側のボード部に対して、ヒンジ部を中心として長溝の先細角度を広げる向きに回動するように付勢するスプリングであって、一端部が一方の側のボード部に固定される一方、他端部が他方の側のボード部に固定されるスプリングと、一方の側のボード部の裏面側樹脂製板部の裏面に固定され、一端部を覆って一方の側のボード部に保持してなる第1の押さえプレートと、他方の側のボード部の裏面側樹脂製板部に裏面に固定され、他端部を覆って他方の側のボード部に保持してなる第2の押さえプレートと、を有し、それにより、一方のボード部が、前後に傾動可能なリアシートバックの後方に形成されたラゲッジルームの底面に設置されるラゲッジボード本体部を形成するとともに、他方のボード部が、リアシートの背面に対して常時押圧される補助ボード部を形成する。
しかしながら、このような従来の樹脂製デッキボードには、以下のような技術的問題点が存する。
すなわち、ヒンジ部は樹脂製の薄肉部であり、正逆方向に屈曲を繰り返し行うと、時間経過とともに白化し、屈曲部から割れあるいは切れが生じ、ヒンジ部が脆弱化するにも係わらず、従来の樹脂製デッキボードにおいては、この点について、対策が講じられていない。
より詳細には、第1に、ヒンジ部において、回動方向の規制がなされていない。より詳細には、樹脂製デッキボートの用途として、スプリングを利用して、ヒンジ部を中心として長溝の先細角度を広げる向きに回動するようにしておくのは必要であるとしても、その逆方向の長溝の先細角度を狭める向きの回動は不要であり、逆方向の回動を規制しなければ、正逆方向への屈曲の繰り返しにより、ヒンジ部の耐久性が劣化する。
この点、長溝の先細角度をなるべく小さく、つまり長溝の傾斜面を立ち壁とすれば、自ずと逆方向への回動は規制されやすくなるが、一体成形品の樹脂製デッキボードの場合、金型キャビテイの長帯状突起部により長溝を賦形する必要があり、成形の際の金型キャビテイの抜き確保のために、長溝の先細角度はある程度確保せざるを得ない。
第2に、このようなヒンジ部の白化による脆弱化を補強するのに、ヒンジ部を構成する長溝に対して、補強用に長帯状の不織布が貼り付けられることがある。
しかしながら、長帯状の不織布は、通常、両面テープを利用して、一体成形品として完成した樹脂製デッキボードの長溝に貼り付けられることから、時間経過とともに長帯状の不織布が剥がれやすく、ヒンジ部の耐久性に悪影響を及ぼす。
だからといって、樹脂製デッキボードを一体成形する際、たとえば、金型キャビティの長溝形成部である長帯状突起部に長帯状の不織布を予め配置して成形したり、あるいは長帯状の不織布をインサートして成形するとすれば、不織布が長帯状であるだけに、金型キャビティへあるいはインサートとしての正確な位置決めは技術的に困難である。
特開2012−232653号
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、ヒンジ部を中心に自在に回動可能な樹脂製デッキボードにおいて、ヒンジ部の耐久性を向上した樹脂製デッキボードを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明の樹脂製デッキボードは、
周縁部同士が結合され、互いに間隔を隔てて対向する、おもて面側樹脂製板部および裏面側樹脂製板部を有し、
前記裏面側樹脂製板部は、裏面部において、おもて面に向かって突出する態様で、長辺方向または短辺方向に亘って延びる長溝を有し、
該長溝は、底部に向かって先細の断面を有し、底部が前記おもて面側樹脂製板部に対して溶着することにより、薄肉形のヒンジ部を形成し、ヒンジ部を境界として、一方のボード部と他方のボード部とに区分され、
前記一方のボード部を前記他方のボード部に対して、前記ヒンジ部を中心とする回動に対して付勢する付勢手段であって、一端部が前記一方のボード部の前記裏面側樹脂製板部に固定される一方、他端部が前記他方のボード部の前記裏面側樹脂製板部に固定される付勢手段と、
前記一端部を覆って前記一方のボード部の前記裏面側樹脂製板部の裏面に対して押圧保持する第1押さえプレートと、
前記他端部を覆って前記他方のボード部の前記裏面側樹脂製板部の裏面に対して押圧保持する第2押さえプレートと、を有し、
少なくとも一方の押さえプレートには、前記長溝の先細角度を狭める向きの前記ヒンジ部の回動を規制するストッパーが一体に設けられ、該ストッパーは、前記押さえプレートの端部において前記長溝内に位置する回動規制面が設けられる、構成としている。
以上の構成を有する樹脂製デッキボードによれば、ヒンジ部を中心として、一方のボード部を他方のボード部に対して、長溝の先細角度を広げる向きに回動する際、一端部が第1押さえプレートにより一方のボード部に保持され、他端部が第2押さえプレートにより他方のボード部に保持された付勢手段により、一方のボード部を他方のボード部に対して、特定の角度に常時付勢しておくことにより、たとえば、一方のボード部を構造物に係合させておくような場合、このような付勢力により、一方のボード部を構造物自体の動きに追従させることが可能である。
一方、ヒンジ部を中心として、一方のボード部を他方のボード部に対して、長溝の先細角度を狭める向きに回動する際、少なくとも一方の押さえプレートには、押さえプレートの端部において前記長溝内に位置する回動規制面が設けられるストッパーが一体に設けられることから、長溝の先細角度を狭める向きに回動しようとすれば、長溝内に入り込んだストッパーの回動規制面が他方の押さえプレートに当たり、長溝の先細角度を狭める向きのヒンジ部の回動が規制されることから、ヒンジ部の正逆方向の繰り返しの屈曲による白化に起因して、ヒンジ部が脆弱化するのを有効に防止して、ヒンジ部の耐久性を向上した樹脂製デッキボードを提供することが可能である。
さらに、前記第1および第2押さえプレートの各々が、前記ストッパーを有し、
前記ストッパーは、対応する押さえプレートの一方のプレート面を対応するボード部の裏面に固定した状態で前記長溝に入り込ませる際、他方のプレート面側に、前記長溝の深さ方向に延びる前記回動規制面を有し、
各々の前記ストッパーの前記回動規制面は、互いに対向するのが好ましい。
さらにまた、前記第1および第2押さえプレートの前記ストッパーは、同じ形状を有し、
前記ストッパーの各々を前記長溝に入り込ませる際、前記ストッパーの前記回動規制面は、互いに当接するのが好ましい。
加えて、前記長溝の断面は、V字状であり、
前記ストッパーの各々の前記一方のプレート面には、前記長溝の傾斜面に当接することにより、前記ストッパーを前記長溝内に位置決めする第1当接面を有するのでもよい。
また、前記ストッパーの各々の前記一方のプレート面には、前記長溝の底部を形成する前記裏面側樹脂製板部の内面に当接する第2当接面が前記第1当接面に連続して設けられるのでもよい。
さらに、前記付勢手段は、前記長溝内に配設されたコイル本体部と、該コイル本体部の両端からそれぞれ延出された一対のコイル端部とを有するコイルスプリングであり、
前記第1押さえプレートは、前記一方のボード部に前記一方のコイル端部を覆って取付られて、該一方のコイル端部を前記一方のボード部に保持し、
前記第2押さえプレートは、前記他方のボード部に前記他方のコイル端部を覆って取付られて、前記ヒンジ部の回動方向に前記他方のコイル端部を移動可能に保持するのでもよい。
さらに、前記ストッパー付前記第1および第2押さえプレート、および前記スプリングからなる前記樹脂製デッキボードの回動規制ユニットは、前記長溝の延び方向に所定間隔を隔てて複数設けられ、
前記長溝には、前記回動規制ユニットを設置する部位以外の部位に長帯状の不織布が貼り付けられ、
前記不織布の前記回動規制ユニットに隣接する端部は、対応する前記押さえプレートにより覆われるのでもよい。
加えて、前記樹脂製デッキボードは、自動車向けラゲッジルーム用ボードであって、
前記一方のボード部が、前後に傾動可能なリアシートバックの後方に形成されたラゲッジルームの底面に設置されるラゲッジボード本体部を形成するとともに、前記他方のボード部が、リアシートの背面に対して常時押圧される補助ボード部を形成するのがよい。
さらに、前記押さえプレートは、樹脂製であり、前記裏面側樹脂製板部の裏面に対してネジ固定され、
前記不織布は、前記長溝の表面に対して両面テープにより貼り付けられるのがよい。
また、前記コイルスプリングは、前記一方のボード部を前記他方のボード部に対して、前記ヒンジ部を中心として前記長溝の先細角度を広げる向きに回動するように付勢し、
前記ストッパーは、前記押さえプレートの端部において前記押さえプレートに対して屈曲するように形成され、
前記回動規制面は、前記押さえプレートの前記裏面に当たる一方のプレート面に対して交差する向きに設けられるのがよい。
さらにまた、前記コイルスプリングは、細線を螺旋状に形成することにより前記コイル本体部が形成され、その長手方向が前記長溝の延び方向に沿う態様で、前記コイル本体部を前記長溝内に配置され、
前記押さえプレートは、前記コイルスプリングを収納するコイルスプリング収納部を有し、該コイルスプリング収納部に隣接して前記ストッパーが設けられ、
前記コイルスプリング収納部は、コイル本体部収納用スペースと、前記押さえプレートを前記コイルスプリングに対して位置決めする際、前記コイル本体部収納用スペースから離れる向きに隣接する、前記コイル端部を押圧するコイル端部押圧部とを有し、
前記回動規制面は、前記押さえプレートを前記コイルスプリングに対して位置決めする際、前記長溝の延び方向に沿って延び、かつ前記コイル本体部収納用スペースを区画する前記押さえプレートの縁部から前記コイル端部押圧部と反対向きに突出する位置に設けられるのがよい。
また、前記コイルスプリングが配置される部分の前記長溝の先細角度は、前記ストッパーが配置される部分の前記長溝の先細角度より大きく設定されるのがよい。
さらに、前記ストッパーは、前記コイルスプリング収納部の両側に設けられるのでもよい。
加えて、前記コイルスプリングは、前記ヒンジ部の回動軸線と非同心状に、前記長溝内に配置され、
前記一対のコイル端部の一方は、先端部が前記コイル本体部の延び方向と平行となる態様でL字状に設けられ、
前記対応する押さえプレートには、そのコイル端部の保持部の下方には、前記一方のコイル端部の可動スペースが設けられるのがよい。
さらに、前記ストッパーには、その平面部にネジ穴が設けられ、前記押さえプレートを該ネジ穴を介して前記樹脂製デッキボードの前記裏面にネジ固定するのがよい。
さらにまた、前記押さえプレートは、一方のプレート面は、平面状で、他方のプレート面は、突出部を有するように形成された、略矩形状の一体成形樹脂製であり、
対向する長辺の一方には、長辺方向に延びる切欠き部が設けられ、
一対の前記押さえプレートそれぞれの該切欠き部の開放部を突き合わせて整列配置することにより、前記コイルスプリング収納部を構成するのがよい。
本発明に係る樹脂製デッキボードの実施形態について、自動車向けラゲッジルーム用ボードとして用いる場合を例として、図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図1に示すように、樹脂製デッキボード10は、一方のボード部28が、前後に傾動可能なリアシートバックRBの後方に形成されたラゲッジルームLRの底面に設置されるラゲッジボード本体部を形成するとともに、他方のボード部30が、リアシートRSの背面に対して常時押圧される補助ボード部を形成するように構成している。
図2ないし図5に示すように、樹脂製デッキボード10は、おもて面側樹脂製板部14およびヒンジ部26が形成される裏面側樹脂製板部16と、ヒンジ部26を介して区分される一方のボード部28と他方のボード部30との間の、ヒンジ部26を中心とする回動を規制する回動規制ユニット11とから概略構成される。
おもて面側樹脂製板部14および裏面側樹脂製板部16は、周縁部12同士が結合され、互いに間隔を隔てて対向する。
樹脂製第1板材14および樹脂製第2板材16それぞれの材質は、熱可塑性樹脂であり、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、または非晶性樹脂などで、より具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体あるいは共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)である。
特に、図9に明瞭に示すように、裏面側樹脂製板部16は、裏面部18において、おもて面20に向かって突出する態様で、短辺方向Yに亘って延びる長溝22を有する。長溝22は、底部24に向かって先細の断面を有し、底部24がおもて面側樹脂製板部14に対して溶着することにより、薄肉形のヒンジ部26を形成し、ヒンジ部26を境界として、一方のボード部28と他方のボード部30とに区分される。長溝22の断面は、V字状であり、先細角度αは、自動車向けラゲッジルーム用ボードとして要求される耐荷重性、ヒンジ強度または成形する際の樹脂の引き延ばしによる加工性の観点から、定めればよく、たとえば、20°ないし90°である。
図1及び図2に示すように、長溝22の延び方向には、第1および第2押さえプレート42、44、およびコイルスプリング40からなる樹脂製デッキボード10の回動規制ユニット11が、所定間隔を隔てて2つ設けられている。回動規制ユニット11の設置数、隣接する回動規制ユニット11同士の間隔は、樹脂製デッキボード10の大きさ、回動角度等の観点から定めればよい。
まず、コイルスプリング40について説明すれば、図3ないし図5に示すように、コイルスプリング40は、一方のボード部28を他方のボード部30に対して、ヒンジ部26を中心として長溝22の先細角度αを広げる向きに回動するように付勢するように機能し、一端部32が一方のボード部28の裏面側樹脂製板部16に固定される一方、他端部34が他方のボード部30の裏面側樹脂製板部16に固定される。
図5および図6に示すように、コイルスプリング40は、長溝22内に配設されたコイル本体部36と、コイル本体部36の両端からそれぞれ延出された一対のコイル端部38とを有し、一対のコイル端部38の一方38Aは、先端部がコイル本体部36の延び方向と平行となる態様でL字状に設けられる。
コイルスプリング40は、細線を螺旋状に形成することによりコイル本体部36が形成され、その長手方向が長溝22の延び方向に沿う態様で、コイル本体部36を長溝22内に、ヒンジ部26の回動軸線と非同心状に、長溝22内に配置され、以下に説明するように、第1押さえプレート42は、一方のボード部28に一方のコイル端部38を覆って取付られて、一方のコイル端部38を一方のボード部28に保持し、第2押さえプレート44は、他方のボード部30に他方のコイル端部38を覆って取付られて、ヒンジ部26の回動方向に他方のコイル端部38を移動可能に保持する。
次に、押さえプレート42、44について、説明すれば、図5に示すように、第1押さえプレート42は、コイルスプリング40の一端部32を覆って一方のボード部28の裏面側樹脂製板部16の裏面に対して押圧保持し、一方、第2押さえプレート44は、コイルスプリング40の他端部34を覆って他方のボード部30の裏面側樹脂製板部16の裏面に対して押圧保持する。押さえプレート42、44は、樹脂製であり、裏面側樹脂製板部16の裏面に対してネジ固定される。
押さえプレート42,44はいずれも、一方のプレート面50は、平面状で、他方のプレート面52は、突出部を有するように形成された、略矩形状の一体成形樹脂製であり、対向する長辺の一方には、長辺方向に延びる切欠き部70が設けられ、一対の押さえプレート42、44それぞれの切欠き部70の開放部を突き合わせて整列配置することにより、コイルスプリング収納部72を構成する(図2参照)。
図10に示すように、押さえプレート42、44それぞれには、長溝22の先細角度αを狭める向きのヒンジ部26の回動を規制するストッパー46が一体に設けられ、ストッパー46は、押さえプレート42、44の端部27、29それぞれにおいて長溝22内に位置する回動規制面48が設けられる、第1および第2押さえプレート42、44の各々が、ストッパー46を有し、ストッパー46は、対応する押さえプレート42、44の一方のプレート面50を対応するボード部の裏面に固定した状態で長溝22に入り込ませる際、他方のプレート面52側に、長溝22の深さ方向に延びる回動規制面48を有する。各々のストッパー46の回動規制面48は、互いに対向する。第1および第2押さえプレート42、44のストッパー46は、同じ形状を有し、ストッパー46の各々を長溝22に入り込ませる際、ストッパー46の回動規制面48は、互いに当接する。
ストッパー46は、押さえプレート42、44の端部27、29それぞれにおいて押さえプレート42、44に対して屈曲するように形成され、回動規制面48は、押さえプレート42、44の裏面に当たる一方のプレート面50と反対側の他方のプレート面52の側に、一方のプレート面50に対して交差する向きに設けられる。
ストッパー46の各々の一方のプレート面50には、長溝22の傾斜面に当接することにより、ストッパー46を長溝22内に位置決めする第1当接面54が設けられるとともに、長溝22の底部24を形成する裏面側樹脂製板部16の内面25に当接する第2当接面56が第1当接面54に連続して設けられる。
図7および図8に示すように、押さえプレート42,44はいずれも、コイルスプリング40を収納するコイルスプリング収納部72を有し、コイルスプリング収納部72に隣接してストッパー46が設けられる。
第1押さえプレート42について、図7に示すように、コイルスプリング収納部72は、コイル本体部収納用スペース73と、押さえプレートをコイルスプリング40に対して位置決めする際、コイル本体部収納用スペース73から離れる向きに隣接する、コイル端部38Aを押圧するコイル端部押圧部74とを有する。
コイル端部押圧部74には、爪部83が設けられ、コイル端部38Aを爪部に嵌合させることにより、コイルスプリング40を第1押さえプレート42と一体化させ、裏面側樹脂製板部16への取付けの際、ばらばらとなって取り扱い性が不良となるのを防止することが可能である。なお、後述のように、コイル端部38Bは、第2押さえプレート44に対して、プレートの幅方向に摺動自在に固定される。
この場合、回動規制面48は、押さえプレートをコイルスプリング40に対して位置決めする際、長溝22の延び方向に沿って延び、かつコイル本体部収納用スペース73を区画する押さえプレートの縁部77からコイル端部押圧部74と反対向きに突出する位置に設けられる。
一方、第2押さえプレート44について、図8に示すように、一対のコイル端部の一方38Bの保持部の下方には、コイル端部38Bの可動スペース81が設けられる。
ストッパー46は、コイルスプリング収納部72の長手方向に関して両側に設けられ、その平面部にネジ穴75が設けられ、対応する押さえプレートをネジ穴75を介して樹脂製デッキボードの裏面にネジSにより固定するようにしている。
なお、図11に示すように、コイルスプリング40が配置される部分の長溝22の先細角度は、ストッパー46が配置される部分の長溝22の先細角度より大きく設定される。
図9に示すように、長溝22には、回動規制ユニット11を設置する部位以外の部位に長帯状の不織布58が貼り付けられ、不織布58の回動規制ユニット11に隣接する端部79は、対応する押さえプレート42、44により覆われる。これにより、時間経過とともに長帯状の不織布が剥がれやすく、ヒンジ部の耐久性に悪影響を及ぼすような事態を未然に防止することが可能である。不織布58は、長溝22の表面に対して両面テープにより貼り付けられる。
以上の構成を有する樹脂製デッキボードの作用について、以下に説明する。
リアシートのバックシートを前方に倒す際、コイルスプリング40の働きにより、一方のボード部28は、リアシートのバックシート背面に押し付けらえた状態で、バックシートの前方への動きに追従するとともに、ヒンジ部26の先細角度αは、広がる。
一方、リアシートのバックシートを前方に倒す際、ヒンジ部26の先細角度αは、これ以上、狭まることがないように規制され、それにより、ヒンジ部26の不必要な回動が規制されることにより、ヒンジ部26の白化による脆弱化を抑制することにより、ヒンジ部26の耐久性が向上する。また、このようなヒンジ部26の白化による脆弱化を補強するのに、ヒンジ部26を構成する長溝22に対して、補強用に長帯状の不織布58を貼り付けているが、押さえプレート42、44を利用して、不織布58の回動規制ユニット11に隣接する端部79を対応する押さえプレート42、44により覆うことにより、時間経過による長帯状の不織布58の剥がれを制限し、ヒンジ部26の耐久性に悪影響を及ぼすのを回避することが可能となる。
このような樹脂製デッキボード10の成形方法については、たとえば、2条のシート状熱可塑性樹脂製シートを用いて、分割金型により成形してもよい。
より具体的には、溶融状態の2条の熱可塑性樹脂製シートを鉛直下方に押し出して、2条の熱可塑性樹脂製シートを2つの分割金型の間に供給し、一方の熱可塑性樹脂製シートと対応する分割金型との間に形成した密閉空間を吸引することにより、熱可塑性樹脂製シートを賦形し、その際、キャビティに設けた突起体により、熱可塑性樹脂製シートのキャビティに対向する面から反対側の面に向かって、これらの突起体と相補形状の長溝22が形成され、それにより、熱可塑性樹脂製シートの反対側の面には、先細突出部が成形され、ヒンジ部26の基礎が形成される。
次いで、分割金型を型締し、それにより、2条の熱可塑性樹脂製シートの周縁部同士を一体化させて、中空構造を形成するとともに、先細突出部の先端部を他方の熱可塑性樹脂製シートの内表面に突き合わせ溶着させ、それにより、突き合わせ部において、対応する先細突出部の延び方向のまわりに回動可能な薄肉状のヒンジ部26を形成し、湾曲あるいは屈曲自在とされる。
次いで、2つの分割金型を型開きし、完成した樹脂製中空薄型パネル構造からキャビティを離間させ、パーティングラインまわりに形成されたバリを除去して、樹脂製デッキボード10の成形が完了し、完成した樹脂製デッキボード10の長溝22に対してその延び方向に沿って、たとえば、両面テープにより不織布58を貼り付け、コイルスプリング40を配置して、押さえプレート42,44それぞれを樹脂製デッキボード10に対してボルト固定することにより、不織布58の端部を覆いつつ、コイルスプリング40を保持することにより、回動規制ユニットの取付けが完了する。
以上の構成を有する樹脂製デッキボード10によれば、ヒンジ部26を中心として、一方のボード部28を他方のボード部30に対して、長溝22の先細角度αを広げる向きに回動する際、一端部32が第1押さえプレート42により一方のボード部28に保持され、他端部34が第2押さえプレート44により他方のボード部30に保持されたスプリングにより、一方のボード部28を他方のボード部30に対して、長溝22の先細角度αを広げる向きに常時付勢しておくことにより、たとえば、一方のボード部28を構造物に係合させておくような場合、このような付勢力により、一方のボード部28を構造物自体の動きに追従させることが可能である。
一方、ヒンジ部26を中心として、一方のボード部28を他方のボード部30に対して、長溝22の先細角度αを狭める向きに回動する際、少なくとも一方の押さえプレート42、44には、押さえプレート42、44の端部27、29それぞれにおいて、押さえプレート42、44に対して屈曲するように形成され、押さえプレート42、44の裏面に当たる一方のプレート面50と反対側の他方のプレート面52の側には、回動規制面48が設けられるストッパー46が一体に設けられることから、長溝22の先細角度αを狭める向きに回動しようとすれば、長溝22内に入り込んだストッパー46の回転規制面が長溝22を構成する裏面側樹脂製板部16の裏面に当たり、長溝22の先細角度αを狭める向きのヒンジ部26の回動が規制されることから、ヒンジ部26の正逆方向の繰り返しの屈曲による白化に起因して、ヒンジ部26が脆弱化するのを有効に防止して、ヒンジ部26の耐久性を向上した樹脂製デッキボード10を提供することが可能である。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、本実施形態において、ストッパー46は各押さえプレートの長手方向に関して両側に設けるものとして説明したが、それに限定されることなく、ヒンジ部26の一方向への回動規制により耐久性を確保可能である限り、押さえプレートの片側だけに設けるのでもよい。
たとえば、本実施形態において、一対の押さえプレート42、44それぞれにストッパー46を設けるものとして説明したが、それに限定されることなく、ヒンジ部26の一方向への回動規制により耐久性を確保可能である限り、一対の押さえプレート42、44の一方にのみ設けるのでもよく、その場合、一方の押さえプレートの片側だけに設けるのでもよい。
たとえば、本実施形態において、一方のボード部28を他方のボード部30に対してヒンジ部26を中心として1方向に回転付勢するものとしてコイルスプリング40を採用するものとして説明したが、それに限定されることなく、1方向に回転付勢である限り、たとえば、板バネでもよい。
たとえば、本実施形態において、一対の押さえプレート42、44それぞれに設けるストッパー46は、同一形状のものとして説明したが、それに限定されることなく、ヒンジ部26の一方向への回動規制により耐久性を確保可能である限り、互いに異なる形状でもよい。
たとえば、本実施形態において、一対の押さえプレート42、44それぞれに設けるストッパー46が、ヒンジ部26を構成する長溝22を埋めるものとして説明したが、それに限定されることなく、ヒンジ部26の一方向への回動規制により耐久性を確保可能である限り、ストッパー46が長溝22内に位置するのであれば、長溝22の内表面と非接触でもよい。
本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードを車両リアシートに配置した状況を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードの正面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードを車両リアシートに配置した状況において、リアシートを直立している場合を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードを車両リアシートに配置した状況において、リアシートを前方に倒している場合を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードの回動規制ユニットの詳細を示す部分図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードの回動規制ユニットのコイルスプリング40を示す図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードの回動規制ユニットの一方の押さえプレートを示す図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードの回動規制ユニットの他方の押さえプレートを示す図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードのヒンジ部26まわりの詳細を示す、図2の線A−Aに沿う部分断面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードのヒンジ部26まわりの詳細を示す、図2の線B−Bに沿う部分断面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製デッキボードのヒンジ部26まわりの詳細を示す、図2の線C−Cに沿う部分断面図である。
α 先細角度
S ネジ
X 長辺方向
Y 短辺方向
RB リアシーバック
LR ラゲッジルーム
10 樹脂製デッキボード
11 回動規制ユニット
12 周縁部
14 おもて面側樹脂製板部
16 裏面側樹脂製板部
18 裏面
20 おもて面
22 長溝
24 底部
26 ヒンジ部
27 端部
28 一方のボード
29 端部
30 他方のボード部
36 コイル本体部
38 一対のコイル端部
40 コイルスプリング
42 第1押さえプレート
44 第2押さえプレート
46 ストッパー
48 回動規制面
50 一方のプレート面
52 他方のプレート面
54 第1当接面
56 第2当接面
58 不織布
70 切欠き部
72 コイルスプリング収納部
73 コイル本体部収納用スペース
74 コイル端部押圧部
75 ネジ穴
77 縁部
79 端部
81 可動スペース
83 爪部

Claims (13)

  1. 周縁部同士が結合され、互いに間隔を隔てて対向する、おもて面側樹脂製板部および裏面側樹脂製板部を有し、前記裏面側樹脂製板部は、裏面部において、おもて面に向かって突出する態様で、長辺方向または短辺方向に亘って延びる長溝を有し、該長溝は、底部に向かって先細の断面を有し、底部が前記おもて面側樹脂製板部に対して溶着することにより、薄肉形のヒンジ部を形成し、ヒンジ部を境界として、一方のボード部と他方のボード部とに区分され、前記一方のボード部を前記他方のボード部に対して、前記ヒンジ部を中心とする回動に対して付勢する付勢手段であって、一端部が前記一方のボード部の前記裏面側樹脂製板部に固定される一方、他端部が前記他方のボード部の前記裏面側樹脂製板部に固定される付勢手段と、前記一端部を覆って前記一方のボード部の前記裏面側樹脂製板部の裏面に対して押圧保持する第1押さえプレートと、前記他端部を覆って前記他方のボード部の前記裏面側樹脂製板部の裏面に対して押圧保持する第2押さえプレートと、を有し、
    少なくとも一方の押さえプレートには、前記長溝の先細角度を狭める向きの前記ヒンジ部の回動を規制するストッパーが一体に設けられ、該ストッパーには、前記押さえプレートの端部において前記長溝内に位置する回動規制面が設けられ、
    前記第1および第2押さえプレート、および前記付勢手段からなる前記樹脂製デッキボードの回動規制ユニットは、前記長溝の延び方向に所定間隔を隔てて複数設けられ、前記長溝には、前記回動規制ユニットを設置する部位以外の部位に長帯状の不織布が貼り付けられ、前記不織布の前記回動規制ユニットに隣接する端部は、対応する前記押さえプレートにより覆われる、
    ことを特徴とする樹脂製デッキボード。
  2. 前記第1および第2押さえプレートの各々が、前記ストッパーを有し、前記ストッパーは、対応する押さえプレートの一方のプレート面を対応するボード部の裏面に固定した状態で前記長溝に入り込ませる際、他方のプレート面側に、前記長溝の深さ方向に延びる前記回動規制面を有し、各々の前記ストッパーの前記回動規制面は、互いに対向する、請求項1に記載の樹脂製デッキボード。
  3. 前記第1および第2押さえプレートの前記ストッパーは、同じ形状を有し、前記ストッパーの各々を前記長溝に入り込ませる際、前記ストッパーの前記回動規制面は、互いに当接する、請求項2に記載の樹脂製デッキボード。
  4. 前記長溝の断面は、V字状であり、前記ストッパーの各々の前記一方のプレート面には、前記長溝の傾斜面に当接することにより、前記ストッパーを前記長溝内に位置決めする第1当接面を有する、請求項3に記載の樹脂製デッキボード。
  5. 前記ストッパーの各々の前記一方のプレート面には、前記長溝の底部を形成する前記裏面側樹脂製板部の内面に当接する第2当接面が前記第1当接面に連続して設けられる、請求項4に記載の樹脂製デッキボード。
  6. 前記樹脂製デッキボードは、自動車向けラゲッジルーム用ボードであって、前記一方のボード部が、前後に傾動可能なリアシートバックの後方に形成されたラゲッジルームの底面に設置されるラゲッジボード本体部を形成するとともに、前記他方のボード部が、リアシートの背面に対して常時押圧される補助ボード部を形成する、請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の樹脂製デッキボード。
  7. 前記押さえプレートは、樹脂製であり、前記裏面側樹脂製板部の裏面に対してネジ固定され、前記不織布は、前記長溝の表面に対して両面テープにより貼り付けられる、請求項1に記載の樹脂製デッキボード。
  8. 周縁部同士が結合され、互いに間隔を隔てて対向する、おもて面側樹脂製板部および裏面側樹脂製板部を有し、前記裏面側樹脂製板部は、裏面部において、おもて面に向かって突出する態様で、長辺方向または短辺方向に亘って延びる長溝を有し、該長溝は、底部に向かって先細の断面を有し、底部が前記おもて面側樹脂製板部に対して溶着することにより、薄肉形のヒンジ部を形成し、ヒンジ部を境界として、一方のボード部と他方のボード部とに区分され、前記一方のボード部を前記他方のボード部に対して、前記ヒンジ部を中心とする回動に対して付勢する付勢手段であって、一端部が前記一方のボード部の前記裏面側樹脂製板部に固定される一方、他端部が前記他方のボード部の前記裏面側樹脂製板部に固定される付勢手段と、前記一端部を覆って前記一方のボード部の前記裏面側樹脂製板部の裏面に対して押圧保持する第1押さえプレートと、前記他端部を覆って前記他方のボード部の前記裏面側樹脂製板部の裏面に対して押圧保持する第2押さえプレートと、を有し、
    少なくとも一方の押さえプレートには、前記長溝の先細角度を狭める向きの前記ヒンジ部の回動を規制するストッパーが一体に設けられ、該ストッパーには、前記押さえプレートの端部において前記長溝内に位置する回動規制面が設けられ、
    前記付勢手段は、前記長溝内に配設されたコイル本体部と、該コイル本体部の両端からそれぞれ延出された一対のコイル端部とを有するコイルスプリングであり、前記第1押さえプレートは、前記一方のボード部に前記一方のコイル端部を覆って取付られて、該一方のコイル端部を前記一方のボード部に保持し、前記第2押さえプレートは、前記他方のボード部に前記他方のコイル端部を覆って取付られて、該他方のコイル端部を前記他方のボード部に保持し、
    前記ストッパーは、前記押さえプレートの端部において前記押さえプレートに対して屈曲するように形成され、前記回動規制面は、前記押さえプレートの前記裏面に当たる一方のプレート面に対して交差する向きに設けられ、
    前記コイルスプリングは、細線を螺旋状に形成することにより前記コイル本体部が形成され、その長手方向が前記長溝の延び方向に沿う態様で、前記コイル本体部を前記長溝内に配置され、前記押さえプレートは、前記コイルスプリングを収納するコイルスプリング収納部を有し、該コイルスプリング収納部に隣接して前記ストッパーが設けられ、前記コイルスプリング収納部は、コイル本体部収納用スペースと、前記押さえプレートを前記コイルスプリングに対して位置決めする際、前記コイル本体部収納用スペースから離れる向きに隣接する、前記コイル端部を押圧するコイル端部押圧部とを有し、前記回動規制面は、前記押さえプレートを前記コイルスプリングに対して位置決めする際、前記長溝の延び方向に沿って延び、かつ前記コイル本体部収納用スペースを区画する前記押さえプレートの縁部から前記コイル端部押圧部と反対向きに突出する位置に設けられる、ことを特徴とする樹脂製デッキボード。
  9. 前記コイルスプリングは、前記一方のボード部を前記他方のボード部に対して、前記ヒンジ部を中心として前記長溝の先細角度を広げる向きに回動するように付勢し、
    前記コイルスプリングが配置される部分の前記長溝の先細角度は、前記ストッパーが配置される部分の前記長溝の先細角度より大きく設定される、請求項8に記載の樹脂製デッキボード。
  10. 前記ストッパーは、前記コイルスプリング収納部の両側に設けられる、請求項9に記載の樹脂製デッキボード。
  11. 前記コイルスプリングは、前記ヒンジ部の回動軸線と非同心状に、前記長溝内に配置され、前記一対のコイル端部の一方は、先端部が前記コイル本体部の延び方向と平行となる態様でL字状に設けられ、前記対応する押さえプレートには、そのコイル端部の保持部の下方には、前記一方のコイル端部の可動スペースが設けられる、請求項10に記載の樹脂製デッキボード。
  12. 前記ストッパーには、その平面部にネジ穴が設けられ、前記押さえプレートを該ネジ穴を介して前記樹脂製デッキボードの前記裏面にネジ固定する、請求項11に記載の樹脂製デッキボード。
  13. 前記押さえプレートは、一方のプレート面は、平面状で、他方のプレート面は、突出部を有するように形成された、略矩形状の一体成形樹脂製であり、対向する長辺の一方には、長辺方向に延びる切欠き部が設けられ、一対の前記押さえプレートそれぞれの該切欠き部の開放部を突き合わせて整列配置することにより、前記コイルスプリング収納部を構成する、請求項12に記載の樹脂製デッキボード。
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