JP4199757B2 - 呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置 - Google Patents

呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置に関し、より具体的には、或る利用者への電話呼出要求があった際に、利用者が携帯する無線ICタグに記録された利用者情報を利用して、電話呼出要求があった当該利用者を呼出可能な電話機であり、かつ、当該利用者に最も近い電話機から呼出を行う呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置に関する。特に、1乃至複数の電話機と主装置(呼出制御装置)とから構成されるボタン電話装置に好適に適用することができる。
特許文献1に示す特開2005−64876号公報「呼出制御システム、呼出制御装置、電話機、呼出制御方法及び通話方法」には、ボタン電話システムにおいて、ボタン電話システムを利用する各利用者が自己を識別可能な利用者情報を記録した無線ICタグを常時携帯し、ボタン電話システムの主装置即ち呼出制御装置からの指示に基づいて、該主装置に接続された複数の電話機それぞれが、電話機に内蔵した無線ICタグ受信部を用いて利用者が携帯する無線ICタグから利用者情報を受信して、近傍に所在する利用者を識別可能な利用者情報を主装置に通知しておくことにより、或る利用者への呼出要求があった場合に、当該利用者に一番近い電話機から呼出を行うという技術が公開されている。
即ち、該特許文献1の技術では、“利用者に一番近い”という条件を基にして呼び出すべき電話機を特定している。
特開2005−64876号公報(第5−第8頁、図3,6,7)
しかしながら、前述のように、 “利用者に一番近い”という条件のみで呼び出すべき電話機を決定すると、以下のような場合において利用者を満足させることができない。
例えば、ボタン電話システムの各電話機が、利用者の所属部署、他部署、会議室のそれぞれの場所に一台ずつ設置されているものと仮定する。ここで、各電話機の利用者は、所属部署及び会議室に設置された電話機からは呼出を受けることを希望するが、利用者がたまたま他部署に居たとしても、他部署に設置された電話機からは呼出を受けることを希望しないかもしれない。
また、別の例として、利用者のデスクと隣のデスクとにそれぞれ電話機が設置されていた場合、利用者が隣のデスク付近を通っているときに、一番近い電話機として、隣のデスクの電話機から呼出を受けてしまうよりも、すぐ隣にある自分のデスクの電話機から呼び出されることを希望するであろう。
そこで、本発明の目的は、1乃至複数の電話機のうちいずれの電話機で利用者の呼出を行うかを決定する呼出制御システムとして、利用者が電話機ごとに呼出可否を設定する機能を新たに設け、各電話機の呼出を制御する呼出制御装置が、呼出対象の利用者の呼出が許可された電話機で、かつ、利用者に一番近い電話機を呼び出すことができるようにすることにある。
前述の課題を解決するため、本発明による呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)電話の呼出要求があった際に、1乃至複数の電話機のいずれから呼出を行うかを制御する呼出制御方法であって、前記電話機を利用する各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録するとともに、或る利用者への電話呼出要求があった場合に、当該利用者が携帯した無線ICタグから当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに各前記電話機から取得することにより、当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機のうち、受信感度が最も高い電話機から呼出を行う呼出制御方法。
(2)各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録する場合、各利用者が、任意の時点で、任意の前記電話機について、当該利用者に対する呼出の可否状態を選択して設定登録することができる上記(1)の呼出制御方法。
(3)各利用者が、当該利用者の呼出を可能とした前記電話機における着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の時点で、任意の状態に設定登録することができる上記(2)の呼出制御方法。
(4)電話の呼出要求の対象となる利用者を識別可能な利用者情報を取得する場合、該呼出要求に含まれている呼出先の外線電話番号又は内線電話番号に基づいて、前記利用者情報を取得する上記(1)乃至(3)のいずれかの呼出制御方法。
(5)或る利用者への電話の呼出要求があった際に、各前記電話機から、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信することにより、近傍に存在する前記無線ICタグから当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得する上記(1)乃至(4)のいずれかの呼出制御方法。
(6)各前記電話機が、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信し、近傍に存在する前記無線ICタグから利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに周期的に取得しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、周期的に取得されている前記利用者情報と前記受信感度とを参照して、呼出要求があった当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機で、かつ、当該利用者に関する前記利用者情報が周期的に取得されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行う上記(1)乃至(4)のいずれかの呼出制御方法。
(7)1乃至複数の電話機と、電話の呼出要求があった際に、前記電話機のいずれから呼出を行うかを制御する呼出制御装置とを有する呼出制御システムにおいて、前記呼出制御装置が、各前記電話機を利用する各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録する呼出可否テーブルを備え、或る利用者への電話呼出要求があった場合に、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機から、当該利用者が携帯した無線ICタグに記録された当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得することにより、当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行う呼出制御システム。
(8)各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態を前記呼出可否テーブルにあらかじめ設定登録する場合、各利用者が、任意の時点で、任意の前記電話機について、当該利用者に対する呼出の可否状態を選択して設定登録することができる上記(7)の呼出制御システム。
(9)各利用者が、前記呼出可否テーブルに当該利用者の呼出を可能と設定登録した前記電話機における着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の時点で、任意の状態に設定登録することができる上記(8)の呼出制御システム。
(10)電話の呼出要求の対象となる利用者を前記呼出制御装置において識別可能な利用者情報を取得する場合、該呼出要求に含まれている呼出先の外線電話番号又は内線電話番号に基づいて、前記利用者情報を取得する上記(7)乃至(9)のいずれかの呼出制御システム。
(11)或る利用者への電話の呼出要求があった際に、前記呼出制御装置から、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機に対して当該利用者に関する利用者情報を受信感度とともに探索する指示を送出し、前記呼出制御装置からの探索の指示を受信した各前記電話機が、近傍に所在している利用者が携帯した無線ICタグを探索する無線電波を送信して、該無線ICタグから当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得して、前記呼出制御装置に返送することにより、前記呼出制御装置が、電話呼出要求があった当該利用者の呼出可能な前記電話機のうち、当該利用者に関して前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をし、前記呼出制御装置からの呼出の指示を受信した前記電話
機から呼出を行う上記(7)乃至(10)のいずれかの呼出制御システム。
(12)各前記電話機が、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信し、近傍に存在する前記無線ICタグから、利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに周期的に取得して、内蔵のメモリに保持しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、前記呼出制御装置から探索の指示を受信した前記電話機が、周期的に取得して内蔵の前記メモリに保持している前記利用者情報と前記受信感度とを前記呼出制御装置に返送することにより、前記呼出制御装置が、電話呼出要求があった当該利用者の呼出可能な前記電話機のうち、当該利用者に関して前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をし、前記呼出制御装置からの呼出の指示を受信した前記電話機から呼出を行う上記(7)乃至(10)のいずれかの呼出制御システム。
(13)各前記電話機が、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信し、近傍に存在する前記無線ICタグから利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに周期的に取得して、前記呼出制御装置へ送信することにより、前記呼出制御装置に内蔵のメモリに周期的に保持しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、前記呼出制御装置に内蔵の前記メモリに周期的に保持している前記利用者情報と前記受信感度とを参照して、呼出要求があった当該利用者が前記呼出可否テーブルに呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機で、かつ、当該利用者に関する前記利用者情報が周期的に取得されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行う上記(7)乃至(10)のいずれかの呼出制御システム。
(14)電話の呼出要求があった際に、1乃至複数の電話機のうち、いずれの電話機から呼出を行うかを制御する呼出制御装置において、前記呼出制御装置が、前記電話機を利用する各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録する呼出可否テーブルを備え、或る利用者への電話呼出要求があった場合に、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機から、当該利用者が携帯した無線ICタグに記録された当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得することにより、呼出要求があった当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行う呼出制御装置。
(15)各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態を前記呼出可否テーブルにあらかじめ設定登録する場合、各利用者が、任意の時点で、任意の前記電話機について、当該利用者に対する呼出の可否状態を選択して設定登録することができる上記(14)の呼出制御装置。
(16)各利用者が、前記呼出可否テーブルに当該利用者の呼出を可能と設定登録した前記電話機における着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の時点で、任意の状態に設定登録することができる上記(15)の呼出制御装置。
(17)電話の呼出要求の対象となる利用者を識別可能な利用者情報を取得する場合、該呼出要求に含まれている外線電話番号又は内線電話番号に基づいて、前記利用者情報を取得する上記(14)乃至(16)のいずれかの呼出制御装置。
(18)或る利用者への電話の呼出要求があった際に、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機に対して当該利用者に関する利用者情報を受信感度とともに探索する指示を送出し、各前記電話機から返送されてきた利用者情報と受信感度とを参照して、電話呼出要求があった当該利用者の呼出可能な前記電話機のうち、当該利用者に関して前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をする上記(14)乃至(17)のいずれかの呼出制御装置。
(19)各前記電話機から、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に存在する前記無線ICタグから取得して送信してきた利用者を識別可能な利用者情報と受信感度とを、内蔵のメモリに周期的に保持しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、内蔵の前記メモリに周期的に保持している前記利用者情報と前記受信感度とを参照して、呼出要求があった当該利用者が前記呼出可否テーブルに呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機で、かつ、当該利用者に関する前記利用者情報が周期的に取得されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をする上記(14)乃至(17)のいずれかの呼出制御装置。
本発明の呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置によれば、以下のような効果を奏することができる。
即ち、従来のボタン電話システムの場合と同様の利用者に一番近い電話機を検出する機能に加えて、利用者が電話機ごとに呼出可否を指定することができる機能を更に設けたことにより、呼出対象の利用者が希望しない電話機からは呼び出されることがなく、必ず、該利用者への呼出を可能とした電話機の中から該利用者に一番近い電話機を用いて呼出を受けることが可能になる。
以下、本発明による呼出制御方法、呼出制御システム及び呼出制御装置の好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
図1は、本発明における呼出制御システムの一例としてボタン電話システムの構成概要を示すシステム構成図である。図1に示すボタン電話システム100では、ボタン電話システムの主装置4が、電話網20を介して、外部に設置されている外部電話機30と接続可能とされており、主装置4の配下に接続されている電話機10、電話機11、電話機12(本実施例においては、電話機が3台の場合を示しているが、本発明は斯かる場合に限るものではなく、1乃至複数の任意の台数を接続可能である。)の接続制御を行い、外部電話機30との間の外線電話や電話機10,11,12間の内線電話における発呼・呼出制御、通話制御、切断・終話制御を行っている。
ここに、ボタン電話システム100は、本発明における呼出制御システムの一例を示すものであるが、本発明は、斯かるボタン電話システムのみに限るものではなく、例えば、LAN接続したIP電話機の場合であっても良いし、あるいは、構内PBX交換機を用いる場合であってもかまわない。なお、図1の主装置4は、本発明の呼出制御システムにおける呼出制御装置の一例を、また、電話機10,11,12が、本発明における電話機の一例を、それぞれ示している。
また、ボタン電話システム100の各電話機10,11,12を利用する利用者A 200は、自己を識別可能な利用者情報を記録した無線ICタグ5を常時携帯している。一方、3台の電話機10、電話機11、電話機12それぞれは、詳細は後述するが、利用者A 200が携帯する無線ICタグ5の利用者情報を受信可能な利用者情報取得部即ち無線ICタグ受信部を内蔵しており、それぞれの近傍に所在する利用者A 200の無線ICタグ5の利用者情報を受信して、受信した利用者情報をその受信感度と共に主装置4即ち呼出制御装置へ通知している。図1の場合は、電話機11の近傍に所在する利用者A 200の無線ICタグ5に記録されている利用者情報がその受信感度と共に電話機11の無線ICタグ受信部により取得されている例を示している。したがって、例えば、利用者A 200が電話機11を呼出可能な電話機としてあらかじめ設定している状態で、外部電話機30から電話網20を介して利用者A 200への呼出要求があった場合に、主装置4即ち呼出制御装置は、利用者A 200に一番近い電話機11から利用者A 200を呼び出すように制御する。
図2は、図1に示した無線ICタグ5の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、無線ICタグ5は、制御部51と利用者情報格納部52とアンテナ53とを少なくとも含んで構成されている。制御部51は、無線ICタグ5の全体を制御するものであり、利用者情報格納部52には、無線ICタグ5ごとにユニークな情報即ち当該無線ICタグ5を携帯する利用者を識別可能な利用者情報(利用者IDを含む)があらかじめ記録されている。このユニークな情報を利用することにより、当該無線ICタグ5を携帯する利用者を一意に特定することができる。
無線ICタグ5を携帯する利用者が電話機1i(i=0,1,2)の無線ICタグ受信部に近づくと、無線ICタグ5は、電話機1iから受信した電波にて起電力を得て、該起電力にて制御部51を起動することができる。制御部51が起動されると、制御部51は、利用者情報格納部52から利用者情報を読み出して、アンテナ53を通して、近傍に存在する電話機1iに対して、読み出した利用者情報を返送する。
図3は、図1に示した主装置4即ち呼出制御装置に接続された電話機1i(i=0,1,2)の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。図3には、電話機10を例にとって示しているが、他の電話機1i(i=1,2)の場合も全く同様の構成である。図3に示すように、電話機10は、制御部101と利用者情報取得部102と通話部103と呼出部104とを少なくとも含んで構成されている。制御部101は、主装置4からの指示・命令に基づいて、利用者情報取得部102の制御や通話部103、呼出部104など、電話機10全体の制御を行う。
制御部101は、主装置4即ち呼出制御装置から利用者情報の探索を指示・命令されると、利用者情報取得部102を制御して、利用者情報取得部102から、近傍に所在している無線ICタグ5を探索する無線電波を送出し、該無線電波を受信した無線ICタグ5から返送されてくる利用者情報を受信感度と合わせて取得する。しかる後、制御部101は、主装置4からの利用者情報探索の指示・命令の応答として、無線ICタグ5が近傍に所在しているか否か、および、近傍に所在していた場合には、無線ICタグ5から取得した利用者情報とその受信強度とを含んだ応答を主装置4に対して返送する。
通話部103は、利用者と主装置4との間の通話機能を提供するものであり、マイクやスピーカ等の通話を実現するための手段を有しており、また、呼出部104は、主装置4からの呼出の指示・命令に応じて、スピーカや着信表示ランプを駆動して、主装置4即ち呼出制御装置から指示された着信音の鳴動状態で着信音を出力したり、指示された表示状態で着信表示ランプの点滅などを行うことにより、利用者の呼出を行う手段を有している。
図4は、図1に示した主装置4即ち呼出制御装置の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、主装置4は、制御部41と利用者情報テーブル42と呼出可否テーブル43とを少なくとも含んで構成されている。制御部41は、主装置4全体の制御や配下に接続された電話機1i(i=0,1,2)の制御を行う。また、制御部41は、必要に応じて利用者情報テーブル42や呼出可否テーブル43といったデータベースを参照する。
利用者情報テーブル42は、ボタン電話システム100の全利用者の利用者ID、氏名、外線番号、内線番号などに代表される利用者識別用の各種の利用者情報があらかじめ登録されている。例えば、外線番号や内線番号から利用者を特定する利用者IDを抽出するといった目的に利用することができる。
一方、呼出可否テーブル43には、ボタン電話システム100の全利用者について、着呼時における電話機1i(i=0,1,2)ごとの呼出可否情報が登録されている。或る利用者への呼出要求が発生した場合、主装置4は本呼出可否テーブル43を参照して、呼出不可と登録された電話機を呼出候補の電話機から外し、呼出可と登録された電話機に対してのみ、当該利用者が携帯する無線ICタグ5に関する近傍探索を指示・命令する。
即ち、例えば、呼出対象の利用者A 200の呼出可否情報として、前述した説明とは異なり、電話機10、電話機12が呼出可能と登録され、電話機11が呼出不可能と登録されていた場合、当該利用者A 200が、図1に示したように、たとえ電話機11の近傍に所在していたとしても、電話機11による利用者A 200の無線ICタグ5探索は行われず、その他の呼出可能な電話機10、電話機12による探索が行われ、その結果、このいずれか、当該利用者A 200により近い電話機から呼出を行うように制御される。
図5は、図4に示した利用者情報テーブル42の一例を示すテーブル構成図である。図5に示すように、利用者情報テーブル42は、利用者を識別可能な情報として、利用者ID421と氏名422と外線番号423と内線番号424とを少なくとも含んで構成されている。利用者ID421は、無線ICタグ5に記録されているユニークな情報即ち利用者を識別可能なID番号である。これにより一意に利用者を特定することが可能である。
図5に示す例において、例えば、外部電話機30から外線番号03-△△△△-2222への呼出要求があった場合、主装置4即ち呼出制御装置は、利用者情報テーブル42を参照して、外線番号423が「03-△△△△-2222」に該当する利用者ID421を検索することにより、利用者ID421が「2222」への呼出要求であることを特定することができる。同様に、内線番号33への呼出要求があった場合でも、内線番号424が「33」に該当している利用者ID421が「3333」への呼出要求であることを特定することができる。
図6は、図4に示した呼出可否テーブル43の一例を示すテーブル構成図である。図6に示すように、呼出可否テーブル43は、各利用者及び電話機1i(i=0,1,2)ごとの呼出の可否を示す情報として、利用者ID431と電話機番号432とを少なくとも含んで構成されている。ここで、電話機番号432は、ボタン電話システム100における例えば内線番号を用いている例を示しており、呼出可否情報として、○印が呼出可を、×印が呼出不可を示している。図6に例示した呼出可否の登録状況を参照すると、利用者ID431が「1111」の利用者については、電話機10と電話機11とについて、電話機番号432欄に示すように、呼出が許可されている。一方、利用者ID431が「2222」の利用者の場合は、電話機10については呼出が許可されていなく、電話機11について呼出が許可されている。
これにより、利用者ID431が「1111」の利用者への呼出要求があった場合には、主装置4即ち呼出制御装置は、呼出候補の電話機である電話機10と電話機11とに対して無線ICタグ5の近傍探索を指示・命令する。一方、利用者ID431が「2222」の利用者への呼び出し要求があった場合は、電話機10は呼出候補の電話機から外され、電話機11に対して無線ICタグ5の近傍探索を指示・命令する。
また、本発明においては、呼出可否状態を設定登録する場合、かくのごとき呼出可否テーブル43の形式のみに限るものではなく、利用者ごとに、各電話機1i(i=0,1,2)の着信表示ランプを点滅させるか否かを設定登録する着信表示可否テーブルを設けるようにしても良い。ここで、着信表示ランプとは、ボタン電話機に具備される局線表示ランプのことである。着信表示可否テーブルでは、利用者を呼出可能状態に設定した電話機については、着信表示ランプを点滅させて、呼出がある旨を表示し、呼出不可状態に設定した電話機については、着信表示ランプを点滅させない状態に設定される。
図7は、着信表示可否テーブル44の一例を示すテーブル構成図である。図7に示すように、着信表示可否テーブル44は、各利用者及び電話機1i(i=0,1,2)ごとの呼出用の着信表示ランプの点滅の可否を示す情報として、利用者ID441と電話機番号442とを少なくとも含んで構成されている。図7に例示した着信表示ランプの点滅可否の登録状況を参照すると、利用者ID441が「1111」の利用者については、電話機10と電話機11とについて、電話機番号442に示すように、呼出が許可されていて、それぞれ、点滅インターバルとして、着信点滅Aと着信点滅Bと異なる間隔で点滅する場合を示している。
一方、利用者ID431が「2222」の利用者の場合は、電話機10については呼出が許可されていなく、着信表示ランプの点滅はしないが、電話機11について呼出が許可されていて、点滅インターバルとして、前述の着信点滅A、着信点滅Bとは異なる着信点滅Cの間隔で点滅する場合を示している。このように、電話機11の着信表示ランプの点滅インターバルを利用者ごとに異なる状態に設定することにより、どの利用者への呼出要求であるかを容易に把握することができる。ただし、着信表示ランプの点滅状態は、かくのごとく、利用者ごと、電話機ごとに、必ずしも異なる間隔で点滅させる必要はなく、場合によっては、同じ間隔で点滅するような場合があっても良い。
更に、着信表示ランプの点滅のみならず、着信音鳴動可否テーブルを設けるようにしても良い。着信音鳴動可否テーブルは、利用者ごとに、各電話機1i(i=0,1,2)の着信音を鳴動させるか否かを設定登録するテーブルである。利用者を呼出可能状態に設定した電話機については、着信音を鳴動させて、呼出がある旨を表示し、呼出不可状態に設定した電話機については、着信音を鳴動させない。
図8は、着信音鳴動可否テーブル45の一例を示すテーブル構成図である。図8に示すように、着信音鳴動可否テーブル45は、各利用者及び電話機1i(i=0,1,2)ごとの呼出用の着信音の鳴動の可否を示す情報として、利用者ID451と電話機番号452とを少なくとも含んで構成されている。図8に例示した着信音の鳴動可否の登録状況を参照すると、利用者ID441が「1111」の利用者については、電話機10と電話機11とについて、電話機番号442に示すように、呼出が許可されていて、それぞれ、着信音として、着信音Aと着信音Bと異なる音色や鳴動間隔で鳴動する場合を示している。
一方、利用者ID431が「2222」の利用者の場合は、電話機10については呼出が許可されていなく、着信音の鳴動はしないが、電話機11について呼出が許可されていて、着信音として、前述の着信音A、着信音Bとは異なる着信音Cの音色や鳴動間隔で鳴動する場合を示している。このように、電話機11の着信音の音色や鳴動間隔を利用者ごとに異なる状態に設定することにより、どの利用者への呼出要求であるかを容易に把握することができる。ただし、着信音の鳴動状態は、かくのごとく、利用者ごと、電話機ごとに、必ずしも異なる音色や鳴動間隔で鳴動させる必要はなく、場合によっては、同じ音色や鳴動間隔で鳴動するような場合があっても良い。
なお、主装置4即ち呼出制御装置には、呼出可否テーブル43、着信表示可否テーブル44、着信音鳴動可否テーブル45のうち、いずれか1乃至複数のテーブルを設置するようにしても良いし、すべてのテーブルを設置するようにしても良い。
また、呼出可否テーブル43、着信表示可否テーブル44、着信音鳴動可否テーブル45へのそれぞれの登録内容については、各利用者が、各電話機1i(i=0,1,2)について、任意の時点で、任意の呼出可否状態、任意の着信表示ランプ点滅状態、任意の着信音鳴動状態に設定登録することが可能である。一方、各電話機1i(i=0,1,2)は、主装置4即ち呼出制御装置からの着信表示可否テーブル44、着信音鳴動可否テーブル45に基づく呼出の指示・命令に応じて、着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の状態に設定して呼出を行うことが可能である。
(実施例の動作の説明)
次に、以上に説明したような構成からなる本実施例のボタン電話システム100の具体的な動作例について、図9のシーケンス図を用いて説明する。図9は、外部電話機30から電話網20を介して或る利用者に対する呼出が行われた場合の動作シーケンスの一例を示すシーケンス図である。なお、図9においては、外部電話機30から電話網20を介して主装置4に着信して、呼出動作を行う場合を示しており、一方、主装置4の配下に接続されている電話機として、電話機10,11,12,13の4台が存在している場合を示している。
外部電話機30から呼出要求があった場合には(シーケンスS1)、主装置4は、利用者情報テーブル42を参照して、呼出要求に含まれている呼出先の電話番号(外線番号)と一致する外線番号423から、該当する利用者ID421を特定する(シーケンスS2)。次に、主装置4は、呼出可否テーブル43を参照して、利用者情報テーブル42により特定した利用者ID421の利用者を呼び出すために、対応する利用者ID431に該当した電話機番号432から、当該利用者への呼出が許可されている電話機を呼出候補の電話機として選出する(シーケンスS3)。
ここで、図9の例では、呼出可否テーブル43に呼出許可登録されている電話機として、電話機10、電話機12、電話機13が登録されていた場合を示し、呼出許可登録されていない電話機11は、呼出候補の電話機から外している場合を示している。
次に、主装置4は、呼出候補の電話機として選出した全ての電話機10、電話機12、電話機13に対して、当該利用者IDの利用者が携帯する無線ICタグ5の近傍探索を指示・命令する(シーケンスS4)。当該利用者IDの利用者が携帯する無線ICタグ5の近傍探索を命令された電話機は、それぞれに内蔵した利用者情報取得部1i2(i=0,1,2,3。電話機10の場合、利用者情報取得部102)を駆動して、それぞれの近傍に無線ICタグ5が存在しているか否かを探索し、その探索結果を主装置4に返送する(シーケンスS5,S6,S7)。ここで、図9の例では、電話機10は、近傍に該当する無線ICタグを見つけられず、存在しない旨の応答を主装置4に対して返している(シーケンスS5)。
一方、電話機12と電話機13とは、近傍に該当する無線ICタグ5を検出し、存在する旨とその受信強度とを含んだ応答を主装置4に対して返している(シーケンスS6,S7)。ここで、図9の例では、電話機12の受信感度がHIGH、電話機13の受信感度がLOWと、電話機12の受信感度が最も高い場合を示している。
全ての呼出候補の電話機10、電話機12、電話機13からの応答を受け取った主装置4は、該当する利用者が近傍に存在し、かつ、その受信強度が一番高い電話機を最終的な呼出対象の電話機として決定し(シーケンスS8)、その電話機から利用者を呼び出す命令を送信する(シーケンスS9)。ここで、図9の例では、該当する利用者が近傍に存在しない電話機10が、まず呼出対象の電話機から外される。次に、該当する利用者が近傍に存在する呼出候補の電話機12,13の中から、受信強度が最も高い電話機12が最終的な呼出対象の電話機として決定され、電話機12から呼出対象の利用者を呼び出す。
なお、呼出対象の電話機を決定して呼出を行うシーケンスは、前述した図9のシーケンスに限るものではなく、以下の実施例1や実施例2のようなシーケンスに変更しても、全く同様に実現可能である。
(実施例1)
まず、実施例1における呼出シーケンス動作を図10に示す。図10は、外部電話機30から電話網20を介して或る利用者に対する呼出が行われた場合の動作シーケンスの図9とは異なる例を示すシーケンス図である。この場合、各電話機1i(i=0,1,2,3)が、あらかじめ定めた時間間隔で、周期的に、利用者情報取得部1i2(電話機10の場合、利用者情報取得部102)を起動して、それぞれの近傍に、利用者が携帯する無線ICタグ5が存在しているか否かを探索し、存在していた場合、その無線ICタグ5から利用者を識別可能な利用者情報(利用者IDを含む)を取得し、その受信感度とともに、それぞれに内臓のメモリに周期的に格納している。
而して、主装置4から無線ICタグ5の探索の指示・命令を受信した際に、電話機1i(i=0,1,2,3)は、それぞれに内蔵の前記メモリに格納保持していた利用者情報(利用者IDを含む)と受信感度とを主装置4に対して直ちに返送するように動作する。
図10のシーケンス図にしたがってさらに説明すれば、次の通りである。
まず、各電話機1i(i=0,1,2,3)は、あらかじめ定めた時間間隔で、周期的に、利用者情報取得部1i2(電話機10の場合、利用者情報取得部102)を起動して、それぞれの近傍に、利用者携帯の無線ICタグ5が存在しているか否かを探索して(シーケンスS11)、近傍に存在していた場合、その無線ICタグ5から取得した利用者情報とその受信感度とをそれぞれに内蔵のメモリに格納して保持する(シーケンスS12)。各電話機1iは、斯かるシーケンスS11とS12との探索動作をあらかじめ定めた時間間隔で周期的に繰り返している。
ここで、外部電話機30から呼出要求があった場合(シーケンスS13)、図9の場合と同様、主装置4は、利用者情報テーブル42を参照して、外線番号423から該当する利用者ID421を特定する(シーケンスS14)。次に、主装置4は、呼出可否テーブル43を参照して、利用者情報テーブル42により特定した利用者ID421の利用者を呼び出すために、対応する利用者ID431に該当した電話機番号432から、当該利用者への呼出が許可されている電話機を呼出候補の電話機として選出する(シーケンスS15)。
次に、主装置4は、呼出候補の電話機として選出した全ての電話機1iに対して、当該利用者IDの利用者の無線ICタグ5が近傍に所在しているか否かを問い合わせる(シーケンスS16)。当該利用者IDの利用者の無線ICタグ5の近傍所在の有無を問い合わされた各電話機1iは、それぞれに内蔵の前記メモリに保持している利用者情報と受信感度とをチェックして、その利用者情報と受信感度とを主装置4に返送する(シーケンスS17)。
全ての呼出候補の電話機1iからの応答を受け取った主装置4は、図9の場合と同様に、該当する利用者IDの無線ICタグ5が近傍に存在していた電話機の中で、その受信強度が一番高い電話機を最終的な呼出対象の電話機として決定し(シーケンスS18)、その電話機から利用者を呼び出す指示・命令を送信する(シーケンスS19)。
(実施例2)
次に、実施例2における呼出シーケンス動作を図11に示す。図11は、外部電話機30から電話網20を介して或る利用者に対する呼出が行われた場合の動作シーケンスの図9とは更に異なる例を示すシーケンス図である。この場合、図10と同様に、各電話機1i(i=0,1,2,3)が、あらかじめ定めた時間間隔で、周期的に、利用者情報取得部1i2(電話機10の場合、利用者情報取得部102)を起動して、それぞれの近傍に、利用者が携帯する無線ICタグ5が存在しているか否かを探索し、存在していた場合、その無線ICタグ5から利用者を識別可能な利用者情報(利用者IDを含む)を、その受信感度とともに取得する。しかる後、図10の場合とは異なり、取得した利用者情報と受信感度とを各電話機1iのメモリに格納する代わりに、取得した利用者情報と受信感度とを、主装置4に対して送信し、主装置4内のメモリに周期的に格納するようにしている。
而して、主装置4は、外部電話機30からの呼出要求があった場合に、主装置4内の前記メモリに周期的に格納している利用者情報(利用者ID)を参照し、呼出候補の電話機1iの中から、該メモリに周期的に格納している利用者情報(利用者ID)のうち最も受信感度が高い電話機を呼出対象の電話機として直ちに選出して、当該電話機から呼出を行うように動作する。
図11のシーケンス図にしたがってさらに説明すれば、次の通りである。
まず、図10の場合と同様に、各電話機1i(i=0,1,2,3)は、あらかじめ定めた時間間隔で、周期的に、利用者情報取得部1i2(電話機10の場合、利用者情報取得部102)を起動して、それぞれの近傍に利用者携帯の無線ICタグ5が存在しているか否かを探索して(シーケンスS21)、近傍に存在していた場合、その無線ICタグ5から取得した利用者情報とその受信感度とを取得する(シーケンスS22)。しかる後、図10の場合とは異なり、取得した利用者情報とその受信感度とを主装置4に対して送信し(シーケンスS23)、主装置4は、各電話機1iから受信した利用者情報とその受信感度とを主装置4内のメモリに格納して保持する(シーケンスS24)。各電話機1iと主装置4とは、斯かるシーケンスS21〜S24までの探索動作をあらかじめ定めた時間間隔で周期的に繰り返している。
ここで、外部電話機30から呼出要求があった場合(シーケンスS25)、図9の場合と同様、主装置4は、利用者情報テーブル42を参照して、外線番号423から該当する利用者ID421を特定する(シーケンスS26)。次に、主装置4は、呼出可否テーブル43を参照して、利用者情報テーブル42により特定した利用者ID421の利用者を呼び出すために、対応する利用者ID431に該当した電話機番号432から、当該利用者への呼出が許可されている電話機を呼出候補の電話機として選出する(シーケンスS27)。
次に、主装置4は、主装置4内の前記メモリに周期的に格納して保持している各電話機1iの利用者情報とその受信感度とを参照して、呼出候補の電話機として選出した全ての電話機1iの中から、該当する利用者IDの無線ICタグ5が近傍に存在し、かつ、その受信強度が一番高い電話機を呼出対象の電話機として決定する(シーケンスS28)。更に、呼出対象の電話機として決定した電話機から利用者を呼び出す指示・命令を送信する(シーケンスS29)。
なお、前述した図9乃至図11の説明においては、呼出可否状態を判定する場合として、呼出可否テーブル43を参照する場合を例にとって説明したが、前述したように、着信表示可否テーブル44や着信鳴動可否テーブル45を参照して、呼出の可否を判定するのみならず、呼出が可能な状態にある各電話機1i(i=0,1,2,3)について、各電話機の着信表示ランプの点滅状態を利用者ごとに変更したり、あるいは、各電話機の着信音の鳴動状態を利用者ごとに変更したりするようにしてもよい。
また、前述した図9乃至図11の説明においては、全て外部電話機30からの電話網20を介した呼出要求の場合を例にとって説明したが、内部の電話機1i(i=0,1,2,3)からの呼出要求に対しても全く同様な手順で実現することが可能である。即ち、内部の電話機1iの場合、外線番号の代わりに内線番号を用いて呼出要求がなされる点のみが異なっており、前述した利用者情報テーブル42で外線番号423から利用者ID421を特定していた部分を内線番号424から利用者ID421を特定するように変更するだけでよい。
以上に詳細に説明した本発明は、従来技術のように、利用者に一番近い電話機1i(i=0,1,2,3)を検出する機能に加えて、利用者が電話機1iごとに呼出可否を指定できる機能を更に設けたことにより、利用者は希望しない電話機1iで呼び出されることはなく、必ず、呼出可能な状態に設定した電話機1iの中から、利用者に一番近い位置にある電話機が選択されて、選択された近傍の電話機から呼出を受けることができるようになる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
本発明における呼出制御システムの一例としてボタン電話システムの構成概要を示すシステム構成図である。 図1に示した無線ICタグの内部構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1に示した主装置に接続された電話機の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1に示した主装置の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4に示した利用者情報テーブルの一例を示すテーブル構成図である。 図4に示した呼出可否テーブルの一例を示すテーブル構成図である。 着信表示可否テーブルの一例を示すテーブル構成図である。 着信音鳴動可否テーブルの一例を示すテーブル構成図である。 外部電話機から電話網を介して或る利用者に対する呼出が行われた場合の動作シーケンスの一例を示すシーケンス図である。 外部電話機から電話網を介して或る利用者に対する呼出が行われた場合の動作シーケンスの図9とは異なる例を示すシーケンス図である。 外部電話機から電話網を介して或る利用者に対する呼出が行われた場合の動作シーケンスの図9とは更に異なる例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 電話機
100 ボタン電話システム
101 制御部
102 利用者情報取得部
103 通話部
104 呼出部
11 電話機
12 電話機
13 電話機
20 電話網
200 利用者A
30 外部電話機
4 主装置
41 制御部
42 利用者情報テーブル
421 利用者ID
422 氏名
423 外線番号
424 内線番号
43 呼出可否テーブル
431 利用者ID
432 電話機番号
44 着信表示可否テーブル
441 利用者ID
442 電話機番号
45 着信音鳴動可否テーブル
451 利用者ID
452 電話機番号
5 無線ICタグ
51 制御部
52 利用者情報格納部
53 アンテナ

Claims (19)

  1. 電話の呼出要求があった際に、1乃至複数の電話機のいずれから呼出を行うかを制御する呼出制御方法であって、前記電話機を利用する各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録するとともに、或る利用者への電話呼出要求があった場合に、当該利用者が携帯した無線ICタグから当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに各前記電話機から取得することにより、当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機のうち、受信感度が最も高い電話機から呼出を行うことを特徴とする呼出制御方法。
  2. 各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録する場合、各利用者が、任意の時点で、任意の前記電話機について、当該利用者に対する呼出の可否状態を選択して設定登録することができることを特徴とする請求項1に記載の呼出制御方法。
  3. 各利用者が、当該利用者の呼出を可能とした前記電話機における着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の時点で、任意の状態に設定登録することができることを特徴とする請求項2に記載の呼出制御方法。
  4. 電話の呼出要求の対象となる利用者を識別可能な利用者情報を取得する場合、該呼出要求に含まれている呼出先の外線電話番号又は内線電話番号に基づいて、前記利用者情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の呼出制御方法。
  5. 或る利用者への電話の呼出要求があった際に、各前記電話機から、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信することにより、近傍に存在する前記無線ICタグから当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の呼出制御方法。
  6. 各前記電話機が、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信し、近傍に存在する前記無線ICタグから利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに周期的に取得しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、周期的に取得されている前記利用者情報と前記受信感度とを参照して、呼出要求があった当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機で、かつ、当該利用者に関する前記利用者情報が周期的に取得されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の呼出制御方法。
  7. 1乃至複数の電話機と、電話の呼出要求があった際に、前記電話機のいずれから呼出を行うかを制御する呼出制御装置とを有する呼出制御システムにおいて、前記呼出制御装置が、各前記電話機を利用する各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録する呼出可否テーブルを備え、或る利用者への電話呼出要求があった場合に、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機から、当該利用者が携帯した無線ICタグに記録された当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得することにより、当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行うことを特徴とする呼出制御システム。
  8. 各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態を前記呼出可否テーブルにあらかじめ設定登録する場合、各利用者が、任意の時点で、任意の前記電話機について、当該利用者に対する呼出の可否状態を選択して設定登録することができることを特徴とする請求項7に記載の呼出制御システム。
  9. 各利用者が、前記呼出可否テーブルに当該利用者の呼出を可能と設定登録した前記電話機における着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の時点で、任意の状態に設定登録することができることを特徴とする請求項8に記載の呼出制御システム。
  10. 電話の呼出要求の対象となる利用者を前記呼出制御装置において識別可能な利用者情報を取得する場合、該呼出要求に含まれている呼出先の外線電話番号又は内線電話番号に基づいて、前記利用者情報を取得することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の呼出制御システム。
  11. 或る利用者への電話の呼出要求があった際に、前記呼出制御装置から、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機に対して当該利用者に関する利用者情報を受信感度とともに探索する指示を送出し、前記呼出制御装置からの探索の指示を受信した各前記電話機が、近傍に所在している利用者が携帯した無線ICタグを探索する無線電波を送信して、該無線ICタグから当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得して、前記呼出制御装置に返送することにより、前記呼出制御装置が、電話呼出要求があった当該利用者の呼出可能な前記電話機のうち、当該利用者に関して前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をし、前記呼出制御装置からの呼出の指示を受信した前記電話機から呼出を行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の呼出制御システム。
  12. 各前記電話機が、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信し、近傍に存在する前記無線ICタグから、利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに周期的に取得して、内蔵のメモリに保持しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、前記呼出制御装置から探索の指示を受信した前記電話機が、周期的に取得して内蔵の前記メモリに保持している前記利用者情報と前記受信感度とを前記呼出制御装置に返送することにより、前記呼出制御装置が、電話呼出要求があった当該利用者の呼出可能な前記電話機のうち、当該利用者に関して前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をし、前記呼出制御装置からの呼出の指示を受信した前記電話機から呼出を行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の呼出制御システム。
  13. 各前記電話機が、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に所在している利用者が携帯する前記無線ICタグを探索するための無線電波を送信し、近傍に存在する前記無線ICタグから利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに周期的に取得して、前記呼出制御装置へ送信することにより、前記呼出制御装置に内蔵のメモリに周期的に保持しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、前記呼出制御装置に内蔵の前記メモリに周期的に保持している前記利用者情報と前記受信感度とを参照して、呼出要求があった当該利用者が前記呼出可否テーブルに呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機で、かつ、当該利用者に関する前記利用者情報が周期的に取得されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の呼出制御システム。
  14. 電話の呼出要求があった際に、1乃至複数の電話機のうち、いずれの電話機から呼出を行うかを制御する呼出制御装置において、前記呼出制御装置が、前記電話機を利用する各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態をあらかじめ設定登録する呼出可否テーブルを備え、或る利用者への電話呼出要求があった場合に、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機から、当該利用者が携帯した無線ICタグに記録された当該利用者を識別可能な利用者情報を受信感度とともに取得することにより、呼出要求があった当該利用者の呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機から呼出を行うことを特徴とする呼出制御装置。
  15. 各利用者に対する各前記電話機からの呼出可否状態を前記呼出可否テーブルにあらかじめ設定登録する場合、各利用者が、任意の時点で、任意の前記電話機について、当該利用者に対する呼出の可否状態を選択して設定登録することができることを特徴とする請求項14に記載の呼出制御装置。
  16. 各利用者が、前記呼出可否テーブルに当該利用者の呼出を可能と設定登録した前記電話機における着信表示ランプの点滅状態、及び/又は、着信音の鳴動状態を、任意の時点で、任意の状態に設定登録することができることを特徴とする請求項15に記載の呼出制御装置。
  17. 電話の呼出要求の対象となる利用者を識別可能な利用者情報を取得する場合、該呼出要求に含まれている外線電話番号又は内線電話番号に基づいて、前記利用者情報を取得することを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の呼出制御装置。
  18. 或る利用者への電話の呼出要求があった際に、当該利用者の呼出可能な電話機として前記呼出可否テーブルに設定登録されている各前記電話機に対して当該利用者に関する利用者情報を受信感度とともに探索する指示を送出し、各前記電話機から返送されてきた利用者情報と受信感度とを参照して、電話呼出要求があった当該利用者の呼出可能な前記電話機のうち、当該利用者に関して前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をすることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の呼出制御装置。
  19. 各前記電話機から、あらかじめ定めた時間間隔で、それぞれの近傍に存在する前記無線ICタグから取得して送信してきた利用者を識別可能な利用者情報と受信感度とを、内蔵のメモリに周期的に保持しておき、或る利用者への電話の呼出要求があった際に、内蔵の前記メモリに周期的に保持している前記利用者情報と前記受信感度とを参照して、呼出要求があった当該利用者が前記呼出可否テーブルに呼出可能な状態に設定登録されていた前記電話機で、かつ、当該利用者に関する前記利用者情報が周期的に取得されていた前記電話機のうち、前記受信感度が最も高い電話機を決定して、決定した前記電話機に対して呼出を行う指示をすることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の呼出制御装
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