JP4198008B2 - 建築部材の見積作成支援システム、及び見積作成支援プログラム - Google Patents

建築部材の見積作成支援システム、及び見積作成支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、建築部材の見積作成支援システム、及び見積作成支援プログラムに関するものであり、特に、住宅等の建築物に用いられる建築部材の見積をサーバーで作成するとともに、通信ネットワークを介して端末装置に送信することが可能な見積作成支援システム、及びそのシステムにかかるプログラムに関するものである。
建築物に用いられる建築部材を選定する際、当然のことながら一品目ずつ施主の好みを反映させることが重要である。ところで、施主等は、必要な建築部材を発注するにあたって、販売価格を予め認識するために見積書の作成を依頼する場合が多い。従来、見積書を作成する際には、依頼を受けた小売店やメーカーの担当者が、発注者から建築部材の名称、品番、及び数量等の希望情報を聞き取り、あるいは依頼書を受取り、その後、カタログや価格表を参考にして、建築部材毎の価格を算出し、見積書を作成するようにしている。なお、見積書には、例えば建築部材の名称、品番、数量、仕様、及び価格等が、建築部材毎に記入される。
以上の従来技術は、当業者において当然として行われているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を知見していない。
しかし、見積書を作成する作業は、経験や熟練を必要とするとともに、担当者の負担が大きく、特に、多種類の建築部材を取扱う場合には、見積書を作成するのに比較的多くの工数を要していた。また、頻繁な変更が繰返される場合も多く、担当者等の負担が助長されていた。特に、建築部材の樹種を変更する際には、全ての建築部材に影響が生じ、しかも一般に建築部材のカタログは、品質水準別に分類されている場合が多いため、分厚いカタログを広い範囲に亘ってチェックし直さなければならなかった。
例えば、床材が松系からローズウッド系に変わった場合には、木材の色目が変更されることから、床材のみならず、壁面、玄関、下駄箱、玄関キャビネット、壁クロス、階段、及び手摺り等、他の建築部材においても、床材の色目に合せるために変更が強いられていた。つまり、多くの建築部材に対して、カタログのページを引き直して、同一サイズの他の品種、及び他の色調の部材を選定し直さなければならなかった。また、これに伴い、価格を引き直し、工事種別毎に集計して総合計を算出する必要があった。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、容易に建築部材を選定し、建築部材の見積を速やかに作成ことができる建築部材の見積作成支援システム、及びそのプログラムの提供を課題とするものである。
本発明にかかる建築部材の見積作成支援システムは、建築部材の見積情報を作成するとともに、該見積情報を、サーバーから端末装置に通信ネットワークを介して送信する建築部材の見積作成支援システムであって、前記サーバーは、建築物を構築する際に組合せ可能な複数の部屋ユニットに関する情報として、少なくとも各部屋の大きさ及び属性を含む複数のユニット情報を、樹種の材料に基づく建築物の種別毎に区分して記憶したユニット情報記憶手段と、夫々の部屋ユニットを構成する必要建築部材の詳細情報を、前記各ユニット情報に関連づけて記憶した部材情報記憶手段と、前記端末装置に前記種別に関する情報を送信し、前記複数の種別の中から希望の種別を選択させることを可能にする種別送信手段と、前記端末装置において希望の種別が選択されると、該種別に対応するユニット情報を前記ユニット情報記憶手段から抽出するユニット情報抽出手段と、前記ユニット情報抽出手段によって抽出された前記ユニット情報を前記端末装置に送信し、該端末装置の表示手段に前記ユニット情報の一覧表を表示させるユニット情報出力手段と、前記端末装置において前記一覧表の中から希望のユニット情報が選択されると、該ユニット情報に関連する前記詳細情報を前記部材情報記憶手段から抽出する部材情報抽出手段と、該部材情報抽出手段によって抽出された全ての詳細情報に基づいて建築部材の見積情報を作成する見積情報作成手段と、該見積情報作成手段によって作成された前記見積情報を前記端末装置に送信する見積情報送信手段とを具備し、前記部材情報記憶手段には、夫々の必要建築部材に関して部材の変更を許可するか否かを示す変更可否情報がさらに記憶され、前記見積情報作成手段は、前記変更可否情報に基づいて、変更可能な必要建築部材と変更不能な必要建築部材とを互いに区別して見積一覧表を作成する表作成手段を有するものである。
ここで、「建築部材」とは、住宅等の建築物を構築するのに必要な部材であり、例えば、床材、天井材、壁材、ドア、クローゼット、下駄箱、玄関キャビネット、階段、及び手摺り等を挙げることができる。また、「見積情報」には、少なくとも建築部材毎の価格が含まれており、建築部材の名称、品番、サイズ、及び数量等と共に出力される。また「部屋ユニット」とは、建築物の間取りにおける構成単位を示すものであり、「六畳、八畳等」部屋の大きさに関する情報と「洋間、和室、玄関等」属性に関する情報(合わせてユニット情報という)を有するものである。
したがって、請求項1の発明の見積作成支援システムによれば、サーバーのユニット情報出力手段は、端末装置からアクセスされると、その端末装置に対して、複数のユニット情報を送信し、端末装置の表示手段にユニット情報の一覧表を表示させる。これにより、端末装置においてユニット情報の一覧表を視認することが可能になるとともに、その一覧表の中から所望のユニット情報を選択することが可能になる。例えば、建築物の設計図面に「8畳の洋間」と「12畳の玄関」とがある場合には、「8畳の洋間」というユニット情報と、「12畳の玄関」というユニット情報とを選択すればよい。
サーバーの部材情報抽出手段は、端末装置において所望のユニット情報(複数のユニット情報)が選択されると、それらのユニット情報に関連する詳細情報を部材情報記憶手段から抽出する。サーバーの見積情報作成手段は、抽出された詳細情報に基づいて建築部材の見積情報を作成する。つまり、選択された複数の部屋ユニットを構築する際に必要となる全ての建築部材が自動的に選定されるとともに、それらの詳細情報を基に見積情報が作成される。すなわち、各建築部材の詳細情報(価格を含む)が決定されるとともに、全ての建築部材の総額が算出される。作成された見積情報は、見積情報送信手段によって端末装置に送信される。これにより、発注者は、建築部材に関する詳細情報及び総額等を、端末装置を介して認識することが可能になる。
また、上記の作用に加え、まず、サーバーの種別送信手段は、「樹種の材料に基づく建築物の種別」に関する情報を、端末装置に送信する。これにより、発注者は端末装置において所望の種別を選択することが可能になる。なお、この種別は、ハウスメーカー毎に設定されているため、発注者は、住宅展示場やカタログ等によって、好みのスタイルや予算に合った種別を予め確認しておくことが可能である。ユニット情報抽出手段は、端末装置において一つの種別が選択されると、その種別に対応するユニット情報をユニット情報記憶手段から抽出する。そして、ユニット情報出力手段は、抽出されたユニット情報を端末装置に送信し、ユニット情報の一覧表を表示させる。これにより、種別に応じた複数のユニット情報のみが表示され、その中から間取りに応じたユニット情報を選択することにより、必要な建築部材を自動的に選定することが可能になる。すなわち、種別及びユニット情報に応じた見積情報を作成することが可能になる。
ところで、一般に住宅を設計する際に、最初に決定されるのは住宅全体の形状であり、間取りが決定されれば住宅の構造はそれほど大きく変更されることはない。また、同じハウスメーカーで、同じ住宅シリーズの場合には、部屋内構成は略同一となる。つまり、ドアの形状、ドア周りの加工形状、収納クローゼットの大きさ等は、同一シリーズであれば基本構成は略同一となる。これに対し、本発明では、好みのスタイルや予算に応じた建築物の種別、及び間取りによって決定される部屋ユニットの種類に応じて、建築部材が選定され見積が作成されるため、建築部材の変更や、それに伴う見積のやり直し作業を低減させることが可能になる。
また、見積情報作成手段の表作成手段は、変更可否情報に基づいて、変更可能な必要建築部材と変更不能な必要建築部材とを互いに区別し、見積一覧表を作成する。これにより、発注者は、自動的に選定された複数の建築部材に対して、変更可能な建築部材と変更不能な建築部材との区別を明確に認識することが可能になる。例えば、階段を構成する部材のように一つの部材が不足しても組立不可能となる必要建築部材は、変更を禁止するように予め設定しておくことにより、建築部材が変更されることを防ぎ、現場での混乱を防止することができる。また、ドアや床板等、変更可能な建築部材に対しては、変更可能であることを明確に認識させることにより、発注者の希望を反映させ満足度を高めることが可能になる。
以上のように、本発明の建築部材の見積作成支援システムは、建築物の設計図面等から必要な部屋ユニットの種類を把握するだけで、必要となる建築部材を選定することが可能になる。したがって、建築費総額等の見積を速やかに作成することができるとともに、受注者等の負担を大幅に軽減することができる。
以下、本発明の一実施形態である建築部材の見積作成支援システム1(以下、見積作成支援システム1と称す)について、図1乃至図5に基づき説明する。図1は見積作成支援システム1全体の構成を示す説明図であり、図2は見積作成支援システム1におけるサーバーの機能的構成を示すブロック図であり、図3は見積作成支援システム1における発注側端末装置の機能的構成を示すブロック図であり、図4は発注側端末装置における表示内容を模式的に示した説明図であり、図5はサーバーにおける処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の見積作成支援システム1は、住宅等の建築物を構築するにあたって、必要とされる建築部材に関する見積情報を、ネットワーク3を介して取得することが可能なシステムである。
見積作成支援システム1は、図1に示すように、主な構成として、サーバー2と、このサーバー2にネットワーク3(インターネット等)を介して接続された複数の発注側端末装置4とを備えている。なお、サーバー2は受注者5によって管理され、発注側端末装置4は発注者6(建築業者や工務店)が利用可能な状態に設けられている。また、ネットワーク3には、メーカー7が使用する製造側端末装置8が接続されている。つまり、製造側端末装置8によって受注内容を確認し、発注者6に建築部材9を出荷することを可能にしている。ここで、発注側端末装置4が本発明の端末装置に相当する。
サーバー2は、発注側端末装置4からの指示を、ネットワーク3を介して受信し、これらの指示に応じた処理を行うものである。ハード構成としては、汎用のコンピュータと同様、主記憶装置、演算装置、及び制御装置から構成される中央処理装置と、キーボードやポインティングデバイス等、情報を直接入力するための入力装置と、サーバー2の中で処理された情報を取出すディスプレイ等の出力装置と、ネットワーク3を介してデータの送受信を行うモデム等の通信手段と、ハードディスク等から構成された記憶装置11とを備えている。なお、通信手段は、図2に示すように、発注側端末装置4からデータを受信する受信手段12、及び発注側端末装置4にデータを送信する送信手段13を有する通信制御手段14によって制御されるようになっている。ここで、記憶装置11が本発明のユニット情報記憶手段、及び部材情報記憶手段に相当する。
記憶装置11には、ユニット情報16及び部材詳細情報17が予め構築されるとともに、注文内容に関する受注情報18も記憶されるようになっている。ユニット情報16とは、夫々の建築物を構築する際に組合せ可能な複数の部屋ユニット(例えば8畳洋間、10畳玄関、2畳収納庫等)に関する情報であり、部屋の大きさに関する情報19と、部屋の様式や部屋の種類等に関する属性20とが含まれている。特に、これらの情報19及び属性20は、樹種等の材料や建築工法に基づく種別21(グレードまたはシリーズ)毎に区別して記憶されており、個々の種別21に対応する情報19及び属性20が抽出されるようになっている。一方、部材詳細情報17は、夫々の部屋ユニットを構成する必要建築部材の詳細情報からなり、ユニット情報に関連して記憶されている。なお、詳細情報としては、品名、品番、サイズ、色、数量、及び価格等を例示することができる。また、記憶装置11には、夫々の部材詳細情報17に関して、部材の変更を許可するか否かを示す変更可否情報22が記憶されている。
ところで、このサーバー2には、見積作成支援プログラムがインストールされており、このプログラムを実行させることにより、以下に示す機能的構成を有するものになる。
すなわち、図2に示すように、サーバー2は、建築物のグレードやシリーズ等の種別21を決定する手段として、種別送信手段25及び種別選択認識手段26を備えている。種別送信手段25は、種別に関する情報、例えば種別の一覧表を記憶装置11から読出すとともに、この情報を発注側端末装置4に送信するものである。種別選択認識手段26は、発注側端末装置4から送信された情報、すなわち発注者6が選択した所望の種別21を認識するものである。
また、サーバー2は、建築物の間取り等に応じたユニット情報を決定する手段として、ユニット情報抽出手段27、ユニット情報出力手段28、及びユニット選択認識手段29を備えている。ユニット情報抽出手段27は、所望の種別21が選択された際に起動するものであり、種別選択認識手段26によって認識された種別21に対応するユニット情報16を記憶装置11から抽出する。ユニット情報出力手段28は、ユニット情報抽出手段27によって抽出されたユニット情報を発注側端末装置4に送信し、発注側端末装置4のディスプレイ40(図3参照)に表示させるものである。ユニット選択認識手段29は、発注側端末装置4から送信されたユニット情報、すなわち建築物の間取りに応じたユニット情報を認識するものである。
また、サーバー2は、見積情報を作成し発注側端末装置4に送信する手段として、部材情報抽出手段30、見積情報作成手段31、及び見積情報送信手段33を備えている。部材情報抽出手段30は、ユニット選択認識手段29によって複数のユニット情報が認識されると、これらのユニット情報16に関連する建築部材9の部材詳細情報17を記憶装置11から抽出するものである。見積情報作成手段31は、部材情報抽出手段30によって抽出された全ての部材詳細情報17に基づいて建築部材9の見積情報を作成するものである。特に、見積情報作成手段31は、表作成手段32を有しており、変更可否情報22に基づいて、発注の変更が可能な建築部材と、発注の変更が不能な建築部材とを互いに区別して見積一覧表を作成する。なお、ここでは、ドアや床板等のように単体または分解不可能なユニットとして扱われるものが、変更可能な建築部材として設定され、一方、階段構成部材のように、分解が可能でありながらも、一つの部材が不足したり異なった寸法になると、全体として組立てることが不可能になるものが、変更が不能な建築部材として設定されている。表作成手段32によって作成された見積情報の一覧表は、見積情報送信手段33によって発注側端末装置4に送信される。
一方、発注側端末装置4は、ブラウザソフトがインストールされた汎用のコンピュータであり、主記憶装置、演算装置、及び制御装置から構成される中央処理装置と、ネットワーク3を介してデータを送受信する通信装置とを備えている。なお、図3に示すように、通信装置は、受信手段35及び送信手段36を有する通信制御手段37によって制御される。また、発注側端末装置4には、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置38と、ディスプレイ40を制御する表示制御手段39とが設けられている。ここで、ディスプレイ40が本発明の表示手段に相当する。
さらに、発注側端末装置4は、機能的構成として、入力装置38の操作によって、建築部材9の見積を指示する見積指示手段41と、種別やユニット情報を選択するための種別・ユニット選択手段42とを備えている。
次に、本実施形態の見積作成支援システム1の動作、特にサーバー2の処理(本発明の見積作成支援プログラムに相当)について、図4及び図5に基づき説明する。まず、サーバー2は、いずれかの発注側端末装置4からアクセスがあると(ステップS1においてYES)、記憶装置11から種別21を抽出し種別21の一覧表を発注側端末装置4に送信する(ステップS2)。これにより、発注側端末装置4のディスプレイ40に一覧表が表示され、この一覧表の中から、所望の種別21を選択することが可能になる。具体的には、図4(A)に示すように、ディスプレイ40の画面43には、建築物のスタイルやグレード等が互いに異なる複数種類の種別21(シリーズ)が表示され、所望のシリーズの選択を要求する。
サーバー2は、所望の種別が選択されたことを認識すると(ステップS3においてYES)、その種別に対応するユニット情報16を記憶装置11から抽出する(ステップS4)。つまり、選択された種別と一致する種別21を有するユニット情報16を全て抽出する。そして、ユニット情報16の一覧表を作成し、発注側端末装置4に送信する。これにより、発注側端末装置4のディスプレイ40に一覧表が表示され、この一覧表の中から、間取り等に応じた部屋ユニットのユニット情報16を選択することが可能になる。具体的には、図4(B)に示すように、ディスプレイ40の画面43には、部屋の大きさと属性とを含む複数のユニット情報16が表示され、その中から複数のユニット情報を選択させることが可能になる。なお、ユニット情報を選択するには、入力装置38として設けられているポインティングデバイスのドラック&ドロップ操作、すなわち一覧表に表示されている種別21を拾い出し枠47に移動させることにより実現される。
サーバー2は、所望のユニット情報16が選択され、さらに部材を選定する指示がなされると(ステップS6においてYES)、選択されたユニット情報16に関連する部材詳細情報17、すなわち夫々の部屋ユニットを構築するのに必要な建築部材9の詳細情報を記憶装置11から抽出する(ステップS7)。また、抽出した部材詳細情報17に基づき、見積情報の一覧表を作成する(ステップS8)。そして、作成された見積情報の一覧表を発注側端末装置4に送信する(ステップS9)。これにより、ディスプレイ40の画面43に見積一覧表が表示され、発注者6は必要な建築部材9及びその見積情報を認識することが可能になる。なお、見積の一覧表には、図4(C)に示すように、建築部材9の品名、品番、サイズ、数量、及び価格と、総額とが表示されるとともに、変更可能な建築部材と変更不能な建築部材とを区分けするための区切り線48も表示される。
なお、図示していないが、本例の見積作成支援システム1では、見積作成処理が行われた後、建築部材9の受発注処理及び納品設定処理等が順次行われる。つまり、発注側端末装置4によって、一連の発注処理を全て行うことができるように、プログラムが作成されている。
このように、上記の見積作成支援システム1では、建築物の設計図面等から必要な部屋ユニットの種類を把握するだけで、必要となる建築部材9を選定することが可能になる。つまり、部屋毎に必要な建築部材9の拾い出しを、基本仕様に基づいて一気に完了させることができる。したがって、建築費総額等の見積を速やかに作成することができるとともに、受注者5等の負担を大幅に軽減することができる。また、施主の好みや予算が変更しても、容易に対応することができるため、発注者6の満足度を高め、建築部材9の受発注を円滑に進めることができる。特に、好みのスタイルや予算に応じて決定される建築物の種別21、及び間取りによって決定されるユニット情報16に応じて、建築部材9が選定され見積が作成されるため、建築部材9の変更や、それに伴う見積のやり直し作業を少なくすることができる。
また、上記の見積作成支援システム1では、発注者6は、自動的に選定された複数の建築部材9に対して、変更可能なものと変更不能なものとを明確に区別することができる。例えば、階段を構成する部材のように一つの部材が不足しても組立不可能となる建築部材は、変更を禁止するように予め設定しておくことにより、建築部材9が変更させることを防ぎ、現場での混乱を防止することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の見積作成支援システム1では、複数の種別21の建築物に対して適応可能なシステムを示したが、一つのシリーズ等、所定の種類に特定したシステムを構築するようにしてもよい。この場合には、種別21に関する情報が不要になるとともに、種別送信手段25及び種別選択認識手段26等の機能的構成を省略することが可能になる。このため処理能力が比較的低い安価なサーバー2であっても、実現することが可能になる。
また、本実施形態の見積作成支援システム1では、見積情報と一緒に部材詳細情報17を提示するもの、換言すれば、自動的に選定された建築部材9を、見積情報によって認識させるものを示したが、選択された建築部材9に関する情報を予め発注側端末装置4に送信し、建築部材9の変更がないことが確認された上で見積情報を作成するようにしてもよい。
また、本実施形態の見積作成支援システム1では、発注側端末装置として、汎用のコンピュータを用いるものを示したが、発注側端末装置は、ネットワーク3を介してサーバー2にアクセスできるものであればよく、例えば携帯電話等を利用することも可能である。
本発明の一実施形態である見積作成支援システムの構成を示す説明図である。 見積作成支援システムにおけるサーバーの機能的構成を示すブロック図である。 見積作成支援システムにおける発注側端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 発注側端末装置における表示内容を模式的に示した説明図である。 サーバーにおける処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 見積作成支援システム(建築部材の見積作成支援システム)
2 サーバー
3 ネットワーク(通信ネットワーク)
4 発注側端末装置(端末装置)
9 建築部材
11 記憶装置(ユニット情報記憶手段、部材情報記憶手段)
16 ユニット情報
17 部材詳細情報(詳細情報)
19 部屋の大きさ
20 属性
21 種別
22 変更可否情報
25 種別送信手段
27 ユニット情報抽出手段
28 ユニット情報出力手段
30 部材情報抽出手段
31 見積情報作成手段
32 表作成手段
33 見積情報送信手段
40 ディスプレイ(表示手段)

Claims (1)

  1. 建築部材の見積情報を作成するとともに、該見積情報を、サーバーから端末装置に通信ネットワークを介して送信する建築部材の見積作成支援システムであって、
    前記サーバーは、
    建築物を構築する際に組合せ可能な複数の部屋ユニットに関する情報として、少なくとも各部屋の大きさ及び属性を含む複数のユニット情報を、樹種の材料に基づく建築物の種別毎に区分して記憶したユニット情報記憶手段と、
    夫々の部屋ユニットを構成する必要建築部材の詳細情報を、前記各ユニット情報に関連づけて記憶した部材情報記憶手段と、
    前記端末装置に前記種別に関する情報を送信し、前記複数の種別の中から希望の種別を選択させることを可能にする種別送信手段と、
    前記端末装置において希望の種別が選択されると、該種別に対応するユニット情報を前記ユニット情報記憶手段から抽出するユニット情報抽出手段と、
    前記ユニット情報抽出手段によって抽出された前記ユニット情報を前記端末装置に送信し、該端末装置の表示手段に前記ユニット情報の一覧表を表示させるユニット情報出力手段と、
    前記端末装置において前記一覧表の中から希望のユニット情報が選択されると、該ユニット情報に関連する前記詳細情報を前記部材情報記憶手段から抽出する部材情報抽出手段と、
    該部材情報抽出手段によって抽出された全ての詳細情報に基づいて建築部材の見積情報を作成する見積情報作成手段と、
    該見積情報作成手段によって作成された前記見積情報を前記端末装置に送信する見積情報送信手段と
    を具備し、
    前記部材情報記憶手段には、夫々の必要建築部材に関して部材の変更を許可するか否かを示す変更可否情報がさらに記憶され、
    前記見積情報作成手段は、前記変更可否情報に基づいて、変更可能な必要建築部材と変更不能な必要建築部材とを互いに区別して見積一覧表を作成する表作成手段を有することを特徴とする建築部材の見積作成支援システム。
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