以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る住宅仕様確定支援システムのシステム構成図である。この図1に示すように、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムは、住宅仕様の確定に必要なデータを管理するサーバ1と、このサーバ1にネットワーク2を介して接続された端末装置3と、を含んで構成されている。
サーバ1には、住宅仕様の確定に必要なデータベースを構成するトランザクションデータやマスタデータが備えられている。トランザクションデータは、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、進捗状況情報テーブル12と、住宅施工事例情報テーブル17と、を含んで構成され、マスタデータは、カテゴリ情報マスタ13と、部材情報マスタ14と、部品情報マスタ15と、部品属性情報マスタ16と、を含んで構成されている。
顧客情報テーブル10は、顧客の基本情報を記憶するためのテーブルであり、この顧客情報テーブルのデータ項目には、顧客ID、氏名、建設地、契約日、着工予定日、引渡し予定日、部材発注予定日、部材入荷予定日等があり、顧客IDが顧客の識別情報となっている。
住宅仕様情報テーブル11は、顧客別の住宅の仕様情報を記憶するためのテーブルであり、この住宅仕様情報テーブル11のデータ項目には、顧客ID、カテゴリID、部材ID、部品ID、確定品番(確定した部品の品番)、確定品名(確定した部品の部品名称)、確定単価(確定した部品の単価)、確定数量(確定した部品の発注数量)、属性種別(例えば、部品の幅、高さ、奥行き、材質等)、属性値(確定した部品の属性種別に対する値)、属性画像(確定した部品の属性種別に対する画像)、メーカーID、メーカー名称、メーカー区分、仕上区分、仕上場所区分、確定保留区分等がある。なお、カテゴリIDは住宅の構成部材のカテゴリの識別情報であり、部材IDは構成部材の識別情報であり、部品IDは構成部材の部品の識別情報である。このため、住宅仕様情報テーブル11は、顧客の住宅を構成する構成部材の部品の仕様情報(属性情報)を記憶するためのテーブルとなっている。
なお、「メーカー区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている確定部品が自社製であるか或いは他社製であるかを判定するための区分であり、本実施形態では、「メーカー区分」には、1(本社メーカー(自社製))、2(資材メーカー(他社製))等がある。また、「仕上区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている確定部品が、内装仕上のカテゴリに属するものであるか否かを判定するための区分であり、本実施形態では、「仕上区分」には、0(仕上カテゴリ以外)、1(床仕上)、2(壁・天井仕上)等がある。さらに、「仕上場所区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている確定部品の仕上区分=2(壁・天井仕上)である場合に、仕上場所が壁であるか或いは天井であるかを判定するための区分であり、本実施形態では、「仕上場所区分」には、0(仕上カテゴリ以外)、1(壁)、2(天井)等がある。また、「確定保留区分」とは、住宅仕様情報テーブル11に登録されている仕様情報が、確定されたものであるか或いは確定が保留されているものであるかどうかを判定するための区分であり、本実施形態では、「確定保留区分」には、1(確定)、2(保留)等がある。
進捗状況情報テーブルは、顧客別の住宅の仕様情報の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルであり、この進捗状況情報テーブル12のデータ項目には、顧客ID、カテゴリID、進捗状況区分、完了日時等がある。すなわち、進捗状況情報テーブル12は、顧客別カテゴリ別の構成部材の部品の仕様情報(属性情報)の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルとなっている。言い換えると、進捗状況情報テーブル12は、顧客別の住宅の構成部材の部品の仕様情報(属性情報)の打合せの進捗状況情報を、構成部材が属するカテゴリ単位でまとめたものを記憶するためのテーブルとなっている。なお、本実施形態では、「進捗状況区分」には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))等がある。ここで、「進捗状況区分」の値である3(打合せ済(担当者側))は、カテゴリに属する全部の部材について、顧客側及び担当者側で確定すべき仕様情報が確定していることを意味する。これに対して、2(打合せ済(顧客側))は、カテゴリに属する全部の部材について、顧客側で確定すべき仕様情報は確定しているが、カテゴリに属する部材の中で、担当者側で確定すべき仕様情報がまだ確定していない部材が存在することを意味するものである。
本実施形態では、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、進捗状況情報テーブル12とで、顧客別の住宅仕様情報を顧客の識別情報(顧客ID)と関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段を構成するものとなっている。
住宅施工事例情報テーブル17は、住宅の施工事例情報、すなわち、住宅メーカーにより予め選定されたメーカー仕様の住宅仕様情報で構成されるメーカー仕様住宅施工事例情報や、住宅販売店により予め選定された販売店仕様の住宅仕様情報で構成される販売店仕様住宅施工事例情報等を記憶するためのテーブルであり、この住宅仕様情報テーブル11は、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルと住宅施工事例情報明細テーブルとで構成されている。
住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのデータ項目には、施工事例ID、販売エリアID、施工事例名称、施工事例の画像情報である施工事例画像、施工事例の説明を記載した施工事例説明文、施工事例に関する情報のリンク情報(施工事例に関する資料が閲覧可能なウェブサイトのURL)、この施工事例の公開/非公開区分(0(非公開)、1(公開))等があり、施工事例IDが施工事例の識別情報となっている。なお、販売エリアIDは、施工事例となっている住宅の販売エリアの識別情報であり、販売エリアID≠NULL(0としてもよい)のレコードが、販売店仕様の施工事例情報レコードとなっており、販売エリアID=NULL(0としてもよい)のレコードが、メーカー仕様の施工事例情報レコードとなっている。
住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに従属する住宅施工事例情報明細テーブルは、住宅仕様情報テーブル11と略同じレイアウトを有しており、施工事例となっている住宅の仕様情報を記憶するためのテーブルである。この住宅施工事例情報明細テーブルのデータ項目には、施工事例の識別情報である施工事例ID(住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの施工事例IDと同じ)、販売エリアID(住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの販売エリアIDと同じ)、カテゴリID、部材ID、部品ID、確定品番(確定した部品の品番)、確定品名(確定した部品の部品名称)、確定単価(確定した部品の単価)、確定数量(確定した部品の発注数量)、属性種別(例えば、部品の幅、高さ、奥行き、材質等)、属性値(確定した部品の属性種別に対する値)、属性画像(確定した部品の属性種別に対する画像)、メーカーID、メーカー名称、メーカー区分、仕上区分、仕上場所区分、確定保留区分等がある。なお、前述したように、カテゴリIDは住宅の構成部材のカテゴリの識別情報であり、部材IDは構成部材の識別情報であり、部品IDは構成部材の部品の識別情報である。このため、住宅施工事例情報明細テーブルは、施工事例となっている住宅を構成する構成部材の部品の仕様情報(属性情報)を記憶するためのテーブルとなっている。
なお、住宅施工事例情報明細テーブルには、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの施工事例IDと同じ施工事例IDを有するレコードが複数存在する。すなわち、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのレコード件数と、住宅施工事例情報明細テーブルのレコード件数とは1対多の関係にある。
カテゴリ情報マスタ13は、住宅の構成部材のカテゴリ情報を記憶するためのマスタであり、このカテゴリ情報マスタ13のデータ項目には、上位カテゴリID、カテゴリID、カテゴリ名称、表示設定区分、必須・任意設定区分等があり、カテゴリIDがカテゴリの識別情報となっている。ここで、「上位カテゴリID」とは、「カテゴリID」よりも上位のカテゴリIDをいう。また、「表示設定区分」とは、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、このカテゴリ情報マスタ13のカテゴリ名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「表示設定区分」には、0(顧客に見せる)、1(担当者にのみ見せる)等がある(以下同じ)。このため、本実施形態では、「表示設定区分」に1が設定されているカテゴリIDに対しては、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する各画面の顧客モード画面において、カテゴリ名称等の情報は非表示となる。
部材情報マスタ14は、住宅の構成部材情報を記憶するためのマスタであり、この部材情報マスタ14のデータ項目には、カテゴリID、部材ID、部材名称、表示設定区分、必須・任意設定区分、複数選択区分等があり、部材IDが構成部材の識別情報となっている。なお、「カテゴリID」には、構成部材が属するカテゴリの識別情報が格納される。ここで、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部材情報マスタ14の部材名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。また、「必須・任意設定区分」とは、部材に対して部品の選択入力が必須であるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「必須・任意設定区分」には、0(任意)、1(必須)がある。また、「複数選択区分」とは、部材に対して複数の部品を選択入力可能かどうか設定するための区分であり、本実施形態では、「複数選択区分」には、0(複数選択不可)、1(複数選択可)がある。
部品情報マスタ15は、住宅の構成部材の部品情報を記憶するためのマスタであり、この部品情報マスタ15のデータ項目には、部材ID、部品ID、部品名称、部品画像、部品単価、表示設定区分、メーカーID、等があり、部品IDが部品の識別情報となっている。なお、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品情報マスタ15の部品名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
部品属性情報マスタ16は、部品に対して設定可能な属性情報を記憶するためのマスタであり、この部品属性情報マスタ16のデータ項目には、部品ID、部品属性種別、部品属性値、表示設定区分等がある。なお、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品属性情報マスタ16の部品属性種別等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
本実施形態では、部材情報マスタ14は、後述するカテゴリ表示・選択画面40(図2参照)に表示する各カテゴリに属する構成部材情報を、カテゴリの識別情報(カテゴリID)及びカテゴリに属する構成部材の識別情報(部材ID)と関連付けて記憶する構成部材情報記憶手段となっている。
また、本実施形態では、部品情報マスタ15は、構成部材に対して選択可能な部品情報を構成部材の識別情報(部材ID)及び部品の識別情報(部品ID)と関連付けて記憶する部品情報記憶手段となっている。
また、本実施形態では、部品属性情報マスタ16は、後述する部品表示・選択画面80(図6参照)で選択される部品の属性情報を部品の識別情報(部品ID)と関連付けて記憶する部品属性情報記憶手段となっている。
なお、本実施形態では、部品情報マスタ15、部品属性情報マスタ16の各情報は、本システムの担当者により入力されるのではなく、部品メーカー各社が保有するマスタ情報を取り込むことにより得られるものである。すなわち、部品メーカー各社のシステムのマスタ情報をCSV形式のテキストファイルで受け取り、このCSVファイルを本システムで取り込めるようにレイアウト変換を実行した後、このレイアウト変換後のCSVファイルを本システムの部品情報マスタ15、部品属性情報マスタ16に取り込む処理が実行される。
端末装置3は、キーボード、マウス等の入力手段と、ディスプレイ等の出力手段を備えており、端末装置3は、サーバ1から送信されてくる顧客別の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面、住宅施工事例情報をメンテナンス(登録、修正、削除)するための住宅施工事例情報管理画面、住宅施工事例情報を選択するため住宅施工事例情報選択画面、その他の画面の表示用データを受信し、これらの画面の表示用データは、端末装置3に備えられているWebブラウザ等のソフトウェアを介して出力手段に出力されるものとなっている。
住宅仕様情報選択入力画面は、住宅の構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材を選択させるための後述する構成部材表示・選択画面60(図4参照)と、この構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための後述する部品表示・選択画面80と、この部品表示・選択画面80で選択される部品の属性情報を選択入力させるための後述する部品属性情報選択入力画面110(図7参照)と、を含んで構成されており、これらの画面には、住宅仕様の打合せを行う担当者側で確定すべき仕様情報を含む住宅仕様情報の選択入力が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべき仕様情報を含まない住宅仕様情報の選択入力が可能な顧客モード画面と、がある。
また、住宅仕様情報選択入力画面には、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるための後述するカテゴリ表示・選択画面40があり、このカテゴリ表示・選択画面40には、住宅仕様の打合せを行う担当者が選択可能なカテゴリを含むカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者が選択可能なカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。
上述した住宅仕様情報選択入力画面、住宅施工事例情報管理画面、住宅施工事例情報選択画面、その他の画面の表示用データは、サーバ1の処理手段20により生成されるものである。
なお、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面、住宅施工事例情報管理画面、住宅施工事例情報選択画面の詳細な説明は後述する。
図1に示すように、サーバ1は、住宅仕様の確定に必要な処理を実行する処理手段20を備えており、この処理手段20は、住宅仕様情報選択入力受付処理手段21と、住宅仕様情報登録処理手段32と、確定部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33と、住宅仕様情報抽出処理手段34と、住宅施工事例情報選択受付処理手段35と、住宅施工事例情報選択画面切換処理手段36と、住宅施工事例情報参照登録処理手段37と、既登録住宅仕様情報参照登録処理手段38と、帳票データファイル作成処理手段50と、帳票データファイル送信処理手段51と、住宅施工事例情報カテゴリ選択受付処理手段52と、を含んで構成されている。
住宅仕様情報選択入力受付処理手段21は、さらに、カテゴリ選択受付処理手段22と、構成部材抽出処理手段23と、構成部材選択受付処理手段24と、部品抽出処理手段25と、部品選択受付処理手段26と、部品属性情報抽出処理手段27と、部品属性情報選択入力受付処理手段28と、モード画面切換処理手段29と、カテゴリ色分け表示処理手段30と、部品属性情報未確定表示処理手段31と、を含んで構成されるものとなっている。
なお、サーバ1の処理手段20は、サーバ1の記憶装置に記憶されたソフトウェアで構成されるものである。
住宅仕様情報選択入力受付処理手段21は、顧客別の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、住宅仕様情報選択入力画面で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客別の住宅仕様情報を受信する処理を実行する構成となっている。
住宅仕様情報登録処理手段32は、後述する部品属性情報選択入力受付処理手段28により受け付けた部品の属性情報を、顧客の識別情報(顧客ID)及び部品の識別情報(部品ID)と関連付けて住宅仕様情報記憶手段を構成する住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する構成とされている。すなわち、住宅仕様情報登録処理手段32は、確定した部品の属性情報を、顧客の識別情報及び部品の識別情報と関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する構成とされている。なお、住宅仕様情報登録処理手段32により、部品が属する構成部材の識別情報(部材ID)や構成部材が属するカテゴリの識別情報(カテゴリID)も、住宅仕様情報テーブル11に記憶される。
確定部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33は、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定した部品の一覧を表示し、担当者モード画面と顧客モード画面とがある確定部品一覧表示画面130の表示用データを端末装置3へ送信する処理を実行する構成となっている。なお、端末装置3では、確定部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33により送信された確定部品一覧表示画面130の表示用データを受信し、この受信した確定部品一覧表示画面130の表示用データが、端末装置3の出力手段に出力される。
カテゴリ選択受付処理手段22は、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、カテゴリ表示・選択画面40で選択されて端末装置3から前記ネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリの識別情報を受信する処理を実行する構成となっている。なお、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データは、処理手段20が、カテゴリ情報マスタ13の全レコードを抽出して作成する。
構成部材抽出処理手段23は、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリに属する構成部材を、カテゴリの識別情報(カテゴリID)をキーとして、構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ14から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、構成部材抽出処理手段23は、部材情報マスタ14のレコードのうち、カテゴリIDがカテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
構成部材選択受付処理手段24は、構成部材表示・選択画面60の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、構成部材表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる構成部材の識別情報(部材ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
部品抽出処理手段25は、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報(部材ID)をキーとして、部品情報記憶手段である部品情報マスタ15から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品抽出処理手段25は、部品情報マスタ15のレコードのうち、部材IDが構成部材選択受付処理手段24により受け付けた部材IDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
部品選択受付処理手段26は、部品抽出処理手段25により抽出された部品を表示・選択させるための部品表示・選択画面80の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品表示・選択画面80で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報(部品ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
部品属性情報抽出処理手段27は、部品選択受付処理手段26により受け付けた部品に対して選択入力可能な属性情報を、受信された部品の識別情報をキーとして、部品属性情報記憶手段である部品属性情報マスタ16から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品属性情報抽出処理手段27は、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、部品IDが部品選択受付処理手段26により受け付けた部品IDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
部品属性情報選択入力受付処理手段28は、部品属性情報抽出処理手段27により抽出された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の属性情報を受信する処理を実行する構成となっている。
モード画面切換処理手段29は、端末装置3へ送信する担当者モード画面の表示用データと顧客モード画面の表示用データとを、端末装置3からの要求信号(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))に応じて切り換える処理を実行する構成となっている。すなわち、モード画面切換処理手段29は、端末装置3から送信されてきた要求信号である画面表示区分が0の場合は、端末装置3へ送信する画面を顧客モード画面に切り換える処理を実行し、端末装置3から送信されてきた要求信号である画面表示区分が1の場合は、端末装置3へ送信する画面を担当者モード画面に切り換える処理を実行する。なお、端末装置3の出力手段に出力されるデフォルト画面は、顧客モード画面となっている。
カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリ表示・選択画面40に表示されているカテゴリに対して、このカテゴリに属する構成部材に対して選択された部品の属性情報の選択入力の進捗状況(確定状況)に応じた色分け表示処理を実行する構成となっている。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定していない場合と、に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するものとなっている。
また、カテゴリ色分け表示処理手段30は、顧客モード画面において、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない場合には、担当者モード画面において、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するものとなっている。
部品属性情報未確定表示処理手段31は、確定部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理を実行する構成となっている。
住宅仕様情報抽出処理手段34は、住宅仕様情報テーブル11に記憶されている顧客別の住宅仕様情報レコードのうち、端末装置3で入力されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客(処理対象となってる顧客)の識別情報である顧客IDを有する住宅仕様情報レコードを、前記顧客IDをキーとして、住宅仕様情報テーブル11から抽出する処理を実行するものとなっている。
住宅施工事例情報選択受付処理手段35は、住宅施工事例情報テーブル17に記憶されたメーカー仕様住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧から前記メーカー仕様住宅施工事例情報を選択させるためのメーカー仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、メーカー仕様住宅施工事例情報選択画面で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる前記メーカー仕様住宅施工事例情報を受信する処理を実行するものである。また、住宅施工事例情報選択受付処理手段35は、住宅施工事例情報テーブル17に記憶された販売店仕様住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧から前記販売店仕様住宅施工事例情報を選択させるための販売店仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、販売店仕様住宅施工事例情報選択画面で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる販売店仕様住宅施工事例情報を受信する処理を実行するものである。
住宅施工事例情報選択画面切換処理手段36は、端末装置3へ送信するメーカー仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データと、販売店仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データと、を端末装置3からの要求信号に応じて切り換える処理を実行するものとなっている。
住宅施工事例情報参照登録処理手段37は、住宅施工事例情報選択受付処理手段35により受け付けたメーカー仕様住宅施工事例情報を、端末装置3で入力されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理を実行するものである。また、住宅施工事例情報参照登録処理手段37は、住宅施工事例情報選択受付処理手段35により受け付けた販売店仕様住宅施工事例情報を、端末装置3で入力されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理を実行するものである。より具体的には、住宅施工事例情報参照登録処理手段37は、住宅施工事例情報テーブル17を構成する住宅施工事例情報明細テーブル17Bのレコードのうち、住宅施工事例情報選択受付処理手段35により受け付けたメーカー仕様住宅施工事例情報又は販売店仕様住宅施工事例情報の識別情報である施工事例IDを有するレコードを抽出し、この抽出したレコードの情報を、端末装置3で入力されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理を実行するものである。
既登録住宅仕様情報参照登録処理手段38は、住宅仕様情報抽出処理手段34により抽出された顧客の住宅仕様情報を、施工事例の識別情報である施工事例IDと関連付けて住宅施工事例情報テーブル17に記憶する処理を実行するものとなっている。
帳票データファイル作成処理手段50は、住宅仕様情報テーブル11に記憶されている顧客別の住宅仕様情報のうち、少なくとも仕様が確定した住宅の構成部材の確定品番、確定品名、属性情報である属性種別及び属性値、画像情報である属性画像に基づき、パーソナルコンピュータのアプリケーションソフトウェアで読み込み可能なファイル形式の帳票データファイルを作成する処理を実行するものである。より具体的には、帳票データファイル作成処理手段50は、端末装置3で入力されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の識別情報である顧客IDを有する住宅仕様情報テーブル11のレコードのうち、少なくとも仕様が確定したレコード(確定保留区分=1のレコード)を抽出し、この抽出したレコードの確定品番、確定品名、属性情報である属性種別及び属性値、画像情報である属性画像に基づき、パーソナルコンピュータのアプリケーションソフトウェアで読み込み可能なファイル形式の帳票データファイルを作成する処理を実行するものである。
また、帳票データファイル送信処理手段51は、帳票データファイル作成処理手段50により作成された帳票データファイルを端末装置3に送信(ダウンロード)する処理を実行するものである。
住宅施工事例情報カテゴリ選択受付処理手段52は、メーカー仕様住宅施工事例情報選択画面又は販売店仕様住宅施工事例情報選択画面で選択された施工事例の識別情報である施工事例IDを有する住宅施工事例情報明細テーブルに記憶された住宅施工事例情報のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる前記住宅施工事例情報の前記カテゴリを少なくとも1個選択させるための住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面の表示用データを、端末装置3へ送信するとともに、前記住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる前記住宅施工事例情報のカテゴリの識別情報であるカテゴリIDを受信する処理を実行するものである。この場合において、住宅施工事例情報参照登録処理手段37は、少なくとも、住宅施工事例情報カテゴリ選択受付処理手段52により受け付けた前記カテゴリIDに属する構成部材の属性情報を、端末装置3で入力されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理を実行する。
次に、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムで実行される各処理を説明する。なお、以下の説明で参照する図2〜図22に示されている各画面は、端末装置3の出力手段であるディスプレイに出力されるものであり、これらの画面の表示用データは、サーバ1の処理手段20により作成されて端末装置3へ送信されるものである。
本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムの利用の開始は、端末装置3に表示される図示しないログイン画面で入力された利用者(住宅販売店の担当者)のユーザID及びパスワードがサーバ1に送信され、このサーバ1よるユーザID及びパスワードの認証処理を経て行われる。なお、利用者のユーザID及びパスワード等の情報は、システム管理者によってユーザマスタに予め登録されている。
サーバ1によるユーザID及びパスワードの認証がされると、端末装置3には、図示しない顧客情報管理画面が表示される。この顧客情報管理画面では、担当者が担当する顧客の新規登録や、これから住宅仕様の打合せを行う登録済の顧客の選択等を行う。担当者が、顧客情報管理画面に表示された顧客の一覧からこれから打合せを行う顧客を選択すると、選択された顧客の識別情報である顧客IDの取得処理が行われるとともに、担当者との打合せが始まるまで間に顧客に見せる図示されないインフォメーション画面(待受画面)が表示される。このインフォメーション画面には、例えば、担当者がこれから打合せを行う顧客の住宅工事スケジュール情報(顧客情報テーブル10の契約日、部材発注予定日、着工予定日、部材入荷予定日、引渡し予定日等)や、システムの利用方法等の情報が表示されるようになっている。
このインフォメーション画面の上部には、このインフォメーション画面や、構成部材の部品の選択入力画面や、部品の属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面のタブが配置されており、これら3つの画面のうち、表示させたい画面のタブをクリック(マウスのクリックによるものでもよく、キーボードのキー押下によるものでもよい。以下同じ)することにより、選択したタブ画面に遷移するようになっている。また、インフォメーション画面の最上部には、住宅施工事例を選択するための選択画面を表示するための「施工事例」ボタンも配置されている。
図2には、構成部材の部品の選択入力を行うための最初の画面であって、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるためのカテゴリ表示・選択画面40(言い換えると、フロー表示・選択画面40)が表示されている。この画面40の最上部には、左から、上記インフォメーション画面を表示させるための「インフォメーション」タブ41、この図2に表示されている画面40を表示させるための「フロー」タブ42、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面を表示させるための「選択部品一覧」タブ43の3個のタブが表示されている。したがって、上述したインフォメーション画面や、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面が表示されているときにも、これらの3個のタブが表示される。
図2に示されているように、カテゴリ表示・選択画面40は、構成部材のカテゴリの一覧を表示するものとなっている。このカテゴリの一覧の上部には、5個のカテゴリ表示欄44が横方向に並んで配置されており、最も左側のカテゴリ表示欄44から順に「外部」、「内部」、「水廻り設備」、「電気、空調等」、「インテリア・エクステリア」のカテゴリ名称が表示されている。また、それぞれのカテゴリ表示欄44の下には、それぞれのカテゴリ表示欄44のカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄45(言い換えると、カテゴリボタン45)が縦方向に並んで配置されている。すなわち、カテゴリ表示欄45のカテゴリは、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリとなっており、言い換えると、カテゴリ表示欄44のカテゴリは、カテゴリ表示欄45のカテゴリの上位カテゴリとなっている。
図3は、図2のカテゴリ表示・選択画面40の部分拡大図であり、図2のカテゴリ表示欄44に表示されているカテゴリ名称が「水廻り設備」となっているカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄45の拡大図である。
図3に示すように、カテゴリ表示欄45は、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリのカテゴリ名称を表示するためのカテゴリ名称表示欄45Aと、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリに属する構成部材の部品の属性情報の選択入力の進捗状況情報を表示するための進捗状況表示欄45Bとで構成されている。
図3に示すように、縦方向に並んで配置されている複数のカテゴリ表示欄45のカテゴリ名称表示欄45Aには、カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリのカテゴリ名称である「キッチン」、「キッチンカウンター」、「カップボード」、「バスユニット」、「洗面化粧台」、「トイレ」、「手洗いカウンター」、「トイレ収納」等が表示されている。
なお、上位のカテゴリ表示欄44に表示されるカテゴリ名称は、カテゴリ情報マスタ13のレコードのうち、上位カテゴリIDがゼロ以外であって、かつ、カテゴリIDがゼロである各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。また、下位のカテゴリ表示欄45のカテゴリ名称表示欄45Aに表示されるカテゴリ名称は、カテゴリ情報マスタ13のレコードのうち、上位カテゴリIDがゼロ以外であって、かつ、カテゴリIDがゼロ以外である各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。
カテゴリ表示欄45の進捗状況表示欄45Bに表示される進捗状況情報は、進捗状況情報テーブル12のデータ項目のうちの進捗状況区分と完了日時とから編集されるものであり、この進捗状況情報テーブル12のレコードの取得は、顧客ID及びカテゴリIDをキーとして、進捗状況情報テーブル12から抽出処理を実行するサーバ1の処理手段20を構成する図示しない進捗状況抽出処理手段により実行される。
それぞれのカテゴリの進捗状況表示欄45Bに表示される進捗状況情報は、取得した進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分及び完了日時と、以下の条件とにより生成される。なお、前述したように、進捗状況区分には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))があり、「0」は、顧客側で確定すべき仕様が何も確定していない状態を意味し、「1」は、顧客側で確定すべき仕様が一部確定した状態を意味し、「2」は、顧客側で確定すべき仕様がすべて確定した状態を意味し、「3」は、担当者側で確定すべき仕様もすべて確定した状態を意味するものである。
このため、進捗状況区分が0である場合には、進捗状況表示欄45Bには、文字列「未着手」が表示される。また、進捗状況区分が1である場合には、進捗状況表示欄45Bには、「選択中」が表示される。なお、この進捗状況表示欄45Bには、進捗状況情報テーブル12の完了日時(直近の打合せ日時(具体的にはデータ登録・更新日時)が格納されている)と「打合せ未完了」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ未完了」を表示するようにしてもよい。また、進捗状況区分が2又は3である場合には、進捗状況表示欄45Bには、進捗状況情報テーブル12の完了日と「打合せ済」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ済」が表示される。
また、本実施形態では、下位のカテゴリ表示欄45の背景色は、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分の値に応じた色分けが行われるようになっている。なお、図2及び図3における背景色の着色は、便宜上、網掛け表示となっている。
すなわち、進捗状況区分が0である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は白色(言い換えると、デフォルトの画面背景色のまま)であり、進捗状況区分が1である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は黄色に着色され、進捗状況区分が3である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は緑色に着色される。なお、図2のカテゴリ表示・選択画面40右最上部には、上述したカテゴリ表示欄45の背景色の凡例46が表示されている。
進捗状況区分が2である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっているか担当者モード画面となっているかによって異なる。
ここで、カテゴリ表示・選択画面40には、前述したように、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、このカテゴリ表示・選択画面40におけるモード画面の切り換えは、画面40の右最下部に配置されている「お客様モード」(顧客モード)ボタン47あるいは「担当者モード」ボタン48をクリックすることにより行われる。すなわち、「お客様モード」(顧客モード)ボタン47あるいは「担当者モード」ボタン48がクリックされることにより、端末装置3からモード切換の要求信号(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))がサーバ1に送信され、サーバ1は、受信した要求信号に応じて端末装置3に送信する顧客モード画面の表示用データと担当者モード画面の表示用データとを切り換える。なお、端末装置3に送信する表示用データの切換処理は、サーバ1のモード画面切換処理手段29により実行される。
現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっている場合には、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))であるカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は緑色に着色される。しかし、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が担当者モード画面となっている場合には、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))となっているカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は黄色に着色される。この着色処理は、顧客モード画面においては、カテゴリ表示欄45のカテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面においては、担当者側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が確定していない構成部材が存在することを担当者に知らしめるための処理である。一方、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が3(打合せ済(担当者側))であるカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は、前述したように、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっているか否かにかかわらず(すなわち、顧客モード画面及び担当者モード画面において)、緑色に着色される。
なお、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分に応じたカテゴリ表示欄45の背景色に付す色は、上述した色に限定されるものではなく、任意である。
なお、前述したように、カテゴリ情報マスタ13のデータ項目には表示設定区分があり、この表示設定区分には、0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる)とがあり、表示設定区分に1が設定された下位のカテゴリIDに対応するカテゴリ表示欄45は、顧客モード画面では何も表示されず、担当者モード画面に切り換えることにより表示されるようになっている。
このように、カテゴリ表示・選択画面40には、担当者側で確定すべきカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべきカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。言い換えると、カテゴリ表示・選択画面40には、担当者側で確定すべきカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、担当者側で確定すべきカテゴリも含むカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、がある。
また、前述したように、カテゴリ情報マスタ13のデータ項目には必須・任意設定区分があり、この必須・任意設定区分には、0(任意項目)と1(必須項目)とがあり、必須・任意設定区分に1が設定された下位のカテゴリIDの進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が0(打合せ未着手)である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は赤色(デフォルトの画面背景色とは異なる色)に着色されるようにしてもよい。この着色処理は、必須のカテゴリに属する部材の部品の属性情報の選択入力が未着手の状態であることを担当者に知らしめるための処理である。
なお、上述した色分け処理は、サーバ1の処理手段20のカテゴリ色分け表示処理手段30により実行される。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段30によりカテゴリ表示・選択画面40の表示用データが色分け処理された後、この色分け処理された表示用データは、カテゴリ選択受付処理手段22によりサーバ1からネットワーク2を介して送信される。
図2のカテゴリ表示・選択画面40において、利用者が、部品の属性情報の選択入力を行う構成部材が属するカテゴリ表示欄45をクリックすることにより、このクリックされたカテゴリ表示欄45に対応するカテゴリの識別情報であるカテゴリIDが、端末装置3からネットワーク2を介してサーバ1へ送信され、この送信されたカテゴリIDがサーバ1で受信される。
なお、サーバ1からカテゴリ表示・選択画面40の表示用データが端末装置3に送信される処理から、上述したように、カテゴリ表示・選択画面40において選択されたカテゴリのカテゴリIDがサーバ1で受信されるまでの処理は、サーバ1の処理手段20のカテゴリ選択受付処理手段22により実行される。すなわち、サーバ1の処理手段20のカテゴリ選択受付処理手段22により、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、カテゴリ表示・選択画面40で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリの識別情報であるカテゴリIDを受信する処理が実行される。
この後、サーバ1では、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDに属する構成部材を、カテゴリIDをキーとして、構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ14から抽出する処理が、構成部材抽出処理手段23により実行される。すなわち、部材情報マスタ14のレコードのうち、カテゴリIDがカテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDと一致するレコードが、構成部材抽出処理手段23により抽出される。
図4には、構成部材抽出処理手段23により抽出された構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から部品の属性情報を確定する構成部材を選択させるための構成部材表示・選択画面60(言い換えると、カテゴリ表示・選択画面40に表示されている構成部材のカテゴリよりも下位のカテゴリ表示・選択画面60)の部分拡大図が示されている。この構成部材表示・選択画面60の表示用データは、サーバ1の処理手段20の構成部材選択受付処理手段24により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この構成部材選択受付処理手段24は、構成部材表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる構成部材の識別情報である部材IDを受信する処理も実行するものである。
図4の構成部材表示・選択画面60に表示されている構成部材は、図2及び図3のカテゴリ表示・選択画面40において、上位カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリである「キッチン」が選択された場合における構成部材抽出処理手段23により抽出された構成部材である。
図4に示すように、「キッチン」の構成部材は複数あり、左側から、本体である「シリーズ」、「オプション」、「シンク」等となっており、それぞれの部材に対して選択入力された仕様情報が表示される部材表示欄63が横方向に並んで配置されている。
なお、構成部材表示・選択画面60の左最上部には、カテゴリ表示・選択画面40で選択された上位カテゴリのカテゴリ名称61と、この上位カテゴリの下位カテゴリのカテゴリ名称62とからなるパンくずリストが表示されている。
それぞれの部材表示欄63の左上部には、部材名称欄64が配置されており、この部材名称欄64には、部材情報マスタ14の部材名称が表示される。また、それぞれの部材表示欄63の右上部には、必須・任意表示欄65と、確定・未確定表示欄66と、複数選択表示欄67が配置されている。
必須・任意表示欄65は、部品の選択、あるいは、部品の属性情報の選択入力が必須であるか否かを表示するものであり、前述したカテゴリ情報マスタ13の必須・任意設定区分と同様に、部材情報マスタ14の必須・任意設定区分が1(必須項目)となっている場合にのみ、必須・任意表示欄65に「必」が表示される。
また、確定・未確定表示欄66は、部品の属性情報の選択入力が確定しているか否かを表示するものであり、サーバ1の図示しない部材進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))又は3(打合せ済(担当者側))の場合には、確定・未確定表示欄66には「確」が表示され、部材進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が上記2、3以外の場合には、確定・未確定表示欄66には「未」が表示される。
また、複数選択表示欄67は、複数の部品の選択が可能であるか否かを表示するものであり、部材情報マスタ14の複数選択区分が1(複数選択可)となっている場合にのみ、複数選択表示欄67に「複」が表示される。
図4では、表示されている部材(「シリーズ」、「オプション」、「シンク」等)の全部について、部品の属性情報の選択入力が行われていない状態となっており、このため、それぞれの部材表示欄63には、「部品を選択する」の文字列が表示されている。なお、部品の属性情報の選択入力が必須の部材であっても、「部品を選択しない」ボタン75が表示されている部材については、この「部品を選択しない」ボタン75をクリックすることにより、部品の属性情報の選択入力を行わずに、部品の属性情報の選択入力が完了(確定)したものとすることができるようになっている(図4の「シンク」の部材表示欄63を参照)。
なお、構成部材表示・選択画面60にも、顧客モード画面と担当者モード画面とがあり、部材情報マスタ14のデータ項目には、カテゴリ情報マスタ13と同様に、表示設定区分(0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる))がある。このため、担当者側で部品の属性情報の選択入力を行うべき部材に対しては、部材情報マスタ14の表示設定区分に1を設定することにより、構成部材表示・選択画面60の顧客モード画面においては、表示設定区分に1を設定した部材の部材表示欄63を表示させないようにすることが可能となる。
なお、顧客モード画面と担当者モード画面の切換は、後述する図5及び図6の画面右最下部に配置されている「お客様モード」ボタン86あるいは「担当者モード」ボタン87をクリックすることにより行われる。
この図4に示す構成部材表示・選択画面60において、部品の選択を行う部材の部材表示欄63(正確には「部品を選択する」が表示されている領域)をクリックすると、図5に示すように、構成部材表示・選択画面60の下には、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための部品表示・選択画面80が表示される。
図6には、この部品表示・選択画面80の部分拡大図が表示されている。この図6に示されているように、部品表示・選択画面80には、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧がカード形式で表示されるものである。横方向に複数個並んで表示されているそれぞれの部品情報カード81には、部品情報マスタ15から取得された部品名称81A、部品単価81B、部品画像81C、製造メーカー名81D(部品情報マスタ15のメーカーIDを参照キーとして図示しないメーカーマスタから取得)等が表示される。
なお、サーバ1の処理手段20の部品抽出処理手段25により、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報である部材IDをキーとして、部品情報マスタ15から抽出する処理が実行され、この部品抽出処理手段25により抽出された部品が部品表示・選択画面80に表示されるようになっている。
なお、部品表示・選択画面80の表示用データは、サーバ1の処理手段20の部品選択受付処理手段26により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この部品選択受付処理手段26は、部品表示・選択画面80で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報である部品IDを受信する処理も実行するものである。
部品表示・選択画面80の下部には、前ボタン82Aと後ボタン82Bとからなるカード前後移動ボタン82が配置されており、前ボタン82Aがクリックされると、現在表示されている部品情報カード81群よりも画面手前側に存在する部品情報カード81群が表示され、後ボタン82Bがクリックされると、現在表示されている部品情報カード81群よりも画面奥側に存在する部品情報カード81群が表示される。
また、図6に示されているように、部品表示・選択画面80の左最下部には、「絞込み画面を開く」ボタン83が配置されており、この「絞込み画面を開く」ボタン83がクリックされることにより、図示しない絞込検索条件選択入力画面が表示される。そして、この絞込検索条件選択入力画面において、部品の属性情報(例えば、位置(左/右/中央)、色、サイズ(最小寸法、最大寸法)、価格(最低価格、最高価格)等)を選択入力することにより、現在表示されている部品情報カード81群の件数を絞り込むことができる。
一度件数を絞り込んだ後、絞り込む前の部品情報カード81群の全件を表示させるためには、「絞込み画面を開く」ボタン83の右側に配置されている「全件を表示する」ボタン84をクリックする。なお、「全件を表示する」ボタン84の右側には、部品表示・選択画面80に現在表示されている部品情報カード81群の件数85が表示されるようになっている。
なお、部品表示・選択画面80にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品表示・選択画面80のモードは、この部品表示・選択画面80の前の処理画面である構成部材表示・選択画面60の画面モード(前述した画面表示区分)を引き継ぐものとなっている。
部品表示・選択画面80に表示されている部品情報カード81群のうちの1個の部品情報カード81がクリックされると、図7に示すように、部品表示・選択画面80で選択された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110が表示される。この部品属性情報選択入力画面110にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品属性情報選択入力画面110のモードは、この部品属性情報選択入力画面110の前の処理画面である部品表示・選択画面80のモードを引き継ぐものとなっている。
図7に示されているように、部品属性情報選択入力画面110の左最上部には、部材名称欄111が配置されており、この部材名称欄111に構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材の部材名称が表示される。
品番欄115の下には、部品の属性種別名称欄119と属性値選択欄120が配置されており、部品の属性種別名称欄119には、部品表示・選択画面80で選択された部品に対して選択可能な属性種別名称が表示され、部品の属性値選択欄120には、属性種別名称欄119に表示された属性種別名称に対して選択可能な属性値の一覧が横方向に並んで配置される。
図7に示されている例では、「レンジフード」の属性種別名称として「幅」、「高さ」、「材質」があり、「幅」として選択可能な属性値として「200mm」、「300mm」、「400mm」、「600mm」の4通りがあり、「高さ」として選択可能な属性値として「200mm」、「300mm」、「400mm」、「500mm」の4通りがあり、「材質(色)」として選択可能な属性値として「ホワイト」、「ブルー」、「アプリコット」の3通りがある。なお、これらの属性情報は、サーバ1の部品属性情報抽出処理手段27により部品属性情報マスタ16から抽出される。すなわち、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、部品IDが部品選択受付処理手段26により受け付けた部品IDと一致するレコードが、部品属性情報抽出処理手段27により抽出され、抽出されたレコードの属性情報が部品属性情報選択入力画面110に表示される。
部材名称欄111の右側には、部品の属性値の組合せ件数表示欄112が配置されており、図7に示されている例では、「幅」の属性値が4パターン、「高さ」の属性値が4パターン、「材質」の属性値が3パターンとなっており、組合せ件数表示欄112には、4×4×3の合計48件が表示される。なお、この組合せ件数は、必ずしも各属性値のパターン数を乗算した数とは限らず、部品ごとに異なる。
また、単価表示欄116には、属性値の組合せにより算出される部品の最低単価と最高単価が表示される。それぞれの属性種別について属性値を1個選択することにより、部品の仕様が1通りに決定(確定)され、単価表示欄116には、確定した部品の単価が表示され、部材名称欄111の下の品名欄114、品番欄115には、確定した部品の品名、品番が表示される。
このとき、組合せ件数表示欄112の件数は1となる。この後、単価表示欄116の下部に配置されている数量入力欄117に必要な数量を入力した後、画面最下部の「金額を更新」ボタン124をクリックすることにより、決定した単価に、数量入力欄117で入力した数量を乗じた合計金額が、合計金額表示欄118に表示される。なお、画面右最上部に配置されている「絞込みをクリア」ボタン113をクリックすることにより、各属性種別で選択した属性値が解除され、部品の属性値の組合せ件数表示欄112に表示される件数も、最初に表示されていた件数に戻る。
それぞれの属性種別について属性値を選択し、数量を入力した状態で、画面下部に配置されている「確定する」ボタン122がクリックされると、上記の属性情報が確定された状態で部品表示・選択画面80に戻る。一方、画面下部に配置されている「保留する」ボタン123がクリックされると、上記の属性情報が保留された状態で部品表示・選択画面80に戻るが、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力が行われた部品の部品情報カード81の背景色は、黄色に着色される。
なお、部品属性情報選択入力画面110も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、担当者側で確定すべき属性情報については、顧客モード画面では表示しないように設定することができる。すなわち、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、「表示設定区分」に1(担当者にのみ見せる)が設定されたレコードの属性情報については、顧客モード画面には表示されない。
なお、図示されていないが、部品属性情報選択入力画面110には、この画面で属性情報の選択入力を行う部品に関する情報(カタログ等の資料)を閲覧することができるサイトのURLボタンが複数配置されている。このため、これらのURLボタンがクリックされることにより、顧客は、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力を行う部品の詳しい情報をその場で知ることができるようになる。
図8は、図7の部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力を確定させた状態の構成部材が表示されている図4の構成部材表示・選択画面60の拡大図である。
この図8に示されているように、属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材は、「シリーズ」であり、この「シリーズ」の部材表示欄63には、部品画像71と、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されたことにより確定した品名72、数量73、金額74が表示され、部材表示欄63の背景色は緑色に着色されている(図8では便宜上網掛け表示)。また、「シリーズ」の部材表示欄63の右上部の確定・未確定表示欄66は、「未」から「確」へと表示されている。
属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材の部材表示欄63には、「クリア」ボタン70が表示されており、この「クリア」ボタン70をクリックすることにより、部品の選択、部品の属性情報の選択入力がされていない初期状態に戻すことができる。
この状態において「フロー画面に戻る」ボタン76をクリックすると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力が確定した部品の属性情報等がサーバ1の住宅仕様情報テーブル11や進捗状況情報テーブル12等に登録されずに、図2のカテゴリ表示・選択画面40に戻る。
一方、「選択を完了する」ボタン77をクリックすると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力が確定した部品の属性情報が、端末装置3からサーバ1へ送信された後、サーバ1の住宅仕様情報登録処理手段32により、住宅仕様情報テーブル11への登録・更新処理が実行される。すなわち、住宅仕様情報登録処理手段32は、確定された又は保留された部品の属性情報を、顧客の識別情報である顧客ID及び部品の識別情報である部品IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する。
また、住宅仕様情報登録処理手段32により、カテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄45に表示される各カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分や完了日時が、各カテゴリに属する構成部材の部品の属性情報の選択入力の状況に応じた値、データ登録・更新日時(具体的には、サーバ1のシステム日付・時刻)に更新される。すなわち、カテゴリに属する全部の構成部材の部品の属性情報(担当者側で確定すべき属性情報を除く)の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は2(打合せ済(顧客側))に更新される。一方、カテゴリに属する全部の構成部材の部品の属性情報(担当者側で確定すべき属性情報を含む)の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は3(打合せ済(担当者側))に更新される。また、カテゴリに属する一部の構成部材の部品の属性情報の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は1(打合せ中)に更新される。
なお、確定された部品については、住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に1がセット(移送)され、確定が保留されている部品については、住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に2がセットされる。
図2に示すカテゴリ表示・選択画面40や、図4に示す構成部材表示・選択画面60において、画面最上部の「選択部品一覧」タブ43がクリックされると、図9に示す確定部品一覧表示画面130が表示される。この確定部品一覧表示画面130は、部品属性情報選択入力画面110で確定された部品の属性情報の一覧をカテゴリ(図2のカテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄45に表示されるカテゴリ)単位で表示するものである。この確定部品一覧表示画面130の表示用データは、サーバ1の処理手段20により生成された後、確定部品一覧表示画面表示用データ送信処理手段33により端末装置3へ送信する処理が実行される。
図9に示すように、端末装置3の出力手段に出力される確定部品一覧表示画面130の左上部には、上位カテゴリ(図2のカテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄44に表示されるカテゴリ)を選択するための上位カテゴリリストボックス131と、このリストボックス131で選択された上位カテゴリに属する下位カテゴリを選択するための下位カテゴリリストボックス132が配置される。上位カテゴリリストボックス131がクリックされると、5個の上位カテゴリの項目名「外部」「内部」「水廻り設備」「電気・空調等」「インテリア・エクステリア」が上から順に並べられたリストが表示され、これらの上位カテゴリのリストの項目名のうちのいずれかをクリックすると、下位カテゴリリストボックス132の操作が有効となる。
例えば、上位カテゴリリストボックス131において、「水廻り設備」を選択(クリック)した後、下位カテゴリリストボックス132をクリックすると、上位カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリの項目名「キッチン」「キッチンカウンター」「カップボード」「バスユニット」「洗面化粧台」「洗面収納」「トイレ」「手洗いカウンター」「トイレ収納」「アクセサリー」「給湯」「水廻りパック」等が上から順に並べられたリストが表示される。また、これらのリストの最上部(上記の例では「キッチン」の上)には、上述した下位カテゴリの全部を選択させるための項目名「全て」が配置される。
下位カテゴリリストボックス132において、項目名「全て」を選択(クリック)するか、下位カテゴリのリストの項目名のうちの少なくとも1個(キーボードの「Ctrl」キー+マウスクリックによる複数選択可)を選択(クリック)することにより、下位カテゴリリストボックス132の右側に配置されている「表示」ボタン151の操作が有効となる。
この「表示」ボタン151がクリックされると、選択された下位カテゴリに属する各構成部材の確定された部品の属性情報が表示される。なお、図9は、2個の下位カテゴリ「キッチン」、「キッチンカウンター」を選択したときを示す図である。
また、「表示」ボタン151の右側に配置されている「印刷」ボタン152がクリックされると、この確定部品一覧表示画面130に表示されている情報(選択された下位カテゴリに属する各構成部材の確定された部品の属性情報)が、端末装置3の出力手段であるプリンタに印刷される。なお、この印刷処理は、サーバ1の処理手段20の図示しない確定部品一覧表印刷処理手段により実行される。
図9に示すように、上位カテゴリの名称が表示される上位カテゴリ名称欄134の下には、上位カテゴリよりも下位のカテゴリの名称が表示されるカテゴリ名称欄135が配置されている。また、このカテゴリ名称欄135の下には、このカテゴリ名称欄135に表示されているカテゴリに属する構成部材の部材名称が表示される部材名称欄136が配置されている。
また、部材名称欄136の下には、確定した部品のメーカー名称欄138、部品名称欄139、部品画像欄140、部品の属性種別名称欄141、部品の属性値欄142、部品の属性画像欄143、部品の確定品番欄144、部品の確定単価欄145、部品の確定数量欄146、部品の確定合計金額欄147が配置されており、これらの欄に、住宅仕様情報テーブル11のレコードの各データ項目等が表示されるようになっている。
なお、この確定部品一覧表示画面130も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、図9に示されている確定部品一覧表示画面130は、担当者モード画面となっており、担当者側で確定すべき部品の属性情報が未確定の部品については、部品の属性情報欄の背景色が赤色に着色されるようになっている(図9の便宜上網掛け表示された箇所150を参照)。
すなわち、確定部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、部品属性情報選択入力画面110の顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、部品属性情報選択入力画面110の担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、確定部品一覧表示画面130の担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理(本実施形態では、部品の属性情報欄の背景色を赤色に着色する処理(例えば、図9では、便宜上網掛け表示されている部分150参照))が、サーバ1の部品属性情報未確定表示処理手段31により実行される。
なお、確定部品一覧表示画面130が担当者モード画面となっている場合には、画面右最上部には、図9に示すように、「帳票出力」ボタン133が表示される。後述するように、この「帳票出力」ボタン133がクリックされると、確定した部品の仕様情報が編集された各種帳票を出力するための帳票出力メニューダイアログボックス240が表示されるようになっている。
また、図示されていないが、確定した部品の属性情報のリストに続いて、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力が保留された部品の属性情報のリストも表示されるようになっている。
確定部品一覧表示画面130が担当者モード画面となっている場合には、画面右最上部には、図9に示すように、現在表示されている確定した部品からなる部材で構成される顧客の住宅仕様情報を施工事例情報として登録するための「施工事例として反映」ボタン137が表示されるようになっている。
なお、この確定部品一覧表示画面130に表示される情報は、端末装置3に表示される前述した顧客情報管理画面で選択された顧客の識別情報である顧客IDを有する住宅仕様情報であり、この住宅仕様情報は、住宅仕様情報抽出処理手段34により、前記顧客IDをキーとして、住宅仕様情報テーブル11から抽出されるものである。
確定部品一覧表示画面130の「施工事例として反映」ボタン137がクリックされると、この確定部品一覧表示画面130に表示されている部品の属性情報が端末装置3からサーバ1に送信された後、サーバ1の既登録住宅仕様情報参照登録処理手段38により、確定部品一覧表示画面130に表示されている部品の属性情報が、施工事例の識別情報である施工事例ID(本実施形態では、登録処理の際に自動採番される)と関連付けて住宅施工事例情報明細テーブルに記憶される処理が実行される。また、既登録住宅仕様情報参照登録処理手段38により、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルには、販売エリアの識別情報である販売エリアIDが、施工事例ID(住宅施工事例情報明細テーブルの上記施工事例IDと同一のもの)と関連付けて記憶される。なお、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの販売エリアIDには、顧客が購入する住宅の販売店(担当者が所属する住宅販売店)が属する販売エリアの識別情報が、サーバ1の図示しない販売エリアマスタのデータに基づいて移送される。
なお、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのデータ項目のうち、前記販売エリアIDを除くデータ項目である施工事例名称、施工事例の画像情報である施工事例画像、施工事例の説明を記載した施工事例説明文、施工事例に関する情報のリンク情報(施工事例に関する資料が閲覧可能なウェブサイトのURL)については、後述する住宅施工事例情報管理画面160で登録するようになっている。
図10は、メーカー仕様住宅施工事例情報及び販売店仕様住宅施工事例情報のメンテナンス(登録、修正、削除)をするための住宅施工事例情報管理画面160を示す図である。この住宅施工事例情報管理画面160は、前述した顧客情報管理画面の配置された図示しない「標準仕様・施工事例管理」ボタンをクリックすることにより表示されるものであり、住宅販売店の管理者やシステム管理者の権限を有する者が操作できるものである。
住宅施工事例情報管理画面160の左上部には、新規に住宅施工事例情報を作成するための「事例を作成する」ボタン161が配置されており、この「事例を作成する」ボタン161がクリックされることにより、住宅施工事例情報の新規作成モードとなる。
この「事例を作成する」ボタン161の下方には、施工事例名を入力するための施工事例名入力欄162と、この施工事例とする住宅を構成する部材やこの部材の付属部品に関するパンフレットやカタログ等が閲覧できるサイトのURLを入力するためのリンク入力欄163と、この施工事例の画像が格納されているフォルダを指定するためのボタンを兼ねる施工事例画像表示欄167と、施工事例の説明文を入力するための施工事例説明文入力欄169が配置されている。さらに、住宅施工事例情報管理画面160の右上部には、後述する住宅施工事例情報選択画面180において、この住宅施工事例情報管理画面160で登録された住宅施工事例情報を公開とするか非公開とするかを決定するための「公開」ボタン164及び「非公開」ボタン165が配置されている。なお、施工事例画像表示欄167の右側には、複数個(本実施形態では上下6個ずつ計12個)の部材代表画像表示欄168が横並びに配置されており、それぞれの部材代表画像表示欄168には、部品属性情報選択入力画面110で確定された部品で構成される部材の代表的な画像が表示される。
また、施工事例説明文入力欄169の右下には、「参照」ボタン170、「仕様変更」ボタン171、「保存」ボタン172、「削除」ボタン173が配置されている。
まず、「仕様変更」ボタン171は、現在表示されている施工事例の住宅を構成する部材の部品の属性情報の仕様変更(追加、修正、削除)を行うためのボタンである。すなわち、「仕様変更」ボタン171がクリックされると、前述したカテゴリ表示・選択画面40が表示され、このカテゴリ表示・選択画面40で、施工事例となる住宅の構成部材のカテゴリの選択を行い、この選択されたカテゴリに属する構成部材の選択を構成部材表示・選択画面60で行い、選択された構成部材の部品の選択を部品表示・選択画面80で行い、選択された部品の属性の仕様変更を部品属性情報選択入力画面110で行うことになる。部品の仕様変更が完了した後は、確定部品一覧表示画面130の「施工事例として反映」ボタン137をクリックして、仕様変更後の部品情報を住宅施工事例情報明細テーブルに登録(反映)させる。
なお、「事例を作成する」ボタン161をクリックして新規に住宅施工事例情報を作成する場合においても、「仕様変更」ボタン171をクリックして現在表示されている施工事例の住宅を構成する部材の部品の属性情報の新規登録を行い、この後、確定部品一覧表示画面130の「施工事例として反映」ボタン137をクリックして、新規登録した部品情報を住宅施工事例情報明細テーブルに登録(反映)させる必要がある。
一方、「参照」ボタン170は、部品属性情報選択入力画面110で確定した部品の属性情報を確認するためボタンである。すなわち、「参照」ボタン170がクリックされると、図11に示す確定部品一覧表示画面230(ポップアップウィンドウ形式)が表示され、この確定部品一覧表示画面230で確定した部品の属性情報を確認する。なお、この確定部品一覧表示画面230は、前述した図9の確定部品一覧表示画面130とほぼ同様のレイアウトを有しており、この確定部品一覧表示画面130と異なるのは、「印刷」ボタン152、「施工事例として反映」ボタン137、「帳票出力」ボタン133、「担当者モード」ボタン148、及び「顧客モード」ボタン149がない点である。なお、図11に示す確定部品一覧表示画面230の表示用データは、サーバ1の処理手段20により作成され、サーバ1の処理手段20の図示しない第2確定部品一覧表示画面表示データ送信処理手段により端末装置3へ送信される。
「保存」ボタン172がクリックされることにより、住宅施工事例情報管理画面160に表示されている施工事例名、リンク情報、施工事例画像、施工事例説明文、公開/非公開設定区分、販売エリアID等の情報がサーバ1に送信され、これらの情報は、サーバ1の処理手段20の図示しない住宅施工事例情報登録処理手段により、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに記憶(登録又は更新)される。また、確定された部品の属性情報等の情報もサーバ1に送信され、これらの情報も、サーバ1の処理手段20の図示しない住宅施工事例情報登録処理手段により、住宅施工事例情報明細テーブルに記憶(登録又は更新)される。
なお、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの販売エリアIDには、住宅施工事例情報管理画面160で施工事例情報を登録した担当者が所属する住宅販売店が属する販売エリアの識別情報が、サーバ1の図示しない販売エリアマスタの情報に基づいて移送される。なお、住宅施工事例情報管理画面160で施工事例情報を登録した担当者の所属先が住宅メーカーである場合には、販売エリアIDにはNULLが移送される。
このため、住宅施工事例情報管理画面160で登録された施工事例情報が住宅メーカーの担当者により入力されたもの(販売エリアID=NULL)である場合には、この住宅施工事例情報はメーカー仕様住宅施工事例情報となり、一方、住宅施工事例情報管理画面160で登録された施工事例情報が住宅販売店の担当者により入力されたもの(販売エリアID≠NULL)である場合には、この住宅施工事例情報は販売店仕様住宅施工事例情報となる。すなわち、本実施形態では、住宅施工事例情報ヘッダーテーブル及び住宅施工事例情報明細テーブルの各レコードのうち、販売エリアID=NULLのレコードがメーカー仕様住宅施工事例情報レコードとなり、販売エリアID≠NULLのレコードが販売店仕様住宅施工事例情報レコードとなる。
住宅施工事例情報管理画面160に登録済の住宅施工事例情報が表示されている場合において、「削除」ボタン173がクリックされると、現在表示されている住宅施工事例情報の削除要求がサーバ1に送信され、サーバ1の処理手段20の図示しない住宅施工事例情報削除処理手段により、住宅施工事例情報管理画面160に表示されている住宅施工事例情報が、住宅施工事例情報ヘッダーテーブル及び住宅施工事例情報明細テーブルから削除される処理が実行される。
図10に示す住宅施工事例情報管理画面160の下部には、住宅施工事例情報テーブル17に登録済の住宅施工事例情報の一覧を表示するためのウィンドウが配置されており、このウィンドウには、複数個(本実施形態では9個)の施工事例画像サムネイル表示欄174及び公開/非公開設定区分表示欄175が横並びに配置されている。それぞれの施工事例画像サムネイル表示欄174には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに登録済のレコードの施工事例画像のサムネイルが表示され、それぞれの公開/非公開設定区分表示欄175には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに登録済のレコードの公開/非公開区分の区分名称(「公開」又は「非公開」)が表示される。住宅施工事例情報管理画面160の下部に表示される住宅施工事例情報テーブル17のレコード件数が9件を超えた場合には、横スクロールバー176が表示され、この横スクロールバー176を操作することにより、住宅施工事例情報テーブル17に登録されている全ての施工事例情報を表示させることできる。なお、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに登録済のレコードの抽出処理は、サーバ1の処理手段20の図示しない住宅施工事例情報抽出処理手段により行われる。
図12は、住宅施工事例情報テーブル17に登録(記憶)された住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧から住宅施工事例情報を選択させるための住宅施工事例情報選択画面180を示す図である。なお、この住宅施工事例情報選択画面180は、前述したインフォメーション画面の「施工事例」ボタンをクリックすることにより表示される。また、図示されていないが、カテゴリ表示・選択画面40や確定部品一覧表示画面130の最上部にも「施工事例」ボタンが配置されており、これらの画面からも、住宅施工事例情報選択画面180を表示させることができるようになっている。
この住宅施工事例情報選択画面180は、住宅施工事例情報テーブル17に登録されたメーカー仕様住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧からメーカー仕様住宅施工事例情報を選択させるためのメーカー仕様住宅施工事例情報選択画面と、住宅施工事例情報テーブル17に登録された販売店仕様住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧から販売店仕様住宅施工事例情報を選択させるための販売店仕様住宅施工事例情報選択画面を兼ねたものとなっている。
図12に示すように、住宅施工事例情報選択画面180の下部には、複数個(本実施形態では9個)の施工事例画像サムネイル表示欄183と施工事例名表示欄184が横並びに配置されており、それぞれの施工事例画像サムネイル表示欄183には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのメーカー仕様又は販売店仕様の各住宅施工事例情報レコードの施工事例画像のサムネイルが表示され、それぞれの施工事例名表示欄184には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのメーカー仕様又は販売店仕様の各住宅施工事例情報レコードの施工事例名が表示される。このように、住宅施工事例情報選択画面180の下部には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに記憶されたメーカー仕様又は販売店仕様の各住宅施工事例情報の一覧が表示される。住宅施工事例情報選択画面180の下部に表示されるメーカー仕様又は販売店仕様の住宅施工事例情報レコードの件数が9件を超えた場合には、横スクロールバー185が表示され、この横スクロールバー185を操作することにより、全ての住宅施工事例情報レコードを表示させることできる。
なお、前述したように、住宅施工事例情報ヘッダーテーブル及び住宅施工事例情報明細テーブルのレコードのうち、メーカー仕様のレコードは、販売店ID=NULLのレコードとなっており、販売店仕様のレコードは、販売店ID≠NULLのレコードとなっており、メーカー仕様及び販売店仕様の各レコードの抽出処理は、サーバ1の処理手段20の図示しない住宅施工事例情報抽出処理手段により実行される。なお、住宅販売店仕様のレコードには、確定部品一覧表示画面130の「施工事例として反映」ボタン137をクリックすることにより住宅施工事例情報テーブル17に記憶された顧客仕様の住宅施工事例情報レコードが含まれる。
住宅施工事例情報の一覧の左上部には、トグルボタンとなっている「販売エリア仕様」タブ181及び「モデル仕様」タブ182が配置されており、「販売エリア仕様」タブ181がクリックされることにより、施工事例画像サムネイル表示欄183には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの販売店仕様の住宅施工事例情報レコードの施工事例画像のサムネイルが表示され、施工事例名表示欄184には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの販売店仕様の住宅施工事例情報レコードの施工事例名が表示される。一方、「モデル仕様」タブ182がクリックされることにより、施工事例画像サムネイル表示欄183には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのメーカー仕様の住宅施工事例情報レコードの施工事例画像のサムネイルが表示され、施工事例名表示欄184には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのメーカー仕様の住宅施工事例情報レコードの施工事例名が表示される。
このように、住宅施工事例情報記憶手段である住宅施工事例情報テーブル17を構成する住宅施工事例情報ヘッダーテーブルには、メーカー仕様住宅施工事例の画像情報が記憶されており、メーカー仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データには、メーカー仕様住宅施工事例の画像情報が含まれている。これと同様に、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルには、販売店仕様住宅施工事例の画像情報が記憶されており、販売店仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データには、販売店仕様住宅施工事例の画像情報が含まれている。
なお、「販売エリア仕様」タブ181あるいは「モデル仕様」タブ182がクリックされることにより、住宅施工事例情報選択画面180の画面切換を行うための要求信号が端末装置3からサーバ1へ送信される。この要求信号を受信したサーバ1では、サーバ1が備える処理手段20の住宅施工事例情報選択画面切換処理手段36により、要求信号に応じて、端末装置3へ送信するメーカー仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データと、販売店仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データと、を切り換える処理が実行される。
なお、「販売エリア仕様]タブ181がクリックされたとき、施工事例画像サムネイル表示欄183及び施工事例名表示欄184に表示される施工事例情報は、担当者が所属する住宅販売店では販売されない住宅の施工事例情報は表示されないようになっている。例えば、担当者が北海道の住宅販売店に所属している場合には、施工事例画像サムネイル表示欄183及び施工事例名表示欄184には、例えば、九州・沖縄地方で販売される住宅の施工事例情報は表示されないようになっている。この表示制御処理は、前述した住宅施工事例情報抽出処理手段により行われ、システムにログインした担当者が所属する住宅販売店の識別情報(例えば、販売店ID)と、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの販売エリアIDとを関連付けたマスタを備えることにより可能となっている。
施工事例画像サムネイル表示欄183に表示されている複数の施工事例画像のサムネイルのうち、顧客が希望する仕様の施工事例あるいは担当者が勧める仕様の施工事例の画像のサムネイルがクリックされることにより、施工事例が選択されたことになる。これにより、住宅施工事例情報選択画面180の上部には、選択した施工事例の詳細情報が表示される。
図12に示すように、住宅施工事例情報選択画面180の上部には、施工事例名表示欄186、施工事例画像表示欄187、複数個(本実施形態では上下6個ずつ計12個)の部材代表画像表示欄188、及び事例説明文表示欄189が配置されている。施工事例名表示欄186には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの施工事例名称が表示され、施工事例画像表示欄187には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの施工事例画像が表示される。また、部材代表画像表示欄188には、住宅施工事例情報明細テーブルのレコードのうちの代表的な部材(サーバ1の代表部材設定テーブルに予め登録されているもの)のレコードの部品の属性画像が表示され、施工事例説明文表示欄189には、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルの施工事例説明文が表示される。なお、部材代表画像表示欄188に表示される部材代表画像の個数は、本実施形態では12個までとなっており、また、この部材代表画像表示欄188に代表画像が表示される部材は、前述した構成部材の下位カテゴリ、例えば、「外部色」、「屋根材」、「外装材」、「玄関ドア」、「外部建具」、「洋間造作」、「洋建具」、「階段シリーズ」、「玄関収納シリーズ」、「キッチンシリーズ」、「バスユニットシリーズ」、「洗面化粧台シリーズ」等である。
また、図12に示すように、住宅施工事例情報選択画面180の右上部には、「詳細へ」ボタン190、「リンク」ボタン191が配置されており、「詳細へ」ボタン190がクリックされると、前述した図11に示す確定部品一覧表示画面230(ポップアップウィンドウ形式)が表示され、顧客は、この確定部品一覧表示画面230において、選択した施工事例の構成部材の部品の属性情報を確認することができる。また、「リンク」ボタン191がクリックされると、別ウィンドウが開き、このウィンドウには、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルのリンクに格納されているURL先のサイト(例えば、部品のカタログやパンフレットが閲覧できるサイト)が表示される。
顧客がこの住宅施工事例情報選択画面180で選択した施工事例に同意した場合には、住宅販売店の担当者は「事例をコピーする」ボタン192をクリックする。これにより、顧客が選択した施工事例の住宅施工事例情報明細テーブルの情報(正確には、顧客が選択した施工事例の識別情報である施工事例IDを有する(キーに持つ)住宅施工事例情報明細テーブルの全レコード)が、前述した顧客情報管理画面で取得された顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶(書込)されることになる。なお、住宅施工事例情報テーブル17に前記顧客IDを有するレコードが既に存在する場合には、この顧客IDを有するレコードを全件削除後、顧客が選択した施工事例の住宅施工事例情報明細テーブルのレコードが住宅仕様情報テーブル11に書き込まれる。すなわち、住宅施工事例情報テーブル17のレコードのうち、前記顧客IDを有する既存レコードが、顧客が選択した施工事例の住宅施工事例情報明細テーブルのレコードに置き換わる。
なお、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに登録されたメーカー仕様住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧からメーカー仕様住宅施工事例情報を選択させるためのメーカー仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、メーカー仕様住宅施工事例情報選択画面で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくるメーカー仕様住宅施工事例情報(施工事例の識別情報である施工事例ID)を受信する処理は、サーバ1の処理手段20の住宅施工事例情報選択受付処理手段35により実行される。これと同様に、住宅施工事例情報ヘッダーテーブルに登録された販売店仕様住宅施工事例情報の一覧を表示するとともにこの一覧から販売店仕様住宅施工事例情報を選択させるための販売店仕様住宅施工事例情報選択画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、販売店仕様住宅施工事例情報選択画面で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる販売店仕様住宅施工事例情報(施工事例の識別情報である施工事例ID)を受信する処理も、住宅施工事例情報選択受付処理手段35により実行される。
また、住宅施工事例情報選択受付処理手段35により受け付けたメーカー仕様住宅施工事例情報を、ログイン後に端末装置3に表示される顧客情報管理画面で選択されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理は、サーバ1の処理手段20の住宅施工事例情報参照登録処理手段37により実行される。これと同様に、住宅施工事例情報選択受付処理手段35により受け付けた販売店仕様住宅施工事例情報を、ログイン後に端末装置3に表示される顧客情報管理画面で選択されてこの端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理も、住宅施工事例情報参照登録処理手段37により実行される。
図9の確定部品一覧表示画面130において、「帳票出力」ボタン133がクリックされると、出力(サーバ1からダウンロード)する帳票(シート)を選択させるための図13に示すラジオボタン形式の帳票出力メニューダイアログボックス240が表示される。
図13に示すように、選択させる帳票には、上から順に「フィニッシュシート(解像度M)」、「仕上表」、「セレクション見積依頼」、「発注シート」、「フィニッシュシート(解像度S)」、「フィニッシュシート(解像度L)」の6帳票がある。
「フィニッシュシート(解像度M)」、「フィニッシュシート(解像度S)」、「フィニッシュシート(解像度L)」は、仕様が確定した構成部材の部品の属性情報及び画像情報を一覧表化したもの(確定部品一覧表)を、パーソナルコンピュータのアプリケーションソフトウェア(本実施形態では、表計算ソフト)で読み込み可能なファイル形式の帳票データファイルにしたものであり、この帳票データファイルは、サーバ1の帳票データファイル作成処理手段50により作成されるものである。すなわち、サーバ1の帳票データファイル作成処理手段50は、住宅仕様情報テーブル11のレコードのうち、端末装置3に表示される前述した顧客情報管理画面で選択された顧客の識別情報である顧客ID(現在処理対象の顧客の顧客ID)を有するサーバ1の住宅仕様情報テーブル11のレコードのうち、仕様が確定したレコード(確定保留区分=1のレコード)を抽出し、この抽出したレコードの部品の属性情報及び画像情報に基づき、フィニッシュシートの帳票テンプレートが記憶されているサーバ1の図示しないテンプレート記憶手段であるテンプレートファイルを参照しながら、上記フィニッシュシートの帳票データファイルを作成する(以下に説明する他の帳票も同様)。
上記3つのフィニッシュシートのレイアウトは同じであり、異なるのは画像情報の解像度である。この解像度は、解像度S(Small)、解像度M(Middle)、解像度L(Large)の順に高くなっていくものである。したがって、「フィニッシュシート(解像度S)」、「フィニッシュシート(解像度M)」、「フィニッシュシート(解像度L)」の順に、ファイルサイズが大きくなる。
図13に示す帳票出力メニューダイアログボックス240において、「フィニッシュシート(解像度S)」、「フィニッシュシート(解像度M)」、「フィニッシュシート(解像度L)」のいずれかが選択され、「OK」ボタン241がクリックされると、図14に示す確認ダイアログボックス250が表示される。なお、帳票出力メニューダイアログボックス240において、「キャンセル」ボタン252がクリックされると、帳票出力メニューダイアログボックス240が画面からクリア(消去)され、図9の確定部品一覧表示画面130が表示される。
図14に示すダウンロード確認ダイアログボックス250において、「OK」ボタン251がクリックされると、サーバ1の帳票データファイル作成処理手段50による帳票データファイルの作成処理と、帳票データファイル送信処理手段51による帳票データファイルのサーバ1から端末装置3への送信(ダウンロード)処理が行われる。なお、作成された帳票データファイルはサーバ1で圧縮されてもよく、圧縮されなくてもよい。また、帳票データファイルがダウンロードされる場所(端末装置3のドライブ、フォルダ等)は、予め環境設定ファイルに登録された場所でもよく、ダウンロードする際に指定するものでもよい。なお、ダウンロード確認ダイアログボックス250において、「キャンセル」ボタン252がクリックされると、確認ダイアログボックス250が画面からクリア(消去)され、図9の確定部品一覧表示画面130が表示される。
なお、「OK」ボタン251がクリックされた場合において、サーバ1の住宅仕様情報テーブル11のレコードに、担当者側(担当者モード画面)で仕様が確定していない(未確定の)のレコードが存在する場合には、処理続行確認ダイアログボックス(OK(処理続行)又はキャンセル(処理中止))が表示され、「OK」ボタンがクリックされると、未確定のデータを含んだ帳票データファイル作成処理、及びダウンロード処理が開始される。一方、「キャンセル」ボタンがクリックされると、上記処理続行確認ダイアログボックスが画面からクリア(消去)され、図9の確定部品一覧表示画面130が表示される。
本実施形態では、サーバ1で作成される表計算ファイル形式となっているフィニッシュシートの帳票データファイルは、1ファイルに「外部仕様シート」、「内部仕様シート」、「水廻り設備仕様シート」、「内装仕様シート」、「全画像仕様シート」の5シートが出力されたものとなっている。「外部仕様シート」は、図2のカテゴリ表示・選択画面40に示されている上位カテゴリ「外部」に属する構成部材の確定部品画像一覧表であり、「内部仕様シート」は、図2のカテゴリ表示・選択画面40に示されている上位カテゴリ「内部」に属する構成部材(下位カテゴリ「内装」に属する構成部材を除く)の確定部品画像一覧表であり、「水廻り設備仕様シート」は、図2のカテゴリ表示・選択画面40に示されている上位カテゴリ「水廻り設備」に属する構成部材の確定部品画像一覧表であり、「内装仕様シート」は、図2のカテゴリ表示・選択画面40に示されている上位カテゴリ「内部」のうち、下位カテゴリ「内装」に属する構成部材の確定部品画像一覧表であり、「全画像仕様シート」は、全カテゴリに属する構成部材の確定部品画像一覧表である。
図15は、図13に示す帳票出力メニューダイアログボックス240において「フィニッシュシート」が選択されることにより、サーバ1で作成され、端末装置3にダウンロードされたフィニッシュシート(言い換えると、確定部品画像一覧表)のデータファイルを解凍したものを、端末装置3あるいは別のパーソナコンピュータにインストールされた表計算ソフトで読み込み、1ファイルに含まれている上記5シートのうちの「水廻り設備仕様シート」の1頁分を画面表示させたときの図であり、図16は、この図15の部分拡大図である。
図15に示すように、水廻り設備シート260(「外部仕様シート」、「内部仕様シート」も同様)では、1頁に表示(出力)できる部品の数、言い換えると、1頁当たりの部品の表示(出力)領域の数は、最大で30個となっており、部品によっては、表示領域を通常の表示領域の約4倍の大きさとすることができる。この図15の出力例では、2個の部品の表示領域261が通常の表示領域262の約4倍の大きさとなっており、このため、1頁当たりの部品の表示領域の数は、合計24個となっている。なお、図15に示す水廻り仕様シート260(「外部仕様シート」、「内部仕様シート」、「全体画像仕様シート」も同様)における部品情報の配置順序(編集順序)は、1頁を左右に2分割し、左半分の左上(1行目1番左の表示領域)から横方向(右方向)に順に埋めて行き、左半分が全て埋まったら、右半分の左上(1行目1番左の表示領域)から横方向(右方向)に順に埋めて行く。なお、部品の表示領域の大きさの設定(1倍/4倍の設定)は、サーバ1に備えられている図示しない部品IDを識別情報とする印刷設定テーブルに予め記憶されている。
図16に示すように、水廻り設備シート260において、表示領域が4倍の大きさとなっている部品の表示領域261の最上部には、下位カテゴリの名称及び構成部材(この部材に付属する部品を含む)の部材名称等が表示される表示領域261Aが配置され、表示領域261には、構成部材の部品の全体画像が表示される表示領域261Bと、構成部材の部品の属性情報である選択された色の画像が表示される表示領域261Cと、構成部材の部品の品名が表示される表示領域261Dと、構成部材の部品の属性情報である選択された色の文字情報が表示される表示領域261Eが配置される。
これと同様に、水廻り設備シート260において、表示領域が1倍の大きさとなっている部品の表示領域271の最上部には、下位カテゴリの名称及び構成部材(この部材に付属する部品を含む)の部材名称等が表示される表示領域271Aが配置され、表示領域271には、構成部材の部品の全体画像が表示される表示領域271Bと、構成部材の部品の属性情報である選択された色の画像が表示される表示領域271Cと、構成部材の部品の品名が表示される表示領域271Dと、構成部材の部品の属性情報である選択された色の文字情報が表示される表示領域271Eが配置される。
なお、表示領域261A,262Aには、カテゴリ情報マスタ13のカテゴリ名称と部材情報マスタ14の部材名称が編集され、表示領域261B,262Bには、部品情報マスタ15の部品画像が編集され、表示領域261C,262Cには、住宅仕様情報テーブル11の属性画像が編集され、表示領域261D,262Dには、住宅仕様情報テーブル11の確定品名が編集され、表示領域261E,262Eには、住宅仕様情報テーブル11の属性種別と属性値が編集される。
一方、「内装仕様シート」の1頁当たりの内装(部品)の表示領域の数は、48個固定(1頁を上下左右に4分割し、それぞれの領域(左上半分、左下半分、右上半分、右下半分)に、横4個×縦3個(4行×3列)の表示領域が存在)となっている。図17には、内装仕様シート270の4分割された領域のうちの左上半分の領域の拡大図が示されている。
図17に示すように、左上半分の領域には、内装が施される部屋の内装の表示領域271が横方向に4個配置されており、それぞれの部屋の内装の表示領域271は、内装が施される部屋の部分である天井の内装の表示領域272、壁の内装の表示領域273、床の内装の表示領域274が上から並んだものとなっている。
また、天井の内装の表示領域272は、天井の内装(部品)の画像情報の表示領域272Aと、品名や色等の属性情報(文字情報)の表示領域272Bとで構成されている。これと同様に、壁の内装の表示領域273も、壁の内装(部品)の画像情報の表示領域273Aと、品名や色等の属性情報の表示領域273Bとで構成され、床の内装の表示領域274も、床の内装(部品)の画像情報の表示領域274Aと、品名や色等の属性情報の表示領域274Bとで構成されている。画像情報の表示領域272A,273A,274Aには、住宅仕様情報テーブル11の属性画像が編集され、属性情報の表示領域272B,273B,274Bには、住宅仕様情報テーブル11の属性種別と属性値が編集される。また、それぞれの部屋の内装の表示領域271の最上部には、内装が施される部屋の階数及び部屋名の表示領域275が配置されている。なお、内装が施される部屋の階数及び部屋名は、図示しないパターンテーブルに予めパターン登録されており、各部屋への内装(部品)の登録は、前記パターンテーブルに基づく図示しない仕上材登録画面で行われるようになっている。
なお、「内装仕様シート」の出力対象となる住宅仕様情報テーブル11のレコードは、仕上区分=1(床仕上),2(壁・天井仕上)のレコードであり、壁/天井の判定は、仕上場所区分=1(壁),(天井)で行われる。なお、内装仕様シート270の他の3つの領域(左下半分、右上半分、右下半分)も、上述した左上半分の領域と同様の構成をしている。
なお、図17に示す内装仕様シート270における部屋の内装(部品)情報の配置順序(編集順序)は、4分割した領域のうち、左上半分の1番左の表示領域271から横方向(右方向)に順に埋めて行き、左上半分が全て埋まったら、左下半分の1番左の表示領域271から横方向(右方向)に順に埋めて行く。そして、左下半分が全て埋まったら、部屋の内装(部品)情報を、右上半分、右下半分の順に埋めて行く。
なお、図示されていないが、帳票データファイルである「全画面仕様シート」(言い換えると、全部品画像情報一覧表)では、部品の表示領域は、全て、図17の水廻り設備シート260の通常の表示領域262と同じ大きさを有しており、このため、「全画面仕様シート」の1頁当たりの部品の表示領域の数は、30個固定(左半分、右半分ともに、横3個×縦5個(3行×5列))となっている。この「全画面仕様シート」では、図17の水廻り設備シート260の表示領域262Cのような構成部材の部品の属性情報である選択された色の画像が示される表示領域は設けられていない。また、この「全画面仕様シート」では、それぞれの部品の表示領域の右上には、部品の仕様の確定状況を表示する表示領域が配置されており、確定している部品(住宅仕様情報テーブル11のうちの確定保留区分=1(確定)のレコード)については「確定」が、保留となっている部品(住宅仕様情報テーブル11のうちの確定保留区分=2(保留)のレコード)については「保留中」が前記表示領域に表示される。
なお、図13に示す帳票出力メニューダイアログボックス240において、「発注シート」が選択されることにより、サーバ1の帳票データファイル作成処理手段50により作成され、帳票データファイル送信処理手段51により端末装置3に送信(ダウンロード)される帳票データファイルである「発注シート」(言い換えると、発注部品情報一覧表)は、販売店担当者が、確定された部品の発注処理を発注担当者に依頼する際に、発注担当者に提出する帳票であり、出力される情報は、図9に示す確定部品一覧表示画面130に表示される情報とほぼ同じものである。
また、図13に示す帳票出力メニューダイアログボックス240において、「セレクション見積依頼」が選択されることにより、サーバ1の帳票データファイル作成処理手段50により作成され、帳票データファイル送信処理手段51により端末装置3に送信される帳票データファイルである「セレクション見積依頼」(言い換えると、他社製部品見積依頼情報一覧表)は、確定された部品のうち、他社製の部品(住宅仕様情報テーブル11のうちのメーカー区分=2(資材メーカー)のレコード)を発注するための発注システム(本実施形態とは別のシステム)に入力するための情報が出力された帳票であり、出力される情報は、上記「発注シート」に出力される情報とほぼ同じものである。
さらに、図13に示す帳票出力メニューダイアログボックス240において、「仕上表」が選択(クリック)されることにより、サーバ1の帳票データファイル作成処理手段50により作成され、帳票データファイル送信処理手段51により端末装置3に送信される帳票データファイルである「仕上表」は、内装・外装の仕上げをそれぞれ表にまとめた帳票であり、1ファイルに2シートが出力される。一方のシートには、室名を縦軸に、床・壁・天井などの部位を横軸にして表にした内部仕上表や、内部仕様、外部仕様、附帯部品・設備仕様等の情報をそれぞれ表にしたものが含まれ、他方のシートは、前記付帯部品・設備仕様の詳細情報を表にしたものである。なお、内部仕上表の出力対象となる住宅仕様情報テーブル11のレコードは、仕上区分=1(床仕上),2(壁・天井仕上)のレコードであり、壁/天井の判定は、仕上場所区分=1(壁),(天井)で行われる。
なお、図13に示す帳票出力メニューダイアログボックス240において選択することにより作成される上述した各帳票データファイルは、表計算ソフトで読み込み可能となっており、このため、これらの帳票データファイルは、画面で見るだけでなく、プリンターに印刷(デフォルトはA3サイズ、表計算ソフト側でA4サイズ等に縮小可)することができる。また、これらの帳票データファイルの画像情報は、表計算ソフト側で拡大が自由にできるようになっている。
以上説明した本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムでは、サーバ1にネットワーク2を介して接続された端末装置3の利用者である住宅販売担当者が、顧客と住宅の仕様情報を確定するための打合せを行うにあたって、担当者は、顧客と住宅を構成する全ての部材についての仕様情報を確定するための打合せを行う必要なく、端末装置3に表示される住宅施工事例情報選択画面180において、住宅メーカーにより予め選定されたメーカー仕様の住宅仕様情報で構成されるメーカー仕様住宅施工事例情報や、住宅販売店により予め選定された販売店仕様の住宅仕様情報で構成される販売店仕様住宅施工事例情報を顧客に選択させることにより、この選択された住宅施工事例情報が顧客の住宅仕様情報として住宅仕様情報記憶手段である住宅施工事例情報テーブル17に登録(記憶)される。この後、担当者は、顧客の希望に応じて、住宅施工事例情報テーブル17に登録された住宅仕様情報を、カテゴリ表示・選択画面40、構成部材表示・選択画面60、部品表示・選択画面80、及び部品属性情報選択入力画面110を利用して適宜追加・変更・削除する作業を行えばよい。
このため、本実施形態によると、住宅仕様情報を確定するための打合せの時間の短縮を図ることできる。すなわち、住宅仕様情報を確定するための打合せを迅速に行うことができるようになる。
また、本実施形態では、端末装置3に表示される住宅施工事例情報選択画面180には、住宅施工事例の文字情報(施工事例名や施工事例説明文)の他に画像情報(施工事例画像や部材代表画像)も表示されるため、それだけ顧客が施工事例をより選択し易くなる。
また、本実施形態では、端末装置3に表示される住宅施工事例情報選択画面180では、メーカー仕様の施工事例と販売店仕様の施工事例の両方から選択できるため、顧客が選択できる施工事例がそれだけ多いものとなる。
また、本実施形態では、端末装置3に表示される住宅施工事例情報選択画面180では、メーカー仕様の施工事例を選択するためのメーカー仕様住宅施工事例情報選択画面と、販売店仕様の施工事例を選択するための販売店仕様住宅施工事例情報選択画面の切換をトグルボタンのクリックで行えるようになっている。すなわち、端末装置3では、メーカー仕様住宅施工事例情報選択画面と住宅仕様施工事例情報選択画面を交互に容易に切り換えることができる。
このため、本実施形態に係る住宅施工事例情報選択画面は、メーカー仕様住宅施工事例情報選択画面と販売店仕様住宅施工事例情報選択画面とを切り換えるために一旦処理選択メニューに戻る方式等と比較して、画面切換の操作性がより向上したものとなっている。
また、本実施形態では、確定部品一覧表示画面130に表示されているサーバ1に登録済の顧客の住宅仕様情報テーブル11のレコードを、販売店仕様あるいはメーカー仕様(本実施形態では販売店仕様)の施工事例として、住宅施工事例情報テーブル17に登録することができるようになっている。
このため、本実施形態によると、登録済(既存)の顧客の住宅仕様情報を、メーカー仕様施工事例情報選択画面や販売店仕様施工事例情報選択画面で選択させる施工事例情報として利用(有効活用)することができる。
図18には、図12の住宅施工事例情報選択画面180の別実施形態である住宅施工事例情報選択画面200が示されている。以下、図12の住宅施工事例情報選択画面180と異なる点について説明する。
図12の住宅施工事例情報選択画面180において、「事例をコピーする」ボタン192がクリックされると、顧客が選択した施工事例の識別番号である施工IDを有する住宅施工事例情報明細テーブルの全レコードが、そのまま無条件に、顧客情報管理画面で取得された顧客の識別情報である顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶されるものであった。
しかし、本実施形態では、「事例をコピーする」ボタン192が配置されていた位置には、図18に示すように、「全部」ボタン201と「一部」ボタン202の2個のボタンが配置されている。これら2個のボタン201,202のうち、「全部」ボタン201は、図12の住宅施工事例情報選択画面180の「事例をコピーする」ボタン192と同様の機能を有するものであるのでその説明は省略する。一方、「一部」ボタン202は、顧客が選択した施工事例の識別番号である施工事例IDを有する住宅施工事例情報明細テーブルのレコードのうち、顧客情報管理画面で取得された顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶するレコードのカテゴリを任意に選択できるようにするためのものである。
図18に示す住宅施工事例情報選択画面200において、「一部」ボタン202がクリックされると、図19に示すように、住宅施工事例情報選択画面200で選択された施工事例の識別番号である施工IDを有する住宅施工事例情報明細テーブルのカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる前記住宅施工事例情報明細テーブルのカテゴリを少なくとも1個選択させるための住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210が表示される。
この住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210は、図2のカテゴリ表示・選択画面40と同様に、構成部材のカテゴリの一覧を表示するものとなっており、このカテゴリの一覧の上部には、5個のカテゴリ表示欄214が横方向に並んで配置されており、最も左側のカテゴリ表示欄214から順に「外部」、「内部」、「水廻り設備」、「電気、空調等」、「インテリア・エクステリア」のカテゴリ名称が表示されている。また、それぞれのカテゴリ表示欄214の下には、それぞれのカテゴリ表示欄214のカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄215が縦方向に並んで配置されている。すなわち、カテゴリ表示欄215のカテゴリは、カテゴリ表示欄214のカテゴリの下位カテゴリとなっており、言い換えると、カテゴリ表示欄214のカテゴリは、カテゴリ表示欄215のカテゴリの上位カテゴリとなっている。
なお、前述した住宅施工事例情報管理画面160で作成された事例データ(住宅施工事例情報ヘッダーテーブル及び住宅施工事例情報明細テーブル)のカテゴリ(カテゴリ表示欄215のカテゴリ)単位の部品の仕様確定の進捗状況の情報は、図示しない住宅施工事例進捗状況情報テーブル(前述した進捗状況情報テーブル12と同様のレイアウトを有し、進捗状況区分等の情報が、施工事例の識別情報である施工事例IDと関連付けて記憶されるもの)に記憶されており、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210のカテゴリ表示欄215に表示されるカテゴリは、住宅施工事例進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))のカテゴリのみが表示される。すなわち、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210のカテゴリ表示欄215には、住宅施工事例進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が0(未着手)のカテゴリは表示されない。
住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210に表示されたそれぞれのカテゴリ表示欄215の近傍(図19では左側近傍)には、チェックボックス216が配置されており、顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させるカテゴリに対しては、左側のチェックボックス216をクリックする。クリックされたことにより選択されたカテゴリについては、左側のチェックボックス216にレ点が表示され、再度、チェックボックス216をクリックすることにより、選択が解除される。
住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210において、カテゴリが少なくとも1個選択され、画面右上に配置されている「コピーする」ボタン217がクリックされると、選択されたカテゴリの識別情報であるカテゴリIDが端末装置3からネットワーク2を介してサーバ1に送信される。なお、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリIDを受信する処理は、サーバ1の住宅施工事例情報カテゴリ選択受付処理手段52により実行される。
この後、住宅施工事例情報選択画面200で選択された施工事例の識別番号である施工IDを有する住宅施工事例情報明細テーブル17Bのレコードのうち、サーバ1で受信されたカテゴリに属する構成部材の部品のレコードの属性情報等を、顧客IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理が、サーバ1の住宅施工事例情報参照登録処理手段38により実行される。なお、住宅仕様情報テーブル11に選択されたカテゴリIDを有するレコードが既に存在している場合には、住宅施工事例情報参照登録処理手段38により当該レコードが削除された後、住宅仕様情報テーブル11に書込(記憶)される。
サーバ1の住宅施工事例情報参照登録処理手段38による処理が正常に実行された後は、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210がクリア(消去)され、図2に示すカテゴリ表示・選択画面40が表示される。この後、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210で選択しなかったカテゴリや、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210に表示されなかったカテゴリに属する構成部材の部品の属性情報を確定する。
なお、住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210の右上に配置されている「戻る」ボタン218がクリックされると、この住宅施工事例情報カテゴリ表示・選択画面210がクリア(消去)され、図18の住宅施工事例情報選択画面200が再表示される。
図20には、前述した図2のカテゴリ表示・選択画面40の別実施形態であるカテゴリ表示・選択画面300の部分拡大図が示されている。本実施形態に係るカテゴリ表示・選択画面300も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、図20は、担当者モード画面の部分拡大図である。
図20に示されているように、それぞれのカテゴリ表示欄(言い換えるとカテゴリボタン)301の近傍(本実施形態ではカテゴリ表示欄301の右下隅近傍)には、それぞれのカテゴリの設定情報を変更するための設定ボタンとなっているスパナアイコン302が配置されている。このスパナアイコン302(図20では「外壁」のカテゴリ表示欄301の右下隅のスパナアイコン302)がクリックされると、このスパナアイコン302の近傍(本実施形態ではスパナアイコン302の右下隅近傍)には、処理メニュー303が表示される。この処理メニュー330のメニュー項目名は、上段が「このフローをお客様に」、下段が「付箋を」となっており、上段は、顧客モード画面においてカテゴリ表示欄301を顧客に見せるか否かを選択させるためのものであり、下段は、それぞれのカテゴリ表示欄301のカテゴリに対して付箋を付与するか否かを選択させるためのものである。
処理メニュー303の上段のメニュー項目名「このフローをお客様に」がクリックされると、図21に示すように、処理メニュー303の右側にはサブメニュー304が表示される。このサブメニュー304のメニュー項目は、上段が「見せる」、下段が「見せない」となっており、「見せる」がクリックされると、この設定対象となっているカテゴリ表示欄301が顧客モード画面で表示される。一方、「見せない」がクリックされると、この設定対象となっているカテゴリ表示欄301が顧客モード画面で表示されなくなるとともに、この設定対象となっているカテゴリ表示欄301の右下隅には、このカテゴリ表示欄301が担当者モード画面でのみ表示される設定となっていることを担当者に知らしめるための「担」の文字アイコン306が表示される。なお、サブメニュー304の「見せる」又は「見せない」がクリックされる、又はキーボードの「ESC」キーがクリックされると、処理メニュー303及びサブメニュー304は、画面からクリア(消去)される。
一方、図20において、処理メニュー303の下段のメニュー項目名「付箋を」がクリックされると、図22に示すように、処理メニュー303の右側にはサブメニュー305が表示される。このサブメニュー305のメニュー項目は、上段が「付与する」、下段が「はずす」となっており、「付与する」がクリックされると、図20に示すように、この設定対象となっているカテゴリ表示欄301の左端から突出し、このカテゴリ表示欄301の背景色とは異なる色(例えば赤色、図20では便宜上網掛け表示)を有する長方形状の付箋マーク307が表示される。なお、この付箋マーク307は、画面のモード(担当者モード、顧客モード)に関係なく表示されるものである。一方、「はずす」がクリックされると、付箋を付与する設定となっているカテゴリ表示欄301に表示されていた付箋マークがクリア(消去)される。なお、サブメニュー305の「付与する」又は「はずす」がクリックされる、又はキーボードの「ESC」キーがクリックされると、処理メニュー303及びサブメニュー305は、画面からクリア(消去)される。
前述した図2の実施形態では、カテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄45を顧客モード画面で表示/非表示にする設定は、顧客単位で行うことができなかったが、本実施形態では、図20に示すカテゴリ表示・選択画面300のカテゴリ表示欄301を顧客モード画面で表示/非表示にする設定は、顧客単位で行うことができる。すなわち、表示/非表示にする設定は、現在処理対象となっている顧客に対してのみ有効となる。
なお、上述したカテゴリの表示/非表示の設定情報や付箋の表示/非表示の設定情報は、カテゴリ表示設定区分(0(顧客に見せる)、1(担当者にのみ見せる))や付箋表示設定区分(0(表示(付与)しない)、1(表示(付与)する))等のデータ項目を追加したサーバ1の進捗状況情報テーブル12に記憶する。
したがって、カテゴリ表示・選択画面300で表示される処理メニュー303のサブメニュー304で、「見せる」がクリックされると、端末装置3からサーバ1へ「見せる」の選択情報である「0」が送信され、サーバ1の処理手段20は、受信した選択情報「0」を進捗状況情報テーブル12のカテゴリ表示設定区分に記憶するとともに、設定対象となっているカテゴリ表示欄301の右下隅に「担」の文字アイコン306が表示されていないカテゴリ表示・選択画面300の表示用データを端末装置3へ送信する。
一方、サブメニュー304で、「見せない」がクリックされると、端末装置3からサーバ1へ「見せない」の選択情報である「1」が送信され、サーバ1の処理手段20は、受信した選択情報「1」を進捗状況情報テーブル12のカテゴリ表示設定区分に記憶するとともに、設定対象となっているカテゴリ表示欄301の右下隅に「担」の文字アイコン306を表示したカテゴリ表示・選択画面300の表示用データを端末装置3へ送信する。
また、カテゴリ表示・選択画面300で表示される処理メニュー303のサブメニュー305で、「付与する」がクリックされると、端末装置3からサーバ1へ「付与する」の選択情報である「1」が送信され、サーバ1の処理手段20は、受信した選択情報「1」を進捗状況情報テーブル12の付箋表示設定区分に記憶するとともに、設定対象となっているカテゴリ表示欄301の左端から突出し、このカテゴリ表示欄301の背景色とは異なる色を有する長方形状の付箋マーク307を表示したカテゴリ表示・選択画面300の表示用データを端末装置3へ送信する。
一方、サブメニュー305で、「はずず」がクリックされると、端末装置3からサーバ1へ「はずす」の選択情報である「0」が送信され、サーバ1の処理手段20は、受信した選択情報「0」を進捗状況情報テーブル12の付箋表示設定区分に記憶するとともに、設定対象となっているカテゴリ表示欄301の左端からは長方形状の付箋マーク307が表示されていないカテゴリ表示・選択画面300の表示用データを端末装置3へ送信する。
なお、以上説明した各実施形態では、住宅の仕様情報を確定するために必要な各種マスタや、確定されたデータ及び未確定のデータはすべてサーバ1に格納されている。
このため、以上説明した各実施形態によると、担当者及び顧客は、Webブラウザを搭載した端末装置3があれば、どこでも、住宅の施工事例情報の閲覧や選択、住宅の仕様情報の選択入力や、選択入力が確定された仕様情報の閲覧等を行うことが可能となる。特に、端末装置3が携帯可能なノートパソコン等となっている場合には、住宅販売店の担当者は、端末装置3を持って顧客の居る場所へ訪問し、その場で顧客と端末装置3を使用しながら住宅仕様の打合せを行うことができるようになる。
なお、以上説明した各実施形態では、住宅仕様情報テーブル11と略同じレイアウトを有する住宅施工事例情報明細テーブルは、住宅仕様情報テーブル11とテーブルを共通化するようにしてもよい。
また、住宅施工事例情報選択画面のレイアウト、操作性は、以上説明した住宅施工事例情報選択画面180,200のレイアウト、操作性に限定されるものではなく、任意である。
また、以上説明した各実施形態における各マスタ及び各テーブルの項目、レイアウト、データ構造は一例であり、上述したものに限定されるものではなく、任意なものでよい。
また、以上説明した各実施形態における構成部材の上位カテゴリ及びカテゴリは一例であり、上述したものに限定されるものではなく、任意なものでよい。例えば、構成部材の上位カテゴリ及びカテゴリは、住宅の種類(戸建、アパート等)によって異なるものとしてもよい。