以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る住宅仕様確定支援システムのシステム構成図である。この図1に示すように、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムは、住宅仕様の確定に必要なデータを管理するサーバ1と、このサーバ1にネットワーク2を介して接続された端末装置3と、を含んで構成されている。
サーバ1には、住宅仕様の確定に必要なデータベースを構成するトランザクションデータやマスタデータが備えられている。トランザクションデータは、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、進捗状況情報テーブル12と、を含んで構成され、マスタデータは、カテゴリ情報マスタ13と、部材情報マスタ14と、部品情報マスタ15と、部品属性情報マスタ16と、を含んで構成されている。
顧客情報テーブル10は、顧客の基本情報を記憶するためのテーブルであり、この顧客情報テーブルのデータ項目には、顧客ID、氏名、建設地、契約日、着工予定日、引渡し予定日、部材発注予定日、部材入荷予定日等があり、顧客IDが顧客の識別情報となっている。
住宅仕様情報テーブル11は、顧客別の住宅の仕様情報を記憶するためのテーブルであり、この住宅仕様情報テーブル11のデータ項目には、顧客ID、カテゴリID、部材ID、部品ID、確定品番(確定した部品の品番)、確定品名(確定した部品の部品名称)、確定単価(確定した部品の単価)、確定数量(確定した部品の発注数量)、属性種別(例えば、部品の幅、高さ、奥行き、材質等)、属性値(確定した部品の属性種別に対する値)、属性画像(確定した部品の属性種別に対する画像)、メーカーID、メーカー名称、確定保留区分等がある。なお、カテゴリIDは住宅の構成部材のカテゴリの識別情報であり、部材IDは構成部材の識別情報であり、部品IDは構成部材の部品の識別情報である。このため、住宅仕様情報テーブル11は、顧客の住宅を構成する構成部材の部品の仕様情報(属性情報)を記憶するためのテーブルとなっている。なお、「確定保留区分」とは、この住宅仕様情報テーブル11に登録されている仕様情報が、確定されたものであるか或いは確定が保留されているものであるかどうかを判定するための区分であり、本実施形態では、「確定保留区分」には、1(確定)、2(保留)等がある。
進捗状況情報テーブルは、顧客別の住宅の仕様情報の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルであり、この進捗状況情報テーブル12のデータ項目には、顧客ID、カテゴリID、進捗状況区分、完了日時等がある。すなわち、進捗状況情報テーブル12は、顧客別カテゴリ別の構成部材の部品の仕様情報(属性情報)の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルとなっている。言い換えると、進捗状況情報テーブル12は、顧客別の住宅の構成部材の部品の仕様情報(属性情報)の打合せの進捗状況情報を、構成部材が属するカテゴリ単位でまとめたものを記憶するためのテーブルとなっている。なお、本実施形態では、「進捗状況区分」には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))等がある。ここで、「進捗状況区分」の値である3(打合せ済(担当者側))は、カテゴリに属する全部の部材について、顧客側及び担当者側で確定すべき仕様情報が確定していることを意味する。これに対して、2(打合せ済(顧客側))は、カテゴリに属する全部の部材について、顧客側で確定すべき仕様情報は確定しているが、カテゴリに属する部材の中で、担当者側で確定すべき仕様情報がまだ確定していない部材が存在することを意味するものである。
本実施形態では、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、進捗状況情報テーブル12とで、顧客別の住宅仕様情報を顧客の識別情報(顧客ID)と関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段を構成するものとなっている。
カテゴリ情報マスタ13は、住宅の構成部材のカテゴリ情報を記憶するためのマスタであり、このカテゴリ情報マスタ13のデータ項目には、上位カテゴリID、カテゴリID、カテゴリ名称、表示設定区分、必須・任意設定区分等があり、カテゴリIDがカテゴリの識別情報となっている。ここで、「上位カテゴリID」とは、「カテゴリID」よりも上位のカテゴリIDをいう。また、「表示設定区分」とは、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、このカテゴリ情報マスタ13のカテゴリ名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「表示設定区分」には、0(顧客に見せる)、1(担当者にのみ見せる)等がある(以下同じ)。このため、本実施形態では、「表示設定区分」に1が設定されているカテゴリIDに対しては、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する各画面の顧客モード画面において、カテゴリ名称等の情報は非表示となる。
部材情報マスタ14は、住宅の構成部材情報を記憶するためのマスタであり、この部材情報マスタ14のデータ項目には、カテゴリID、部材ID、部材名称、表示設定区分、必須・任意設定区分、複数選択区分等があり、部材IDが構成部材の識別情報となっている。なお、「カテゴリID」には、構成部材が属するカテゴリの識別情報が格納される。ここで、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部材情報マスタ14の部材名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。また、「必須・任意設定区分」とは、部材に対して部品の選択入力が必須であるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「必須・任意設定区分」には、0(任意)、1(必須)がある。また、「複数選択区分」とは、部材に対して複数の部品を選択入力可能かどうか設定するための区分であり、本実施形態では、「複数選択区分」には、0(複数選択不可)、1(複数選択可)がある。
部品情報マスタ15は、住宅の構成部材の部品情報を記憶するためのマスタであり、この部品情報マスタ15のデータ項目には、部材ID、部品ID、部品名称、部品画像、部品単価、表示設定区分、メーカーID、等があり、部品IDが部品の識別情報となっている。なお、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品情報マスタ15の部品名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
部品属性情報マスタ16は、部品に対して設定可能な属性情報を記憶するためのマスタであり、この部品属性情報マスタ16のデータ項目には、部品ID、部品属性種別、部品属性値、表示設定区分等がある。なお、「表示設定区分」とは、カテゴリ情報マスタ13の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品属性情報マスタ16の部品属性種別等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
本実施形態では、部材情報マスタ14は、後述するカテゴリ表示・選択画面40(図2参照)に表示するカテゴリ情報を、カテゴリの識別情報(カテゴリID)及びカテゴリに属する構成部材の識別情報(部材ID)と関連付けて記憶する構成部材情報記憶手段となっている。
また、本実施形態では、部品情報マスタ15は、構成部材に対して選択可能な部品情報を構成部材の識別情報(部材ID)及び部品の識別情報(部品ID)と関連付けて記憶する部品情報記憶手段となっている。
また、本実施形態では、部品属性情報マスタ16は、後述する部品表示・選択画面80(図6参照)で選択される部品の属性情報を部品の識別情報(部品ID)と関連付けて記憶する部品属性情報記憶手段となっている。
なお、本実施形態では、部品情報マスタ15、部品属性情報マスタ16の各情報は、本システムの担当者により入力されるのではなく、部品メーカー各社が保有するマスタ情報を取り込むことにより得られるものである。すなわち、部品メーカー各社のシステムのマスタ情報をCSV形式のテキストファイルで受け取り、このCSVファイルを本システムで取り込めるようにレイアウト変換を実行した後、このレイアウト変換後のCSVファイルを本システムの部品情報マスタ15、部品属性情報マスタ16に取り込む処理が実行される。
端末装置3は、キーボード、マウス等の入力手段と、ディスプレイ等の出力手段を備えており、端末装置3は、サーバ1から送信されてくる顧客別の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面、その他の画面の表示用データを受信し、これらの画面の表示用データは、端末装置3に備えられているWebブラウザ等のソフトウェアを介して出力手段に出力されるものとなっている。
住宅仕様情報選択入力画面は、住宅の構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材を選択させるための後述する構成部材表示・選択画面60(図4参照)と、この構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための後述する部品表示・選択画面80と、この部品表示・選択画面80で選択される部品の属性情報を選択入力させるための後述する部品属性情報選択入力画面110(図7参照)と、を含んで構成されており、これらの画面には、住宅仕様の打合せを行う担当者側で確定すべき仕様情報を含む住宅仕様情報の選択入力が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべき仕様情報を含まない住宅仕様情報の選択入力が可能な顧客モード画面と、がある。
また、住宅仕様情報選択入力画面には、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるための後述するカテゴリ表示・選択画面40があり、このカテゴリ表示・選択画面40には、住宅仕様の打合せを行う担当者が選択可能なカテゴリを含むカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者が選択可能なカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。
上述した住宅仕様情報選択入力画面、その他の画面の表示用データは、サーバ1の処理手段20により生成されるものである。
なお、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面の詳細な説明は後述する。
図1に示すように、サーバ1は、住宅仕様の確定に必要な処理を実行する処理手段20を備えており、この処理手段20は、住宅仕様情報選択入力受付処理手段21と、住宅仕様情報登録処理手段31と、確定部品一覧表示画面表示データ送信処理手段32と、を含んで構成されており、住宅仕様情報選択入力受付処理手段21は、さらに、カテゴリ選択受付処理手段22と、構成部材抽出処理手段23と、構成部材選択受付処理手段24と、部品抽出処理手段25と、部品選択受付処理手段26と、部品属性情報抽出処理手段27と、部品属性情報選択入力受付処理手段28と、モード画面切換処理手段29と、カテゴリ色分け表示処理手段30と、部品属性情報未確定表示処理手段33と、を含んで構成されるものとなっている。
なお、サーバ1の処理手段20は、サーバ1の記憶装置に記憶されたソフトウェアで構成されるものである。
住宅仕様情報選択入力受付処理手段21は、顧客別の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、住宅仕様情報選択入力画面で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客別の住宅仕様情報を受信する処理を実行する構成となっている。
住宅仕様情報登録処理手段31は、後述する部品属性情報選択入力受付処理手段28により受け付けた部品の属性情報を、顧客の識別情報(顧客ID)及び部品の識別情報(部品ID)と関連付けて住宅仕様情報記憶手段を構成する住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する構成とされている。すなわち、住宅仕様情報登録処理手段31は、確定した部品の属性情報を、顧客の識別情報及び部品の識別情報と関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する構成とされている。なお、住宅仕様情報登録処理手段31により、部品が属する構成部材の識別情報(部材ID)や構成部材が属するカテゴリの識別情報(カテゴリID)も、住宅仕様情報テーブル11に記憶される。
確定部品一覧表示画面表示データ送信処理手段32は、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定した部品の一覧を表示し、担当者モード画面と顧客モード画面とがある確定部品一覧表示画面130の表示用データを端末装置3へ送信する処理を実行する構成となっている。なお、端末装置3では、確定部品一覧表示画面表示データ送信処理手段32により送信された確定部品一覧表示画面130の表示用データを受信し、この受信した確定部品一覧表示画面130の表示用データが、端末装置3の出力手段に出力される。
カテゴリ選択受付処理手段22は、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、カテゴリ表示・選択画面40で選択されて端末装置3から前記ネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリの識別情報を受信する処理を実行する構成となっている。なお、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データは、処理手段20が、カテゴリ情報マスタ13の全レコードを抽出して作成する。
構成部材抽出処理手段23は、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリに属する構成部材を、カテゴリの識別情報(カテゴリID)をキーとして、構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ14から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、構成部材抽出処理手段23は、部材情報マスタ14のレコードのうち、カテゴリIDがカテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
構成部材選択受付処理手段24は、構成部材表示・選択画面60の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、構成部材表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる構成部材の識別情報(部材ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
部品抽出処理手段25は、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報(部材ID)をキーとして、部品情報記憶手段である部品情報マスタ15から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品抽出処理手段25は、部品情報マスタ15のレコードのうち、部材IDが構成部材選択受付処理手段24により受け付けた部材IDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
部品選択受付処理手段26は、部品抽出処理手段25により抽出された部品を表示・選択させるための部品表示・選択画面80の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品表示・選択画面80で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報(部品ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
部品属性情報抽出処理手段27は、部品選択受付処理手段26により受け付けた部品に対して選択入力可能な属性情報を、受信された部品の識別情報をキーとして、部品属性情報記憶手段である部品属性情報マスタ16から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品属性情報抽出処理手段27は、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、部品IDが部品選択受付処理手段26により受け付けた部品IDと一致するレコードを抽出する処理を実行する。
部品属性情報選択入力受付処理手段28は、部品属性情報抽出処理手段27により抽出された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の属性情報を受信する処理を実行する構成となっている。
モード画面切換処理手段29は、端末装置3へ送信する担当者モード画面の表示用データと顧客モード画面の表示用データとを、端末装置3からの要求信号(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))に応じて切り換える処理を実行する構成となっている。すなわち、モード画面切換処理手段29は、端末装置3から送信されてきた要求信号である画面表示区分が0の場合は、端末装置3へ送信する画面を顧客モード画面に切り換える処理を実行し、端末装置3から送信されてきた要求信号である画面表示区分が1の場合は、端末装置3へ送信する画面を担当者モード画面に切り換える処理を実行する。なお、端末装置3の出力手段に出力されるデフォルト画面は、顧客モード画面となっている。
カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリ表示・選択画面40に表示されているカテゴリに対して、このカテゴリに属する構成部材に対して選択された部品の属性情報の選択入力の進捗状況(確定状況)に応じた色分け表示処理を実行する構成となっている。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定していない場合と、に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するものとなっている。
また、カテゴリ色分け表示処理手段30は、顧客モード画面において、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない場合には、担当者モード画面において、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するものとなっている。
部品属性情報未確定表示処理手段33は、確定部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理を実行する構成となっている。
次に、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムで実行される各処理を図2〜図9に示す画面により説明する。なお、図2〜図9に示す画面は、端末装置3の出力手段に出力されるものであり、これらの画面の表示用データはサーバ1から端末装置3へ送信されるものである。
本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムの利用の開始は、端末装置3に表示される図示しないログイン画面から入力された利用者(顧客)のユーザID及びパスワードがサーバ1に送信され、このサーバ1よるユーザID及びパスワードの認証処理を経て行われる。なお、利用者のユーザID及びパスワード等の情報は、システム管理者によってユーザマスタに予め登録されている。
サーバ1によるユーザID及びパスワードの認証がされると、端末装置3には、担当者との打合せが始まるまで間に、顧客に見せる図示されないインフォメーション画面(待受画面)が表示される。このインフォメーション画面には、例えば、ログインした顧客の住宅工事スケジュール情報(顧客情報テーブル10の契約日、部材発注予定日、着工予定日、部材入荷予定日、引渡し予定日等)や、システムの利用方法等の情報が表示されるようになっている。
このインフォメーション画面の最上部には、このインフォメーション画面や、構成部材の部品の選択入力画面や、部品の属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面のタブが表示されており、これら3つの画面のうち、表示させたい画面のタブをマウスやキーボード等で押下することにより、選択したタブ画面に遷移するようになっている。
図2には、構成部材の部品の選択入力を行うための最初の画面であって、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるためのカテゴリ表示・選択画面40(言い換えると、フロー表示・選択画面40)が表示されている。この画面40の最上部には、左から、上記インフォメーション画面を表示させるための「インフォメーション」タブ41、この図2に表示されている画面40を表示させるための「フロー」タブ42、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面を表示させるための「選択部品一覧」タブ43の3個のタブが表示されている。したがって、上述したインフォメーション画面や、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面が表示されているときにも、これらの3個のタブが表示される。
図2に示されているように、カテゴリ表示・選択画面40は、構成部材のカテゴリの一覧を表示するものとなっている。このカテゴリの一覧の上部には、5個のカテゴリ表示欄44が横方向に並んで配置されており、最も左側のカテゴリ表示欄44から順に「外部」、「内部」、「水廻り設備」、「電気、空調等」、「インテリア・エクステリア」のカテゴリ名称が表示されている。また、それぞれのカテゴリ表示欄44の下には、それぞれのカテゴリ表示欄44のカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄45が縦方向に並んで配置されている。すなわち、カテゴリ表示欄45のカテゴリは、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリとなっており、言い換えると、カテゴリ表示欄44のカテゴリは、カテゴリ表示欄45のカテゴリの上位カテゴリとなっている。
図3は、図2のカテゴリ表示・選択画面40の部分拡大図であり、図2のカテゴリ表示欄44に表示されているカテゴリ名称が「水廻り設備」となっているカテゴリに属する複数のカテゴリ表示欄45の拡大図である。
図3に示すように、カテゴリ表示欄45は、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリのカテゴリ名称を表示するためのカテゴリ名称表示欄45Aと、カテゴリ表示欄44のカテゴリの下位カテゴリに属する構成部材の部品の属性情報の選択入力の進捗状況情報を表示するための進捗状況表示欄45Bとで構成されている。
図3に示すように、縦方向に並んで配置されている複数のカテゴリ表示欄45のカテゴリ名称表示欄45Aには、カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリのカテゴリ名称である「キッチン」、「キッチンカウンター」、「カップボード」、「バスユニット」、「洗面化粧台」、「トイレ」、「手洗いカウンター」、「トイレ収納」等が表示されている。
なお、上位のカテゴリ表示欄44に表示されるカテゴリ名称は、カテゴリ情報マスタ13のレコードのうち、上位カテゴリIDがゼロ以外であって、かつ、カテゴリIDがゼロである各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。また、下位のカテゴリ表示欄45のカテゴリ名称表示欄45Aに表示されるカテゴリ名称は、カテゴリ情報マスタ13のレコードのうち、上位カテゴリIDがゼロ以外であって、かつ、カテゴリIDがゼロ以外である各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。
カテゴリ表示欄45の進捗状況表示欄45Bに表示される進捗状況情報は、進捗状況情報テーブル12のデータ項目のうちの進捗状況区分と完了日時とから編集されるものであり、この進捗状況情報テーブル12のレコードの取得は、顧客ID及びカテゴリIDをキーとして、進捗状況情報テーブル12から抽出処理を実行するサーバ1の処理手段20を構成する図示しない進捗状況抽出処理手段により実行される。
それぞれのカテゴリの進捗状況表示欄45Bに表示される進捗状況情報は、取得した進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分及び完了日時と、以下の条件とにより生成される。なお、前述したように、進捗状況区分には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))があり、「0」は、顧客側で確定すべき仕様が何も確定していない状態を意味し、「1」は、顧客側で確定すべき仕様が一部確定した状態を意味し、「2」は、顧客側で確定すべき仕様がすべて確定した状態を意味し、「3」は、担当者側で確定すべき仕様もすべて確定した状態を意味するものである。
このため、進捗状況区分が0である場合には、進捗状況表示欄45Bには、文字列「未着手」が表示される。また、進捗状況区分が1である場合には、進捗状況表示欄45Bには、進捗状況情報テーブル12の完了日時(直近の打合せ日時(具体的にはデータ登録・更新日時)が格納されている)と「打合せ未完了」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ未完了」が表示される。また、進捗状況区分が2又は3である場合には、進捗状況表示欄45Bには、進捗状況情報テーブル12の完了日と「打合せ済」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ済」が表示される。
また、本実施形態では、下位のカテゴリ表示欄45の背景色は、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分の値に応じた色分けが行われるようになっている。なお、図2及び図3における背景色の着色は、便宜上、網掛け表示となっている。
すなわち、進捗状況区分が0である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は白色(言い換えると、デフォルトの画面背景色のまま)であり、進捗状況区分が1である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は黄色に着色され、進捗状況区分が3である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は緑色に着色される。なお、図2のカテゴリ表示・選択画面40右最上部には、上述したカテゴリ表示欄45の背景色の凡例46が表示されている。
進捗状況区分が2である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっているか担当者モード画面となっているかによって異なる。
ここで、カテゴリ表示・選択画面40には、前述したように、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、このカテゴリ表示・選択画面40におけるモード画面の切り換えは、画面40の右最下部に配置されている「お客様モード」(顧客モード)ボタン47あるいは「担当者モード」ボタン48を押下(マウス操作によるものでもよく、キーボード操作によるものでもよい。以下同じ)することにより行われる。すなわち、「お客様モード」(顧客モード)ボタン47あるいは「担当者モード」ボタン48が押下されることにより、端末装置3からモード切換の要求信号(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))がサーバ1に送信され、サーバ1は、受信した要求信号に応じて端末装置3に送信する顧客モード画面の表示用データと担当者モード画面の表示用データとを切り換える。なお、端末装置3に送信する表示データの切換処理は、サーバ1のモード画面切換処理手段29により実行される。
現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっている場合には、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))であるカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は緑色に着色される。しかし、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が担当者モード画面となっている場合には、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))となっているカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は黄色に着色される。この着色処理は、顧客モード画面においては、カテゴリ表示欄45のカテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者モード画面においては、担当者側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が確定していない構成部材が存在することを担当者に知らしめるための処理である。一方、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が3(打合せ済(担当者側))であるカテゴリのカテゴリ表示欄45の背景色は、前述したように、現在表示されているカテゴリ表示・選択画面40が顧客モード画面となっているか否かにかかわらず(すなわち、顧客モード画面及び担当者モード画面において)、緑色に着色される。
なお、進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分に応じたカテゴリ表示欄45の背景色に付す色は、上述した色に限定されるものではなく、任意である。
なお、前述したように、カテゴリ情報マスタ13のデータ項目には表示設定区分があり、この表示設定区分には、0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる)とがあり、表示設定区分に1が設定された下位のカテゴリIDに対応するカテゴリ表示欄45は、顧客モード画面では何も表示されず、担当者モード画面に切り換えることにより表示されるようになっている。
このように、カテゴリ表示・選択画面40には、担当者側で確定すべきカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべきカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。言い換えると、カテゴリ表示・選択画面40には、担当者側で確定すべきカテゴリを含まないカテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、担当者側で確定すべきカテゴリも含むカテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、がある。
また、前述したように、カテゴリ情報マスタ13のデータ項目には必須・任意設定区分があり、この必須・任意設定区分には、0(任意項目)と1(必須項目)とがあり、必須・任意設定区分に1が設定された下位のカテゴリIDの進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分が0(打合せ未着手)である場合には、カテゴリ表示欄45の背景色は赤色(デフォルトの画面背景色とは異なる色)に着色されるようにしてもよい。この着色処理は、必須のカテゴリに属する部材の部品の属性情報の選択入力が未着手の状態であることを担当者に知らしめるための処理である。
なお、上述した色分け処理は、サーバ1の処理手段20のカテゴリ色分け表示処理手段30により実行される。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段30によりカテゴリ表示・選択画面40の表示用データが色分け処理された後、この色分け処理された表示用データは、カテゴリ選択受付処理手段22によりサーバ1からネットワーク2を介して送信される。
図2のカテゴリ表示・選択画面40において、利用者が、部品の属性情報の選択入力を行う構成部材が属するカテゴリ表示欄45を押下する(マウス操作によるものでもよく、キーボード操作によるものでもよい。以下同じ。)ことにより、この押下されたカテゴリ表示欄45に対応するカテゴリの識別情報であるカテゴリIDが、端末装置3からネットワーク2を介してサーバ1へ送信され、この送信されたカテゴリIDがサーバ1で受信される。
なお、サーバ1からカテゴリ表示・選択画面40の表示用データが端末装置3に送信される処理から、上述したように、カテゴリ表示・選択画面40において選択されたカテゴリのカテゴリIDがサーバ1で受信されるまでの処理は、サーバ1の処理手段20のカテゴリ選択受付処理手段22により実行される。すなわち、サーバ1の処理手段20のカテゴリ選択受付処理手段22により、カテゴリ表示・選択画面40の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、カテゴリ表示・選択画面40で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくるカテゴリの識別情報であるカテゴリIDを受信する処理が実行される。
この後、サーバ1では、カテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDに属する構成部材を、カテゴリIDをキーとして、構成部材情報記憶手段である部材情報マスタ14から抽出する処理が、構成部材抽出処理手段23により実行される。すなわち、部材情報マスタ14のレコードのうち、カテゴリIDがカテゴリ選択受付処理手段22により受け付けたカテゴリIDと一致するレコードが、構成部材抽出処理手段23により抽出される。
図4には、構成部材抽出処理手段23により抽出された構成部材の一覧を表示するとともにこの一覧から部品の属性情報を確定する構成部材を選択させるための構成部材表示・選択画面60(言い換えると、カテゴリ表示・選択画面40に表示されている構成部材のカテゴリよりも下位のカテゴリ表示・選択画面60)の部分拡大図が示されている。この構成部材表示・選択画面60の表示用データは、サーバ1の処理手段20の構成部材選択受付処理手段24により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この構成部材選択受付処理手段24は、構成部材表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる構成部材の識別情報である部材IDを受信する処理も実行するものである。
図4の構成部材表示・選択画面60に表示されている構成部材は、図2及び図3のカテゴリ表示・選択画面40において、上位カテゴリ「水廻り設備」の下位カテゴリである「キッチン」が選択された場合における構成部材抽出処理手段23により抽出された構成部材である。
図4に示すように、「キッチン」の構成部材は複数あり、左側から「シリーズ」、「オプション」、「シンク」等となっており、それぞれの部材に対して選択入力された仕様情報が表示される部材表示欄63が横方向に並んで配置されている。
なお、構成部材表示・選択画面60の左最上部には、カテゴリ表示・選択画面40で選択された上位カテゴリのカテゴリ名称61と、この上位カテゴリの下位カテゴリのカテゴリ名称62とからなるパンくずリストが表示されている。
それぞれの部材表示欄63の左上部には、部材名称欄64が配置されており、この部材名称欄64には、部材情報マスタ14の部材名称が表示される。また、それぞれの部材表示欄63の右上部には、必須・任意表示欄65と、確定・未確定表示欄66と、複数選択表示欄67が配置されている。
必須・任意表示欄65は、部品の選択、あるいは、部品の属性情報の選択入力が必須であるか否かを表示するものであり、前述したカテゴリ情報マスタ13の必須・任意設定区分と同様に、部材情報マスタ14の必須・任意設定区分が1(必須項目)となっている場合にのみ、必須・任意表示欄65に「必」が表示される。
また、確定・未確定表示欄66は、部品の属性情報の選択入力が確定しているか否かを表示するものであり、サーバ1の図示しない部材進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))又は3(打合せ済(担当者側))の場合には、確定・未確定表示欄66には「確」が表示され、部材進捗状況情報テーブルの進捗状況区分が上記2、3以外の場合には、確定・未確定表示欄66には「未」が表示される。
また、複数選択表示欄67は、複数の部品の選択が可能であるか否かを表示するものであり、部材情報マスタ14の複数選択区分が1(複数選択可)となっている場合にのみ、複数選択表示欄67に「複」が表示される。
図4では、表示されている部材(「シリーズ」、「オプション」、「シンク」等)の全部について、部品の属性情報の選択入力が行われていない状態となっており、このため、それぞれの部材表示欄63には、「部品を選択する」の文字列が表示されている。なお、部品の属性情報の選択入力が必須の部材であっても、「部品を選択しない」ボタン75が表示されている部材については、この「部品を選択しない」ボタン75を押下することにより、部品の属性情報の選択入力を行わずに、部品の属性情報の選択入力が完了(確定)したものとすることができるようになっている(図4の「シンク」の部材表示欄63を参照)。
なお、構成部材表示・選択画面60にも、顧客モード画面と担当者モード画面とがあり、部材情報マスタ14のデータ項目には、カテゴリ情報マスタ13と同様に、表示設定区分(0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる))がある。このため、担当者側で部品の属性情報の選択入力を行うべき部材に対しては、部材情報マスタ14の表示設定区分に1を設定することにより、構成部材表示・選択画面60の顧客モード画面においては、表示設定区分に1を設定した部材の部材表示欄63を表示させないようにすることが可能となる。
なお、顧客モード画面と担当者モード画面の切換は、後述する図5及び図6の画面右最下部に配置されている「お客様モード」ボタン86あるいは「担当者モード」ボタン87を押下することにより行われる。
この図4に示す構成部材表示・選択画面60において、部品の選択を行う部材の部材表示欄63(正確には「部品を選択する」が表示されている領域)を押下すると、図5に示すように、構成部材表示・選択画面60の下には、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための部品表示・選択画面80が表示される。
図6には、この部品表示・選択画面80の部分拡大図が表示されている。この図6に示されているように、部品表示・選択画面80には、構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材に対して選択可能な部品の一覧がカード形式で表示されるものである。横方向に複数個並んで表示されているそれぞれの部品情報カード81には、部品情報マスタ15から取得された部品名称81A、部品単価81B、部品画像81C、製造メーカー名81D(部品情報マスタ15のメーカーIDを参照キーとして図示しないメーカーマスタから取得)等が表示される。
なお、サーバ1の処理手段20の部品抽出処理手段25により、構成部材選択受付処理手段24により受け付けた構成部材に対して選択可能な部品を、受信された構成部材の識別情報である部材IDをキーとして、部品情報マスタ15から抽出する処理が実行され、この部品抽出処理手段25により抽出された部品が部品表示・選択画面80に表示されるようになっている。
なお、部品表示・選択画面80の表示用データは、サーバ1の処理手段20の部品選択受付処理手段26により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この部品選択受付処理手段26は、部品表示・選択画面80で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報である部品IDを受信する処理も実行するものである。
部品表示・選択画面80の下部には、前ボタン82Aと後ボタン82Bとからなるカード前後移動ボタン82が配置されており、前ボタン82Aが押下されると、現在表示されている部品情報カード81群よりも画面手前側に存在する部品情報カード81群が表示され、後ボタン82Bが押下されると、現在表示されている部品情報カード81群よりも画面奥側に存在する部品情報カード81群が表示される。
また、図6に示されているように、部品表示・選択画面80の左最下部には、「絞込み画面を開く」ボタン83が配置されており、この「絞込み画面を開く」ボタン83が押下されることにより、図示しない絞込検索条件選択入力画面が表示される。そして、この絞込検索条件選択入力画面において、部品の属性情報(例えば、位置(左/右/中央)、色、サイズ(最小寸法、最大寸法)、価格(最低価格、最高価格)等)を選択入力することにより、現在表示されている部品情報カード81群の件数を絞り込むことができる。
一度件数を絞り込んだ後、絞り込む前の部品情報カード81群の全件を表示させるためには、「絞込み画面を開く」ボタン83の右側に配置されている「全件を表示する」ボタン84を押下する。なお、「全件を表示する」ボタン84の右側には、部品表示・選択画面80に現在表示されている部品情報カード81群の件数85が表示されるようになっている。
なお、部品表示・選択画面80にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品表示・選択画面80のモードは、この部品表示・選択画面80の前の処理画面である構成部材表示・選択画面60の画面モード(前述した画面表示区分)を引き継ぐものとなっている。
部品表示・選択画面80に表示されている部品情報カード81群のうちの1個の部品情報カード81が押下されると、図7に示すように、部品表示・選択画面80で選択された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110が表示される。この部品属性情報選択入力画面110にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品属性情報選択入力画面110のモードは、この部品属性情報選択入力画面110の前の処理画面である部品表示・選択画面80のモードを引き継ぐものとなっている。
図7に示されているように、部品属性情報選択入力画面110の左最上部には、部材名称欄111が配置されており、この部材名称欄111に構成部材表示・選択画面60で選択された構成部材の部材名称が表示される。
品番欄115の下には、部品の属性種別名称欄119と属性値選択欄120が配置されており、部品の属性種別名称欄119には、部品表示・選択画面80で選択された部品に対して選択可能な属性種別名称が表示され、部品の属性値選択欄120には、属性種別名称欄119に表示された属性種別名称に対して選択可能な属性値の一覧が横方向に並んで配置される。
図7に示されている例では、「レンジフード」の属性種別名称として「幅」、「高さ」、「材質」があり、「幅」として選択可能な属性値として「200mm」、「300mm」、「400mm」、「600mm」の4通りがあり、「高さ」として選択可能な属性値として「200mm」、「300mm」、「400mm」、「500mm」の4通りがあり、「材質(色)」として選択可能な属性値として「ホワイト」、「ブルー」、「アプリコット」の3通りがある。なお、これらの属性情報は、サーバ1の部品属性情報抽出処理手段27により部品属性情報マスタ16から抽出される。すなわち、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、部材IDが構成部材選択受付処理手段24により受け付けた部材IDと一致するレコードが、部品属性情報抽出処理手段27により抽出され、抽出されたレコードの属性情報が部品属性情報選択入力画面110に表示される。
部材名称欄111の右側には、部品の属性値の組合せ件数表示欄112が配置されており、図7に示されている例では、「幅」の属性値が4パターン、「高さ」の属性値が4パターン、「材質」の属性値が3パターンとなっており、件数表示欄112には、4×4×3の合計48件が表示される。なお、この組合せ件数は、必ずしも各属性値のパターン数を乗算した数とは限らず、部品ごとに異なる。
また、単価表示欄116には、属性値の組合せにより算出される部品の最低単価と最高単価が表示される。それぞれの属性種別について属性値を1個選択することにより、部品の仕様が1通りに決定(確定)され、単価表示欄116には、確定した部品の単価が表示され、部材名称欄111の下の品名欄114、品番欄115には、確定した部品の品名、品番が表示される。
このとき、組合せ件数表示欄112の件数は1となる。この後、単価表示欄116の下部に配置されている数量入力欄117に必要な数量を入力した後、画面最下部の「金額を更新」ボタン124を押下することにより、決定した単価に、数量入力欄117で入力した数量を乗じた合計金額が、合計金額表示欄118に表示される。なお、画面右最上部に配置されている「絞込みをクリア」ボタン113を押下することにより、各属性種別で選択した属性値が解除され、部品の属性値の組合せ件数表示欄112に表示される件数も、最初に表示されていた件数に戻る。
それぞれの属性種別について属性値を選択し、数量を入力した状態で、画面下部に配置されている「確定する」ボタン122が押下されると、上記の属性情報が確定された状態で部品表示・選択画面80に戻る。一方、画面下部に配置されている「保留する」ボタン123が押下されると、上記の属性情報が保留された状態で部品表示・選択画面80に戻るが、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力が行われた部品の部品情報カード81の背景色は、黄色に着色される。
なお、部品属性情報選択入力画面110も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、担当者側で確定すべき属性情報については、顧客モード画面では表示しないように設定することができる。すなわち、部品属性情報マスタ16のレコードのうち、「表示設定区分」に1(担当者にのみ見せる)が設定されたレコードの属性情報については、顧客モード画面には表示されない。
なお、図示されていないが、部品属性情報選択入力画面110には、この画面で属性情報の選択入力を行う部品に関する情報(カタログ等の資料)を閲覧することができるサイトのURLボタンが複数配置されている。このため、これらのURLボタンが押下されることにより、顧客は、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力を行う部品の詳しい情報をその場で知ることができるようになる。
図8は、図7の部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力を確定させた状態の構成部材が表示されている図4の構成部材表示・選択画面60の拡大図である。
この図8に示されているように、属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材は、「シリーズ」であり、この「シリーズ」の部材表示欄63には、部品画像71と、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されたことにより確定した品名72、数量73、金額74が表示され、部材表示欄63の背景色は緑色に着色されている(図8では便宜上網掛け表示)。また、「シリーズ」の部材表示欄63の右上部の確定・未確定表示欄66は、「未」から「確」へと表示されている。
属性情報の選択入力が確定した状態の構成部材の部材表示欄63には、「クリア」ボタン70が表示されており、この「クリア」ボタン70を押下することにより、部品の選択、部品の属性情報の選択入力がされていない初期状態に戻すことができる。
この状態において「フロー画面に戻る」ボタン76を押下すると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力が確定した部品の属性情報等がサーバ1の住宅仕様情報テーブル11や進捗状況情報テーブル12等に登録されずに、図2のカテゴリ表示・選択画面40に戻る。
一方、「選択を完了する」ボタン77を押下すると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力が確定した部品の属性情報が、端末装置3からサーバ1へ送信された後、サーバ1の住宅仕様情報登録処理手段31により、住宅仕様情報テーブル11への登録・更新処理が実行される。すなわち、住宅仕様情報登録処理手段31は、確定された又は保留された部品の属性情報を、顧客の識別情報である顧客ID及び部品の識別情報である部品IDと関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶する処理を実行する。
また、住宅仕様情報登録処理手段31により、カテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄45に表示される各カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分や完了日時が、各カテゴリに属する構成部材の部品の属性情報の選択入力の状況に応じた値、データ登録・更新日時(具体的には、サーバ1のシステム日付・時刻)に更新される。すなわち、カテゴリに属する全部の構成部材の部品の属性情報(担当者側で確定すべき属性情報を除く)の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は2(打合せ済(顧客側))に更新される。一方、カテゴリに属する全部の構成部材の部品の属性情報(担当者側で確定すべき属性情報を含む)の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は3(打合せ済(担当者側))に更新される。また、カテゴリに属する一部の構成部材の部品の属性情報の選択入力が確定されている場合には、前記カテゴリに対応する進捗状況情報テーブル12の進捗状況区分は1(打合せ中)に更新される。
なお、確定された部品については、住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に1がセット(移送)され、確定が保留されている部品については、住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に2がセットされる。
図2に示すカテゴリ表示・選択画面40や、図4に示す構成部材表示・選択画面60において、画面最上部の「選択部品一覧」タブ43が押下されると、図9に示す確定部品一覧表示画面130が表示される。この確定部品一覧表示画面130は、部品属性情報選択入力画面110で確定された部品の属性情報の一覧を上位カテゴリ(カテゴリ表示・選択画面40のカテゴリ表示欄44に表示されるカテゴリ)単位で表示するものである。この確定部品一覧表示画面130の表示用データは、サーバ1の処理手段20により生成された後、確定部品一覧表示画面表示データ送信処理手段32により端末装置3へ送信する処理が実行される。
図9に示すように、端末装置3に出力手段に出力される確定部品一覧表示画面130の左最上部には、5個の上位カテゴリ(外部、内部、水廻り設備、電気・空調等、インテリア・エクステリア)を選択するためのカテゴリリストボタン131が配置されており、このカテゴリリストボタン131で選択されたカテゴリの下位カテゴリに属する各構成部材について確定された部品情報が表示される。
上位カテゴリの名称が表示される上位カテゴリ名称欄134の下には、上位カテゴリよりも下位のカテゴリの名称が表示されるカテゴリ名称欄135が配置されている。また、このカテゴリ名称欄135の下には、このカテゴリ名称欄135に表示されているカテゴリに属する構成部材の部材名称が表示される部材名称欄136が配置されている。
また、部材名称欄136の下には、確定した部品のメーカー名称欄138、部品名称欄139、部品画像欄140、部品の属性種別名称欄141、部品の属性値欄142、部品の属性画像欄143、部品の確定品番欄144、部品の確定単価欄145、部品の確定数量欄146、部品の確定合計金額欄147が配置されており、これらの欄に、住宅仕様情報テーブル11のレコードの各データ項目等が表示されるようになっている。
なお、この確定部品一覧表示画面130も、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、図9に示されている確定部品一覧表示画面130は、担当者モード画面となっており、担当者側で確定すべき部品の属性情報が未確定の部品については、部品の属性情報欄の背景色が赤色に着色されるようになっている(図9の便宜上網掛け表示された箇所150を参照)。
すなわち、確定部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、部品属性情報選択入力画面110の顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、部品属性情報選択入力画面110の担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、確定部品一覧表示画面130の担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理(本実施形態では、部品の属性情報欄の背景色を赤色に着色する処理(例えば、図9では、便宜上網掛け表示されている部分150参照))が、サーバ1の部品属性情報未確定表示処理手段33により実行される。
なお、確定部品一覧表示画面130が担当者モード画面となっている場合には、画面右最上部には、図9に示すように、確定した部品をメーカーに発注するための発注シートを出力するための「発注シート出力」ボタン133が表示されるようになっている。
また、図示されていないが、確定した部品の属性情報のリストに続いて、部品属性情報選択入力画面110で属性情報の選択入力が保留された部品の属性情報のリストも表示されるようになっている。
以上説明した本実施形態では、顧客別の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面を構成するカテゴリ表示・選択画面40と、構成部材表示・選択画面60と、部品表示・選択画面80と、部品属性情報選択入力画面110のそれぞれには、住宅仕様の打合せを行う担当者側で確定すべき仕様情報を含む住宅仕様情報の選択入力が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべき仕様情報を含まない住宅仕様情報の選択入力が可能な顧客モード画面と、があり、サーバ1は、端末装置3へ送信する担当者モード画面の表示用データと顧客モード画面の表示用データとを、端末装置3からの要求信号に応じて切り換える処理を実行するモード画面切換処理手段29を備えている。
このため、本実施形態では、担当者が顧客と打合せをしながら住宅仕様情報を確定していく場合には、端末装置3の操作で上記画面40,60,80,110を顧客モード画面に切り換えて住宅の仕様情報の選択入力を行っていけばよい。これにより、顧客は、担当者側で確定すべき仕様情報については確定作業を行う不要がなくなる。すなわち、顧客は、この顧客側で確定すべき仕様情報の確定作業についてのみ行えばよく、担当者側で確定すべき仕様情報の確定作業については担当者に任せることができる。なお、顧客との打合せが終了した後(打合せが始まる前でもよい)、担当者は、端末装置3の操作で上記の画面40,60,80,110を担当者モード画面に切り換えて、担当者側で確定すべき住宅仕様情報の選択入力を行っていけばよい。
このように、本実施形態によると、住宅仕様情報を確定するための打合せの時間の短縮を図ることできる。すなわち、住宅仕様情報を確定するための打合せを迅速に行うことができるようになる。
また、本実施形態では、サーバ1は、構成部材のカテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する構成部材が属するカテゴリを選択させるためのカテゴリ表示・選択画面40に表示されているカテゴリに対して、このカテゴリに属する構成部材に対する選択された部品の属性情報の選択入力の進捗状況に応じた色分け表示処理を実行するカテゴリ色分け表示処理手段30を備えている。
このため、本実施形態によると、カテゴリ表示・選択画面40に表示されているカテゴリに属する構成部材に対する部品の属性情報の選択入力がどの程度進んでいるかを容易に把握することができるようになる。
さらに、本実施形態では、上述したように、カテゴリ表示・選択画面40にも、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、部品属性情報選択入力画面110の顧客モード画面において、カテゴリに属する構成部材の全部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、部品属性情報選択入力画面110の担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない場合には、カテゴリ色分け表示処理手段30は、カテゴリ表示・選択画面40の担当者モード画面において、カテゴリに属する構成部材の一部に対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合に応じた色分け表示処理を、カテゴリに対して実行するようになっている。
このため、本実施形態によると、担当者は、顧客モード画面から担当者モード画面に切り換えたときに、担当者側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が確定していないカテゴリが存在することが容易に一目で分かるようになる。
また、本実施形態では、担当者モード画面と顧客モード画面とがある確定部品一覧表示画面130に表示される部品のうち、部品属性情報選択入力画面110の顧客モード画面において、部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、部品属性情報選択入力画面110の担当者モード画面において、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品に対しては、確定部品一覧表示画面130の担当者モード画面において、部品の属性情報の選択入力が未確定である旨の表示処理を実行する部品属性情報未確定表示処理手段33をサーバ1は備えている。
このため、本実施形態によると、担当者は、確定部品一覧表示画面130において、顧客モード画面から担当者モード画面に切り換えたときに、担当者側で確定すべき属性情報の選択入力が確定していない部品が存在することが容易に一目で分かるようになる。
また、以上説明した本実施形態では、住宅の仕様情報を確定するために必要な各種マスタや、確定されたデータはすべてサーバ1に格納されている。
このため、本実施形態によると、担当者及び顧客は、Webブラウザを搭載した端末装置3があれば、どこでも、住宅の仕様情報の選択入力や、選択入力が確定された仕様情報の閲覧等を行うことが可能となる。特に、端末装置3が携帯可能なノートパソコン等となっている場合には、住宅の販売店の担当者は、端末装置3を持って顧客の居る場所へ訪問し、その場で顧客と端末装置3を使用しながら住宅仕様の打合せを行うことができるようになる。
なお、以上説明した本実施形態では、顧客別の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面は、カテゴリ表示・選択画面40と、構成部材表示・選択画面60と、部品表示・選択画面80と、部品属性情報選択入力画面110とで構成されるものであったが、この構成に限定されるものでない。