JP4526164B2 - 住宅建築請負折衝システム - Google Patents

住宅建築請負折衝システム Download PDF

Info

Publication number
JP4526164B2
JP4526164B2 JP2000197381A JP2000197381A JP4526164B2 JP 4526164 B2 JP4526164 B2 JP 4526164B2 JP 2000197381 A JP2000197381 A JP 2000197381A JP 2000197381 A JP2000197381 A JP 2000197381A JP 4526164 B2 JP4526164 B2 JP 4526164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
maker
home
customer
meeting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000197381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002015031A (ja
Inventor
敏之 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Homes Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Homes Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Homes Corp filed Critical Asahi Kasei Homes Corp
Priority to JP2000197381A priority Critical patent/JP4526164B2/ja
Publication of JP2002015031A publication Critical patent/JP2002015031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4526164B2 publication Critical patent/JP4526164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注文住宅の計画・請負・建築のプロセスに係り、仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を利用して住宅建築に関連する打合せを行うことが可能な住宅建築請負折衝システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、注文住宅を計画・請負・建築するプロセスでは、建売り・分譲住宅、規格型住宅の購入/販売と異なり、住宅検討者(以下、顧客という)と建築業者(以下、住宅メーカという)とが面談して住宅の設計内容を打合せたり、業務の折衝等を行うのが必須の商習慣となっている。
【0003】
そして、具体的な打合せや折衝の段階に入ると、顧客・住宅メーカ共に特定の場所(顧客の自宅、展示場、営業所等)で、特定の時間を確保して打合せ/折衝を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、複数の住宅メーカと打合せ/折衝するような場合には、場所的・時間的に制約を受け、多大な時間と手間を覚悟しなければならない。
【0005】
引越し、仮住い、融資先等の住宅メーカとの打合せ以外の項目については、住宅メーカとの折衝とは別途、他の関連業者との間で打合せ/折衝も必要となり、顧客はその都度情報を提供しなければならない。
【0006】
また、住宅請負業務においては、「住宅メーカと客との折衝の質を向上させる」ことが不可欠となっている。この場合、住宅メーカが用意している「具体像」と、客が描く「夢」とを、言葉に頼って「Face−to−Face」でやりとりしながら、整合・具体化していくことは、多くの時間と労力とを費やすことになり、しかも、このようなやりとりには限界があった。
【0007】
例えば、2世帯・3世帯住宅建設では、家族の年齢層が広がったり、離ればなれで暮らしていたりして、主導者(代表者)の意見が幅を利かせて折衝が進む結果、他の者に不満が残ることになる。
【0008】
その上、打合せ/折衝に関する質の向上を図るため、複数の住宅メーカを比較したい場合には、自ら複数の住宅メーカに情報提供を依頼することが必要となり、より多大な時間と手間が必要となる。
【0009】
そこで、本発明の目的は、注文住宅の計画・請負・建築に際して、仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を利用して住宅建築に関連する打合せを効率良く行うことにより、場所的・時間的な節約を図り、ひいては、打合せ/折衝に関する質の向上を図ることが可能な住宅建築請負折衝システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
住宅メーカ装置に対して複数の顧客装置および複数の業務提携装置が通信手段を介してそれぞれ接続され、住宅建築に関連する情報の内容を決定する住宅建築請負折衝システムであって、前記住宅建築に関連する情報は、少なくとも、間取り、建築配置、家具配置を含む建築計画と、見積り、借入計画、融資先金融機関を含む資金計画と、内外装、設備仕様を含むインテリア/エクステリア計画と、打合せ工程、建築工程を含む家作り計画と、引越し業者、仮住まい業者を含む住宅関連諸手続きとのいずれかを有し、前記各顧客装置は、前記住宅メーカ装置における前記住宅建築に関連する情報のホームページの作成に必要な注文情報を設定する手段を具え、前記各業務提携装置は、前記住宅メーカ装置以外の他の住宅メーカ装置を含み、前記住宅メーカ装置における前記住宅建築に関連する情報のホームページの作成に必要な業務関連情報を設定する手段を具え、前記住宅メーカ装置は、前記各顧客装置によって設定された注文情報の内容に応じて顧客装置毎のホームページを作成し、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記各顧客装置との間で前記住宅建築に関連する情報の打合せに必要な打合せ情報を作成する第1の情報作成手段と、前記各業務提携装置によって設定された業務関連情報に応じて業務提携装置毎のホームページを作成し、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記各業務提携装置との間で前記住宅建築に関連する情報の業務折衝に必要な折衝情報を作成する第2の情報作成手段と、前記他の住宅メーカ装置が、前記住宅メーカ装置のホームページ上で提供される住宅建築に関連する情報を利用することによって、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記顧客装置との間で該住宅建築に関連する情報の打ち合わせに必要な打合せ情報を作成する第3の情報作成手段と、前記他の住宅メーカ装置が、前記住宅メーカ装置のホームページ上で提供される住宅建築に関連する情報を利用することによって、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記他の住宅メーカ装置以外の業務提携装置との間で住宅建築に関連する情報の業務折衝に必要な折衝情報を作成する第4の情報作成手段と、前記打合せ情報の作成に必要な第1のデータを、前記通信手段を介して外部から収集する第1のデータ収集手段と、前記折衝情報の作成に必要な第2のデータを、前記通信手段を介して外部から収集する第2のデータ収集手段と、前記顧客装置毎の該住宅メーカ装置のホームページにて作成された前記打合せ情報および前記収集された第1のデータを、前記顧客装置との各打合せ毎にメモリに記憶して第1の履歴情報を作成する第1の管理手段と、前記業務提携装置毎の該住宅メーカ装置のホームページにて作成された前記折衝情報および前記収集された第2のデータを、前記業務提携装置との各折衝毎にメモリに記憶して第2の履歴情報を作成する第2の管理手段とを具え、前記住宅メーカ装置と前記各顧客装置との間で前記第1の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて作成された前記打合せ情報を用いて、前記住宅メーカ装置と前記各業務提携装置との間で前記第2の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて前記折衝情報を作成し、前記他の住宅メーカ装置と前記各顧客装置との間で前記第3の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて作成された前記打合せ情報を用いて、前記他の住宅メーカ装置と該他の住宅メーカ装置以外の前記各業務提携装置との間で前記第4の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて前記折衝情報を作成し、前記第1の管理手段によって作成される前記第1の履歴情報は、前記顧客装置との各打合せ毎に前記メモリに記憶された前記打合せ情報を前記住宅メーカ装置のホームページ上にて変更又は修正して作成され、前記第2の管理手段によって作成される前記第2の履歴情報は、前記業務提携装置との各折衝毎に前記メモリに記憶された前記折衝情報を前記住宅メーカ装置のホームページ上にて変更又は修正して作成されることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0025】
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図11に基づいて説明する。
【0026】
(システム構成)
まず、本システムの全体構成の概略を、図1〜図5に基づいて説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る住宅建築請負折衝システム1の構成例を示す。
【0028】
本システム1は、住宅メーカ側装置(打合せ/折衝サイト運営者)であるサーバ装置10と、顧客側装置としてのパーソナルコンピュータ等の端末機器からなるクライアント装置20と、住宅の建築等に関連する会社群からなる業務提携側装置としての住宅関連業者装置300と、顧客側装置又は業務提携側装置としての住宅メーカ群からなる他の住宅メーカ50とから構成される。
【0029】
サーバ装置10と他の住宅メーカ50との間は通信手段としてのインターネット70、サーバ装置10とクライアント装置20との間は通信手段としてのインターネット80、サーバ装置10と住宅関連業者装置300との間は通信手段としてのインターネット90をそれぞれ介して接続されている。
【0030】
住宅関連業者装置300には、例えば、建築工事業者群の装置30、金融機関群の装置31、保険会社群の装置32、引越業者群の装置33、不動産業者群の装置34等が含まれる。装置30は、住宅建築の工事業務を行う。装置31は、融資提案、返済シミュレーション、申込み受付等の金融案内業務を行う。装置32は、火災保険、地震保険、生命保険等の保険案内業務を行う。装置33は、引越費用、倉庫保管管理等の引越案内業務を行う。装置34は、仮住い等の不動産案内業務を行う。
【0031】
また、サーバ装置10には、クライアント装置20との間で住宅建築業務に関連する打合せを行うための仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を構成する顧客専用の打合せサイト100(顧客別HP、以下、ホームページ100という)が開設されている。
【0032】
同様に、サーバ装置10には、住宅関連業者装置30との間で住宅建築業務に関連する業務の折衝を行うための仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を構成する関連業者専用の折衝サイト110〜115(業者別HP、以下、ホームページ110〜115という)が開設されている。
【0033】
これらホームページ110〜115のうち、建築工事業者サイト110は建築工事業者群の装置30、ローンサイト111は金融機関群の装置31、保険サイト112は保険会社群の装置32、引越しサイト113は引越業者群の装置33、仮住いサイト114は不動産業者群の装置34、その他サイト115はその他の装置35とそれぞれ対応する。
【0034】
(住宅メーカ側の装置)
図2は、住宅メーカ側のサーバ装置10の構成を示す。
【0035】
サーバ装置10には、少なくとも、情報作成部11と、データ収集部12と、管理部13と、情報提供部14と、各種の処理および統括的な制御を行う処理部15と、住宅に関連する情報、打合せ/折衝に関する情報、各種の画像データを入力する入力部16と、画像データやホームページ100を含む各種の情報を表示する表示部17と、本発明の処理に係る制御プログラム等の各種のプログラムを記憶する領域を有する記憶部18と、打合せ/折衝に係るデータを蓄積する各データベース(DB)19とが設けられている。なお、これら各部は、相互に通信可能なバスBによって接続されている。
【0036】
情報作成部11は、各種の処理を行う他に、予め設定された注文情報の内容に応じて顧客毎のホームページ100を構築し、住宅の建築等に関連する打合せに必要な打合せ情報を作成する機能をもつ。
【0037】
また、情報作成部11は、業務提携側の各装置30〜35により設定された業務関連情報に応じて各業者毎のホームページ110〜115を構築し、住宅の建築等に関連する業務折衝に必要な折衝情報を作成する機能をもつ。
【0038】
データ収集部12は、各顧客との打合せ情報や、各業者との業務に関する折衝情報の作成に必要な各種のデータを、インターネット80,90をそれぞれ介して外部装置から収集する機能をもつ。
【0039】
管理部13は、各顧客との打合せ情報および収集されるデータを、顧客側のクライアント装置20との打合せ毎に随時蓄積することによって履歴情報を作成する機能をもつ。また、管理部13は、各業者との業務に関する折衝情報および収集されるデータを、業務提携側の各装置30〜35との折衝毎に随時蓄積することによって履歴情報を作成する機能をもつ。
【0040】
情報提供部14は、顧客の要望を加味して作成された住宅の建築等に関連する情報を、インターネット70を介して顧客側又は業務提携側となり得る各装置50に提供したり、インターネット80を介して顧客側の各装置20に提供したり、インターネット90を介して業務提携側の各装置30〜35に提供する機能をもつ。
【0041】
データベース19は、管理部13によって構築される各顧客との打合せ毎或いは各装置30〜35との折衝毎にそれぞれ得られる履歴情報を随時蓄積したり、インターネット80,90等の通信手段を介して外部の装置から収集されるデータを保存する。
【0042】
(顧客側の装置)
図3は、顧客側のクライアント装置20の構成例を示す。
【0043】
クライアント装置20には、少なくとも、住宅に関連する情報の打合せの条件設定を行う設定部21と、本発明の処理に係る制御プログラムや各種のプログラムを記憶する領域や、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)、ブラウザ、アプリケーションプログラム等を記憶する領域を有する記憶部22と、各種の処理や統括的な制御を行う処理部23と、サーバ装置10側から転送される画像データやホームページ100を閲覧可能な表示部24と、表示画面に表示された画像情報等を出力可能な出力装置(例えば印刷可能なプリンタ)25とが設けられている。なお、これら各部は、相互に通信可能なバスBによって接続されている。
【0044】
設定部21は、住宅の建築等に関連する情報の打合せに必要な注文情報を設定する機能をもつ。
【0045】
(業務提携側の装置)
図4は、業務提携側の装置30〜35の構成例を示す。
【0046】
装置30〜35には、少なくとも、住宅に関連する情報の折衝に関する条件設定を行う設定部36と、各種の処理や統括的な制御を行う処理部37と、サーバ装置10側のホームページ110〜115を閲覧可能な表示部38と、画像データや各種の制御プログラム等を記憶する記憶部39と、写真(工事関連)の画像データ等を入力する入力部40とが設けられている。これら各部は、相互に通信可能なバスBによって接続されている。
【0047】
設定部36は、住宅メーカ側のサーバ装置10から提供される顧客の要望を加味して作成された住宅の建築等に関連する情報に基づいて、業務に関連する業務関連情報を設定する機能をもつ。
【0048】
(他の住宅メーカの装置)
図5は、他の住宅メーカの装置50の構成例を示す。
【0049】
装置50には、少なくとも、住宅に関連する情報の打合せ/折衝に関する条件設定を行う設定部51と、各種の処理や統括的な制御を行う処理部52と、サーバ装置10側のホームページ100やホームページ110〜115を閲覧可能な表示部53と、画像データや各種の制御プログラム等を記憶する記憶部54と、写真(工事関連)の画像データ等を入力する入力部55と、表示画面に表示された画像情報等を出力可能な出力装置(例えば印刷可能なプリンタ)56とが設けられている。これら各部は、相互に通信可能なバスBによって接続されている。
【0050】
設定部51は、住宅の建築等に関連する情報の打合せに必要な注文情報を設定する機能や、住宅メーカ側のサーバ装置10から提供される顧客の要望を加味して作成された住宅の建築等に関連する情報に基づいて業務に関連する業務関連情報を設定する機能等をもつ。
【0051】
(システム動作)
以下、本システムの動作を、図6に基づいて説明する。
【0052】
図6は、本発明に係る打合せ/折衝の各処理を示すフローチャートである。
【0053】
本システムの処理は、ステップS1の申込み段階と、ステップS100の打合せ/折衝段階と、ステップS200の工事段階と、ステップS300の完成後との各種処理に大別される。このような顧客、住宅メーカ、関連業者における各段階内での処理は並列的に実行される。
【0054】
(申込み段階)
まず、ステップS1の申込み段階について説明する。
【0055】
ステップS10では、クライアント装置20において、顧客が住宅の建築に関する登録/打合せの申し込みを行う。
【0056】
ステップS20では、サーバ装置10において、住宅メーカがステップS10に対応する処理を行う。すなわち、打合せ/折衝サイト運営者である住宅メーカは、サーバ装置10において、顧客からの打合せ申し込みに応じて、打合せを行うための仮想の打合せ空間であるヴァーチャル営業所を構築するために、打合せ専用のホームページ100をインターネット80上に開設する。
【0057】
これと並行して、サーバ装置10において、業者との業務折衝を行うための仮想の打合せ空間であるヴァーチャル営業所、すなわち折衝専用のホームページ110〜115をインターネット90上に開設する。なお、各ホームページには、セキュリティを加味したID(識別情報)の発行がなされる。
【0058】
また、サーバ装置10のホームページ110〜115を通じて、関連業者の装置30〜35に顧客情報を発信する。
【0059】
さらに、サーバ装置10のホームページ100を通じて、顧客に対して追加情報の入力を依頼する。
【0060】
ステップS30では、装置30〜35において、関連業者が、サーバ装置10から提供された顧客情報を確認する。
【0061】
ステップS40では、サーバ装置10において、顧客との打合せ、関連業者との業務折衝、その他の基本となる情報の収集、プラン内容等を、各打合せ/各折衝毎にデータベース19に随時蓄積する。
【0062】
なお、ステップS10、ステップS20、ステップS30、ステップS40の各処理は、並列的に実行される。
【0063】
(打合せ/折衝段階)
次に、ステップS100の打合せ段階について説明する。
【0064】
ステップS110では、クライアント装置20において、顧客は、インターネット80上のホームページ100を通じて住宅メーカとの間で住宅建築に必要な打合せを行う。
【0065】
打合せの内容としては、例えば、建物設計(間取り、建物配置、家具配置等)、スケジュール(打合せ工程、建築工程等)、資金(見積り、借入計画等)、インテリア/エクステリア計画(内外装、設備仕様)、諸手続き(保険、引越し、仮住い等)等がある。
【0066】
ステップS120では、サーバ装置10において、住宅メーカは、顧客との間でステップS110に対応した打合せを行う。
【0067】
例えば、顧客が間取りの要望をホームページ100に記入した場合には、住宅メーカは、その要望を受けて間取図をホームページ100に掲示する。顧客は、その掲示された間取図を閲覧し、希望とするものでない場合には、間取図の変更をホームページ100上に記入する。これにより、住宅メーカは、顧客の希望依頼する内容の間取図に修正し、その修正した間取図をホームページ100上に再度掲示する。
【0068】
このように仮想の打合せ空間であるホームページ100を通じて、顧客と住宅メーカとの間で、住宅建築に関連(建築工事、資金、諸手続き等の各種の情報)する詳細な打合せを行っていく。この仮想の打合せ空間を利用した打合せは、顧客の希望条件を満足するまで、時間的、場所的な制約を受けることなく、何度でも行うことができる。
【0069】
ステップS121では、住宅メーカは、既に顧客との間で打ち合わせ済みの提案内容のうちから各サイトに応じて、ホームページ110〜115上に掲示する。これにより、顧客の要望する情報が関連業者側の装置30〜35に提供されることになる。そして、住宅メーカは、所定の業者との間で、その顧客の要望する情報に基づいて業務内容の折衝を具体的に行っていく。
【0070】
上記例では、顧客が希望する間取図をホームページ110上に掲示し、住宅メーカが建築工事業者の装置30との間で、具体的な業務の折衝を行うことになる。
【0071】
ステップS130では、関連業者側の装置30〜35において、業者は、住宅メーカとの間でステップS121に対応した業務の折衝を行う。
【0072】
すなわち、関連業者側の装置30〜35において、サーバ装置10のホームページ110〜115に掲示された顧客の要望する提案内容を確認し、実施可能か否かの検討を行う。もし、実施に無理がある場合には、その提案内容に修正又は変更を加え、その修正等を行った回答案をサーバ装置10内のホームページ110〜115に掲示する。
【0073】
上記例では、工事業者がサーバ装置10のホームページ110に掲示された間取図を検討し、修正等を行って回答案をホームページ110に掲示する。
【0074】
そして、ステップS120に戻り、サーバ装置10において、住宅メーカは、その業者からの回答案をホームページ100上に掲示する。
【0075】
さらに、ステップS110に戻り、顧客は、ホームページ100上に掲示された回答案を再検討する。もし、その回答案の内容に変更等がなければ、最終的な案として業務の確認と合意が成立する。その回答案の内容に変更等があれば、再度ステップS121に進んで、業者との間で業務に関する折衝を再度行うことになる。
【0076】
上記例では、業者が修正等を行った間取図の回答案をホームページ100に掲示し、住宅メーカと顧客との間で再度打合せを行う。そして、顧客にとって満足のいく内容であれば最終的な案として採用し、不満足な内容であればホームページ110を通じて住宅メーカと業者との間で業務の折衝を再度行う。
【0077】
ステップS140では、サーバ装置10のデータベース19において、上記顧客との打合せ内容、および、業者との業務折衝内容を、打合せ毎又は折衝毎に随時蓄積していく。
【0078】
なお、ステップS110、ステップS120、ステップS121、ステップS130、ステップS140の各処理は、並列的に実行される。
【0079】
(工事段階)
次に、ステップS200の工事段階について説明する。
【0080】
ステップS210では、建築工事業者の装置30において、建築工事業者は、工事状況に関する連絡事項や工程毎の写真等を作成し、ホームページ110上に掲示する。
【0081】
ステップS220では、サーバ装置10において、住宅メーカは、ホームページ110に掲示された写真等の工事状況を確認・閲覧した後、顧客に転送・連絡する。すなわち、住宅メーカは、ホームページ100上に工事の進行状況を示す写真等を掲示し、必要に応じて工事状況の詳細な説明等を書き込む。
【0082】
ステップS230では、クライアント装置20において、顧客は、ホームページ100上に掲示される工事状況の確認を行う。工事状況は、写真等によってその進行状況を把握することができる。また、顧客は、工事状況に関して気になる点や要望する点等があった場合には、その旨の内容をホームページ100上に書き込む。
【0083】
顧客から工事状況に関する要望等があった場合には、ステップS220に戻り、住宅メーカは、その要望等に関する顧客の情報をホームページ110上に掲示する。これにより、建築工事業者は、ホームページ110を閲覧して、顧客の要望に応じた回答案を作成する。そして、その作成した回答案をホームページ110に掲示する。これにより、顧客は、その回答案をホームページ100を通じて閲覧し、工事内容が自分の希望どおりに進行しているか否かを確認することができる。
ステップS240では、サーバ装置10のデータベース19において、工事状況に関する写真や工事説明、顧客と住宅メーカとのやりとり、住宅メーカと建築工事業者とのやりとり、顧客により書き込まれた要望等を逐次蓄積していく。
【0084】
なお、ステップS210、ステップS220、ステップS230、ステップS240の各処理は、並列的に実行される。
【0085】
(完成後)
次に、ステップS300の住宅完成後について説明する。
【0086】
ステップS310では、サーバ装置10において、住宅メーカは、データベース19に蓄積された顧客との打合せデータ、並びに、業者との業務折衝データ等を、「住宅建築記録」として各顧客別に蓄積して保存する。また、その顧客別の住宅建築記録は、別体の記録媒体として取得することが可能である。
【0087】
ステップS320では、顧客は、データベース19に住宅建築記録として保存されている記録データをホームページ100を通じて閲覧したり、必要に応じてダウンロードして記録データとして取得することができる。また、顧客は、その取得した住宅建築記録を保存した記録データを、別の記憶媒体に保存して住宅メーカからの記念品として保管することができる。
【0088】
(第1の実施例)
次に、打合せ/折衝に関する具体例を、図7〜図11に基づいて説明する。
【0089】
図7は、住宅メーカ(打合せ/折衝サイト運営者)と顧客との間で構築される仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を示す。
【0090】
顧客は、クライアント装置20を操作することによって、インターネット80を通じてサーバ装置10のホームページ100上に住宅建築に関連する情報の書き込み等を行うことができ、これにより住宅メーカの担当者との間で所望の打合せを行うことができる。
【0091】
図8は、サーバ装置10の表示画面に表示されるホームページ100の1例を示す。
【0092】
201は、掲載履歴(見出し)の領域である。
【0093】
202は、住宅メーカの担当者と顧客との双方が掲示板式に書き込みを行う領域である。例として、「ご要望の通り、LDを2帖ほど広げました。玄関の大きさも確保して下さい。」という文章を書き込む。
【0094】
203は、家づくりに必要な関連項目のファイルを用意する領域である。なお、全てが整理し終われば、家作り完了と表示する。
【0095】
204は、間取設計図、資金計画表、建築計画表、スケジュール表、写真画像等を掲示する領域である。
【0096】
図9〜図11は、ホームページ100の領域204に掲示される画面例を示す。
【0097】
図9は、資金計画表210の例を示す。
【0098】
画面左側には総予算211、画面右側には資金計画212が掲示される。総予算211には、請負代金内訳213、諸費用214、その他の費用215等を記入する。資金計画212には、借入計画216、自己資金217等を記入する。
【0099】
図10は、エクステリア計画表220の例を示す。
【0100】
画面上には、契約No221、担当者名222、家の外観図223、各種のエクステリアに関する選択項目224〜229が掲示される。選択例(図中、チェック印の位置)として、例えば、選択項目224は商品名としてプレビオ・キャンバス、選択項目225は屋根材としてコロニアル、選択項目226は外壁目地タイプとしてFAタイプ、選択項目227は外壁色としてクレイミックス、選択項目228は玄関タイルとしてMAX150/11、選択項目229は外玄関灯としてHLW6142ELをそれぞれ選択している。
【0101】
なお、エクステリアに関するその他の選択項目の例として、玄関ドア、勝手口ドア、ベランダドア、ベランダ屋上用手摺、物干金物、ベランダ床仕上げ、ロール式網戸等を挙げることができる。
【0102】
図11は、スケジュール表230の例を示す。
【0103】
画面左側から順に、住宅の建築計画に沿って、各種の項目231、日付記入欄232、契約金や着工金等の支払金額と内訳を記入する金額欄233等が掲示されている。
【0104】
以上説明したような各種の項目を、顧客がクライアント装置20の画面上で選択して設定することにより、サーバ装置10のホームページ100を通じて住宅メーカの担当者との間で十分納得のいく打合せを簡単に行うことができる。
【0105】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図12に基づいて説明する。なお、前述した例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
【0106】
(金融機関/融資申込み・審査)
図12は、打合せ/折衝サイト運営者である住宅メーカが、サーバ装置10のホームページ100,111を通じて、顧客および金融機関との間で打合せ/折衝を行う例を示す。
【0107】
例えば、顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して、住宅建築に関連する融資の相談申し込みを行う。この相談申込みを受けて、住宅メーカは、ホームページ111(ローンサイト)を通じ、顧客からの融資相談申込みに関する顧客情報を金融機関側の装置31に提供する。
【0108】
以下、打合せ/折衝の具体的な説明を行う。
1)住宅メーカは、建物大きさ、見積り金額等の情報を顧客に発信し、その打合せ経過内容をデータベース19に蓄積する。
2)顧客は、年齢、年収などの情報を住宅メーカに発信し、その打合せ経過内容をデータベース19に蓄積する。
3)住宅メーカは、データベース19に蓄積された「建物面積」、「見積り金額」、「年収などの顧客属性」等のデータを、ホームページ111を通じて金融機関に提供する。
4)金融機関は、装置31を通じてホームページ111に掲示された顧客データの提案内容を閲覧し、融資が実施可能か否かの審査を行う。
5)金融機関は、融資額、返済シュミレーション結果、審査結果等の情報をホームページ111を通じて住宅メーカに発信する。このようにして金融機関は、住宅メーカとの間で融資に関する入札等の折衝を行う。
6)住宅メーカは、金融機関から回答のあった融資情報をホームページ100上に掲示する。これにより、顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して融資の希望申込みを行う。
7)住宅メーカは、融資の希望申込み内容をホームページ111上に掲示し、これにより、金融機関は、顧客と別途金銭消費貸借契約の締結後、融資を実行する。
【0109】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を、図13に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
【0110】
(保険会社/保険申込み・提案)
図13は、打合せ/折衝サイト運営者である住宅メーカが、サーバ装置10のホームページ100,112を通じて、顧客および保険会社との間で打合せ/折衝を行う例を示す。
【0111】
顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して、住宅建築に関連する保険の相談申し込みを行う。この相談申込みを受けて、住宅メーカは、ホームページ112(保険サイト)を通じ、顧客からの保険の相談申込みに関する顧客情報を保険会社側の装置32に提供する。
【0112】
以下、打合せ/折衝の具体的な説明を行う。
1)住宅メーカは、建物構造・大きさ、見積り金額等の情報を顧客に発信し、その打合せ経過内容をデータベース19に蓄積する。
2)顧客は、年齢、年収などの情報を住宅メーカに発信し、その打合せ経過内容をデータベース19に蓄積する。
3)住宅メーカは、データベース19に蓄積された「建物構造」、「建物面積」、「見積り金額」、「年収などの顧客属性」等のデータを、ホームページ112を通じて保険会社に提供する。
4)保険会社は、装置32を通じてホームページ112に掲示された顧客データの提案内容を閲覧し、提案が実施可能か否かの審査を行う。
5)保険会社は、保険金額、ライフシミュレーション結果等の情報をホームページ112を通じて住宅メーカに発信する。このようにして保険会社は、住宅メーカとの間で保険契約に関する折衝を行う。
6)住宅メーカは、保険会社から回答のあった保険契約に関する情報をホームページ100上に掲示する。これにより、顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して保険契約の希望申込みを行う。
7)住宅メーカは、保険契約の希望申込み内容をホームページ112上に掲示し、これにより、保険会社は、顧客と別途保険契約を締結する。
【0113】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を、図14に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
【0114】
(引越業者/引越し申込み・費用見積り)
図14は、打合せ/折衝サイト運営者である住宅メーカが、サーバ装置10のホームページ100,113を通じて、顧客および引越業者との間で打合せ/折衝を行う例を示す。
【0115】
顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して、住宅建築に関連する引越しの相談申し込みを行う。この相談申込みを受けて、住宅メーカは、ホームページ113(引越しサイト)を通じ、顧客からの引越しの相談申込みに関する顧客情報を引越業者側の装置33に提供する。
【0116】
以下、打合せ/折衝の具体的な説明を行う。
1)顧客は、間取り打合せ段階で、家具リスト情報(家具・家電の種類・サイズ等)を、ホームページ100を通じて住宅メーカに発信する。
2)住宅メーカは、その家具・家電に関する家具リスト情報をデータベース19に蓄積する。
3)住宅メーカは、データベース19に蓄積された家具リスト情報を、ホームページ113を通じて引越業者に提供する。
4)引越業者は、装置33を通じてホームページ113に掲示された顧客の家具リスト情報等の提案内容を閲覧し、引越しの見積りを行う。
5)引越業者は、引越し費用見積り書を、ホームページ113を通じて住宅メーカに発信する。このようにして引越業者は、住宅メーカとの間で引越見積りに関する入札等の折衝を行う。
6)住宅メーカは、引越業者から回答のあった引越し費用見積り書をホームページ100上に掲示する。これにより、顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して引越契約の希望申込みを行う。
7)住宅メーカは、引越契約の希望申込み内容をホームページ113上に掲示し、これにより、引越業者は、顧客と別途引越契約を締結する。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を、図15に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
【0117】
(不動産業者/仮住い申込み・提案)
図15は、打合せ/折衝サイト運営者である住宅メーカが、サーバ装置10のホームページ100,114を通じて、顧客および不動産業者との間で打合せ/折衝を行う例を示す。
【0118】
顧客は、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して、住宅建築に関連する仮住いの相談申し込みを行う。この相談申込みを受けて、住宅メーカは、ホームページ114(仮住いサイト)を通じ、顧客からの仮住いの相談申込みに関する顧客情報を不動産業者側の装置34に提供する。
【0119】
以下、打合せ/折衝の具体的な説明を行う。
1)住宅メーカは、仮住いに関する情報を顧客に発信し、その打合せ段階で建築スケジュール、家族構成等の情報をデータベース19に蓄積する。
2)顧客は、仮住いの希望地域などの情報を住宅メーカに発信し、その打合せ経過内容をデータベース19に蓄積する。
3)住宅メーカは、データベース19に蓄積された「希望地域」、「仮住い必要時期/建築時期」、「家族構成」等のデータを、ホームページ114を通じて不動産業者に提供する。
4)不動産業者は、装置34を通じてホームページ114に掲示された顧客データの提案内容を閲覧し、仮住い先を検討する。
5)不動産業者は、複数の仮住い物件等の情報を、ホームページ114を通じて住宅メーカに発信する。このようにして不動産業者は、住宅メーカとの間で仮住い契約に関する折衝を行う。
6)住宅メーカは、不動産業者から回答のあった複数の仮住い物件等の情報をホームページ100上に掲示する。これにより、顧客は、所望の仮住い物件を選定し、ホームページ100を通じて住宅メーカに対して仮住い契約の希望申込みを行う。
7)住宅メーカは、仮住い契約の希望申込み内容をホームページ114上に掲示し、これにより、不動産業者は、顧客と別途仮住い契約を締結する。
【0120】
[まとめ]
上記本システムを構成したことによって、住宅メーカが邸別にホームページを開設・提供して、住宅建設の相談の最初から竣工引渡しまで、客の家族全員が随時・随所で存分に、各人の思い(本音)の全部を各自の身近な端末機から入力してホームページに書込んで住宅建設に反映させることが可能となり、これにより「打合せ/折衝の質」を飛躍的に向上させることができる。このようなシステムの処理に必要な高度なハードウェア部分・ソフトウェア部分の構成は住宅メーカが負担するため、顧客側の負担を軽減することができる。
【0121】
また、折々の打合せの仕様打合せ、質疑応答、各種の業者(金融、保険、引越、不動産等)の支援を得て豊富なサービス提供、工事進行の状況報告や建築工事の画像送信が可能となる。一連の経過記録が残る等の結果、顧客のCS(顧客満足度)と、関連業者を含む住宅メーカの効率アップとを図ることができる。
【0122】
さらに、他の住宅メーカに本システムをレンタル(供与)してもよい。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、打合せ/折衝サイト運営者(住宅メーカ)側の装置を基点として、顧客側若しくは業務提携側の装置との間で仮想の打合せ空間を構築し、住宅関連情報の打合せ或いは業務折衝を行うシステムにおいて、顧客側若しくは業務提携側の装置では、住宅関連情報の打合せに必要な条件を設定し、サイト運営者側の装置では、その設定された条件に応じて仮想の打合せ空間を構築して住宅関連情報の打合せに必要な所望の打合せ情報を作成し、作成した打合せ情報を各打合せ毎に随時蓄積するようにしたので、注文住宅の計画・請負・建築に際して、仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を利用して住宅建築に関連する打合せを効率良く行うことが可能となり、これにより、打合せ/折衝に係る場所的・時間的な節約を図ることができ、また、顧客の家族全員の各自が随時・随所で身近な端末機を通じて自分の希望を思う存分に入力することができるので、打合せ/折衝の質的な向上を図ることができ、さらに、打合せ/折衝の経過を随時自動的に蓄積したので、メーカと顧客との間で後々トラブルが発生しても証拠物件として利用でき、メーカと顧客の双方にとって信頼性の面でも有効となものとすることができる。
【0124】
また、本発明によれば、通信手段を介して、住宅メーカ側の装置と顧客側の装置との間で仮想の打合せ空間を構築し、住宅関連情報の打合せを行う打合せシステムにおいて、顧客側の装置では、住宅関連情報の打合せに必要な情報を設定し、住宅メーカ側の装置では、設定された情報に応じて仮想の打合せ空間を構築して住宅関連情報の打合せに必要な所望の打合せ情報を作成し、作成した打合せ情報および通信手段を介して外部から収集されたデータを、顧客側の装置との各打合せ毎に随時蓄積して履歴情報を構築するようにしたので、上記システムの場合と同様に、打合せ/折衝に係る場所的・時間的な節約を図ることができ、また、顧客の家族全員の各自が随時・随所で身近な端末機を通じて自分の希望を思う存分に入力することができるので、打合せ/折衝の質的な向上を図ることができ、さらに、履歴情報としてデータを蓄積したので、メーカと顧客の双方にとって信頼性の面でも有効なものとすることができる。
【0125】
さらに、本発明によれば、通信手段を介して、住宅メーカ側の装置と業務提携側の装置との間で仮想の打合せ空間を構築し、住宅メーカ側から住宅関連情報を提供して業務折衝を行うシステムにおいて、住宅メーカ側の装置では、顧客の要望を加味して作成された住宅関連情報を業者側に提供し、業務提携側の装置により設定された業務関連情報に応じて仮想の打合せ空間を構築して住宅関連情報の業務折衝に必要な所望の折衝情報を作成し、作成した折衝情報および通信手段を介して外部から収集されたデータを業務提携側の装置との各折衝毎に随時蓄積して履歴情報を構築し、業務提携側の装置では、住宅メーカ側の装置から提供された顧客の要望を加味して作成された住宅に関連する情報に対応して、実施可能な業務に関連する業務関連情報を設定するようにしたので、上記システムの場合と同様に、打合せ/折衝に係る場所的・時間的な節約を図ることができ、また、顧客の家族全員の各自が随時・随所で身近な端末機を通じて自分の希望を思う存分に入力することができるので、打合せ/折衝の質的な向上を図ることができ、さらに、履歴情報としてデータを蓄積したので、メーカと顧客の双方にとって信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である、住宅情報関連システムの構成を示すブロック図である。
【図2】住宅メーカ側装置の構成を示すブロック図である。
【図3】顧客側装置の構成を示すブロック図である。
【図4】業務提携側装置の構成を示すブロック図である。
【図5】他の住宅メーカ側装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る打合せ/折衝の処理を示すフローチャートである。
【図7】住宅メーカ(打合せ/折衝サイト運営者)と顧客との間で構築される仮想の打合せ空間(ヴァーチャル営業所)を示す説明図である。
【図8】サーバ装置の表示画面に表示されるホームページの例を示す説明図である。
【図9】資金計画表の例を示す説明図である。
【図10】エクステリア計画表の例を示す説明図である。
【図11】スケジュール表の例を示す説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態である、住宅メーカと、顧客および金融機関との間で打合せ/折衝を行う例を示す説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態である、住宅メーカと、顧客および保険会社との間で打合せ/折衝を行う例を示す説明図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態である、住宅メーカと、顧客および引越業者との間で打合せ/折衝を行う例を示す説明図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態である、住宅メーカと、顧客および不動産業者との間で打合せ/折衝を行う例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 住宅建築請負折衝システム
10 住宅メーカ側のサーバ装置
11 情報作成部
12 データ収集部
13 管理部
14 情報提供部
19 データベース
20 顧客側のクライアント装置
21 設定部
30 建築工事業者装置
31 金融機関装置
32 保険会社装置
33 引越業者装置
34 不動産業者装置
35 その他業者装置
36 設定部
50 他の住宅メーカ側装置
51 打合せ/折衝設定部
70 インターネット
80 インターネット
90 インターネット
100 打合せサイト
110 住宅メーカサイト
111 ローンサイト
112 保険サイト
113 引越しサイト
114 仮住いサイト
115 その他サイト
300 住宅関連業者装置

Claims (1)

  1. 住宅メーカ装置に対して複数の顧客装置および複数の業務提携装置が通信手段を介してそれぞれ接続され、住宅建築に関連する情報の内容を決定する住宅建築請負折衝システムであって、
    前記住宅建築に関連する情報は、
    少なくとも、間取り、建築配置、家具配置を含む建築計画と、見積り、借入計画、融資先金融機関を含む資金計画と、内外装、設備仕様を含むインテリア/エクステリア計画と、打合せ工程、建築工程を含む家作り計画と、引越し業者、仮住まい業者を含む住宅関連諸手続きとのいずれかを有し、
    前記各顧客装置は、
    前記住宅メーカ装置における前記住宅建築に関連する情報のホームページの作成に必要な注文情報を設定する手段を具え、
    前記各業務提携装置は、
    前記住宅メーカ装置以外の他の住宅メーカ装置を含み、
    前記住宅メーカ装置における前記住宅建築に関連する情報のホームページの作成に必要な業務関連情報を設定する手段を具え、
    前記住宅メーカ装置は、
    前記各顧客装置によって設定された注文情報の内容に応じて顧客装置毎のホームページを作成し、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記各顧客装置との間で前記住宅建築に関連する情報の打合せに必要な打合せ情報を作成する第1の情報作成手段と、
    前記各業務提携装置によって設定された業務関連情報に応じて業務提携装置毎のホームページを作成し、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記各業務提携装置との間で前記住宅建築に関連する情報の業務折衝に必要な折衝情報を作成する第2の情報作成手段と、
    前記他の住宅メーカ装置が、前記住宅メーカ装置のホームページ上で提供される住宅建築に関連する情報を利用することによって、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記顧客装置との間で該住宅建築に関連する情報の打ち合わせに必要な打合せ情報を作成する第3の情報作成手段と、
    前記他の住宅メーカ装置が、前記住宅メーカ装置のホームページ上で提供される住宅建築に関連する情報を利用することによって、該住宅メーカ装置のホームページ上に前記他の住宅メーカ装置以外の業務提携装置との間で住宅建築に関連する情報の業務折衝に必要な折衝情報を作成する第4の情報作成手段と、
    前記打合せ情報の作成に必要な第1のデータを、前記通信手段を介して外部から収集する第1のデータ収集手段と、
    前記折衝情報の作成に必要な第2のデータを、前記通信手段を介して外部から収集する第2のデータ収集手段と、
    前記顧客装置毎の該住宅メーカ装置のホームページにて作成された前記打合せ情報および前記収集された第1のデータを、前記顧客装置との各打合せ毎にメモリに記憶して第1の履歴情報を作成する第1の管理手段と、
    前記業務提携装置毎の該住宅メーカ装置のホームページにて作成された前記折衝情報および前記収集された第2のデータを、前記業務提携装置との各折衝毎にメモリに記憶して第2の履歴情報を作成する第2の管理手段と
    を具え、
    前記住宅メーカ装置と前記各顧客装置との間で前記第1の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて作成された前記打合せ情報を用いて、前記住宅メーカ装置と前記各業務提携装置との間で前記第2の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて前記折衝情報を作成し、
    前記他の住宅メーカ装置と前記各顧客装置との間で前記第3の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて作成された前記打合せ情報を用いて、前記他の住宅メーカ装置と該他の住宅メーカ装置以外の前記各業務提携装置との間で前記第4の情報作成手段によって該住宅メーカ装置のホームページ上にて前記折衝情報を作成し、
    前記第1の管理手段によって作成される前記第1の履歴情報は、前記顧客装置との各打合せ毎に前記メモリに記憶された前記打合せ情報を前記住宅メーカ装置のホームページ上にて変更又は修正して作成され、
    前記第2の管理手段によって作成される前記第2の履歴情報は、前記業務提携装置との各折衝毎に前記メモリに記憶された前記折衝情報を前記住宅メーカ装置のホームページ上にて変更又は修正して作成される
    ことを特徴とする住宅建築請負折衝システム。
JP2000197381A 2000-06-29 2000-06-29 住宅建築請負折衝システム Expired - Lifetime JP4526164B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197381A JP4526164B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 住宅建築請負折衝システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197381A JP4526164B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 住宅建築請負折衝システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002015031A JP2002015031A (ja) 2002-01-18
JP4526164B2 true JP4526164B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=18695714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197381A Expired - Lifetime JP4526164B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 住宅建築請負折衝システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4526164B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013500A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Masahiro Goto 部屋探しプランニングシステム
JP5525959B2 (ja) * 2010-08-09 2014-06-18 ミサワホーム株式会社 住宅仕様確定支援システム
JP5391344B2 (ja) * 2013-02-26 2014-01-15 ミサワホーム株式会社 住宅仕様確定支援システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1131141A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Toshiba Eng Co Ltd 卒業アルバム及び卒業アルバムサービスシステム
JPH1139390A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Minoru Yoneda 建築コスト管理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1131141A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Toshiba Eng Co Ltd 卒業アルバム及び卒業アルバムサービスシステム
JPH1139390A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Minoru Yoneda 建築コスト管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002015031A (ja) 2002-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10269054B1 (en) Computerized process to, for example, automate the home sale, mortgage loan financing and settlement process, and the home mortgage loan refinancing and settlement processes
US10909555B2 (en) Systems and methods for interactive web-based processing of real estate transactions
US6826539B2 (en) Virtual structure data repository and directory
US7797255B1 (en) System and method for tracking, monitoring, and supporting self-procuring principals in real estate transactions
US7636687B2 (en) Method and system for completing a lease for real property in an on-line computing environment
US7389242B2 (en) Interactive processing of real estate transactions
US20020049624A1 (en) System and method for tracking real estate transactions
US20020052814A1 (en) Virtual real estate brokage system
EP1049039A1 (en) Application apparatus and method
US20040167798A1 (en) System and method for tracking, monitoring, and supporting self-procuring principals in real estate transactions
US20040220820A1 (en) System and method for creating and managing real estate agreements
US20110078085A1 (en) System and method for real estate business collaboration and knowledge acquisition and sharing
US20180285991A1 (en) Systems and methods for interactive web-based processing of real estate transactions
JP6501435B1 (ja) 社内管理システム及び工事管理システム
JP4526164B2 (ja) 住宅建築請負折衝システム
JP2004078442A (ja) 住宅受注支援システム,住宅受注支援装置及び住宅受注支援方法
JP2005157522A (ja) 不動産関連役務代行管理装置、同管理システム及び同管理方法
JP2003524840A (ja) 家屋モジュールをネットワーク販売するシステムと方法
JP6720457B2 (ja) 社内管理システム
JP5299657B2 (ja) コンピユータ通信網を利用した住宅情報供給システム
JP2002063231A (ja) 電子情報を利用した住宅の請負施工方法
JP2002049761A (ja) ネットワークシステム、保険サポートサービス提供装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
MXPA02008785A (es) Sistema y metodo para proporcionar evaluacion de costos de proyectos.
JP2024031943A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2003030301A (ja) コンピュータを利用する不動産物件仲介方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20100325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100325

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100528

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4526164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term