以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る住宅仕様確定支援システムのシステム構成図である。この図1に示すように、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムは、住宅仕様の確定に必要なデータを管理するサーバ1と、このサーバ1にネットワーク2を介して接続された端末装置3と、を含んで構成されている。
サーバ1には、住宅仕様の確定に必要なデータベースを構成するトランザクションデータやマスタデータが備えられている。トランザクションデータは、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12と、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13と、を含んで構成されている。また、マスタデータは、部品カテゴリ情報マスタ20と、部品カテゴリパターン情報マスタ21と、部品情報マスタ22と、部品属性情報マスタ23と、子部品属性候補情報マスタ24と、部品シリーズ名情報マスタ25と、を含んで構成されている。
この他、サーバ1には、後述する部品カタログ作成処理手段50により作成され、後述する部品カタログダウンロード処理手段51により端末装置3にダウンロードされるスプレッドシート形式の部品カタログであるマイカタログシート14、後述する仕上表雛形アップロード処理手段54により端末装置3からアップロードされたスプレッドシート形式の仕上表の雛形15、後述する仕上表作成処理手段55により作成され、仕上表ダウンロード処理手段により端末装置3にダウンロードされるスプレッドシート形式の仕上表16等が保存されるものとなっている。
顧客情報テーブル10は、顧客の基本情報を記憶するためのテーブルとなっており、この顧客情報テーブルのデータ項目には、顧客ID、プランID、契約No、氏名、建設地、契約日、着工予定日、引渡し予定日、部材発注予定日、部材入荷予定日等があり、顧客IDが顧客の識別情報となっており、プランIDが顧客の住宅の識別情報となっている。
このため、顧客情報テーブル10は、顧客の基本情報を、顧客IDとプランIDとに関連付けて記憶(新規登録又は更新)する顧客情報記憶手段となっている。
住宅仕様情報テーブル11は、顧客の住宅の仕様情報を記憶するためのテーブルであり、この住宅仕様情報テーブル11のデータ項目には、顧客ID、プランID、部品カテゴリID、パターンID、部品ID、確定品番(仕様が確定した部品の商品番号(型番))、確定部品名称(仕様が確定した部品の名称)、確定部品単価(仕様が確定した部品の単価)、確定数量(仕様が確定した部品の発注数量)、属性種別の名称である属性種別名称(例えば、仕様が確定した部品の幅、高さ、奥行き、材質、色等)、属性値の名称である属性値名称(仕様が確定した部品の属性種別に対する値の名称)、属性値を画像で表した属性画像(この画像が格納されているサーバ1のファイルパス)、メーカーID、メーカー名称、確定保留区分、仕上区分等がある。ここで、部品カテゴリIDは、住宅を構成する部品のカテゴリの識別情報であり、パターンIDは、住宅における部品が配置される場所のパターンの識別情報であり、部品IDは、住宅を構成する部品の識別情報であり、メーカーIDは、部品のメーカーの識別情報である。このため、住宅仕様情報テーブル11は、顧客の住宅を構成する部品の仕様情報(属性情報)を、顧客IDと、プランIDと、部品カテゴリIDと、パターンIDと、に関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段となっている。
なお、「確定保留区分」とは、この住宅仕様情報テーブル11に登録されている仕様情報が、確定されたものであるか、あるいは、確定が保留されているものであるかどうかを判定するための区分であり、本実施形態では、「確定保留区分」には、1(確定)、2(保留)等がある。
また、「仕上区分」とは、部品の仕上場所の区分であり、仕上表作成処理手段55による仕上表の作成処理の際に参照される。本実施形態では、「仕上区分」には、0(仕上カテゴリ以外)、1(壁)、2(天井)等がある。
なお、本実施形態では、部品のカテゴリは、3階層のカテゴリとなっており、この部品のカテゴリには、最上位カテゴリと、上位カテゴリと、下位カテゴリと、があり、上述した部品カテゴリIDは、部品の下位のカテゴリの識別情報となっている。
住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12は、顧客の住宅における部品の下位カテゴリが配置される場所のパターン情報を記憶するためのテーブルであり、この住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12のデータ項目には、プランID、部品カテゴリID、パターンID、パターン名称等があり、パターン名称が、顧客の住宅における部品の下位カテゴリ(下位カテゴリの部品)が配置される場所のパターンの名称であり、パターンIDが、パターンの識別情報である。
このため、住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12は、パターン名称を、プランIDと、部品カテゴリIDと、パターンIDと、に関連付けて記憶する住宅部品カテゴリパターン情報記憶手段となっている。なお、この住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12には、本システムで下位カテゴリごとに予め設定されているパターン名称も、プランIDと、部品カテゴリIDと、パターンIDと、に関連付けて記憶されている。
住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13は、顧客の住宅の仕様情報の確定の進捗状況情報を記憶するためのテーブルであり、この住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13のデータ項目には、顧客ID、プランID、上位カテゴリID、進捗状況区分、完了日時等があり、上位カテゴリIDは部品の上位カテゴリの識別情報となっている。すなわち、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13は、顧客の住宅を構成する部品の下位カテゴリの仕様情報(属性情報)の打合せの進捗状況情報を、この下位カテゴリが属する上位カテゴリ単位でまとめたものを記憶するためのテーブルとなっている。
なお、本実施形態では、「進捗状況区分」には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))等がある。ここで、「進捗状況区分」の値である3(打合せ済(担当者側))は、下位カテゴリに属する全部の部品について、顧客側及び担当者側で確定すべき仕様情報が確定していることを意味する。これに対して、「進捗状況区分」の値である2(打合せ済(顧客側))は、下位カテゴリに属する全部の部品について、顧客側で確定すべき仕様情報は確定しているが、下位カテゴリに属する部品の中で、担当者側で確定すべき仕様情報がまだ確定していない部品が存在することを意味するものである。また、「進捗状況区分」の値である1(打合せ中)は、下位カテゴリに属する部品の中で、顧客側で確定すべき仕様情報がまだ確定していない部品が存在することを意味する。さらに、「進捗状況区分」の値である0(打合せ未着手)は、下位カテゴリに属する全部の部品について、顧客側で確定すべき仕様情報がまだ確定していないこと、言い換えると、下位カテゴリに属する部品の中で、顧客側で確定すべき仕様情報が確定した部品が1つもないことを意味する。
このため、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13は、部品の上位カテゴリ単位、言い換えると、部品の上位カテゴリ別の進捗状況区分、完了日時等を、顧客ID、プランIDと、上位カテゴリIDと、に関連付けて記憶する住宅部品カテゴリ進捗情報記憶手段となっている。
本実施形態では、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12と、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13とで、顧客別の住宅仕様情報を顧客の住宅の識別情報(プランID)と関連付けて記憶する住宅仕様情報記憶手段を構成するものとなっている。
部品カテゴリ情報マスタ20は、住宅を構成する部品(商品)のカテゴリ情報を記憶するためのマスタであり、この部品カテゴリ情報マスタ20のデータ項目には、最上位カテゴリID、上位カテゴリID、部品カテゴリID、カテゴリ名称、表示設定区分、必須・任意設定区分、仕上区分等があり、最上位カテゴリIDは部品の最上位カテゴリの識別情報、上位カテゴリIDは部品の上位カテゴリの識別情報、部品カテゴリIDは部品の下位カテゴリの識別情報となっている。また、「表示設定区分」とは、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、上位カテゴリや下位カテゴリのカテゴリ名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分であり、本実施形態では、「表示設定区分」には、0(顧客に見せる)、1(担当者にのみ見せる)等がある(以下同じ)。このため、本実施形態では、「表示設定区分」に1が設定されている上位カテゴリIDや部品カテゴリIDに対しては、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面の顧客モード画面において、カテゴリ名称等の情報は非表示となる。
このため、部品カテゴリ情報マスタ20は、カテゴリ名称、表示設定区分、必須・任意設定区分等を、最上位カテゴリIDと、上位カテゴリIDと、部品カテゴリIDと、に関連付けて記憶する部品カテゴリ情報記憶手段となっている。
部品カテゴリパターン情報マスタ21は、住宅における部品の下位カテゴリが配置される場所のパターン情報を記憶するためのマスタであり、この部品カテゴリパターン情報マスタ21のデータ項目には、部品カテゴリID、パターンID、パターン名称等があり、パターンIDはパターンの識別情報となっている。
このため、部品カテゴリパターン情報マスタ21は、住宅における部品の下位カテゴリ(言い換えると、下位カテゴリの部品)が配置される場所のパターン名称を、このパターンIDと、部品カテゴリIDと、に関連付けて記憶する部品カテゴリパターン情報記憶手段となっている。
部品情報マスタ22は、住宅を構成する部品情報を記憶するためのマスタであり、この部品情報マスタ22のデータ項目には、部品ID、部品カテゴリID、部品グループ名称、品番、部品名称(品名)、部品画像(この画像が格納されているサーバ1のファイルパス)、部品単価、概要説明、販売始期、販売終期、表示設定区分、メーカーID等があり、部品IDは部品(商品)の識別情報となっており、メーカーIDは部品のメーカーの識別情報となっている。なお、「表示設定区分」とは、部品カテゴリ情報マスタ20の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品情報マスタ22の部品名称等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
このため、部品情報マスタ22は、部品グループ名称、品番、部品名称、部品画像、部品単価、概要説明、販売始期、販売終期、表示設定区分、メーカーID等を、部品IDと、部品カテゴリIDと、に関連付けて記憶する部品情報記憶手段となっている。
部品属性情報マスタ23は、部品に対して設定可能な属性情報を記憶するためのマスタであり、この部品属性情報マスタ23のデータ項目には、部品ID、部品の属性種別の名称である部品属性種別名称、部品の属性値の名称である部品属性値名称、部品の属性値を画像で表した部品属性画像(この画像が格納されているサーバ1のファイルパス)、表示設定区分等がある。なお、「表示設定区分」とは、部品カテゴリ情報マスタ20の「表示設定区分」と同様に、後述する住宅仕様情報選択入力画面を構成する画面において、この部品カテゴリ情報マスタ20の部品属性種別名称、部品属性値名称、部品属性画像等の情報を顧客に見せるかどうかを設定するための区分である。
このため、部品属性情報マスタ23は、部品属性種別名称、部品属性値名称、部品属性画像、表示設定区分等を、部品IDと関連付けて記憶する部品属性情報記憶手段となっている。
本実施形態では、部品には、親部品と、この親部品に従属する関係となっている子部品と、がある。
子部品属性候補情報マスタ24は、親部品に対して選択された属性情報により決定される子部品の属性候補情報を記憶するためのマスタであり、言い換えると、子部品属性候補情報マスタ24は、親部品の属性情報と、この親部品の属性情報に対して選択可能(組合せ可能)な子部品の属性情報と、を記憶するためのマスタである。
この子部品属性候補情報マスタ24のデータ項目には、親部品が属する下位カテゴリの識別情報である親部品カテゴリID、親部品の識別情報である親部品ID、親部品の属性種別の名称である親部品属性種別名称、親部品の属性値の名称である親部品属性値名称、子部品の下位カテゴリの識別情報である子部品カテゴリID、子部品の識別情報である子部品ID、子部品の属性種別の名称である子部品属性種別名称、子部品の属性値の名称である子部品属性値名称、候補属性条件区分(具体的な説明は後述する)等がある。
このため、子部品属性候補情報マスタ24は、親部品カテゴリID、親部品ID、親部品属性種別名称、親部品属性値名称、子部品カテゴリID、子部品ID、子部品属性種別名称、子部品属性値名称、候補属性条件区分等を、子部品IDと関連付けて記憶する子部品属性候補情報記憶手段となっている。
本実施形態では、部品属性情報マスタ23と、子部品属性候補情報マスタ24と、で、住宅を構成する部品の仕様情報(商品情報)を、この部品の識別情報と関連付けて記憶する部品仕様情報記憶手段を構成するものとなっている。
部品シリーズ名情報マスタ25は、シリーズものの部品のシリーズ名称等を記憶するためのマスタであり、この部品シリーズ名情報マスタ25のデータ項目には、部品ID、シリーズ名称等がある。
このため、部品シリーズ名情報マスタ25は、部品のシリーズ名称等を、部品IDと関連付けて記憶する部品シリーズ名情報記憶手段となっている。
なお、本実施形態では、部品情報マスタ22、部品属性情報マスタ23、子部品属性候補情報マスタ24、部品シリーズ名情報マスタ25等の各情報は、本システムの担当者により入力されるのではなく、部品メーカー各社が保有するマスタ情報を取り込むことにより得られるものである。すなわち、部品メーカー各社のシステムのマスタ情報をCSV形式のテキストファイルで受け取り、このCSVファイルを本システムで取り込めるようにレイアウト変換を実行した後、このレイアウト変換後のCSVファイルを本システムの部品情報マスタ22、部品属性情報マスタ23、子部品属性候補情報マスタ24、部品シリーズ名情報マスタ25等に取り込む処理が実行される。
端末装置3は、キーボード、マウス等の入力手段と、ディスプレイ、プリンター等の出力手段を備えており、端末装置3は、サーバ1から送信されてくる顧客の住宅仕様情報を選択入力させるための住宅仕様情報選択入力画面、その他の画面の表示用データを受信し、これらの画面の表示用データは、端末装置3に備えられているWebブラウザ等のソフトウェアを介してディスプレイに出力されるものとなっている。また、サーバ1で作成され、このサーバ1から送信されてくる顧客の住宅仕様情報等が記載された各種帳票(後述する顧客の住宅を構成する部品のカタログであるマイカタログシート14、仕上表16を含む)が、プリンターに出力されるものとなっている。
住宅仕様情報選択入力画面は、部品カテゴリ情報マスタ20に記憶された部品の最上位カテゴリ情報と上位カテゴリ情報の一覧を表示するとともにこの一覧から、これから住宅仕様情報の選択入力をする部品が属する上位カテゴリを選択させるための後述する上位カテゴリ表示・選択画面60(図2参照)と、この上位カテゴリ表示・選択画面60で選択され、部品カテゴリ情報マスタ20に記憶された上位カテゴリに属する下位カテゴリ情報の一覧を表示するとともにこの一覧から、これから住宅仕様情報の選択入力をする部品が属する下位カテゴリを選択させるための後述する下位カテゴリ表示・選択画面70(図4及び図5参照)と、この下位カテゴリ表示・選択画面70で選択された下位カテゴリに対して選択可能な部品(実際の商品)の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための後述する部品表示・選択画面(言い換えると、商品表示・選択画面)90(図4及び図6参照)と、この部品表示・選択画面90で選択された部品の属性情報を選択入力させるための後述する部品属性情報選択入力画面110(図7参照)と、を含んで構成されている。
後述するように、本実施形態では、前記カタログを作成する前記部品を選択入力させるためのカタログ作成部品選択入力画面は、下位カテゴリ表示・選択画面70で選択された下位カテゴリに対して選択可能な部品の一覧を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための前述した部品表示・選択画面90に含まれるものとなっている。言い換えると、本実施形態では、部品表示・選択画面90が、カタログ作成部品選択入力画面を兼ねるものとなっている。
なお、これらの画面には、住宅仕様の打合せを行う担当者側で確定すべき仕様情報を含む住宅仕様情報の選択入力が可能な担当者モード画面と、担当者側で確定すべき仕様情報を含まない住宅仕様情報の選択入力が可能な顧客モード画面と、がある。
上述した住宅仕様情報選択入力画面、その他の画面の表示用データは、サーバ1の処理手段30(図1参照)により生成されるものである。
なお、住宅仕様情報選択入力画面を構成する上述した各画面の詳細な説明は後述する。
図1に示すように、サーバ1は、住宅仕様の確定に必要な処理を実行する処理手段30を備えており、この処理手段30は、住宅仕様情報選択入力受付処理手段31と、部品カタログ作成処理手段50と、部品カタログダウンロード処理手段51と、仕様確定済部品一覧照会処理手段52と、出力帳票選択受付処理手段53と、仕上表雛形アップロード処理手段54と、仕上表作成処理手段55と、仕上表ダウンロード処理手段56と、を含んで構成されるものとなっている。
そして、住宅仕様情報選択入力受付処理手段31は、上位カテゴリ選択受付処理手段32と、下位カテゴリ選択受付処理手段33と、住宅仕様情報抽出処理手段34と、部品情報抽出処理手段35と、部品情報選択入力受付処理手段36と、カタログ作成部品選択入力受付処理手段37と、部品属性情報抽出処理手段38と、部品属性情報選択入力受付処理手段39と、住宅仕様情報登録処理手段40と、を含んで構成されるものとなっている。
なお、サーバ1の処理手段30は、サーバ1の記憶装置に記憶されたソフトウェアで構成されるものである。
住宅仕様情報選択入力受付処理手段31は、図1に示すこの処理手段31の枠内の上述した各処理手段32〜40を含んで構成されるものであり、住宅仕様情報選択入力画面を構成する各画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、住宅仕様情報選択入力画面を構成する各画面で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる顧客の住宅仕様情報等を受信する処理を実行する構成となっている。
上位カテゴリ選択受付処理手段32は、上位カテゴリ表示・選択画面60の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、上位カテゴリ表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる上位カテゴリの識別情報(上位カテゴリID)を受信する処理を実行する構成となっている。なお、上位カテゴリ表示・選択画面60の表示用データは、処理手段30を構成する図示しない上位カテゴリ情報抽出処理手段が、部品カテゴリ情報マスタ20のレコードうち、最上位カテゴリと上位カテゴリのレコードを抽出して作成する。
下位カテゴリ選択受付処理手段33は、下位カテゴリ表示・選択画面70の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、下位カテゴリ表示・選択画面70で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる下位カテゴリの識別情報(部品カテゴリID)を受信する処理を実行する構成となっている。なお、下位カテゴリ表示・選択画面70の表示用データは、処理手段30を構成する図示しない下位カテゴリ情報抽出処理手段が、部品カテゴリ情報マスタ20のレコードのうち、下位カテゴリのレコードを抽出して作成する。
住宅仕様情報抽出処理手段34は、現在処理対象となっている顧客の登録済の住宅仕様情報を、住宅仕様情報テーブル11から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、住宅仕様情報抽出処理手段34は、住宅仕様情報テーブル11のレコードのうち、顧客IDが現在処理対象となっている顧客の顧客IDと一致し、かつ、プランIDが現在処理対象となっている顧客の住宅のプランIDと一致するレコードを抽出する処理を実行する構成となっている。
部品情報抽出処理手段35は、下位カテゴリ選択受付処理手段33により受け付けた下位カテゴリに対して選択可能な部品を、受信された下位カテゴリの識別情報(部品カテゴリID)をキーとして、部品情報マスタ22から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品情報抽出処理手段35は、部品情報マスタ22のレコードのうち、部部品カテゴリIDが下位カテゴリ選択受付処理手段33により受け付けた部品カテゴリIDと一致するレコードを抽出する処理を実行する構成となっている。
部品情報選択入力受付処理手段36は、部品情報抽出処理手段35により抽出された部品を表示・選択させるための部品表示・選択画面90の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品表示・選択画面90で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報(部品ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
また、カタログ作成部品選択入力受付処理手段37は、前記カタログを作成する部品を選択入力させるためのカタログ作成部品選択入力画面の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、前記カタログ作成部品選択入力画面で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる前記部品の識別情報である部品IDを受信する処理を実行するものとなっており、本実施形態では、図1にも示されているように、住宅仕様情報選択入力受付処理手段31を構成する部品情報選択入力受付処理手段36に含まれる構成となっている。
部品属性情報抽出処理手段38は、部品情報選択入力受付処理手段36により受け付けた部品に対して選択入力可能な属性情報を、受信された部品の識別情報(部品ID)をキーとして、部品属性情報マスタ23から抽出する処理を実行する構成となっている。すなわち、部品属性情報抽出処理手段38は、部品属性情報マスタ23のレコードのうち、部品IDが部品情報選択入力受付処理手段36により受け付けた部品IDと一致するレコードを抽出する処理を実行する構成となっている。
部品属性情報選択入力受付処理手段39は、部品属性情報抽出処理手段38により抽出された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110の表示用データを端末装置3に送信するとともに、部品属性情報選択入力画面110で選択入力されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の属性情報を受信する処理を実行する構成となっている。
部品カタログ作成処理手段50は、カタログ作成部品選択入力受付処理手段37により受け付けた部品IDと、部品属性情報マスタ23と、子部品属性候補情報マスタ24等に基づき(を参照して)、カタログ作成部品選択入力受付処理手段37により受け付けた部品のカタログを作成する処理を実行する構成となっている。
部品カタログダウンロード処理手段51は、部品カタログ作成処理手段50により作成された前記カタログを端末装置3へダウンロードする処理を実行する構成となっている。
仕様確定済部品一覧照会処理手段52は、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定した部品(確定を保留した部品を含む)についての属性情報の一覧を表示し、担当者モード画面と顧客モード画面とがある後述する仕様確定済部品一覧照会画面210(図23参照)の表示用データを端末装置3へ送信する処理を実行する構成となっている。なお、端末装置3では、サーバ1から送信された仕様確定済部品一覧照会画面210の表示用データを受信し、この受信した仕様確定済部品一覧照会画面210の表示用データが、端末装置3のディスプレイに出力される。なお、仕様確定済部品一覧照会画面210の表示用データは、処理手段30を構成する図示しない仕様確定済部品情報抽出処理手段が、住宅仕様情報テーブル11のレコードを抽出(検索)して作成する。
出力帳票選択受付処理手段53は、担当者モードの仕様確定済部品一覧照会画面210で表示される[帳票出力]ボタン240が端末装置3で押下されたとき、仕上表を含む各出力帳票を選択させるための後述する出力帳票選択メニューウィンドウ241(図24参照)の表示用データを端末装置3に送信するとともに、出力帳票選択メニューウィンドウ241でされて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる出力帳票の識別情報(帳票ID)を受信する処理を実行する構成となっている。
仕上表雛形アップロード処理手段54は、端末装置3等にインストールされたソフトウェアで読み込まれ、カスタマイズされた仕上表の雛形をサーバ1にアップロードするものであり、アップロードする仕上表の雛形を端末装置3で選択入力させてこの端末装置3からネットワーク2を介してアップロードされてくる仕上表の雛形をサーバ1に保存する処理を実行する構成となっている。
仕上表作成処理手段55は、出力帳票選択受付処理手段53により受け付けた帳票IDと、顧客情報テーブル10と、住宅仕様情報テーブル11と、サーバ1に保存された仕上表の雛形15等に基づいて、現在処理対象となっている顧客の仕上表16(スプレッドシート形式)を作成する処理を実行する構成となっている。
仕上表ダウンロード処理手段56は、仕上表作成処理手段55により作成された仕上表16を端末装置3へダウンロードする処理を実行する構成となっている。
なお、図示されていないが、住宅仕様情報選択入力受付処理手段31には、端末装置3へ送信する担当者モード画面の表示用データと、顧客モード画面の表示用データと、を端末装置3からの要求データ(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))に応じて切り換える処理を実行するモード画面切換処理手段が備えられている。すなわち、このモード画面切換処理手段は、端末装置3から送信されてきた要求データである画面表示区分が0の場合は、端末装置3へ送信する画面を顧客モード画面に切り換える処理を実行し、端末装置3から送信されてきた要求データである画面表示区分が1の場合は、端末装置3へ送信する画面を担当者モード画面に切り換える処理を実行する。なお、端末装置3の出力手段(ディスプレイ)に出力されるデフォルト画面(初期画面)は、顧客モード画面となっている。
また、図示されていないが、住宅仕様情報選択入力受付処理手段31には、上位カテゴリ表示・選択画面60に表示されているそれぞれの上位カテゴリ情報カード65(図2及び図3参照)について、それぞれの上位カテゴリに属する下位カテゴリに対して選択された部品の属性情報の選択入力の進捗状況(仕様確定状況)に応じた色分け表示処理を実行する上位カテゴリ色分け表示処理手段が備えられている。すなわち、この上位カテゴリ色分け表示処理手段は、上位カテゴリに属する全部の下位カテゴリに対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、上位カテゴリに属する一部の下位カテゴリに対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合と、上位カテゴリに属する全部の下位カテゴリに対して部品の属性情報の選択入力が確定していない場合と、に応じた色分け表示処理を、上位カテゴリ表示・選択画面60に表示されているそれぞれの上位カテゴリ情報カード65に対して実行する構成となっている。
また、上位カテゴリ色分け表示処理手段は、顧客モード画面において、上位カテゴリに属する全部の下位カテゴリに対して部品の属性情報の選択入力が確定している場合であっても、担当者側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が確定していない下位カテゴリが存在する場合には、担当者モード画面において、上位カテゴリに属する下位カテゴリのうち、担当者側で属性情報の選択入力を確定すべき下位カテゴリがまだ存在することを示す色分け表示処理を、上位カテゴリ情報カード65に対して実行する構成となっている。
住宅仕様情報登録処理手段40は、住宅仕様情報選択入力受付処理手段31により受け付けた顧客の住宅仕様情報を、住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理を実行する構成となっている。
すなわち、住宅仕様情報登録処理手段40は、部品属性情報選択入力受付処理手段39により受け付けた顧客の住宅を構成する部品の属性情報を、顧客IDと、プランIDと、部品カテゴリIDと、パターンIDと、に関連付けて住宅仕様情報テーブル11に記憶させる処理を実行する構成となっている。
また、住宅仕様情報登録処理手段40は、図示しない住宅部品カテゴリパターン情報入力受付処理手段により受け付けたパターン名称を、顧客IDと、プランIDと、部品カテゴリIDと、パターンIDと、に関連付けて住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12に記憶させる処理を実行する構成となっている。なお、現在処理対象となっている顧客の登録済のパターン情報を、住宅部品カテゴリパターン情報テーブル12から抽出する処理は、住宅仕様情報抽出処理手段34により実行される。
次に、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムで実行される各処理を図1〜図33により説明する。なお、図1〜図33のうち、図2〜図20、図23〜図32に示す画面は、端末装置3のディスプレイに表示(出力)されるものであり、これらの画面の表示用データはサーバ1から端末装置3へ送信されるもの、あるいは、端末装置3に搭載されたオペレーティングシステムにより出力されるものである。
本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムの利用の開始は、端末装置3に表示される図示しないログイン画面から入力された利用者(顧客)のユーザID及びパスワードがサーバ1に送信され、このサーバ1よるユーザID及びパスワードの認証処理を経て行われる。なお、利用者のユーザID及びパスワード等の情報は、システム管理者によって図示しないユーザマスタに予め登録されている。
サーバ1によるユーザID及びパスワードの認証がされると、端末装置3には、担当者との打合せが始まるまで間に、顧客に見せる図示されないインフォメーション画面(待受画面)が表示される。このインフォメーション画面には、例えば、ログインした顧客の住宅工事スケジュール情報(顧客情報テーブル10の契約日、部材発注予定日、着工予定日、部材入荷予定日、引渡し予定日等)や、システムの利用方法等の情報が表示されるようになっている。
このインフォメーション画面の最上部には、このインフォメーション画面や、顧客の住宅を構成する部品の属性情報を選択入力するための画面(複数の画面で構成される)や、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面に切り替えるための3つタブ(後述する図2に示す「インフォメーション」、「フロー」、「選択部品一覧」)が配置されており、これら3つの画面のうち、表示させたい画面のタブをマウスやキーボード等の入力手段で押下することにより、選択したタブの画面に遷移するようになっている。
図2には、部品の属性情報を選択入力するための各画面のうちの最初に表示される画面であって、部品の最上位カテゴリ及び上位カテゴリの一覧を表示するとともにこの一覧から仕様を確定する部品が属する上位カテゴリを選択させるための上位カテゴリ表示・選択画面60(言い換えると、フロー表示・選択画面60)(一部を省略して示す)が表示されている。
この画面60の最上部には、左から、上記インフォメーション画面を表示させるための「インフォメーション」タブ61、この図2に表示されている画面60を表示させるための「フロー」タブ62、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面を表示させるための「選択部品一覧」タブ63の3個のタブが表示されている。これら3個のタブは、上述したインフォメーション画面や、属性情報の選択入力が確定した部品の一覧表示画面が表示されているときにも表示される。
図2に示されているように、上位カテゴリ表示・選択画面60は、住宅を構成する部品の最上位カテゴリの一覧と、この最上位カテゴリよりも下位のカテゴリである上位カテゴリ(最上位カテゴリと後述する下位カテゴリとの中間の階層のカテゴリ)の一覧を表示するものとなっている。すなわち、画面60の上部には、5個の最上位カテゴリ名称表示欄64が横方向に並んで配置されており、最も左側の最上位カテゴリ名称表示欄64から順に「外部」、「内部」、「水廻り設備」、「電気、空調等」、「インテリア・エクステリア」の最上位カテゴリ名称が表示されている。また、それぞれの最上位カテゴリ名称表示欄64の下には、それぞれの最上位カテゴリに属する複数の上位カテゴリ情報が表示された上位カテゴリ情報カード65が縦方向に並んで配置されている。
図3は、図2の上位カテゴリ表示・選択画面60の部分拡大図であり、この画面60のうち、最上位カテゴリ名称表示欄64に表示されている最上位カテゴリ名称が「水廻り設備」となっている最上位カテゴリに属する複数の上位カテゴリ情報カード65の部分拡大図である。
図3に示すように、上位カテゴリ情報カード65は、上位カテゴリのカテゴリ名称を表示するための上位カテゴリ名称表示欄65Aと、この上位カテゴリに属する下位カテゴリの部品の属性情報の選択入力の進捗状況情報を表示するための進捗状況表示欄65Bとで構成されている。
図3に示すように、縦方向に並んで配置されている複数の上位カテゴリ情報カード65の上位カテゴリ名称表示欄65Aには、上から順に、最上位カテゴリ「水廻り設備」の上位カテゴリのカテゴリ名称である「キッチン」、「カップボード」、「バスユニット」、「洗面化粧台」、「トイレ」、「アクセサリー」、「給湯」、「水廻りパック」、「電化パック」等が表示されている。
なお、最上位カテゴリ名称表示欄64に表示されるカテゴリ名称と、上位カテゴリ情報カード65の上位カテゴリ名称表示欄65Aに表示されるカテゴリ名称は、部品カテゴリ情報マスタ20から参照して編集される。
すなわち、最上位カテゴリ名称表示欄64に表示されるカテゴリ名称は、部品カテゴリ情報マスタ20のレコードのうち、最上位カテゴリIDがゼロ以外、かつ、上位カテゴリIDがゼロ、かつ、部品カテゴリIDがゼロである各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。また、上位カテゴリ情報カード65の上位カテゴリ名称表示欄65Aに表示されるカテゴリ名称は、部品カテゴリ情報マスタ20のレコードのうち、最上位カテゴリIDがゼロ以外、かつ、上位カテゴリIDがゼロ以外、かつ、部品カテゴリIDがゼロである各レコードのカテゴリ名称が表示されるものとなっている。これらのレコードの抽出処理は、処理手段30を構成する図示しないカテゴリ名称抽出処理手段により実行される。
上位カテゴリ情報カード65の進捗状況表示欄65Bに表示される進捗状況情報(上位カテゴリ単位の部品の仕様打合せの進捗状況情報)は、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13のデータ項目のうちの進捗状況区分と完了日時とから編集されるものであり、この住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13のレコードの取得は、顧客ID、プランID、上位カテゴリIDをキーとして、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13から該当レコードの抽出処理を実行するサーバ1の処理手段30を構成する図示しない進捗状況抽出処理手段により行われる。
それぞれの上位カテゴリ情報カード65の進捗状況表示欄65Bに表示される進捗状況情報は、取得した住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分と完了日時とにより生成される。
前述したように、進捗状況区分には、0(打合せ未着手)、1(打合せ中)、2(打合せ済(顧客側))、3(打合せ済(担当者側))があり、進捗状況区分が0である場合には、進捗状況表示欄65Bには、文字列「未着手」が表示される(図3の「バスユニット」、「洗面化粧台」等の上位カテゴリ情報カード65を参照)。
また、進捗状況区分が1である場合には、進捗状況表示欄65Bには、文字列「選択中」が表示される。また、進捗状況区分が2である場合には、進捗状況表示欄65Bには、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の完了日(下位カテゴリに属する部品のうち、顧客側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が全て確定した日(言い換えると、最後に選択入力が確定した部品の属性情報がサーバ1に登録された日))と「打合せ済」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ済」(「XXXX」は4桁の西暦年。以下同じ)が表示される。さらに、進捗状況区分が3である場合には、進捗状況表示欄65Bには、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の完了日(下位カテゴリに属する部品のうち、担当者側で確定すべき部品の属性情報の選択入力が全て確定した日(言い換えると、最後に選択入力が確定した部品の属性情報がサーバ1に登録された日))と「打合せ済」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ済」が表示される。
また、本実施形態では、上位カテゴリ情報カード65の背景色は、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分の値に応じた色分けが行われるようになっている。なお、図2及び図3における背景色の着色は、便宜上、網掛け表示となっている。
すなわち、進捗状況区分が0(打合せ未着手)である場合には、上位カテゴリ情報カード65の背景色は白色(言い換えると、デフォルトの画面背景色のまま)であり、進捗状況区分が1(打合せ中)である場合には、上位カテゴリ情報カード65の背景色は黄色に着色され、進捗状況区分が3(打合せ済(担当者側))である場合には、上位カテゴリ情報カード65の背景色は緑色に着色される。なお、図2の上位カテゴリ表示・選択画面60の右最上部の凡例表示欄66には、上述した上位カテゴリ情報カード65の背景色の凡例が表示されている。
進捗状況区分が2である場合には、上位カテゴリ情報カード65の背景色は、現在表示されている上位カテゴリ表示・選択画面60が顧客モード画面となっているか担当者モード画面となっているかによって異なる。
ここで、上位カテゴリ表示・選択画面60には、前述したように、担当者モード画面と顧客モード画面とがあり、この上位カテゴリ表示・選択画面60におけるモード画面の切り換えは、図2に示されている画面60の右最下部に配置されている「お客様」(顧客モード)ボタン67あるいは「担当者」ボタン68を押下(マウスのクリックによるものでもよく、キーボードのキー操作によるものでもよい。以下、同じ。)することにより行われる。すなわち、「お客様」(顧客モード)ボタン67あるいは「担当者」ボタン68が押下されることにより、端末装置3からモード切換の要求データ(本実施形態では、画面表示区分(0(顧客モード画面)、1(担当者モード画面)))がサーバ1に送信され、サーバ1は、受信した要求データに応じて端末装置3に送信する顧客モード画面の表示用データと担当者モード画面の表示用データとを切り換える。なお、端末装置3に送信する表示データの切換処理は、前述したサーバ1の図示しないモード画面切換処理手段により実行される。
現在表示されている上位カテゴリ表示・選択画面60が顧客モード画面となっている場合には、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))である上位カテゴリの上位カテゴリ情報カード65の背景色は緑色に着色される。しかし、現在表示されている上位カテゴリ表示・選択画面60が担当者モード画面となっている場合には、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))となっている上位カテゴリの上位カテゴリ情報カード65の背景色は黄色に着色される。この着色処理は、担当者モード画面においては、下位カテゴリに属する部品のうち、担当者側で属性情報の選択入力の確定をすべき部品がまだ存在することを担当者に知らしめるための処理である。
一方、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分が3(打合せ済(担当者側))である上位カテゴリの上位カテゴリ情報カード65の背景色は、前述したように、現在表示されている上位カテゴリ表示・選択画面60が顧客モード画面となっているか否かにかかわらず(すなわち、顧客モード画面及び担当者モード画面において)、緑色に着色される。
なお、住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分に応じた上位カテゴリ情報カード65の背景色に付す色は、上述した色に限定されるものではなく、任意である。
なお、前述したように、部品カテゴリ情報マスタ20のデータ項目には表示設定区分があり、この表示設定区分には、0(顧客に見せる)と1(担当者にのみ見せる)とがあり、表示設定区分に1が設定された上位カテゴリIDに対応する上位カテゴリ情報カード65は、顧客モード画面では何も表示されず、担当者モード画面に切り換えることにより表示されるようになっている。
このように、上位カテゴリ表示・選択画面60には、担当者側で仕様を確定すべき上位カテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、担当者側で仕様を確定すべき上位カテゴリを含まない上位カテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、がある。言い換えると、上位カテゴリ表示・選択画面60には、上位カテゴリのうち、担当者側で仕様を確定すべき上位カテゴリを除いた上位カテゴリの選択が可能な顧客モード画面と、全ての上位カテゴリの選択が可能な担当者モード画面と、がある。
また、前述したように、部品カテゴリ情報マスタ20のデータ項目には必須・任意設定区分があり、この必須・任意設定区分には、0(仕様の確定(部品の属性情報の選択入力)が任意である(必須ではない))と、1(仕様の確定(部品の属性情報の選択入力)が必須である)と、があり、必須・任意設定区分に1が設定された上位カテゴリIDの住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分が0(打合せ未着手)である場合には、この上位カテゴリIDに対応する上位カテゴリ情報カード65の背景色は赤色(デフォルトの画面背景色とは異なる色)に着色されるようにしてもよい。この着色処理は、仕様の確定が必須の上位カテゴリに属する下位カテゴリの部品の属性情報の選択入力が未着手の状態であることを担当者に知らしめるための処理である。
なお、上述した色分け処理は、サーバ1の処理手段30の図示しないカテゴリ色分け表示処理手段により実行される。すなわち、カテゴリ色分け表示処理手段により、上位カテゴリ表示・選択画面60の表示用データが色分け処理された後、この色分け処理された表示用データは、上位カテゴリ選択受付処理手段32によりサーバ1からネットワーク2を介して端末装置3に送信される。
図2の上位カテゴリ表示・選択画面60において、利用者が、これから属性情報の選択入力を行う部品が属する上位カテゴリに対応する上位カテゴリ情報カード65を押下することにより、この押下された上位カテゴリ情報カード65に対応する上位カテゴリの識別情報である上位カテゴリIDが、端末装置3からネットワーク2を介してサーバ1へ送信され、この送信された上位カテゴリIDがサーバ1で受信される。
なお、サーバ1から上位カテゴリ表示・選択画面60の表示用データが端末装置3に送信される処理から、上述したように、上位カテゴリ表示・選択画面60において選択された上位カテゴリ情報カード65の上位カテゴリIDがサーバ1で受信されるまでの処理は、図1に示すサーバ1の処理手段30の上位カテゴリ選択受付処理手段32により実行される。すなわち、サーバ1の処理手段30の上位カテゴリ選択受付処理手段32により、上位カテゴリ表示・選択画面60の表示用データを端末装置3へ送信するとともに、上位カテゴリ表示・選択画面60で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる上位カテゴリの識別情報である上位カテゴリIDを受信する処理が実行される。
この後、サーバ1では、上位カテゴリ選択受付処理手段32により受け付けた上位カテゴリIDに属する下位カテゴリの情報を、上位カテゴリIDをキーとして、部品カテゴリ情報マスタ20から抽出する処理が、前述した図示しない下位カテゴリ情報抽出処理手段により実行される。すなわち、部品カテゴリ情報マスタ20のレコードのうち、上位カテゴリIDが上位カテゴリ選択受付処理手段32により受け付けた上位カテゴリIDと一致するレコードが、下位カテゴリ情報抽出処理手段により抽出される。
図4の上部には、下位カテゴリ情報抽出処理手段により抽出された下位カテゴリ情報の一覧を表示するとともにこの一覧から部品の属性情報を選択入力する下位カテゴリを選択させるための下位カテゴリ表示・選択画面70が示されている。この下位カテゴリ表示・選択画面70の表示用データは、サーバ1の処理手段30の下位カテゴリ選択受付処理手段33により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この下位カテゴリ選択受付処理手段33は、下位カテゴリ表示・選択画面70で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる下位カテゴリの識別情報である部品カテゴリIDを受信する処理も実行するものである。
図5は、図4に示す下位カテゴリ表示・選択画面70の拡大図(一部を省略)である。この図5に示されているように、下位カテゴリ表示・選択画面70に表示されている下位カテゴリ情報は、図2及び図3の上位カテゴリ表示・選択画面60において、最上位カテゴリ「水廻り設備」に属する上位カテゴリ情報カード65のうち、「バスユニット」の上位カテゴリ情報カード65が選択された場合における下位カテゴリ情報抽出処理手段により抽出された下位カテゴリ情報となっている。
図5に示すように、上位カテゴリ「バスユニット」に属する下位カテゴリは複数あり、左側から「バスユニットシリーズ・グレード」、「本体セット」、「床」、「壁」等となっており、それぞれの下位カテゴリの情報が、横方向に並んで配置されている下位カテゴリ情報表示欄73に表示される。なお、「バスユニット」の下位カテゴリには、上述した3つの他に「天井」、「浴槽セット」、「排水栓、「浴槽セットオプション」、「バスユニットオプション」等があり、これらの下位カテゴリは、下部のスクロールバーを操作することにより表示される。
下位カテゴリ情報表示欄73は、下位カテゴリのカテゴリ名称等が表示される下位カテゴリ名称表示欄74と、この下位カテゴリに属する部品の仕様情報等が表示される部品仕様情報表示欄75と、を含んで構成されている。
なお、下位カテゴリ表示・選択画面70の左最上部には、上位カテゴリ表示・選択画面60で選択された上位カテゴリのカテゴリ名称が表示される上位カテゴリ名称表示欄71と、横方向に並んで配置されている下位カテゴリのうち、現在処理対象となっている下位カテゴリのカテゴリ名称が表示される下位カテゴリ名称表示欄72と、からなるパンくずリストが表示されている。
部品仕様情報表示欄75は、後述するように、図6等に示す部品表示・選択画面90で選択された部品の画像が表示される部品画像表示欄75A(図14参照)と、部品表示・選択画面90で選択された部品の部品グループ名称が表示される部品グループ名称表示欄75Bと、図7等に示す部品属性情報選択入力画面110で入力された部品の発注数量と単位名称が表示される発注数量・単位名称表示欄75Cと、部品属性情報選択入力画面110で入力された部品の発注数量に発注単価を掛けた発注合計金額が表示される発注合計金額表示欄75Dと、部品の下位カテゴリが配置される場所のパターン名称が表示されるカテゴリパターン名称表示欄75Eと、カテゴリパターンを選択する(切り替える)ためのカテゴリパターン選択メニュー76と、カテゴリパターンを編集するためのパターン編集画面160を表示させるための[編集]ボタン77と、を含んで構成されている。
また、下位カテゴリ名称表示欄74の右側には、後述する図14に示されているように、部品の属性情報の選択入力が確定したことを示す「確」のマークが表示される確定済表示欄74Aが配置されている。そして、サーバ1の住宅部品カテゴリ進捗情報テーブル13の進捗状況区分が2(打合せ済(顧客側))又は3(打合せ済(担当者側))である場合には、確定済表示欄74Aには「確」が表示される。
図5では、表示されている下位カテゴリ(「バスユニットシリーズ・グレード」、「本体セット」、「床」等)の全部について、部品表示・選択画面90での部品の選択、部品属性情報選択入力画面110での部品の属性情報の選択入力が行われていない状態となっており、このため、それぞれの部品仕様情報表示欄75には、「部品を選択する」の文字列が表示されている。
なお、下位カテゴリ表示・選択画面70にも、顧客モード画面と担当者モード画面とがあり、部品カテゴリ情報マスタ20の表示設定区分に1(担当者にのみ見せる)が設定されている下位カテゴリの情報は、下位カテゴリ表示・選択画面70の顧客モード画面では何も表示されない。
なお、顧客モード画面と担当者モード画面の切換は、図4及び後述する図6の画面右最下部に配置されている「お客様」ボタン96あるいは「担当者」ボタン97を押下することにより行われる。
図5に示す下位カテゴリ表示・選択画面70において、部品の選択をする(処理対象とする)下位カテゴリの部品仕様情報表示欄75を押下すると、図4に示すように、下位カテゴリ表示・選択画面70の下には、この下位カテゴリ表示・選択画面70で選択された下位カテゴリに対して選択可能な部品の一覧(商品候補の一覧)を表示するとともにこの一覧から部品を選択させるための部品表示・選択画面90が表示される。
図6には、この部品表示・選択画面90の部分拡大図が表示されている。この図6に示されているように、部品表示・選択画面90には、下位カテゴリ表示・選択画面70で選択された下位カテゴリに対して選択可能な部品の一覧(商品候補の一覧)が、カード形式で表示されるものである。横方向及び縦方向(前後方向)に複数個並んで表示されているそれぞれの部品情報カード91には、部品情報マスタ22の部品名称、メーカー名称、部品画像が、それぞれ、部品グループ名称表示欄91A、メーカー名称表示欄61B、部品画像表示欄91Cに表示される。ここで、メーカー名称は、部品情報マスタ22のメーカーIDを参照キーとして図示しないメーカーマスタから取得される。
なお、サーバ1の処理手段30の部品情報抽出処理手段35により、下位カテゴリ選択受付処理手段33により受け付けた下位カテゴリに対して選択可能な部品を、受信された下位カテゴリの識別情報である部品カテゴリIDをキーとして、部品情報マスタ22から抽出する処理が実行され、この部品情報抽出処理手段35により抽出された部品のレコード情報が部品表示・選択画面90に表示されるようになっている。
なお、部品表示・選択画面90の表示用データは、サーバ1の処理手段30の部品情報選択入力受付処理手段36により端末装置3へ送信されるものとなっている。なお、この部品情報選択入力受付処理手段36は、部品表示・選択画面90で選択されて端末装置3からネットワーク2を介して送信されてくる部品の識別情報である部品IDを受信する処理も実行するものである。
なお、部品情報カード91の部品画像表示欄91Cの右上には、部品画像拡大表示ボタン91Dが配置されており、この部品画像拡大表示ボタン91Dが押下されることにより、部品画像表示欄91Cに表示されている部品画像の拡大画像が別ウィンドウに表示されるようになっている。
部品表示・選択画面90の下部には、部品情報カード91群を前後にスクロール表示させるための部品情報カード群スクロール表示ボタン92が配置されている。この部品情報カード群スクロール表示ボタン92は、現在表示されている部品情報カード91群の後方の部品情報カード91群をスクロール表示させるための後方スクロール表示ボタン92Aと、現在表示されている部品情報カード91群の前方の部品情報カード91群をスクロール表させるための前方スクロール表示ボタン92Bと、からなる。すなわち、後方スクロール表示ボタン92Aが押下されると、現在表示されている部品情報カード91群よりも画面奥側(すぐ後ろ)に存在する部品情報カード91群が表示される。一方、前方スクロール表示ボタン92Bが押下されると、現在表示されている部品情報カード91群よりも画面手前側(すぐ前)に存在する部品情報カード91群が表示される。
また、図6に示されているように、部品表示・選択画面90の左最下部には、現在表示されている部品情報カード91群を絞り込むための[絞込み項目を開く]ボタン93が配置されており、この[絞込み項目を開く]ボタン93が押下されることにより、図示しない絞込検索条件選択入力画面(ウィンドウ)が表示される。図示されていないが、この絞込検索条件選択入力画面では、部品の価格(最低価格、最高価格)、メーカー名称の指定、部品の属性種別及び属性値(例えば、位置(左/右/中央)、色、サイズ(最小寸法、最大寸法)等)を選択入力し、この絞込検索条件選択入力画面の図示しない[絞込む]ボタンを押下することにより、現在表示されている部品情報カード91群の件数を絞り込むことができる。なお、一度件数を絞り込んだ後、絞り込む前の部品情報カード91群の全件を表示させるためには、絞込検索条件選択入力画面の図示しない[条件をクリアする]ボタンを押下して絞込検索条件をクリアした後、[絞込む]ボタンを押下する。
また、[絞込み項目を開く]ボタン93の右側には、確定保留データ絞込メニュー94が配置されており、この絞込メニュー94を押下すると、「全件表示」、「確定のみ表示」、「保留のみ表示」、「確定、保留のみ表示」4種類のメニュー項目で構成された選択メニューが表示される。「確定のみ表示」が選択されると、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定された部品情報カード91のみが表示され、「保留のみ表示」が選択されると、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が保留された部品情報カード91のみが表示され、「確定、保留のみ表示」が選択されると、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定又は保留された部品情報カード91のみが表示される。
また、確定保留データ絞込メニュー94の右側には、現在表示されている部品情報カード91群の件数が表示される該当データ件数表示欄95が配置されている。
なお、部品表示・選択画面90にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、この部品表示・選択画面90のモードは、この部品表示・選択画面90の前の処理画面である下位カテゴリ表示・選択画面70の画面モード(前述した画面表示区分)を引き継ぐものとなっている。
部品表示・選択画面90に表示されている部品情報カード91群のうちの1個の部品情報カード91(図6の例では、1番左側の部品情報カード91)が押下されると、図7に示すように、部品表示・選択画面90で選択された部品の属性情報を選択入力させるための部品属性情報選択入力画面110が表示される。この部品属性情報選択入力画面110にも、顧客モード画面と担当者モード画面があり、部品属性情報選択入力画面110のモードは、この部品属性情報選択入力画面110の前の処理画面である部品表示・選択画面90のモードを引き継ぐものとなっている。なお、この部品属性情報選択入力画面110における各処理は、サーバ1の部品属性情報選択入力受付処理手段39により実行される。また、この部品属性情報選択入力画面110で選択入力され、住宅仕様情報テーブル11に登録されている部品の属性情報は、サーバ1の住宅仕様情報抽出処理手段34により抽出された後、部品属性情報選択入力受付処理手段39により、部品属性情報選択入力画面110に表示される。
図7に示されているように、部品属性情報選択入力画面110の上部には、部品の名称が表示される品名表示欄116が配置されており、この品名表示欄116に部品表示・選択画面90で選択された部品の名称が表示される。また、品名表示欄116の下には、部品の品番(商品番号)が表示される品番表示欄117が配置されており、この品番表示欄117の右側には、発注数量を入力するための発注数量入力欄113が配置されている。
そして、品番表示欄117の下には、部品表示・選択画面90で選択された部品に対して選択することができる属性情報の一覧が表示される。すなわち、品番表示欄117の下には、属性種別の名称が表示される属性種別名称表示欄111が配置され、この属性種別名称表示欄111の下には、この属性種別に対して設定可能な属性値を文字情報化してカード化したもの(属性値カード)が表示される属性値表示欄112が横方向に並んで配置される。これらの属性種別名称表示欄111と属性値表示欄112は、部品表示・選択画面90で選択された部品に対して選択することができる属性種別の数だけ、縦方向(上下方向)に繰り返し配置される。
図7に示されている例では、「バスユニットシリーズ・グレード」の属性種別の名称として「シリーズ」、「坪数」がある。そして、属性種別「シリーズ」で選択可能な属性値については、図6の部品表示・選択画面90で部品情報カード91を選択したときに「AシリーズBタイプCスタイル<XXXXX水栓仕様>」と一意に決定され、属性値表示欄112には、この「AシリーズBタイプCスタイル<XXXXX水栓仕様>」のカードのみが表示される。一方、属性種別「坪数」で選択可能な属性値として、「1.0坪」、「1.25坪」の2種類があり、2個の属性値表示欄112には、左から「1.0坪」の属性値カード、「1.25坪」の属性値カードが表示される。
なお、属性値表示欄112に表示されている各属性値を選択するためには、この属性値表示欄112に表示されている属性値カードを押下する。
なお、これらの属性情報は、サーバ1の部品属性情報抽出処理手段38により部品属性情報マスタ23から抽出される。すなわち、部品属性情報マスタ23のレコードのうち、部品IDが部品情報選択入力受付処理手段36により受け付けた部品IDと一致するレコードが、部品属性情報抽出処理手段38により抽出され、抽出されたレコードの属性情報が部品属性情報選択入力画面110に表示される。
品名表示欄116の上部には、この部品属性情報選択入力画面110に表示されている部品の各属性種別で選択可能な属性値の組合せ件数が表示される属性値組合せ件数表示欄114が配置されておいる。すなわち、属性値組合せ件数表示欄114には、部品の属性のバリエーションの数が表示される。
図7に示されている例では、「シリーズ」の属性値が1パターン、「坪数」の属性値が2パターンとなっており、属性値組合せ件数表示欄114には、1×2の合計2件が表示される。なお、この属性値組合せ件数表示欄114に表示される組合せ件数は、必ずしも各属性種別の属性値のパターン数を乗算した数とは限らない。すなわち、ある属性種別の属性値が決定されることにより、他の属性種別の属性値で選択可能なパターンが制限される場合がある。
なお、属性値の選択は、属性値表示欄112に表示されている属性値カードを押下することにより行われる。
また、部品属性情報選択入力画面110の左側には、上から、部品のグループ名称が表示される部品グループ名称表示欄119、部品の名称が表示される品名表示欄120、部品の品番が表示される品番表示欄121、部品画像が表示される部品画像表示欄122、この部品画像表示欄122に表示されている部品画像の拡大画像を別ウィンドウに表示させるための部品画像拡大表示ボタン123、サーバ1に保存されている部品のカタログ情報を表示するための[商品詳細1]ボタン124、部品のメーカー名称が表示されるメーカー名称表示欄125、部品についての説明文が表示される商品説明文表示欄126等が
なお、図7では、部品の属性種別の属性値が選択されていないため、品番表示欄117、品番表示欄121には、何も表示されない。
図8は、図7で示されている部品属性情報選択入力画面110において、属性種別「坪数」の属性値として「1.25坪」が選択されたときを示す図である。
この図8に示すように、「1.25坪」が表示された属性値カードの背景色は、属性種別「シリーズ」の「AシリーズBタイプCスタイル<XXXXX水栓仕様>」が表示された属性値カードと同様に、青色に着色される(図8では、便宜上網掛け(ハッチング)表示となっている。)。
このように、属性種別「坪数」の属性値が選択されることにより、属性値組合せ件数表示欄114に表示される件数は、図7に示す2件から1件となる。
なお、属性値の選択を解除するためには、部品属性情報選択入力画面110の右上に配置されている[絞込みをクリア]ボタン115を押下する。この[絞込みをクリア]ボタン115が押下されると、選択されていた属性値カードの背景色は、青色から未選択の状態の色である白色に変更される。
図7及び図8に示すように、部品属性情報選択入力画面110の右下には、これらの部品の属性情報を保留した状態(住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に2(保留)を移送)でサーバ1の住宅仕様情報テーブル11に保存するための[保留する]ボタン118が配置されているが、属性値が選択されることにより、この[保留する]ボタン118の左側には、これらの部品の属性情報を確定した状態(住宅仕様情報テーブル11の確定保留区分に1(確定)を移送)でサーバ1の住宅仕様情報テーブル11に記憶するための[確定する]ボタン132が配置される。
これらの[確定する]ボタン132又は[保留する]ボタン118が押下されると、部品属性情報選択入力画面110で選択入力された部品の属性情報が、サーバ1の住宅仕様情報テーブル11へ住宅仕様情報登録処理手段40により記憶され、この後、図9に示す下位カテゴリ表示・選択画面70に戻る。
図9に示されているように、下位カテゴリ表示・選択画面70の3個の下位カテゴリ情報表示欄73のそれぞれに表示されている下位カテゴリは、図5の表示状態と比較して、左横方向へ1個分スクロールしている。すなわち、図5では、1番左側から「バスユニットシリーズ・グレード」、「本体セット」、「床」の順で表示されるが、図9では、1番左側から「本体セット」、「床」、「壁」の順となる。
なお、この下位カテゴリ表示・選択画面70の右側に配置されている「バスユニットの選択を完了する」ボタン79を押下することにより、この上位カテゴリ「バスユニット」に属する下位カテゴリ全部に対しての部品(商品)の選択、選択された部品(商品)についての属性情報の選択入力が完了した扱いの処理が実行された後、図2に示す上位カテゴリ表示・選択画面60が表示される。すなわち、上位カテゴリ「バスユニット」に属する下位カテゴリのうち、部品の選択、選択された部品についての属性情報の選択入力が完了していない下位カテゴリが存在しても、上位カテゴリ「バスユニット」として、部品の選択、選択された部品についての属性情報の選択入力は完了した扱いの処理が実行される。このため、図2に示す上位カテゴリ表示・選択画面60の「バスユニット」の上位カテゴリ情報カード65の進捗状況表示欄65Bには、サーバ1のシステム日付と「打合せ済」を連結した文字列「XXXX年XX月XX日打合せ済」が表示される。
一方、下位カテゴリ表示・選択画面70の右側に配置されている「フロー画面に戻る」ボタン78を押下した場合には、「バスユニットの選択を完了する」ボタン79を押下したときに行われる処理は行われず、そのまま、図2に示す上位カテゴリ表示・選択画面60へ戻る。
図10は、図9で示されている3個の下位カテゴリ情報表示欄73を、スクロールバーで右横方向へ1個分スクロールさせた後、1番左側の下位カテゴリ情報表示欄73を押下したときの下位カテゴリ表示・選択画面70及び部品表示・選択画面90を示す図である。すなわち、図10は、図9の表示状態から、図5と同様の表示状態にしたときを示す図である。
この図10に示されているように、1番左側の下位カテゴリ情報表示欄73を構成する部品仕様情報表示欄75の部品画像表示欄75Aには、図6に示す部品表示・選択画面90で選択された部品の画像が表示され、部品グループ名称表示欄75Bには、図6に示す部品表示・選択画面90で選択された部品の部品グループ名称が表示され、発注数量・単位名称表示欄75Cには、図7及び図9に示す部品属性情報選択入力画面110で入力された部品の発注数量と単位名称が表示される。
また、図10に示されているように、部品表示・選択画面90には、図6に示す部品表示・選択画面90で選択された1個の部品情報カード91のみが表示され、この部品情報カード91の部品画像表示欄91Cの下には、カテゴリパターンのパターン名称が表示されるカテゴリパターン名称表示欄99Aと、部品属性情報選択入力画面110で入力された発注数量及び単位名称が表示される発注数量・単位名称表示欄99Bと、この部品情報カード91に表示されている部品の属性情報の詳細を表示するための「詳細」ボタン100と、が配置、表示される。
すなわち、カテゴリパターン名称表示欄99Aには、下位カテゴリ表示・選択画面70のカテゴリパターン選択メニュー76に表示されている現在選択中のパターン名称(図10の例では「No.1」)が表示され、発注数量・単位名称表示欄99Bには、部品属性情報選択入力画面110で入力された発注数量(図10の例では「1」)と、この発注数量の単位名称(図10の例では「セット」)が表示される。また、「詳細」ボタン100が押下されると、この部品情報カード91に表示されている部品の詳細情報が表示された図7に示す部品属性情報選択入力画面110が表示される。
次に、図9において、1番左側の下位カテゴリ情報表示欄73に表示されている下位カテゴリである「本体セット」について、部品表示・選択画面90での部品の選択、部品属性情報選択入力画面110での部品の属性情報の選択入力を行う場合について説明する。
下位カテゴリである「本体セット」は、先に部品の選択、部品の属性情報の選択入力を行った下位カテゴリ「バスユニットシリーズ・グレード」に従属するものとなっているため、図9の部品表示・選択画面90には、1個の部品情報カード91(図7の部品属性情報選択入力画面110において選択した属性情報(属性種別「シリーズ」の属性値が「AシリーズBタイプCスタイル<XXXXX水栓仕様>」、属性種別「坪数」の属性値が「1.25坪」)に対応する「本体セット」)のみが表示される。
なお、図9に示すように、部品情報カード91のメーカー名称表示欄91Bの下には、発注合計金額表示欄99Cが配置されており、この発注合計金額表示欄99Cには、部品属性情報選択入力画面110で選択入力する属性種別の属性値の組合せにより算出される部品の発注単価の最低額(図9の例では「765,440円」)と最高額(図9の例では「875,160円」)が表示される。
この図9に1個表示されている部品情報カード91を押下すると、図7と同様に、図11に示す部品属性情報選択入力画面110が表示される。この図11に示されている部品属性情報選択入力画面110は、図7と同様に顧客モードであって、全ての属性種別の属性値の選択が完了したときを示すものである。
図11に示すように、発注数量入力欄113の上には、発注単価が表示される発注単価表示欄128が配置され、また、画面110の最下部には、発注合計金額が表示される発注合計金額表示欄130が配置されている。この発注合計金額表示欄130の右側には、[金額を更新]ボタン131が配置されており、このボタン131を押下することにより、発注合計金額表示欄130に再計算された発注合計金額が再表示される。また、画面110の左側の品番表示欄121の下には、部材単価(発注単価)が表示される部材(発注)単価表示欄133が配置されている。
前述したように、図11は、顧客モードの部品属性情報選択入力画面110であり、画面に表示されている全ての属性種別の属性値が選択されているが、担当者側で選択すべき属性種別の属性値の選択がなされていないため、品名、品番、発注単価は、確定されていない状態となっている。このため、画面110の上部の品名表示欄116、品番表示欄117及び発注単価表示欄128、画面110の左側の品名表示欄120、品番表示欄121及び部材単価表示欄133には、何も表示されない。
なお、属性値に画像情報が含まれている場合には、属性値表示欄112の欄外下部には、属性値画像拡大表示ボタン129が配置されており、この属性値画像拡大表示ボタン129が押下されることにより、属性値表示欄112に表示されている属性値画像の拡大画像が別ウィンドウに表示されるようになっている。
また、画面110の左側の下部のメーカー名称表示欄125の下には、確定属性情報表示欄127が配置されており、この確定属性情報表示欄127に属性種別名称と選択された属性値名称が表示されている。
図12には、図11で示された部品属性情報選択入力画面110において、各属性種別に対する属性値を選択し、[確定する]ボタン132又は[保留する]ボタン118が押下された後の下位カテゴリ表示・選択画面70と部品表示・選択画面90が示されている。
この図12に示されているように、「本体セット」の下位カテゴリ情報表示欄73の部品仕様情報表示欄75には、部品画像表示欄75A、部品グループ名称表示欄75B、発注数量・単位名称表示欄75C及び発注合計金額表示欄75Dが配置されている。そして、部品画像表示欄75Aには、図9の部品表示・選択画面90の部品情報カード91の部品画像表示欄91Cに表示されている部品画像のサムネイルが表示され、部品グループ名称表示欄75Bには、図9の部品表示・選択画面90の部品情報カード91の部品グループ名称表示欄91Aに表示されている部品グループ名称が表示される。また発注数量・単位名称表示欄75Cには、図11に示す部品属性情報選択入力画面110の発注数量入力欄113で入力された発注数量と単位名称が表示され、発注合計金額表示欄75Dには、図11に示す部品属性情報選択入力画面110の発注数量入力欄113で入力された発注数量に、発注単価表示欄128に表示された発注単価を掛けた発注合計金額が表示される。また、部品仕様情報表示欄75の左上部には、カテゴリパターン名称表示欄75Eが配置されており、このカテゴリパターン名称表示欄75Eには、下位カテゴリ「バスユニットシリーズ・グレード」の部品仕様情報表示欄75のカテゴリパターン選択メニュー76で選択したカテゴリパターンのパターン名称が表示される。
なお、部品仕様情報表示欄75の右上部には、[クリア]ボタン80が配置されており、この[クリア]ボタン80を押下することにより、部品属性情報選択入力画面110で選択された属性情報がクリアされる。
また、図12に示されているように、部品表示・選択画面90の部品情報カード91の下部には、発注合計金額表示欄99Cが配置されており、この発注合計金額表示欄99Cには、下位カテゴリ表示・選択画面70の下位カテゴリ情報表示欄73の部品仕様情報表示欄75の発注合計金額表示欄75Dと同様に、図11に示す部品属性情報選択入力画面110の発注数量入力欄113で入力された発注数量に、発注単価表示欄128に表示された発注単価を掛けた発注合計金額が表示される。
この図12に示されている下位カテゴリ表示・選択画面70及び部品表示・選択画面90は、顧客モード画面であり、図6に示すように、部品表示・選択画面90の右下部に配置されている[担当者]ボタン97を押下すると、画面70,90は担当者モード画面に切り替わる。
図13は、図12において、担当者モード画面に切り替えた後、部品表示・選択画面90の部品情報カード91の下部に配置されている「詳細」ボタン100を押下したときに表示される部品属性情報選択入力画面110を示す図である。
この図13に示されている担当者モードの部品属性情報選択入力画面110では、図11に示す顧客モードの部品属性情報選択入力画面110に表示された属性情報に加えて、担当者側で仕様を確定すべき属性情報が表示されている。すなわち、この図13の例では、図11では表示されなかった属性種別である「床サイズ」、「扉の向き」等が表示されており、担当者は、これらの属性種別について選択可能な属性値を選択することになる。
そして、図13は、上述した「床サイズ」、「扉の向き」等に対する属性値が担当者により選択されたときを示すものであり、このため、上位カテゴリ「バスユニット」の下位カテゴリ「本体セット」の部品の仕様情報が確定したことになる。このことは、属性値組合せ件数表示欄114に表示されている件数が1となっていることからも分かる。
これにより、図13に示されているように、画面110の上部の品名表示欄116には、確定した品名である「浴ABC本体般W1.25BeLC開白」が表示され、品番表示欄117には、確定した品番である「SY1−12345」が表示され、発注単価表示欄128には、確定した発注単価「786,570円」が表示される。また、画面110の左側の品名表示欄120にも、確定した品名「浴ABC本体般W1.25BeLC開白」が表示され、品番表示欄121にも、確定した品番「SY1−12345」が表示され、部材単価表示欄133にも、確定した発注単価「786,570円」が表示される。
図14は、図13で示された部品属性情報選択入力画面110において、全ての属性種別に対する属性値を選択し、[確定する]ボタン132又は[保留する]ボタン118が押下された後の下位カテゴリ表示・選択画面70と部品表示・選択画面90が示されている。
図14に示されているように、下位カテゴリ表示・選択画面70の「本体セット」の下位カテゴリ情報表示欄73の部品仕様情報表示欄75の部品グループ名称表示欄75Bには、確定した品名「浴ABC本体般W1.25BeLC開白」が表示され、発注合計金額表示欄75Dには、確定した発注合計金額「799,250円」が表示される。また、部品表示・選択画面90の部品情報カード91の発注単価表示欄91Eには、確定した発注単価「786,570円」が表示され、部品情報カード91の下部の発注合計金額表示欄99Cには、確定した発注合計金額「799,250円」が表示される。
前述した図6に示すように、部品表示・選択画面90に表示されている部品情報カード91には、この部品情報カード91に表示されている部品のカタログ(本実施形態では、以下「マイカタログシート」という)を出力するためのアイコン形式のマイカタログシー出力ボタン101が配置されている。
図15には、このマイカタログシート出力ボタン101が押下されたときに、端末装置3に表示されるマイカタログシート出力処理確認ウィンドウ190が示されている。なお、マイカタログシート出力ボタン101の押下以降の処理は、サーバ1の部品カタログ作成処理手段50により実行される。
このマイカタログシート出力処理確認ウィンドウ190において、[はい]ボタン190Aが押下されると、サーバ1の部品カタログ作成処理手段50によるマイカタログシート作成処理の実行が開始される。一方、[いいえ]ボタン190Bが押下されると、処理が中止され、図6の部品表示・選択画面90へ戻る。
なお、部品カタログ作成処理手段50は、図6の部品表示・選択画面90に表示されている部品情報カード91群のうち、マイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品と、この部品に関連する部品についてのカタログを作成する処理を実行するものとなっており、作成される図1に示すマイカタログシート14は、市販又は無料配布の表計算ソフトウェアで読み込み可能なスプレッドシート形式のデータとなっている。
なお、部品カタログ作成処理手段50は、サーバ1の顧客情報テーブル10、住宅仕様情報テーブル11、部品カテゴリ情報マスタ20、部品カテゴリパターン情報マスタ21、部品情報マスタ22、部品属性情報マスタ23、子部品属性候補情報マスタ24、部品シリーズ名情報マスタ25等を参照して、マイカタログシートを作成する処理を実行する。
サーバ1の部品カタログ作成処理手段50によるマイカタログシートの作成処理が終了すると、サーバ1の部品カタログダウンロード処理手段51による処理の実行が開始され、図16に示すマイカタログシートダウンロード処理確認ウィンドウ191が表示される。
このマイカタログシートダウンロード処理確認ウィンドウ191において、[保存(S)]ボタン191Aが押下されると、図17に示すマイカタログシート保存先指定ウィンドウ192が表示され、[キャンセル]ボタン191Bが押下されると、処理が中止され、図6の部品表示・選択画面90へ戻る。
図17に示されているように、マイカタログシート保存先指定ウィンドウ192のマイカタログシートファイル名入力欄192Cに表示されているように、マイカタログシートのデフォルトのファイル名は、契約Noと、文字列「_」と、部品名(10文字以内)と、文字列「_」と、サーバ1のシステム日付と、を連結した文字列となる。そして、このマイカタログシートファイル名入力欄192Cにおいて、作成されたマイカタログシートの保存先のドライブ名、フォルダ名、ファイル名の変更ができるようになっている。
このマイカタログシート保存先指定ウィンドウ192において、保存先のドライブ名、フォルダ名の指定、ファイル名の変更が終了した後、[保存(S)]ボタン192Aが押下されると、指定したドライブ、フォルダに、指定したファイル名で、スプレッドシート形式のマイカタログシートが端末装置3の記憶装置に保存される。なお、[キャンセル]ボタン192Bが押下されると、処理が中止され、図6の部品表示・選択画面90へ戻る。
図18は、端末装置3にインストールされた市販の表計算ソフトウェアにより読み込まれ、端末装置3のディスプレイに表示されたマイカタログシート250の一部を示す図であり、図19は、このマイカタログシート250の続きを示す図である。
このマイカタログシート250は、図6に示す部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品(商品)のカタログ情報と、この部品情報カード91の部品と同じ上位カテゴリに属し、かつ、この部品情報カード91の部品に関連する(従属する)する部品のカタログ情報(下位カテゴリ単位にまとめたもの)と、が編集出力されたものである。
図18に示すように、マイカタログシート250には、ヘッダー項目欄として、顧客(施主)名が表示される顧客名表示欄251、上位カテゴリの名称が表示される上位カテゴリ名称表示欄252等がある。
また、マイカタログシート250の明細項目欄には、上述したように、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品(商品)のカタログ情報用のもの(第1のパターン)と、この部品情報カード91の部品と同じ上位カテゴリに属し、かつ、この部品情報カード91の部品に関連する(従属する)する部品のカタログ情報(下位カテゴリ単位にまとめたもの)用のもの(第2のパターン)と、がある。
マイカタログシート250の明細項目欄の上述した第1のパターンとして、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品が属する下位カテゴリの名称が表示される下位カテゴリ名称表示欄253、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品の品名が表示される品名表示欄254、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品の商品概要情報(カタログ情報)である画像、品名、概要説明、メーカー名、販売時期、品番(先頭3桁)がそれぞれ表示される部品画像表示欄255、品名表示欄256、概要説明表示欄257、メーカー名表示欄258、販売始期表示欄259、品番表示欄260等がある。なお、部品画像表示欄255に表示される部品画像、品名表示欄256に表示される品名、概要説明表示欄257に表示される概要説明、販売始期表示欄259に表示される販売始期、品番表示欄260に表示される品番は、部品情報マスタ22から参照、取得され、メーカー名表示欄258に表示されるメーカー名は、図示しないメーカーマスタから参照、取得される。
また、マイカタログシート250の明細項目欄の上述した第2のパターンとして、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品(第1のパターンの明細項目欄に表示される部品)に関連する部品が属する下位カテゴリの名称が表示される下位カテゴリ名称表示欄261、この下位カテゴリ名称表示欄261に表示される下位カテゴリに対して選択可能な部品の画像、品名、概要説明、この部品に対して選択されるべき属性種別の条件が記載された選択条件がそれぞれ表示される部品画像表示欄262、品名表示欄263、概要説明表示欄264、選択条件表示欄265がある。なお、部品画像表示欄262に表示される部品画像、品名表示欄263に表示される品名、概要説明表示欄264に表示される概要説明は、部品情報マスタ22から参照、取得され、選択条件表示欄265に表示される選択条件は、後述するように、子部品属性候補情報マスタ24から参照、取得される。
さらに、マイカタログシート250の明細項目欄の第2のパターンとして、図19に示されているように、図18の部品画像表示欄262及び品名表示欄263に表示された部品の属性種別の名称が表示される属性種別名称表示欄266、この属性種別に対して選択可能な属性値を画像で表した属性画像情報、属性値の名称である属性値名称がそれぞれ表示される属性画像表示欄267、属性値名称表示欄268等がある。なお、属性種別名称表示欄266に表示される属性種別名称、属性画像表示欄267に表示される属性画像、属性値名称表示欄268に表示される属性値名称は、部品属性情報マスタ23から参照、取得される。
図18及び図19に示されているマイカタログシート250は、図6に示す部品表示・選択画面90で表示されている複数の部品情報カード91(図5に示すように上位カテゴリが「バスユニット」であって下位カテゴリが「バスユニット・グレード」が選択された場合に表示される「バスユニット・グレード」に対して選択可能な部品の情報カード)のうち、表示されている品名が「XシリーズYタイプZスタイル」(図示されず)となっている部品情報カード91に配置されているマイカタログシート出力ボタン101が押下されることにより作成されるものである。
図18に示されているマイカタログシート250の例では、ヘッダー項目欄を構成する顧客名表示欄251には、現在、仕様を確定する対象(処理対象)となっている住宅の顧客名である「山田太郎」が表示され、上位カテゴリ名称表示欄252には、品名が「XシリーズYタイプZスタイル」となっている部品が属する上位カテゴリの名称である「バスユニット」が表示される。
図18に示されているマイカタログシート250の例では、第1のパターンの明細項目欄を構成する下位カテゴリ名称表示欄253には、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品(名称が「XシリーズYタイプZスタイル」)が属する下位カテゴリの名称である「バスユニットシリーズ・グレード」が表示され、品名表示欄254には、部品表示・選択画面90でマイカタログシート出力ボタン101が押下された部品情報カード91の部品の名称である「XシリーズYタイプZスタイル」が表示され、部品画像表示欄255には、名称が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品の画像(部品表示・選択画面90の部品情報カード91に表示されている画像と同じもの)が表示され、品名表示欄256、概要説明表示欄257、メーカー名表示欄258、販売始期表示欄259、品番表示欄260には、名称が「XシリーズYタイプZスタイル」の品名、概要説明、メーカー名、販売始期、品番(先頭の3桁のみ)がそれぞれ表示されている。
また、図18に示されているように、第2のパターンの明細項目欄を構成する下位カテゴリ名称表示欄261には、上述した下位カテゴリ名称表示欄253に表示されている下位カテゴリ(名称が「バスユニットシリーズ・グレード」)と同じ上位カテゴリ(名称が「バスユニット」)に属する下位カテゴリの名称「本体セット」が表示される。
すなわち、下位カテゴリ名称表示欄261には、図10に示す下位カテゴリ表示・選択画面70に横方向に並んで配置されている下位カテゴリ情報表示欄73に表示されている上位カテゴリ(名称が「バスユニット」)に属する複数の下位カテゴリのうち、名称が「バスユニットシリーズ・グレード」の下位カテゴリ情報表示欄73の右隣に配置されている下位カテゴリ情報表示欄73の表示されている下位カテゴリの名称「本体セット」が表示される。
また、図18に示されているように、第2のパターンの明細項目欄を構成する品名表示欄263には、名称が「本体セット」の下位カテゴリに対して選択可能な部品(商品)の名称(図18に示す例では、左から順に「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸+FIXタイプ XYZ1.0坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.0坪用」の4個の品名)が横並びに表示される。そして、それぞれの品名表示欄263の上に配置されている部品画像表示欄262には、それぞれの部品の画像が表示される。なお、顧客との打合せにより選択が確定又は保留されている部品の画像は、色付の枠線(例えば、選択が確定されている部品については、緑色の枠線、選択が保留されている部品については、橙色の枠線)で囲むようにしてもよい。
これらの部品画像表示欄262と品名表示欄263に表示される部品の情報は、図8の部品表示・選択画面90で表示される部品情報カード91に表示される部品の情報(品名、画像)に対応するものとなっている。すなわち、図8の部品表示・選択画面90で表示される部品情報カード91に表示される部品の情報(品名、画像)と同じ情報が、図18に示す第2のパターンの明細項目欄を構成する部品画像表示欄262と品名表示欄263に表示されるものとなっている。
また、図18に示す例では、概要説明表示欄264には、部品画像表示欄262と品名表示欄263に表示されている部品の概要情報(図18に示す例では、4個の部品「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸+FIXタイプ XYZ1.0坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.0坪用」の概要情報)が上から順に表示される。
また、図18に示す例では、選択条件表示欄265には、名称が「バスユニットシリーズ・グレード」の下位カテゴリに対して名称が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品が選択された場合において、名称が「本体セット」の下位カテゴリに対して選択可能な4個の部品(「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸+FIXタイプ XYZ1.0坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.0坪用」)のそれぞれに対して選択されるべき属性種別の条件が上から順に表示される。
図20には、図18の選択条件表示欄265に表示されている選択条件の拡大図が示されている。
この図20に示されているように、選択条件表示欄265には、上述した4個の部品のそれぞれについての選択条件が上から順に表示されており、例えば、1番目の選択条件、すなわち、名称が「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」である部品に対して選択すべき属性種別の条件は、「1.バスユニットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルを選択した場合、[本体セット/開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用の坪数は、バスユニットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZタイルの坪数と同じ]になるように選択してください。」となっている。
この選択条件は、名称が「バスユニットシリーズ・グレード」の下位カテゴリの部品(商品)として、品名が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品を選択した場合において、名称が「本体セット」の下位カテゴリの部品(商品)として、部品名が「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の部品を選択する場合には、この部品名が「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の部品の属性種別名称である「坪数」と、品名が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品の属性種別名称である「坪数」とが同じとなる(一致する)ように選択しなければならないという意味である。
ここで、本実施形態では、品名が「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の部品は、品名が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品に従属する関係となっている。すなわち、本実施形態では、部品には、親部品と、この親部品に従属する関係となっている子部品と、があり、上記の例では、品名が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品が親部品となっており、品名が「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の部品が子部品となっている。この他、品名が「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.25坪用」、「開き戸+FIXタイプ XYZ1.0坪用」、「開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.0坪用」となっている3個の部品も、品名が「XシリーズYタイプZスタイル」の部品の子部品となっている。
したがって、選択条件の編集要領を一般化すると、親部品の下位カテゴリ名称&「/」&親部品の品名&「を選択した場合、」&「[」&子部品の下位カテゴリ名称&「/」&子部品の品名&「の」&子部品の属性種別名称&「は、」&親部品の下位カテゴリ名称&「/」&親部品の品名&「の」&親部品の属性種別名称&「と同じ」&「]」&「になるように選択してください。」、となる。なお、「&」は文字列同士を連結する意味である。
前述したように、サーバ1には、親部品に対して選択された属性情報により決定される子部品の属性候補情報が記憶される子部品属性候補情報マスタ24、言い換えると、親部品の属性情報と、この親部品の属性情報に対して選択可能(組合せ可能)な子部品の属性情報と、が記憶される子部品属性候補情報マスタ24を備えている。そして、この子部品属性候補情報マスタ24のデータ項目には、親部品が属する下位カテゴリの識別情報である親部品カテゴリID、親部品の識別情報である親部品ID、親部品の属性種別の名称である親部品属性種別名称、親部品の属性値の名称である親部品属性値名称、子部品の下位カテゴリの識別情報である子部品カテゴリID、子部品の識別情報である子部品ID、子部品の属性種別の名称である子部品属性種別名称、子部品の属性値の名称である子部品属性値名称、候補属性条件区分等がある。ここで、候補属性条件区分には、例えば、1(親部品の属性種別名称と、子部品の属性種別名称とが一致する(同じとなる))、3(子部品の属性値名称として、親部品の属性値名称が指定される))等がある。
そして、サーバ1の部品カタログ作成処理手段50は、子部品属性候補情報マスタ24を参照し、上述した編集要領により、選択条件表示欄265に表示される選択条件を編集出力する。
本実施形態では、子部品属性候補情報マスタ24に記憶(登録)されるレコードの一例として、例えば、親部品カテゴリIDには、親部品「XシリーズYタイプZスタイル」が属する下位カテゴリ「バスユニットシリーズ・グレード」の部品カテゴリIDが格納され、親部品IDには、親部品「XシリーズYタイプZスタイル」の部品IDが格納され、親部品属性種別名称には、親部品「XシリーズYタイプZスタイル」の属性種別名称「坪数」が格納され、子部品カテゴリIDには、子部品「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の部品カテゴリIDが格納され、子部品IDには、子部品「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の部品IDが格納され、子部品属性種別名称には、子部品「開き戸+FIXタイプ XYZ1.25坪用」の属性種別名称「坪数」が格納され、候補属性条件区分には、「1」が格納され、親部品属性値名称及び子部品属性値名称には、何も格納されないレコードが存在する。
サーバ1の部品カタログ作成処理手段50は、子部品属性候補情報マスタ24の上記レコードと、前述した編集要領と、に基づき、図18の選択条件表示欄265に表示される4個の選択条件のうちの1番目の選択条件を編集出力する処理を実行する。
すなわち、部品カタログ作成処理手段50は、図18に示す品名表示欄263に表示される部品についての属性候補情報が、子部品属性候補情報マスタ24に存在するかを判定する処理を実行する。具体的には、部品カタログ作成処理手段50は、子部品属性候補情報マスタ24のレコードのうち、子部品IDが、図18に示す品名表示欄263に表示される部品の識別情報である部品IDと一致するレコードが存在するか否かを判定する処理を実行し、該当するレコードが存在した場合には、このレコードと、前述した編集要領と、に基づき、図18の選択条件表示欄265に表示される選択条件を編集出力する処理を実行する。
したがって、子部品属性候補情報マスタ24に該当するレコードが無い、すなわち、子部品属性候補情報マスタ24に属性候補情報が登録されていない部品については、この部品についての選択条件は、マイカタログシート250に出力されない。
なお、図20に示されている選択条件表示欄265に表示される他の3個の選択条件として、「2.バスユニットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルを選択した場合、[本体セット/開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.25坪用の坪数は、バスユットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルの坪数と同じ]になるように選択してください。」、「3.バスユニットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルを選択した場合、[本体セット/開き戸+FIXタイプ XYZ1.0坪用の坪数は、バスユニットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルの坪数と同じ]になるように選択してください。」と、「4.バスユニットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルを選択した場合、[本体セット/開き戸/3枚引戸タイプ XYZ1.0坪用の坪数は、バスユニッットシリーズ・グレード/XシリーズYタイプZスタイルの坪数と同じ]になるように選択してください。」が記載されている。
また、図19に示されているように、第2のパターンの明細項目欄を構成する4個の属性種別名称表示欄266には、図18の品名表示欄254に表示された部品の属性種別の名称である「床色」、「壁色」、「扉の向き」、「開閉方法」等が上から順に表示されている。
この図19に示されているように、1番目の属性種別名称表示欄266の下に配置されている属性値名称表示欄268には、属性種別「床色」に対して選択可能な属性値の名称である「ブラウン」、「ライトグレー」、「ホワイト」、「ダークグレー」が左から横並びに表示され、それぞれの属性値名称表示欄268の上に配置されている属性画像表示欄267には、それぞれの属性値名称表示欄268に表示されている属性値を画像で表した属性画像が表示されている。
これと同様に、2番目の属性種別名称表示欄266の下に配置されている属性値名称表示欄268には、属性種別「壁色」に対して選択可能な属性値の名称である「ベージュウッド」、「セピアウッド」、「キャンバスホワイト」、「クリアレリーフホワイト」が左から横並びに表示され、3番目の属性種別名称表示欄266の下に配置されている属性値名称表示欄268には、属性種別「扉の向き」に対して選択可能な属性値の名称である「LA」、「LC」、「LE」、「RA」、「RC」、「RE」、「LB」、「RB」、「LD」、「RD」が左から横並びに表示され、4番目の属性種別名称表示欄266の下に配置されている属性値名称表示欄268には、属性種別「開閉方法」に対して選択可能な属性値の名称である「開+腰FIX(高)」、「開+腰FIX(低)」、「開+FIX(全高)」、「開き戸」、「3枚引戸」が左から横並びに表示されている。そして、それぞれの属性値名称表示欄268の上に配置されている属性画像表示欄267には、それぞれの属性値名称表示欄268に表示されている属性値を画像で表した属性画像が表示されている。
なお、図21には、図18及び図19に示されているマイカタログシート250を、端末装置3に接続されているプリンターに出力したもの(プリンターで紙に印刷したもの)であるマイカタログシート270の1頁目が示されており、図22には、このマイカタログシート270の2頁目が示されている。
図21及び図22に示すように、プリンターに出力されたA4サイズのマイカタログシート270は、図18及び図19に示されているマイカタログシート250とほぼ同様のレイアウトとなっている。
なお、図18及び図19に示されているマイカタログシート250と、図21及び図20に示されているマイカタログシート270は、一部分であり、図18及び図19に示されているマイカタログシート250と、図21及び図20に示されているマイカタログシート270の例では、名称が「バスユニットシリーズ・グレード」、「本体セット」の下位カテゴリに属する部品のカタログ情報の他に、名称が「床」、「浴槽セット」、「浴槽セットオプション」、「出入りドア」、「ミラー」、「収納」、「シャワー水栓」、「シャワーヘッド」、「換気設備」、「照明」、「室内手摺」、「タオル掛け」、「バスユニットオプション」等の下位カテゴリに属する部品のカタログ情報が出力される。
なお、本実施形態では、マイカタログシート250に出力される部品の属性種別情報(属性種別名称表示欄266、属性画像表示欄267、属性値名称表示欄268に表示される情報)は、図19や図22から分かるように、属性画像を有する属性種別情報のみとなっている。言い換えると、マイカタログシート250には、属性画像がある属性種別情報のみが出力され、属性値名称のみしかない属性種別情報は出力されない。
すなわち、本実施形態では、部品カタログ作成処理手段50は、部品属性情報マスタ23のレコードのうち、部品属性画像が存在するレコードの部品についての属性種別情報を、マイカタログシート250に出力する処理を実行するものとなっている。
以上説明したように、本実施形態では、仕様の打合せが今回終わらなかった(次回に持ち越しになった)部品や、次回に仕様の打合せを行う部品についてのマイカタログシートを、端末装置3にダウンロードすることができ、顧客は、このダウンロードされたマイカタログシートを持ち帰ることができる。そして、顧客は、ダウンロードされたマイカタログシートを、持ち帰り検討用カタログとして、また、次回の打合せの予習用カタログとして、利用することができる。
このため、顧客は、次回の住宅ディーラーの担当者との打合せをスムーズに行うことができるようになる。言い換えると、住宅ディーラーの担当者は、次回の顧客との打合せをスムーズに行うことができるようになる。
このように、本実施形態によると、住宅仕様の確定をより迅速に行えるようになる。
なお、本実施形態では、マイカタログシートを作成する部品の選択は、顧客の住宅の仕様を確定するため住宅仕様情報選択入力画面を構成する図6に示す部品表示・選択画面90で行うものであったが、マイカタログシートを作成する部品の選択専用の部品表示・選択画面を備え、この画面においてマイカタログシートの作成が行えるようにしてもよい。
なお、マイカタログシートのデータ形式は、上述したスプレッドシート形式に限られるものではなく、任意なものでよい。
図23は、部品属性情報選択入力画面110において属性情報の選択入力が確定した部品(確定を保留した部品を含む)についての属性情報の一覧を照会するための仕様確定済部品一覧照会画面210(選択部品一覧照会画面210)を示す図である。なお、この仕様確定済部品一覧照会画面210における各処理は、サーバ1の仕様確定済部品一覧照会処理手段52により実行される。
この仕様確定済部品一覧照会画面210の右上部には、一覧表示させたい部品の最上位カテゴリを選択させるためのリスト形式の最上位カテゴリ(フロー1)選択メニュー211と、上位カテゴリを選択させるためのリスト形式の上位カテゴリ(フロー2)選択メニュー212が配置されており、これらの選択メニュー211,212において、最上位カテゴリと、上位カテゴリを選択した後、上位カテゴリ選択メニュー212の右側に配置されている[表示]ボタン213を押下することにより、図23に示す仕様確定済部品の属性情報(仕様情報)の一覧が表示される。
図23に示されているように、仕様確定済部品一覧照会画面210には、ヘッダー情報が表示される表示欄として、顧客氏名が表示される顧客氏名表示欄217、サーバ1のシステム日付が表示されるシステム日付表示欄218、顧客の住宅の契約Noが表示される契約No表示欄219等がある。
また、明細情報が表示される表示欄として、最上位カテゴリ名称が表示される最上位カテゴリ名称表示欄220、上位カテゴリ名称が表示される上位カテゴリ名称表示欄221、発注合計金額を上位カテゴリ単位で集計した上位カテゴリ別発注合計金額が表示される上位カテゴリ別発注合計金額表示欄222、パターン名称が表示されるパターン名称表示欄223、下位カテゴリ名称が表示される下位カテゴリ名称表示欄224、メーカー名称が表示されるメーカー名称表示欄225、部品名が表示される部品名表示欄226、データが登録・更新された日が表示されるデータ更新日表示欄227、部品画像が表示される部品画像表示欄228、属性種別の名称が表示される属性種別名称表示欄229、属性値の名称が表示される属性値名称表示欄230、属性値を画像で表した属性画像が表示される属性画像表示欄235、確定した品番が表示される品番表示欄231、確定した発注単価が表示される発注単価表示欄232、確定した発注数量が表示される発注数量表示欄233、下位カテゴリの発注合計金額が表示される下位カテゴリ発注合計金額表示欄234等があり、これらの表示欄に表示される情報は、パターン別に編集表示され、さらに、この同一パターンの中で、下位カテゴリ別に編集表示されるものとなっている。
また、上位カテゴリ選択メニュー212の右側に配置されている[表示]ボタン213のさらに右側に配置されている[印刷]ボタン214を押下することにより、図23に示す仕様確定済部品の属性情報(仕様情報)の一覧が、プリンターに出力される。
なお、この仕様確定済部品一覧照会画面210についても、顧客モード画面と担当者モード画面と、があり、図23は、担当者モードの仕様確定済部品一覧照会画面210が示されている。
担当者モードとなっている仕様確定済部品一覧照会画面210の右最上部には、各種の帳票を出力するための[帳票出力]ボタン240が配置されており、図24には、この[帳票出力]ボタン240が押下されたときに表示されるラジオボタン形式の出力帳票選択メニューウィンドウ241が示されている。この出力帳票選択メニューウィンドウ241において、出力するシート項目の左側に配置されているラジオボタンを押下し、[OK]ボタン241Aを押下することにより、出力指定した帳票の出力処理が実行される。一方、[キャンセル]ボタン241Bを押下することにより、この出力帳票選択メニューウィンドウ241は画面から消去され、仕様確定済部品一覧照会画面210へ戻る。なお、出力帳票選択メニューウィンドウ241による出力帳票の選択処理は、図1に示すサーバ1の出力帳票選択受付処理手段53により実行される。
図25には、図24の出力帳票選択メニューウィンドウ241において、出力するシートとして「仕上表」を選択し、[OK]ボタン241Aを押下したときに表示される仕上表出力処理確認ウィンドウ242が示されている。
なお、上記[OK]ボタン241Aが押下された時点で、仕様(属性)が未確定となっている部品がある場合には、図25に示されているように、仕様が未確定となっている部品が属する下位カテゴリ名と注意メッセージが、図1に示すサーバ1の仕上表作成処理手段55により、仕上表出力処理確認ウィンドウ242の上部に表示されるようになっている。
本実施形態では、仕上表作成処理手段55により作成された仕上表は、端末装置3に接続されたプリンターに直接出力されるものではなく、データファイルとして端末装置3に一旦ダウンロードされるものなっており、この仕上表のデータ形式(ファイル形式)は、市販又は無料配布の表計算ソフトウェアで読み込み可能なスプレッドシート形式となっている。
仕上表作成処理手段55は、サーバ1に予め保存されているスプレッドシート形式の仕上表の雛形を参照し、この参照した仕上表の雛形を構成する各セルに、仕上表を作成する対象となっている顧客のデータ(サーバ1の顧客情報テーブル10に記憶(登録)されている顧客情報や、住宅仕様情報テーブル11に記憶(登録)されている住宅仕様情報等のデータ)を編集(埋め込む)する処理を実行するものとなっている。
本実施形態では、仕上表作成処理手段55により参照される仕上表の雛形として、端末装置3あるいはネットワーク接続されていないPC(パソコン)等において表計算ソフトウェアでカスタマイズしたものを利用することができる。
図25に示されている仕上表出力処理確認ウィンドウ242の中央部には、サーバ1にアップロードする仕上表の雛形を参照入力するための[参照]ボタン242B、アップロードする仕上表の雛形が格納されているドライブ名及びフォルダ名、アップロードする仕上表の雛形のファイル名を直接入力するための仕上表雛形ファイル名入力欄242C、指定した仕上表の雛形をサーバ1にアップロード(登録)するための[登録]ボタン242Dが配置されている。
図26には、[登録]ボタン242Dが押下されたときに表示される仕上表雛形ファイル指定ウィンドウ243が表示されている。この仕上表雛形ファイル指定ウィンドウ243で、アップロードする仕上表の雛形を指定入力した後、[開く(O)]ボタン243Aが押下されると、仕上表出力処理確認ウィンドウ242へ戻り、図26の仕上表雛形ファイル名入力欄243Cに表示された仕上表の雛形のファイル名が、図25に示す仕上表出力処理確認ウィンドウ242の仕上表雛形ファイル名入力欄242Cに表示される。なお、[キャンセル]ボタン243Bが押下されると、処理が中止され、仕上表出力処理確認ウィンドウ242へ戻る。
サーバ1にアップロードする仕上表の雛形を、図26に示す仕上表雛形ファイル指定ウィンドウ243で指定入力し、あるいは、図25に示す仕上表出力処理確認ウィンドウ242の仕上表雛形ファイル名入力欄242Cで直接入力し、この仕上表出力処理確認ウィンドウ242の[登録]ボタン242Dが押下されることにより、指定された仕上表の雛形がサーバ1の所定のフォルダへアップロードされる処理が、図1に示すサーバ1の仕上表雛形アップロード処理手段54により実行される。
この後、図25の仕上表出力処理確認ウィンドウ242の[OK]ボタン242Eが押下されると、サーバ1の仕上表作成処理手段55は、サーバ1にアップロードされた上記仕上表の雛形と、仕上表を作成する対象となっている顧客のデータ(サーバ1の顧客情報テーブル10に記憶(登録)されている顧客情報や、住宅仕様情報テーブル11に記憶(登録)されている住宅仕様情報等のデータ)を参照して仕上表の作成処理を実行する。なお、[キャンセル]ボタン242Fが押下されると、処理が中止され、図23の仕様確定済部品一覧照会画面210へ戻る。
なお、仕上表の雛形をサーバ1にアップロードせずに、[OK]ボタン242Eが押下された場合には、仕上表作成処理手段55は、本システムの運用開始前に予めサーバ1にアップロードされていた仕上表の雛形(カスタマイズされていないもの)、あるいは、本システムの運用開始後にカスタマイズされた仕上表の雛形がサーバ1にアップロードされていた場合にはこの仕上表の雛形、を参照して仕上表を作成する処理を実行する。
仕上表作成処理手段55による仕上表の作成処理が終了すると、作成された仕上表を端末装置3にダウンロードするためのサーバ1の仕上表ダウンロード処理手段56による処理の実行が開始され、図27に示す仕上表ダウンロード処理確認ウィンドウ244が表示される。
この仕上表ダウンロード処理確認ウィンドウ244において、[保存(S)]ボタン244Aが押下されると、図28に示す仕上表保存先指定ウィンドウ245が表示され、[キャンセル]ボタン244Bが押下されると、処理が中止され、図23の仕様確定済部品一覧照会画面210へ戻る。
図28に示されているように、仕上表保存先指定ウィンドウ245の仕上表ファイル名入力欄245Cに表示されているように、仕上表のデフォルトのファイル名は、顧客名と、文字列「様_仕上表_」と、サーバ1のシステム日付(仕上表シートの作成処理日)と、を連結した文字列となる。そして、この仕上表ファイル名入力欄245Cにおいて、作成された仕上表の保存先のドライブ名、フォルダ名、ファイル名の変更ができるようになっている。
この仕上表保存先指定ウィンドウ245において、保存先のドライブ名、フォルダ名の指定、ファイル名の変更が終了した後、[保存(S)]ボタン245Aが押下されると、指定したドライブ、フォルダに、指定したファイル名で、スプレッドシート形式の仕上表が端末装置3の記憶装置に保存される。なお、[キャンセル]ボタン245Bが押下されると、処理が中止され、図23の仕様確定済部品一覧照会画面210へ戻る。
図29は、サーバ1からダウンロードされ、端末装置3にインストールされた市販の表計算ソフトウェアにより読み込まれ、この端末装置3のディスプレイに表示された仕上表300の全体図を示す図である。
この図29に示すように、仕上表300は、内部仕上表欄300Aと、附帯部品・設備欄300Bと、内部仕様欄300Cと、外部仕様欄300Dと、工事範囲欄300Eと、特記事項欄300Fと、防火性能欄300Gと、表題欄300Hと、を含んで構成されている。
図30は、図29に示す仕上表300のうち、内部仕上表欄300Aの一部の拡大図であり、図31は、図29に示す仕上表300のうち、表題欄300Hの一部と内部仕様欄300Cの拡大図であり、図32は、図29に示す仕上表300のうち、外部仕様欄300Dと、工事範囲欄300Eと、特記事項欄300Fと、防火性能欄300Gと、表題欄300Hの一部の拡大図である。
図30に示すように、内部仕上表欄300Aのうち、「巾木」、「廻り縁」、「備考」、「電気設備」、「給排水」の欄がハッチング表示されている(実際には、背景が黄色等に着色されている。以下同じ)。また、図31に示すように、内部仕様欄300Cのうち、「階段」の一部、「断熱」、「公庫割増」の欄がハッチング表示されている。また、図32に示すように、外部仕様欄300Dのうち、「階高」、「屋根形状」、「備考」の欄と、工事範囲欄300Eと、特記事項欄300Fと、防火性能欄300Gがハッチング表示されている。さらに、図31及び図32に示すように、表題欄300Hのうち、ディーラー(住宅の販売会社)名表示欄、TITLE表示欄の見出し部分、TYPE表示欄の見出し部分、SCALE表示欄の見出し部分、AMENDMENTS表示欄、承認欄、確認欄、No.欄等がハッチング表示されている。
ここで、サーバ1に保存されている前述した仕上表の雛形は、サーバ1からダウンロードされたこの仕上表300と同じレイアウト構造を有しており、このため、仕上表の雛形にも、図30〜図32に示されているのと同様のハッチング表示処理(着色処理)がなされている。
本実施形態では、仕上表の雛形のうち、上述したハッチング表示された部分(セル)については、カスタマイズが可能となっている。
すなわち、住宅のディーラーの担当者は、端末装置3あるいはネットワーク接続されていないPC(パソコン)等において、表計算ソフトウェア(ビューワーソフトウェアを除く)で仕上表の雛形を読み込み、上述したハッチング表示された部分(セル)を必要に応じて適宜カスタマイズする(データの入力・修正を行う)ことができる。
この後は、前述したように、カスタマイズした仕上表の雛形をサーバ1にアップロードした後、サーバ1の仕上表作成処理手段55による仕上表の作成処理を実行させる。
これにより、仕上表作成処理手段55は、サーバ1に保存されているスプレッドシート形式の仕上表の雛形を参照、複製した後、複製された仕上表の各セルのうち、ハッチング表示されているセル以外のセルに、仕上表の作成対象となっている顧客のデータ(サーバ1の顧客情報テーブル10に記憶(登録)されている顧客情報、住宅仕様情報テーブル11に記憶(登録)されている住宅仕様情報等のデータ)を編集(埋め込む)する処理を実行する。なお、仕上表における部品の仕上場所情報は、住宅仕様情報テーブル11の「仕上区分」(0(仕上カテゴリ以外)、1(壁)、2(天井)等)や、部品カテゴリ情報マスタ20の「仕上区分」(データ内容は、住宅仕様情報テーブル11の「仕上区分」と同じ)を参照することにより取得される。なお、住宅仕様情報テーブル11の「仕上区分」は、図示しない仕上げ選択画面で入力される。
したがって、端末装置3には、ハッチング表示されている部分(セル)がカスタマイズされたままの状態となっている仕上表300がダウンロードされる。言い換えると、ハッチング表示されている部分(セル)以外の部分をカスタマイズしても、この部分には、仕上表作成処理手段55により作成された情報(データ)が無条件に編集(埋め込み)される。
なお、図33には、図29に示されている仕上表300を、端末装置3に接続されているプリンターに出力したものである仕上表310が示されている。この図33に示すように、プリンターに出力されたA3サイズの仕上表310は、図29に示されている仕上表300と同様のレイアウトとなっている。
以上説明したように、本実施形態では、サーバ1は、仕上表を作成するための仕上表作成処理手段55と、この仕上表作成処理手段55により作成された仕上表をダウンロードするための仕上表ダウンロード処理手段56と、を備えており、仕上表作成処理手段55は、サーバ1に保存されている仕上表の雛形と、確定された顧客の住宅の仕様情報と、に基づいて仕上表を作成するものとなっている。
また、仕上表の雛形のうちの少なくとも一部の範囲はカスタマイズ可能となっており、サーバ1は、カスタマイズされた仕上表の雛形をサーバにアップロードする仕上表雛形アップロード処理手段54を備えている。
そして、仕上表の雛形のデータ形式は、市販あるいは無料配布されている表計算ソフトウェアで読み書き可能なスプレッドシート形式となっており、仕上表作成処理手段55により作成される仕上表のデータ形式も、市販あるいは無料配布されている表計算ソフトウェアで読み書き可能なスプレッドシート形式となっている。
また、仕上表の雛形のうちのカスタマイズ可能なセルは、着色されており、仕上表作成処理手段55は、仕上表の雛形のうちのカスタマイズ可能なセルを除いたセルに、顧客の住宅の仕様情報を編集(埋め込み)するものとなっている。
このように、本実施形態によると、仕上表を、住宅のディーラー(販売会社)毎に自由にカスタマイズすることが可能となる。
なお、仕上表の雛形のデータ形式、仕上表作成処理手段55により作成される仕上表のデータ形式は、上述したスプレッドシート形式に限られるものではなく、任意なものでよい。
また、仕上表の雛形のうち、カスタマイズ可能な部分は、図30〜図32に示す範囲に限られるものではなく、任意であり、また、仕上表の雛形における全範囲をカスタマイズ可能としてもよい。
なお、本実施形態に係る住宅仕様確定支援システムは、主として住宅のディーラー(販売会社(販売店))で運用されるものである。
なお、以上説明した実施形態において、サーバ1に備えられている記憶手段である各テーブル、マスタの構成、データ構造は、任意なものでよく、前述したものに限定されるものではない。