JP4197144B2 - 振動試験装置 - Google Patents

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Description

この発明は、各種の構造物等の振動試験に用いる多軸型の振動試験装置に関するものである。
図17はこの種の従来の多軸振動試験装置を示し、この振動試験装置81は、略中央上面に振動台82を備える静圧油圧軸受け式の振動発生機83と、この振動発生機83内における各種の油圧制御を行なう場合の油圧源84と、上記振動発生機83を冷却するための冷却ブロワー85と、上記振動発生機83、油圧源84及び冷却ブロワー85に電源を供給する電力増幅器86とで構成されている。また、従来の振動試験装置81は、振動発生機83、油圧源84、冷却ブロワー85及び電力増幅器86を個別に配置して構成しているために、電力増幅器86からは電源ケーブル87でもって振動発生機83、冷却ブロワー85、油圧源84に接続している。また、油圧源84と振動発生機83とは油圧ホース88で接続し、冷却ブロワー85と振動発生機83とはダクトホース89にて接続している。
上記振動発生機83は、周知のように水平面上におけるX方向に振動を発生させる水平振動発生部と、X方向と直交する方向のY方向に振動を発生させる水平振動発生部と、Z方向の垂直方向に振動を発生させる垂直振動発生部が設けられている。そしてX方向、Y方向及びZ方向の3軸において振動台82に載せた被試験物に3軸の振動の付与を可能として振動試験を行なうようになっている。
上記従来例では、振動発生機83によって発生する振動を外部(床面)に伝わるのを防止するために、振動発生機83の下面の四隅に空気バネからなる防振機構部90を介装していた。振動発生機83の装置下面に防振機構部90を配置することは、装置への組み付けが容易であるものの、防振機構部90の配置位置が振動発生機83の水平振動発生部83aの水平加振軸よりも非常に下方に位置(床面の位置)しているので、防振機構部90の影響による装置全体の横振動(図中矢印イ)と、装置全体の回転振動(図中矢印ロ)の振動振幅とが大きいという問題があった。そのため、正確に振動試験が出来なくなっていた。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、防振機構部の影響による水平振動発生部の振動振幅を小さく抑えて、装置全体の横振動を小さくすると共に、回転振動の振幅を小さく抑えることが可能な振動試験装置を提供することにある。
そこで、請求項1の振動試験装置は、被試験物を載せて振動試験を行なう振動台を水平方向に加振する水平振動発生部を備え、上記水平振動発生部を、基台となるベースに対して防振機構部を介して支持した振動試験装置において、上記防振機構部を、上記水平振動発生部の水平加振軸より上方に配置していることを特徴としている。
請求項2の振動試験装置は、水平振動発生部は、X方向の上記水平振動発生部)とY方向の水平振動発生部とで構成され、これら水平振動発生部の両水平加振軸よりも上方に上記防振機構部が配設されていることを特徴としている。
請求項3の振動試験装置は、上記水平振動発生部に対してZ方向の垂直振動発生部がベース側に設けられていることを特徴としている。
請求項1の振動試験装置によれば、水平振動発生部を防振機構部を介して支持ベースに対して支持すると共に、該防振機構部を上記水平振動発生部の水平加振軸より上方に配置しているので、防振機構部の影響による水平振動発生部の振動振幅を小さく抑えることができ、そのため、装置全体の横振動を小さくできると共に、回転振動の振幅を小さく抑えることができ、そのため、より正確に振動試験を行なうことができる。
請求項2の振動試験装置によれば、X方向とY方向の水平振動発生部の両水平加振軸より上方に上記防振機構部を配設しているので、X方向とY方向で同時に振動を発生させても、防振機構部の影響による水平振動発生部の振動振幅を小さく抑えることができる。そのため、装置全体の横振動を小さくできると共に、回転振動の振幅を小さく抑えることができ、そのため、より正確に振動試験を行なうことができる。
請求項3の振動試験装置によれば、Z方向の垂直振動発生部単体、あるいはX方向とY方向の垂直振動発生部との3次元での振動を発生させても、防振機構部の影響による垂直振動発生部、あるいは垂直振動発生部と水平振動発生部の振動振幅を小さく抑えることができる。そのため、装置全体の横振動を小さくできると共に、回転振動の振幅を小さく抑えることができ、そのため、より正確に振動試験を行なうことができる。
次に、この発明の振動試験装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は静圧油圧軸受け式の振動試験装置1の外観の斜視図を示し、図2は内部機構を省略した断面図を示している。この振動試験装置1は、動電型振動試験装置であって、外殻を構成するベース2とケーシング3内に各構成部材を一体的に納装配置したものであり、上面には被試験物を載せて振動試験を行なう振動台4のテーブル4aが位置し、正面の上部には各振動条件を設定して試験を行なうための操作用の操作パネル部5が設けてある。
図2及び図3に示すようにベース2の上面には支柱6が4カ所立設されており、この支柱6の上面に防振機構部7を介して支持フレーム10が配設されている。支持フレーム10の4カ所に折曲形成した支持片11が防振機構部7に載った形で配設されていて、支持フレーム10はベース2に対して浮いた状態で配設されている。また、支持フレーム10の前後左右にはX方向、Y方向に加振を行なう振動発生機を配置する凹状の配置部12、13が設けられていて、支持フレーム10の左右の配置部12にはX方向の加振を行なう一対の水平振動発生機21a、21bからなる水平振動発生部21が図4、図5及び図8に示すようにそれぞれ配置される。また、支持フレーム10の前後の配置部13にはY方向の加振を行なう一対の水平振動発生機22a、22bからなる水平振動発生部22がそれぞれ配置されるようになっている。さらに、支持フレーム10の中央に形成されている空洞内にはZ方向に加振を行なう2台の垂直振動発生機23a、23bからなる垂直振動発生部23が配置される。なお、配置部12、13の下面には、略三角板状のブラケット14が設けてあり、X方向、Y方向の水平振動発生部21、22の重量を支持している。
ここで、上記水平振動発生部21、22はそれぞれ一対の水平振動発生機21a、21b、22a、22bで構成されていて、前後左右に2台がそれぞれ配置されており、そのため、同じ加振力をZ方向に発生させるために垂直振動発生部23も2台の垂直振動発生機23a、23bでもって上下方向に直列に配置している。また、左右2台の水平振動発生機21a、21b、前後2台の水平振動発生機22a、22b及び上下2台の垂直振動発生機23a、23bはそれぞれ同一の構造に設計されている。すなわち、同一の振動発生部を用いてユニット化を図っている。
垂直振動発生部23の上面であって前後左右のX方向の水平振動発生部21及びY方向の水平振動発生部22の間に振動台4が配置されている。水平振動発生部21により振動台4はX方向に加振され、他方の水平振動発生部22により振動台4がY方向に加振され、さらに垂直振動発生部23によりZ方向に振動台4が加振される。もちろん、振動台4はX方向のみ、Y方向のみ、Z方向のみや、2次元、3次元の任意のいずれかで加振されるものである。
次に、図5及び図8に示すX方向の水平振動発生部21の一方の水平振動発生機21aについて説明するが、他方の水平振動発生機21aや、Y方向の水平振動発生部22の一対の水平振動発生機22a、22bとは同一の構成なので、Y方向の水平振動発生部22の説明は省略する。図5及び水平振動発生機21aの要部拡大断面図を示す図6に示すように、水平振動発生機21aの外殻を構成している外筒体26の内側には略円周状の溝27を介して内筒部28が設けられており、外筒体26の先端側の内周面には永久磁石25が配設されている。また、この溝27内には振動台4を加振する断面を略コ字型とした可動体40の周側部41が往復動自在に遊嵌されていて、この可動体40の周側部41の外周面に駆動コイル29が巻回されている。内筒体28の中心部には軸受部30が設けてあり、この軸受部30の外筒31は内筒体28の内周面に固定され、軸受部30の軸であるシャフト32はボールを介して軸方向に摺動自在となっている。シャフト32の先端は上記可動体40の内面の中央部分と連結固定されており、可動体40の周側部41は溝27内に摺動自在に挿入されている。
水平振動発生機21aの駆動コイル29には、任意の周波数の制御信号としての交流電流が流されて、磁気回路を発生させてこの磁束による磁力にて可動体40を所定の周波数で往復動させるようになっている。左右の水平振動発生機21a、21bの磁束の方向を異ならせることで、可動体40がそれぞれ同一方向に駆動され、これにより、振動台4が所定の周波数にて往復動される。また、振動台4の側部にはそれぞれ軸受43が設けられていて、この軸受43に後述する油圧源53からオイルを流通させ、軸受43の側面とX方向の水平振動発生機21a、21b(Y方向の水平振動発生機22a、22b)の可動体40の先端面とがオイルによる油膜にて摺動するオイル摺動面となっている。これにより、振動台4と水平振動発生部21、22の可動体40とがそれぞれ滑らかに摺動自在に接触していると共に、垂直振動発生部23による上下方向の摺動に対しても可能なように接触している。
次に、垂直振動発生部23を構成している上下2台の垂直振動発生機23a、23bの構成も上述した水平振動発生機21aと同じであるので、詳細な説明は省略して概略的に説明する。図5に示すように、上側の垂直振動発生機23aは可動体40を上にして配置され、下側の垂直振動発生機23bは可動体40を下にして配置されている。そして、この下側の垂直振動発生機23bの可動体40は支持フレーム10の底部44に設けてある空気バネ45の上に載っている状態となっている。また、上下の垂直振動発生機23a、23bの軸受部30、30のシャフト32aは長く形成されていて、上下の軸受部30を連結した構成となっており、この1本のシャフト32aが上下2台の垂直振動発生機23a、23bからなる垂直振動発生部23としての軸となっている。そして、シャフト32aの上端は上側の垂直振動発生機23aの可動体40が連結固定され、シャフト32aの下端は下側の垂直振動発生機23bの可動体40が連結固定されている。
垂直振動発生部23は支持フレーム10の段部46の上に支持部47を介して固定されており、上下の垂直振動発生機23a、23bの間には図7に示すように、仕切板48が介装してある。この仕切板48は、外筒体26と内筒部28に対応した部分は磁性体部48aで構成され、溝27に対応した部分は非磁性体部48bで構成され、さらにこの非磁性体部48bには上下の溝27に連通する穴49が穿孔されている。なお、この仕切板48の非磁性体部48bにて駆動コイル29が互いに干渉するのを防止し、また、軸受43で使用された油膜形成用のオイルを溝27及び穴49を介して流すことで、駆動コイル29を冷却するようになっている。また、上下の溝27の上部と下部はそれぞれ開口しており、つまり、溝27の上下は外部と貫通している。
また、上下の垂直振動発生機23a、23bを互いに逆向きに配置しているので、上下の垂直振動発生機23a、23bの駆動コイル29にて生じる磁気回路による磁束の方向が互いに逆向きになり、上下の垂直振動発生機23a、23bによる2つの独立した磁気回路は直列に組み合わせた形となる。そのため、所定の周波数で2つの垂直振動発生機23a、23bが駆動されると上下の可動体40は同一の方向に駆動されて往復動する。したがって、上下の垂直振動発生機23a、23bによる2つの独立した磁気回路を直列に組み合わせた形となり、1台の垂直振動発生機23a(23b)と比べて2台の垂直振動発生機23a、23bにより2倍の加振力を発生させることができる。よって、2台の垂直振動発生機23a、23bは、前後左右にそれぞれ設けている水平振動発生部21、22と同じ加振力を発生させて、振動台4を加振させることができる。
また、上下2台の垂直振動発生機23a、23bは、水平振動発生部21、22の各水平振動発生機21a、21b、22a、22bの構成とシャフト32aの部分以外を除いて同一の構成としているので、個体の振動発生機として同一の設計ができ、そのため、振動発生機のユニット化が図られ、コストの低減やメンテナンスを容易にすることができる。
上述のように、前後左右の水平振動発生部21、22は支持フレーム10の上面に配置され、垂直振動発生部23は支持フレーム10の内部に配置されているものである。そして、支持フレーム10の周囲の空間の空きスペースを利用して振動試験装置1を構成している各部材(ユニット)を以下に示すように配置している。
図8〜図14は振動試験装置1のケーシング3を省いた内部構造を示すであり、図8は振動試験装置1の平面図を、図9は正面図を、図10は背面図を、図11は右側面図を、図12は左側面図をそれぞれ示している。また、図13は正面からの振動試験装置1の斜視図を、図14は背面からの斜視図をそれぞれ示している。
図8〜図14において、振動試験装置1全体に電源を供給するための電源部51は、1つのユニットで構成するのではなく、複数の電源ユニット51a〜51dで構成している。そして、電源ユニット51a、51bはベース2の前部側に配置され、電源ユニット51cは上記電源ユニット51aの後方に配置され、電源ユニット51dは電源ユニット51bの後方に配置されている。このように、複数の電源ユニット51a〜51dで構成してベース2の空きスペースに分割して配置していることで、1つの電源ユニット51a〜51dの設置面積が小さくなり、空きスペースを有効に利用して省スペース化を実現している。
ベース2の後部右側には、上記電源部51からの電源の供給を受けて各水平振動発生部21、22、垂直振動発生部23に電力(制御用の交流信号)を送る複数のパワーモジュール52を配置している。直方体状のパワーモジュール52は、水平振動発生部21の下方の空きスペースに入る高さに形成し、横置きではなく縦置きで配置している。パワーモジュール52を横置きで配置すると設置面積が非常に広くなるが、この発明のようにパワーモジュール52を縦置きで配置しているので、設置面積を非常に狭くできて、省スペース化を実現している。
また、ベース2の左側には、上記操作パネル部5とで制御器を構成している制御回路からなる本体部55を配置している。操作パネル部5とこの本体部55とを一体として制御器をベース2のいずれかに配置すると、空きスペースを有効に使用できなくなるので、この発明では、操作パネル部5と本体部55とを分離して操作パネル部5は振動試験装置1のケーシング3の前面に配置し、本体部55はベース2の左側の空きスペースに配置して省スペース化を実現している。
また、ベース2の後部左側には油圧制御を行なう場合の油の供給源である油圧源53が配置され、さらに、ベース2の後部中央には装置全体を冷却するための冷却ブロワー54が配置されている。
このように、水平振動発生部21、22の下方の空きスペースに、電源部51、パワーモジュール52、本体部55を配置していることで省スペース化を実現している。また、振動試験装置1として必要な各部材をケーシング3内にすべて空きスペースを利用して一体的に配置した、所謂オールインワン型としている。そして、振動試験装置1としての機能を一体化しているので、システムの運転準備として交流電源と接続する電源ケーブルを1本と、冷却ブロワー54と接続するエアーホースを1本準備(接続)するだけで、すぐに運転を行なうことができる。
図15は水平振動発生部21、22及び垂直振動発生部23の各駆動コイル29の冷却を行なう場合の図を示し、水平振動発生部21、22の外側面に冷却用のファン58を設けている。このファン58は空気通路59と連通した箇所に設けていて、且つ空気通路59と水平振動発生部21、22の駆動コイル29を配置している溝27とが連通しており、ファン58を回転駆動することで、空気通路59及び溝27を介して駆動コイル29を冷却するようにしている。
一方、垂直振動発生部23においては、従来では、上記水平振動発生部21、22と同様に別個にファンを冷却用として設けていたが、この発明では、別個にはファンを設けずに、振動台4の軸受43の摺動面に用いているオイルを利用して垂直振動発生部23の駆動コイル29の冷却を行なうようにしている。すなわち、図15に示すように、振動台4の軸受43に流しているオイルは軸受43の表面や内部を伝ってゆっくりと流れ落ちるようになっており、油膜形成用に用いたオイルや余剰のオイルは図中の矢印に示すように、軸受43から振動台4の下部の表面を伝い、さらに可動体40あるいは直接に垂直振動発生部23の溝27内に流れ落ちていく。上下の垂直振動発生部23の溝27は連通しているので、溝27内にオイルが流れ落ちていき、さらには溝27の上下に配置されている駆動コイル29にオイルが接触して冷却しながら流れ落ちる。垂直振動発生部23の溝27の下端から流れ落ちたオイルは支持フレーム10の底部44の穴60を介して油圧源53へと回収される。この油圧源53で回収されたオイルは、循環されて再び振動台4の軸受43に供給される。なお、振動台4の軸受43の下方にはオイルが周囲に拡散しないように、垂直振動発生部23側にオイルをガイドするためのガイド部材61が設けてある。
このように垂直振動発生部23の駆動コイル29にて発熱する箇所に軸受43の油膜形成用に使用した後のオイルや余剰のオイルを伝達させて冷却しているので、従来のようにファンを不要としてコストを安価にできる。もちろん、駆動コイル29の発熱をオイル冷却で可能なように駆動コイル29の発熱量を設計している。
また、水平振動発生部21、22、垂直振動発生部23の駆動コイル29の発熱以外の水平振動発生部21、22及び垂直振動発生部23の外周部分や、電源部51、パワーモジュール52、油圧源53、制御用の本体部55等は1台の冷却ブロワー54で冷却を行なっている。つまり、各構成部材をケーシング3にて覆っているので、1台の冷却ブロワー54のみで冷却を可能としている。
図16は水平振動発生部21、22の水平加振軸63(軸受部30のシャフト32)と、防振機構部7との配置位置関係を示す図である。バネ体などの緩衝材からなる防振機構部7は、上述したように支柱6の上面に配置されており、さらに防振機構部7の上に水平振動発生機21a、21b(22a、22b)を配置する支持フレーム10の支持片11が配置されている。そして、一対の水平振動発生機21a、21b(22a、22b)の水平加振軸63よりも防振機構部7を上方に配置しているものである。
水平振動発生機21a、21bを駆動して振動台4を加振した場合、水平振動発生機21a、21bの水平加振軸63より防振機構部7を上方に配置しているので、振動を吸収する防振機構部7の影響による水平振動発生機21a、21bの振動振幅を小さく抑えることができ、そのため、振動試験装置1全体の横振動を小さくでき(図9の矢印イ参照)、同時に回転振動を小さくできる(矢印ロ参照)。したがって、振動台4による振動試験をより正確に行なうことができるものである。
また、X方向とY方向で水平振動発生部21、22を同時に駆動して振動台4を加振しても防振機構部7の影響による水平振動発生部21、22の振動振幅を小さく抑えることができる。そのため、装置全体の横振動を小さくできると共に、回転振動の振幅を小さく抑えることができ、そのため、より正確に振動試験を行なうことができる。
さらに、Z方向の垂直振動発生部23単体、あるいはX方向とY方向の水平振動発生部21、22と垂直振動発生部23との3次元での振動を発生させても、防振機構部7の影響による垂直振動発生部23、あるいは垂直振動発生部23と水平振動発生部21、22の振動振幅を小さく抑えることができる。そのため、装置全体の横振動を小さくできると共に、回転振動の振幅を小さく抑えることができ、そのため、より正確に振動試験を行なうことができる。
この発明の実施の形態における振動試験装置の外観の斜視図である。 この発明の実施の形態における内部機構を省略した断面図である。 この発明の実施の形態における支持フレームの斜視図である。 この発明の実施の形態における支持フレームに水平振動発生部を実装した状態の正面図である。 この発明の実施の形態における支持フレームに水平振動発生部及び垂直振動発生部を実装した状態の断面図である。 この発明の実施の形態における水平振動発生機の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態における垂直振動発生部の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す平面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す正面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す背面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す右側面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す左側面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す正面から見た斜視図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す背面から見た斜視図である。 この発明の実施の形態における垂直振動発生部の駆動コイルをオイルで冷却する場合の説明図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の防振機構部と水平振動発生部の水平加振軸との関係を示す説明図である。 従来例の振動試験装置の構成図である。
符号の説明
1 振動試験装置
4 振動台
7 防振機構部
10 支持フレーム
21 水平振動発生部
22 水平振動発生部
23 垂直振動発生部
63 水平加振軸

Claims (3)

  1. 被試験物を載せて振動試験を行なう振動台(4)を水平方向に加振する水平振動発生部(21)を備え、上記水平振動発生部(21)を、基台となるベース(2)に対して防振機構部(7)を介して支持した振動試験装置において、上記防振機構部(7)を、上記水平振動発生部(21)の水平加振軸(63)より上方に配置していることを特徴とする振動試験装置。
  2. 水平振動発生部は、X方向の上記水平振動発生部(21)とY方向の水平振動発生部(22)とで構成され、これら水平振動発生部(21)(22)の両水平加振軸(63)よりも上方に上記防振機構部(7)が配設されていることを特徴とする請求項1の振動試験装置。
  3. 上記水平振動発生部(21)(22)に対してZ方向の垂直振動発生部(23)がベース(2)側に設けられていることを特徴とする請求項2の振動試験装置。
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