JP4135091B2 - 振動試験装置 - Google Patents

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Description

この発明は、各種の構造物等の振動試験に用いる振動試験装置に関するものである。
図23はこの種の従来の多軸型の振動試験装置を示し、この振動試験装置81は、略中央上面に振動台82を備える静圧油圧軸受け式の振動発生機83と、この振動発生機83内における各種の油圧制御を行なう場合の油圧源84と、上記振動発生機83を冷却するための冷却ブロワー85と、上記振動発生機83、油圧源84及び冷却ブロワー85に電源を供給する電力増幅器86とで構成されている。また、従来の振動試験装置81は、振動発生機83、油圧源84、冷却ブロワー85及び電力増幅器86を個別に配置して構成しているために、電力増幅器86からは電源ケーブル87でもって振動発生機83、冷却ブロワー85、油圧源84に接続している。また、油圧源84と振動発生機83とは油圧ホース88で接続し、冷却ブロワー85と振動発生機83とはダクトホース89にて接続している。
上記振動発生機83は、周知のように水平面上におけるX方向に振動を発生させる一対の水平振動発生機からなる水平振動発生部と、X方向と直交する方向のY方向に振動を発生させる一対の水平振動発生機からなる水平振動発生部と、Z方向の垂直方向に振動を発生させる垂直振動発生部が設けられている。そしてX方向、Y方向及びZ方向の3軸において振動台82に載せた被試験物に3軸の振動の付与を可能として振動試験を行なうようになっている。
上記のX方向の水平振動発生部、あるいはX方向とY方向の水平振動発生部を駆動して振動台82を振動させた場合、振動特性に回転モードM(図23参照)が発生する場合がある。この回転モードMが発生すると、Y方向やZ方向に回転モードMによる加速度が発生して、正確に振動試験が行なえないという問題があった。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、回転モードが発生した場合でも、回転モードを抑制して正確に振動試験が行なうことが可能な振動試験装置を提供することにある。
そこで、請求項1の振動試験装置では、被試験物を載せて振動試験を行なう振動台と、この振動台の両側に対向して配置され該振動台を加振する水平振動発生機とを備え、上記水平振動発生機少なくともいずれか一方を上下動させる手段と、上記振動台に発生する回転モードを検知するセンサと、このセンサからの回転モード検知信号により上記水平振動発生機を上記手段により上下動させて対向する水平振動発生機の水平加振軸に位置差を発生させると共に、水平振動発生機の加振力を制御して回転モードを抑制させる制御手段とを備えていることを特徴とする振動試験装置。
請求項2の振動試験装置は、上記水平振動発生機はX方向とY方向との水平振動発生機からなり、回転モードの抑制用に対向するいずれか一方の水平振動発生機の水平加振軸に位置差を発生させるようにしていることを特徴としている。
請求項3の振動試験装置は、上記回転モードの抑制制御行うか否かの切り換えを行うためのモーメントキャンセルスイッチを備えていることを特徴としている。
請求項4の振動試験装置は、上記回転モード検知用のセンサは、振動台の上面の四隅に配置したZ方向加速度検知用のセンサと、振動台の側面にそれぞれ配置したX方向加速度検知用のセンサ及びY方向加速度検知用のセンサとで構成していることを特徴としている。
請求項5の振動試験装置は、上記回転モード検知用のセンサは、振動台の上面の略中央部分に配置されたZ方向加速度検知用のセンサと、振動台の上下に高さ方向に差を設けてそれぞれ取り付けられた一対のX方向加速度検知用のセンサ及び一対のY方向加速度検知用のセンサとで構成されていることを特徴としている。
請求項1の振動試験装置によれば、回転モードが発生した場合にはセンサからの出力にて制御手段により一方の水平振動発生機を水平加振軸に対して位置差(オフセット)を発生させると共に、両方の水平振動発生機の加振力を制御するることで、回転モードを抑制でき、正確に振動試験を行なうことができる。
請求項2の振動試験装置によれば、X方向とY方向に加振していて回転モードが発生した場合は、X方向、Y方向のそれぞれの一方の水平振動発生機を水平加振軸に対して位置差(オフセット)を発生させると共に、両方の水平振動発生機の加振力を可変させることで、回転モードを抑制でき、正確に振動試験を行なうことができる。
請求項3の振動試験装置によれば、モーメントキャンセルスイッチの操作によりモーメントキャンセルを使用しない場合には、回転モードの抑制を行なわず、水平振動発生機の加振能力の全てを水平加振軸の加振力として使用することができ、使い勝手が良い。
請求項4の振動試験装置によれば、振動台の上面の四隅にZ方向加速度検知用のセンサを配置しているので、回転モードの発生によるZ方向の加速度応答を正確に検知できる。
請求項5の振動試験装置によれば、請求項4の場合と比べてセンサの数を少なくでき、コストの上昇を抑えることができる。
次に、この発明の振動試験装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は静圧油圧軸受け式の振動試験装置1の外観の斜視図を示し、図2は内部機構を省略した断面図を示している。この振動試験装置1は、動電型振動試験装置であって、外殻を構成するベース2とケーシング3内に各構成部材を一体的に納装配置したものであり、上面には被試験物を載せて振動試験を行なう振動台4のテーブル4aが位置し、正面の上部には各振動条件を設定して試験を行なうための操作用の操作パネル部5が設けてある。
図2及び図3に示すようにベース2の上面には支柱6が4カ所立設されており、この支柱6の上面に防振機構部7を介して支持フレーム10が配設されている。支持フレーム10の4カ所に折曲形成した支持片11が防振機構部7に載った形で配設されていて、支持フレーム10はベース2に対して浮いた状態で配設されている。また、支持フレーム10の前後左右にはX方向、Y方向に加振を行なう振動発生機を配置する凹状の配置部12、13が設けられていて、支持フレーム10の左右の配置部12にはX方向の加振を行なう一対の水平振動発生機21a、21b水平振動発生部21が図4、図5及び図8に示すようにそれぞれ配置される。また、支持フレーム10の前後の配置部13にはY方向の加振を行なう一対の水平振動発生機22a、22bからなる水平振動発生部22がそれぞれ配置されるようになっている。さらに、支持フレーム10の中央に形成されている空洞内にはZ方向に加振を行なう2台の垂直振動発生機23a、23bからなる垂直振動発生部23が配置される。なお、配置部12、13の下面には、略三角板状のブラケット14が設けてあり、X方向、Y方向の水平振動発生部21、22の重量を支持している。
ここで、上記水平振動発生部21、22はそれぞれ一対の水平振動発生機21a、21b、22a、22bで構成されていて、前後左右に2台がそれぞれ配置されており、そのため、同じ加振力をZ方向に発生させるために垂直振動発生部23も2台の垂直振動発生機23a、23bでもって上下方向に直列に配置している。また、左右2台の水平振動発生機21a、21b、前後2台の水平振動発生機22a、22b及び上下2台の垂直振動発生機23a、23bはそれぞれ同一の構造に設計されている。すなわち、同一の振動発生部を用いてユニット化を図っている。
垂直振動発生部23の上面であって前後左右のX方向の水平振動発生部21及びY方向の水平振動発生部22の間に振動台4が配置されている。水平振動発生部21により振動台4はX方向に加振され、他方の水平振動発生部22により振動台4がY方向に加振され、さらに垂直振動発生部23によりZ方向に振動台4が加振される。もちろん、振動台4はX方向のみ、Y方向のみ、Z方向のみや、2次元、3次元の任意のいずれかで加振されるものである。
次に、図5に示すX方向の水平振動発生部21の一方の水平振動発生機21aについて説明するが、他方の水平振動発生機21aや、Y方向の水平振動発生部22の一対の水平振動発生機22a、22bとは同一の構成なので、Y方向の水平振動発生部22の説明は省略する。図5及び水平振動発生機21aの要部拡大断面図を示す図6に示すように、水平振動発生機21aの外殻を構成している外筒体26の内側には略円周状の溝27を介して内筒部28が設けられており、外筒体26の先端側の内周面には永久磁石25が配設されている。また、この溝27内には振動台4を加振する断面を略コ字型とした可動体40の周側部41が往復動自在に遊嵌されていて、この可動体40の周側部41の外周面に駆動コイル29が巻回されている。内筒体28の中心部には軸受部30が設けてあり、この軸受部30の外筒31は内筒体28の内周面に固定され、軸受部30の軸であるシャフト32はボールを介して軸方向に摺動自在となっている。シャフト32の先端は上記可動体40の内面の中央部分と連結固定されており、可動体40の周側部41は溝27内に摺動自在に挿入されている。
水平振動発生機21aの駆動コイル29には、任意の周波数の制御信号としての交流電流が流されて、磁気回路を発生させてこの磁束による磁力にて可動体40を所定の周波数で往復動させるようになっている。左右の水平振動発生機21a、21bの磁束の方向を異ならせることで、可動体40がそれぞれ同一方向に駆動され、これにより、振動台4が所定の周波数にて往復動される。また、振動台4の側部にはそれぞれ軸受43が設けられていて、この軸受43に後述する油圧源53からオイルを流通させ、軸受43の側面とX方向の水平振動発生機21a、21b(Y方向の水平振動発生機22a、22b)の可動体40の先端面とがオイルによる油膜にて摺動するオイル摺動面となっている。これにより、振動台4と水平振動発生部21、22の可動体40とがそれぞれ滑らかに摺動自在に接触していると共に、垂直振動発生部23による上下方向の摺動に対しても可能なように接触している。
次に、垂直振動発生部23を構成している上下2台の垂直振動発生機23a、23bの構成も上述した水平振動発生機21aと同じであるので、詳細な説明は省略して概略的に説明する。図5に示すように、上側の垂直振動発生機23aは可動体40を上にして配置され、下側の垂直振動発生機23bは可動体40を下にして配置されている。そして、この下側の垂直振動発生機23bの可動体40は支持フレーム10の底部44に設けてある空気バネ45の上に載っている状態となっている。また、上下の垂直振動発生機23a、23bの軸受部30、30のシャフト32aは長く形成されていて、上下の軸受部30を連結した構成となっており、この1本のシャフト32aが上下2台の垂直振動発生機23a、23bからなる垂直振動発生部23としての軸となっている。そして、シャフト32aの上端は上側の垂直振動発生機23aの可動体40が連結固定され、シャフト32aの下端は下側の垂直振動発生機23bの可動体40が連結固定されている。
垂直振動発生部23は支持フレーム10の段部46の上に支持部47を介して固定されており、上下の垂直振動発生機23a、23bの間には図7に示すように、仕切板48が介装してある。この仕切板48は、外筒体26と内筒部28に対応した部分は磁性体部48aで構成され、溝27に対応した部分は非磁性体部48bで構成され、さらにこの非磁性体部48bには上下の溝27に連通する穴49が穿孔されている。なお、この仕切板48の非磁性体部48bにて駆動コイル29が互いに干渉するのを防止し、また、軸受43で使用された油膜形成用のオイルを溝27及び穴49を介して流すことで、駆動コイル29を冷却するようになっている。また、上下の溝27の上部と下部はそれぞれ開口しており、つまり、溝27の上下は外部と貫通している。
また、上下の垂直振動発生機23a、23bを互いに逆向きに配置しているので、上下の垂直振動発生機23a、23bの駆動コイル29にて生じる磁気回路による磁束の方向が互いに逆向きになり、上下の垂直振動発生機23a、23bによる2つの独立した磁気回路は直列に組み合わせた形となる。そのため、所定の周波数で2つの垂直振動発生機23a、23bが駆動されると上下の可動体40は同一の方向に駆動されて往復動する。したがって、上下の垂直振動発生機23a、23bによる2つの独立した磁気回路を直列に組み合わせた形となり、1台の垂直振動発生機23a(23b)と比べて2台の垂直振動発生機23a、23bにより2倍の加振力を発生させることができる。よって、2台の垂直振動発生機23a、23bは、前後左右にそれぞれ設けている水平振動発生部21、22と同じ加振力を発生させて、振動台4を加振させることができる。
また、上下2台の垂直振動発生機23a、23bは、水平振動発生部21、22の各水平振動発生機21a、21b、22a、22bの構成とシャフト32aの部分以外を除いて同一の構成としているので、個体の振動発生機として同一の設計ができ、そのため、振動発生機のユニット化が図られ、コストの低減やメンテナンスを容易にすることができる。
上述のように、前後左右の水平振動発生部21、22は支持フレーム10の上面に配置され、垂直振動発生部23は支持フレーム10の内部に配置されているものである。そして、支持フレーム10の周囲の空間の空きスペースを利用して振動試験装置1を構成している各部材(ユニット)を以下に示すように配置している。
図8〜図14は振動試験装置1のケーシング3を省いた内部構造を示すであり、図8は振動試験装置1の平面図を、図9は正面図を、図10は背面図を、図11は右側面図を、図12は左側面図をそれぞれ示している。また、図13は正面からの振動試験装置1の斜視図を、図14は背面からの斜視図をそれぞれ示している。図8〜図14において、振動試験装置1のベース2の前部右側には装置全体に電源を供給するための電源部51が配置され、ベース2の後部右側には、上記電源部51からの電源の供給を受けて各水平振動発生部21、22、垂直振動発生部23に電力(制御用の交流信号)を送る複数のパワーモジュール52が配置されている。また、ベース2の後部左側には油圧制御を行なう場合の油の供給源である油圧源53が配置され、さらに、ベース2の後部中央には装置全体を冷却するための冷却ブロワー54が配置されている。また、ベース2の左側には、上記操作パネル部5とで制御器を構成している制御回路からなる本体部55が配置されている。
次に、この発明の要旨である回転モードの抑制について説明するが、図15に示すようにX方向の水平振動発生機21a、21bによる加速度を一定で制御した場合において、X方向、Y方向、Z方向の加速度応答を考えた場合、回転モードが発生しない状態においては、X方向の水平振動発生機21a、21bは制御加速度が一定の応答をし、Y方向及びZ方向は共に応答加速度はゼロとなる。しかし、図16に示すように、回転モードMが発生した場合、X方向は制御加速度が一定で応答し、Y方向には回転モードMによる加速度が発生し、Z方向にも回転モードMによる加速度が発生する。
そこで、以上の加速度応答を振動台4に配置した加速度センサにて計測し、この加速度センサの出力を制御回路としての本体部55にフィードバックし、一方の水平振動発生機21aを上下に移動させて後述する水平加振軸63の位置差(オフセット)を付与すると共に、水平振動発生機21a、21bの加振力を変化させることで、回転モードMを打ち消す方向にモーメントを付与し、回転モードMを抑制、すなわち、モーメントキャンセルを行なうようにしている。
図17は上記加速度センサの配置例を示し、振動台4の上面の四隅にZ方向加速度センサ64を配置し、振動台4の側面にはX方向加速度センサ65とY方向加速度センサ66を配置している。このZ方向加速度センサ64を取り付けて振動台4の表面上の位相差(回転モードM)を検知するものである。また、図18は、加速度センサの他の配置例を示し、振動台4の上面の略中央部分にZ方向加速度センサ64を配置し、振動台4の上下に、X方向加速度センサ65とY方向加速度センサ66を取り付け高さの違う位置に取り付けて位相差(回転モードM)を検知するものであり、この例では、図18の場合と比べて加速度センサの個数が少ないので、コストを抑えることができる。しかし、図18の場合は、回転モードMによる加速度応答をより正確に検知することができる。なお、加速度センサの取り付け位置は、回転モードMを認識できる位置であれば良く、この回転モードMを認識して制御することで回転モードMを抑制することができる。
図19は上記回転モードMを抑制あるいは無くすための制御ブロック図を示し、振動台4に配置した各加速度センサ64〜66の検知信号は制御回路としての本体部55に入力され、これら各加速度センサ64〜66の信号に基づいてパワーモジュール52を制御し、水平振動発生機21a、21bの加振力を可変するようになっている。また、一方の水平振動発生機21aの下面側には該水平振動発生機21aを上下動させるために油圧機構部70aが設けられており、これら油圧機構部70aは上記と同様に加速度センサ64〜66からに信号に基づいて本体部55からの制御信号により上下動するようになっている。また、操作パネル部5には、本制御、すなわち、モーメントキャンセルを行なうか、行なわないかの選択ができるモーメントキャンセルスイッチ69が設けてある。
図20は水平振動発生機21a、21bの水平加振軸63の位置を示し、水平振動発生機21a、21bのシャフト32の部分と対応している。そして、回転モードMが発生した場合には、一方の水平振動発生機21aを他方の水平振動発生機21bに対して上下動させて位置差(オフセット)を発生させるようにしている。すなわち、今、X方向の水平振動発生機21a、21bにて振動台4を加振させた場合に、回転モードMが発生すると、その加速度センサ64〜66が加速度を検知し、その検知信号が本体部55に入力される。例えば、図21に示すように、回転モードMの発生により振動台4の左方に上方向への加速度が発生し、振動台4の右方に下方向への加速度が発生したとすると、本体部55は、油圧機構部70aを駆動して一方の水平振動発生機21aを上昇させて、対向する他方の水平振動発生機21bの水平加振軸63に対して位置差(オフセット)を発生させる。また、同時に両水平振動発生機21a、21bの加振力を変化させて、振動台4に対して、上記発生した回転モードMを打ち消すようなモーメントを付与し、モーメントのバランスを取るようにして回転モードMを抑制することができる。
上記ではX方向の水平振動発生機21a、21bを加振している場合について説明したが、Y方向のみの水平振動発生機22a、22bの場合も同様に制御して回転モードMを抑制するものである。また、X方向とY方向の水平振動発生機21a、21b、22a、22bを同時に加振した回転モードMが発生した場合でも、それぞれ対向する水平振動発生機の一方を上下動させて位置差(オフセット)を発生させて、回転モードMを抑制するようにしている。
ここで、上記のモーメントキャンセルスイッチ69を押操作した場合には、回転モードMが発生しても対向する水平振動発生機21a、21bは同一の水平加振軸63上に位置するため、上述の位置差(オフセット)は発生せず、回転モードMの抑制は出来ないようになっている。しかし、モーメントキャンセルを行なわない場合には、水平振動発生機21a、21bの加振能力を全て水平加振軸63の加振力として使用することができる。図22の実線の波形は、モーメントキャンセルを使用しない場合の水平振動発生機21a、21bの必要加振力を示し、この必要加振力は水平振動発生機21aと21bの合成力となる。また、図22の破線の波形は、モーメントキャンセルを使用した場合の水平振動発生機21a、21bの必要加振力を示し、回転モードMの発生割合により必要な加振力が変化し、加速度センサ64〜66で振動台4を制御するための必要な加振力は回転モードMの複雑さにより複雑な波形となる。また、この場合の加振力は水平振動発生機21aと21bの合成力となる。
この発明の実施の形態における振動試験装置の外観の斜視図である。 この発明の実施の形態における内部機構を省略した断面図である。 この発明の実施の形態における支持フレームの斜視図である。 この発明の実施の形態における支持フレームに水平振動発生部を実装した状態の正面図である。 この発明の実施の形態における支持フレームに水平振動発生部及び垂直振動発生部を実装した状態の断面図である。 この発明の実施の形態における水平振動発生機の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態における垂直振動発生部の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す平面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す正面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す背面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す右側面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す左側面図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す正面から見た斜視図である。 この発明の実施の形態における振動試験装置の内部構造を示す背面から見た斜視図である。 この発明の実施の形態における回転モードを説明するための説明図である。 この発明の実施の形態における回転モードの説明図である。 この発明の実施の形態における加速度センサを配置する場合の図である。 この発明の実施の形態における加速度センサを配置する場合の他の例を示す図である。 この発明の実施の形態における回転モード抑制用の制御ブロック図である。 この発明の実施の形態における水平加振軸を示すための図である。 この発明の実施の形態における回転モードを抑制制御する場合の説明図である。 この発明の実施の形態における回転モードの抑制の有無の場合の加振力を示す波形図である。 従来例の振動試験装置の構成図である。
符号の説明
1 振動試験装置
4 振動台
21 水平振動発生部
21a、21b 水平振動発生機
22 水平振動発生部
22a、22b 水平振動発生機
55 本体部
63 水平加振軸
64 Z方向加速度センサ
65 X方向加速度センサ
66 Y方向加速度センサ
69 モーメントキャンセルスイッチ
70a、70b 油圧機構部

Claims (5)

  1. 被試験物を載せて振動試験を行なう振動台(4)と、この振動台(4)の両側に対向して配置され該振動台(4)を加振する水平振動発生機とを備え、
    上記水平振動発生機の少なくともいずれか一方を上下動させる手段(70a)と、上記振動台(4)に発生する回転モード(M)を検知するセンサと、このセンサからの回転モード(M)検知信号により上記水平振動発生機を上記手段(70a)により上下動させて対向する水平振動発生機の水平加振軸(63)に位置差を発生させると共に、水平振動発生機の加振力を制御し回転モード(M)を抑制させる制御手段(55)とを備えていることを特徴とする振動試験装置。
  2. 上記水平振動発生機はX方向とY方向との水平振動発生機(21a)(21b)(22a)(22b)からなり、回転モード(M)の抑制用に対向するいずれか一方の水平振動発生機(21a)(22a)の水平加振軸(63)に位置差を発生させるようにしていることを特徴とする請求項1の振動試験装置。
  3. 上記回転モード(M)の抑制制御行うか否かの切り換えを行うためのモーメントキャンセルスイッチ(69)を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2の振動試験装置。
  4. 上記回転モード(M)検知用のセンサは、振動台(4)の上面の四隅に配置したZ方向加速度検知用のセンサ(64)と、振動台(4)の側面にそれぞれ配置したX方向加速度検知用のセンサ(65)及びY方向加速度検知用のセンサ(66)とで構成していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの振動試験装置。
  5. 上記回転モード(M)検知用のセンサは、振動台(4)の上面の略中央部分に配置されたZ方向加速度検知用のセンサ(64)と、振動台(4)の上下に高さ方向に差を設けてそれぞれ取り付けられた一対のX方向加速度検知用のセンサ(65)及び一対のY方向加速度検知用のセンサ(66)とで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの振動試験装置。
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