JP4196455B2 - プラスチック容器における印刷用位置合わせマーク - Google Patents
プラスチック容器における印刷用位置合わせマーク Download PDFInfo
- Publication number
- JP4196455B2 JP4196455B2 JP33953598A JP33953598A JP4196455B2 JP 4196455 B2 JP4196455 B2 JP 4196455B2 JP 33953598 A JP33953598 A JP 33953598A JP 33953598 A JP33953598 A JP 33953598A JP 4196455 B2 JP4196455 B2 JP 4196455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- stopper
- cap
- printing
- alignment mark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tubes (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック容器、とくにチューブ容器における印刷用位置合わせマークに関する。
【0002】
【従来の技術】
チューブ容器表面の印刷にあたって、所望する定位置に印刷を施すために、容器に印刷用の位置合わせマークを付することは従来より周知であり、位置合わせマークとして、チューブ容器の口部下端の肩壁段部に一対のキャップ位置決め部材を配設するととも、肩壁段部に近接して位置合わせ用の突起を肩壁に突設することも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、肩壁に設けられた位置決め用突起は、印刷後には無用な突起として残り、容器の使用時には容器のデザインとして違和感をもたせるという問題があった。
また、突設位置によっては、キャップの螺着筒に設けた位置決めストッパー杆の下端に係合し、キャップ位置決めの妨げになる場合もあった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題とし、印刷用位置合わせマークを、容器の肩壁に設けたキャップ位置決め部材のストッパーと兼用するようにした容器の印刷用位置合わせマークを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、容器の印刷用位置合わせマークとして、容器口部下端の拡径周面より外方に広がる肩壁段部に、ストッパーと係合片とからなる一対のキャップ位置決め部材を突設したプラスチック容器であって、一方のキャップ位置決め部材のストッパーを延長し、その延長部を印刷用位置合わせマークとし、キャップ位置決め部材のストッパーと兼用したことを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の容器は、チューブ容器AとキャップBとからなり、いずれも合成樹脂を素材として成形されている。
図1,2に示すように、チューブ容器Aは、口部1と肩部2、胴部3を有しており、胴部3の下端は、内容物充填にあたってシールされる。
【0007】
口部1は、押出筒4と螺着筒5とからなり、押出筒4の頂壁には、押出口6が穿孔され、胴部3を押圧したときに、内容物が押出される。
螺着筒5の周面にはネジ7が刻設されており、下端部は拡径周面8となっている。
【0008】
肩部2は、前記口部1下端の拡径周面8から、外方に広がる円形の肩壁段部9と、該肩壁段部9に連続する肩壁10とからなり、肩壁段部9には、拡径周面8から突出するように設けられたストッパー11a,bと係合片12a,bとからなる一対のキャップ位置決め部材13a,bが、容器軸心を挟んで対称の位置に配設されている。
一方のキャップ位置決め部材13aのストッパー11aは、外方に延長され、その延長部は、印刷用の位置合わせマーク14として用いられる。
【0009】
図3,4に示すように、キャップBは、頂壁20と側壁21、側壁21の内側に配設された螺着筒22とを具えている。
螺着筒22の内周には、口部1外周のネジ7に螺合するネジ23が刻設されており、外周には、キャップ位置決め部材13a,bに係合する二つのストッパー杆24a,bが設けられ、該ストッパー杆24と側壁21との間は支持板25によって連結されている。
頂壁20内面中央には、押出口6を閉塞する栓体26が設けられている。
【0010】
つぎに、本発明容器の上記構成に基づく作用効果について説明する。
チューブ容器Aの成形時の胴部3は、下方が開放された円筒となっており、成形後に円筒表面に印刷が施される。
印刷にあたっては、周知のように、容器口部1と肩部2を保持する容器チャック装置(周知の装置であるので図示しない)によって保持させ、該容器チャック装置を印刷装置と同期して廻動させ、胴部3の円筒表面に図柄、文字等の印刷を行う。
【0011】
その際、容器チャック装置に設けられた位置合わせ治具(図示しない)が、容器の位置合わせマーク14と係合し、容器を所定の角度位置に維持し、胴部3表面の所定位置に印刷が施される。
印刷後に、胴部3の下端がシールされ、表面に印刷を施したチューブ容器Aが完成される。
【0012】
チューブ容器Aの使用に際し、キャップBを容器口部1に螺着するときには、キャップBが廻動され所定位置まで降下してくると、ストッパー杆24の内面は、係合片12を乗り越え、側面がストッパー11に衝接して、キャップの廻動を停止させることになる。
キャップ降下時の位置決め前には、位置合わせマーク14は、ストッパー11aの延長部であるので、ストッパー11aと同様にストッパー杆24の下端に係合することはない。
【0013】
キャップを外したときの容器口部1の外観をみると、位置合わせマーク14は、ストッパー11aの延長部で、見た目にはストッパー11aが単に延長されているだけであるので、デザイン上特に目立たない。
【0014】
本発明の容器は、チューブ容器に限定されず、射出成形された円形容器、ブロー成形された円形容器にも適用し得るもので、適用する場合には、肩壁段部に設けたキャップ位置決め部材のストッパーを延長するように成形するだけでよい。
【0015】
前記実施形態においては、キャップの頂壁に栓体を設けるようにしているが、キャップを、キャップ基体と該基体に取着したヒンジ式開閉蓋とから構成し、キャップ基体には、中央に押出筒が挿通される開口を設けた上壁を具備させ、開閉蓋には押出口を閉塞する栓体を設けた頂壁を具備させるようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
容器口部下端の肩壁段部に設けたキャップ位置決め部材のストッパーを外方に延長して、その延長部を印刷用位置合わせマークとしているので、位置合わせマークをキャップ位置決め部材のストッパーと兼用させることができ、そのためデザイン上の違和感がなくなり、商品価値を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブ容器の一部断面正面図である。
【図2】チューブ容器の平面図である。
【図3】キャップの断面正面図である。
【図4】キャップの底面図である。
【符号の説明】
A チューブ容器
B キャップ
1 口部
2 肩部
3 胴部
9 肩壁段部
10 肩壁
11a,b ストッパー
12a,b 係合片
13a,b キャップ位置決め部材
14 位置合わせマーク
22 螺着筒
24a,b ストッパー杆
Claims (1)
- 容器口部下端の拡径周面より外方に広がる肩壁段部に、ストッパーと係合片とからなる一対のキャップ位置決め部材を突設したプラスチック容器であって、
一方のキャップ位置決め部材のストッパーを延長し、その延長部を印刷用位置合わせマークとし、キャップ位置決め部材のストッパーと兼用したことを特徴とする容器の印刷用位置合わせマーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33953598A JP4196455B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | プラスチック容器における印刷用位置合わせマーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33953598A JP4196455B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | プラスチック容器における印刷用位置合わせマーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159247A JP2000159247A (ja) | 2000-06-13 |
JP4196455B2 true JP4196455B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=18328402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33953598A Expired - Fee Related JP4196455B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | プラスチック容器における印刷用位置合わせマーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4196455B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006335425A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 容器及び容器の位置決め方法 |
JP5505831B2 (ja) * | 2009-12-01 | 2014-05-28 | 株式会社吉野工業所 | チューブ容器のヘッド部とチューブ容器の成形・印刷方法 |
JP2019026285A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | ライオン株式会社 | 計量キャップ及び容器 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP33953598A patent/JP4196455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000159247A (ja) | 2000-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3255060B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP2004352349A (ja) | 付け替え型二重容器 | |
JP4196455B2 (ja) | プラスチック容器における印刷用位置合わせマーク | |
JP3789611B2 (ja) | 押出容器 | |
JP4061340B2 (ja) | 注ぎ口付き中空容器とその成形方法 | |
JP4492089B2 (ja) | ワンタッチキャップ及び包装体 | |
JP3241861B2 (ja) | 容器又は注出キャップ | |
JP4617809B2 (ja) | ヒンジ蓋付計量キャップ | |
JPH0717538A (ja) | 詰め替え型容器 | |
JP2547824Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JPH07315414A (ja) | 液体用詰め替え容器 | |
JP4775795B2 (ja) | 櫛付き二重容器 | |
JP2000016451A (ja) | 中空容器の液体注出キャップ | |
JP4316201B2 (ja) | 注出栓及び該注出栓を使用した容器 | |
JP2548545Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JP2000109075A (ja) | キャップホルダーを設けたプラスチックボトル | |
CN212268281U (zh) | 一种结构功能多样化的双色盖 | |
JP2558036Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JPH01295849A (ja) | 円筒形のチューブ型容器とその表面の印刷方法 | |
JP2552670Y2 (ja) | 二液混合容器 | |
JPH066051Y2 (ja) | 液体注出容器 | |
JP2547819Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JP4515288B2 (ja) | 容器の口筒部 | |
JPH0526047Y2 (ja) | ||
JP2547825Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071213 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20071227 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080222 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080922 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |