JP4195827B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機に関し、特に、商品の投出に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機の商品や売上金の盗難は、扉部分の破壊による強奪が多かったが、近年、自動販売機の強度が高まったことにより、そうした扉部分を破壊して金品を強奪する手口よりも、商品取出口から直接手を入れたり、自動販売機本体を揺さぶって商品コラムから商品を落下させて抜き取るといった手口が増えている。そして、従来はこうした手口による盗難を防ぐために、振動センサによって自動販売機が破壊される際の振動を検知するとともに自動販売機本体の揺さぶりを検知して警報を出すようにしている。
【0003】
しかし、この方法では、振動センサは調整が難しくて、感度を上げると、販売時の商品の落下による衝撃や、扉開閉時の振動や、自動販売機の近くを人や車が通ったことによる振動によってもセンサが反応してしまうことがあり、そうした誤反応を防ぐために感度を下げると、いざ盗難が発生したときにセンサがうまく働かない恐れがあった。また、自動販売機には、盗難以外に、商品投出時に発生する詰まりや過投出のような投出不良の検知や、商品コラムに本来設定されている銘柄とは違った銘柄の商品が装填されてしまう装填不良等を検知する手段が必要で、盗難検知のための振動センサではそうした投出不良や装填不良等を検知する事はできず、これらを検知するには別途センサを設ける必要があって、部品点数が増え、コスト高になっていた。こうした問題は未だ解決されていない。
【0004】
盗難防止ではないが、設定された銘柄以外の銘柄の商品が自動販売機に装填されて販売されるのを防止するために、商品に蛍光剤を塗装し、自動販売機の商品受入部に紫外線発光光源と受光器を設けて、払い出された商品の蛍光剤に紫外線を当てて蛍光剤の発光を受光器で受光することで商品の銘柄等を判別するようにすることは別途従来から知られている(例えば、特許文献1参照。) 。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−269419号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
商品に蛍光剤を塗装し、自動販売機の商品受入部に紫外線発光光源と受光器を設けて、払い出された商品の蛍光剤に紫外線を当てて蛍光剤の発光を受光器で受光することで商品の銘柄等を判別する上記従来の技術は、装填防止だけでなく、抜き取り検知や投出不良検知にも対応可能である。しかしながら、上記従来の技術では、抜き取り検知、投出不良検知、装填不良検知のいずれに対応するにしても、まずは自動販売機の商品受入部において商品情報を蛍光剤から確実に検知できなくてはならず、そのためには紫外線発光光源や受光器の設置場所を払い出された商品の蛍光剤塗装部位に臨む位置に設ける必要があり、あるいは紫外線発光光源や受光器の設置場所に合わせて商品の蛍光剤塗装部位を設定する必要があって、それが自動販売機や商品の設計上の制約になってしまう。
【0007】
また、紫外線発光光源や受光器の設置場所が適正であっても、投出された商品の姿勢や商品の形状によっては、商品に塗装された蛍光剤が紫外線発光光源の方向を向かないことがあったり、蛍光剤の発光を受光器がうまく受光できないこともある。
【0008】
そして、上記従来の技術のように商品に塗装した蛍光剤から商品情報を検知するのでは、商品の各銘柄や値段等の多様な商品情報の検知を必要とする場合に対応が困難である。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされてものであり、自動販売機の商品取出口あるいは該商品取出口へ商品を導く商品通路において商品を確実に検知でき、多様な商品情報の検知にも対応できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、商品に非接触式ICタグを設けることとし、その非接触ICタグから商品情報を電波式の読取手段(ICリーダー)により読み取るよう自動販売機を構成することで上記課題を解決するものである。
【0011】
すなわち、請求項1に係る発明の自動販売機は、購入する商品を選択する商品選択手段と、複数の商品を収納する商品収納手段と、前記商品選択手段により選択された商品を前記商品収納手段から投出する商品投出手段と、前記商品収納手段から前記商品投出手段により投出された商品が払い出される商品取出口と、前記商品収納手段から投出された商品を前記商品取出口へ導く商品通路とを備え自動販売機であって、商品に設けられた非接触式ICタグから商品情報を読み取る電磁波式の読取手段前記商品通路あるいは前記商品取出口に設けられるとともに、前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示する指示手段と、前記指示手段が前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示したことを記憶する記 憶手段と、前記指示手段が前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示したことを条件として時間の計測を開始する計測手段と、前記読取手段が前記非接触式ICタグから商品情報を読み取った時に、前記計測手段により計測された時間を確認して、その商品を読み取った時点よりも所定時間前の時点以降に前記指示手段が前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示したことが前記記憶手段に記憶されていなければ、不正な取り出しによる異常が発生したと判断し、また、前記計測手段によって計測された時間が所定時間を越えるまでに前記読取手段により前記非接触式ICタグから商品情報が読み取られなければ、投出不良による異常が発生したと判断する異常検知手段と、前記異常検知手段が判断した異常の種類に応じて異常発生を報知する報知手段とが設けられたことを特徴とする。
【0012】
この自動販売機に非接触式ICタグを設けた商品を商品収納手段に収納することにより、商品取出口あるいは該商品取出口へ商品を導く商品通路において電磁波式の読取手段が非接触式ICタグから商品情報を読み取って、商品を確実に検知することができる。
【0013】
この場合、電波式の読取手段は商品が商品取出口あるいは商品通路にありさえすれば非接触式ICタグの位置に関係なく商品情報を確実に読み取ることができ、読取手段は商品取出口あるいは該商品取出口へ商品を導く商品通路の任意の位置に設けることができ、商品に設ける非接触式ICタグの位置も任意でよくて、自動販売機および商品の設計上の制約とならない。また、非接触式ICタグを使用するため、商品の各銘柄や値段等の多様な商品情報の検知が可能で、抜き取り検知、投出不良検知、装填不良検知等への対応が自在である。
【0014】
この場合、読取手段が非接触式ICタグから商品情報を読み取った時に、その商品情報を読み取った時点よりも所定時間前の時点以降に商品投出手段が動作していなければ異常と判断することで、商品取出口からの抜き取りを確実に検知し、盗難を防止することができる。
【0015】
また、商品投出手段に投出動作を行うよう指示してからの時間が所定時間を越えるまでに読取手段により情報が読み取られなければ異常と判断することで、商品詰まり等による投出不良を確実に検知することができる。
【0016】
また、請求項2に係る発明の自動販売機は、請求項1に係る発明の上記構成を備えるとともに、前記読取手段が前記非接触式ICタグから読み取る商品情報に商品の銘柄情報が含まれ、前記異常検知手段は、読み取られた銘柄情報と、選択された銘柄情報がと一致しないとき、装填不良による異常と判断することを特徴とする。
【0017】
この場合、読取手段が非接触式ICタグから商品の銘柄情報を読み取り、本来設定されている商品の銘柄とは異なる銘柄が読み取られた時に異常と判断することで、装填不良を確実に検知することができる。
【0018】
また、請求項3に係る発明の自動販売機は、請求項1または2に係る発明の上記構成を備えるとともに、前記商品選択手段による商品の選択は販売個数の選択を含み、前記異常検知手段は、前記商品選択手段により選択された1回の販売個数と前記計測手段によって計測された時間が所定時間を経過するまでに前記読取手段が商品情報を読み取った回数とが異なっていれば投出不良による異常と判断すことを特徴とする。
【0019】
この場合、商品選択手段により選択された1回の販売個数と、商品投出手段に投出動作を行うよう指示してからの時間が所定時間を越えるまでに読取手段が商品情報を読み取った回数とが異なっていれば異常と判断することで、投出不良等による販売個数の異常を確実に検知することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1〜3は実施の形態の一例を示している。図1は自動販売機の概略構成を示す断面図、図2は販売する商品の構成図、図3は制御系の構成を示すブロック図である。
【0022】
この実施の形態の自動販売機は、図1に示すように、自動販売機本体1の前面に扉体2を備え、該扉体2の前面に、購入する商品を選択する商品選択手段である商品選択釦3と、商品が払い出される商品取出口4とが設けられ、扉体2の内側には、盗難( 抜き取り)、投出不良、装填不良等の異常が発生した時に警報を鳴らして報知する報知手段であるブザー5が設けられている。
【0023】
自動販売機本体1の内部には、複数の商品を上下方向に積載収納する商品収納手段である商品コラム6が複数列設けられ、商品コラム6の下部には、商品選択釦3によって選択された商品を商品コラム6から前方へ投出する商品投出手段である投出ユニット7が設けられ、商品コラム6の下部前面と商品取出口4との間に、商品コラム6から投出された商品を導くための商品通路8が設けられている。そして、商品通路8の商品取出口4近傍には、非接触式ICタグから情報を読み取るための電波式の読取手段であるICリーダー9が設けられている。ICリーダ9はこのように商品通路8に設ける以外に商品取出口4に設けてもよく、商品取出口4あるいは商品通路8の任意の位置に設けてもよい。
【0024】
この自動販売機の商品コラム6には、図2に示すように各々に銘柄や値段等の商品情報が書き込まれた非接触式の記録媒体である非接触式ICタグ10を設けた商品11を収納する。非接触式ICタグ10は、商品11の中に入れてもよく、シールとして商品に貼り付けてもよく、包装紙の内側に入れてもよく、商品の任意の位置に任意の態様で設けることができる。
【0025】
また、この自動販売機の制御系には、図3に示すように、異常検知手段を構成する制御部21が設けられ、制御部21が投出ユニット7に投出動作を指示してからの時間を計測する計測手段であるタイマ22が設けられ、自動販売機に問題が発生した場合にサービスセンターや警備会社等へ通報する通信手段であるモデム23が設けられている。そして、投出ユニット7と、商品選択釦3と、ICリーダー9と、ブザー5と、タイマ22と、モデム23とがそれぞれ制御部21に接続され、商品コラム6から投出された商品がICリーダー9の近傍を通過した時に、商品11に設けられている非接触式ICタグ10の情報をICリーダー9が読み取り、異常が発生したときにブザー5が報知するとともに、モデム23がサービスセンターや警備会社等へ通報するようになっている。
【0026】
また、商品選択釦3の各々には予め販売される商品の銘柄と販売個数が対応付けられており、商品選択釦3を選択するだけで、選択された商品選択釦3に対応している商品の銘柄と販売個数を選択することができる。
【0027】
なお、この実施の形態における上記商品の銘柄と販売個数の選択方法には、販売個数が1個の場合も含まれる。また、上記の選択方法の他に、商品選択釦を商品銘柄選択ボタンとテンキー等の販売個数選択釦とに分けて、商品銘柄選択釦に商品の銘柄、販売個数選択釦に販売個数をそれぞれ対応付けることで、商品選択釦で商品銘柄を選択し、販売個数選択釦で販売個数を選択するようにしてもよい。
【0028】
上記商品情報の読み取りは、非接触式ICタグ10がICリーダー9からの電波によって電力供給を受け、それにより非接触式ICタグ10内に書き込まれている商品情報をICリーダー9に送信し、その送信を受けてICリーダー9が商品情報を読み取る仕組みとなっており、バーコードのように光学的に情報を読み取るものとは違い、対象となる商品の投出姿勢がどのような状態でも確実に読み取ることができる。
【0029】
なお、商品情報の読み取りは上記方式の他に、非接触式ICタグ10内に電池を設けておき、非接触式ICタグ10自体の電力でICリーダー9に商品情報を送信し、その送信を受けてICリーダー9が商品情報を読み取る方式であってもよい。
【0030】
また、この実施の形態の例では報知手段としてブザー5を使用しているが、液晶やランプ等を使用して報知するようにしてもよい。また、複数の異なる報知手段を設け、盗難、投出不良、装填不良といった異常の種類によって報知手段を使い分けることで、自動販売機に異常が発生したことを異常の種類を含めて確実に報知できるようにしてもよい。
【0031】
この自動販売機は、通常の販売動作においては、まず、顧客が商品選択釦3で購入したい商品の銘柄と個数を選択する。すると、制御部21は、選択された商品に対応する商品コラム6の投出ユニット7に投出動作を指示するとともに、タイマ22に時間計測を指示し、また、投出ユニット7に投出動作を指示したことを記憶する。
【0032】
そして、投出ユニット7によって商品コラム6から投出された商品が、商品通路8を通って商品取出口4へ払い出される時に、投出された商品11が商品通路8内に設置されているICリーダー9の近傍を通過することによって、商品11に設けられている非接触式ICタグ10からICリーダー9が商品情報を読み取る。
【0033】
そして、ICリーダー9が、非接触式ICタグ10から商品情報を読み取ると、制御部21は、投出ユニット7に投出動作を指示したかどうかを確認するとともに、ICリーダー11が読み取った商品情報をチェックして、商品11の非接触式ICタグ10に記録されている銘柄と商品選択釦3によって選択された商品の銘柄(その商品選択釦3に対応する商品コラム6に本来設定されている商品の銘柄)が同じものであるかどうかを確認し、ICリーダー9が商品情報を読み取った商品の個数(販売個数)が選択された個数と同じであるかどうかを確認し、また、タイマ22によって計測されている時間が予め設定されている所定時間以内であるかどうかを確認する。
【0034】
そして、投出ユニット7が投出動作を行ったことと、ICリーダー9で商品情報を読み取った商品の銘柄と選択された商品の銘柄が同じものであることと、販売個数と選択された個数が同じであることと、タイマ22で計測された時間が予め設定されている所定時間以内であることが確認できれば、制御部21は、通常の販売動作が行われたと判断し、販売動作を終了する。
【0035】
時間の計測方法は、この実施の形態の例のように制御部21が投出ユニット7に投出動作を指示するとともにタイマ22に時間の計測を開始させる方法の他に、投出ユニット7に商品が投出されたことを検知するセンサを設け、制御部21が投出ユニット7に投出動作を指示して投出ユニット7から商品が投出された時にタイマに時間の計測を開始させるようにしてもよい。
【0036】
また、投出ユニット7が投出動作を行ったこと、ICリーダー9で商品情報を読み取った商品の銘柄と選択された商品の銘柄が同じものであること、販売個数と選択された個数が同じであること、タイマ22で計測された時間が予め設定されている所定時間以内であることのいずれかが確認できない時は、制御部21は、通常の販売動作にない異常が発生したと判断し、ブザー5を鳴らして報知すると共に、モデム23を使用してサービスセンター等に通報する。以下、異常の種類毎に詳細を説明する。
【0037】
(抜き取り等による盗難)
この自動販売機において、商品を盗もうとする者が、商品取出口4から手を入れて商品コラム6から商品11を抜き取ったり、自動販売機本体1を揺さぶって商品コラム6から商品11を落下させて抜き取ろうとすると、その抜き取ろうとする商品11は、商品通路8に設けられているICリーダー9近傍を通過することになり、ICリーダー9が、その抜き取ろうとする商品11に設けられている非接触ICタグ10から商品情報を読み取る。
【0038】
そして、ICリーダー9が非接触式ICタグ10から商品情報が読み取ると、制御部21は、投出ユニット7に投出動作を指示したかどうかを確認するとともに、ICリーダー9が読み取った商品11の銘柄情報と商品選択釦3によって選択された商品の銘柄が同じものであるかどうかを確認し、また、タイマ22によって計測されている時間が、予め設定されている所定時間以内であるかどうかを確認するが、この場合、投出ユニット7は制御部21の指示によって投出動作を行っておらず、制御部21には投出ユニット7に投出動作を指示したことが記憶されていないため、制御部21は抜き取り等の不正な取り出しによる盗難が発生したと判断し、ブザー5を鳴らして盗難が発生したことを報知するとともに、モデム23を使用してサービスセンターや警備会社等に通報する。
【0039】
(商品詰まり等による投出不良)
また、この自動販売機において、顧客が商品選択釦3で購入したい商品を選択し、制御部21が、選択された商品に対応する商品コラム6の投出ユニット7に投出動作を指示するとともに、タイマ22に時間計測を指示し、投出ユニット7に投出動作を指示したことを記憶し、制御部21の指示によって投出ユニット7が投出動作を行った時に、商品11が商品コラム6や商品通路8内に引っかかるなど商品詰まりが発生すると、投出ユニット7に投出動作を指示したにもかかわらず商品11がICリーダー9近傍を通過しないため、ICリーダー9は非接触式ICタグ10から商品情報を読み取ることがない。
【0040】
この場合、タイマ22が計測している時間が予め設定されている所定時間を経過すると、制御部21は、商品が正しく投出されていないと判断し、ブザー5を鳴らして投出不良が発生したことを報知するとともに、モデム23を使用してサービスセンター等に通報する。
【0041】
(装填不良)
また、この自動販売機において、商品コラム6に本来設定されている商品とは別の銘柄の商品が装填されていた場合には、顧客が商品選択釦3で購入したい商品を選択すると、制御部21が、選択された商品に対応する商品コラム6の投出ユニット7に投出動作を指示するとともに、タイマ22に時間計測を指示し、投出ユニット7に投出動作を指示したことを記憶し、制御部21の指示によって投出ユニット7が投出動作を行い、投出ユニット7によって商品コラム6から投出された商品が、商品通路8を通って商品取出口4へ払い出され、投出された商品が商品通路8内に設けられているICリーダー9近傍を通過することによって、ICリーダー9が、その投出された商品11に設けられている非接触ICタグ10から商品情報を読み取り、制御部21が、投出ユニット7に投出動作を指示したかどうかを確認するとともに、ICリーダー9が読み取った商品11の銘柄情報と商品選択釦3によって選択された商品の銘柄が同じものであるかどうかを確認し、また、タイマ22によって計測されている時間が、予め設定されている所定時間以内であるかどうかを確認するが、この場合は、ICリーダー9によって読み取られた商品情報の銘柄と商品選択釦3によって選択された商品の銘柄が一致しないため、制御部21は、設定されている商品とは別の商品が商品コラム6に装填されていると判断し、ブザー5を鳴らして報知するとともに、モデム23を使用してサービスセンター等に通報する。
【0042】
(投出不良等による販売個数の異常)
また、この自動販売機において、顧客が商品選択釦3で購入したい商品の銘柄と販売個数を選択し、制御部21が、選択された商品に対応する商品コラム6の投出ユニット7に投出動作を指示するとともに、タイマ22に時間計測を指示し、投出ユニット7に投出動作を指示したことと、選択された販売個数を記憶し、制御部21の指示によって投出ユニット7が投出動作を行い、投出ユニット7によって商品コラム6から投出された商品が、商品通路8を通って商品取出口4へ払い出され、投出された商品が商品通路8内に設けられているICリーダー9近傍を通過することによって、ICリーダー9が、その投出された各々の商品11に設けられている非接触ICタグ10から商品情報を読み取り、制御部21が、投出ユニット7に投出動作を指示したかどうかを確認するとともに、ICリーダー9が読み取った各商品11の商品情報から銘柄と販売個数を確認し、また、タイマ22によって計測されている時間が、予め設定されている所定時間以内であるかどうかを確認するが、この場合は、ICリーダー9が所定時間内に読み取った商品情報の数と制御部21に記憶されている選択された販売個数が異なることになるため、制御部21は、投出不良があったと判断し、ブザー5を鳴らして報知すると共に、モデム23を使用してサービスセンター等に通報する。
【0043】
なお、この実施の形態の例では、異常が発生した場合に、ブザー5で報知したり、モデム23で通報したりしているが、それとは別に、あるいはそれらの代わりに、エラーログとして発生時間等と一緒に記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は次のとおり顕著な効果を奏する。
【0045】
(1)非接触式ICタグを設けた商品を商品収納手段に収納することにより、商品取出口あるいは該商品取出口へ商品を導く商品通路において電磁波の読取手段が非接触式ICタグから商品情報を読み取って、商品を確実に検知することができ、読取手段の設置場所は商品取出口あるいは該商品取出口へ商品を導く商品通路の任意の位置でよく、商品に設ける非接触式ICタグの位置も任意でよくて、自動販売機および商品の設計上の制約とならず、また、非接触式ICタグを使用するため、商品の各銘柄や値段等の多様な商品情報の検知が可能で、抜き取り検知、投出不良検知、装填不良検知等への対応が自在である。
【0046】
(2)読取手段が非接触式ICタグから商品情報を読み取った時に、その商品情報を読み取った時点よりも所定時間前の時点以降に商品投出手段が動作していなければ異常と判断することで、商品取出口からの抜き取りを確実に検知し、盗難を防止することができる。
【0047】
(3)商品投出手段に投出動作を行うよう指示してからの時間が所定時間を越えるまでに読取手段により情報が読み取られなければ異常と判断することで、商品詰まり等による投出不良を確実に検知することができる。
【0048】
(4)読取手段が非接触式ICタグから商品の銘柄情報を読み取り、本来設定されている商品の銘柄とは異なる銘柄が読み取られた時に異常と判断することで、装填不良を確実に検知することができる。
【0049】
(5)商品選択手段により選択された1回の販売個数と、商品投出手段に投出動作を行うよう指示してからの時間が所定時間を越えるまでに読取手段が商品情報を読み取った回数とが異なっていれば異常と判断することで、投出不良等による販売個数の異常を確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の自動販売機の概略構成を示す断面図である。
【図2】 図1の自動販売機で販売する商品の構成図である。
【図3】 図1の自動販売機の制御系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 自動販売機本体
2 扉体
3 商品選択釦
4 商品取出口
5 ブザー
6 商品コラム
7 投出ユニット
8 商品通路
9 ICリーダー
10 非接触式ICタグ
21 制御部
22 タイマ
23 モデム

Claims (3)

  1. 購入する商品を選択する商品選択手段と、複数の商品を収納する商品収納手段と、前記商品選択手段により選択された商品を前記商品収納手段から投出する商品投出手段と、前記商品収納手段から前記商品投出手段により投出された商品が払い出される商品取出口と、前記商品収納手段から投出された商品を前記商品取出口へ導く商品通路とを備え自動販売機であって、
    商品に設けられた非接触式ICタグから商品情報を読み取る電磁波式の読取手段前記商品通路あるいは前記商品取出口に設けられるとともに、
    前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示する指示手段と、
    前記指示手段が前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示したことを記憶する記憶手段と、
    前記指示手段が前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示したことを条件として時間の計測を開始する計測手段と、
    前記読取手段が前記非接触式ICタグから商品情報を読み取った時に、前記計測手段により計測された時間を確認して、その商品を読み取った時点よりも所定時間前の時点以降に前記指示手段が前記商品投出手段に投出動作を行うよう指示したことが前記記憶手段に記憶されていなければ、不正な取り出しによる異常が発生したと判断し、また、前記計測手段によって計測された時間が所定時間を越えるまでに前記読取手段により前記非接触式ICタグから商品情報が読み取られなければ、投出不良による異常が発生したと判断する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が判断した異常の種類に応じて異常発生を報知する報知手段とが設けられたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記読取手段が前記非接触式ICタグから読み取る商品情報に商品の銘柄情報が含まれ、
    前記異常検知手段は、読み取られた銘柄情報と、選択された銘柄情報がと一致しないとき、装填不良による異常と判断することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記商品選択手段による商品の選択は販売個数の選択を含み、
    前記異常検知手段は、前記商品選択手段により選択された1回の販売個数と前記計測手段によって計測された時間が所定時間を経過するまでに前記読取手段が商品情報を読み取った回数とが異なっていれば投出不良による異常と判断すことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
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