JP2006309382A - 物品監視方法、物品監視装置、物品監視システム及びicタグ - Google Patents

物品監視方法、物品監視装置、物品監視システム及びicタグ Download PDF

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Abstract

【課題】
ICタグを用い二次流通までも考慮した物品監視技術を提供する。
【解決手段】
ICタグに格納されているカテゴリの情報が、予め設定された監視対象の物品のカテゴリに一致するか否かを判別し、該判別の結果、上記格納されているカテゴリの情報が、上記監視対象の物品のカテゴリに一致する場合は所定の処理を行い、さらに、該所定の処理後、該格納されているカテゴリの情報が物品のカテゴリとは異なる所定の監視条件に一致するか否かを判別し、一致しない場合は、その旨の報知や表示を行う構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ICタグ情報に基づき物品の監視を行う物品監視技術に関する。
従来、商品の製造元などで予め一元管理されたIDコードを記憶させた非接触IC媒体を商品に付し、様々な流通ルートでの販売が行われた場合においても、各店舗毎で販売される商品に対する万引き行為などのチェックを行えるシステムの検討が進められている。他の店舗で購入された商品がその店舗に持ち込まれたような場合も同様である。
本発明に関連した従来技術としては、例えば特開2004−240767号公報(特許文献1)に記載されたものがある。該公報には、各店舗で販売される商品に対する万引き行為のチェックを行うことができる万引き防止システムを提供するために、機械読取可能な固有のID情報が付された商品と、該ID情報を非接触により読取る無線通信装置と、該無線通信装置から該ID情報を受信する情報処理装置とから成り、該無線通信装置は、レジで代金精算を行う商品と、店舗の出口から持ち出される商品との各々の商品に対して、それら各商品に付されたID情報を非接触により読み取り可能な場所に各々設置され、情報処理装置は、予めID情報が登録された商品情報データベースと、上記各無線通信装置から上記ID情報を受信する手段と、レジに設置された無線通信装置から受信したID情報を商品情報データベースに登録する登録手段と、店舗の出口に設置された無線通信装置からID情報を受信した際に、受信したID情報が、既に上記商品情報データベースに登録され、更にレジに設置されている無線通信装置から既に受信されているID情報であるか否かを判定する判定手段とを備えるとした構成が記載されている。
特開2004−240767号公報
万引き行為の大きな動機は、万引きした商品を中古品買取店などの二次流通市場に流すことで利益を得ることにある点に注目し、二次流通市場も含めたICタグを用いた万引き抑止策が実証実験などで検討されている。一般に、このような万引き抑止策では、商品に取り付けられたICタグに、正規購入されたか否かの情報を書き込んでおき、二次流通市場でその情報をチェックし、正規購入された商品のみを買い取るようになっている。また、店舗の出口に万引き監視ゲートを設け、商品が正規購入されたものか否かの情報を判別して、警告を鳴らすようになっている。
上記従来技術のシステムにおいては、リーダー等のハード的仕様が共通となるICタグを商品に付した場合の万引き防止策を提供しているものの、各店舗内だけでの万引きチェック技術の範囲内にとどまっており、二次流通市場までも含めた万引き抑止策については考慮されていない。
一方で、ICタグの低価格化が進み、同じハード構成でタグ情報読取プロトコルが共通のICタグが広く普及し、取り付けられる商品の業界毎に異なるメモリフォーマットで使用されることが予想される。ある業界で上記のような精算情報を所定のメモリ領域に定めたとしても、他の業界が該メモリ領域を別の情報用の領域として定めることは容易に考えられ、その場合、ある業界に設置された万引き監視ゲートに、他の業界の正規に購入された商品が反応してしまうというおそれがある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、商品など物品の監視技術において、同じハード構成でタグ情報読取プロトコルが共通のICタグが、取り付けられる商品の業界により異なるメモリフォーマットで使用される場合、二次以降の流通市場においても万引きや盗難などの不正が抑止されるようにすることである。
本発明の目的は、上記課題点を解決し、信頼性を確保可能な物品監視技術を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、物品に具備したICタグを用いて物品の監視を行う物品監視技術として、ICタグに格納されているカテゴリの情報が、予め設定された監視対象の物品のカテゴリに一致するか否かを判別し、該判別の結果、上記ICタグに格納されているカテゴリの情報が、監視対象の物品のカテゴリに一致する場合は代金計算(以下、精算という)などの所定の処理を行い、さらに、該所定の処理後、該ICタグに格納されているカテゴリの情報が上記物品のカテゴリとは異なる所定の監視条件に一致するか否かを判別し、一致しない場合は、その旨の報知や表示を行う。
本発明によれば、二次流通まで考慮して万引きや盗難を抑止する物品監視方法及び物品監視システム(特に商品監視)を提供することができる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の第1の実施例の説明図である。第1の実施例では、異なる商品を扱う業界aと業界bで、ハード構成が同じで、タグ情報読取プロトコルが共通のICタグを商品管理に使用しており、各業界でICタグのメモリフォーマットが異なる場合の、万引き防止を目的とした物品監視方法について説明する。
図1は、業界aの店舗Aと業界bの店舗Bの構成例図である。店舗A100は、ICタグ103を貼り付けた商品104が陳列されている商品棚105と、ICタグ情報読書き装置101を備えたレジ102と、店舗の出入り口に例えばゲートのような形態で設置された物品監視装置106を備えている。店舗B107は、ICタグ110を貼り付けた商品111が陳列されている商品棚112と、ICタグ情報読書き装置108を備えたレジ109と、出入り口に例えばゲートのような形態で設置された物品監視装置115を備えている。ここで、ICタグとは、ICタグ通信プロトコル等の動作制御を担うICチップと、非接触通信制御部、非接触通信用アンテナとで構成され、ICタグ読書き装置からの通信要求に対して返答することで非接触通信を行うものを指す。また、ICタグ自身から通信要求を発して、ICタグ読書き装置と非接触通信を行うものも含む。
図2は、物品監視装置106の構成図である。物品監視装置106は、ICタグに格納されている情報を読み出すICタグ情報読取装置200と、所定のイベントの発生を知らせる報知装置201と、これらを制御する物品監視制御部202を備えている。物品監視制御部202は、業界aの所定の監視条件に従い、ICタグ情報読取り装置200を介してICタグから情報を読取り、その情報を用いて判別を行い、報知装置201を介して所定の報知処理を行う。本実施例では、ICタグから情報を読取る機能を必要とするため、ICタグ情報読取装置200としたが、読取り機能に限定するものではなく、この装置がICタグに情報を書込む機能を有している場合も同様である。また、図1に示す物品監視装置115の構成も、図2と同様であり、物品監視制御部202における監視条件が、業界bでの運用に即した内容となっており、業界aの監視条件とは異なっている。
図3は、業界aで使用されているICタグのメモリフォーマットと、業界bで使用されているICタグのメモリフォーマットを示す図である。業界aのICタグのメモリ領域300は、物品監視装置106との認証に用いられるパスワードを格納してあるパスワード領域301、ICタグに割り当てられたID情報を格納するID情報領域302、ICタグが取り付けられた商品が正規に購入されたか否かの情報を格納する精算情報領域303、業界aや店舗A100などが必要な情報を格納するユーザエリア領域304で構成されている。業界bのICタグのメモリ領域305は、物品監視装置106との認証に用いられるパスワードを格納してあるパスワード領域306、ICタグに割り当てられたID情報を格納するID情報領域307、ICタグが取り付けられる商品の情報を格納する商品情報領域308、ICタグが取り付けられた商品が正規に購入されたものか否かの情報を格納する精算情報領域309で構成されている。本実施例では、これらのメモリ領域は所定のメモリアドレスを起点として図3に示した順に配置されているものとする。
図4は、第1の実施例における物品監視のフロー図である。
以下、本第1の実施例における物品監視方法を、業界aとして書籍業界、業界bとしてCD/DVD業界を例にとり、店舗Aを書店、店舗BをCD/DVD店として説明する。
具体的に、図1における商品104(ICタグ103が貼り付けられている)が店舗Aから持ち出される場合と、その後店舗Bに持ち込まれる場合と、その後店舗Bから持ち出される場合の物品監視方法について説明するが、商品104が正規に購入されたか否かの条件も合わせて、下記のようにケース分けをして説明する。
ICタグ103のメモリ領域は、図3に示す業界aタグのメモリ領域300のように構成されており、パスワード領域301には、業界aのカテゴリを識別する情報として、業界aで決められたパスワードが格納されている。また、商品棚105に陳列されている購入前の商品104に取り付けられたICタグ103の精算情報領域303は、未精算を示す情報が書き込まれている。物品監視装置106の物品監視制御部202に設定された監視条件は、業界aというカテゴリ情報を持つICタグか否かを判別し、カテゴリが一致する場合には精算情報を判定するようになっている。物品監視装置115の物品監視制御部に設定された監視条件は、業界bのICタグメモリフォーマットを基に、業界bのカテゴリ情報を持つICタグか否かを判別し、カテゴリが一致する場合にのみ精算情報を判定するようになっている。また、物品監視装置106、115は自身の非接触通信領域にICタグが入って来たことを検知する手段として、例えばセンサー等により人が近づいたことを検知して、それを契機にICタグに対して通信要求を送信するものと、常にICタグに対する通信要求を送信しており、その返答があった場合にICタグを検知したと判断するものとがある。本実施例の物品管理装置106、115は後者のICタグ検知手段を有するものとし、ICタグを検知した後からのICタグと物品管理装置の通信処理について説明する。
(1)店舗A 100にあるICタグ103が取り付けられた商品104(書籍)が正規に購入されて、店舗A 100の出入り口付近に設置された物品監視装置106を通過して持ち出される場合
お客が商品104を購入する際、レジ102にて精算処理が行われ、レジ102と連携したICタグ情報読書き装置101が、商品104が正規に購入されたことを示す情報を、ICタグ103の精算情報領域303に書き込む。その後、出口に設置されたゲート型の物品監視装置106を通過する際にICタグ103が検知されると、物品監視装置106からICタグ103に対して業界aのカテゴリの識別情報であるパスワード認証コマンドを送信する(ステップS400)。ICタグ103は、パスワード領域301に格納されているパスワードと照合を行い(ステップS401)、パスワードが一致するため、認証成功のレスポンスを送信する(ステップS402)。物品管理装置106は、該レスポンス内容が認証成功か否かを判定し(ステップS404)、認証成功レスポンスであるので業界aで使用されているICタグであると判断し、精算情報読出しコマンドを送信する(ステップS405)、ICタグは精算情報領域303に書き込まれている正規に購入したという情報を送信する(ステップS406)。物品管理装置106は該精算情報を判定して(ステップS407)、正規に購入されたものであると判断してこのICタグに対する処理を終了し、ICタグの検知処理に戻る。
(2)店舗AにあるICタグ103が取り付けられた商品104(書籍)が不正に店舗から持ち出されようとしている場合
商品104を正規に購入しないで、店舗A100から持ち出す場合、ICタグ103の精算情報領域303は未精算であることを示す情報が書き込まれたままであり、図4におけるステップS400〜S406までは、上記(1)のケースと同様に進むが、精算情報を判別する段階で未精算と判定され(ステップS407)、不正持ち出しを知らせる報知処理(ステップS408)が行われる。報知処理としては、例えば、警告音を発する、ライトが点滅する、店舗Aに設置されたサーバや提携するセキュリティ管理会社に不正が発生したことを通知する、監視カメラ等の他の監視システムに通知する、等の処理を単独もしくは組み合わせたものとする。ステップS408では、報知処理に替えてまたは報知処理と併せて、不正持ち出しを知らせる表示処理を行ってもよい。
(3)正規購入されたICタグ103が取り付けられた商品104(書籍)が、店舗Bに持ち込まれる場合、その後持ち出される場合
上記(1)のケースで、お客により商品104が店舗Aから持ち出され、該お客が商品104を携帯したままCD/DVD店を訪れる場合、店舗Bの出入り口に設置された物品監視装置115は、ICタグ103を検知し、パスワード認証コマンドを送信する(ステップS400)。物品監視装置115から送信されるパスワードは、業界bのカテゴリ識別情報であり、ICタグ103のパスワード領域301に格納されている業界aのカテゴリ識別情報であるパスワードとは異なるため、パスワード照合は失敗する(ステップS401)。ICタグ103は認証エラーレスポンスを送信する(ステップS403)。物品監視装置115は認証レスポンスを判定し(ステップS404)、エラーであるため、自らの対象とするカテゴリ外のICタグと判断して、所定の監視条件の判断等を行わずにICタグ103に対する処理を終了し、ICタグの検知処理に戻る。つまり、ICタグ103の精算情報領域303にどのような情報が格納されているかに関わらず、店舗Bの物品監視装置115に反応することはない。
このようにして店舗B107に持ち込まれた商品104が、店舗B107から持ち出される場合も、上記処理と同様であり、物品監視装置115にICタグ103は反応しないまま通過することができる。また、ICタグ103の精算情報303は保持されたままであり、二次流通市場にて正規購入品として扱われる。
上記第1の実施例では、パスワード認証の方法として、物品監視装置106から直接パスワード認証コマンドを送信する方法について説明したが、ICタグ103においてパスワードがメモリ300の所定のメモリ領域もしくは全領域にアクセスする前の認証手段として必要であり、例えば、該メモリ領域の読出しコマンドにパスワード情報が含まれており、ICタグが該コマンドを受信した際に、パスワード認証を行い、読取り処理を行う場合のパスワード認証を用いる方法もある。また、上記第1の実施例では、認証方法としてパスワードを用いた認証方法について説明したが、鍵情報を用いた他の認証手段を用いる方法もある。
上記第1の実施例によれば、商品に貼り付けられたICタグと物品監視装置の間で、該商品が属する業界のカテゴリの認証を行うため、他の業界の商品を未精算品として誤判別することなく、同じハード構成でタグ情報読取プロトコルが共通のICタグが、取り付けられる商品の業界により異なるメモリフォーマットで使用される場合においても、二次流通まで考慮して万引きや盗難を抑止することができる。
なお、上記第1の実施例では、店舗A100におけるタグ情報読書き装置101とレジ102は連携して動作する場合につき説明したが、タグ情報読書き装置101とレジ102が独立して動作する場合も同様である。これは、店舗B107においても同様である。また、上記第1の実施例では、ICタグが商品に貼り付けられている場合について説明したが、ICタグが商品に組み込まれている場合や、梱包材に貼り付けられている場合も同様である。
図5〜図6は、本発明の第2の実施例の説明図である。図5は、図1に示すICタグ103のメモリフォーマット図であり、図3に示すメモリフォーマット300とは別の場合を示している。図6は、図5に示すICタグを用いた場合の物品監視方法のフロー図である。
以下、これらの図を用いて本実施例の物品監視方法につき説明する。
図5に示すように、ICタグ103のメモリ領域500は、該ICタグが貼り付けられた商品のID情報が格納されるID情報領域501、業界の識別情報が格納される業界コード領域502、店舗の識別情報が格納されている店舗コード503、商品104が正規に購入されたか否かを示す情報が格納される精算情報領域504で構成される。ID情報及び業界コードは、商品104の製造プロセス、もしくは配送センターで書き込まれることとし、店舗コードは、商品104が店舗に納入された際に書き込まれるものとする。また、精算情報は、上記第1の実施例においても説明したように、商品104が納品された際は未精算状態であり、レジにて精算された際に精算済み状態に書き換えられるものとする。本実施例では図1に示す物品監視装置106は、図5に示すフォーマットのICタグを対象としているものとする。
店舗A100に設置された物品監視装置106は、ICタグ103を検知すると、業界コード読取りコマンドを送信する(ステップS600)、ICタグ103は業界コード領域502に格納された業界コードを送信する(ステップS601)。業界コードが判別され(ステップS602)、業界aの業界コードに合致していない場合は、何もせずにICタグ103に対する処理を終了する。業界aの業界コードに一致している場合は、店舗コード読出しコマンドを送付する(ステップS603)。ICタグ103は、店舗コード領域503に格納された店舗コードを送信する(ステップS604)。店舗コードが判別され(ステップS605)、店舗Aの店舗コードに合致しない場合は、所定の報知処理を行う(ステップS610)。上記のように店舗コードが合致しない場合は、他店舗の商品が通過していることを意味しており、図4のフロー図には示されないが、精算情報をチェックする処理を設けることで、他店から不正に持ち出された商品をチェックすることが可能となる。この場合の報知処理は、後に説明する店舗Aから不正持ち出されようとしている場合の報知処理(ステップS609)とは異なる処理内容とすることが可能である。ステップS608で店舗Aのコードに合致する場合は、精算情報読出しコマンドを送付する(ステップS606)。ICタグは精算情報を送信し(ステップS607)、正規に支払いされたものか否かを判別する(ステップS608)。正規に支払いされたものであれば、ICタグ103に対する処理を終了し、正規に支払いされたものでなければ、不正を通知するための報知処理(ステップS609)を行う。報知処理の内容は、上記第1の実施例の場合と同様である。また、報知処理に替えてまたは報知処理と併せて、不正持ち出しを知らせる表示処理を行ってもよい。
上記第2の実施例では、業界を識別する情報として業界コードを明示的に設ける場合を示したが、上記第1の実施例にも示したように、業界コード領域にアクセスパスワードを設けてパスワード認証をし業界コードを読取ることを前提とする。
以上より、商品に貼り付けられたICタグと物品監視装置の間で、該商品が属する業界を識別し、さらに商品が売られた店舗も識別するため、他の業界の商品を未精算品として誤判別することなく、他店舗から不正に持ち出された商品も検知することが可能となる。このため、同じハード構成でタグ情報読取プロトコルが共通のICタグが、取り付けられる商品の業界により異なるメモリフォーマットで使用される場合においても、二次流通まで考慮して万引きや盗難を抑止する商品監視方法及び商品監視システムを提供することができる。業界全体においても、不正を検知する商品監視方法及び商品監視システムの提供が可能となる。
上記第2の実施例によれば、ICタグ103に店舗コード情報503を設けることで、商品が二次流通市場に持ち込まれた場合に、購入された店舗を識別することが可能となる。これは、例えば物品監視装置を設置していない店舗で購入された商品が二次流通市場に持ち込まれた場合は、精算情報が未精算のままであるため、不正購入品として扱われてしまうが、該店舗コードを参照し、店舗により物品監視装置が設置されているか否かの情報と付き合わせることで、不正購入品として扱われることはない。これは、特に、物品監視装置を設置している店舗と設置していない店舗が混在する業界で、二次流通まで含めた商品管理システムを運用する場合において有効である。
図7は、本発明の第3の実施例の説明図である。図7は、ICタグのメモリフォーマット例であり、該ICタグが貼付けられた商品が購入される前700と購入された後709の情報内容を示している。
図7において、ID情報701は、購入後に全て「0」に書き換えられており、業界コード702及び店舗コード703は同じ情報のままで、ユーザエリア情報704も全て「0」に書き換えられている。物品監視装置は、上記第1の実施例、上記第2の実施例にも示したように、業界コード、店舗コードを適宜判別して、精算情報を判別するが、本第3の実施例では、精算情報は、業界コード及び店舗コードを除いた商品に関わる情報が全て「0」クリアされているか否かで判別するようになっている。
上記第3の実施例によっても、上記第1、第2の実施例の場合と同様の効果が得られる。特に、本第3の実施例では、購入後の精算情報として、商品に関わる情報を「0」クリアすることにより、購入後に商品情報を読取ることができなくなるため、個人のプライバシー保護などが可能となる。
なお、上記第3の実施例では、「0」クリアする場合を示したが、これに限定されず、他の情報に書き換えるようにしてもよい。
本発明の第1の実施例における物品監視システムの構成例図である。 本発明の第1の実施例における物品監視装置の構成例図である。 本発明の第1の実施例におけるICタグのフォーマット例を示す図である。 本発明の第1の実施例における物品監視のフロー図である。 本発明の第2の実施例におけるICタグのフォーマット例を示す図である。 本発明の第2の実施例における物品監視のフロー図である。 本発明の第3の実施例におけるICタグのフォーマット例を示す図である。
符号の説明
100…店舗A、
101、108…ICタグ情報読書き装置、
102、109…レジ、
103、110…ICタグ、
104…商品、
105…商品棚、
106、115…物品監視装置、
107…店舗B、
111…商品、
112…商品棚、
200…ICタグ情報読取装置、
201…報知装置、
202…物品監視制御部。

Claims (12)

  1. 物品に具備したICタグを用いて物品の監視を行う物品監視方法であって、
    上記ICタグに格納されているカテゴリの情報が、予め設定された監視対象の物品のカテゴリに一致するか否かを判別する第1のステップと、
    上記判別の結果、上記格納されているカテゴリの情報が、上記監視対象の物品のカテゴリに一致する場合は所定の処理を行う第2のステップと、
    上記格納されているカテゴリの情報が上記監視対象の物品のカテゴリに一致する場合、上記第2のステップの上記所定の処理後さらに、該格納されているカテゴリの情報が上記物品のカテゴリとは異なる所定の監視条件に一致するか否かを判別し、一致しない場合は、その旨の報知または表示を行う第3のステップと、
    を経て、物品の監視を行うことを特徴とする物品監視方法。
  2. 上記第1のステップでは、上記ICタグの認証を行い、該認証に成功した場合にのみ、上記格納されているカテゴリの情報が、上記監視対象の物品のカテゴリに一致すると判別する請求項1に記載の物品監視方法。
  3. 上記第1のステップでは、上記ICタグの一部メモリ領域もしくは全メモリ領域の情報にアクセスする前に認証を行い、該認証に成功した場合にのみ、上記格納されているカテゴリの情報が、上記監視対象の物品のカテゴリに一致すると判別する請求項1に記載の物品監視方法。
  4. 上記第1のステップでは、監視対象の物品が商品に限定され、第1のカテゴリ情報としての業界識別情報により該商品が属する業界を判別した後、第二のカテゴリ情報としての店舗識別情報により該商品を扱う店舗を判別する請求項1に記載の物品監視方法。
  5. 上記第1のステップでは、監視対象の物品が商品に限定され、所定の情報に書き換えられ上記ICタグに格納されている商品識別情報が認識された場合に、該商品が正規購入されたものであると判別する請求項1に記載の物品監視方法。
  6. 物品に具備されたICタグの情報を読取り該物品の監視を行う物品監視装置であって、
    上記ICタグに格納されているカテゴリの情報を読取るタグ情報読取り部と、
    上記読取ったカテゴリの情報が、予め設定された監視対象の物品のカテゴリに一致するか否か、及び該一致する場合にさらに、該格納されているカテゴリの情報が該物品のカテゴリとは異なる所定の監視条件に一致するか否を判別し、該判別結果に対応した制御信号を形成して出力する制御部と、
    上記判別の結果、上記格納されているカテゴリの情報が上記所定の監視条件に一致しない場合に、上記制御部からの制御信号に基づき、その旨の報知または表示を行う部分と、
    を備えた構成を特徴とする物品監視装置。
  7. 上記制御部は、上記ICタグの認証を行い、該認証に成功した場合にのみ、上記格納されているカテゴリの情報が、上記監視対象の物品のカテゴリに一致すると判別する構成である請求項6に記載の物品監視装置。
  8. 上記制御部は、上記ICタグの一部メモリ領域もしくは全メモリ領域の情報にアクセスする前に認証を行い、該認証に成功した場合にのみ、上記格納されているカテゴリの情報が、上記監視対象の物品のカテゴリに一致すると判別する構成である請求項6に記載の物品監視装置。
  9. 上記制御部は、第1のカテゴリ情報としての業界識別情報により物品としての商品が属する業界を判別した後、第2のカテゴリ情報としての店舗識別情報により該商品を扱う店舗を判別する構成である請求項6に記載の物品監視装置。
  10. 上記制御部は、監視対象の物品が商品に限定され、所定の情報に書き換えられ上記ICタグに格納されている商品識別情報が認識された場合に、該商品が正規購入されたものであると判別する構成である請求項6に記載の物品監視装置。
  11. 請求項6から10のいずれかに記載の物品監視装置を備えて成ることを特徴とする物品監視システム。
  12. 物品のカテゴリ情報が記憶され、請求項6から10のいずれかに記載の物品監視装置により該情報が読取られることで、該物品の監視を可能にすることを特徴とするICタグ。
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