JP7278043B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
店員は、商品に取り付けられたバーコードを専用のバーコード読み取り装置で読み取り、商品の値段を認識し、顧客から適切な代金の支払いを受け付ける。
しかし、従来の方法では、顧客は、各商品をショッピングカートに入れて、レジまで移動する必要があり、また、レジが混雑した場合には、行列に並んで商品の精算を待たなければならないという問題があった。
そこで、携帯端末を使用した自己精算に関する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
店舗において顧客が決済を行う際に利用され、当該顧客が正規のユーザであるか否かを認証する認証機能を備えた第1装置と、
前記店舗において前記顧客が決済を行う際に利用される第2装置と、
を含む情報処理システムにおいて、当該第2装置として機能する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
前記第1装置から認証の結果を示す第1情報を取得する取得手段と、
前記顧客の位置に関する情報に基づいて当該顧客の行動を予測する予測手段と、
前記予測手段による予測の結果と、前記顧客の購入に関するログと、前記店舗の在庫に関する情報とのうち少なくとも1の情報に基づいて、前記顧客の商品購入時の行動異常を検知する検知手段と、
前記行動異常が検知された場合、前記行動異常が検知された前記顧客に対して、警告を行う警告手段と、
を備える。
をさらに備えることができる。
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係る管理サーバ1を含む、情報処理システムの構成を示す図である。
専用端末2-1乃至2-nの夫々は、スマートフォン、タブレット端末等で構成される。なお、以下、専用端末2-1乃至2-n、顧客U1乃至Unの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「専用端末2」、「顧客U」の夫々と呼ぶ。また、商品I1乃至Imの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「商品I」の夫々と呼ぶ。
図2は、本発明の情報処理装置の一実施形態である管理サーバ1と、専用端末2とが実行する各種処理により実現できる本サービスの流れを示すイメージ図である。
具体的には、顧客Uのタッチ操作をトリガとして、顧客Uが登録された正規のユーザであるか否かの認証が行われる。顧客Uが登録された正規のユーザであることが認証されると、専用端末2は、商品Iに付された識別子R1を読み取ることができるようになる。これに対して、顧客Uが登録されていない新規のユーザである場合には、新規登録を行うための手続等の案内が専用端末2に表示されるので、顧客Uは、専用端末2を操作することにより、「新規でユーザ登録を行う。
このように、本サービスが提供されることにより、レジによる決済を行うことなく迅速かつ容易に買い物を終らせることができる。このため、顧客Uは買い物を快適に行うことができ、店舗は人件費を抑えることができる。
次に、本サービスを提供するために各種処理を実行する管理サーバ1と専用端末2との夫々のハードウェア構成について説明する。
(管理サーバ)
図3は、図1の管理サーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、各種ハードウェア鉛等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図2の専用端末2-1乃至2-n、決済サーバ3)との間で行う通信を制御する。
図4は、図1の専用端末2のハードウェア構成を示すブロック図である。
専用端末2は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、バス24と、入出力インターフェース25と、タッチ操作入力部26と、表示部27と、入力部28と、記憶部29と、通信部30と、ドライブ31とを備えている。また、ドライブ31には、リムーバブルメディア50が適宜装着される。
タッチ操作入力部26は、例えば表示部27に積層される静電容量式又は抵抗膜式(感圧式)の位置入力センサにより構成され、タッチ操作がなされた位置の座標を検出する。
表示部27は、液晶等のディスプレイにより構成され、プログラム作製に関する画像等、各種画像を表示する。
このように、本実施形態では、タッチ操作入力部26と表示部27とにより、タッチパネルが構成されている。
次に、管理サーバ1及び専用端末2の機能について、図6を参照して説明する。
図6は、図2の管理サーバ1及び専用端末2の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図6に示すように、管理サーバ1のCPU11においては、不正警告処理が実行される場合には、取得部101と、予測部102と、検知部103と、警告部104とが機能する。広告提示処理が実行される場合には、取得部101と、予測部102と、表示制御部106とが機能する。スマートチェックイン処理が実行される場合には、店舗推定部105と、表示制御部106とが機能する。決済支援処理が実行される場合には、決済情報生成部107が機能する。
記憶部18の一領域には、ユーザDB401と、商品DB402とが設けられている。
また、取得部101は、専用端末2の現在地に関する情報(以下、「現在地情報」と呼ぶ)を取得する。取得された専用端末2の現在地情報は、専用端末2を所持する顧客Uを一意に識別する情報と対応付けられて、ユーザDB401に記憶されて管理される。現在地情報は継続的に取得されるので、ユーザDB401において、顧客Uの現在地情報の履歴が管理される。なお、取得部101が専用端末2の現在地情報を取得する具体的手法は特に限定されない。例えば、専用端末2のGPS(Global Positioning System)機能を利用することで専用端末2の位置情報を取得する手法を用いてもよい。また例えば、店舗内の各所に設置された受信機(図示せず)を用いて、専用端末2から発信された所定の信号を受信して現在地を推定してもよいし、その他の手法を用いてもよい。
これにより、例えば店舗の店頭のいずれかの場所に付されたバーコード等の識別子R2を、専用端末2を用いて容易に読み取ることができるので、顧客Uが存在する店舗を容易に特定することができる。その結果、店舗に来店した顧客Uの認証を迅速化させたスマートチェックインを実現させることができる。
また、表示制御部106は、店舗内で顧客Uに対し提供される告知や広告を、専用端末2に表示させる制御を実行する。
商品DB402には、商品Iを一意に識別する情報(例えば商品ID)と、店舗を一意に識別する情報(例えば店舗ID)とが対応付けられて管理されている。
図4に示すように、専用端末2のCPU(図示せず)においては、認証処理が実行される場合には、認証部201が機能する。購入情報生成処理が実行される場合には、読取部202と、購入情報生成部203とが機能する。
不正警告処理とは、店舗における顧客Uの不正行為を検知して警告する処理をいう。
具体的には、店舗に来店した顧客Uが、専用端末2を操作することにより、認証に必要となる情報を入力すると、入力された情報と、ユーザDB401に記憶されている情報との照合が行われる。照合されればユーザ認証は成功し、照合されなければユーザ認証は失敗する。ユーザ認証が成功した場合には、顧客Uは、専用端末2を用いて店舗で買い物をすることができる。これに対して、ユーザ認証が失敗した場合には、顧客Uは、本サービスにユーザとして登録することにより、専用端末2を用いて店舗で買い物をすることができる。
ここで、認証に必要となる情報には、顧客を一意に識別する情報としての顧客IDや、顧客Uの生体情報等が含まれる。
購入情報生成部203は、読取部202により読み取られた所定の識別子R1から得られる情報に基づいて、金額を含む商品Iに関する購入情報を生成する。購入情報生成部203により生成された購入情報は管理サーバ1に送信される。購入情報は、上述したように、管理サーバ1で決済情報を生成する際の根拠情報となる。
以上のような機能的構成を有する管理サーバ1、及び専用端末2により、上述の各種処理が実行される。これにより、店舗側からすれば、トラブルや不正行為を防止することができ、顧客U側からすれば、快適な買い物を行うことができる。
次に、図7乃至図9を参照して、管理サーバ1が、店舗内で買い物をする顧客Uの不正行動を検知する手法の具体例について説明する。
図7は、顧客Uの行動異常を推定する手法の具体例を示す図である。
即ち、顧客U1については、肉が購入されるという推定に対し、実際には購入されなかったという差異が生じた。これに対して、顧客U2は、推定されたとおりに購入した。
図7(C)に示すように、魚とビールの在庫については、2つのタイミングのいずれにおいても行動異常はなかった。これに対して、肉の在庫については、2つのタイミングのうち、2017年9月1日の午前のタイミングでは異常があったが、2017年9月1日の午後のタイミングでは異常がなかった。
つまり、管理サーバ1の検知部103は、肉の在庫異常が生じた原因は、肉の購入が推定されていたにもかかわらず、購入実績に肉が含まれていない顧客U1の行動異常にあると推定する。
即ち、顧客U1については、ビールが購入されるという推定に対し、実際には購入されなかったという差異が生じた。これに対して、顧客U2は、推定されたとおりに購入した。
図8(C)に示すように、魚と肉の在庫については、2つのタイミングのいずれにおいても行動異常はなかった。これに対して、ビールの在庫については、2つのタイミングのうち、2017年9月1日の午前のタイミングでは異常があったが、2017年9月1日の午後のタイミングでは異常がなかった。
つまり、管理サーバ1の検知部103は、ビールの在庫異常が生じた原因は、ビールの購入が推定されていたにもかかわらず、購入実績にビールが含まれていない顧客U1の行動異常にあると推定する。
警告の具体的手法は特に限定されない。例えば、行動異常が検知された顧客Uの専用端末2に対し、図7(D)に示すような画面を表示させる手法を用いて警告を行ってもよい。具体的には、「スキャン忘れはございませんか?」というメッセージとともに、在庫異常が認められている商品(ビール)を示す画像と、「追加で購入」と表示された、決済を行うためのボタンとを表示させてもよい。また例えば、図7(D)に示すような画面を表示させる手法の他に、又は並行して、メール、SMS(Short Message Service)、SNS(Social Networking Service)等による通知、マイページ(図示せず)へのメッセージの掲載等の手法を用いて警告を行ってもよい。
この場合、悪意の顧客Uは、不正行為を行った顧客Uとして取り扱うことができる。
図9(B)は、不正行為の多い商品が陳列された棚Lの近傍に監視カメラCを設置した状態を示している。
店舗Tに陳列されている商品Iのうち、例えば高額なものや、万引き等の不正行為の多いものについては、図9(B)に示すように、その商品Iが陳列されている棚Lや、その付近の壁や天井に監視カメラCを設置する。
これにより、監視カメラCにより撮像された撮像画像を解析したデータを用いて、管理サーバ1による顧客Uの行動異常の検知結果を補完することができる。具体的には例えば、監視カメラCにより、顧客Uの顔が撮像されている場合には、撮像された撮像画像を用いた顔認証等の技術を利用して、ビールを手にした顧客Uを特定することもできる。また、顧客Uの悪意の立証を容易化させることもできる。その結果、管理サーバ1による顧客Uの行動異常の検知の精度を向上させることができるで、店舗T内のセキュリティを強化することができる。
監視カメラCのみを用いて顧客Uの不正行為の防ぐ技術は従来から存在するが、顧客Uの行動予測との連携により、不正行為の防ぐ効果を向上させることができる。さらに、顧客Uの行動予測と連携するため、監視カメラCの設置数を最小限に抑えることもできる。これにより、監視カメラCの導入コスト、維持コスト、撮像画像の解析に必要となるコスト等を抑えることができる。
これにより、管理サーバ1による顧客Uの行動異常の検知の精度をさらに向上させることができるで、店舗内のセキュリティをさらに強化することができる。
なお、近距離無線通信技術を用いた自動決済が行われる場合、リーダDとの干渉等で商品Iを識別することができない場合がある。このような場合には、図9(A)及び図9(B)に示す手法と併用してもよい。
図10は、顧客Uが、店舗内のあらゆる場所で、リアルタイムで受け取ることができる情報の具体例を示す図である。
買い物をするために店舗T(XXXXSHOP)に訪れた顧客Uは、店舗Tの1階にある入口で専用端末2を手にすると、直ちに専用端末2にポップアップ画面が表示される。このポップアップ画面には、「2F 東エリアで物産展開催中!」という告知が表示される。このように、店舗Tの入口で店舗T全体の告知を配信することで、顧客Uを誘導することができる。
ここで、顧客Uが、専用端末2に表示された告知に誘導されながら、店舗Tの2Fの東エリアで開催されている物産展に移動すると、専用端末2に再びポップアップ画面が表示される。このポップアップ画面には、「本日入荷! タラバガニ即売会実施中!」という告知が表示される。このように、誘導先であるイベントエリアにおける告知や広告などリアルタイムな情報を専用端末2に表示させることにより、顧客Uは、タイムリーな情報を取得することができる。また、店舗T側としてみれば、集客のためのひと押しをすることができる。
具体的には、ステップS1において、管理サーバ1は、GPS位置情報、顧客Uの自宅に関する住所等の情報、顧客Uがホテル等に宿泊した実績に関する情報、Wi-Fiへの接続履歴、店舗の利用履歴等の情報に基づいて、顧客Uが利用しようとしている店舗の推定を行う。
ステップS2において、専用端末2は、ビーコン等により、店舗側リーダ(図示せず)との間で通信を行うことで、顧客Uが利用しようとしている店舗の推定を行う。
このため、ステップS3において、管理サーバ1は、商品DB402に記憶された商品情報に基づいて、顧客Uが利用しようとしている店舗の推定をさらに行う。図11に示す例では、商品I1について、店舗T1では取り扱いがあるが、店舗T2では商品I1の取り扱いがない。これにより、顧客Uのこれまでの商品I1の購入実績のうち、商品I1が購入された場所や、購入された数量に基づいて、顧客Uが利用しようとしている店舗を推定することが可能となる。
さらに言えば、専用端末2の機能の少なくとも一部(例えば当該顧客が正規のユーザであるか否かを認証する認証機能)を、別の装置に移譲させてもよい。例えば、専用端末2と共に又は代えて、店舗入り口に設置されたゲートに備えられる装置が、顔認証等を行うことで正規の顧客Uか否かを認証する等してもよい。
そして、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体との組み合わせで構成してもよい。
具体的に言えば、例えば、管理サーバ1の機能と専用端末2の機能とは、図示せぬ情報処理装置1台に集約してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図1の管理サーバ1)は、
店舗において顧客が決済を行う際に利用され、当該顧客が正規のユーザであるか否かを認証する認証機能を備えた第1装置(例えば図1の専用端末2や、図示せぬ店舗のゲートの装置)と、
前記店舗において前記顧客が決済を行う際に利用される第2装置(例えば図1の管理サーバ1)と、
を含む情報処理システムにおいて、当該第2装置として機能する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
前記第1装置から認証の結果を示す第1情報を取得する取得手段(例えば図6の取得部101)と、
前記顧客の位置に関する情報(例えばGPS位置情報)に基づいて当該顧客の行動を予測する予測手段(例えば図6の予測部102)と、
前記予測手段による予測の結果(例えば予測情報)と、前記顧客の購入に関するログと、前記店舗の在庫に関する情報とのうち少なくとも1の情報に基づいて、前記顧客の商品購入時の行動異常を検知する検知手段(例えば図6の検知部103)と、
前記行動異常が検知された場合、前記行動異常が検知された前記顧客に対して、警告を行う警告手段(例えば図6の警告部104)と、
を備える。
これにより、店舗側からすれば、トラブルや不正行為を防止することができ、顧客U側からすれば、快適な買い物を行うことができる。
をさらに備えることができる。
これにより、店舗に来店した顧客Uの認証を迅速化させるスマートチェックイン処理を実現させることができる。
Claims (2)
- 店舗において顧客が決済を行う際に利用され、当該顧客が正規のユーザであるか否かを認証する認証機能を備えた第1装置と、
前記店舗において前記顧客が決済を行う際に利用される第2装置と、
を含む情報処理システムにおいて、当該第2装置として機能する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
前記第1装置から認証の結果を示す第1情報を取得する取得手段と、
前記顧客の位置に関する情報に基づいて当該顧客の行動を予測する予測手段と、
前記予測手段による予測の結果と、前記顧客の購入に関するログと、前記店舗の在庫に関する情報とに基づいて、前記顧客の商品購入時の行動異常を検知する検知手段と、
前記行動異常が検知された場合、前記行動異常が検知された前記顧客に対して、警告を行う警告手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記予測手段による予測の結果と、前記顧客の購入に関するログと、前記店舗の在庫に関する情報とのうち少なくとも1の情報に基づいて、当該顧客が存在する店舗の推定を行う推定手段と、
をさらに備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
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