JP6056679B2 - 現金処理装置、及び現金処理方法 - Google Patents

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本発明は、現金処理装置、及び現金処理方法に関する。
現金処理装置は、紙幣や硬貨等の現金の入出金を管理する。現金処理装置は、例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店やディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所に設置されたレジスタやPOS(Point Of Sales)用レジスタ等に接続されている。
上記の現金処理装置は、硬貨の入金の際には、操作者により投入部に投入された硬貨を搬送部により搬送して、装置内部の収納部に収納する。また、現金処理装置は、操作者が収納部にアクセスできるように、装置本体に対して開閉可能な開閉部(例えば、カバー)を有する(特許文献1参照)。
特開2012−247963号公報
ところで、現金処理装置の中には、特許文献1に開示された現金処理装置とは異なり、開閉部と投入部が一体に形成されているものがある。かかる現金処理装置において、投入部に硬貨が投入された状態で操作者が開閉部を開けると、投入部内の硬貨が外方へ出てきて散乱する恐れがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、開閉部と一体で形成された投入部に投入された硬貨が、開閉部が開く際に散乱することを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨が投入される投入部と、投入部と一体に形成され開閉可能な開閉部と、前記投入部における硬貨の残留を検知する硬貨残留検知部と、前記開閉部の開閉状態を検知する開閉状態検知部と、前記開閉状態検知部により前記開閉部が開いたと検知され、かつ前記硬貨残留検知部により前記投入部での硬貨の残留が検知された場合には、報知を行う報知部と、を備える現金処理装置が提供される。
かかる現金処理装置によれば、開閉状態検知部により開閉部が開いたと検知され、かつ硬貨残留検知部により投入部での硬貨の残留が検知された場合には、報知部が報知を行う。この報知により、操作者は、開閉部を開く際に投入部に硬貨が残留していることに気づく。このため、操作者は、開閉部を開く行為を中止し、又は投入部から硬貨を取り出すことで、硬貨の散乱を回避できる。
また、上記の現金処理装置において、前記開閉部は、長手方向の一端側に開閉支点を有し、前記投入部は、前記開閉部の長手方向の他端側に形成されており、前記開閉部が開く際に鉛直上方へ移動しても良い。
また、上記の現金処理装置において、投入された硬貨を収納する硬貨収納部を更に備え、前記開閉部は、閉じた際に前記硬貨収納部を覆っても良い。
また、上記の現金処理装置において、前記投入部は、投入された硬貨を集積し、前記現金処理装置は、入金処理の指示を受けて、前記投入部に集積された硬貨を前記硬貨収納部へ繰り出させる制御部を更に備え、前記硬貨残留検知部は、前記投入部に集積された硬貨を検知しても良い。
また、上記の現金処理装置において、前記報知部は、音を出力して報知する音出力部と、表示画面に情報を表示して報知する表示部と、光を発して報知する発光部との少なくとも何れか一つを含んでも良い。
また、上記の現金処理装置において、前記表示部は、前記投入部に硬貨が残留していることを示す情報を表示しても良い。
また、上記の現金処理装置において、前記報知部は、前記音出力部、前記表示部、及び前記発光部を含み、前記音出力部、前記表示部、及び前記発光部は、一緒に報知を行っても良い。
また、上記の現金処理装置において、前記報知部は、前記硬貨残留検知部により検知された硬貨の残留状態に応じて、異なる報知形態で報知を行っても良い。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、投入部に投入された硬貨の残留を硬貨残留検知部により検知するステップと、前記投入部と一体に形成された開閉部の開閉状態を開閉状態検知部により検知するステップと、前記開閉部が開いたと検知され、かつ前記投入部での硬貨の残留が検知された場合には、報知部により報知を行うステップと、を含む、現金処理方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、開閉部と一体で形成された投入部に投入された硬貨が、開閉部が開く際に散乱することを防止ことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る現金処理装置10の構成の一例を示す斜視図である。 装置本体14が筐体12から引き出された状態を示す図である。 硬貨処理ユニット20の内部構成の一例を示す図である。 開閉部26の開閉動作を説明するための図である。 開閉部26の開動作に伴い投入部22内の硬貨の散乱を説明するための模式図である。 現金処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。 表示部50の表示画面の一例を示す図である。 一実施形態に係る現金処理装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.現金処理装置の概要>
図1及び図2を参照しながら、本発明の一実施形態に係る現金処理装置10の概要について説明する。図1は、一実施形態に係る現金処理装置10の構成の一例を示す斜視図である。図2は、装置本体14が筐体12から引き出された状態を示す図である。
現金処理装置10は、例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店やディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所に設置されたレジスタやPOS(Point Of Sales)用レジスタ等に接続された現金釣銭機である。現金処理装置10は、図1及び図2に示すように、筐体12と、筐体12に対して引き出し又は挿入可能な装置本体14と、を有する。
筐体12は、装置本体14を収納する例えば金属製のケースである。装置本体14は、現金である硬貨や紙幣の入出金を管理する。装置本体14は、幅方向(図2のX方向)の両側にガイドレール15を有し、ガイドレール15に沿って筐体12に対して引き出し又は挿入される。また、装置本体14は、図2に示すように、硬貨処理ユニット20と、紙幣処理ユニット30と、操作部40と、表示部50と、発光部60と、を有する。
硬貨処理ユニット20は、図2に示すように幅方向の一端側の半分に設けられ、硬貨の入出金を行う。硬貨処理ユニット20は、装置の前方に、投入部22、及び排出部23を有する。投入部22は、操作者により入金硬貨が投入される投入口の機能を有する。排出部23は、装置内から出金硬貨が排出される排出口の機能を有する。なお、硬貨処理ユニット20の内部構成については、後述する。
紙幣処理ユニット30は、図2に示すように幅方向の他端側の半分に設けられ、紙幣の入出金を行う。紙幣処理ユニット30は、装置の前方に、紙幣の投入排出部32を有する。投入排出部32は、入金紙幣の投入口と、出金紙幣の出金口の機能を有する。
操作者は、装置本体14が筐体12から引き出された際に、硬貨処理ユニット20や紙幣処理ユニット30に対する操作が可能である。例えば、硬貨処理ユニット20内で硬貨のジャムが発生した際には、操作者は、装置本体14を引き出して硬貨処理ユニット20内の硬貨を取り除く。
操作部40は、キーやボタン等を有し、操作者の操作を受け付ける。例えば、操作者は、操作部40により、表示部50に表示された選択画面にて所望の項目を選択する。操作部40は、紙幣処理ユニット30の前方上面に配置されている。
表示部50は、例えば液晶ディスプレイで構成され、メニュー画面等を表示する。また、表示部50は、現金取引装置10の状態を示す情報を表示する。例えば、表示部50は、詳細は後述するが、投入部22に硬貨が残留している場合には、その旨を表示して操作者に報知を行う。表示部50は、紙幣処理ユニット30の前方上面において操作部40の隣に設けられている。
発光部60は、例えばLED(発光ダイオード)で構成され、光を発する。また、発光部60は、詳細は後述するが、投入部22に硬貨が残留している場合には、光を点灯させ、又は光を点滅させて、操作者に報知を行う。発光部60は、硬貨処理ユニット20の投入部22の周囲に設けられている。
<2.硬貨処理ユニットの内部構成>
図3を参照しながら、硬貨処理ユニット20の内部構成の一例について説明する。図3は、硬貨処理ユニット20の内部構成の一例を示す図である。なお、図3は、図2に示す硬貨処理ユニット20をX方向から見た図である。
硬貨処理ユニット20は、図3に示すように、投入部22と、搬送部24と、収納部25と、開閉部26と、を有する。
投入部22は、凹状に形成されており、操作者により投入された硬貨を集積する。本実施形態の投入部22にはシャッタが設けられていないため、操作者はいつでも硬貨を投入部22に投入可能である。投入部22は、集積した硬貨を繰り出す繰出し円板22a(図1)を有する。繰出し円板22aは、操作者により入金処理が選択されると、回転することにより硬貨を搬送部24へ向けて繰り出す。
搬送部24は、搬送ベルト等の搬送部材や搬送路を有し、硬貨を搬送する。例えば、搬送部24は、入金処理の際に、投入部22から繰り出された硬貨を収納部25へ搬送する。搬送路には、硬貨の金種等を鑑別する鑑別部(不図示)が設けられている。また、搬送路には、硬貨の搬送状態を検知するセンサ24aが設けられている。これにより、搬送路内の硬貨のジャムを検知できる。
収納部25は、硬貨を金種別に収納する。収納部25は、投入部22に投入され搬送部24により搬送されてきた入金硬貨を収納する。また、収納部25は、収納した硬貨を繰り出す機能を有する。例えば、出金処理の際に、搬送部24は、収納部25から繰り出された硬貨を排出部23(図1)へ搬送する。なお、収納部25は、操作者が着脱可能なカセットであっても良い。
開閉部26は、硬貨処理ユニット20の上面側に長手方向(図3のY方向)に沿って設けられている。開閉部26は、長手方向の一端側に位置する開閉支点である回動軸26aを中心に開閉可能である。開閉部26は、閉じている際には搬送部24や収納部25を覆っており、カバー部材としての機能を有する。一方、開閉部26が開いた際には、操作者は、搬送部24や収納部25にアクセスできる。例えば、搬送部24で硬貨のジャムが発生した場合や、収納部25から硬貨の取り出す場合等に、操作者は、開閉部26を開けて搬送部24や収納部25にアクセスする。
図4は、開閉部26の開閉動作を説明するための図である。操作者は、図4(a)に示すように開閉部26の投入部22の側面に形成された把持部26bを指で持ち上げることで、閉状態の開閉部26が開き始める。そして、把持部26bである程度持ち上げた後、操作者は、図4(b)に示すように投入部22の底部22bを持ち上げることで、開閉部26が更に開く。開閉部26は、最大90度程度開くことが可能である。開閉部26が開くと、搬送部24が露出する。
ところで、本実施形態に係る投入部22は、開閉部26と一体に形成されている。具体的には、投入部22は、開閉部26の長手方向の他端側に形成されている。このため、開閉部26が回転軸26aを中心に開く際に、図4(b)に示すように投入部22は鉛直上方へ移動する。そして、投入部22が上方へ移動(具体的には、回動)することに伴い、以下に説明するように投入部22に集積された硬貨が散乱する問題が発生する恐れがある。
(投入部22に集積された硬貨の散乱について)
図5は、開閉部26の開動作に伴い投入部22内の硬貨の散乱を説明するための模式図である。図5(a)は、図4(a)に示す開閉部26の閉状態における硬貨Cの状態を示し、図5(b)は、図4(b)に示す開閉部26の開状態における硬貨Cの状態を示す。ここでは、図5(a)に示すように投入部22に硬貨Cが集積された状態(操作者が硬貨Cを取り忘れた状態)で、開閉部26を開くものとする。
前述したように投入部22にはシャッタが無いので、開閉部26が開くと、図5(b)に示すように硬貨Cが投入部22から出てくる。投入部22から出た硬貨Cは、例えば開閉部26の上面に沿って落下して散乱する。そして、散乱した硬貨Cが、装置内部(例えば、紙幣処理ユニット30)に入ってしまう恐れがある。
さらに、操作者による開閉部26の開動作は、装置本体14を筐体12から引き出した状態で行なわれる(図2参照)。このため、投入部22から出た硬貨Cが、筐体12の中に入ってしまう恐れがある。
上述した硬貨の散乱を防止すべく、本実施形態に係る現金処理装置10は、投入部22に硬貨が集積された状態で開閉部26が開く際には、操作者に投入部22に硬貨が残留していることを報知する。これにより、操作者は、開閉部26を開く行為を中止し、又は投入部22に残留した硬貨を取り除くことで、硬貨の散乱を防止できる。
<3.現金処理装置の機能構成例>
図6を参照しながら、硬貨の散乱を防止するための報知を行うための現金処理装置10の機能構成の一例について説明する。図6は、現金処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
現金処理装置10は、図6に示すように、硬貨残留検知部102と、開閉状態検知部104と、制御部106と、記憶部108と、報知部110と、を有する。
硬貨残留検知部102は、投入部22における硬貨の残留を検知する機能を有する。具体的には、硬貨残留検知部102は、投入部22に投入された硬貨であって、繰出し円板22aによって搬送部24へ繰り出されずに集積された硬貨を検知する。投入部22の内部には、硬貨を検知する検知センサが配置されている。硬貨残留検知部102は、当該検知センサの検知結果(硬貨の有無)に基づいて、硬貨の残留を検知する。なお、硬貨残留検知部102は、投入部22に集積された硬貨の枚数も検知しても良い。
開閉状態検知部104は、開閉部26の開閉状態を検知する機能を有する。硬貨処理ユニット20には、開閉部26の開閉を検知する検知スイッチが設けられている。開閉状態検知部104は、当該検知スイッチの検知結果に基づいて、開閉部26の開閉状態を検知する。開閉状態検知部104は、開閉部26の閉状態からの回転角度を検知しても良い。
制御部106は、硬貨処理ユニット20全体の動作を制御する。例えば、制御部106は、入金処理の指示を受けて、投入部22に集積された硬貨を収納部25へ繰り出させる。また、制御部106は、報知部110を制御して、操作者に投入部22の硬貨の残留を報知する。
記憶部108は、硬貨処理ユニット20が動作するためのプログラム等を記憶する。また、記憶部108は、硬貨残留検知部102や開閉状態検知部104の検知結果を記憶しても良い。
報知部110は、開閉状態検知部104により開閉部26が開いたと検知され、かつ硬貨残留検知部102により投入部22での硬貨の残留が検知された場合に、報知を行う機能を有する。すなわち、異常が発生し、かつ異常を解消するための措置を操作者に促す報知が、行なわれる。これにより、操作者は、異常が発生したことに気づき、例えば開閉部26を開く行為を中断することになる。また、操作者は、投入部22に残留する硬貨を取り除くことになる。この結果、投入部22に残留している硬貨が散乱することを防止できる。なお、報知部110は、硬貨の散乱をより効果的に防止するために、開閉部26が開き始めた直後に報知を開始することが望ましい。
本実施形態に係る報知部110は、表示部50、発光部60、及び音出力部70を含む。このように3種類の報知部を有することで、多様な形態で操作者に報知を行うことができるため、操作者は、開閉部26が開いている際に異常が発生したことを気づきやすくなる。
表示部50は、表示画面に情報を表示して操作者に報知する。具体的には、表示部50は、図7に示すように、投入部22に硬貨が残留していることを示す情報を表示する。この表示を見ることで、操作者は、投入部22の硬貨が散乱する恐れがあることに気づきやすくなる。この結果、操作者は、開閉部26を開く行為を中断しやすくなる。
図7は、表示部50の表示画面の一例を示す図である。図7では、投入部22に硬貨が残留していることを示す情報として、「投入口に硬貨があります!」というメッセージMが表示されている。これにより、操作者は、投入部22の硬貨が散乱する恐れがあることを直感的に気づく。なお、メッセージは図7に示す内容に限定されず、操作者が投入部22の硬貨の残留に気づける表示形態であれば、どのような内容であっても良い。
発光部60は、光を発して操作者に報知する。例えば、発光部60は、光を点灯、又は点滅して操作者に報知する。発光部60は前述したように投入部22の周囲に設けられているので、操作者は、開閉部26を開く際に投入部22に異常があると気づきやすくなる。
音出力部70は、音を出力して操作者に報知する。例えば、音出力部70は、警告音としてブザーを鳴動して操作者に報知する。音出力部70は、一つの音を出力しても良いし、複数の音を出力しても良い。音を出力して報知することで、目の不自由な操作者でも、異常に気づきやすくなる。なお、音出力部70は、警告音に代えて、硬貨の残留を示す音声を出力しても良い。
本実施形態では、表示部50、発光部60、及び音出力部70は、一緒に報知を行う。このように複数の報知手段が同時に報知を行うことで、操作者は、開閉部26が開く際に投入部22に硬貨が残留していることに気づきやすくなる。
また、報知部110は、硬貨残留検知部102により検知された硬貨の残留状態(例えば、残留している硬貨の枚数)に応じて、異なる報知形態で報知を行っても良い。例えば、投入部22に残留している硬貨の枚数が少ない場合には、表示部50と発光部60と音出力部70のいずれか一つが報知を行い、投入部22に残留している硬貨の枚数が多い場合には、表示部50、発光部60、及び音出力部70が報知を行なっても良い。また、硬貨の残留枚数が多い場合には音出力部70によるブザーの鳴動音を大きくし、硬貨の残留枚数が少ない場合にはブザーの鳴動音を小さくしても良い。これにより、操作者は、開閉部26が開く際の異常レベルを知覚できる。
報知部110は、開閉部26が開いたと検知され、かつ投入部22に硬貨が残留していると検知されている間は、報知を継続する。これにより、操作者は、異常を解消するための措置を取る必要性に迫られやすくなる。一方で、報知部110は、報知開始後に、開閉部26が閉状態になったと検知された場合や、投入部22の硬貨が残留していないと検知された場合には、報知を中止する。これにより、操作者は、異常が解消されたことを知覚できる。
上記では、報知部110として、表示部50、発光部60、及び音出力部70が設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、報知部110は、表示部50と、発光部60と、音出力部70の少なくとも何れか一つを含んでも良い。いずれか一つが報知を行うことで、開閉部26が開く際の異常に気づくことができる。また、表示部50、発光部60、及び音出力部70は、一緒に報知を行わなくても良い。例えば、開閉部26の閉状態からの回転角度が大きくなるにつれて、報知を行う数を増やしても良い。
<4.現金処理装置の動作例>
図8を参照しながら、一実施形態に係る現金処理装置10の動作の一例について説明する。図8は、一実施形態に係る現金処理装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
本動作は、例えば制御部106のCPUが、ROMに記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。なお、実行されるプログラムは、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等の記録媒体に記憶されても良く、インターネットを介してサーバ等からダウンロードされても良い。
図8のフローチャートは、操作者が投入部22に硬貨を投入したところから開始される(ステップS102)。硬貨の投入後、操作者が入金処理を選択すれば、投入部22の硬貨は収納部25へ搬送され、投入部22に硬貨は残留しない。一方で、操作者が入金処理を選択しないと、投入部22に硬貨が残留する。
次に、制御部106は、開閉状態検知部104により開閉部26が開いているか否かを判定する(ステップS104)。搬送部24の搬送路において硬貨のジャムが発生し、又は操作者が収納部25にアクセスする場合には、操作者が開閉部26を開ける。ステップS104で開閉部26が開いていると判定された場合には(Yes)、制御部106は、硬貨残留検知部102により投入部22に硬貨が残留しているか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS106で硬貨が残留していると判定された場合には(Yes)、制御部106は、報知部110により操作者に報知を行う(ステップS108)。具体的には、表示部50が表示画面に情報を表示して報知し、発光部60が光を発して報知し、音出力部70が音を出力して報知する。これにより、操作者は、異常に気づき、開閉部26を開く動作を中止し、又は投入部22の硬貨を取り除く。
ステップS106で投入部22に硬貨が残留していない場合には(No)、制御部106は、報知部110による報知を行わない。
報知部110による報知開始後、制御部106は、開閉状態検知部104により開閉部26が閉じたと検知され、又は硬貨残留検知部102により投入部22の硬貨が取り除かれたか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110で開閉部26が開いており、かつ投入部22に硬貨が残留していると判定された場合には(No)、制御部106は、報知部110による報知を継続する。
一方で、ステップS110で開閉部26が閉じ、又は投入部22の硬貨が取り除かれた場合には(Yes)、制御部106は、報知部110による報知を終了する(ステップS112)。これにより、操作者は、異常が解消されたことを理解できる。これにより、一連の動作が完了する。
<5.まとめ>
上述した現金処理装置10によれば、図8に示すように、開閉状態検知部104により開閉部26が開いたと検知され、かつ硬貨残留検知部102により投入部22での硬貨の残留が検知された場合には、報知部110が報知を行う。具体的には、表示部50、発光部60、及び音出力部70により、操作者に報知を行う。
この報知により、操作者は、開閉部26を開く際に投入部22に硬貨が残留していることに気づく。このため、操作者は、開閉部26を開く行為を中止し、又は投入部22から硬貨を取り出すことで、投入部22に残留した硬貨の散乱を防止できる。この結果、散乱した硬貨が、筐体12や紙幣処理ユニット30等に入ることを防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 現金処理装置
12 筐体
20 硬貨処理ユニット
22 投入部
24 搬送部
25 収納部
26 開閉部
50 表示部
60 発光部
70 音出力部
102 硬貨残留検知部
104 開閉状態検知部
106 制御部
110 報知部

Claims (9)

  1. 硬貨が投入される投入部と、
    投入部と一体に形成され開閉可能な開閉部と、
    前記投入部における硬貨の残留を検知する硬貨残留検知部と、
    前記開閉部の開閉状態を検知する開閉状態検知部と、
    前記開閉状態検知部により前記開閉部が開いたと検知され、かつ前記硬貨残留検知部により前記投入部での硬貨の残留が検知された場合には、報知を行う報知部と、
    を備える現金処理装置。
  2. 請求項1に記載の現金処理装置において、
    前記開閉部は、長手方向の一端側に開閉支点を有し、
    前記投入部は、前記開閉部の長手方向の他端側に形成されており、前記開閉部が開く際に鉛直上方へ移動する、現金処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現金処理装置において、
    投入された硬貨を収納する硬貨収納部を更に備え、
    前記開閉部は、閉じた際に前記硬貨収納部を覆う、現金処理装置。
  4. 請求項3に記載の現金処理装置において、
    前記投入部は、投入された硬貨を集積し、
    入金処理の指示を受けて、前記投入部に集積された硬貨を前記硬貨収納部へ繰り出させる制御部を更に備え、
    前記硬貨残留検知部は、前記投入部に集積された硬貨を検知する、現金処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の現金処理装置において、
    前記報知部は、
    音を出力して報知する音出力部と、
    表示画面に情報を表示して報知する表示部と、
    光を発して報知する発光部との少なくとも何れか一つを含む、現金処理装置。
  6. 請求項5に記載の現金処理装置において、
    前記表示部は、前記投入部に硬貨が残留していることを示す情報を表示する、現金処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載の現金処理装置において、
    前記報知部は、前記音出力部、前記表示部、及び前記発光部を含み、
    前記音出力部、前記表示部、及び前記発光部は、一緒に報知を行う、現金処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の現金処理装置において、
    前記報知部は、前記硬貨残留検知部により検知された硬貨の残留状態に応じて、異なる報知形態で報知を行う、現金処理装置。
  9. 投入部に投入された硬貨の残留を硬貨残留検知部により検知するステップと、
    前記投入部と一体に形成された開閉部の開閉状態を開閉状態検知部により検知するステップと、
    前記開閉部が開いたと検知され、かつ前記投入部での硬貨の残留が検知された場合には、報知部により報知を行うステップと、
    を含む、現金処理方法。
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