JP4195384B2 - 光学活性3,5−ジヒドロキシカルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性3,5−ジヒドロキシカルボン酸誘導体の製造方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体の製造法に関する。より詳細には、光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体のカルボニル基を立体選択的に還元して、光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する方法に関する。
当該光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体は、医薬品中間体、特にはHMG−CoA還元酵素阻害剤中間体として有用な化合物である。
背景技術
従来、光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体のカルボニル基を立体選択的に還元して、光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する方法としては、以下のような方法が知られている。
(一)光学活性3−オキソ−5,6−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を、水素化ホウ素ナトリウムとトリエチルボランを用いて立体選択的に還元し、光学活性3,5,6−トリヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する方法(特開平2−262537号公報)。
(二)6−ベンジルオキシ−5−テトラヒドロピラニルオキシ−3−オキソヘキサン酸tert−ブチルを、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体であるRuCl[BINAP]N(CHCH)を触媒として不斉水素化し、光学活性6−ベンジルオキシ−3,5−ジヒドロキシヘキサン酸を製造する方法(特開平6−65226号公報)。
(三)6−tert−ブトキシ−5−ヒドロキシ−3−オキソヘキサン酸tert−ブチルエステルを、(二)と同じ触媒を用いて不斉水素化する方法(特開平2−289537号公報)。
(四)光学活性4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸誘導体を、水素化ホウ素ナトリウムとトリエチルボランを用いて立体選択的に還元し、光学活性2,4−ジヒドロキシアジピン酸誘導体を製造する方法(特開平4−69355号公報)。
(五)光学活性4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸誘導体を、微生物を用いて立体選択的に還元し、光学活性2,4−ジヒドロキシアジピン酸誘導体を製造する方法(特開平5−308977号公報)。
しかしながら、上記(一)及び(四)の水素化ホウ素ナトリウムを用いて還元する方法は、−80℃付近の極低温で反応を実施しなければ高い立体選択性で反応が進行せず、さらに比較的高価な反応試剤を用いるため、経済的であると言えない。また、上記(五)の微生物を用いて還元する方法は、培養設備を要するほか、反応溶液の後処理等に改善すべき課題を有している。また、上記(二)の方法は、高い立体選択性を得るために5位水酸基を保護しており、保護基の導入・除去工程が必要となる。さらに、上記(三)の方法は、5位の水酸基は無保護であるが、水素圧50kg/cmと高圧下で反応を実施しており、さらに反応収率、選択性ともに満足な結果とは言えない。
発明の要約
本発明は、上記現状に鑑み、極低温反応設備や培養設備等を必要とせず、また、5位水酸基の保護も不要な、簡便で且つ経済的な、光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体の製造法を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、極めて安価な水素を還元剤として使用し、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体、特には光学活性2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチル(BINAPと称する)とルテニウム錯体により調製されるRuBrBINAP錯体の触媒作用のもと、光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体を不斉水素化し、光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造することが可能であることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記式(1)
Figure 0004195384
(式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表し、Rは、
Figure 0004195384
を表す。
は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表し、Rは、各々独立して炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表すか、若しくは、一緒になって炭素数1〜10のアルキレン基を表し、Rは炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表す)
で表される光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体の製造法であって、下記式(2)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体を、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を触媒として、不斉水素化することを特徴とする製造法に関する。
また、上記ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が、光学活性2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチルとルテニウム錯体より調製されるRuBrBINAP錯体である上記製造法に関する。
また、本発明は、下記式(3)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3−オキソ−5,6−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を不斉水素化して、下記式(4)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3,5,6−トリヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する上記製造法に関する。
さらに、本発明は、下記式(5)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸誘導体を不斉水素化して、下記式(6)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性2,4−ジヒドロキシアジピン酸誘導体を製造する上記製造法に関する。
また、本発明は、下記式(7)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体を不斉水素化して、下記式(8)
Figure 0004195384
(式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する上記製造法に関する。
発明の詳細な開示
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では、上記式(2)で表される光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体を不斉水素化することにより、上記式(1)で表される3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する。
より詳細には、上記式(3)、(5)又は(7)で表される化合物を不斉水素化して、対応する上記式(4)、(6)又は(8)で表される化合物を製造する。
上記式(1)〜(8)において、Rは、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表す。これらアルキル基、アラルキル基、アリール基は置換基を有していてもよい。当該置換基としては、特に限定されず、例えば水酸基、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、硫黄原子、窒素原子、酸素原子等が挙げられる。
炭素数1〜10のアルキル基としては、特に限定されず、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。好ましくは炭素数1〜5のアルキル基である。
炭素数7〜20のアラルキル基としては、特に限定されず、例えばベンジル基、p−ヒドロキシベンジル基、p−メトキシベンジル基等が挙げられる。好ましくは炭素数7〜10のアラルキル基である。
炭素数6〜20のアリール基としては、特に限定されず、例えばフェニル基、o−メチルフェニル基、m−メチルフェニル基、p−メチルフェニル基、o−メトキシフェニル基、m−メトキシフェニル基、p−メトキシフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、2−フリル基、2−チオフェニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基等が挙げられる。好ましくは炭素数6〜10のアリール基である。
なお、Rとしてはt−ブチル基が好ましい。
上記式(1)、(2)、(5)及び(6)において、Rは、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表す。これらアルキル基、アラルキル基、アリール基は置換基を有していてもよい。ここで、当該アルキル基、アラルキル基、アリール基、置換基の具体例としては、前記Rとして例示した基と同様である。
なお、原料調製の容易さや、不斉水素化後さらに医薬等へ変換する際の反応選択性からは、RとRは異なる基であることが望ましい。Rとしては前述のようにt−ブチル基が好ましく、Rとしてはイソプロピル基が好ましい。
上記式(1)、(2)、(7)及び(8)において、Rは、各々独立して、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表すか、若しくは、一緒になって炭素数1〜10のアルキレン基を表す。これらアルキル基、アラルキル基、アリール基、アルキレン基は置換基を有していてもよい。ここで、当該アルキル基、アラルキル基、アリール基、置換基の具体例としては、前記Rとして例示した基と同様である。
また、2つのRが一緒になって炭素数1〜10のアルキレン基を表す例としては、特に限定されないが、例えばエチレン基、プロピレン基、2,2−ジメチルプロピレン基等が挙げられる。好ましくは炭素数1〜5のアルキレン基であり、より好ましくはエチレン基、プロピレン基である。
なお、Rとしてはメチル基が好ましい。
上記式(1)〜(4)において、Rは、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表す。これらアルキル基、アラルキル基、アリール基は置換基を有していてもよい。ここで、当該アルキル基、アラルキル基、アリール基、置換基の具体例としては、前記Rとして例示した基と同様である。
なお、原料調製の容易さや、不斉水素化後さらに医薬等へ変換する際の反応選択性からは、RとRは異なる基であることが望ましい。Rとしては前述のようにt−ブチル基が好ましく、Rとしてはフェニル基が好ましい。
また、上記式(1)〜(8)において、*は不斉炭素原子を示す。
上記式(3)で表される光学活性3−オキソ−5,6−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体は、例えば特開平2−262537号公報記載の方法に従い、光学活性1−クロロ−2,3−プロパンジオールを原料とし、シアノ化、ブロモ酢酸エステルとの反応等の工程を経て製造することが可能である。
上記式(5)で表される光学活性4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸誘導体は、例えば特開平4−69355号公報記載の方法に従い、光学活性リンゴ酸を原料とし、マロン酸エステルとの反応、エステル交換をへて製造することが可能である。
次に、本発明で不斉水素化触媒として用いるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体について説明する。ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体としては、例えば下記式(9)
Figure 0004195384
トキシ基、メチルアリル基、又は、アセチルアセトナート基を表す)
で表される錯体、下記式(10)
Ru(P−P)Y(arene) (10)
(式中、P−Pは光学活性ホスフィン配位子を表し、Yはハロゲン原子、アセトキシ基、メチルアリル基、又は、アセチルアセトナート基を表し、areneは芳香族配位子を表す)で表される錯体、又は、下記式(11)
Figure 0004195384
で表される錯体等が挙げられる。
上記式(9)、(10)及び(11)において、光学活性ホスフィン配位子としては、光学活性なビスホスフィンであり、例えば、光学活性2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチル(BINAPと称す)、光学活性ビス(tert−ブチルメチルホスフィノ)エタン(BisPと称す)、光学活性1,2−ビス(trans−2,5−ジアルキルホスホラノ)ベンゼン(DuPhosと称す)、光学活性1,2−ビス(trans−2,5−ジアルキルホスホラノ)エタン(BPEと称す)等が挙げられ、好ましくは光学活性2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチルである。
光学活性2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチルにおけるアリール基としては、例えばフェニル基、o−メチルフェニル基、m−メチルフェニル基、p−メチルフェニル基、o−メトキシフェニル基、m−メトキシフェニル基、p−メトキシフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、2−フリル基、2−チオフェニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基等が挙げられ、好ましくはフェニル基である。
光学活性1,2−ビス(trans−2,5−ジアルキルホスホラノ)ベンゼン及び光学活性1,2−ビス(trans−2,5−ジアルキルホスホラノ)エタンにおけるアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、好ましくはメチル基である。
上記式(9)及び(10)において、Yは、ハロゲン原子、アセトキシ基、メチルアリル基、又は、アセチルアセトナート基を表す。このうち、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子等のハロゲン原子が好ましく、臭素原子がより好ましい。
上記式(10)において、areneは芳香族配位子を表し、特には限定されず、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、シメン、メシチレン、アニソール、ナフタレン等が挙げられる。触媒の調製の容易さから、好ましくはベンゼン、メシチレン、シメンである。
上記式(11)において、Zはハロゲン原子を表し、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子等が挙げられる。好ましくは塩素である。
上記式(9)で表されるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体の調製法としては、次のような方法が知られている。
(一)入手容易な[Ru(COD)(methylallyl)](式中、CODはシクロオクタ−1,5−ジエンを表す)と光学活性ビスホスフィンを混合加熱することにより、式(9)においてYがメチルアリル基であるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体とするか、若しくは、さらにHBr溶液と反応させて式(9)においてYが臭素原子であるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体とする方法(Tetrahedron Asymmetry(1994)5巻、655頁)。
(二)[RuCl(COD)]と光学活性ビスホスフィンをトリエチルアミン存在下で反応させ、次いで酢酸ナトリウムを作用させることにより、式(9)においてYがアセトキシ基であるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体とするか、さらに、これにハロゲン化水素水溶液を加え、式(9)においてYがハロゲン原子であるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体とする方法(J.Am.Chem.Soc.(1986)108巻、7117頁)。
(三)Ru(acac)(式中、acacはアセチルアセトナート基を表す)と光学活性ビスホスフィンを反応させ、式(9)においてYがアセチルアセトナート基であるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体とする方法(Organometallics.(1993)12巻、1467頁)。
なかでも、好ましくは上記(一)に記載の方法である。
また、上記式(10)で表されるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体の調製法としては、[RuY(arene)]と光学活性ビスホスフィンをジメチルホルムアミド中で加熱することにより、Ru(P−P)Y(arene)とする方法(J.Org.Chem.(1992)57巻、4053頁)が知られている。
さらに、上記式(11)で表されるルテニウム−光学活性ホスフィン錯体の調製法としては、[RuCl(COD)]と光学活性ビスホスフィンをトリエチルアミン存在下で反応させる方法(Organometallics(1996)15巻、1521頁)が挙げられる。
上記式(9)〜(11)で表される錯体のなかでも、本発明の不斉水素化反応に用いる触媒としては、高い立体選択性、高収率及び低い水素圧下で反応を実施できる点で、上記式(9)又は(10)の錯体が好ましく、上記(9)の錯体がより好ましく、RuBrBINAP錯体がさらに好ましい。
次に、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を触媒として用いる不斉水素化工程に関して説明する。
不斉水素化触媒の使用量としては、反応が十分に進行する量であれば特に制限されない。好ましい触媒使用量は、触媒や溶媒の種類、及び反応条件等によって異なるが、反応速度及び経済性を考慮すると、上記式(2)で表される化合物に対して1/50〜1/100000当量が好ましく、1/100〜1/10000当量がより好ましい。
上記反応において、水素圧は、好ましくは1〜100kg/cmであり、より好ましくは1〜10kg/cmである。
反応溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、トルエン、ベンゼン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ホルムアミド、アセトン、ブタノール、イソプロパノール、エタノール、メタノール、水等が挙げられる。また、上記溶媒を単独で用いても良いし、混合して用いてもよい。好ましくは、水、メタノール、又は、メタノールと水の混合溶媒であり、より好ましくはメタノールと水の混合溶媒である。
上記メタノール−水の混合溶媒における各溶媒の混合比率は任意に選択できるが、好ましくはメタノール/水として100/1〜1/1であり、より好ましくは20/1〜4/1である。
上記反応は、例えば上記溶媒中、反応温度−50℃〜150℃の穏和な条件下で行うことができる。収率向上の点から、反応温度は、好ましくは0℃〜60℃である。また、反応時間は、30分間〜24時間程度、好ましくは30分間〜20時間程度である。
上記反応の後処理として、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーあるいは再結晶により精製することによって、目的の光学活性化合物を取得することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
(実施例1)(2S,4R)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロ ピル 6−tert−ブチルエステルの製造
(S)−4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステル(137mg、0.50mmol)、RuBr(R)−BINAP(4.4mg、0.0050mmol)(BINAPは2,2’−ビスジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチルを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で3時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(2S,4R)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルを97.8mg(71%)で得た。NMR分析から、ジアステレオマーの比率は(2S,4R):(2S,4S)=95.5/4.5であった。
H−NMR(400MHz、CDCl)(2S,4R)δ 1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1.46(s、9H)、1.80−2.00(m、2H)、2.44(d、J=6.0Hz、2H)、3.35(br、1H)、3.49(br、1H)、4.26−4.41(m、2H)、5.09(sep、J=4.5Hz、1H)。(2S,4S)δ 1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1.47(s、9H)、1.67−1.70(m、1H)、1.94−2.10(m、1H)、2.43(d、J=3.6Hz、2H)、3.22(br、1H)、3.46(br、1H)、4.20−4.30(m、1H)、4.35−4.50(m、1H)、5.11(sep、J=6.4Hz、1H)。
(実施例2)(2S,4R)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルの製造
(S)−4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステル(137mg、0.50mmol)、RuBr(R)−BINAP(4.4mg、0.0050mmol)(BINAPは2,2’−ビスジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチルを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で20時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(2S,4R)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルを37.9mg(28%)で得た。NMR分析から、ジアステレオマーの比率は(2S,4R):(2S,4S)=94.4/5.6であった。
(実施例3)(2S,4R)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルの製造
(S)−4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステル(137mg、0.50mmol)、RuBrBisP(2.5mg、0.0050mmol)(BisPは(S,S)ビス(tert−ブチルメチルホスフィノ)エタンを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で20時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(2S,4R)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルを50.8mg(37%)で得た。NMR分析から、ジアステレオマーの比率は(2S,4R):(2S,4S)=60/40であった。
(実施例4)(2S,4S)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルの製造
(S)−4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステル(137mg、0.50mmol)、RuBr(S)−BINAP(4.4mg、0.0050mmol)(BINAPは2,2’−ビスジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチルを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で20時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(2S,4S)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルを46.5mg(34%)で得た。NMR分析から、ジアステレオマーの比率は(2S,4R):(2S,4S)=5.5/94.5であった。
(実施例5)(2S,4S)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルの製造
(S)−4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステル(137mg、0.50mmol)、RuBr(S、S)−Me−DuPhos(2.5mg、0.0050mmol)(Me−DuPhosは1,2−ビス(trans−2,5−ジメチルホスホラノ)ベンゼンを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で20時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(2S,4S)−2,4−ジヒドロキシアジピン酸 1−イソプロピル 6−tert−ブチルエステルを36.1mg(26%)で得た。NMR分析から、ジアステレオマーの比率は(2S,4R):(2S,4S)=13/87であった。
(実施例6)(3R,5S)−6−ベンゾイロキシ−3,5−ジヒドロキシヘキサン酸tert−ブチルエステルの製造
(S)−6−ベンゾイロキシ−3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸tert−ブチルエステル(161mg、0.50mmol)、RuBr(R)−BINAP(4.4mg、0.0050mmol)(BINAPは2,2’−ビスジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチルを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で20時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(3R,5S)−6−ベンゾイロキシ−3,5−ジヒドロキシヘキサン酸tert−ブチルエステルを144.4mg(89%)で得た。HPLC分析から、ジアステレオマーの比率は(3R,5S):(3S,5S)=93.5/6.5であった(Chiralcel−AD、ヘキサン/イソプロパノール=95/5、1.0mL/min、UV=210nm。保持時間(3R,5S)28.2分、(3S,5S)42.9分)。
H−NMR(500MHz、CDCl)(3R,5S)δ 1.47(s、9H)、1.68−1.78(m、2H)、2.44(d、J=6.1Hz、2H)、3.71(br、1H)、3.83(br、1H)、4.24−4.36(m、4H)、7.43−7.46(m、2H)、7.55−7.58(m、1H)、8.04−8.08(m、2H)。(3S,5S)δ 1.47(s、9H)、1.73(t、J=6Hz、2H)、2.46(d、J=7.0Hz、2H)、2.99(br、1H)、3.57(br、1H)、4.25−4.45(m、4H)、7.43−7.46(m、2H)、7.55−7.59(m、1H)、8.04−8.06(m、2H)。
(実施例7)(3S,5S)−6−ベンゾイロキシ−3,5−ジヒドロキシヘキサン酸tert−ブチルエステルの製造
(S)−6−ベンゾイロキシ−3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸tert−ブチルエステル(161mg、0.50mmol)、RuBr(S)−BINAP(4.4mg、0.0050mmol)(BINAPは2,2’−ビスジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチルを表す)に、メタノール−水(10/1)溶液2mLを加え、アルゴン下で完全に溶解させた。−78℃で3回水素置換を行い、50℃まで昇温したのち、水素圧(5.0kg/cm)で20時間反応させた。水素を放棄したのち濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、(3S,5S)−6−ベンゾイロキシ−3,5−ジヒドロキシヘキサン酸tert−ブチルエステルを133.4mg(82%)で得た。HPLC分析から、ジアステレオマーの比率は(3R,5S):(3S,5S)=10.4/89.6であった。
産業上の利用可能性
本発明は、上述の構成からなるので、調製容易な光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体(2)を、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を触媒として不斉水素化することにより、極めて効率的かつ経済的に還元し、光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体(1)を製造することが可能である。

Claims (12)

  1. 下記式(1)
    Figure 0004195384
    (式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表し、Rは、
    Figure 0004195384
    を表す。
    は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表し、Rは、各々独立して炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表すか、若しくは、一緒になって炭素数1〜10のアルキレン基を表し、Rは炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表す)
    で表される光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体の製造法であって、下記式(2)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体を、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を触媒として、不斉水素化することを特徴とする製造法。
  2. 下記式(3)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3−オキソ−5,6−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を不斉水素化して、下記式(4)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3,5,6−トリヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. 下記式(5)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性4−オキソ−2−ヒドロキシアジピン酸誘導体を不斉水素化して、下記式(6)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性2,4−ジヒドロキシアジピン酸誘導体を製造する請求の範囲第1項記載の製造法。
  4. 下記式(7)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3−オキソ−5−ヒドロキシヘキサン酸誘導体を不斉水素化して、下記式(8)
    Figure 0004195384
    (式中、R及びRは前記と同じ)で表される光学活性3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体を製造する請求の範囲第1項記載の製造法。
  5. ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体として、下記式(9)
    Figure 0004195384
    トキシ基、メチルアリル基、又は、アセチルアセトナート基を表す)
    で表される錯体、下記式(10)
    Ru(P−P)Y(arene) (10)
    (式中、P−Pは光学活性ホスフィン配位子を表し、Yはハロゲン原子、アセトキシ基、メチルアリル基、又は、アセチルアセトナート基を表し、areneは芳香族配位子を表す)で表される錯体、又は、下記式(11)
    Figure 0004195384
    で表される錯体を用いる請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の製造法。
  6. 光学活性ホスフィン配位子が、光学活性2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチル(BINAPと称す)、光学活性ビス(tert−ブチルメチルホスフィノ)エタン(BisPと称す)、光学活性1,2−ビス(trans−2,5−ジアルキルホスホラノ)ベンゼン(DuPhosと称す)、又は、光学活性1,2−ビス(trans−2,5−ジアルキルホスホラノ)エタン(BPEと称す)である請求の範囲第5項記載の製造法。
  7. 光学活性ホスフィン配位子が2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチル(BINAPと称す)である請求の範囲第6項記載の製造法。
  8. ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体として、式(9)においてYが臭素原子である錯体を用いる請求の範囲第5項記載の製造法
  9. ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体として、式(9)において光学活性ホスフィン配位子が2,2’−ビスジアリールホスフィノ−1,1’−ビナフチル(BINAP)であり、Yが臭素原子であるRuBrBINAP錯体を用いる請求の範囲第5項記載の製造法。
  10. 不斉水素化反応を、水素圧1〜10kg/cmで行う請求の範囲第1〜9項のいずれかに記載の製造法。
  11. 不斉水素化反応を、0〜60℃の反応温度で行う請求の範囲第1〜10項のいずれかに記載の製造法。
  12. 反応溶媒としてメタノール−水混合溶媒を用いる請求の範囲第1〜11項のいずれかに記載の製造法。
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