JP4194465B2 - 加熱消毒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走行可能なコンテナ内に収納された食器類をコンテナごと熱気によって加熱消毒する加熱消毒装置に関するものである。
従来、この種の加熱消毒装置としては、例えばコンテナが出し入れ可能に収容される加熱消毒室が形成された装置本体と、装置本体の内面側下部に固着されコンテナの底板部に接触して熱気の底板部下方(コンテナのキャスター側)への流入を阻止する熱気誘導体(ガイド板)とを備えたコンテナイン保管機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−252336号公報
しかしながら、上記従来の加熱消毒装置では、加熱消毒室内のコンテナの底板部と熱気誘導体とが常に接触するようになっているため、確かに熱気がコンテナの底板部下方へ流入するのを適切に阻止できるものの、加熱消毒室に対してコンテナを出し入れしにくいという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、熱気がコンテナの底板部下方へ流入するのを適切に阻止できるばかりでなく、加熱消毒室に対してコンテナを容易に出し入れできる加熱消毒装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の加熱消毒装置は、走行可能なコンテナ内に収納された食器類を前記コンテナごと熱気によって加熱消毒する加熱消毒装置であって、前記コンテナが出し入れ可能に収容される加熱消毒室が形成された装置本体と、この装置本体の側面部の内面側下部に前後方向の回動中心軸線を中心として上下方向に回動可能に設けられた略板状の熱気誘導体とを備え、前記熱気誘導体は、前記加熱消毒室に収容された前記コンテナの底板部に接触して熱気の底板部下方への流入を阻止する作用位置と前記加熱消毒室に収容された前記コンテナの底板部から離れて位置する非作用位置とに動可能となっているものである
請求項2記載の加熱消毒装置は、請求項1記載の加熱消毒装置において、装置本体は、加熱消毒室を開閉する開閉扉部を有し、前記熱気誘導体は、前記開閉扉部の閉動作に連動して作用位置に移動し、前記開閉扉部の開動作に連動して非作用位置に移動するものである。
請求項3記載の加熱消毒装置は、請求項1または2記載の加熱消毒装置において、装置本体は、側面部の内面との間に側部熱風路を形成する側面部対向板部を有し、前記側面部対向板部には、下端供給口が形成され、前記装置本体の側面部の下端部分における前記側部熱風路に臨んだ上面は、加熱消毒室側に向って下降傾斜した傾斜面となっており、熱気誘導体は、作用位置に位置した状態では前記傾斜面と略同一面上に位置し、前記下端供給口からの熱気は、前記熱気誘導体にてコンテナ内に向けて誘導され、前記コンテナの底板部の下方空間には流れ込まないものである。
請求項1記載の加熱消毒装置によれば、熱気誘導体がコンテナの底板部に接触して熱気の底板部下方への流入を阻止する作用位置とコンテナの底板部から離れて位置する非作用位置とに動可能となっているため、熱気がコンテナの底板部下方へ流入するのを適切に阻止できるばかりでなく、加熱消毒室に対してコンテナを容易に出し入れできる。
請求項2記載の加熱消毒装置によれば、熱気誘導体が開閉扉部の閉動作に連動して作用位置に移動し、開閉扉部の開動作に連動して非作用位置に移動するため、例えば開閉扉部とは別に熱気誘導体を操作する必要がある場合に比べて、操作性の向上を図ることができる
以下、本発明の加熱消毒装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
図1および図2において、1は加熱消毒装置で、走行可能なコンテナ(食器類搬送用コンテナ)2内に収納された食器類3をコンテナ2ごと熱気(循環する熱風)によって加熱消毒するとともに、加熱消毒後に次回使用するまで食器類3をコンテナ2ごと保管しておくためのコンテナイン保管機である。
なお、消毒対象物である食器類3は、例えば食器籠4内に入れられた食器および食缶である。なお、食器籠4を用いずに食器類3をコンテナ2内に出し入れ可能に直接収納するようにしてもよい。
加熱消毒装置1内に対して出し入れするコンテナ2は、図3に示すように、食器類3が食器籠4に入れられた状態で出し入れ可能に収納される収納室6が内側に形成された略箱状のコンテナ本体7を備えている。
コンテナ本体7は、平面視で略矩形状をなす底板部8を下部に有している。底板部8の4つの隅部下面側には走行部であるキャスター9が取り付けられ、これらキャスター9にてコンテナ2がこのコンテナ2を任意位置まで容易に移動できるよう走行可能となっている。
底板部8の長手方向両端部からは、壁部11が上方に向って立ち上がっており、両壁部11の上端部相互は平面視で略矩形状をなす天板部12にて連結されている。天板部12の略中央位置には開口部13が形成され、この開口部13は、天板部12に移動可能に設けられた略板状の開閉体である開閉板14にて開閉される。開閉板14は、開閉レバー15の操作により開口部13に沿って移動可能となっている。
また、コンテナ本体7は、収納室6を開閉する回動可能な扉部17を両側に有している。各扉部17は、収納室6の開口時には折畳み状態となって壁部11の外面に沿って位置する。
なお、食器類3を収納する収納室6には、食器類3を効率よく収納できるよう複数段でスノコ状の棚部18が配設されている。また、収納室6の下端部(底板部8の上面付近の空間)は、加熱消毒時に後述の下端供給口32側からの熱気を受け入れる熱気受入空間6aとなっている。
加熱消毒装置1は、図1および図2に示すように、1台のコンテナ2が出し入れ可能に収容される加熱消毒室20が内側に形成された略箱状の装置本体21を備えている。
装置本体21は、互いに離間対向した左右一対の側面部22を両側に有している。両側面部22の上端部相互は、上面部23にて連結されている。両側面部22の下端部相互は、薄板等にて構成された下面部24にて連結され、この下面部24にはコンテナ2をこのコンテナ2の加熱消毒室20に対する出入方向(図3で示すX方向)に沿って案内する前後方向長手状の左右一対のガイドレール25が設けられている。
また、装置本体21は、正面視左側の側面部(一方の側面部)22の内面との間に側部熱風路27を形成する側面部対向板部28を有している。装置本体21は、上面部23の下面との間に側部熱風路27に連通する上部熱風路29を形成する上面部対向板部30を有している。
側面部対向板部28の上下方向の略中央位置には前後方向に細長い長孔状の吹出口である中間供給口31が形成され、側面部対向板部28の下端位置には前後方向に細長い長孔状の吹出口である下端供給口32が形成されている。そして、加熱消毒室20は、中間供給口31および下端供給口32を介して側部熱風路27に連通している。
一方、上面部対向板部30の略中央位置には略矩形状の排出口33が形成され、この排出口33を介して加熱消毒室20が上部熱風路29に連通している。また、上部熱風路29は、排気筒34を介して外部空間に連通している。
なお、装置本体21の正面視左側の側面部22の肉厚状の下端部分22aにおける側部熱風路27に臨んだ上面は、加熱消毒室20側に向って下降傾斜した傾斜面35となっている。同様に正面視右側の側面部(他方の側面部)22の肉厚状の下端部分22aにおける側部熱風路27に臨んだ上面も、加熱消毒室20側に向って下降傾斜した傾斜面35となっている。
また、側面部対向板部28には、熱気を中間供給口31に導く突出板部36が側部熱風路27側に向って突出した状態に形成されている。
さらに、正面視右側の側面部22の加熱消毒室20に臨んだ内面(装置本体21の内側面)の上下方向の略中央位置には、熱気を加熱消毒室20の内方に導く断面三角形状の突出部37が加熱消毒室20側に向って突出した状態に形成されている。
そして、装置本体21の側部熱風路27には、空気を加熱して熱気を生じさせる電気式の加熱手段であるヒータ41が配設されている。装置本体21の上部熱風路29には、ヒータ41の加熱により生じた熱気を加熱消毒室20、上部熱風部29および側部熱風路27内において強制的に循環させるファン42が排出口33に対向して配設され、このファン42はモータ43からの動力で作動する。なお、ヒータ41およびモータ43は、予め設定された温度等によって加熱消毒室20内において食器類3の加熱消毒が行われるように制御盤44にて制御される。
さらに、装置本体21は、加熱消毒室20を開閉する開閉扉部50を有している。開閉扉部50は、例えば加熱消毒室20の前面開口を開閉する回動可能な1枚板状の前面扉51と、加熱消毒室20の後面開口を開閉する回動可能な1枚板状の後面扉52とにて構成されている。
前面扉51は、加熱消毒室20の前面開口を開口させる開位置と加熱消毒室20の前面開口を閉鎖する閉位置とに回動可能となっている。後面扉52も、前面扉51と同様、加熱消毒室20の後面開口を開口させる開位置と加熱消毒室20の後面開口を閉鎖する閉位置とに回動可能となっている。また、前面扉51および後面扉52の各下部には、加熱消毒室20側に向って膨出した膨出状の当接部(バンパー)53,54がそれぞれ形成されている。
そして、加熱消毒室20の閉鎖時には、前面扉51の膨出状の当接部53がコンテナ2の底板部8における出入方向の一端面部に当接し、後面扉52の膨出状の当接部54がコンテナ2の底板部8における出入方向の他端面部に当接するようになっている(図3参照)。
また、加熱消毒装置1は、装置本体21の側面部22の内面側下部に蝶番60を介して回動可能(移動可能)に設けられた略板状の左右一対の昇降式の熱気誘導体(熱風誘導板)61を備えている。
なお、図1から明らかなように、正面視左側の熱気誘導体61と正面視右側の熱気誘導体61とは、左右対称に構成されている点が異なるのみで構成は同一であるため、以下、正面視左側の熱気誘導体61を中心に説明する。
熱気誘導体61は、図4ないし図6にも示すように、前後方向に長手方向を有する矩形板状のもので、前後方向の回動中心軸線を中心として作用位置および非作用位置間で上下方向に回動可能となっている。
すなわち、熱気誘導体61は、加熱消毒室20に収容されたコンテナ2の底板部8の出入方向と直交する方向の端部上面に接触して熱気の底板部8下方(キャスター9側)への流入を阻止する作用位置と、加熱消毒室20に収容されたコンテナ2の底板部8の出入方向と直交する方向の端部上面から上方に離れて位置する非作用位置とに、それぞれ移動可能となっている。
なお、熱気誘導体61は、図1に示すように作用位置に位置した状態では側面部22の下端部分22aの傾斜面35と略同一面上に位置し、その結果、下端供給口32からの熱気は、傾斜面35および熱気誘導体61にてコンテナ2内の熱気受入空間6aに向けてスムーズに誘導されることとなり、底板部8の下方空間には流れ込まない。
また、熱気誘導体61は、連動手段62の作動に基づき、開閉扉部50の閉動作に連動して作用位置に移動し、開閉扉部50の開動作に連動して非作用位置に移動する構成となっている。
例えば熱気誘導体61は、後面扉52が閉位置に位置した状態時に、連動手段62の作動に基づき、前面扉51の閉位置への回動に連動して作用位置まで下降し、前面扉51の開位置への回動に連動して非作用位置まで上昇するようになっている。つまり熱気誘導体61は、前面扉51および後面扉52の両方が閉位置に位置した状態では作用位置に位置し、前面扉51および後面扉52の少なくともいずれか一方が開位置に位置した状態では非作用位置に位置する。
ここで、連動手段62は、熱気誘導体61を下方から支持する2つの第1支持板71および2つの第2支持板72を有している。
各第1支持板71は、熱気誘導体61を下方から支持する支持部73を上部に有した側面視略L字状のもので、装置本体21の側面部22の下部内面側つまり下端部分22aの内面に左右方向の軸74を中心として回動可能に取り付けられている。前後一対で2つの第1支持板71の下部相互は、前後方向に長手状の第1連結棒75にて連結されている。
そして、2つの第1支持板71は、加熱消毒室20の前面開口の閉鎖時には、前側の第1支持板71が前面扉51にて第1押し棒76を介して押されることにより、第1ばね77の付勢力に抗して両支持部73が下降する方向に回動する。また、2つの第1支持板71は、加熱消毒室20の前面開口の開口時には、前面扉51が第1押し棒76から離れることにより、第1ばね77の付勢力にて両支持部73が上昇する方向に回動する。
また同様に、各第2支持板72は、熱気誘導体61を下方から支持する支持部83を上部に有した側面視略L字状のもので、装置本体21の側面部22の下部内面側つまり下端部分22aの内面に左右方向の軸84を中心として回動可能に取り付けられている。前後一対で2つの第2支持板72の下部相互は、前後方向に長手状の第2連結棒85にて連結されている。
そして、2つの第2支持板72は、加熱消毒室20の後面開口の閉鎖時には、後側の第2支持板72が後面扉52にて第2押し棒86を介して押されることにより、第2ばね87の付勢力に抗して両支持部83が下降する方向に回動する。また、2つの第2支持板72は、加熱消毒室20の後面開口の開口時には、後面扉52が第2押し棒86から離れることにより、第2ばね87の付勢力にて両支持部83が上昇する方向に回動する。
さらに、加熱消毒装置1は、図1に示すように、加熱消毒室20に収容されたコンテナ2と側面部対向板部28の加熱消毒室20に臨んだ内面(装置本体21の内側面)との間の空間の上方部を覆うように加熱消毒室20の一側上部に配設され側面部対向板部28の加熱消毒室20に臨んだ内面から加熱消毒室20側に向って突出した突出状の遮蔽板である第1遮蔽板91を備えている。第1遮蔽板91は、側面部対向板部28の加熱消毒室20に臨んだ内面の上端近傍位置から加熱消毒室20側に向って突出し、その先端部はコンテナ2の天板部12の上方近傍位置に位置する。
また、加熱消毒装置1は、加熱消毒室20に収容されたコンテナ2と正面視右側の側面部22の加熱消毒室20に臨んだ内面との間の空間の上方部を覆うように加熱消毒室20の他側上部に配設され側面部22の加熱消毒室20に臨んだ内面から加熱消毒室20側に向って突出した突出状の遮蔽板である第2遮蔽板92を備えている。第2遮蔽板92は、正面視右側の側面部22の加熱消毒室20に臨んだ内面の上端近傍位置から加熱消毒室20側に向って突出し、その先端部はコンテナ2の天板部12の上方近傍位置に位置する。
次に、上記加熱消毒装置1を使用して加熱消毒する場合について説明する。
食器類3を図示しない洗浄装置にて洗浄した後、この洗浄後の食器類3を食器籠4に入れた状態のままコンテナ2内に収納する。
次いで、例えば図4(a)に示すように前面扉51および後面扉52が開位置に位置されていた状態で、食器類3入りのコンテナ2を扉部17を折畳み状態にしかつ天板部12の開口部13を開口状態にしたまま装置本体21の加熱消毒室20に収容する。
このとき、図4(b)に示すように、熱気誘導体61は、支持板71,72にて支持された状態で非作用位置に位置するため、熱気誘導体61は、コンテナ2の底板部8とは接触しない。よって、作業者は、コンテナ2を加熱消毒室20に容易に入れることができる。
その後、作業者は、図5(a)に示すように後面扉52を閉位置まで回動させて加熱消毒室20の後面開口を閉鎖する。すると、後側の第2支持板72が後面扉52にて第2押し棒86を介して押され、両第2支持板72が第2ばね87の付勢力に抗して回動し、支持部83が所定量だけ下降する。図5(b)に示すように、両第2支持板72の支持部83が下降しても、熱気誘導体61は、2つの第1支持板71にて支持された状態で、非作用位置に位置する。
次いで、作業者が、図6(a)に示すように、前面扉51を閉位置まで回動させて加熱消毒室20の前面開口も閉鎖すると、前側の第1支持板71が前面扉51にて第1押し棒76を介して押され、両第1支持板71が第1ばね77の付勢力に抗して回動し、支持部73が所定量だけ下降する。
両第1支持板71の支持部73が下降すると、図6(b)に示すように、熱気誘導体61は、支持部73の下降に応じて、前後方向の回動中心軸線を中心として作用位置(底板接触位置)まで下方回動し、熱気誘導体61の先端部の接触部61aが、加熱消毒室20に収容されたコンテナ2の底板部8の出入方向と直交する方向の端部上面に接触する。
このため、この状態でヒータ41およびモータ43を作動して熱気を流動させても、左右の熱気誘導体61,61と前後の当接部53,54とにて熱気が加熱消毒室20の底板部8より下方の下方空間へ流入することが阻止され、コンテナ2のキャスター9に付着したごみおよび雑菌等が熱気で飛ばされて加熱消毒室20の底板部8より上方の上方空間に浮遊するようなことがなく、食器類3を衛生的に加熱消毒できる。
なお、加熱消毒後の食器類3を使用する場合は、前面扉51または後面扉52を開位置まで回動させて左右の熱気誘導体61を非作用位置(底板離間位置)まで回動させた後に、コンテナ2を加熱消毒室20から出せばよい。
そして、上記加熱消毒装置1によれば、熱気誘導体61がコンテナ2の底板部8に接触して熱気の底板部8下方への流入を阻止する作用位置とコンテナ2の底板部8から離れて位置する非作用位置とに移動可能となっているため、加熱消毒時に循環する熱気がコンテナ2の底板部8下方へ流入するのを適切に阻止できるばかりでなく、装置本体21の加熱消毒室20に対してコンテナ2を容易に出し入れできる。
また、熱気誘導体61が開閉扉部50の動作に連動して作用位置・非作用位置に自動的に移動するため、例えば開閉扉部50とは別に熱気誘導体61を操作する必要がある場合に比べて、操作性の向上を図ることができる。
さらに、装置本体21の加熱消毒室20の上部には第1遮蔽板91および第2遮蔽板92が配設されているため、多量の熱気がコンテナ2内に向って流れやすく誘導されることから、コンテナ2内の食器類3と接触して効率よく加熱消毒でき、食器類3の乾燥状態がよくなる。
また、開閉レバー15を操作して開閉板14を移動させてコンテナ2の天板部12の開口部13を排出口33に対向させて開口させることで、コンテナ2内に入った熱気の流れがスムーズになり、コンテナ2内にあるすべての食器類3を効率よく加熱消毒でき、食器類3の乾燥状態がよくなる。
なお、装置本体21の開閉扉部50は、前面扉51および後面扉52にて構成されたものには限定されず、例えば前面扉および後面扉のいずれか1つで構成されたもの等でもよい。
また、連動手段62では、前後一対の支持板71,72を連結棒75,85で連結して作動させているが、例えば図示しないが、熱気誘導体61の回動に支障がなければ、1つの支持板としてもよい
さらに、熱気誘導体61は、開閉扉部50に連動して作用位置および非作用位置に移動するようにはせず、例えば誘導体操作レバーの操作により熱気誘導体61を作用位置および非作用位置に移動させるようにしてもよい。
また、側部熱風路27は、装置本体21の一方の側面部22に形成したものには限らず、両方の側面部22,22に設けて両側から熱気を加熱消毒室20へ吹き出すようにしてもよい。
本発明の加熱消毒装置の一実施の形態の正面視断面図である。 同上加熱消毒装置の側面視断面図である。 同上加熱消毒装置の装置本体内に収容されるコンテナの斜視図である。 (a)および(b)は同上加熱消毒装置の両扉開時の要部を示す図である。 (a)および(b)は同上加熱消毒装置の前面扉開時の要部を示す図である。 (a)および(b)は同上加熱消毒装置の両扉閉時の要部を示す図である。
符号の説明
1 加熱消毒装置
2 コンテナ
3 食器類
8 底板
20 加熱消毒室
21 装置本体
22 側面部
27 側面部対向板部
32 下端供給口
35 傾斜面
50 開閉扉部
61 熱気誘導

Claims (3)

  1. 走行可能なコンテナ内に収納された食器類を前記コンテナごと熱気によって加熱消毒する加熱消毒装置であって、
    前記コンテナが出し入れ可能に収容される加熱消毒室が形成された装置本体と、
    この装置本体の側面部の内面側下部に前後方向の回動中心軸線を中心として上下方向に回動可能に設けられた略板状の熱気誘導体とを備え、
    前記熱気誘導体は、前記加熱消毒室に収容された前記コンテナの底板部に接触して熱気の底板部下方への流入を阻止する作用位置と前記加熱消毒室に収容された前記コンテナの底板部から離れて位置する非作用位置とに動可能となっている
    ことを特徴とする加熱消毒装置。
  2. 装置本体は、加熱消毒室を開閉する開閉扉部を有し、
    前記熱気誘導体は、前記開閉扉部の閉動作に連動して作用位置に移動し、前記開閉扉部の開動作に連動して非作用位置に移動する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱消毒装置。
  3. 装置本体は、側面部の内面との間に側部熱風路を形成する側面部対向板部を有し、
    前記側面部対向板部には、下端供給口が形成され、
    前記装置本体の側面部の下端部分における前記側部熱風路に臨んだ上面は、加熱消毒室側に向って下降傾斜した傾斜面となっており、
    熱気誘導体は、作用位置に位置した状態では前記傾斜面と略同一面上に位置し、
    前記下端供給口からの熱気は、前記熱気誘導体にてコンテナ内に向けて誘導され、前記コンテナの底板部の下方空間には流れ込まない
    ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱消毒装置。
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