JP4193227B2 - Fe−Cr−Si鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁特性や耐食性の優れたFe−Cr−Si鋼板およびその製造方法に関するものであり、その靱性を向上することと、高靱性を活用して冷間ないし温間の圧延を容易にすることを主眼とする。
【0002】
【従来の技術】
Fe−Si合金は電磁特性が非常に優れることから、各種の電磁材料として使用されている。しかし、Siが3.5%以上の含有量になると鉄合金の靱性は著しく劣化し、材料としての用途が制限されるばかりでなく、圧延やプレス成型等の加工さえも困難になる弱点を持つ。
一方、Fe−Cr合金は耐食性に優れた材料として知られているが、さらに過酷な条件下で一層の耐食性や耐熱性を確保するために、種々の元素が添加されてきた。その代表例としてMo,Co,Al等があげられる。これにより、耐食性の代表的な指標である孔食電位(3.5%NaCl水溶液、30℃、電流密度10μA/cm2)が500mV以上となるような、極めて優れた耐食性も実現される。しかし、これらの元素はいずれも高価であり、コスト上の制約から耐食性、耐熱性をある程度犠牲にして添加量を抑えざるを得ないのが現状である。
【0003】
それに対して、Siはこれらの元素に比べて安価であり、しかも耐食性あるいは耐熱性を改善する効果も有するため、Fe−Cr−Si合金鋼の工業的な活用が期待される。その例として、特公昭57−2267号公報においてはSiを5wt%以内含有する耐酸化性の優れたフェライト系ステンレス鋼を開示しているものの、実際には、Siを3.5wt%以上含有すると加工性が乏しくなり、冷間ないし温間圧延が困難になるという欠点があった。
【0004】
このような加工性を改善する観点から本発明者らは研究を進め、高純度化によって靱性を著しく改善することができるとの知見を得た(特願平9−207732号)。
一方、特開平3−53025号公報では、強圧下熱間圧延ののち急冷することにより、Fe−Cr−Si合金の靱性を向上させる技術を開示している。しかし、通常とは異なる圧延プロセスが必要であり、コスト上昇要因となることから、これも万能の解決方法とは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決し、高い靱性を有する高耐食性のFe−Cr−Si鋼板を現状で工業的に可能な純度と通常のプロセスによって提供し、それを活用して冷間ないし温間圧延を容易にすることを課題とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、高Si含有量であっても不純物濃度を極端に低減することなしに、熱間圧延の仕上げ厚みを一定値以下にすることにより、極めて高い靭性あるいは加工性が得られる事を見いだした。さらに、Cr含有量が高ければその有利な効果がより顕著になることを見いだした。その要旨とするところは下記のとおりである。
(1)Cr:3.5〜18.0質量%、Si:4〜7質量%を含有し、残部は主として鉄および不可避的不純物からなる鋳片を、熱間圧延して2mm以下(ただし、2.0mmは除く)の厚みまで圧延してなるFe−Cr−Si鋼板。
(2)さらに、Ni,Mo,Co,Alの元素のうち1種以上を、Niであれば0.5〜8質量%、Moであれば0.03〜3.0質量%、Coであれば0.03〜3.0質量%、Alであれば0.5〜5.0質量%含有する前記(1)に記載のFe−Cr−Si鋼板。
(3)前記(1)または(2)に記載のFe−Cr−Si鋼の熱延板を、焼鈍することなく冷間ないし温間で圧延することを特徴とするFe−Cr−Si鋼板の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、発明を知見するに至った実験結果について説明する。
実験用の小型真空溶解炉にて、Fe−18wt%Cr−5wt%合金を10kg溶製した。ここで、脱酸はAlで行い、又C,N量を調節するためにFe−5wt%C母合金および窒化鉄を添加し、不純物としてはC:26ppm,Mn:0.01%,P:8ppm,S:5ppm,N:75ppm,O:17ppm,Al:30ppmであった。これらの鋼塊のスケールを除去した後、1100℃に加熱して板厚5.0,4.0,2.0,1.5mmに圧延した。この鋼板から、板厚1.0mm,幅10mm,長さ55mm,切り欠き2mmVノッチのシャルピー試験片を圧延方向と平行に採取し、各温度で衝撃値を測定して、脆性破面率が50%になる温度すなわち延性−脆性遷移温度を靱性の指標として求めた。
【0008】
各仕上げ厚みによるシャルピー遷移温度は次のとおりである。
このように熱間圧延の仕上げ厚みを3mm以下にすることによって高い靱性を得ることができることが明らかになった。
また、熱間圧延の仕上げ厚みを2mm以下にしたものは、その後、冷間圧延を行うことも可能である。
【0009】
この発明は、上記の実験事実に基づいたものであり、成分系、純度のみならず熱延の仕上げ厚みが重要な役割を担う。以下、これらの限定理由について説明する。
【0010】
まず、Crは耐食性を向上させる基本的な合金元素であり、高い耐食性を得ようとする場合には最低限3.5wt%添加することが好ましい。しかも、高Si含有量で高靱性を得るのに極めて有効であり、そのためにも3.5wt%以上が好ましい。一方、30wt%を超えるとこれらの効果が飽和するとともに、かえって加工性を損ねる上にコスト上昇を招く。従って、Crの含有量は30wt%以下、さらに、耐食性と靱性の格段の向上を図るには3.5wt%以上30wt%以下と規定する。好ましくは10wt%以上30wt%以下である。
【0011】
次に、SiはCrとともに耐食性および耐熱性を向上するほか、磁気特性を改善する元素である。3.5wt%未満では極めて優れた耐食性および磁気特性は得られない。一方、10wt%越えると高い靱性が確保できないので、Siの含有量は3.5〜10wt%と規定する。好ましくは、3.5〜8、より好ましくは4〜7wt%がよい。
【0012】
このほかに、Ni,Mo,Co,Alなどの耐食性ないし磁気特性向上のための元素を含有することも、加工性を妨げるものではない。ただし、過剰に含有するとコスト上昇の問題があるほか、特性向上も飽和するので、各々10wt%以下とする。好ましくはそれぞれ0.5〜5.0、0.03〜3.0、0.03〜3.0、0.5〜5.0wt%とする。
鋼材の不純物量はCおよびNの合計で150ppm以下、C,N,O,S,Pの合計で500ppm以下とするのが好ましい。またMn200ppm以下が好ましい。
【0013】
また、熱間圧延の仕上げ厚みを3mm以下とすることにより急激に靱性を改善することができる。これは熱間加工する際に導入された転位が、熱延厚みを薄くすることで板厚の急激な下降により緩和することなく残存し、微細なサブグレインを形成するためと考える。これらは、熱間圧延の仕上げ厚み1.5mmの試料の薄膜/透過電子顕微鏡観察により確認した。従って、仕上げ厚みを3mm以下と規定した。この値は圧下率85%以上に相当する。
【0014】
しかしながら、これらの効果は焼きなまし焼鈍を行うと失われる。これは、加工により形成した微細なサブグレインが再結晶により緩和してしまうためと考える。そのため、高靱性を確保するには熱延および冷延後の焼きなまし焼鈍は避けた方がよい。したがってFe−Cr−Si鋼の熱延板は、焼鈍することなく冷間ないし温間で圧延してFe−Cr−Si鋼板を製造することが好ましい。ここで温間とは50〜350℃の範囲をいう。
【0015】
【実施例】
実験用の小型真空溶解炉にて、表1に示す合金を10kgずつ溶製した。ここで、脱酸はAlで行い、またC,N量を調節するためにFe−5wt%C母合金および窒化鉄を添加し、不純物としてはC:10〜30ppm,Mn:0.01%,P:8〜10ppm,S:5〜10ppm,N:50〜90ppm,Al:30ppm,O:10〜30ppmであった。これらの鋼塊を40×60×100mmに切り出し、Ar中で1100℃に加熱して30分保持したのち、60mmを20mmにつぶす形に粗熱延し、さらに1100℃に再加熱して15分保持してから、板厚4.0,3.0,2.0,1.5mmまでに圧延した。
この鋼板から、板厚1.0mm,幅10mm,長さ55mm,切り欠き2mmVノッチのシャルピー試験片を圧延方向と平行に採取し、25℃おきの温度でシャルピー衝撃値を測定して、脆性破面率が50%になる温度すなわち延性一脆性遷移温度を靱性の指標として求めた。
【0016】
次に、さきの各仕上げ厚みの熱延板の表面をショットで手入れしてから0.35mmまで冷間圧延を行った。ただし、遷移温度が室温を超える場合は、300℃に加熱して温間圧延とした。この時の圧延後の板の割れの有無を顕微鏡で観察し、冷間ないし、温間圧延性の指標とした。
表1に各鋼種の仕上げ熱延厚み、遷移温度、冷延性を同時に示す。
【0017】
鋼種Bは熱延の仕上げ厚みが4.0mmと本発明の規定を満足しないため靭性が劣化している。また、鋼種Cにおいて、Crを18wt%程度含有する場合でも、熱延の仕上げ厚みを3mm以下としたものは靭性が大きく異なり、本発明の規定を満足する圧延を行えば靭性が飛躍的に改善されることが明らかである。また、本発明の規定を満足する鋼種は冷間圧延が可能になっている。
【0018】
鋼種Cは高いSi含有量であるが、Crを約18wt%含有し、熱延の仕上げ厚みを2mmとすることで遷移温度50℃を確保している。さらに、鋼種D〜Fはさらに鋼耐食性を得るためにNi,Mo,Al,Coといった元素をそれぞれ添加したものであるが、いずれも2mmの熱延を施すことにより靱性の劣化は認められない。鋼種G、HはSi量が過剰であり、靱性が劣化している。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】
本発明により従来特殊な設備でしか製造できなかった高Si含有量の鋼板を、通常のプロセスにおいて圧延、製造できる。
Claims (3)
- Cr:3.5〜18.0質量%、Si:4〜7質量%を含有し、残部は鉄および不可避的不純物からなる鋳片を、熱間圧延して2mm以下(ただし、2.0mmを除く)の厚みまで圧延してなるFe−Cr−Si鋼板。
- さらに、Ni,Mo,Co,Alの元素のうち1種以上を、Niであれば0.5〜8質量%、Moであれば0.03〜3.0質量%、Coであれば0.03〜3.0質量%、Alであれば0.5〜5.0質量%含有する請求項1に記載のFe−Cr−Si鋼板。
- 請求項1または2に記載のFe−Cr−Si鋼の熱延板を、焼鈍することなく冷間ないし温間で圧延することを特徴とするFe−Cr−Si鋼板の製造方法。
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