JP4192248B2 - 分離膜モジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、懸濁液や汚泥などの懸濁粒子(SS)を含む生物反応液の固液分離処理を行うための分離膜モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
懸濁液や汚泥などのSSを含む生物反応液の固液分離処理として、分離膜エレメントを用いた膜分離法が知られている。特開平2−86893号公報には、汚泥を浄化処理するための曝気槽内に、濾過膜装置を水没させて、吸引濾過する固液分離装置が開示されている。この装置では、膜モジュールに精密濾過膜や限外濾過膜などを用いた平膜構造のエレメントが用いられており、膜直下から散気管により空気を供給して、膜面に付着した汚泥を除去しながら吸引濾過している。しかし、この膜モジュールでは、膜の孔径が小さいため、濾過速度(透水速度)が低い。
【0003】
高い透水速度を得るため、例えば、特開平5−185078号公報には、最小保留粒子径が10〜100μmの二枚の不織布を袋状にし、内部に間隔保持用の通水性多孔質材を挿入した濾過体が開示されている。この文献では、濾過体の表面に汚泥のケーキ層(ダイナミック層)を形成し、このケーキ層のフィルター作用により被処理水中の微細な粒子を捕捉することで固液分離するダイナミック濾過が行われている。ダイナミック濾過では、透水速度の大きな不織布を用い、濾過体が浸漬されている曝気層の液面の高さと、前記濾過体から透過液を取り出すための吸引管の出口の高さとの差(水頭差)を利用して、低圧(低エネルギー)で濾過できる。また、特開平11−19677号公報では、生物反応槽を仕切板により、通液可能な曝気部と濾過部とに区画し、濾過部に不織布を有する濾過体を浸漬し、濾過体に接続した濾過水取出し管からダイナミック濾過により、濾過水を取り出す方法が開示されている。この文献には、濾過水取出管が生物反応層の液面下に形成された例が示されている。
【0004】
しかし、曝気槽では、活性汚泥処理のために散気管から激しく空気が供給され、脱落などによりダイナミック層を均一に形成するのが困難である。さらに、曝気部と連通した濾過部で濾過処理する場合には、被処理液の流れに偏りが生じ、ダイナミック層を均一に形成できず、高い分離性能で効率よく濾過することが困難である。また、曝気槽の上部から透過液を取り出す場合、濾過開始時には、濾過体内及び吸引管内を濾過液で充満するために、予めポンプなどで吸引しておく必要があり、濾過時には、曝気や液面の変動などにより、空気が濾過体内や吸引管に取り込まれやすく、濾過が停止する虞がある。さらに、濾過体内に堆積した懸濁粒子を除去するため、吸引管から逆向きに洗浄液を供給する場合も、空気が混入しやすく、濾過が停止する虞がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、安定して高い透過液量を得ることができる分離膜モジュールを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、均一なダイナミック層を形成でき、高い透過液量と懸濁粒子に対する高い分離性能を有する分離膜モジュールを提供することにある。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、濾過体に気体が混入しても、濾過が停止しない分離膜モジュールを提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、分離膜面に均一に被処理液を供給できる分離膜モジュールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、被処理液の供給ラインと、分離膜エレメントと、このエレメントを収容するためのハウジングとを備えたモジュールを生物反応槽と独立して設け、このモジュールで生物反応槽からの被処理液を濾過すると、活性汚泥処理の曝気の影響を受けることなく、均一にダイナミック層を形成できること、特に、(1)前記ハウジングの上部に、濾過されなかった成分(濃縮成分)をオーバーフロー可能な開口部を形成すると、モジュール内での被処理液の速度分布を略均一にでき、モジュール内での濃縮成分の滞留を防止しつつ、分離膜全体に亘って均一に形成されたダイナミック層により効率よくかつ精度よく濾過処理できること、(2)分離膜エレメントから透過液を取り出すための透過液ラインを、モジュールの液面の高さよりも下部に形成すると、空気が混入しても濾過が停止することなく、安定して濾過を継続でき、均一に形成されたダイナミック層を維持できることを見いだし、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明の分離膜モジュールは、生物反応槽からの被処理液を供給するための被処理液供給ラインが接続されたハウジングと、このハウジング内に収容可能な少なくとも1つの分離膜エレメントと、この分離膜エレメントからの透過液を流出させるための透過液ラインとを備えている。そして、一の態様において、前記ハウジングに、分離膜エレメントで濾過されなかった被処理液をオーバーフローにより生物反応槽に返送するための開口部が形成されている。なお、被処理液供給ラインは、ハウジングの下部に接続していてもよく、開口部は、ハウジングの上部側壁に形成されていてもよい。また、他の態様においては、透過液ラインが、ハウジング内の被処理液の液面よりも下部に位置している。なお、透過液ラインが液面より下部に位置している場合でも、ハウジングの上部に、前記開口部が形成されていてもよく、この開口部よりも下部に透過液ラインが形成されていてもよい。これら分離膜モジュールにおいて、ハウジングの底部に被処理液供給ラインが接続されている場合、このラインとの接続部から側壁が側方に拡がる傾斜部がハウジングに形成されていてもよい。また、被処理液供給ラインと分離膜エレメントとの間には、被処理液を分散するための分散板を介在させてもよい。ハウジング内側壁には、分離膜エレメントを位置決め固定するための手段を設けてもよい。分離膜エレメント表面のケーキ層を所定の厚さに調整するため、散気管を分離膜エレメントよりも下部に形成してもよい。分離膜モジュールの分離膜エレメントを構成する固液分離膜は、繊維を互いに交絡させた通水性多孔質体(特に、不織布)であってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明の分離膜モジュールの一例を示す概略斜視図であり、図2は分離膜モジュールを構成する分離膜エレメントの概略斜視図である。また、図3は、図1の分離膜モジュールを用いた固液分離装置の概略構成図である。
【0013】
すなわち、本発明の分離膜モジュールは、生物反応槽からの被処理液を供給するための被処理液供給ラインが接続されたハウジングと、このハウジング内に収容可能な少なくとも1つの分離膜エレメントと、この分離膜エレメントからの透過液を流出させて貯水槽に貯水するための透過液ラインとを備えた分離膜モジュールであって、前記ハウジングの上部に、分離膜エレメントで濾過されなかった被処理液をオーバーフローにより生物反応槽に返送するための開口部が形成され、前記ハウジングの底部に、被処理液供給ラインが接続され、このラインとの接続部から側壁が側方に拡がる傾斜部がハウジングに形成され、かつ前記透過液ラインが、ハウジング内の被処理液の液面及び前記開口部よりも水頭差で10〜30cm下部に位置するとともに、貯水槽の液面がハウジング内の被処理液の液面よりも低い。なお、開口部は、ハウジングの上部側壁に形成されていてもよい。これら分離膜モジュールにおいて、被処理液供給ラインと分離膜エレメントとの間には、被処理液を分散するための分散板を介在させてもよい。ハウジング内側壁には、分離膜エレメントを位置決め固定するための手段を設けてもよい。分離膜エレメント表面のケーキ層を所定の厚さに調整するため、散気管を分離膜エレメントよりも下部に形成してもよい。分離膜モジュールの分離膜エレメントを構成する固液分離膜は、繊維を互いに交絡させた通水性多孔質体(特に、不織布)であってもよい。
【0014】
濾過槽22(分離膜モジュール22a)で濾過された透過液は、透過液ライン34aから取り出され、貯水槽23に供給される。なお、この貯水槽23において、液面の高さを、前記濾過槽22aの液面の高さよりも低くしているため、サイホンの原理により、この液面の高さの差(水頭差)に対応した圧力(吸引力)で、透過液を円滑に流出させることができる。また、濾過槽22(分離膜モジュール22a)には、洗浄液供給ライン35が逆流洗浄用ポンプ27bを介して接続されており、この洗浄液供給ラインの他方の端部は、前記貯水槽に浸漬している。
【0015】
より詳細には、分離膜モジュール22aは、濾過槽22の壁面を構成し、かつ底部に生物反応槽21からの被処理液供給ライン30aが接続されたハウジング(又はケーシング)31aを備えており、このハウジング31a内の被処理液に浸漬され固液分離可能な分離膜ユニット32aを収容している。このような分離膜モジュール22aで固液分離すると、生物反応槽21と独立して構成されているため、生物反応槽21での曝気の影響を回避して、分離膜面のケーキ層(フロック層)を安定して形成できる。
【0016】
図1に示されるように、ハウジング31aの下部は、逆四角錐状に傾斜した傾斜部を有する四角柱状に形成されており、ハウジング31aの最下部(この図では、底部)に、被処理液供給ライン30aが接続している。すなわち、ハウジング31aの下部には、被処理液供給ライン30aとの接続部から側壁が上方に向かって幅方向(又は側方)に拡がる傾斜部が形成されている。また、ハウジング31a内には複数の分離膜エレメント1で構成された分離膜ユニット32aが収容されており、ハウジング31aの側壁のうち、分離膜ユニット32aの上部には、分離膜エレメント1により濾過されなかった被処理液(懸濁粒子などを含む非透過液成分)をオーバーフローにより生物反応槽21に返送するための開口窓33aが形成されている。このような構造では、ハウジング下部の被処理液ライン30aから傾斜部に沿って被処理液を供給すると、被処理液を傾斜部により拡散させ、均一な速度分布で上昇させ、上部からオーバーフローにより非透過成分を生物反応槽21へ返送することができる。このため、分離膜面に均一なケーキ層(又はダイナミック層、フロック層)を形成でき、透水速度及び懸濁粒子の分離能を高い水準に維持できる。また、オーバーフローにより、モジュール内での堆積を抑制しながら非透過成分を効率よく返送できる。
【0017】
このハウジング31a内には、複数の分離膜エレメント(又は平膜エレメント)1を厚み方向に間隔をおいて並列に配設(すなわち積層)した分離膜ユニット32を収容している。この分離膜ユニット32aは、下方から供給される被処理液の流れ方向に対して、分離膜面が平行な方向に(すなわち、この例では、縦方向に向けて)収容されている。一定方向に流れる被処理液の流れ方向と平行に分離膜面を配設することにより、分離膜面に均等に被処理液を供給でき、ダイナミック層の厚さを均一にできる。また、ハウジング31aのうち分離膜ユニット32aの下部には、バルブ25bにより給気量が調整可能な散気管26bが延びている。この散気管26bから連続的又は間欠的(特に、連続的)に空気を供給すると、空気−液体間の界面の剪断力により、分離膜面の過剰な厚みのケーキを除去し、ケーキ層を適切な厚みに維持でき、透水速度の低下を抑制できるだけでなく、空気の上昇流により、ハウジング内で被処理液(及び非透過成分)を上昇流により流動させることができ、滞留を防止できる。
【0018】
なお、この分離膜モジュールを構成する各分離膜エレメント1は、図2に示されるように、方形状の枠体(又は支持体)2と、この枠体の両面に、ネットなどの通液性スペーサー10を介して配設され、かつ互いに離れて対向する固液分離膜3とで構成されており、内部空洞構造(又は袋状構造)を有する平膜エレメントを形成している。前記枠体2のうち互いに対向する一対の枠体部は、それぞれ、透過液ポート4を構成する集水管11と、洗浄液をエレメント内(空洞部)に導入するための洗浄液ポート6を構成する導入管12を備えている。この透過液ポート4は、前記透過液ライン34と接続可能であり、洗浄液ポート6は、洗浄液ライン35と接続可能である。
【0019】
より詳細には、互いに対向する固液分離膜3間の前記空洞部には、固液分離膜17を透過した透過液(透過水)が流通するための透過液流路5が形成されており、この透過液流路5は、枠体2に形成された透過液ポート4と通じている。袋状分離膜内の透過液流路5に透過した透過液は、透過液ポート4を通じてエレメント1外に取り出すことができる。また、分離膜エレメント1は、前記透過液流路5と独立して、洗浄液をエレメント1内の空洞部に導入するための洗浄液流路7を備えており、この洗浄液流路7を構成する導入管12と通じて、前記洗浄液ポート6が形成されている。前記導入管12の軸方向の複数箇所からは、エレメント1内の空洞部を横切る方向(この例では、透過液流路5のうち集水管11に向かう方向)に向かって複数の細管8が櫛歯状に連通して延びている。これらの細管8には、軸方向に沿って所定間隔毎に、洗浄液を吹き出すための複数の吹出孔(噴出孔)9が形成されており、先端部は閉塞し、かつ吹出孔9はそれぞれ固液分離膜3面に対して略直交する方向に開口している。このような分離膜エレメント1では、エレメント内に透過液流路5と洗浄液流路7とが互いに独立して形成されているため、高い効率で懸濁液や汚泥を濾過でき、また、高い効率で固液分離膜3を洗浄できる。
【0020】
なお、本発明の分離膜モジュールは、図4に示すようなモジュールであってもよい。図4の分離膜モジュールは、上方に行くにつれて側方へ拡がって傾斜した傾斜部を下部に有するハウジング31bを備えており、このハウジング31bの底部には、被処理液供給ライン30bが接続され、ハウジング31bの上部側壁には、分離膜を透過しなかった非透過成分(濃縮成分)をオーバーフロー可能な管状の開口部33bが形成されている。ハウジング31b内には、固液分離のための複数の分離膜エレメント1で構成された分離膜ユニットが収容されており、この分離膜ユニットは、図5に示されるように、ハウジング31bの内側壁に形成された固定手段(この例では、凸部又は突起状の桟部41)により、取出し可能に固定されている。前記分離膜ユニットと被処理液供給ライン30bとの間には、被処理液を均一に分散して、均一な液流とするための分散板39bが設けられている。また、分離膜ユニット32bの下部には、ハウジング31bの下部に形成された散気管挿入孔38を通じて挿入された散気管(図示せず)が位置している。なお、各分離膜エレメント1の洗浄液ポート6は、それぞれ洗浄液ライン35bと接続している。そして、この分離膜モジュールにおいて、各分離膜エレメント1の透過液ポート4は透過液ライン34bに接続されて合流しており、この透過液ライン34bは、ハウジング31bのうち、モジュール内の被処理液の液面よりも下部、例えば、前記開口部33bよりも下部から外方に延出している。すなわち、貯水槽23と分離膜モジュール22bとを連絡する透過液ライン34bは、モジュール22b内の被処理液の液面(又は、開口部)よりも下方に位置している。
【0021】
このような分離膜モジュールを用いても、上部にオーバーフロー口が形成されたハウジングを用いて、生物反応槽と独立して固液分離しているため、偏り無く被処理液の均一な流れを形成でき、固液分離膜3に均一なダイナミック層を形成できる。また、透過液ライン34bが、モジュール22b内の被処理液の液面(又は、開口部)よりも下方に形成されているため、散気管からの空気供給や、洗浄液ポートからの洗浄液の供給により、エレメント1内に空気が混入しても、濾過停止の虞がなく、安定して濾過を継続できる。このため、ポンプ吸引などによりエレメント内を吸引して濾過を再開する必要がない。特に、開口部からオーバーフローにより濃縮成分を排出しているため、液面を一定の高さに維持でき、液面よりも下部に位置する透過液ラインから安定して透過液を流出できる。
【0022】
本発明の分離膜モジュールにおいて、必ずしも、ハウジングの底部から被処理液を供給したり、開口部から非透過成分(濃縮成分)を排出させる必要はなく、被処理液供給ライン及び非透過成分排出口は、ハウジングの任意の部位に形成できる。例えば、図6に示すように、ハウジングの上部から被処理液を供給し、ハウジングの下部から非透過成分を排出してもよい。すなわち、図6のモジュールは、図4のモジュールと異なり、ハウジング31cの上部側壁に被処理液供給ライン30cが接続されている。そして、被処理液供給ライン30cから落下する被処理液をハウジング内に均一に分散させるため、被処理液供給ライン30cと分離膜ユニット32cとの間に分散板39cを介在させている。上部から供給された被処理液は、ハウジング31c内に収容された分離膜エレメント1で濾過処理され、分離膜3を透過した透過液は、透過液ライン34cから流出し、非透過成分は、ハウジング31cの底部に形成された非透過液(濃縮液)排出ライン40から排出され、生物反応槽へ返送される。なお、ハウジング上部側壁に形成されている開口部33cからも、必要に応じて、濃縮液を排出できる。
【0023】
また、本発明の分離膜モジュールにおいて、モジュールの形状は、四角柱形状に限らず、多角柱形状(三角柱、四角柱、五角柱、六角柱など)、円柱形状などであってもよく、ハウジング下部の傾斜部も必ずしも必要ではない。
【0024】
また、非透過成分を排出又は返送するための開口部の形状は、特に制限されず、スリット状孔、メッシュ状孔、横方向に延びた開口部を有する窓状形状(開口窓)であってもよく、管状であってもよい。窓状の場合、非透過成分を効率よくオーバーフローできる。一方、管状の場合、管状の開口部に非透過成分(濃縮液)排出用の配管を接続して、生物反応槽に非透過成分(濃縮液)を返送できるため、生物反応槽と分離膜モジュールとを隣接することなく、距離をおいて設置できる。
【0025】
また、ハウジング内に散気管は必ずしも必要ではなく、例えば、撹拌手段により濾過膜面のケーキ層(フロック層)の厚さを調整してもよい。
【0026】
さらに、図3〜図5のモジュールから明らかなように、本発明のモジュールにおいて、被処理液供給ラインと分離膜ユニットとの間に介在する分散板や、分離膜ユニット固定用の手段は、必ずしも必要ではない。
【0027】
本発明の分離膜モジュールにおいて、分離膜は、精密濾過膜(MF)や限外濾過膜などであってもよいが、生物反応槽と独立した分離膜モジュールで濾過するため、ダイナミック層(フロック層)を形成しながら高い透水速度で濾過できる膜、例えば、平均孔径の大きな分離膜(通水性多孔膜など)に好適に利用できる。好ましい分離膜には、繊維を交絡させた通水性多孔質体(織布、不織布など)、特に不織布が含まれる。不織布としては、例えば、下記特性のうち少なくとも1つの特性を有する不織布から選択できる。
(1)目付け量:10〜1,000g/m2程度、好ましくは20〜900g/m2程度
(2)通気度:0.1〜200cm3/cm2・s程度、好ましくは0.2〜150cm3/cm2・s程度
(3)繊維の平均直径:0.5〜30μm程度、好ましくは1〜10μm程度
(4)布の厚さ:30〜5,000μm程度、好ましくは100〜2,000μm程度
前記不織布は、繊維(天然繊維、再生繊維、半合成繊維など)を用い、慣用の方法(繊維をウェブ化し、熱圧着や接着剤などで結合する方法、ニードルパンチ法など)により製造できる。天然繊維としては、綿、麻、羊毛、セルロース繊維などが例示できる。再生繊維には、レーヨン類(ビスコースレーヨンなど)が含まれる。半合成繊維としては、セルロースエステル系繊維(酢酸セルロース繊維など)、セルロースエーテル系繊維(メチルセルロース繊維など)が挙げられる。合成繊維には、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど)、(メタ)アクリル系樹脂(ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリアクリロニトリルなど)、ポリカーボネート、ポリエーテル、ポリエーテルエステル、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66など)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ハロゲン含有ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなど)、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂、これらの樹脂の構成単位を組み合わせた共重合体や架橋体、混合物から得られる繊維が挙げられる。好ましい繊維には、ポリエステル繊維(ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維など)、ポリオレフィン繊維(ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維など)、特にポリエステル繊維が挙げられる。
【0028】
不織布などの分離膜の平均孔径(又は平均保持粒子径)は、透水速度および分離性能を損なわない範囲で選択でき、例えば、1〜300μm程度(例えば、1〜200μm程度)、好ましくは10〜300μm程度(例えば、10〜200μm程度)、さらに好ましくは15〜300μm程度(例えば、15〜200μm程度)であってもよい。なお、平均孔径は、分離膜表面の100倍及び10,000倍の電子顕微鏡写真を撮影し、画像処理装置で処理することにより算出できる。
【0029】
また、純水に対する固体分離膜の透水速度は、膜間差圧1kPaにおいて、例えば、10〜10,000m3/m2・day程度、好ましくは50〜5,000m3/m2・day程度、さらに好ましくは100〜1,000m3/m2・day程度であってもよい。
【0030】
また、前記分離膜モジュールにおいて、分離膜エレメントは、前記構造に限らず種々のエレメントが使用できる。例えば、分離膜エレメントは、枠体(又は支持体)の両面に張設され、かつ互いに離れて対向する分離膜と、この分離膜間に透過した透過液を流出させるための流出ポート又は流出ラインを備えていればよく、逆流洗浄により分離膜を再生する場合には、分離膜間に洗浄液を供給するための供給ポート又は供給ラインを備えていればよい。また、透過液用の集水管や洗浄液用の導入管は、枠体(又は支持体)の適所、例えば、同一辺上又は枠部、対向する辺又は枠部、隣接する辺又は枠部などに形成でき、互いに対向する部位又は非対向部位に形成できる。なお、洗浄液ポートを上部に配し、透過液ポートを下部に配して固液分離すると、分離膜エレメント内の下部からスムーズに濾過液(透過液)を取り出すことができ、エレメント内に懸濁粒子が堆積するのを防止できる。
【0031】
ハウジング内の分離膜ユニットは、分離膜が接触しない種々の形態で少なくとも1つ分離膜エレメントが配列されていればよく、分離膜エレメントを厚み方向に並列する必要はない。
【0032】
前記分離装置において、貯水槽は必ずしも必要ではない。貯水槽がない場合には、例えば、透過液ラインの流出口端部の高さを、分離膜モジュールの液面よりも低くすることで、水頭差に対応した濾過圧力(膜間差圧)を得ることができる。
【0033】
水頭差は、例えば、1〜50cm程度、好ましくは10〜30cm程度である。また、水頭差に対応して分離膜面に作用する圧力(膜間差圧)は、例えば、100〜5,000Pa程度、好ましくは1,000〜3,000Pa程度である。
【0034】
分離膜モジュールに供給される被処理液の処理度は、汚泥中の懸濁粒子(SS)の界面沈降速度で、例えば、0.1mm/min以上(0.1mm/min〜10mm/min程度)、好ましくは0.2mm/min以上(0.2〜5mm/min程度)であってもよく、静置後の上澄み液のSS濃度が、例えば、200mg/L以下(10〜200mg/L程度)、好ましくは100mg/L以下(10〜100mg/L程度)であってもよい。このように調整処理された被処理液を用いると、分離膜モジュールで、高い透水速度で濾過できる。
【0035】
洗浄液としては、前記貯水槽の透過液のほか、水や薬液(次亜塩素酸水溶液、水酸化ナトリウム水溶液など)が使用できる。これら水や薬液は、前記洗浄液用ラインを通じて、又は、必要に応じて別途設けられたラインを通じて、分離膜エレメントに供給される。
【0036】
洗浄液ラインからの洗浄液の供給速度は、固液分離膜1m2当たり、例えば、1〜100m3/m2・day程度、好ましくは10〜50m3/m2・day程度である。
【0037】
得られる透過液の量(透水速度)は、平均で、例えば、0.5〜5m3/m2・day程度、好ましくは0.8〜3m3/m2・day程度である。
【0038】
また、得られた透過液中の懸濁粒子の濃度(透過液SS濃度)は、平均で、例えば、0.5〜30mg/L程度、通常、1〜10mg/L程度である。なお、透過液SS濃度は、一定体積の透過液中に含まれる不溶成分を、孔径0.4μmのガラスフィルター上に捕集し、ガラスフィルターごと乾燥し、乾燥後の重量を測定することにより求めることができる。
【0039】
本発明の分離膜モジュールは、各種施設の排水、各種施設の排水の処理に利用できる。例えば、汚泥処理場の活性汚泥を用いた汚泥処理装置として好適に利用できる。また、河川、湖沼の浄化処理などにも利用できる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、分離膜モジュールにおいて、オーバーフロー可能な開口部を形成する場合、モジュール内に濃縮成分が滞留するのを防止でき、効率よく、かつ精度よく濾過できる。また、モジュールの液面よりも下部に透過液ラインを形成する場合、空気が混入しても濾過が停止することなく、安定して濾過を継続できる。
【0041】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0042】
なお、以下における各数値は、下記の方法により行った。
(1)平均孔径
100倍及び10,000倍で濾過膜表面の電子顕微鏡写真を撮影し、得られた写真の計3箇所(2cm×2cm面積)を画像処理装置で処理し、平均孔径を算出した。
(2)透水速度
濾過体の有効膜面積を基準にして、単位時間当たりの透過液量より算出した。
(3)透過液SS濃度
所定容積の透過液中に含まれる固形分濃度を、孔径0.4μmのガラスフィルターにより濾過し、乾燥した後、秤量することにより測定した。
【0043】
実施例1
分離膜として、不織布H8007(日本バイリーン(株)製、ポリエステル製不織布、平均孔径100μm、目付量75g/m2、通気度60cm3/cm2・s、繊維径10μm)を用い、図2の分離膜エレメントを作製した(有効膜面積0.05m2)。このエレメントを、2枚併設する以外は、図1と同様の分離膜モジュールを作製し、図3の分離装置により汚泥処理を行った。
【0044】
被処理液として、兵庫県姫路市の下水処理場から採取した活性汚泥を含む排水(MLSS濃度約10,000mg/L)を用い、生物反応槽21から分離膜モジュール22への被処理液供給ライン30aの循環線速度を1cm/sにし、濾過槽温度18〜23℃、膜間差圧0.3kPaで固液分離を行った。なお、濾過中は、濾過槽22の下部に設けられた散気管26bから、2L/minの速度で空気を供給した。また、12時間に1回の割合で、洗浄液用ライン35から水(透過水)を30m3/m2・dayで1分間供給し、水洗浄を行った。
【0045】
実施例2
分離膜として、不織布MF180(日本バイリーン(株)製、ポリエステル製不織布、平均孔径20μm、目付量180g/m2、通気度2cm3/cm2・s、繊維径10μm)を用いる以外は、実施例1と同様にした。
【0046】
比較例1
分離膜モジュールとして、ハウジングの側面上部に開口窓が形成されておらず、代わりに、ハウジングの頭頂部に固液分離膜で透過されなかった非透過成分(濃縮液)を排出するための排出ラインが形成されている図7の分離膜モジュールを用いる以外は、実施例1と同様にした。なお、この排出ラインからの濃縮液は、ポンプ27aによる被処理液の供給に対応した圧力により圧送し、生物反応槽へ返送した。図7に示す分離膜モジュールは、ハウジング41が上方に行くに従って側方に拡がった逆四角錘台状の下部41aと、上方に行くに従って側方に狭まる四角錐台状の上部41bとを備えており、ハウジング41の下部には供給ラインが接続され、上部には濃縮液排出ラインが接続されている。なお、図1及び図4〜6と図7とにおいて、実施例のハウジング内の上部圧力P2が大気圧(P2=0)であるのに対し、図7に示すハウジングでは上部41bの圧力P2>0である点、および比較例のハウジングは実施例のハウジングに比べて、濃縮液排出開口部が極端に小さい点で相違している。
【0047】
実施例及び比較例で得られた透水液の透水速度と透過液SS濃度とを図8に示した。図8から明らかなように、実施例では、長期間に亘って、安定して高い透水速度で分離能よく透過液が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の分離膜モジュールの一例を示す概略斜視図である。
【図2】図2は分離膜エレメントの概略斜視図である。
【図3】図3は分離装置の一例を示す概略構成図である。
【図4】図4は本発明の分離膜モジュールの他の例を示す概略斜視図である。
【図5】図5は図4のモジュールを構成するハウジングの断面図である。
【図6】図6は本発明の分離膜モジュールの別の例を示す概略斜視図である。
【図7】図7は比較例の分離膜モジュールを示す概略斜視図である。
【図8】図8は実施例及び比較例で得られた透水液の透水速度とSS濃度とを示すグラフである。
【符号の説明】
1…分離膜エレメント
22a、22b、22c…分離膜モジュール
30a、30b、30c…被処理液供給ライン
31a、31b、31c…ハウジング
33a、33b、33c…開口部
34a、34b、34c…透過液ライン
Claims (7)
- 生物反応槽からの被処理液を供給するための被処理液供給ラインが接続されたハウジングと、このハウジング内に収容可能な少なくとも1つの分離膜エレメントと、この分離膜エレメントからの透過液を流出させて貯水槽に貯水するための透過液ラインとを備えた分離膜モジュールであって、前記ハウジングの上部に、分離膜エレメントで濾過されなかった被処理液をオーバーフローにより生物反応槽に返送するための開口部が形成され、前記ハウジングの底部に、被処理液供給ラインが接続され、このラインとの接続部から側壁が側方に拡がる傾斜部がハウジングに形成され、かつ前記透過液ラインが、ハウジング内の被処理液の液面及び前記開口部よりも水頭差で10〜30cm下部に位置するとともに、貯水槽の液面がハウジング内の被処理液の液面よりも低い分離膜モジュール。
- 開口部がハウジングの上部側壁に形成されている請求項1記載の分離膜モジュール。
- 被処理液供給ラインと分離膜エレメントとの間に、被処理液を分散するための分散板が介在している請求項1記載の分離膜モジュール。
- 分離膜エレメントを位置決め固定するための手段がハウジングに設けられている請求項1記載の分離膜モジュール。
- 分離膜エレメント表面のケーキ層を所定の厚さに調整するための散気管が、分離膜エレメントよりも下部に形成されている請求項1記載の分離膜モジュール。
- 分離膜エレメントを構成する固液分離膜が、繊維を互いに交絡させた通水性多孔質体である請求項1記載の分離膜モジュール。
- 分離膜エレメントを構成する固液分離膜が不織布である請求項1記載の分離膜モジュール。
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