JP4192087B2 - 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール - Google Patents

光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール Download PDF

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Description

本発明は、光レセプタクルとこれを用いた光モジュールに関するものである。
従来から、光信号を電気信号に変換するために、半導体レーザーやフォトダイオード等の光素子をケース内に収納し、このケースを光ファイバの端面に対向して設け、光信号を光ファイバの端面に入射または出射し、光ファイバを通じて光信号を導入又は導出するような光学装置が開示されている。
ここで、半導体レーザーをケース内に収容し、光信号を導出するものを発光モジュール、フォトダイオードをケース内に収容し、光信号を導入するものを受光モジュールと呼び、これらを総称して光モジュールと呼ばれている。
上記光モジュールのうち光コネクタを接続するようにしたレセプタクル型の光モジュールは、図9に示すように光レセプタクル21の一端に光素子22を備えるとともに、他端に光コネクタ3を接続するものである(特許文献1参照)。
上記光レセプタクル21は、アルミナ、ジルコニアなどのセラミック材料からなる精密スリーブ24と、この精密スリーブ24の外周を圧入または接着固定する金属ホルダ25から構成されている。
さらに上記の光レセプタクル21を用いて光モジュール26を構成する場合は、光レセプタクル21の先端側21aより精密スリーブ24内に光コネクタ23を挿入し、光ファイバ27のコア27aと、光素子22とレンズ28を備えたケース29を最も効率よく光信号が導入、導出される位置関係に調心し、溶接部30で溶接固定する。
また、光コネクタ23を着脱する度に、突き当たり、光コネクタ23の端面23bを再現良く位置決めすることで、挿入損失の再現性を高めるため、ストッパー21bを設けている。
また、光コネクタ23の外径公差は±1μm以下で、その貫通孔に備えられた光ファイバ27の中心には光信号が伝搬する直径10μm程度のコア27aがある。
コア27aと、光素子22を精度良く位置決めするため、光コネクタ23の外径よりも0.5〜2μm程度大きい内径を有する精密スリーブ24によって光コネクタ23を安定且つ高精度に保持されている。
また、金属ホルダ25は、セラミック材料からなる精密スリーブ24よりも熱膨張係数が大きいため、高温時での金属ホルダ25による精密スリーブ24の保持強度を十分に確保する目的で、常温での保持強度を50N以上に設定することが多い。
ところで、近年、光モジュール26の低価格化、高性能化が求められており、上記光レセプタクル21も同様に低価格化、高性能化が求められている。
特開平7−168064
しかしながら、低価格にするため、精密スリーブ24と金属ホルダ25を圧入せず、精密スリーブ24の外径と金属ホルダ25の内径の公差を大きく設定し、20μm以上の隙間ばめとし、精密スリーブ24と金属ホルダ25を接着剤で固定すると、長期信頼性試験で剥離が生じ、信頼性に問題があった。
また、精密スリーブ24と金属ホルダ25を圧入で固定する場合、精密スリーブ24は脆性材料であるセラミック材料であることが多く、且つ中空部材であるため、圧入による締め付け力が大きいと破壊されることがあった。
そのため、圧入締め代は5μm〜15μm程度に抑える必要があり、精密スリーブ24の外径と、金属ホルダ25の内径は高精度に加工しなければならず、技術的に難しく、高価なものであった。
さらに、圧入による金属ホルダ25の締め付け力が精密スリーブ24の外周に働き、精密スリーブ24の内径寸法が、圧入前と比べて、2μm以上小さくなり、光コネクタ23が挿入出来なくなる問題があった。
また、圧入により、精密スリーブ24の内径寸法が小さくなった場合、セラミック材料よりも高硬度であるダイヤモンドパウダーを塗布した、研磨ピンを精密スリーブ24の内径に挿入し、研磨することで、精密スリーブ24の内径を規格寸法に追加工しなければならず、加工コストが高くなる問題があった。
更には、研磨ピンを挿入して研磨する場合、精密スリーブ24の内径に研磨ピンを貫通させる必要があるため、レセプタクル21にはストッパ21bを設けることが出来ず、ピン研磨後に、別部品としてストッパ21bを圧入、溶接、接着などで、取り付ける必要が生じ、部品点数が増え、コストが高くなる問題があった。
本発明は、精密スリーブと、該精密スリーブが圧入固定される金属ホルダからなる光レセプタクルにおいて、上記金属ホルダの側面に軸方向のスリットを配設したことを特徴とする。
また、上記スリットを上記金属ホルダの周方向に等間隔で複数配設したことを特徴とする。
また、上記スリットの長さを上記精密スリーブの長さ以上としたことを特徴とする。
また、上記スリットの各幅の合計を上記金属ホルダの全周の50%以下としたことを特徴とする。
また、精密スリーブと、該精密スリーブが圧入固定される金属ホルダからなる光レセプタクルにおいて、上記金属ホルダの内周面に軸方向の凸部を設けたことを特徴とする。
また、上記凸部を上記金属ホルダの周方向に等間隔で3箇所以上配設したことを特徴とする。
また、上記凸部の長さを上記精密スリーブの長さの50%以上としたことを特徴とする。
また、上記凸部の各幅の合計を上記金属ホルダの全周の10〜50%としたことを特徴とする。
さらに、上記精密スリーブの内周面に軸方向の凸部を3箇所以上設けたことを特徴とするものである。
また、上記精密スリーブの凸部と上記金属ホルダのスリットを同数とし、周方向に等間隔とし、上記精密スリーブの凸部の周方向の位置を上記金属ホルダのスリットの範囲内にしたことを特徴とするものである。
また、上記精密スリーブの凸部と上記金属ホルダの凸部を同数で周方向に等間隔とし、上記精密スリーブの凸部の周方向の位置を上記金属ホルダの凸部の範囲外にしたことを特徴とするものである。
上記の光レセプタクルを光素子を有するケースに取り付けたことを特徴とする光モジュール。
本発明の構成によれば、上記精密スリーブと、該精密スリーブが圧入固定される金属ホルダからなる光レセプタクルにおいて、上記金属ホルダの側面に軸方向のスリットを配設したために、簡単な構成で、光コネクタの挿入性に優れ、部品点数も少なく、高信頼性で、低価格で、高性能な光レセプタクルを実現する。
または、上記金属ホルダの内周面に軸方向の凸部を設けたために、簡単な構成で、光コネクタの挿入性に優れ、部品点数も少なく、高信頼性で、低価格で、高性能な光レセプタクルを実現する。
さらに、上記精密スリーブの内周面に軸方向の凸部を3箇所以上設けたために、簡単な構成で、光コネクタの挿入性に優れ、部品点数も少なく、高信頼性で、低価格で、高性能な光レセプタクルを実現する。
さらに、本発明の光モジュールは、上記光レセプタクルに、光信号を出射する光素子を収納したケースを取り付けたために、高信頼性で、低価格で、高性能な光モジュールを実現することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基いて説明する。
図1(a)は、本発明の光レセプタクルの第1の実施形態を示す正面図であり、(b)は同図の側面断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態による光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である。
図1および図2に示すように、光レセプタクル1はセラミック製の精密スリーブ4と、精密スリーブ4の外周と圧入により固定されている金属ホルダ5で構成されており、精密スリーブ4の内径は精密スリーブ4の先端側4aから光コネクタ3を挿入する構造になっている。
また、金属ホルダ5の後端側1cは光コネクタ3の端面3bが光コネクタ3を着脱する度に、突き当たり、光コネクタ3の端面3bを再現良く位置決めすることで、挿入損失の再現性を高めるため、ストッパー1bを設けている。
上記光コネクタ3とは、この光レセプタクル1を用いて光信号をやりとりする際に、精密スリーブ4に挿入することによって、光素子2と光ファイバ7を接続するものであり、フェルール11の中心に光ファイバ7を有して構成されている。
一般的に光コネクタ3の外径は、φ2.499±0.0005mmまたはφ1.249±0.0005mmである。
また、一般に光レセプタクル1における光コネクタ3との嵌合部となる金属ホルダ5の端面側5bからストッパー1bまでの長さは規格化されており、光コネクタ3の端面3bは、光レセプタクル1のストッパー1bに確実に突き当たるように設計されている。
また、光コネクタ3の着脱の際、精密スリーブ4による光コネクタ3の保持状態を安定させるために、精密スリーブ4の内径は光コネクタ3の外径よりも、僅かに大きいものの、その差は最小限にしており、0.5〜2μm程度としている。
上記精密スリーブ4はジルコニア、アルミナなどのセラミック材料、またはステンレス、銅などの金属からなっており、主には耐摩耗性を考慮して、ジルコニア、アルミナなどのセラミック材料からなることが望ましい。
さらに、金属ホルダ5は光モジュール6としてケース9と溶接することが多いため、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの溶接が可能な材料からなっている。主には耐腐食性と溶接性を考慮して、ステンレスが用いられる。
さらに、光コネクタ3の外径と精密スリーブ4の内径の表面粗さは挿入性を考慮して、算術平均粗さRaで0.2μm以下とするのが望ましい。
挿入損失とは、図10に示すように、光素子2を駆動させ、光コネクタ3を取り付け、パワーメーター40にて光出力を測定するものである。
光素子2の出力全てが、パワーメーター40にて測定されれば、挿入損失はゼロになり、光素子2の出力以下であれば、挿入損失があると見なし、光素子2の出力P0と光コネクタ3と光ファイバ41を介して、パワーメーター40にて測定される光出力P1から、挿入損失(dB)=−10Log(P1/P0)で算出する。
ここで、本発明の光レセプタクル1は、上記金属ホルダ5の側面に軸方向のスリット5aを配設することが必要である。
このため、金属ホルダ5のスリット5aが開き、金属ホルダ5の内径が大きくなるため、圧入により精密スリーブ4の内径寸法が小さくなることはなく、光素子2と、光コネクタ3との光の導入、導出に影響を与えること無く、挿入損失が低減できる。
金属ホルダ5のスリット5aの数および位置は、図3に示すように(a)1箇所スリット、(b)2箇所スリット、(c)3箇所スリット、(d)4箇所スリットなどにすることができる。
スリット5aを複数配設する場合、金属ホルダ5の周方向に等間隔にする必要がある。
それは、等間隔にすることで、金属ホルダ5により、精密スリーブ4が安定した状態で
保持されるためである。
また、スリット5aの長さL1は、精密スリーブ4の長さL2以上にするのが望ましい。
それは、精密スリーブ4をホルダ5に圧入した際、スリット5aが開き、金属ホルダ5の内径が大きくなりやすいためである。
スリット5aの長さL1が、精密スリーブ4の長さL2より小さい場合、精密スリーブ4を金属ホルダ5に圧入した際、精密スリーブ4の後端側4bの内径寸法は小さくなり、光コネクタ3の挿入に不向きである。
さらに、スリット5aの各幅の合計を上記金属ホルダ5の全周の50%以下にするのが望ましい。
上限の50%を超えると、金属ホルダ5による、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱し易くなり、不向きである
また、スリット5aの形状は、図4に示すように(a)直行型、(b)斜め型などにすることができ、安価に加工が出来る1箇所スリットの直行型が望ましい。
次に、同様の効果が得られる、本発明の第2の実施の形態を図面に基いて説明する。
図5(a)は、本発明の光レセプタクル1の第2の実施の形態を示す正面図であり、(b)は同図の側面断面図である。
図6は、本発明の第2の実施の形態である光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である
図5および図6に示すように、光レセプタクル1は、セラミック製の精密スリーブ4と、精密スリーブ4の外周と圧入により固定されている金属ホルダ5で構成されており、本発明の光レセプタクル1は、上記金属ホルダ5の内周面に軸方向の凸部5cを設けることが必要である。
このため、金属ホルダ5により、精密スリーブ4の外周を圧入より締め付けても、凸部5cに応力が集中し、凸部5cが弾性変形し、金属ホルダ5の内径が大きくなるため、精密スリーブ4の内径が小さくなることはなく、光素子2と、光コネクタ3との光の導入、導出に影響を与えること無く、挿入損失を低減できる。
金属ホルダ5の凸部5cの数および位置は、図7に示すように(a)3箇所、(b)4箇所などにすることができる。
また、凸部5cを3箇所以上配設する場合、金属ホルダ5の周方向に等間隔にすることが望ましい。
それは、等間隔にすることで、凸部5cにより、精密スリーブ4が安定した状態で保持されるためである。
また、凸部5cの長L3さは、精密スリーブ4L2の長さの50%以上にするのが望ましい。
それは、50%を下回る場合、凸部5cによる、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱しやすい
さらに、凸部5cの各幅の合計を上記金属ホルダ5の全周の10〜50%にすることが望ましい。
上限の50%を超えると、ホルダ5の凸部5cが変形しにくくなり、精密スリーブ4の内径が小さくな、光コネクタ3の挿入に不向きである。
一方、下限の10%を下回ると、金属ホルダ5のs凸部5cによる、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱しやすい
また、凸部5cの形状は、図8に示すように(a)凹部円弧型、(b)凹部角型にすることができ、切削加工により、技術的に容易で安価に加工が出来る凹部角形が望ましい。
図9(a)は、本発明の光レセプタクル1の第3の実施の形態を示す正面図であり、(b)は同図の側面断面図である。
図10は、本発明の第3の実施の形態である光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である
図9および図10に示すように、光レセプタクル1は、セラミック製の精密スリーブ4と、精密スリーブ4の外周と圧入により固定されている金属ホルダ5の側面に軸方向のスリット5aを設けて構成されており、本発明では精密スリーブ4の内周面に凸部4cを3箇所以上設けることが望ましい。
このため、金属ホルダ5により、精密スリーブ4の外周を圧入により締め付ける力が過大で、精密スリーブ4が変形しても、精密スリーブ4の内周面の凹部4dの変形に留まり、精密スリーブ4の内周面の凸部4cからなる内径が小さくなることはなく、光素子2と、光コネクタ3との光の導入、導出に影響を与えること無く、挿入損失を低減できる。
精密スリーブ4の凸部4cの数および位置は、図11に示すように(a)3箇所、(b)4箇所などにすることができる。
また、凸部4cは精密スリーブ4の周方向に等間隔にすることが望ましい。
それは、等間隔にすることで、凸部4cにより、光コネクタ3が安定した状態で保持されるためである。
また、図11に示すように、上記精密スリーブ4の凸部4cと上記金属ホルダ5のスリット5aを同数とし、周方向に等間隔とし、該精密スリーブ4の凸部4cの位置を該金属ホルダ5のスリット5aの内側にすることが望ましい。
それは、金属ホルダ5により、精密スリーブ4の外周を圧入により締め付けても、凸部5cに応力が集中し、凸部5cが弾性変形し、金属ホルダ5の内径が大きくなるため、精密スリーブ4の内径が小さくなることはなく、さらに、金属ホルダ5により、精密スリーブ4の外周を圧入により締め付ける力が過大で、精密スリーブ4が変形しても、金属ホルダの凸部5cによる精密スリーブ4の締め付け箇所の内径は凹部4dであるため、凹部4dの変形に留まり、精密スリーブ4の凸部4cからなる内径が小さくなることがなく、光素子2と、光コネクタ3との光の導入、導出に影響を与えること無く、挿入損失を低減できる。
精密スリーブ4の外周を圧入により締め付ける力が過大でも良いということは、金属ホルダ5の内径が光コネクタ3より小さくてもよい事を意味するため、金属ホルダ5の内径寸法の許容幅が広がり、技術的に加工が容易で、低価格にすることが出来る。
図12(a)は、本発明の光レセプタクル1の第4の実施の形態を示す正面図であり、(b)は同図の側面断面図である。
図13は、本発明の第4の実施の形態である光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である
図12および図13に示すように、光レセプタクル1は、セラミック製の精密スリーブ4と、精密スリーブ4の外周と圧入により固定されている上記金属ホルダ5の内周面に軸方向の凸部5cを設けて構成されており、本発明では精密スリーブ4の内周面に凸部4cを設けることが望ましい。
また、図14に示すように、上記精密スリーブ4の凸部4cと上記金属ホルダ5の凸部5cを同数で周方向に等間隔とし、該精密スリーブ4の凸部4cの位置を該金属ホルダ5の凸部5cの外側にすることが望ましい。
この場合でも、第3の実施の形態と同じ効果が得られる。
本発明の実施例を説明する。
図1および図2に示す本発明の実施例である光レセプタクル1を作製した。
図1および図2に示すように、光レセプタクル1は、セラミック製の精密スリーブ4と、精密スリーブ4の外周と圧入により固定されている金属ホルダ5で構成されている。
精密スリーブ4の材質はジルコニアを用い、金属ホルダ5の材質はステンレスを用いた。
挿入する光コネクタ3の外径は、φ2.499±0.0005mmとし、金属ホルダ5に圧入する前の精密スリーブ4の内径は、φ2.5±0.0005mmとし、光コネクタ3の外径と精密スリーブ4の内径の表面粗さは算術平均粗さRaで0.2μm以下にしている。
そこで、本発明の実施例として、スリット5aを1箇所配設し、スリット5aの長さL1は精密スリーブ4の長さL2と同じにしたものを5個用意した。
一方、比較例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、金属ホルダ5にスリット5aを配設していないものを5個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を作製し、図10にしめすように、光レセプタクル1と光コネクタ3を接続させ、挿入損失を測定した。
その結果を表1に示す。
Figure 0004192087
その結果、比較例では、精密スリーブ4の内径寸法が小さくなったため、光コネクタ3が挿入できなかったものが5個中4個、挿入性が悪く、光レセプタクル1のストッパー1bに光コネクタ3の端面3bが突き当たらず、挿入損失が異常に大きくなったののが5個中1個であった。
本発明の実施例1では、全て光コネクタ3は正常に挿入することができ、挿入損失の平均は4.46dBになり、大幅に不良率および、挿入損失が低減できることが確認された。
更に、実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、スリット5aの長さL1を精密スリーブ4の長さL2と同じにし、スリット5aの各幅の合計を金属ホルダ5の全周の30%とし、スリット5aを金属ホルダ5の周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設したものと、スリット5aの間隔を、90°、135°、135°にし、等間隔では無いものを各5個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表2に示す。
Figure 0004192087
その結果、スリット5の間隔が等間隔では無いものでは、金属ホルダ5による、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱したものが5個中2個であったのに対し、等間隔のものは、全て精密スリーブ4が離脱することは無く、大幅に不良率を低減できることが確認された。
更に、実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、スリット5aを金属ホルダ5の周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設し、スリット5aの各幅の合計を金属ホルダ5の全周の30%とし、スリット5aの長さL1が、精密スリーブ4の長さL2の80%のものと、100%のものを各5個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表3に示す。
Figure 0004192087
その結果、スリット5aの長さL1が、精密スリーブの4の長さの80%のものでは、全て精密スリーブ4の内径寸法が小さくなったため、光コネクタ2が挿入性が悪く、光レセプタクル1のストッパー1bに光コネクタ3の端面3bが突き当たらず、挿入損失が異常に大きくなったのに対し、100%のものでは、全て光コネクタ3が正常に挿入することができ、挿入損失の平均は4.39dBになり、大幅に不良率および、挿入損失が低減できることが確認された。
更に、実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、スリット5aを金属ホルダ5の周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設し、スリット5aの長さL1を精密スリーブ4の長さL2と同じにし、スリット5aの各幅の合計が金属ホルダ5の全周の5%、10%、30%、50%、70%のものを各1個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表4に示す。
Figure 0004192087
その結果、70%のものでは、金属ホルダ5による、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱したのに対し、5%〜50%のものでは、精密スリーブ4が離脱することは無く、大幅に不良率を低減できることが確認された。
次に、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で図5および図6に示す本発明の実施例である光レセプタクル1を作製した。
そこで、本発明の実施例として、金属ホルダ5の内周面に軸方向の凸部5cを周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設し、凸部5cの長さL3は精密スリーブ4の長さL2の50%にし、凸部5cの各幅の合計を金属ホルダ5の全周の30%のものを5個用意した。
一方、比較例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、凸部5cを配設していないものを5個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表5に示す。
Figure 0004192087
その結果、比較例では、精密スリーブ4の内径寸法が小さくなったため、光コネクタ3が挿入できなかったものが5個中4個、挿入性が悪く、光レセプタクル1のストッパー1bに光コネクタ3の端面3bが突き当たらず、挿入損失が異常に大きくなったののが5個中1個であった。
本発明の実施例では、全て光コネクタ3は正常に挿入することができ、挿入損失の平均は4.41dBになり、大幅に不良率および、挿入損失が低減できることが確認された。
更に、実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、凸部5cの長さL3は精密スリーブ4の長さL2の50%にし、凸部5cの各幅の合計を金属ホルダ5の全周の30%にし、金属ホルダ5の内周面に軸方向の凸部5cを周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設したものと、凸部5cの間隔を、90°、135°、135°にし、等間隔では無いものを各5個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表6に示す。
Figure 0004192087
その結果、等間隔では無いものでは、金属ホルダ5による、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱したものが5個中2個であったのに対し、等間隔のものでは、全て精密スリーブ4が離脱することは無く、大幅に不良率を低減できることが確認された。
更に、他の実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、金属ホルダ5の内周面に軸方向の凸部5cを周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設し、凸部5cの各幅の合計を金属ホルダ5の全周の30%にし、凸部5cの長さL3が、精密スリーブ4の長さL2の50%のものと、L2の40%のものを各5個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表7に示す。
Figure 0004192087
その結果、凸部5cの長さL1が、精密スリーブ4の長さの40%のものでは、金属ホルダ5による、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱したものが5個中1個であったのに対し、50%のものでは、全て精密スリーブ4が離脱することは無く、大幅に不良率を低減できることが確認された。
更に、他の実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、金属ホルダ5の内周面に軸方向の凸部5cを周方向に等間隔になるよう、120°毎に3箇所配設し、凸部5cの長さL3は精密スリーブ4の長さL2の50%にし、凸部5cの各幅の合計が金属ホルダ5の全周の5%、10%、30%、50%、70%のものを各1個用意した。
それぞれにおいて、光モジュール6を製作し、上記と同じ方法で挿入損失を測定した。
その結果を表8に示す。
Figure 0004192087
その結果、5%のものでは、金属ホルダ5による、精密スリーブ4の保持力が不十分になり、光コネクタ3を着脱した際、精密スリーブ4が、金属ホルダ5から離脱し、70%のものでは、精密スリーブ4の内径寸法が小さくなったため、光コネクタ3が挿入できなかったのに対し、10%〜50%では、全て光コネクタ3は正常に挿入することができ、大幅に不良率および、挿入損失が低減できることが確認された。
更に、他の実施例として、上記と同じ寸法、材質、組み立て方法で、金属ホルダ5による精密スリーブ4の保持力が50N、200N、500N、1000N、1500N、2000N、それぞれに、精密スリーブ4の内周面に凸部4cを設けていないもの、3箇所設けたもの、更に金属ホルダ5のスリット5aを3箇所とし、精密スリーブ4の凸部4cの位置を図11(a)に示すように、金属ホルダ5のスリット5aの範囲内にしたもの(実施例1)と、範囲外にしたもの(実施例2)を各1個用意した。
更に、同様に、上記金属ホルダ5にスリットではなく、内周面に凸部5cを3箇所設け、精密スリーブ4の凸部4cの位置を図14(a)にしめすように、金属ホルダ5の凸部5cの範囲外にしたもの(実施例3)と、範囲内にしたもの(実施例4)を各1個用意した。
それぞれにおいて、精密スリーブ4を金属ホルダ5に圧入する前後での、精密スリーブ
内径をピンゲージにて測定し、変化量を調べた。
Figure 0004192087
その結果、実施例2,4に比べて実施例1,3は内径の変化量、光コネクタの挿入性が
より良好になることがわかる。
すなわち実施例1の精密スリーブ4の凸部4cの位置を金属ホルダ5のスリット5aの範囲内にしたものと、実施例3の精密スリーブ4の凸部4cの位置を金属ホルダ5の凸部5cの範囲外にしたものでは、圧入する前後での精密スリーブ4の内径の変化は全くなく、光コネクタ3を正常に挿入することができた。
(a)は本発明の光レセプタクルの第1の実施形態を示す正面図である。(b)は同図の側面断面図である。 本発明の第1の実施形態による光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である。 (a)(b)(c)(d)は本発明の第1の実施形態による光レセプタクルのスリットの数と位置を示す正面図である。 (a)(b)は本発明の第1の実施形態による光レセプタクルのスリットの形状を示す側面図である。 (a)は本発明の光レセプタクルの第2の実施形態を示す正面図である。(b)は同図の側面断面図である。 本発明の第2の実施形態による光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である。 (a)(b)は本発明の第2の実施形態による光レセプタクルの凸部の数と位置を示す正面図である。 (a)(b)は本発明の第2の実施形態による光レセプタクルの凸部の形状を示す正面図である。 (a)は本発明の光レセプタクルの第3の実施形態を示す正面図、(b)は同図の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態による光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である。 (a)(b)は本発明の第3の実施形態による光レセプタクルの凸部の数と位置を示す正面図である。 (a)は本発明の光レセプタクルの第4の実施形態を示す正面図、(b)は同図の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態による光レセプタクルを用いた光モジュールを示す側面断面図である。 (a)(b)は本発明の第4の実施形態による光レセプタクルの凸部の数と位置を示す正面図である。 従来の光モジュールを示す側面断面図である。 挿入損失の測定方法を示す概念図である。
符号の説明
1:光レセプタクル
1b:ストッパー
1c:後端側
2:光素子
3:光コネクタ
3b:端面
4:精密スリーブ
4a:先端側
4b:後端側
4c:凸部
4d:凹部
5:ホルダ
5a:スリット
5b:先端側
5c:凸部
6:光モジュール
7:光ファイバ
7a:コア
8:レンズ
9:ケース
10:溶接部
11:フェルール
21:光レセプタクル
21a:先端側
21b:ストッパー
21c:後端側
22:光素子
23:光コネクタ
24:精密スリーブ
24a:先端側
25:ホルダ
26:光モジュール
27:光ファイバ
27a:コア
28:レンズ
29:ケース
30:溶接部
31:フェルール
40:パワーメーター
41:光ファイバ

Claims (5)

  1. 精密スリーブと、該精密スリーブが圧入固定される金属ホルダからなる光レセプタクルにおいて、上記金属ホルダの側面に軸方向のスリットを配設しており、上記スリットの長さを上記精密スリーブの長さ以上とし、上記スリットの各幅の合計を上記金属ホルダの全周の50%以下としたことを特徴とする光レセプタクル。
  2. 上記スリットを上記金属ホルダの周方向に等間隔で複数配設したことを特徴とする請求項1記載の光レセプタクル。
  3. 上記精密スリーブの内周面に軸方向の凸部を3箇所以上設けたことを特徴とする請求項1もしくは2記載の光レセプタクル。
  4. 上記精密スリーブの凸部と上記金属ホルダのスリットを同数とし、周方向に等間隔とし、上記精密スリーブの凸部の周方向の位置を上記金属ホルダのスリットの範囲内にしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の光レセプタクル。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の光レセプタクルを光素子を有するケースに取り付けたことを特徴とする光モジュール。
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