JP4192066B2

JP4192066B2 - 圧力計の取付装置

Info

Publication number: JP4192066B2
Application number: JP2003336145A
Authority: JP
Inventors: 尚志田中
Original assignee: CKD Corp
Current assignee: CKD Corp
Priority date: 2003-09-26
Filing date: 2003-09-26
Publication date: 2008-12-03
Anticipated expiration: 2023-09-26
Also published as: JP2005106474A

Description

この発明は、圧力計を制御盤等の取付パネルに取付けるための取付装置に関するものである。

特許文献１には、圧力計を取付け部材に取着し、その取付け部材とナット部材との間で取付パネルを挟み付けて、圧力計を取付パネルに取着する構成が開示されている。
実開昭６３−７３６２０号公報

特許文献１に記載された構成では、圧力計を収容した取付け部材を取付パネルに取着するので、取付けスペースが増大するという問題点がある。

この発明の目的は、取付けスペースの増大を防止し得る圧力計の取付装置を提供することにある。

請求項１では、圧力計のケースから突出される圧力入力軸の先端部にナット部材を螺合することにより、前記圧力計を取付パネルに固定する圧力計の取付装置において、前記圧力入力軸に支持される挟着板と前記ナット部材とで前記取付パネルを挟着して、前記圧力計を前記取付パネルに固定するとともに、前記圧力入力軸の基端部に四角軸部を形成し、前記挟着板には前記四角軸部を挿通可能とした四角孔を形成して、該挟着板を前記四角軸部で支持可能とした。

本発明によれば、取付けスペースの増大を防止し得る圧力計の取付装置を提供することができる。

（第一の実施の形態）
以下、本発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明する。図１に示す圧力計１１は、合成樹脂で有底円筒状に成形されたケース１２内にブルドン管にてなる圧力検出部が収納され、ケース１２の前面には針式の表示板１３が取着される。

ケース１２の底面１４から圧力入力軸１５が突出され、その圧力入力軸１５の中心部には圧力検出部に連通する連通孔１６が形成されている。そして、図示しない配管から連通孔１６を介して圧力検出部に被測定気圧が入力される。この圧力入力軸１５は、ステンレスあるいは黄銅等で形成される。

圧力入力軸１５の先端部は丸軸部として形成され、基端部は四角軸部として形成される。前記丸軸部にはネジ１７が刻設され、四角軸部の基端部には段差部１８が形成されている。前記段差部１８は、前記ケース１２の底面１４近傍部分を拡径することにより形成される。

前記圧力入力軸１５の四角軸部には、挟着板１９が嵌挿される。挟着板１９は、ケース１２の底面１４よりやや小径の円板として金属板で形成され、中央部に前記四角軸部を挿通可能とした四角孔２０が形成されている。前記四角孔２０は、段差部１８より小径に形成される。従って、図２に示すように、挟着板１９は段差部１８に当接するまで嵌挿可能であり、その状態でネジ２１によりケース１２の底面１４に固定されている。なお、ネジ２１は、ケース１２内まで螺入されて、圧力検出部をケース１２に固定するようになっている。

また、前記段差部１８の底面１４からの高さ及び挟着板１９の厚さは、段差部１８に支持された挟着板１９が、底面１４の外周部に形成される凸条２２より圧力入力軸１５の先端側に突出するように設定されている。

ナット部材２３は、合成樹脂で有蓋円筒状に形成され、その蓋部の中央部には、前記圧力入力軸１５のネジ１７に螺合可能としたネジ孔２４が形成されている。そして、ネジ孔２４にネジ１７を螺合すると、図２に示すように、ナット部材２３の開口縁が挟着板１９に対向するようになっている。

このように構成された圧力計１１を取付パネルに取付ける場合には、図２に示すように、あらかじめ挟着板１９を取着した圧力計１１の圧力入力軸１５を取付パネル２５にあらかじめ形成された取付孔２６に挿通する。

次いで、取付パネル２５の裏側からナット部材２３をネジ１７に螺合する。すると、取付パネル２５は挟着板１９とナット部材２３の開口縁との間に挟着されて、この結果圧力計１１が取付パネル２５に固定される。

上記のように構成された圧力切換弁では、次に示す作用効果を得ることができる。
（１）取付パネル２５の取付孔２６に挿通した圧力入力軸１５にナット部材２３を螺合することにより、圧力計１１を取付パネル２５に固定することができる。
（２）圧力計１１の圧力入力軸１５のみを取付パネル２５に挿通して、ナット部材２３で固定する構成であるので、特許文献１に開示された取付け部材を必要としない。従って、取付スペースの縮小を図ることができる。
（３）取付パネル２５を挟着板１９とナット部材２３との間に挟着することにより圧力計１１を取付パネル２５に固定することができる。このとき、取付パネル２５を挟着するための応力は、圧力入力軸１５の段差部１８のみで受けて、ケース１２に作用することはない。従って、ケース１２での歪みの発生を防止することができるので、被検出圧力の検出精度の低下を防止することができる。
（第二の実施の形態）
図３は、第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、前記第一の実施の形態に対し、挟着板を圧力計１１に取着する構成のみが相違し、その他の構成は同様である。

圧力入力軸１５の四角軸部の基端部両側面には、係止溝２７が形成される。挟着板２８は、圧力入力軸１５の軸心に対し直行する方向（図３においては下方）から前記係止溝に嵌挿可能とした嵌合部２９が形成されている。そして、嵌合部２９を係止溝２７に嵌合した状態でネジ２１によりケース１２の底面１４に固定されている。

このように形成された圧力計１１を取付パネル２５に取着すると、第一の実施の形態と同様に取付パネル２５を挟着板２８とナット部材２３との間に挟着可能である。そして、挟着動作により応力は係止溝２７で受けて、ケース１２に作用することはない。従って、第一の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。

上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・圧力入力軸１５の基端部にフランジ部を形成し、そのフランジ部とナット部材２３との間に取付パネルを挟着してもよい。

第一の実施の形態を示す分解斜視図である。第一の実施の形態を示す断面図である。第二の実施の形態を示す分解奢侈図である。

符号の説明

１１圧力計
１２ケース
１５圧力入力軸
２３ナット部材
２５取付パネル
１９，２８挟着板

Claims

圧力計のケースから突出される圧力入力軸の先端部にナット部材を螺合することにより、前記圧力計を取付パネルに固定する圧力計の取付装置において、
前記圧力入力軸に支持される挟着板と前記ナット部材とで前記取付パネルを挟着して、前記圧力計を前記取付パネルに固定するとともに、前記圧力入力軸の基端部に四角軸部を形成し、前記挟着板には前記四角軸部を挿通可能とした四角孔を形成して、該挟着板を前記四角軸部で支持可能としたことを特徴とする圧力計の取付装置。